JPH06233097A - 留守録音機能付きファクシミリ装置 - Google Patents

留守録音機能付きファクシミリ装置

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JPH06233097A
JPH06233097A JP5019052A JP1905293A JPH06233097A JP H06233097 A JPH06233097 A JP H06233097A JP 5019052 A JP5019052 A JP 5019052A JP 1905293 A JP1905293 A JP 1905293A JP H06233097 A JPH06233097 A JP H06233097A
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Toru Onishi
亨 大西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 録音動作が行われた場合において、発信側か
ら音声メッセージがあるときには録音内容を残して、音
声メッセージがないときには録音内容を消す。 【構成】 着信後に、CPU24は、録音装置3のDS
P27を作動させて、音声応答メッセージの送出を行わ
せた後、録音動作を開始させる。録音動作時において、
CPU7は音声カウンタ18を作動させて、装置に入力
されてくる各種音声の時間を計測させる。又、CPU7
は、録音動作の開始後に、発信側からのCNG信号や無
音状態を検出すると、録音動作を停止させてファクシミ
リ動作に移行し、瞬断を検出すると、録音動作を停止さ
せて回線断する。録音動作が停止されたときに、CPU
7は、音声カウンタ18により計測された音声の時間の
長さが所定時間以下の場合には、録音内容を消去させ、
計測された音声の時間の長さが所定時間を越えている場
合には、録音内容をそのまま保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発信側からの音声メ
ッセージを録音する録音動作と、発信側との間で画デー
タを送受信するファクシミリ動作とが切換可能になった
留守録音機能付きファクシミリ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の留守録音機能付きファクシミリ
装置においては、留守/FAXモードで着信されると、
応答メッセージの送出を行った後、録音装置の動作を開
始するようになっている。また、この録音動作を開始し
ても、発信側から送信されてくるCNG信号等のファク
シミリ信号を検出すると、電話回線との接続を録音装置
側からファクシミリ装置本体側に切り換えて、ファクシ
ミリ通信を行うようになっている。そして、従来装置で
は、録音動作の開始後に、ファクシミリ動作に移行して
しまえば、どのような場合でも、その録音内容を消去す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記従来のフ
ァクシミリ装置においては、発信側からの音声メッセー
ジを伝えられてからファクシミリ通信が行われた場合で
も、録音内容が消去されてしまう。従って、このような
場合には、発信側からの音声メッセージを知ることがで
きず、不便であるという問題があった。
【0004】また、従来、録音動作の開始後にファクシ
ミリ動作に移行した場合に、録音内容を消去せずに、残
すようにすることも提案されている。ところが、このよ
うに構成した場合には、発信側から音声メッセージなし
でファクシミリ通信が行われた際に、1100HzのC
NG信号のみが録音されたり、或いは無音状態が録音さ
れたりして、再生時に不快であると共に、録音装置のメ
モリの容量が浪費されるという問題があった。
【0005】また、従来装置では、録音動作の開始後
に、発信側でオンフックした場合には、発信側からの音
声メッセージがあるか否かに係わらず、録音内容を消去
せずに残すようにしている。そのため、発信側で音声メ
ッセージなしでオンフックした場合には、無音状態の後
に例えば「ガチャ」というような瞬断音のみが録音され
ているということもあり、前述の場合と同じく、再生時
に不快であると共に、録音装置のメモリの容量が浪費さ
れるという問題があった。
【0006】つまり、従来装置においては、発信側から
の音声メッセージがあるか否かを判断するための手段を
有しておらず、そのために上記したような各種の問題が
生じるものであった。
【0007】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、録音動作が行われた場合において、発
信側から音声メッセージがあるときには録音内容を残す
ことができると共に、音声メッセージがないときには録
音内容を消すことができる留守録音機能付きファクシミ
リ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、発信側からの音声メッセージの録
音動作と画データの送受信動作とに切換可能で、録音内
容を消去する消去手段を備えた装置において、録音動作
時において入力されてくる音声の時間を計測する音声計
測手段を設け、前記消去手段は、その計測された音声の
時間の長さが所定時間以下の場合に、前記録音内容を消
去するように構成されているものである。
【0009】
【作 用】上記のように構成された留守録音機能付きフ
ァクシミリ装置において、着信すると、応答メッセージ
の送出が行われた後、録音動作が開始される。そして、
この録音動作時には、音声計測手段により、装置に入力
されてくる音声の時間が計測される。また、この録音動
作の開始後に、例えば発信側から送信されてくるCNG
信号等のファクシミリ信号が検出されると、録音動作が
停止されて、画データの送受信動作に移行される。ま
た、録音動作の開始後に、発信側でオンフックされた場
合にも録音動作が停止される。
【0010】そして、これらのようにして録音動作が停
止されたときに、前記計測された音声の時間の長さが所
定時間以下の場合には、発信側からの音声メッセージが
なかったものと見なされて、消去手段により録音内容が
消去される。また、計測された音声の時間の長さが所定
時間を越えている場合には、発信側からの音声メッセー
ジがあったと見なされて、録音内容がそのまま残され
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明を具体化した留守録音機能付
きファクシミリ装置の一実施例を、図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1に示すように、このファクシミリ装置
1は、ファクシミリ装置本体2と、録音装置3を設けた
付属電話機4と、NCU(ネットワークコントロールユ
ニット)6とを有している。ファクシミリ装置本体2
は、相手側との間で画データの送受信、即ちファクシミ
リ動作を行う。録音装置3は、発信側からの音声メッセ
ージの録音動作を行う。NCU6は、電話回線5との接
続を制御する。
【0013】ここで、前記ファクシミリ装置本体2につ
いて説明する。CPU(中央処理装置)7には、ファク
シミリ装置本体2全体の動作及びNCU6の動作を制御
するためのプログラムを記憶したROM(リードオンリ
メモリ)8、及び各種情報を一時的に記憶するRAM
(ランダムアクセスメモリ)9が接続されている。モデ
ム10は送受信データの変調、復調を行うとともに、相
手先の電話番号に対応したプッシュトーン信号(DTM
F)や、デジタル命令信号(DCS)及びデジタル識別
信号(DIS)等の発生、検出を行う。
【0014】又、モデム10内には、トーン発生回路1
1及びトーン検出回路12が設けられ、トーン発生回路
11は1100HzのCNG信号及び2100Hzの被
呼局識別信号(CED)等を発生する。そして、トーン
検出回路12は、図示しないバンドパスフィルタ、ゼロ
クロス検出回路、レベル検出回路より構成され、相手側
からのCNG信号やCED信号等の検出を行う。尚、こ
のトーン検出回路12は、相手側から送信されてくる各
種トーン信号等を検出すると、その信号の周波数やレベ
ルをデジタルデータとしてCPU7に出力する。そし
て、CPU7は、入力されたデータに基づいて、CNG
信号、CED信号、無音状態等を判断する。
【0015】又、前記CPU7には、原稿上の画像を読
み取るための読取部13、受信された画データ等に基づ
いて記録紙上に印刷を行うための記録部14、タイマ1
5、及び各種情報を表示するための表示部16が接続さ
れている。更に、このCPU7には、ブザー音を発生し
て、操作者に発信側からの着信を知らせるためのブザー
17、音声計測手段としての音声カウンタ18(後述す
る)、及びファクシミリ動作を開始させるためのスター
トキー等の操作キー(図示しない)が接続されている。
【0016】次に、前記付属電話機4について説明す
る。付属電話機4には、録音装置3を除いた電話機4全
体の動作を制御するためのダイヤルCPU21が設けら
れている。そのダイヤルCPU21には電話番号等を入
力するためのダイヤルキー22等が接続されている。
又、付属電話機4にはハンドセット23が接続されてい
る。
【0017】前記録音装置3には、同装置3全体の動作
を制御するためのCPU24が設けられ、付属電話機4
の留守録音に関連する動作は、このCPU24によって
制御される。又、CPU24はフォトカプラ25を介し
て前記ダイヤルCPU21に接続されるとともに、シリ
アル通信を行うためのバス(シリアルバス)26を介し
て前記ファクシミリ装置本体2のCPU7に接続されて
いる。そして、録音装置3のCPU24と、付属電話機
4のダイヤルCPU21及びファクシミリ装置本体2の
CPU7との間では、シリアル通信が行われるようにな
っている。
【0018】DSP(デジタルシグナルプロセッサー)
27は音声信号をデジタル処理するためのものであり、
アドレスバス28及びデータバス29を介して前記CP
U24に接続されている。このDSP27は、音声デー
タを符号化した状態で記憶するRAM30、及び音声デ
ータを符号化、復号化するための符号・復号化回路31
を有している。
【0019】又、この録音装置3のCPU24には、留
守/FAXモード(後述する)を設定、解除するための
留守キー32や、RAM30内に記憶された音声データ
を再生するための再生キー(図示しない)等の各種操作
キーが接続されている。
【0020】次に、前記NCU6について説明する。C
MLリレー36は電話回線5を、前記ファクシミリ装置
本体2のモデム10側と電話機4,37側とに選択的に
接続するために設けられている。尚、この電話機として
は、ファクシミリ装置1に一体的に設けられている前記
付属電話機4の他に、図示しないケーブルを介してファ
クシミリ装置1に接続可能な子電話機37が設けられて
いる。そして、ファクシミリ装置本体2のCPU7の制
御により、CMLリレー36がa接点側に切り換えられ
たときには、電話回線5が電話機4,37側に接続され
る。一方、CMLリレー36がb接点側に切り換えられ
たときには、電話回線5がトランス38を介してモデム
10側に接続される。
【0021】着信検出回路39はホトカプラを有してお
り、LED39aは前記CMLリレー36のa接点側に
接続され、ホトトランジスタ39bはファクシミリ装置
本体2のCPU7に接続される。そして、CPU7は、
ホトトランジスタ39bのオン/オフを監視し、電話回
線5上の16Hzの呼出信号の有無を検出する。第1及
び第2のオフフック検出回路40,41は前記付属電話
機4及び子電話機37に接続され、各電話機4,37の
オフフック状態(ハンドセットを取り上げた状態、及び
付属電話機4の場合は録音装置3の作動状態も含む)を
検出して、その検出結果をファクシミリ装置本体2のC
PU7に出力する。尚、付属電話機4側の第1のオフフ
ック検出回路40からの検出結果は、付属電話機4のダ
イヤルCPU21にも出力される。
【0022】直流電圧発生回路42は、電話機4,37
のオフフックを検出するために、同電話機4,37に所
定電流を供給するためのものであり、入力電圧として+
24Vが付与されている。即ち、電話機4,37がオフ
フックされると、同電話機4,37に供給される電流の
変化が前記オフフック検出回路40,41により検出さ
れる。そして、そのオフフック検出回路40,41によ
る電流変化の検出に基づいて、ファクシミリ装置本体2
のCPU7及び付属電話機4のダイヤルCPU21は、
オフフック状態を認識する。
【0023】又、例えば録音装置3の録音動作時に、相
手側でオンフックされて回線断されると、電話回線5上
を流れる電流の極性が反転されるが、その極性反転の瞬
間には電話回線5上の電流が断絶される。そして、この
極性反転の瞬間における電話回線5上の電流の断絶(以
下、瞬断という)は、第1のオフフック検出回路40に
より検出され、ファクシミリ装置本体2のCPU7は、
その瞬断の検出に基づいて、相手側でオンフックされた
ことを認識する。
【0024】又、前記直流電圧発生回路42は、電話機
4,37に対し、TELリレー43を介して電話回線5
と切換可能に接続されている。そして、ファクシミリ装
置本体2のCPU7の制御により、TELリレー43が
a接点側に接続されたときには、電話機4,37が電話
回線5側に接続される。一方、TELリレー43がb接
点側に接続されたときには、電話機4,37が直流電圧
発生回路42側に接続される。トランス44は電話機
4,37に接続され、その出力側は前記モデム10に接
続されている。
【0025】前述したように、このファクシミリ装置1
では、留守キー32の操作により、留守/FAXモード
の設定、解除が行われ、この留守/FAXモードが解除
されている状態では、装置の動作モードは電話/FAX
モードに設定されている。尚、いずれの動作モードにお
いても、装置の通信待機状態では、CMLリレー36及
びTELリレー43がa接点側に切り換え配置されてい
る。
【0026】即ち、留守/FAXモード設定時におい
て、電話交換機から16Hzの呼出信号が送信されてく
ると、ファクシミリ装置本体2のCPU7は、その呼出
信号を着信検出回路39を介して検出する。そして、C
PU7は、その呼出信号を所定回数(本実施例では2
回)検出すると、録音装置3のCPU24に着信指令信
号を送出して、同CPU24に着信を指示する。する
と、録音装置3のCPU24は回線を閉結した後、DS
P27を作動させて、RAM30内に予め録音されて記
憶保持されている音声応答メッセージのデータを読み出
させる。そして、DSP27は、その音声応答メッセー
ジのデータを符号・復号化回路31にて復号化して、N
CU6を介して電話回線5に送出する。
【0027】その後、音声応答メッセージの読み出しが
終了すると、録音装置3のCPU24は、DSP27の
録音動作を開始させるとともに、ファクシミリ装置本体
2のCPU7に録音開始信号を送出して、同CPU7に
録音開始を知らせる。そして、発信側から音声メッセー
ジが送信されてくると、DSP27はその音声メッセー
ジのデータを符号・復号化回路31にて符号化して、R
AM30内に記憶する。
【0028】尚、この実施例では、RAM30の最大録
音可能時間は20分となっており、1回の録音動作にお
ける最大録音時間は5分に設定されている。そして、発
信側からの音声メッセージのデータは、録音動作毎にR
AM30内に順次蓄積される。従って、1回の録音動作
における録音時間が短いほど、発信側からの音声メッセ
ージを録音できる回数が多くなる。
【0029】又、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、録音装置3のCPU24から録音開始信号を入力し
たとき、音声カウンタ18を作動させて、電話回線5を
介して装置に入力されてくる各種音声の時間を計測させ
る。尚、音声とは、発信側からの音声メッセージは勿
論、CNG信号の音や前記瞬断時に発生する例えば「ガ
チャ」というような瞬断音等のあらゆる音声を含む。
【0030】ここで、前述した音声の時間の計測方法に
ついて詳述する。図3に示すように、録音動作時におい
て、ファクシミリ装置本体2のCPU7は、1秒毎に区
切られたそれぞれの区間で、トーン検出回路12を介し
て音声を検出すると、音声カウンタ18を作動させてカ
ウントを行わせる。例えば、同図に示すように、1秒毎
に区切られた各区間において音声が全く存在しない場合
は、音声カウンタ18ではカウントが行われず、各区間
において音声が少しでも存在すれば、音声カウンタ18
ではカウントが行われる。従って、連続した1つの音声
が、複数の区間に跨がって存在するような場合には、音
声カウンタ18では音声が跨がって存在する区間毎に1
回ずつカウントが行われる。
【0031】以上のように、音声カウンタ18は、音声
が存在する区間の数をカウントするものであり、実際は
音声の時間を計測するものではないが、ここでは、音声
カウンタ18によるカウント値を音声の時間と見なして
いる。
【0032】又、図2に示すように、前記録音動作の開
始後に、トーン検出回路12を介して、発信側からのC
NG信号が2回検出されたり、録音動作開始から70秒
以内に無音状態が8秒間連続して検出されたりすると、
ファクシミリ装置本体2のCPU7は、CMLリレー3
6をa接点側からb接点側に切り換える。即ち、ファク
シミリ装置本体2のCPU7は、発信側がファクシミリ
装置であると判断して、電話回線5との接続を電話機
4,37側からモデム10側に切り換えて、所定のファ
クシミリ手順に従ったファクシミリ動作を開始させる。
更に、録音動作の開始後に、第1のオフフック検出回路
40を介して瞬断が検出されると、ファクシミリ装置本
体2のCPU7は、発信側でオンフックしたと判断して
回線断する。
【0033】又、この実施例では、ファクシミリ装置本
体2のCPU7、ROM8、RAM9、録音装置3のC
PU24、DSP27、及びDSP27内のRAM30
により、消去手段が構成されている。
【0034】即ち、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、録音装置3のCPU24から録音開始信号を入力し
たとき、タイマ15を作動させて7.5秒の計測を行わ
せる。そして、ファクシミリ装置本体2のCPU7は、
タイマ15による7.5秒の計測の間に、即ちDSP2
7の録音動作開始から7.5秒以内にCNG信号を2回
検出した場合には、録音装置3のCPU24に録音終了
・消去命令信号(以下、消去命令信号という)を送出す
る。
【0035】又、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、前記CNG信号を2回検出した時期が7.5秒を経
過している場合には、前記録音動作中に音声カウンタ1
8により計測されたカウント値に基づいて、DSP27
のRAM30内の録音内容を消去するか否かを判断す
る。つまり、CPU7は、音声カウンタ18のカウント
値が所定値(本実施例では5)以下の場合には、録音装
置3のCPU24に消去命令信号を送出し、カウント値
が6以上の場合には、録音装置3のCPU24に録音終
了命令信号を送出する。
【0036】又、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、前記8秒間の無音状態を検出した場合において、音
声カウンタ18のカウント値が所定値(本実施例では
2)以下の場合には、録音装置3のCPU24に消去命
令信号を送出し、カウント値が3以上の場合には、録音
装置3のCPU24に録音終了命令信号を送出する。
【0037】更に、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、前記瞬断を検出した場合において、音声カウンタ1
8のカウント値が所定値(本実施例では2)以下の場合
には、録音装置3のCPU24に消去命令信号を送出
し、カウント値が3以上の場合には、録音装置3のCP
U24に録音終了命令信号を送出する。
【0038】そして、録音装置3のCPU24は、前記
消去命令信号を入力すると、DSP27の録音動作を停
止させるとともに、この録音動作によってRAM30内
に記憶された録音データを消去する。又、同CPU24
は、前記録音終了命令信号を入力すると、DSP27の
録音動作を停止させ、この録音動作によってRAM30
内に記憶された録音データをそのまま保持する。
【0039】尚、詳細には説明しないが、留守/FAX
モードが解除されて、電話/FAXモードに設定されて
いる場合について説明する。ファクシミリ装置本体2の
CPU7は、電話交換機からの呼出信号を着信検出回路
39を介して2回検出すると、CMLリレー36をb接
点側に切り換え、発信側に疑似リングバックトーンを送
出するとともに、発信側からのCNG信号の検出を開始
する。そして、CNG信号が検出されて、発信側がファ
クシミリ装置であると判断された場合には、所定のファ
クシミリ手順に従ったファクシミリ動作に移行する。
【0040】又、疑似リングバックトーンの送出を所定
回行った時点で、未だCNG信号が検出されない場合
は、発信側が電話機であるかもしれないので、CPU7
はブザー17を作動させて、ブザー音を発生させる。そ
して、このブザー音に基づいて、付属電話機4或いは子
電話機37がオフフックされると、CMLリレー36が
a接点側に切り換えられて、発信側が電話機の場合は通
話が可能となる。尚、発信側がファクシミリ装置である
場合にオフフックされても、その後、発信側からCNG
信号等のファクシミリ信号が送出されてくると、ファク
シミリ動作に移行する。
【0041】次に、前記のように構成された留守録音機
能付きファクシミリ装置の作用を図2のタイミングチャ
ート及び図4〜図7のフローチャートに従って説明す
る。尚、図4〜図6のプログラムと図7のプログラムと
は、相互に関連して並行的に進行する。
【0042】さて、この留守録音機能付きファクシミリ
装置の受信時において、ファクシミリ装置本体2では、
CPU7の制御のもとで、図4〜図6のフローチャート
に示すような動作が行われる。尚、装置の動作モードは
留守/FAXモードに設定されており、この状態では、
CMLリレー36及びTELリレー43が図1に示すよ
うにa接点側に切り換え配置されている。
【0043】図4に示すように、電話交換機から電話回
線5を介して16Hzの呼出信号が送信されてきて、そ
の呼出信号が着信検出回路39を介して2回検出される
と、録音装置3のCPU24に対して、シリアルバス2
6を介して着信指令信号が送出され、着信が指示される
(ステップS1〜S2)。
【0044】その後、録音装置3による音声応答メッセ
ージの送出が終了して、録音装置3のCPU24から録
音動作開始を示す録音開始信号が入力されるのが待たれ
る(ステップS3)。尚、フローチャートには示してい
ないが、録音装置3のCPU24から録音開始信号が入
力されるまでの間に、付属電話機4又は子電話機37が
オフフックされると、録音装置3の動作が停止されて、
通話可能状態となる。
【0045】そして、前記ステップS3において、録音
装置3のCPU24から録音動作開始を示す録音開始信
号が入力されると、タイマ15が作動されて、7.5秒
の計測が開始される(ステップS4)。又、同時に、音
声カウンタ18が作動されて、音声の時間の計測が開始
される(ステップS5)。そして、タイマ15及び音声
カウンタ18が作動されてから、第1のオフフック検出
回路40により録音装置3のオンフックが検出されるま
での間には、図5及び図6に示す以下のような判断動作
が行われる。即ち、録音装置3が録音動作されている
間、CNG信号の2回検出の有無、8秒間の連続した無
音状態の有無、瞬断検出の有無、子電話機37及び付属
電話機4のハンドセット23のオフフックの有無、停止
キー(後述する)の操作の有無、及び録音装置3のオン
フックの検出の有無の判断動作が行われる(ステップS
6〜S12)。
【0046】以下、前述の判断動作を順に説明すると、
図5に示すように、先ずCNG信号が2回検出されたか
否かが判断され、CNG信号が2回検出された場合に
は、タイマ15が7.5秒以内か否かが判断される(ス
テップS6,S13)。この判断結果がイエスの場合、
即ち録音開始信号の入力から7.5秒以内にCNG信号
が2回検出された場合には、発信側から音声メッセージ
がなかったものと見なされて、録音装置3のCPU24
に消去命令信号が送出される(ステップS14)。又、
録音開始信号の入力から7.5秒を経過した後にCNG
信号が2回検出された場合には、音声カウンタ18のカ
ウント値が6以上か否かが判断される(ステップS1
5)。
【0047】そして、音声カウンタ18のカウント値が
6以上の場合には、発信側から音声メッセージがあった
ものと見なされて、録音装置3のCPU24に録音終了
命令信号が送出される(ステップS16)。又、カウン
ト値が5以下の場合には、発信側から音声メッセージが
なかったものと見なされ、前記ステップS14に移行さ
れて、録音装置3のCPU24に消去命令信号が送出さ
れる。
【0048】そして、これら消去命令信号及び録音終了
命令信号のうち何れか一方が送出されると同時に、CM
Lリレー36がb接点側に切り換えられて、電話回線5
がモデム10側に接続され、所定のファクシミリ手順に
従って、発信側からの画データを受信するファクシミリ
動作が開始される(ステップS17)。
【0049】即ち、発信側からのCNG信号が2回検出
されると、発信側がファクシミリ装置であると判断され
る。そして、発信側へのCED信号及びDIS信号の送
信や発信側からのDCS信号の受信等の所定のファクシ
ミリ信号のやりとりが行われた後に、記録部14が作動
されて、発信側から送信されてくる画データが記録紙上
に印刷される。ファクシミリ受信動作が終了されると、
回線断され、留守/FAXモードの状態で、通信待機状
態に戻る。
【0050】尚、CNG信号は、3秒の間隔をおいて
0.5秒間ずつ規則正しく、発信側から送出されてくる
ものである。そして、前述のCNG信号を2回検出する
とは、CNG信号を3秒の間隔をおいて連続して2回検
出するということである。即ち、CNG信号の周波数は
1100Hzであり、人の音声の周波数帯域はその11
00Hzの周波数を含む帯域である。従って、CNG信
号を1回検出しただけでは、それが人の音声の信号かC
NG信号かを確実に判断することができない。しかし、
CNG信号は3秒の間隔をおいて0.5秒間ずつ規則正
しく送出されてくるものであるのに対し、音声信号はラ
ンダムに送出されてくる。従って、1100Hzの信号
が3秒の間隔をおいて連続して2回検出されたら、この
信号は間違いなくCNG信号であり、発信側がファクシ
ミリ装置であると確実に判断できるので、ファクシミリ
動作に移行される。そして、1100Hzの信号の1回
目の検出から2回目の検出までの時間が、2.5〜6秒
の範囲外であると、この信号はCNG信号と判断されず
に、ファクシミリ動作に移行されない。
【0051】又、前記ステップS6において、CNG信
号が2回検出されない場合には、8秒間の連続した無音
状態が検出されたか否かが判断される(ステップS
7)。この判断結果がイエスの場合には、無音状態の検
出時期が、録音装置3のCPU24から録音開始信号が
入力されてから70秒以内か否かが判断される(ステッ
プS18)。そして、70秒を経過している場合には、
録音装置3のCPU24に録音終了命令信号が送出され
(ステップS19)、その後回線断されて、待機状態に
戻る。又、無音状態の検出時期が、録音開始信号の入力
から70秒以内の場合には、音声カウンタ18のカウン
ト値が3以上か否かが判断される(ステップS20)。
【0052】そして、音声カウンタ18のカウント値が
3以上の場合には、発信側から音声メッセージがあった
ものと見なされて、録音装置3のCPU24に録音終了
命令信号が送出され(ステップS21)、前記ステップ
S17に移行される。又、カウント値が2以下の場合に
は、発信側から音声メッセージがなかったものと見なさ
れて、録音装置3のCPU24に消去命令信号が送出さ
れ(ステップS22)、同じくステップS17に移行さ
れる。
【0053】即ち、連続して8秒の間、音声信号等が何
も検出されずに無音状態であるということは、発信側か
らの音声メッセージの送出が終了されたか、或いは音声
メッセージが無かったと判断される。そして、その無音
状態の検出時期が録音開始信号の入力から、即ち録音が
開始されてから70秒を経過している場合は、発信側で
は音声メッセージのみでファクシミリ通信が行われなか
ったと判断されて、録音装置3のCPU24に録音終了
命令信号が送出されて、回線断される。又、無音状態の
検出時期が、録音が開始されてから70秒以内の場合
は、発信側で音声メッセージを送出してから、或いは音
声メッセージ無しでファクシミリ通信が行われたと判断
される。そして、前記ステップS6において、CNG信
号が検出されなかったということは、発信側で手動送信
でファクシミリ通信が行われたため、CNG信号が検出
されなかったと判断されて、その後ファクシミリ動作に
移行される。
【0054】又、前記ステップS7において、無音状態
が検出されない場合には、図6に示すように、第1のオ
フフック検出回路40により瞬断が検出されたか否かが
判断される(ステップS8)。そして、瞬断が検出され
た場合には、音声カウンタ18のカウント値が3以上か
否かが判断される(ステップS23)。
【0055】そして、音声カウンタ18のカウント値が
3以上の場合には、発信側から音声メッセージがあった
ものと見なされて、録音装置3のCPU24に録音終了
命令信号が送出され(ステップS24)、その後回線断
されて待機状態に戻る。又、カウント値が2以下の場合
には、発信側から音声メッセージがなかったものと見な
されて、録音装置3のCPU24に消去命令信号が送出
され(ステップS25)、その後回線断されて待機状態
に戻る。
【0056】又、前記ステップS8において、瞬断が検
出されない場合には、第2のオフフック検出回路41か
ら子電話機37のオフフックの検出信号が入力されたか
否かが判断される(ステップS9)。そして、オフフッ
クの検出信号が入力された場合には、録音装置3のCP
U24に録音終了命令信号が送出されるとともに、通話
可能状態となる(ステップS26〜S27)。又、付属
電話機4のハンドセット23がオフフックされた場合に
は、録音終了命令信号が送出されることなく、通話可能
状態となる(ステップS10,S27)。
【0057】尚、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、第1のオフフック検出回路40からの検出信号に基
づいて、付属電話機4のオフフック状態を認識する。し
かし、第1のオフフック検出回路40は、ハンドセット
23が実際にオフフックされている状態だけでなく、録
音装置3が作動されている状態も、オフフック状態とし
て検出する。従って、ファクシミリ装置本体2のCPU
7では、その検出されたオフフック状態が、ハンドセッ
ト23のオフフックなのか録音装置3の作動によるオフ
フックなのか判断できない。
【0058】ここで、ハンドセット23のオン・オフフ
ック状態は、図示しないハンドセット置き部に設けられ
たフックスイッチのオン・オフに基づいて、ダイヤルC
PU21が検出して、録音装置3のCPU24に知らせ
るようになっている。そして、録音装置3のCPU24
は、ハンドセット23が取り上げられて、フックスイッ
チがオフされたことを知らされると、録音動作を停止さ
せ、その後通話可能状態となる。
【0059】従って、ステップS10のハンドセット2
3がオフフックされたか否かの判断動作は、実際は録音
装置3のCPU24で行われ、ファクシミリ装置本体2
のCPU7では行われないが、便宜上、このステップS
10で説明する。
【0060】そして、前記ステップS27において、発
信側が電話機の場合は、両者間で通話が行われ、その通
話終了後にファクシミリ通信を行いたい場合は、図示し
ないスタートキーを操作することにより、ファクシミリ
動作に移行される。又、発信側がファクシミリ装置の場
合は、CNG信号等のファクシミリ信号が送出されてく
ると、ファクシミリ動作に移行される。そして、通話や
ファクシミリ通信が行われた後、回線断されて、待機状
態に戻る。
【0061】又、前記ステップS9及びS10におい
て、オフフックが検出されない場合は、図示しない停止
キーが操作されたか否かが判断される(ステップS1
1)。尚、この停止キーはファクシミリ装置本体2のC
PU7に接続されているものであり、ファクシミリ動作
等を停止させるためのものである。そして、停止キーが
操作されると、録音装置3のCPU24に録音終了命令
信号が送出され(ステップS28)、その後回線断され
て、待機状態に戻る。
【0062】そして、前記ステップS6〜S11におい
て、CNG信号、無音状態、瞬断、電話機37,4のオ
フフック状態、及び停止キーの操作が検出されない状態
で、第1のオフフック検出回路40により録音装置3の
オンフックが検出されると(ステップS12)、回線断
されて、待機状態に戻る。例えば、録音動作中に最大録
音時間の5分が経過すると、録音装置3はオンフックさ
れる。そして、この録音装置3のオンフックが第1のオ
フフック検出回路40で検出されると、ステップS12
の判定がイエスとなり、回線断されて待機状態に戻る。
【0063】一方、前記ファクシミリ装置本体2の動作
に対応して、録音装置3では、CPU24の制御のもと
で、図7のフローチャートに示すような動作が行われ
る。即ち、ファクシミリ装置本体2のCPU7から着信
指令信号が入力されると(ステップS31)、DSP2
7が作動されて、RAM30内の音声応答メッセージの
データが読み出される。そして、その音声応答メッセー
ジのデータは符号・復号化回路31にて復号化されて、
NCU6及び電話回線5を介して発信側に送出される
(ステップS32)。
【0064】その後、音声応答メッセージの送出が終了
されると、DSP27の録音動作が開始されるととも
に、ファクシミリ装置本体2のCPU7に録音開始信号
が送出される(ステップS33〜S35)。そして、発
信側から音声メッセージが送信されてくると、その音声
メッセージのデータが符号・復号化回路31にて符号化
されて、RAM30内に記憶される。尚、発信側からC
NG信号が送信されてきたり、発信側でオンフックして
瞬断音が発生したりした場合には、これらCNG信号や
瞬断音も録音されてRAM30内に記憶される。
【0065】そして、録音動作開始から最大録音時間の
5分が経過する間に、ファクシミリ装置本体2のCPU
7から消去命令信号が入力されると、DSP27の録音
動作が停止されるとともに、この録音動作によってRA
M30内に記憶された録音データが消去される(ステッ
プS36〜S38)。そして、その後、待機状態に戻
る。
【0066】又、前記5分が経過する間に、録音終了命
令信号が入力されると、DSP27の録音動作が停止さ
れ、この録音動作によってRAM30内に記憶された録
音データはそのまま保持される(ステップS39〜S4
0)。そして、その後、待機状態に戻る。
【0067】又、前記5分が経過する間に、付属電話機
4のハンドセット23のオフフックがダイヤルCPU2
1を介して検出されると、ステップS40に移行される
(ステップS41)。そして、この場合は通話可能状態
となる。
【0068】そして、消去命令信号の入力、録音終了命
令信号の入力、或いはハンドセット23のオフフックの
検出が行われることなく、5分が経過すると、DSP2
7の録音動作が停止され、この録音動作によってRAM
30内に記憶された録音データはそのまま保持される
(ステップS42)。その後、待機状態に戻る。
【0069】以上のように、この実施例の留守録音機能
付きファクシミリ装置では、留守/FAXモード設定時
において、着信すると、録音装置3のDSP27が作動
されて、RAM30内の音声応答メッセージが発信側に
送出され、その後、録音動作が開始される。又、この録
音動作の開始後に、発信側からのCNG信号が2回検出
されたり、録音開始から70秒以内に無音状態が8秒間
連続して検出されたりすると、発信側がファクシミリ装
置であると判断されて、ファクシミリ動作に移行され
る。又、録音動作の開始後に、瞬断が検出されると、発
信側でオンフックしたと判断されて回線断される。
【0070】そして、前記CNG信号の検出時期が、録
音動作開始から7.5秒以内である場合には、発信側か
ら音声メッセージ無しでファクシミリ通信が行われたも
のとみなされて、録音動作が停止されるとともに、この
録音動作によってRAM30内に記憶された録音データ
が消去される。又、CNG信号の検出時期が、録音動作
開始から7.5秒を経過している場合には、前記録音動
作中に音声カウンタ18により計測されたカウント値に
基づいて、RAM30内の録音データを消去するか否か
が判断される。即ち、音声カウンタ18のカウント値が
5以下の場合には、発信側から音声メッセージ無しでフ
ァクシミリ通信が行われたものとみなされて、録音動作
が停止されるとともに、この録音動作によってRAM3
0内に記憶された録音データが消去される。又、カウン
ト値が6以上の場合には、発信側からの音声メッセージ
の後にファクシミリ通信が行われたものとみなされて、
録音動作が停止されるとともに、この録音動作によって
RAM30内に記憶された録音データがそのまま保持さ
れる。
【0071】即ち、録音動作開始から7.5秒以内とい
う短い時間でCNG信号が検出されるということは、発
信側からの音声メッセージがないと考えられる。そし
て、このような場合には録音内容が消去されるので、1
100HzのCNG信号のみが録音されたり、或いは無
音状態が録音されたりして、再生時に不快を感じるのを
確実に防止することができるとともに、録音装置3のR
AM30の記憶容量が浪費されるのを確実に阻止するこ
とができる。
【0072】又、録音動作開始から7.5秒以上という
長い時間でCNG信号が検出された場合において、音声
カウンタ18のカウント値が5以下の場合には、装置に
入力されてきた音声は2回のCNG信号のみで、発信側
からの音声メッセージはないと考えられる。例えば、発
信側が手動操作でCNG信号を送信するタイプの装置で
あった場合、発信者の操作タイミングが遅れると、発信
側からの音声メッセージがなくても、CNG信号の検出
に7.5秒以上かかることがある。しかし、このような
場合には録音内容が消去されるので、前記の場合と同じ
く、CNG信号のみが録音されたり、或いは無音状態が
録音されたりして、再生時に不快を感じるのを確実に防
止することができるとともに、録音装置3のRAM30
の記憶容量が浪費されるのを確実に阻止することができ
る。
【0073】又、録音動作開始から7.5秒以上という
長い時間でCNG信号が検出された場合において、音声
カウンタ18のカウント値が6以上の場合には、装置に
入力されてきた音声は2回のCNG信号に加えて、発信
側からの音声メッセージもあると考えられる。そして、
このような場合には録音内容が消去されずに残されるの
で、発信側からの音声メッセージを確実に知ることがで
き、音声メッセージがあるにもかかわらず録音内容が消
去されて不便になるということがない。
【0074】又、前記無音状態の検出時期が、録音動作
開始から70秒以内の場合において、音声カウンタ18
のカウント値が2以下の場合には、発信側から音声メッ
セージ無しで手動送信によりファクシミリ通信が行われ
たものとみなされる。そして、録音動作が停止されると
ともに、この録音動作によってRAM30内に記憶され
た録音データが消去される。又、カウント値が3以上の
場合には、発信側からの音声メッセージの後に手動送信
によりファクシミリ通信が行われたものとみなされて、
録音動作が停止されるとともに、この録音動作によって
RAM30内に記憶された録音データがそのまま保持さ
れる。
【0075】即ち、無音状態の検出時期が、録音動作開
始から70秒以内の場合において、音声カウンタ18の
カウント値が2以下の場合には、装置に入力されてきた
音声は殆どないと考えられる。そして、このような場合
には録音内容が消去されるので、無音状態が録音され
て、再生時に不快を感じるのを確実に防止することがで
きるとともに、録音装置3のRAM30の記憶容量が浪
費されるのを確実に阻止することができる。
【0076】又、無音状態の検出時期が、録音動作開始
から70秒以内の場合において、音声カウンタ18のカ
ウント値が3以上の場合には、発信側からの音声メッセ
ージが装置に入力されてきたと考えられる。そして、こ
のような場合には録音内容が消去されずに残されるの
で、発信側からの音声メッセージを確実に知ることがで
き、音声メッセージがあるにもかかわらず録音内容が消
去されて不便になるということがない。更に、前記瞬断
が検出された場合において、音声カウンタ18のカウン
ト値が2以下の場合には、装置に入力されてきた音声は
瞬断音のみで、発信側からの音声メッセージはないと考
えられる。そして、このような場合には、録音動作が停
止されるとともに、この録音動作によってRAM30内
に記憶された録音データが消去される。従って、発信側
で音声メッセージなしでオンフックした場合等のよう
に、無音状態の後に瞬断音のみが録音されて、再生時に
不快を感じるのを確実に防止することができるととも
に、録音装置3のRAM30の記憶容量が浪費されるの
を確実に阻止することができる。
【0077】又、瞬断が検出された場合において、カウ
ント値が3以上の場合には、装置に入力されてきた音声
は瞬断音に加えて、発信側からの音声メッセージもある
と考えられる。そして、このような場合には、録音動作
が停止されるとともに、この録音動作によってRAM3
0内に記憶された録音データがそのまま保持される。従
って、発信側からの音声メッセージを確実に知ることが
でき、音声メッセージがあるにもかかわらず録音内容が
消去されて不便になるということがない。
【0078】尚、この発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、
各部の構成を以下のように変更して具体化することも可
能である。 (1)タイマ15による7.5秒の計測を行わないよう
にして、CNG信号が2回検出された場合において、音
声カウンタ18のカウント値に基づいてのみ、録音内容
を消去するか否かを判断するように構成すること。 (2)前記実施例では、CNG信号が2回検出された場
合において、音声カウンタ18のカウント値が5以下の
場合に録音内容を消去するようにしているが、これを5
以外のカウント値に変更すること。又、前記実施例で
は、無音状態が検出された場合や、瞬断が検出された場
合において、音声カウンタ18のカウント値が2以下の
場合に録音内容を消去するようにしているが、これも同
様にして、2以外のカウント値に変更すること。 (3)タイマ15による計測時間を7.5秒間でなく、
他の適宜の時間に変更すること。 (4)無音検出時間を8秒以外の時間に変更すること。 (5)CNG信号が1回検出されたらファクシミリ動作
に移行するように構成すること。
【0079】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、録音動作が行われた場合において、発信
側から音声メッセージがあるときには録音内容を確実に
残すことができると共に、音声メッセージがないときに
は録音内容を消すことができ、CNG信号や瞬断音や無
音状態のみが録音されて、再生時に不快を感じたり、録
音装置のメモリの容量が浪費されたりすることを確実に
防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した留守録音機能付きファク
シミリ装置の一実施例を示すブロック回路図である。
【図2】そのファクシミリ装置の受信動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図3】音声カウンタによる音声の時間の計測動作を例
示する説明図である。
【図4】ファクシミリ装置の受信時における、ファクシ
ミリ装置本体の動作を示すフローチャートである。
【図5】ファクシミリ装置の受信時における、ファクシ
ミリ装置本体の動作を示すフローチャートである。
【図6】ファクシミリ装置の受信時における、ファクシ
ミリ装置本体の動作を示すフローチャートである。
【図7】ファクシミリ装置の受信時における、録音装置
の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2…ファクシミリ装置本体、3…録音装置、6…NC
U、7…消去手段を構成するCPU、8…消去手段を構
成するROM、9…消去手段を構成するRAM、18…
音声計測手段としての音声カウンタ、24…消去手段を
構成するCPU、27…消去手段を構成するDSP、3
0…消去手段を構成するRAM。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信側からの音声メッセージの録音動作
    と画データの送受信動作とに切換可能で、録音内容を消
    去する消去手段を備えた装置において、録音動作時にお
    いて入力されてくる音声の時間を計測する音声計測手段
    を設け、前記消去手段は、その計測された音声の時間の
    長さが所定時間以下の場合に、前記録音内容を消去する
    ように構成されている留守録音機能付きファクシミリ装
    置。
JP5019052A 1992-09-02 1993-02-05 留守録音機能付きファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP2546479B2 (ja)

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US08/114,002 US5442463A (en) 1992-09-02 1993-08-30 Facsimile machine having telephone answering function
FR9310456A FR2695280B1 (fr) 1992-09-02 1993-09-02 Télécopieur ayant une fonction de répondeur téléphonique.

Applications Claiming Priority (1)

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JPH06233097A true JPH06233097A (ja) 1994-08-19
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8443724B2 (en) 2009-07-17 2013-05-21 Mascoma Canada Inc. Process apparatus with output valve and operation thereof
US8561533B2 (en) 2009-07-17 2013-10-22 Mascoma Canada Inc. Compression apparatus and method
US8784072B2 (en) 2009-07-17 2014-07-22 Mascoma Canada Inc. Compression apparatus with variable speed screw and method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8561533B2 (en) 2009-07-17 2013-10-22 Mascoma Canada Inc. Compression apparatus and method
US8784072B2 (en) 2009-07-17 2014-07-22 Mascoma Canada Inc. Compression apparatus with variable speed screw and method

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