JP5095967B2 - 柱梁仕口部の接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄筋コンクリート造の柱と梁が接合される柱梁仕口部の接合構造に関する。
一般に、鉄筋コンクリート造の柱と梁が接合される柱梁仕口部は、十分な接合強度を持たせるために、柱主筋及び梁主筋が柱梁仕口部内で分断することなく柱梁仕口部を貫通し、かつ柱梁仕口部内の柱主筋の外周を取り囲む剪断補強筋を所定の間隔で上下方向に配置した接合構造となっている。梁主筋は、コンクリート強度で決まる必要定着長が確保できれば分断されていてもよいが、一般的な柱寸法では十分な定着長を得ることは難しい。
図12の立断面図に示すように、工場等で事前に製作された既成コンクリートの梁部材200、202を柱梁仕口部Wにて柱204と接合する場合には、先ほどの接合構造の条件を満たすために、梁部材200の梁主筋206と梁部材202の梁主筋208を機械式継手210や溶接継手(不図示)で接合する必要がある。
しかし、機械式継手210は製品外形が大きいので、柱梁仕口部Wの狭いスペースでの取り付け作業が煩雑になり、製品コストも高くなってしまう。また、溶接継手の取り付けは、作業員が不安定な姿勢で行う狭いスペースでの溶接作業となるので、安定した溶接品質を確保することが難しい。
さらに、柱梁仕口部W内においても、柱204の柱主筋212の外周を取り囲む剪断補強筋214を所定の間隔で上下方向に配置しなければならない。
通常の施工では、梁部材200、202と柱204を接合するときに、剪断補強筋214の設置を行う。そして、柱梁仕口部W内に設けられる剪断補強筋214は、コ型やL型の鉄筋を組み合わせて閉鎖状にするので、鉄筋の重ね代部分を溶接しなければならない。しかし、この溶接作業も柱梁仕口部Wの狭いスペースで行わなければならないので、極めて施工性の悪い作業となってしまう。
特許文献1の柱梁接合部における配筋構造は、図13の立断面図に示すように、鉄筋コンクリートの柱216に鉄筋コンクリートの梁218、220が接合されたものである。また、柱216の柱主筋222の周りを取り囲むように、複数の補強筋224及び応力伝達筋226が設けられている。そして、接合部にはコンクリートが打設される。
また、図14の平断面図に示すように、梁218、220の梁主筋228、230の先端部には、定着ナットの端部に定着板が設けられた鉄筋定着具232が取り付けられている。そして、それぞれの鉄筋定着具232同士が向かい合うように、梁主筋228、230が配置されている。
よって、柱梁接合部で梁主筋同士を機械式継手や溶接継手等で接合する作業が不要となる。
しかし、柱梁接合部のコンクリートに発生する剪断力による破壊を防ぐために、柱梁接合部内の梁主筋付近には複数の補強筋224及び応力伝達筋226を設ける必要があり、この補強筋224及び応力伝達筋226の設置作業は、柱梁接合部内の狭いスペースでの煩雑な作業となってしまう。
特許文献2の柱と梁の接合構造は、図15(A)の平断面図に示すように、梁234、236が柱238を挟んで隣り合うように配置され、梁234の梁主筋は第1の梁主筋240と第2の梁主筋242によって、また、梁236の梁主筋は第1の梁主筋244と第2の梁主筋246によって構成されている。
第1の梁主筋240、244には、図15(A)のJ−J断面図である図15(B)に示すように、頭部M付き鉄筋が用いられ、第2の梁主筋242、246には、図15(A)のK−K断面図である図15(C)に示すように、端部を折り曲げたフックN鉄筋が用いられている。
隣り合うそれぞれの梁に設けられた第1の梁主筋240、244は、端部同士が柱梁接合部の水平方向の中間部近傍で向かい合わせとなるように配置されている。また、第2の梁主筋242、246も同様に、端部同士が接合部の水平方向の中間部近傍で向かい合わせとなるように配置されている。
また、柱238の柱主筋250の周りを取り囲むように上下方向に所定のピッチで帯筋252が配置されている。
そして、この柱梁接合部に繊維補強コンクリート248を打設することによって、柱238と梁234、236とが接合される。
よって、柱梁接合部のコンクリートに繊維補強コンクリート248を用いることにより、梁主筋の定着性、及び柱梁接合部の剪断耐力が向上するので、引用文献1の配筋構造に比べて柱の剪断補強筋(帯筋252)の数が少なくて済む。
しかし、第2の梁主筋242、246には、太い主筋の端部を折り曲げるといった面倒な加工が必要となる。また、柱梁接合部の中心部付近に、この第2の梁主筋242、246の端部が多数存在することになり、接合部が十分に簡素化されない。よって、接合部に設置される帯筋252の溶接作業等がやりにくい。
特開2005−171728号公報 特開2004−92051号公報
本発明は係る事実を考慮し、簡素化した接合構造によって柱と梁の接合作業を容易にし、かつ十分な接合強度を得ることができる柱梁仕口部の接合構造を提供することを課題とする。
第1態様の発明は、柱と交差する梁が前記柱と接合される鉄筋コンクリート造の柱梁仕口部の接合構造において、前記柱梁仕口部を構成する繊維補強コンクリートと、前記梁に設けられ、前記柱梁仕口部の上方及び下方に位置する端部が前記繊維補強コンクリートと一体となる梁主筋と、端面が互いに向かい合う前記梁主筋の端部に設けられた定着強化手段と、前記柱梁仕口部内の最上段に位置する前記梁主筋の上方、及び前記柱梁仕口部内の最下段に位置する前記梁主筋の下方のみ設けられ、前記柱に設けられた柱主筋の周囲を取り囲むとともに、前記梁主筋の端部に想定される前記繊維補強コンクリートの掻き出し破壊領域内に配置された剪断補強筋と、を備えることを特徴としている。
第1態様の発明では、交差する柱と梁が接合される鉄筋コンクリート造の柱梁仕口部は、繊維補強コンクリートで構成されている。また、梁に設けられた梁主筋の端部は、柱梁仕口部の上方及び下方の位置で繊維補強コンクリートと一体となっている。
梁主筋の端部には定着強化手段が設けられており、さらに、柱梁仕口部内の梁主筋の外側には、柱に設けられた柱主筋の周囲を取り囲む補強部材が備えられている。
また、両側から柱梁仕口部へ向う梁主筋の端面は、互いに向かい合っている。
そして、これらの接合構造によって柱と梁が接合されている。
よって、定着強化手段によって梁主筋の高い定着性を得ることができる。また、繊維補強コンクリートによってコンクリートの割裂強度が増し、補強部材によって梁主筋にかかる引張り力が低減されるので、繊維補強コンクリートと一体となっている梁主筋端部の定着長が柱せいの半分以下であっても、コンクリートが引張り方向に掻き出されて耐力を失う掻き出し破壊を防ぐことができる。また、繊維補強コンクリートによって柱梁仕口部に発生する剪断力による接合部剪断破壊を防ぐことができる。これらにより、柱梁仕口部の十分な接合強度を得ることができる。
また、柱梁仕口部の上方及び下方のみに梁主筋が設けられており、これらの梁主筋の間には補強部材が設けられていないので柱梁仕口部の接合構造を簡素化することができる。また、梁主筋端部の定着長が柱せいの半分以下であってもよいので、梁主筋の端面は向かい合っているだけで接合されていなくてよい。これらにより、柱と梁の接合作業を容易に行うことができる。
第2態様の発明は、前記定着強化手段は、前記梁主筋の端部に設けられた拡径部であることを特徴としている。
第2態様の発明では、定着強化手段が梁主筋の端部に設けられた拡径部となっているので、繊維補強コンクリート中における拡径部の抵抗力によって、梁主筋の高い定着性を得ることができる。
第3態様の発明は、前記定着強化手段は、端面が互いに向かい合う前記梁主筋の端部を取り囲むように配置された螺旋状の部材であることを特徴としている。
第3態様の発明では、定着強化手段が螺旋状の部材であり、端面が互いに向かい合う梁主筋の端部を取り囲むように、この螺旋状の部材が配置されている。
よって、螺旋状の部材によってコンクリートのひびわれを防止し、梁主筋の高い定着性を得ることができる。
第4態様の発明は、前記定着強化手段は、前記梁主筋の端部に設けられた拡径部と、端面が互いに向かい合う前記梁主筋の端部を取り囲むように配置された螺旋状の部材と、を備えることを特徴としている。
第4態様の発明では、第2態様第3態様を合わせた構成により、第2態様第3態様の効果が同時に発揮され、梁主筋のより高い定着性を得ることができる。
第5態様の発明は、前記柱及び前記梁の少なくとも一方は、既成コンクリートであることを特徴としている。
第5態様の発明では、柱及び梁の少なくとも一方に既成コンクリートを用いることによって、梁の品質及び施工効率が向上し、工期を短縮することができる。
第6態様の発明は、前記梁は、前記柱を中心として直交する4方向に設けられていることを特徴としている。
第6態様の発明では、梁が柱を中心として直交する4方向に設けられている場合においても、柱梁仕口部の十分な接合強度を得ることができる。
本発明は上記構成としたので、簡素化した接合構造によって柱と梁の接合作業を容易にし、かつ十分な接合強度を得ることができる。
図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造を説明する。
なお、本実施形態では、12本の柱主筋、及び16本の梁主筋が配筋された鉄筋コンクリート造の柱梁仕口部に本発明を適用した例を示すが、さまざまな配筋の鉄筋コンクリート造の柱梁仕口部に適用することができる。
まず、本発明の第1の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造10について説明する。
図1は第1の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造10の立断面図であり、図2は図1のA−A平断面図である。
図1、2に示すように、鉄筋コンクリートの梁14、16が柱梁仕口部Eで鉄筋コンクリートの柱12と接合され、梁14、16からなる梁と柱12が交差している。
図2に示すように、柱12には鉛直方向に延びる12本の柱主筋18が設けられており、柱12の周囲に等間隔で配筋されている。
梁14、16には、水平方向に延びる梁主筋20A〜20D、22A〜22Dが設けられ、これらの梁主筋の端部が柱梁仕口部E内に突出している。梁主筋20A〜20D、22A〜22Dは、それぞれの梁14、16の上方及び下方に各2段(1段に4本)ずつ配筋されている。すなわち、柱梁仕口部Eの上方及び下方に梁主筋の端部が位置し、柱梁仕口部Eには縦4段×横4本の合計16本の梁主筋が配置されている。
梁14、16は、工場等で事前に製作された既成コンクリートの梁であり、梁主筋20A〜20D、22A〜22D等を配筋して梁14、16のコンクリート打設が完了した後に現場まで搬送され、現場にて柱12と接合される。
図2に示すように、各梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端部には、定着強化手段としての鉄筋定着具28が設けられている。鉄筋定着具28は、定着ナット24と、定着ナット24の頭部に固定された拡径部としての定着板26とによって構成されている。
定着板26は円板状であり、定着ナット24の頭部には溶接によって固定されている。各梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの先端部は梁主筋表面の凹凸により雄ねじの役割りを果たすので、先端部に定着ナット24をねじ込むことによって梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端部に鉄筋定着具28が固定される。
図1に示すように、梁14、16は同じ高さに水平に配置されており、各鉄筋定着具28がそれぞれ対向している。すなわち、柱12の両側から柱梁仕口部Eへ向う各梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端面が、互いに向かい合うように配置されている。また、この端面の定着長さは、柱12の柱せいの1/2以下となっている。
補強部材としての剪断補強筋30が、柱梁仕口部E内の最上段に位置する梁主筋20A、22Aの上部に接し、柱主筋18の外周を取り囲むように取り付けられている。この剪断補強筋30は、図2に示すように、2つの閉鎖状の鉄筋30A、30Bを一部がラップするように上下に重ねて配置したものである。また、これと同様の剪断補強筋30が、柱梁仕口部E内の最下段に位置する梁主筋20D、22Dの下部に接し、柱主筋18の外周を取り囲むように取り付けられている。なお、剪断補強筋30の形状や配置は、図2に示すものに限らず、柱梁仕口部Eの剪断補強ができる一般的な剪断補強筋の形状や平面配置であればよい。
柱梁仕口部Eには繊維補強コンクリート32が打設され、これによって柱梁仕口部Eに位置する梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端部、鉄筋定着具28、柱主筋18、剪断補強筋30が、繊維補強コンクリート32と一体となる。
また、梁14、16内には、梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの周囲を取り囲む剪断補強筋36が水平方向に所定の間隔をおいて配筋され、柱梁仕口部Eを除く柱12内には、柱主筋18の周囲を取り囲む剪断補強筋38が鉛直方向に所定の間隔をおいて配筋されている。柱主筋18の上端にはスリーブ継手34が設けられており、これによって、柱主筋18と柱主筋18上方の柱主筋40とを接合する。柱梁仕口部Eを除く、梁14、16、及び柱12には、普通コンクリート42が打設される。なお、柱主筋18と柱主筋40との接合にスリーブ継手34を用いた例を示したが、これに限らずに、柱主筋18と柱主筋40とを接合できる手段であればよい。
次に、本発明の第1の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造10の施工手順について説明する。
まず、図3(A)に示すように、柱梁仕口部Eの下方位置に、柱12の下部を構成する既成コンクリートの柱12Bを施工する。このとき、柱梁仕口部Eには12本の柱主筋18が突出している。さらに、梁主筋20D、22Dの下部と接する位置に剪断補強筋30を取り付けておく。
そして、柱梁仕口部Eの上方から梁14、16が降ろされて、柱梁仕口部Eの両側にそれぞれ配置される。鉄筋定着具28は予め梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端部に取り付けておく。
次に、図3(B)に示すように、柱12上に梁14、16を同じ高さで水平に配置した状態で、剪断補強筋30を梁主筋20A、22Aの上部と接する位置に柱主筋18の外周を取り囲むように取り付ける。
次に、図3(C)に示すように、柱梁仕口部Eに繊維補強コンクリート32を打設する。
次に、図3(D)に示すように、繊維補強コンクリート32の打設が完了した後に、柱12の上部を構成する既成コンクリートの柱12Aを載置し、スリーブ継ぎ手34によって柱主筋18と柱主筋40を接合する。
そして、柱12と梁14、16との接合が完了する(図3(E))。
次に、本発明の第1の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造10の作用及び効果について説明する。
図1、2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造10では、梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端部に設けられた鉄筋定着具28の定着板26が、繊維補強コンクリート32中において梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの引き抜きに対して抵抗し、梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの高い定着性を得ることができる。
また、鉄筋定着具28は、各梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの先端部に定着ナット24をねじ込むことによって固定されるので、鉄筋定着具28を容易に固定することができ、柱12上に梁14、16を配置する前後のどのタイミングにおいてでも固定することができる。
また、柱梁仕口部Eに設けられた繊維補強コンクリート32によってコンクリートの割裂強度が増し、さらに、梁主筋20A、22Aの上部、及び梁主筋20D、22Dの下部に設けられた剪断補強筋30よって梁主筋20A〜20D、22A〜22Dにかかる引張り力が低減されるので、繊維補強コンクリート32と一体となっている梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端部の定着長が柱せいの半分以下であっても、コンクリートが引張り方向に掻き出されて耐力を失う掻き出し破壊を防ぐことができる。
また、この繊維補強コンクリート32によって柱梁仕口部Eに発生する剪断力による接合部剪断破壊を防ぐことができる。
これら鉄筋定着具28、繊維補強コンクリート32、及び剪断補強筋30の効果により、柱梁仕口部Eの十分な接合強度を得ることができる。
また、柱梁仕口部Eの上方及び下方のみに梁主筋20A〜20D、22A〜22Dが設けられており、梁主筋20B、22Bと、梁主筋20C、22Cとの間には補強部材が設けられていないので柱梁仕口部Eの接合構造を簡素化することができる。また、梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端部の定着長が柱せいの半分以下であってもよいので、梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端面は向かい合っているだけで接合されていなくてよい。これらにより、柱12と梁14、16の接合作業を容易に行うことができる。
なお、第1の実施形態では、柱梁仕口部Eを構成するコンクリートに繊維補強コンクリート32を設けた例を示したが、金属または剛性樹脂を原料とした短繊維の繊維補強材料を普通コンクリートに混入したものであればよく、必要とする引張強度、曲げ強度、耐衝撃強度、靭性、付着性等が得られれば、普通コンクリートの調合、繊維補強材料の種類、及び繊維補強材料の添加量は特定しない。
繊維補強材料としては、鋼繊維、ガラス繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ビニロン繊維、アラミド繊維、炭素繊維等を用いることができる。
繊維補強材料を鋼繊維とした場合には、コンクリートの設計基準強度Fを60N/mm程度、鋼繊維の添加量を体積比で1%程度とすることが好ましい。
また、鉄筋定着具28として、頭部に定着板26が固定された定着ナット24を用いた例を示したが、梁主筋の端部を拡径部としたものであればよく、例えば、鋳物で製作された定着具を用いて、これを梁主筋にねじ込んでもよく、また、梁主筋の端部を加熱して潰した圧接コブを定着具としたり、定着板26を梁主筋の端部に直接溶接したものでもよい。定着板26は、必要とする定着性が得られれば、どのような形状や大きさにしてもよい。梁主筋端部の断面積の5倍前後の面積を有する定着板であることが好ましい。
また、補強部材として剪断補強筋30を梁主筋20A、22Aの上部、及び梁主筋20D、22Dの下部に接するように設けた例を示したが、梁主筋20A〜20D、22A〜22Dにかかる引張り力を低減する十分な引張強度を有する材料及び形状であればよい。
必要な引張強度に応じて、剪断補強筋30の取り付ける量を増やしたり、梁主筋20A、22Aの下部、梁主筋20B、22Bの下部、梁主筋20C、22Cの上部、又は梁主筋20D、22Dの上部に剪断補強筋30を設けてもよいが、柱梁仕口部Eの接合構造を簡素化して接合作業をより容易にするためには、取り付ける剪断補強筋30の量を極力減らし、かつ梁主筋の外側に位置する梁主筋20A、22A上部、及び梁主筋20D、22D下部のみに取り付けるのがより好ましい。
このとき、剪断補強筋30は、梁主筋20A、22A上部、及び梁主筋20D、22D下部にできるだけ近い位置、すなわち、接するように取り付けた方が梁主筋20A〜20D、22A〜22Dにかかる引張り力を低減する効果をより発揮することができる。
また、柱12、梁14、16に普通コンクリート42を用いた例を示したが、繊維補強コンクリート等の各種のコンクリートを用いた柱、梁に対しても第1の実施形態の柱梁仕口部の接合構造10を適用することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造44について説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態の鉄筋定着具28の代わりにスパイラル補強筋46を用いたものである。したがって、以下の説明において、第1の実施形態と同じ構成のものは、同符号を付すると共に、適宜省略して説明する。
図4は第2の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造44の立断面図であり、図5は図4のB−B平断面図である。
端面が互いに向かい合う梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端部を取り囲むように、定着強化手段としての螺旋状の部材である円形のスパイラル補強筋46が設けられている。施工手順としては、図3(A)のときに、スパイラル補強筋46を配置した状態で、柱梁仕口部Eの上方から梁14、16を降ろすか、図3(B)のときにスパイラル補強筋46を配置すればよい。
スパイラル補強筋46の配置は、図6(A)に示すように、スパイラル補強筋46の軸48が梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの長手方向と平行になるように、スパイラル補強筋46を設ける方法のほかに、スパイラル補強筋46の軸48が梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの長手方向と直角かつ鉛直となるように、スパイラル補強筋46を設けた図6(B)や、スパイラル補強筋46の軸48が梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの長手方向と直角かつ水平となるようにスパイラル補強筋46を設けた図6(C)のようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造44の作用及び効果について説明する。
第2の実施形態では、第1の実施形態とほぼ同様の効果を得ることができ、また、スパイラル補強筋46によって、梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの端部付近の繊維補強コンクリート32のひびわれを防止し、梁主筋20A〜20D、22A〜22Dの高い定着性を得ることができる。
なお、第2の実施形態では、螺旋状の部材として円形のスパイラル補強筋46を用いた例を示したが、繊維補強コンクリート32のひびわれを防止することができる材料及び大きさであればよく、また、方形等の他の形状のスパイラル補強筋を用いてもよい。
また、第1と第2の実施形態を合わせて、図7(A)〜(C)に示すような、鉄筋定着具28とスパイラル補強筋46から構成される定着強化手段を用いてもよい。
この場合には、第1と第2の実施形態の効果が同時に発揮され、梁主筋20A〜20D、22A〜22Dのより高い定着性を得ることができる。
また、柱12を中心にして2方向に設けられた梁14、16に、第1及び第2の実施形態の柱梁仕口部の接合構造10、44を適用した例を示したが、柱12から1方向のみに設けられた梁、柱12を中心にして直交する4方向に設けられた梁、又はこの4方向の梁から1つ減らした3方向に設けられた梁に対しても、第1及び第2の実施形態の柱梁仕口部の接合構造10、44を適用することができる。
また、第1及び第2の実施形態では、梁14、16、柱12A、12Bを既成コンクリートとしたが、これらをすべて現場打ちコンクリートで施工してもよく、また、梁14、16、柱12A、12Bの少なくとも1つを既成コンクリートとし、他を現場打ちコンクリートで施工してもよい。
(実施例)
本発明の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造によって十分な接合強度が得られることを計算式を用いて示す。なお、本実施例では、鉄筋定着具28の定着強さについては計算を行わないが、十分な定着性を有する鉄筋定着具28が設けられているものとする。
図8には、柱梁仕口部の接合構造54の強度計算モデルが示されている。柱62と梁50、52が柱梁仕口部Rで接合されている。
梁50の上方及び下方には水平方向に延びる梁主筋56A、56B(不図示)が設けられ、梁52の上方及び下方には水平方向に延びる梁主筋58A(不図示)、58Bが設けられている。そして、これら梁主筋の端部が柱梁仕口部R内に突出している。
梁主筋56A、56B、58A、58Bは、それぞれの梁50、52の上方及び下方に1段(1段に2本)ずつ配筋されている。すなわち、柱梁仕口部Rの上方及び下方に梁主筋の端部が位置し、柱梁仕口部Rには縦2段×横2本の合計4本が配筋されている。
また、図9の立断面図に示すように、柱梁仕口部R内において梁主筋58Bの下方には剪断補強筋68が柱62の柱主筋70を取り囲むように設けられている。なお、説明の都合上、図9には梁主筋56A、56B、58Aが省略されているが、梁主筋56A、58Aの上方にも剪断補強筋68が設けられている。
また、柱梁仕口部Rは繊維補強コンクリート60によって構成され、梁主筋58Bの端部、剪断補強筋68、及び柱主筋70と一体となっている。
ここで、図8に示すように、梁50の外側端部に下向きの力Gが加えられ、梁52の外側端部に力Gと同じ大きさの上向きの力Gが加えられたときに、柱梁仕口部Rには繊維補強コンクリート60の掻き出し破壊と仕口部剪断破壊とが起こることが考えられる。
梁50、52の端部に力G、Gが加えられると、柱梁仕口部Rと梁50の接合面Sの上方、及び柱梁仕口部Rと梁52の接合面Uの下方には引張り力Pが作用し、接合面Sの下方、及び接合面Uの上方には圧縮力Qが作用する。
このとき、梁主筋56A、58Bの定着長さが短い場合には、引張り力Pによって繊維補強コンクリート60が掻き出されて耐力を失う掻き出し破壊64、66が起こる。
また、柱梁仕口部Rに、引張り力Pと圧縮力Qが作用することによって剪断力Dが発生し、過大な剪断力Dの場合には柱梁仕口部Rの繊維補強コンクリート60が壊れる仕口部剪断破壊が起こる。
よって、この掻き出し破壊と仕口部剪断破壊について、柱梁仕口部の接合構造の強度計算を行う。
まず、掻き出し破壊の強度計算例について示す。
図9の立断面図、及び図10の平断面図に示すように、掻き出し破壊に耐えることができる定着耐力Fusは、繊維補強コンクリート60が負担する耐力をT、剪断補強筋68が負担する耐力をT、柱軸力による補正係数をkとすると、式(1)によって求めることができる。
Figure 0005095967
繊維補強コンクリート60が負担する耐力Tは、式(2)によって求めることができる。
Figure 0005095967
式(2)のαはコンクリート負担分低減係数、βSFは繊維補強コンクリートを考慮した強度係数、Lは梁主筋58Bの端部の鉄筋定着長さ、bは柱の有効幅、jは梁断面応力中心間距離、Fはコンクリートの設計基準強度をそれぞれ示している。
柱の有効幅bは、式(3)に示すように、左右最外縁梁主筋幅bと左右最外縁梁主筋に対する柱側面かぶり厚さCe1、Ce2(但し、Ce1、Ce2≦0.8L)を足し合わせたものである。また、梁断面応力中心間距離jは、梁断面有効せいの7/8の長さとする。
Figure 0005095967
剪断補強筋68が負担する耐力Tは、式(4)によって求めることができる。
Figure 0005095967
式(4)のAは、図9に示す梁主筋58Bの先端部45度方向の投影位置に含まれる剪断補強筋68の断面積の合計、σwyは剪断補強筋68の降伏強度を示している。
よって、式(2)、(4)によって求めた値を式(1)に代入し、掻き出し破壊に耐えることができる定着耐力Fusを得る。そして、この定着耐力Fusよりも小さな引張り力Pが作用する条件下において、掻き出し破壊が起こらないことがわかる。
次に、仕口部剪断破壊の強度計算例について示す。
柱梁仕口部Rに発生する剪断力は、図11に示すような、2つのストラット72、74が存在するモデルを用いる。
柱梁仕口部Rに発生する剪断力Dは、全て柱梁仕口部Rに設けられた繊維補強コンクリート60によって負担されるので、ストラット72のせいをas1、ストラット74のせいをas2、柱梁仕口部Rの有効幅をbとすると、剪断強度Vjuは式(5)によって求めることができる。
Figure 0005095967
式(5)のσはストラットの応力度であり、繊維補強コンクリートを考慮した強度係数βSF、コンクリート有効圧縮強度係数ν、コンクリート円柱供試体圧縮強度σを掛け合わせた式(6)によって算出することができる。
Figure 0005095967
また、図11に示すように、柱せいをh、梁せいをh、梁主筋56A、56B、58A、58の埋込み長さをh"ca、梁主筋間距離をh"、柱主筋間距離をh"、ストラット72の傾斜角度をθ(=tan−1(h"/h"ca))、ストラット74の傾斜角度をθ(=tan−1(h"/h"))、ストラット72による剪断応力度をτ1max(=(σ/2)・sin2θ)、ストラット74による剪断応力度をτ2max(=(σ/2)・sin2θ)、柱の圧縮域深さa(=0.25h)、梁の圧縮域深さa(=0.25h)とすると、ストラット72のせいas1、ストラット74のせいas2はそれぞれ式(7)、(8)によって求めることができる。
Figure 0005095967
Figure 0005095967
よって、式(7)、(8)によって求めた値を式(5)に代入し、剪断強度Vjuを得る。そして、剪断強度Vjuよりも小さな剪断力Dが柱梁仕口部Rに作用した条件下において、仕口部剪断破壊が起こらないことがわかる。
ここで、柱梁仕口部の接合構造54に対して実用上の典型的な数値を挙げ、式(1)〜(8)を用いて計算を行った一例を示す。
まず、設計基準強度Fが60(N/mm)のコンクリートに、鋼繊維を体積比で1%添加した繊維補強コンクリート60の場合、コンクリート負担分低減係数αは0.70、繊維補強コンクリートを考慮した強度係数βSFは1.5となる。
また、図10に示す左右最外縁梁主筋幅bを260(mm)、柱側面かぶり厚さCe1、Ce2を共に295(mm)とすると、式(3)により、柱の有効幅bは850(mm)となる。
さらに、梁主筋58Bの端部の鉄筋定着長さLを450(mm)、梁断面応力中心間距離jを1090(mm)とし、これらの数値を式(2)に代入すると、耐力Tは1881(kN)となる。
そして、図9に示す梁主筋58Bの先端部45度方向の投影位置に含まれる剪断補強筋68の断面積の合計Aを2540(mm)、剪断補強筋68の降伏強度σwyを348(N/mm)とすると、式(4)により、耐力Tは619(kN)となる。
よって、柱軸力による補正係数kを1.0とすると、式(1)により掻き出し破壊定着耐力Fusは2500(kN)となり、2500(kN)よりも小さな引張り力Pが作用する条件下において、掻き出し破壊は起こらない。
次に、コンクリート有効圧縮強度係数νを0.43、コンクリート円柱供試体圧縮強度σを60(N/mm)とすると、式(6)によりストラットの応力度σは39(N/mm)となる。
また、図11に示す埋込み長さh"caを380(mm)、梁主筋間距離h"を980(mm)、柱主筋間距離h"を860(mm)とすると、ストラット72の傾斜角θ(=tan−1(h"/h"ca))は1.20(rad)、ストラット74の傾斜角θ(=tan−1(h"/h"))は0.85(rad)となるので、ストラット72の剪断応力度τ1max(=(σ/2)・sin2θ)は13.2(N/mm)、ストラット74の剪断応力度τ2max(=(σ/2)・sin2θ)は19.4(N/mm)となる。
さらに、図11に示す柱せいhを1000(mm)、梁せいhを1200(mm)とすると、柱の圧縮域深さa(=0.25h)は250(mm)、梁の圧縮域深さa(=0.25h)は300(mm)となるので、式(7)、(8)により、ストラット72のせいas1は158(mm)、ストラット74のせいas2は233(mm)となる。
そして、柱梁仕口部Rの有効幅bを625(mm)として、これまで求めた数値を式(5)に代入すると剪断強度Vjuは4367(kN)となる。
よって、4367(kN)よりも小さな剪断力Dが柱梁仕口部Rに作用した条件下において、仕口部剪断破壊が起こらないことがわかる。
このように、図8に示すモデルにおいて、2500(kN)以下の引張り力P及び4367(kN)以下の剪断力Dが作用する条件下において、本発明の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造を適用した場合に十分な接合強度が得られることがわかる。
なお、各値に他の数値を用いたり、図1、2に示した柱梁仕口部の接合構造10や図4、5に示した梁仕口部の接合構造44を強度計算モデルにした場合においても、同様の計算を行うことによって、柱梁仕口部の十分な接合強度が得られることがわかる。
本発明の第1の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造を示す立断面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造の施工手順を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る柱梁仕口部の接合構造を示す立断面図である。 図4のB−B断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るスパイラル補強筋の配置を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るスパイラル補強筋の配置を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る強度計算モデルを示す立面図である。 本発明の実施形態に係る強度計算モデルを示す立断面図である。 本発明の実施形態に係る強度計算モデルを示す平断面図である。 本発明の実施形態に係る強度計算モデルを示す立断面図である。 従来の柱梁仕口部の接合構造を示す立断面図である。 従来の柱梁接合部における配筋構造を示す立断面図である。 従来の柱梁接合部における配筋構造を示す平断面図である。 従来の柱と梁の接合構造を示す平断面図及び立断面図である。
符号の説明
10 柱梁仕口部の接合構造
12 柱
14 梁
16 梁
18 柱主筋
20 梁主筋
22 梁主筋
26 定着板(拡径部)
28 鉄筋定着具(定着強化手段)
30 剪断補強筋(補強部材)
32 繊維補強コンンクリート
44 柱梁仕口部の接合構造
46 スパイラル補強筋(定着強化手段)
E 柱梁仕口部

Claims (6)

  1. 柱と交差する梁が前記柱と接合される鉄筋コンクリート造の柱梁仕口部の接合構造において、
    前記柱梁仕口部を構成する繊維補強コンクリートと、
    前記梁に設けられ、前記柱梁仕口部内の上方及び下方に位置する端部が前記繊維補強コンクリートと一体となる梁主筋と、
    端面が互いに向かい合う前記梁主筋の端部に設けられた定着強化手段と、
    前記柱梁仕口部内の最上段に位置する前記梁主筋の上方、及び前記柱梁仕口部内の最下段に位置する前記梁主筋の下方にのみ設けられ、前記柱に設けられた柱主筋の周囲を取り囲むとともに、前記梁主筋の端部に想定される前記繊維補強コンクリートの掻き出し破壊領域内に配置された剪断補強筋と、
    を備えることを特徴とする柱梁仕口部の接合構造。
  2. 前記定着強化手段は、前記梁主筋の端部に設けられた拡径部であることを特徴とする請求項1に記載の柱梁仕口部の接合構造。
  3. 前記定着強化手段は、端面が互いに向かい合う前記梁主筋の端部を取り囲むように配置された螺旋状の部材であることを特徴とする請求項1に記載の柱梁仕口部の接合構造。
  4. 前記定着強化手段は、前記梁主筋の端部に設けられた拡径部と、
    端面が互いに向かい合う前記梁主筋の端部を取り囲むように配置された螺旋状の部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の柱梁仕口部の接合構造。
  5. 前記柱及び前記梁の少なくとも一方は、既成コンクリートであることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の柱梁仕口部の接合構造。
  6. 前記梁は、前記柱を中心として直交する4方向に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の柱梁仕口部の接合構造。
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