JP3399917B2 - 鋼管柱と梁の接合構造 - Google Patents

鋼管柱と梁の接合構造

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信之 松本
富夫 山田
昭博 先森
衛 井澤
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Nippon Steel Corp
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Railway Technical Research Institute
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高架橋構造に関
し、特に、コンクリートを充填した鋼管柱を鉄筋コンク
リート製の梁に埋め込むようにした鋼管柱と梁の接合構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリートを充填した鋼管柱を鉄筋コ
ンクリート製の梁に埋め込むようにした構造は、強度や
耐久性を重要視した高架橋の構造として一般に採用され
ている。この鋼管柱と梁の接合構造では、梁に埋設され
た多数の鉄筋が、梁に埋め込まれた鋼管柱と位置的に重
なり合うことから、梁の鉄筋を鋼管柱に貫通させたり、
鉄筋を曲げて鋼管柱をかわすことにより、鋼管柱に重な
る部分の鉄筋の連続性を保ち、応力を梁全体に伝達する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、梁の鉄
筋量が比較的多い場合や、梁の断面積が比較的小さい場
合は、鉄筋を貫通させる方法では鋼管柱の断面欠損が大
きくなり、また鉄筋を曲げて鋼管柱をかわす方法では鉄
筋が輻輳することから、鉄筋の組立が困難になるという
問題が生じている。
【0004】本発明は、上記従来の鋼管柱と梁の接合構
造が有する問題点に鑑み、鋭意検討した結果、鋼管柱と
梁が重なる部分で、鉄筋定着プレートを介して鋼管柱を
かわすことにより、梁の鉄筋を鋼管柱に貫通させたり、
鉄筋を曲げて鋼管柱をかわしたりすることなく、鉄筋の
連続性を保ち応力を伝達することができる鋼管柱と梁の
接合構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の鋼管柱と梁の接合構造は、コンクリートを
充填した鋼管柱を、鉄筋コンクリート製の梁に埋め込む
ようにした鋼管柱と梁の接合構造において、縦梁と横梁
とが交差する鋼管柱の埋込部で梁の鉄筋を切除するとと
もに、鋼管柱の外周面に円孔を備えた鋼板からなる定着
プレートを溶接し、該定着プレートに縦梁と横梁の鉄筋
の端部を固着し、鋼管柱がない鋼管柱の頂部のエンドプ
レートの上方において、縦梁と横梁の主筋を交差して配
したことを特徴とする。
【0006】本発明の鋼管柱と梁の接合構造では、鋼管
柱と梁が重なる部分で梁の鉄筋を切除するとともに、鋼
管柱に溶接した定着プレートを介して梁の鉄筋を連結す
ることから、鉄筋を鋼管柱に貫通させたり、曲げて鋼管
柱をかわしたりすることなく、また、鋼管柱がない鋼管
柱の頂部のエンドプレートの上方において、縦梁と横梁
の主筋を交差して配筋したことと相俟って、鉄筋の連続
性を保つことができ、これにより、鋼管柱の断面欠損を
なくすとともに、輻輳を防いで鉄筋の組立を容易に行う
ことができる。
【0007】この場合において、定着プレートに雌ねじ
を有する継手部材を溶接するとともに、鉄筋の端部に雄
ねじを形成し、継手部材の雌ねじと鉄筋の雄ねじとを螺
合させるようにしたり、定着プレートに雌ねじを形成す
るとともに、鉄筋の端部に雄ねじを形成し、定着プレー
トの雌ねじと鉄筋の雄ねじとを螺合させることができ
る。
【0008】これにより、材料運搬や現場での組立作業
を容易にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鋼管柱と梁の接合
構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】図1〜図4に、本発明の鋼管柱と梁の接合
構造の一実施例を示す。この鋼管柱と梁の接合構造は、
コンクリートを充填した鋼管柱1を、鉄筋コンクリート
製の梁2、3に埋め込むようにしたものであり、鋼管柱
1は、縦梁2と横梁3とが交差する部分に埋め込まれて
いる。
【0011】鋼管柱1は、少なくとも図示される上部
が、鉄筋コンクリート製の梁2、3に埋め込まれて一体
となるとともに、梁2、3に埋め込まれる部分の中央付
近には、剪断力伝達用のリブ4が形成されている。
【0012】そして、鋼管柱1の埋込部では、梁2、3
の主筋5が予め切除されるとともに、鋼管柱1の外周面
には定着プレート6が溶接されており、この定着プレー
ト6には主筋5の端部が固着されている。
【0013】なお、鋼管柱1の頂部のエンドプレート1
2の上方では、鋼管柱1がないために、梁2、3の主筋
5は、図3に示すように通常通り配筋されている。
【0014】定着プレート6は、本実施例においては、
中央部に鋼管柱1が嵌挿される円孔を備えた八角形の鋼
板からなり、この円孔に鋼管柱1を嵌挿させることによ
り、鋼管柱1の全周を取り囲んだ状態で溶接されてい
る。
【0015】この場合において、定着プレート6には、
図5(A)に示すように、雌ねじ7を有する継手部材8
が溶接されるとともに、主筋5の端部には雄ねじ9が形
成され、継手部材8の雌ねじ7と主筋5の雄ねじ9とが
螺合することによって主筋5が定着プレート6に固着さ
れている。
【0016】また、このほか、図5(B)に示すよう
に、定着プレート6に雌ねじ7を直接形成し、この定着
プレート6の雌ねじ7に主筋5の雄ねじ9を螺合させる
ことも可能である。
【0017】なお、雄ねじ7は、主筋5の先端部のみ
に、例えば、雄ねじ部材を溶接すること等により形成す
ることも可能であるが、主筋5に全体に雄ねじが形成さ
れたねじ鉄筋を使用することも可能である。
【0018】さらに、梁2、3が完成品の場合等で主筋
5を回転することができない場合には、図6に示すよう
に、定着プレート6に溶接した雌ねじ7を有する継手部
材8(又は定着プレート6の雌ねじ7)と主筋5との間
に、雄ねじ部材10(この場合、雄ねじ部材には、両ね
じ又は片ねじを切ったものを選択的に用いることができ
る。)と雌ねじ7を有するナット部材11とからなる補
助接続具を介在させることによって、定着プレート6に
主筋5を固着することができる。
【0019】このように、この鋼管柱と梁の接合構造で
は、鋼管柱1と梁2、3とが重なる部分で梁2、3の主
筋5を切除するとともに、鋼管柱1に溶接した定着プレ
ート6を介して梁2、3の主筋5を連結することから、
従来のように主筋5を鋼管柱1に貫通させたり、曲げて
鋼管柱1をかわしたりすることなく、主筋5の連続性を
保つことができ、これにより、鋼管柱の断面欠損をなく
すとともに、輻輳を防いで鉄筋の組立を容易に行うこと
ができる。
【0020】さらに、定着プレート6に雌ねじ7を有す
る継手部材8を溶接するとともに、鉄筋5の端部に雄ね
じ9を形成し、継手部材8の雌ねじ7と鉄筋5の雄ねじ
9とを螺合させるようにしたり、定着プレート6に雌ね
じ7を形成するとともに、鉄筋5の端部に雄ねじ9を形
成し、定着プレート6の雌ねじ7と鉄筋5の雄ねじ9と
を螺合させることにより主筋5を定着プレート6に固着
させるようにした場合(さらに、雄ねじ部材10と雌ね
じ7を有するナット部材11等からなる補助接続具を介
在させる場合を含む。)には、鋼管柱と梁の接合におけ
る材料運搬や現場での組立作業をより容易にすることが
できる。
【0021】以上、本発明の実施例を説明したが、主筋
5は溶接によって定着プレート6に直接固着することも
可能であり、また、ねじ機構以外の機械的手段によって
も固着することが可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の鋼管柱と梁の接合構造によれ
ば、鋼管柱と梁が重なる部分で梁の鉄筋を切除するとと
もに、鋼管柱に溶接した定着プレートを介して梁の鉄筋
を連結することから、従来のように鉄筋を鋼管柱に貫通
させたり、曲げて鋼管柱をかわしたりすることなく、
た、鋼管柱がない鋼管柱の頂部のエンドプレートの上方
において、縦梁と横梁の主筋を交差して配筋したことと
相俟って、鉄筋の連続性を保つことができ、これによ
り、鋼管柱の断面欠損をなくして強度を確保するととも
に、輻輳を防いで鉄筋の組立を容易に行うことができ
る。
【0023】また、定着プレートに雌ねじを有する継手
部材を溶接するとともに、鉄筋の端部に雄ねじを形成
し、継手部材の雌ねじと鉄筋の雄ねじとを螺合させるよ
うにしたり、定着プレートに雌ねじを形成するととも
に、鉄筋の端部に雄ねじを形成し、定着プレートの雌ね
じと鉄筋の雄ねじとを螺合させることにより、鋼管柱と
梁の接合における材料運搬や現場での組立作業を容易に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼管柱と梁の接合構造の縦梁と直交す
る方向の断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】鉄筋と定着プレートの固着構造を示し、(A)
はその一例を示す断面図、(B)は他の例を示す断面図で
ある。
【図6】補助接続具を用いた鉄筋と定着プレートの固着
構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鋼管柱 2 縦梁 3 横梁 4 リブ 5 主筋 6 定着プレート 7 雌ねじ 8 継手部材 9 雄ねじ 10 雄ねじ部材 11 ナット部材 12 エンドプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 信之 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財 団法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 山田 富夫 大阪府大阪市此花区伝法4丁目3番55号 株式会社鴻池組内 (72)発明者 先森 昭博 大阪府大阪市此花区伝法4丁目3番55号 株式会社鴻池組内 (72)発明者 井澤 衛 東京都千代田区大手町1丁目1番3号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 金子 悦三 東京都千代田区大手町1丁目1番3号 住友金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−350228(JP,A) 特開 平8−27953(JP,A) 実開 昭62−146802(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/30 E01D 2/00 E04B 1/58 505

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートを充填した鋼管柱を、鉄筋
    コンクリート製の梁に埋め込むようにした鋼管柱と梁の
    接合構造において、縦梁と横梁とが交差する鋼管柱の埋
    込部で梁の鉄筋を切除するとともに、鋼管柱の外周面に
    円孔を備えた鋼板からなる定着プレートを溶接し、該定
    着プレートに縦梁と横梁の鉄筋の端部を固着し、鋼管柱
    がない鋼管柱の頂部のエンドプレートの上方において、
    縦梁と横梁の主筋を交差して配筋したことを特徴とする
    鋼管柱と梁の接合構造。
  2. 【請求項2】 定着プレートに雌ねじを有する継手部材
    を溶接するとともに、鉄筋の端部に雄ねじを形成し、継
    手部材の雌ねじと鉄筋の雄ねじとを螺合させたことを特
    徴とする請求項1記載の鋼管柱と梁の接合構造。
  3. 【請求項3】 定着プレートに雌ねじを形成するととも
    に、鉄筋の端部に雄ねじを形成し、定着プレートの雌ね
    じと鉄筋の雄ねじとを螺合させたことを特徴とする請求
    項1記載の鋼管柱と梁の接合構造。
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JP6349732B2 (ja) * 2014-01-09 2018-07-04 株式会社大林組 鉄筋コンクリート梁と鉄骨の柱又は鉄骨を備える柱との接合方法及び構造
CN108265824A (zh) * 2018-01-24 2018-07-10 西安建筑科技大学 一种装配式高延性混凝土梁柱节点及连接方法
CN108331261B (zh) * 2018-04-26 2023-10-20 华南理工大学建筑设计研究院有限公司 钢管高强混凝土剪力墙连梁纵筋锚固结构

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