JPH062371A - 鉄骨材と鉄筋との接合方法 - Google Patents
鉄骨材と鉄筋との接合方法Info
- Publication number
- JPH062371A JPH062371A JP19890992A JP19890992A JPH062371A JP H062371 A JPH062371 A JP H062371A JP 19890992 A JP19890992 A JP 19890992A JP 19890992 A JP19890992 A JP 19890992A JP H062371 A JPH062371 A JP H062371A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing bar
- screw coupler
- screw
- coupler
- welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接合部の品質の確保が容易で、施工能率の面
でも優れている鉄骨材と鉄筋との接合方法の提供。 【構成】 鉄骨材２の表面の所定位置に、正八角形のね
じカップラー５の一側面を当接して溶接６，７し、ねじ
カップラー５に鉄筋３の端部のねじ部を螺合し、この螺
合部にグラウト用モルタルを注入する。 【効果】 鉄筋が溶接時の熱影響を受けない。ねじカッ
プラーの両側の溶接部の開先角度が４５°で、溶接部に
おける応力の伝達が円滑である。ねじカップラーの溶接
を工場で行うことができる。
でも優れている鉄骨材と鉄筋との接合方法の提供。 【構成】 鉄骨材２の表面の所定位置に、正八角形のね
じカップラー５の一側面を当接して溶接６，７し、ねじ
カップラー５に鉄筋３の端部のねじ部を螺合し、この螺
合部にグラウト用モルタルを注入する。 【効果】 鉄筋が溶接時の熱影響を受けない。ねじカッ
プラーの両側の溶接部の開先角度が４５°で、溶接部に
おける応力の伝達が円滑である。ねじカップラーの溶接
を工場で行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨材と鉄筋との接合
方法に関するものである。
方法に関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来、例えば、鋼管コンクリート杭の鋼管
の上端部表面に杭頭部定着用の鉄筋を接合する場合のよ
うに、鉄骨材に鉄筋を接合する場合は、鉄骨材の表面に
鉄筋を所定長さ沿わせて直接溶接しているのが通例であ
るが、この接合方法は、鉄筋が熱影響を受けるし、接合
部の強度の確保も難しく、また、施工能率の面でも問題
がある。
の上端部表面に杭頭部定着用の鉄筋を接合する場合のよ
うに、鉄骨材に鉄筋を接合する場合は、鉄骨材の表面に
鉄筋を所定長さ沿わせて直接溶接しているのが通例であ
るが、この接合方法は、鉄筋が熱影響を受けるし、接合
部の強度の確保も難しく、また、施工能率の面でも問題
がある。
【０００３】
【発明の目的】本発明の目的は、接合部の品質の確保が
容易であり、また、施工能率の面でも優れている鉄骨材
と鉄筋との接合方法を提供することにある。
容易であり、また、施工能率の面でも優れている鉄骨材
と鉄筋との接合方法を提供することにある。
【０００４】
【発明の構成】本発明の鉄骨材と鉄筋との接合方法の構
成上の特徴は、鉄骨材の表面の所定位置に、正八角形の
ねじカップラーの任意の一側面を当接して溶接し、この
ねじカップラーに、鉄筋の端部に形成されたねじ部を螺
合し、その螺合部にグラウト用モルタルを注入する点に
ある。
成上の特徴は、鉄骨材の表面の所定位置に、正八角形の
ねじカップラーの任意の一側面を当接して溶接し、この
ねじカップラーに、鉄筋の端部に形成されたねじ部を螺
合し、その螺合部にグラウト用モルタルを注入する点に
ある。
【０００５】本発明で用いるねじカップラーは、正八角
形のため、その任意の一側面を鉄骨材の表面に当接した
ときに、両側にそれぞれ開先角度が４５°の突合せ溶接
部が形成される。
形のため、その任意の一側面を鉄骨材の表面に当接した
ときに、両側にそれぞれ開先角度が４５°の突合せ溶接
部が形成される。
【０００６】本発明では、ねじカップラーの溶接を工場
で行い、これに現場で鉄筋を接合するという施工態様を
採ることができる。
で行い、これに現場で鉄筋を接合するという施工態様を
採ることができる。
【０００７】
【図面による発明の説明】図１，図２は、本発明によ
り、鋼管コンクリート杭１の鋼管２の上端部表面に、杭
頭部定着用の鉄筋３を接合する場合の説明図であり、鉄
筋３は捨てコンクリート４の上方に杭頭部を包むように
して打設される基礎コンクリート中に埋め込まれるよう
になっている。
り、鋼管コンクリート杭１の鋼管２の上端部表面に、杭
頭部定着用の鉄筋３を接合する場合の説明図であり、鉄
筋３は捨てコンクリート４の上方に杭頭部を包むように
して打設される基礎コンクリート中に埋め込まれるよう
になっている。
【０００８】５は正八角形のねじカップラーであり、こ
のねじカップラー５の任意の一側面を鋼管２の上端部表
面の所定位置に当接して、その両側を溶接６するととも
に、更に必要に応じて鋼管２の上端とねじカップラー５
との間を溶接７するが、溶接７はねじカップラー５の下
端と鋼管２との間であってもよい。
のねじカップラー５の任意の一側面を鋼管２の上端部表
面の所定位置に当接して、その両側を溶接６するととも
に、更に必要に応じて鋼管２の上端とねじカップラー５
との間を溶接７するが、溶接７はねじカップラー５の下
端と鋼管２との間であってもよい。
【０００９】鉄筋３の端部に形成されたねじ部（鉄筋３
には端部のみでなく、全長に亙ってねじが形成されてい
てもよい）をねじカップラー５に螺合し、カップラーナ
ット８で締め付けた後、螺合部にねじカップラー５に穿
設した孔９を通してグラウト用モルタルを注入すれば接
合作業は終了である。
には端部のみでなく、全長に亙ってねじが形成されてい
てもよい）をねじカップラー５に螺合し、カップラーナ
ット８で締め付けた後、螺合部にねじカップラー５に穿
設した孔９を通してグラウト用モルタルを注入すれば接
合作業は終了である。
【００１０】第３図は、本発明により、大梁１０に埋設
されるＨ形鋼１１の上部フランジ１２に、小梁１３の上
ば主筋１４の端部を接合する場合を示しており、この施
工例のようにすると上ば主筋１４の端部の定着が簡単で
ある。
されるＨ形鋼１１の上部フランジ１２に、小梁１３の上
ば主筋１４の端部を接合する場合を示しており、この施
工例のようにすると上ば主筋１４の端部の定着が簡単で
ある。
【００１１】
【発明の効果】本発明は以上のようなものであるから、
次のような諸効果が期待できる。すなわち、鉄筋が溶接
時の熱影響を受けないので、従来法に比べて接合部の品
質が向上する。ねじカップラーの両側の溶接部の開先角
度が４５°であり、応力の伝達が円滑な溶接部を形成す
ることができる。ねじカップラーの溶接を工場で行うこ
とができるので、溶接部の品質の確保が容易であるのみ
ならず、溶接作業の能率が良く、工期の大巾短縮を図る
ことができる。
次のような諸効果が期待できる。すなわち、鉄筋が溶接
時の熱影響を受けないので、従来法に比べて接合部の品
質が向上する。ねじカップラーの両側の溶接部の開先角
度が４５°であり、応力の伝達が円滑な溶接部を形成す
ることができる。ねじカップラーの溶接を工場で行うこ
とができるので、溶接部の品質の確保が容易であるのみ
ならず、溶接作業の能率が良く、工期の大巾短縮を図る
ことができる。
【図１】本発明により鋼管コンクリート杭の鋼管に杭頭
部定着用の鉄筋を接合する場合の杭頭部の縦断面図であ
る。
部定着用の鉄筋を接合する場合の杭頭部の縦断面図であ
る。
【図２】同じく横断面図である。
【図３】本発明により大梁のＨ形鋼に小梁の主筋の端部
を接合する場合の梁接合部の断面図である。
を接合する場合の梁接合部の断面図である。
１：鋼管コンクリート抗、２：鋼管、３：鉄筋、４：捨
てコンクリート、５：ねじカップラー、６，７：溶接、
８：カップラーナット、９：孔、１０：大梁、１１：Ｈ
形鋼、１２：上部フランジ、１３：小梁、１４：上ば主
筋。
てコンクリート、５：ねじカップラー、６，７：溶接、
８：カップラーナット、９：孔、１０：大梁、１１：Ｈ
形鋼、１２：上部フランジ、１３：小梁、１４：上ば主
筋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保坂 勝久 東京都台東区台東１−２−１ 不動建設株 式会社内 (72)発明者 多田 竜男 東京都台東区台東１−２−１ 不動建設株 式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 鉄骨材の表面の所定位置に、正八角形の
ねじカップラーの任意の一側面を当接して溶接し、この
ねじカップラーに、鉄筋の端部に形成されたねじ部を螺
合し、その螺合部にグラウト用モルタルを注入すること
を特徴とする鉄骨材と鉄筋との接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19890992A JPH062371A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 鉄骨材と鉄筋との接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19890992A JPH062371A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 鉄骨材と鉄筋との接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH062371A true JPH062371A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=16398967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19890992A Pending JPH062371A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 鉄骨材と鉄筋との接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062371A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001182079A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Okabe Co Ltd | 鋼管杭の頭部に対する定着用鉄筋の固定構造及びその定着用鉄筋付きの鋼管杭 |
| JP4499888B2 (ja) * | 2000-06-28 | 2010-07-07 | 勝寛 田中 | 鋼管を有する杭と基礎スラブとの杭頭接合構造 |
| JP2018141356A (ja) * | 2018-05-14 | 2018-09-13 | センクシア株式会社 | 杭頭接合構造 |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP19890992A patent/JPH062371A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001182079A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Okabe Co Ltd | 鋼管杭の頭部に対する定着用鉄筋の固定構造及びその定着用鉄筋付きの鋼管杭 |
| JP4499888B2 (ja) * | 2000-06-28 | 2010-07-07 | 勝寛 田中 | 鋼管を有する杭と基礎スラブとの杭頭接合構造 |
| JP2018141356A (ja) * | 2018-05-14 | 2018-09-13 | センクシア株式会社 | 杭頭接合構造 |
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