JPH0623144B2 - アミド化合物 - Google Patents

アミド化合物

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JPH0623144B2
JPH0623144B2 JP30543486A JP30543486A JPH0623144B2 JP H0623144 B2 JPH0623144 B2 JP H0623144B2 JP 30543486 A JP30543486 A JP 30543486A JP 30543486 A JP30543486 A JP 30543486A JP H0623144 B2 JPH0623144 B2 JP H0623144B2
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halogen atom
alkyl
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祥三 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な特定の一般式で示されるアミド化合物、
及びその製造方法に関する。また、本発明は上記化合物
を有効成分とする殺菌剤をも提供する。
(従来の技術) 従来、エテニルアミド誘導体としては、いくつかの化合
物が知られている。例えば、米国特許U.S.P.2,588,968
には、一般式 (但し、acylは飽和脂肪酸アシル基、ベンゾイル基、ナ
フトイル基、フロイル基、カルバミル基、N−アルキル
カルバミル基、アルキルスルホニル基、フェニルスルホ
ニル基を表わし、Rは水素原子、アルキル基を表わし、
nは1又は2を表わし、Yは水素原子、ヒドロキシ基、
ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、フルオロメチル
基、アミノ基、アルキルアミノ基、アシルアミノ基、カ
ルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル
基、N−アルキルカルバモイル基、アルキルスルホニル
基、スルホンアミド基、N−アルキルスルホンアミド基
を表わす。) で示されるα−アシルアミノスチレン化合物が、下記式
で示される如く、スチレン誘導体にトリクロロアミンを
作用させた後、さらに二段階の反応を経ることによって
はじめて合成され、該生成物が高分子合成用のモノマー
として有用であることが記載されている。
しかしながら、上記方法によってα−アシルアミノスチ
レン化合物を合成する際、原料となる種種の置換スチレ
ン誘導体の入手が難しく、かつ重合性に富み不安定であ
ること、またもう一方の主原料であるトリクロロアミン
についても爆発性等を有し、その取り扱いが難しいこ
と、さらには反応が多段階に及び煩雑であること、等の
理由によって上記反応を利用し種々のα−アミノスチレ
ン誘導体を合成することは極めて困難であった。従って
現在にいたるまでβ,β−ジ置換−α−アミノスチレン
誘導体の合成に関する報告は全く為されておらず、さら
に当然のことながら該誘導体に関する生理活性等の特異
的な分野における研究は皆無であった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、長年優れた生理活性を有する種種の広範
な化合物についての合成研究を続けてきた。近年エナミ
ン構造を有する特定の化合物、特にエテニルアミド化合
物に注目してその合成と生理活性について鋭意研究を行
なったところ、特定の新規なアミド化合物群が強い殺菌
活性を示し、殺菌剤として有効に使用し得ることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、一般式(I) (但し、Rは置換又は非置換のアリール基、或いは置
換又は非置換のヘテロアリール基を表わし、R及びR
は同種又は異種のアルキル基を表わし、Rは置換又
は非置換のアルキル基、置換又は非置換のアリール基、
置換又は非置換のヘテロアリール基、アルケニル基、ア
ルコキシカルボニル基、或いは置換又は非置換のシクロ
アルキル基を表わす。) で示されるアミド化合物及び該化合物を有効成分とする
殺菌剤を提供するものである。
詳しくは、本発明は次の一般式 〔但し、 Rは、それぞれ置換又は非置換のアリール基またはヘ
テロ原子として、酸素、窒素、又はイオウを含有する炭
素数4〜8で構成されるヘテロアリール基であって、こ
れらの置換基としては、炭素数1〜6のアルキル基、ハ
ロアルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、フェニ
ル基及びフェノキシ基(フェニル基及びフェノキシ基に
あっては、核にハロゲン原子、アルキル基を置換してい
てもよい)から選ばれる置換基である。
およびRは、それぞれ炭素数1〜6のアルキル
基。
は、それぞれ置換又は非置換のアリール基、ヘテロ
原子として酸素、窒素又はイオウを含有する炭素数4〜
8で構成されるヘテロアリール基、炭素数1〜12のア
ルキル基、炭素数2〜12のアルケニル基、アルコキシ
カルボニル基または炭素数3〜12のシクロアルキル基で
あって、これらの置換基としてはRがアルキル基の場
合ハロゲン原子、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、
アルキルチオ基、シアノ基、アルコキシカルボニル基、
アルキルカルボニルオキシ基、ハロアルキルカルボニル
オキシ基、フェニル基、アルキルフェニル基、ハロフェ
ノキシ基、アルキルフェノキシ基、ヘテロ原子として酸
素、窒素又はイオウを含有する炭素数4〜8で構成され
るヘテロアリール基、炭素数3〜10のシクロアルキル
基及び環内に酸素原子を含むシクロアルキル基より選ば
れる置換基であり、またRがアリール基の場合、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜6のアルキル基、ハロ
アルキル基、アルコキシ基及びフェノキシ基(この場合
核にハロゲン原子を置換していてもよい)より選ばれる
置換基であり、またRがヘテロアリールにあっては、
ハロゲン原子及び炭素数1〜6のアルキル基より選ばれ
る置換基であり、更にまたRがシクロアルキル基にあ
ってはハロゲン原子を置換基である。
をそれぞれ表わす。〕 で示されるアミド化合物及び該化合物を有効成分とする
殺菌剤を提供するものである。
本発明の前記一般式(I)中、Rで示される基として
は、非置換又は置換のアリール基又はヘテロアリール基
であれば特に限定されず使用できる。
一般に好適に使用される該置換基をより具体的に例示す
ると次のようなものがある。
前記非置換アリール基としては、フェニル、ナフチル、
アントラニル及びフェナンスレニル等のアリール基が挙
げられる。
また前記置換アリール基としては、メチルフェニル、ジ
メチルフェニル、エチルフェニル、ジエチルフェニル、
プロピルフェニル、ジプロピルフェニル、ブチルフェニ
ル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニル、メチル(エ
チル)フェニル、メチル(プロピル)フェニル、及びエ
チル(プロピル)フェニル等のアルキルフェニル基;フ
ルオロフェニル、ジフルオロフェニル、クロロフェニ
ル、ジクロロフェニル、ブロモフェニル、ヨードフェニ
ル、トリクロロフェニル及びクロロ(フルオロ)フェニ
ル等のハロフェニル基;メトキシフェニル、ジメトキシ
フェニル、トリメトキシフェニル、エトキシフェニル、
ジエトキシフェニル、プロポキシフェニル、及びブトキ
シフェニル等のアルコキシフェニル基;フェノキシフェ
ニル、(クロロフェノキシ)フェニル、(メチルフェノ
キシ)フェニル、(エトキシフェノキシ)フェニル及び
〔(クロロ)メチルフェノキシ〕フェニル等のフェノキ
シフェニル基;クロロ(メチル)フェニル、クロロ(エ
トキシ)フェニル、メチル(メトキシ)フェニル、メチ
ルチオフェニル、(トリフルオロメチル)フェニル、
(トリフルオロエチル)フェニル、(クロロメチル)フ
ェニル及びジフェニル等の置換フェニル基;メチルナフ
チル、ジメチルナフチル、エチルナフチル、クロロナフ
チル、ジクロロナフチル、メトキシナフチル、及びメチ
ルチオナフチル、等の置換ナフチル基等が挙げられる。
さらにまた前記非置換ヘテロアリール基としては、フリ
ル、チエニル、ピロリル、ピリジル、ピリミジル、ベン
ゾフリル、ベンゾチエニル、インドリル、キノリル、チ
アゾリル、ピラゾリル、ベンゾチアゾリル、チアジアゾ
リル、及びオキサゾリル等が挙げられる。また、前記置
換ヘテロアリール基としては、メチルフリル、ジメチル
フリル、エチルフリル、プロピルフリル、クロロフリ
ル、ブロモフリル、メトキシフリル、エトキシフリル、
プロポキシフリル、メチルチオフリル、及びエチルチオ
フリル、等の置換フリル基;メチルチエニル、エチルチ
エニル、プロピルチエニル、ブチルチエニル、フルオロ
チエニル、クロロチエニル、ブロモチエニル、ヨードチ
エニル、メトキシチエニル、エトキシチエニル、プロポ
キシチエニル、メチルチオチエニル、及びエチルチオチ
エニル、等の置換チエニル基;N−メチルピロリル、N
−エチルピロリル、メチル−N−メチルピロリル、クロ
ロ−N−エチルピロリル、メトキシ−N−メチルピロリ
ル、メトキシプロリル、エチルピロリル、及びクロロピ
ロリル等の置換ピロリル基;メチルピリジル、エチルピ
リジル、クロロピリジル及びメトキシピリジル等の置換
ピリジル基;メチルベンゾフリル、クロロベンゾフリ
ル、エトキシベンゾフリル、及びニトロベンゾフリル等
の置換ベンゾフリル基;エチルベンゾチエニル、フルオ
ロベンゾチエニル、及びメトキシベンゾチエニル、等の
置換ベンゾチエニル基;メチルキノリル、エチルキノリ
ル、クロロキノリル、及びメトキシキノリル等の置換キ
ノリル基;メチルチアゾリル基等が挙げられる。
また前記一般式(I)中のR及びRは同種又は異種の
アルキル基を示す。該アルキル基は特に限定されないが
一般には炭素原子数1〜6のアルキル基が好適に用いう
る。
該アルキル基は直鎖状もしくは分枝状のアルキル基のい
ずれでもよく、具体的に例示すればメチル基、エチル
基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル
基、iso−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基
等が挙げられる。
前記一般式(I)で示されるRは置換又は非置換のアル
キル基、置換又は非置換のアリール基、置換又は非置換
のヘテロアリール基、アルケニル基、アルキルカルボニ
ル基、或いは置換又は非置換のシクロアルキル基であ
る。
該Rのうちアルキル基は炭素原子数1〜12のアルキ
ル基が、アルケニル基は炭素原子数2〜12のアルケニル
基が、またシクロアルキル基は炭素原子数3〜8のシク
ロアルキル基が最も好適に使用出来る。
上記アルキル基は、前記R及びRで具体的に例示し
たものが好適であり、これらの他に例えば、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基等が好適である。
また上記アルキル基は該アルキル基を構成する1個又は
2個以上を置換可能な置換基で置換されていてもよい。
該置換基は特に限定されず公知のものから選びうるが、
工業的な製法からは特に下記のものが好適である。例え
ば、ハロゲン原子;炭素原子数1〜6のアルコキシ基;
炭素原子数1〜6のアルキルチオ基;シアノ基;炭素原
子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキ
シ基、炭素原子数1〜6のアルキルチオ基又はハロゲン
原子で置換された又は置換されていないフェノキシ基;
炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のア
ルコキシ基、炭素原子数1〜6のアルキルチオ基、又は
ハロゲン原子で置換された又は置換されてないフェニル
基;炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6
のアルコキシ基又はハロゲン原子で置換された又は置換
されてないヘテロアリール基;炭素原子数3〜12のシ
クロアルキル基;炭素原子数2〜6のヘテロシクロアル
キル基;炭素原子数1〜6のアルコキシカルボニル基;
ハロゲン原子で置換された又は置換されてない炭素原子
数1〜6のアルキルカルボニルオキシ基;炭素原子数2
〜6のアルケニルオキシ基;炭素原子数2〜6のアルキ
ニルオキシ基等が挙げられる。
上記ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素
原子、及び沃素原子が挙げられる。また、該アルコキシ
基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
ブトキシ基、ペンチルオキシ基、及びヘキシルオキシ基
等が好適である。また、該アルキルチオ基としては、メ
チルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチ
オ基、ペンチルチオ基、及びヘキシルチオ基等が好適で
ある。
また、Rの置換アルキル基の置換基としての置換フェ
ノキシ基、置換フェニル基、置換ヘテロアリール基に於
ける置換基である、アルキル基、アルコキシ基、アルキ
ルチオ基、ハロゲン原子は上記と同じものが好適であ
る。
また、非置換のヘテロアリール基としてはRで具体的
に例示したものが好適である。上記炭素原子数3〜12
のシクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボルニ
ル、及びアダマンチル等が好適である。さらに上記炭素
原子数2〜6のヘテロシクロアルキル基としては、テト
ラヒドロフリル、テトラヒドロチエニル、ピロリジル、
テトラヒドロピロリル、テトラヒドロチオピリル及びピ
ペリジル等が好適である。
上記アルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル
基、ブトキシカルボニル基、及びペントキシカルボニル
基等が好適である。
上記アルキルカルボニルオキシ基としては、メチルカル
ボニルオキシ基、エチルカルボニルオキシ基、プロピル
カルボニルオキシ基、ブチルカルボニルオキシ基、ペン
チルカルボニルオキシ基、(クロロメチル)カルボニル
オキシ基、(ブロモエチル)カルボニルオキシ基、(フ
ルオロプロピル)カルボニルオキシ基、(ジクロロプロ
ピル)カルボニルオキシ基及び(トリフルオロブチル)
カルボニルオキシ基等が具体的に挙げられる。
上記アルケニルオキシ基としては、エテニルオキシ基、
プロペニルオキシ基、ブテニルオキシ基、ペンテニルオ
キシ基、及びヘキセニルオキシ基等が好適である。また
上記アルキニルオキシ基としては、エチニルオキシ基、
プロピニルオキシ基、ブチニルオキシ基、ペンチニルオ
キシ基、及びヘキシニルオキシ基等が好適である。
特に好適な置換されたアルキル基をより具体的に例示す
れば下記の通りである。例えば、フルオロメチル、トリ
フルオロメチル、クロロメチル、トリクロロメチル、ク
ロロエチル、ブロモエチル、フルオロプロピル、クロロ
プロピル、クロロブチル、ブロモペンチル、及びクロロ
ヘキシル等の直鎖状又は分枝状ハロアルキル基;メトキ
シメチル、メトキシエチル、ジメトキシエチル、メトキ
シプロピル、メトキシブチル、メトキシペンチル、メト
キシヘキシル、エトキシメチル、エトキシエチル、ジエ
トキシエチル、エトキシプロピル、ジエトキシプロピ
ル、エトキシブチル、プロポキシメチル、プロキシエチ
ル、プロポキシプロピル、プロポキシブチル、ブトキシ
メチル、ブトキシエチル、ブトキシプロピル、ブトキシ
ブチル、及びペントキシエチル等の直鎖状又は分枝状ア
ルコキシアルキル基;メチルチオメチル、メチルチオエ
チル、メチルチオプロピル、エチルチオメチル、エチル
チオエチル、エチルチオブチル、及びプロピルチオエチ
ル等のアルキルチオアルキル基;シアノエチル、シアノ
プロピル、及びシアノブチル等のシアノアルキル基;フ
ェノキシメチル、フェノキシエチル、(メチルチオフェ
ノキシ)メチル、(ブロモフェノキシ)エチル、(クロ
ロフェノキシ)エチル、(メチルフェノキシ)エチル、
(プロポキシフェノキシ)エチル、及び〔クロロ(メチ
ル)フェノキシ〕プロピル等のフェノキシアルキル基;
フェニルメチル、フェニルエチル、フェニルプロピル、
(メチルフェニル)メチル、(エチルチオフェニル)メ
チル、及び(クロロフェニル)プロピル等のフェニルア
ルキル基;チエニルメチル、チエニルエチル、メトキシ
チエニルメチル、フリルメチル、フリルエチル、クロロ
フリルメチル、ピリジルメチル、ピロリルエチル、ピラ
ゾリルメチル、ピラゾリルエチル、及びイミダゾリルエ
チル等のヘテロアリールアルキル基;シクロプロピルメ
チル、シクロプロピルエチル、シクロブチルメチル、シ
クロヘキシルエチル、(シクロプロピル)クロロメチ
ル、(ノルボルニル)ブロモメチル、(アダマンチル)
ブロモメチル等のシクロアルキルアルキル基;テトラヒ
ドロフリルメチル、テトラヒドロフリルエチル、メチル
テトラヒドロフリルエチル、ピロリジルエチル、ピペリ
ジルエチル、テトラヒドロチエニルメチル及びテトラヒ
ドロチエニルエチル等のヘテロシクロアルキルアルキル
基;メトキシカルボニルメチル、メトキシカルボニルエ
チル、エトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニル
エチル、プロポキシカルボニルエチル、エトキシカルボ
ニルプロピル及びブトキシカルボニルプロピル等のアル
コキシカルボニルアルキル基;メチルカルボニルオキシ
メチル、メチルカルボニルオキシエチル、メチルカルボ
ニルオキシプロピル、エチルカルボニルオキシメチル、
エチルカルボニルオキシエチル、エチルカルボニルオキ
シプロピル、プロピルカルボニルオキシエチル、(クロ
ロメチル)カルボニルオキシメチル、(クロロメチル)
カルボニルオキシエチル、(クロロエチル)カルボニル
オキシエチル、及び(フルオロエチル)カルボニルオキ
シエチル等のアルキルカルボニルオキシアルキル基;プ
ロペニルオキシメチル、プロペニルオキシエチル、ブテ
ニルオキシメチル、及びブテニルオキシプロピル等のア
ルケニルオキシアルキル基等が挙げられる。
前記一般式中、R4で示される置換又は非置換のアリー
ル基、及び置換又は非置換のヘテロアリール基として
は、前記R1で具体的に例示したものが好適である。ま
た上記アルケニル基としては、エテニル、プロペニル、
ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、及びオクテニル等
の各種位置異性体のアルケニル基が挙げられる。
また前記一般式(I)中のR4で示されるアルコキシカルボ
ニル基は特に限定されない。一般には炭素原子数2〜6
のアルコキシカルボニル基が好ましい。該アルコキシカ
ルボニル基としては例えば上記置換アルキル基で具体的
に例示したアルキルカルボニル基が好適に使用出来る。
前記一般式(I)中、R4で示される非置換シクロアルキル
基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオク
チル等のシクロアルキル基が挙げられる。また置換シク
ロアルキル基としては、(メチル)シクロプロピル、
(ジメチル)シクロプロピル、(エチル)シクロプロピ
ル、(プロピル)シクロプロピル、(メチル)シクロブ
チル、(エチル)シクロペンチル、(エチル)シクロヘ
キシル、(クロロ)シクロプロピル、(ジクロロ)シク
ロプロピル、(ブロモ)シクロブチル、(フルオロ)シ
クロペンチル等が挙げられる。
以上列挙した基を有する化合物には多くの場合、種々の
位置異性体が存在するが、特に限定されず本発明に供す
ることができる。例えばメチルフェニル基としては、o
−メチルフェニル基、m−メチルフェニル基、及びp−
メチルフェニル基が挙げられ、ブチル基としてはn−ブ
チル基、sec−ブチル基、及びtert−ブチル基が挙げら
れる。
さらにまた、置換基は以上の具体例に限定されるもので
はなく、本発明の製造方法によって目的物のアミド化合
物が得られるものであれば必要に応じて適宜選択して使
用できる。
本発明の前記一般式(I)で示される化合物の構造は、次
の手段により確認することができる。
(イ) 赤外吸収スペクトル(ir)を測定することにより320
0cm-1付近にアミドのN−H結合に基づく吸収、3200〜2
800cm-1付近にCH結合に基づく吸収、及び1700〜1640cm
-1付近にアミドのカルボニル基に基づく強い吸収、を観
察することができる。。
(ロ) 質量スペクトル(ms)を測定し、観察される各ピー
ク(一般にはイオン分子量mをイオン荷電数eで除した
m/eで表わされる質量数)に相当する組成式を求めるこ
とにより、測定に供した化合物の分子量ならびに該分子
内における各原子団の結合様式を知ることができる。す
なわち、測定に供した試料を一般式 で表わした場合、一般に分子イオンピーク(以下M
略記する)が観察されるため、測定に供した化合物の分
子量を決定することができる。さらに前記一般式で示さ
れる本発明の化合物については、M +1, に相当する特徴的なピークが観察され、該分子の結合様
式を知ることができる。
(ハ) 1H-核磁気共鳴スペクトル(1H-nmr)を測定すること
により、前記一般式で表わされる本発明の化合物中に存
在する水素原子の結合様式を知ることができる。前記一
般式(I)で示される化合物の1H-nmr(δ,ppm:テトラメ
チルシラン基準、重クロロホルム溶媒中)の代表例とし
て、下記化合物の解析結果を示すと次の通りである。
すなわち、1.76ppmにメチル基(b)に基づくプロトン6個
分の一重線、3.71ppmにメチレン基(d)に基づくプロトン
2個分の一重線、7.18ppmにベンゼン環(a)に基づくプロ
トン5個分の一重線、7.78ppmのアミド基(c)に基づくプ
ロトン1個分の幅広い一重線が観察される。
(ニ) 元素分析によって炭素、水素、窒素、及びハロゲ
ン(又、イオウを含む場合にはイオウ)の各重量%を求
め、さらに認知された各元素の重量%の和を100から
減じることにより酸素の重量%を算出することができ、
従って該化合物の組成式を決定することができる。
本発明のアミド化合物は、前記一般式中のR1,R2,R3,及
びR4の種類、ならびに精製の度合によって多少性状が異
なるが、一般に常温常圧においては無色から黒かっ色の
粘稠液体又は固体である。また、本発明の化合物は、ベ
ンゼン、エーテル、アルコール、クロロホルム、アセト
ニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等の一般有機溶媒には可溶であるが、水には難溶であ
る。
本発明の前記一般式(I)で示される化合物の製造方法は
特に限定されるものではない。代表的な製造方法を記述
すれば以下のようになる。
一般式(II) (但し、R1は置換又は非置換のアリール基、或いは置換
又は非置換のヘテロアリール基を表わし、R2及びR3は同
種又は異種のアルキル基を表わす。) で示されるイミン化合物と、 一般式(III) (但し、R4は置換又は非置換のアルキル基、置換又は非
置換のアリール基、置換又は非置換のヘテロアリール
基、アルケニル基、アルコキシカルボニル基或いは置換
又は非置換のシクロアルキル基を表わし、Xはハロゲン
原子又は 基を表わす。) で示されるカルボン酸誘導体とを反応させることによ
り、前記一般式(I)で示されるアミド化合物を得ること
ができる。
該反応の原料となる前記一般式(II)で示されるイミン化
合物はいかなる方法で得られたものでもよい。一般的に
は下記式の如く、有機金属化合物(例えば有機リチウム
化合物又は有機マグネシウム化合物等)とシアノ化合物
とを反応させた後、該生成物を酸又は水で分解すること
によって得られる。
(但し、MはLi又はMgXであり、R1,R2,R3及びXは前記
と同じである。) 前記一般式(II)で示されるイミン化合物とカルボン酸誘
導体との反応において、両化合物の仕込みモル比は必要
に応じて適宜決定すればよいが、通常等モル使用するの
が一般的である。
該反応においてはハロゲン化水素等の酸性化合物が副生
するので、通常反応にハロゲン化水素等に対する捕捉剤
を使用することが好ましい。該捕捉剤は特に限定されず
公知のものを使用することができる。一般に好適に使用
される該捕捉剤としてはトリエチルアミン、トリプロピ
ルアミン、ピリジン、ナトリウムアルコラート、炭酸水
素ナトリウム、炭酸ナトリウム、及び炭酸カリウム等が
挙げられる。
本発明における前記反応に際しては、一般に有機溶媒を
用いるのが好ましい。好適に使用されるものを例示すれ
ば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、石油エ
ーテル、クロロホルム、塩化メチレン、エチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトン、メチ
ルエチルケトン、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルム
アミド、ヘキサメチルホスホルアミド、及びジメチルス
ルホキシド等が挙げられる。
特に、該反応の溶媒として、N,N-ジメチルホルムアミ
ド、N,N-ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホル
アミド等の塩基性を有する極性溶媒を用いた場合は、副
生するハロゲン化水素等に対する捕捉剤を使用しなくて
も、該反応が容易に進行し、目的とするアミド化合物を
高収率で得ることができる場合が多く、極めて好適であ
る。
前記反応における原料の添加順序は特に限定されない
が、一般には溶媒に前記一般式(II)で示されるイミン化
合物を溶解し、カルボン酸誘導体を攪拌下添加すればよ
い。
前記反応における反応温度は広い範囲から選択でき、一
般には−20℃〜150℃、好ましくは−10℃〜12
0℃の範囲で選べば良い。反応時間は、原料及び反応温
度によっても異なるが、通常5分〜10日間、好ましく
は1時間〜50時間の範囲で選べば十分である。また反
応中は攪拌を行なうことが好ましい。
反応系から目的生成物、すなわち前記一般式(I)で示さ
れる化合物を単離精製する方法は特に限定されず公知の
方法を採用できる。例えば反応後、水を加え残渣をベン
ゼン、エーテル、クロロホルム等で抽出する。さらに該
有機層を、硫酸ナトリウム、塩化カルシウム等の乾燥剤
で乾燥した後、溶媒を留去し、残渣を真空蒸留すること
により目的物を得ることができる。真空蒸留により単離
精製する他クロマトグラフィー、再結晶等により精製す
ることができる。
さらにまた、反応溶媒としてN,N-ジメチルホルムアミド
等のアミド系極性溶媒を用いて反応を行なった場合に
は、反応終了後低沸物を留去し、次いで単に真空蒸留又
は再結晶することにより目的物を得ることができる。
(効果) 本発明の前記一般式(I)で示されるアミド化合物は、殺
菌剤として著しく優れた効果を発揮する。該殺菌活性は
前記一般式(I)で示される化合物のほとんどすべてに認
められるが、R1,R2,R3及びR4の種類によってその程度に
幾分差が見られる。
本発明の前記一般式(I)で示される化合物は例えば、担
子菌類、そう菌類、子のう菌類、不完全菌類及び細菌類
等に属する多種病原菌に対して広範囲に使用できるが特
に農園芸用殺菌剤として使用するのが好ましい。特に本
発明のアミド化合物は、紋枯病菌、ゴマ葉枯病菌、イモ
チ病菌、ツル割病菌、ウドンコ病菌、白鮮菌及び黄色ブ
ドウ球菌等に優れた殺菌力を示す。
本発明の前記一般式(I)で示されるアミド化合物を殺菌
剤として処理する場合には、処理する対象によって広範
囲に選択することができる。例えば植物の部分を処理す
る際には、濃度は一般に1〜0.0001重量%、好ましくは
0.5〜0.001重量%の間で使用できる。また種子を処理す
る際には一般に種子1kg当り本発明の化合物0.001〜5
0g好ましくは0.01〜10gの量を使用すれば良い。ま
た土壌を処理する場合は、本発明の化合物を0.00001〜
0.1重量%、好ましくは0.0001〜0.02重量%の濃度で処
理すれば良い。
本発明の前記一般式(I)で示される化合物は、他の殺菌
剤、殺虫剤、除草剤、肥料、土壌改良剤等と混合して用
いることができる。
(実施例) 本発明を更に具体的に説明するため以下実施例を挙げて
説明するが本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
実施例1 フェニル−イソプロピル−ケトイミン(1.88g)のN,N−ジ
メチルホルムアミド(以下DMFと略す)溶液(20ml)
に、室温にて攪拌しながらブロモアセチルブロミド(2.8
0g)を滴下した。室温にてしばらく攪拌した後、油浴中
(50℃)にて2時間加熱攪拌した。室温に冷却した
後、水洗し有機層をエーテルで抽出した。エーテル層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、エーテルを除去して
得られた粘体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル)を用いて精製を行ない、融点109℃の淡黄色固体
(1.40g)を得た。
該化合物の赤外吸収スペクトルを測定したところ、3220
cm-1にアミドのN−H結合に基づく吸収、3070〜2800cm
-1にC−H結合に基づく吸収、1640cm-1にアミドのC=
0結合に基づく強い吸収等が観察された。
質量スペクトルを測定したところ、m/e270,268
にM +1に対応する特徴的なピーク、m/e186にM
−Brに対応するピーク、m/e146にM -COCH2Brに
対応するピーク等を示した。1 H-核磁気共鳴スペクトル(δ;ppm:テトラメチルシラ
ン基準、重クロロホルム溶媒)を測定し、第1図に示し
た。その解析結果は次の通りである。
その元素分析値は、C53.88%,H5.27%,N5.23%で
あり、組成式C12H14NBrO(268.16)に対する計算値C53.7
5%,H5.26%,N5.22%によく一致した。
上記の結果から、単離生成物がN−(1−フェニル−2,
2-ジメチル−エテニル)−ブロモアセトアミドであるこ
とが判明した。収率は41%であった。該化合物の化合
物No.を1とする。
実施例2 フェニル−イソプロピル−ケトイミン(2.01g),炭酸ナ
トリウム(1.40g),トルエン(20ml)の溶液
に、室温にて攪拌しながら、ブロモアセチルクロリド
(2.20g)のトルエン(5ml)溶液を徐々に滴下した。油
浴中(50℃)にて1時間加熱攪拌した。反応液を水洗
した後、トルエン層を分離、硫酸ナトリウムで乾燥し
た。トルエンを除去して得られた固体をベンゼン/ヘキ
サン混合溶媒から再結晶を行ない、淡黄色結晶(1.88g)
を得た。
該生成物は、実施例1と同じN−(1−フェニル−2,2
−ジメチル−エテニル)−ブロモアセトアミドであっ
た。収率は51%であった。
実施例3 実施例1及び2と同様な方法にて、下記構造を有する種
々のアミド化合物を合成した。該生成物の化合物No.,
構造,態様,融点,赤外の特性吸収値,及び元素分析値
を第1表に記載した。なお表中のR1及びR4は下記式のR1
及びR4に対応するものである。
実施例4 1.5%寒天を含む栄養培地を121℃で15分加熱滅菌
した後、50℃まで冷却し、これにあらかじめ生育させ
ておいた菌体又は胞子を無菌水に懸濁したものを入れて
良く混合し、シャーレに注入して平板に固化させた。実
施例1で合成した化合物No.1の化合物を約15%含有
しているメタノール溶液に直径8mmの円型ロ紙を浸し、
ロ紙上で余剰分を除き、固化した寒天培地上に置いた。
約30℃で24〜96時間培養後、阻止円の直径を測定
した。
使用した菌を以下に示す。
Escherichic coli B:(大腸菌) Batillus subtilis(natto Sawamura):(枯草菌) Aspergillus niger:(黒かび) Cochliobolus miyabeanus:(ごま葉枯病) Trichophyton rubrum:(水虫菌) Fusarium oxysporum:(萎ちょう病菌) 抗菌試験の結果を第2表に示した。
実施例5 実施例3で合成した種々の化合物を用いて、実施例4と
同様な方法にて抗菌性試験を行なった。供試化合物の化
合物No.と抗菌性試験結果を第3表に示した。
なお表中のE,B,A,C,T,Fは下記に示した菌の
略記号である。
E:Escherichic coli B:(大腸菌) B:Batillus subtilis:(枯草菌) A:Aspergillus niger:(黒かび) C:Cochliobolus miyabeanus:(ごま葉枯病菌) T:Trichophyton rubrum:(水虫菌) F:Fusarium oxysporum:(萎ちょう病菌) 実施例6 実施例1〜3と同様な方法にて種々のアミド化合物を合
成した。該化合物の構造,元素分析結果,及び抗菌活性
を第4表に記載した。なお表中の抗菌活性は実施例4と
同様な方法で求めたものであり、実施例5と同様な方法
で記載した。さらに表中のR1,R2,R3,及びR4は下記式に
おけるR1,R2R3,及びR4である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られたアミド化合物の1H-核磁気
共鳴スペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 43/10 F 8930−4H 43/12 Z 8930−4H 43/36 A 8930−4H 43/40 101 A 8930−4H 43/42 101 8930−4H C07C 233/09 7106−4H 233/13 7106−4H 233/18 7106−4H 233/38 7106−4H 233/47 7106−4H 233/56 7106−4H 233/65 7106−4H 235/20 7106−4H C07D 207/337 8314−4C 213/56 215/54 233/90 307/52 307/56 333/20 333/24 333/28 333/38 333/58 521/00 8314−4C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔但し、 Rは、それぞれ置換又は非置換のアリール基またはヘ
    テロ原子として、酸素、窒素、又はイオウを含有する炭
    素数4〜8で構成されるヘテロアリール基であって、こ
    れらの置換基としては、炭素数1〜6のアルキル基、ハ
    ロアルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、フェニ
    ル基及びフェノキシ基(フェニル基及びフェノキシ基に
    あっては、核にハロゲン原子、アルキル基を置換してい
    てもよい)から選ばれる置換基である。 RおよびRは、それぞれ炭素数1〜6のアルキル
    基。 Rは、それぞれ置換又は非置換のアリール基、ヘテロ
    原子として酸素、窒素又はイオウを含有する炭素数4〜
    8で構成されるヘテロアリール基、炭素数1〜12のア
    ルキル基、炭素数2〜12のアルケニル基、アルコキシ
    カルボニル基または炭素数3〜12のシクロアルキル基
    であって、これらの置換基としてはRがアルキル基の
    場合ハロゲン原子、アルコキシ基、アルケニルオキシ
    基、アルキルチオ基、シアノ基、アルコキシカルボニル
    基、アルキルカルボニルオキシ基、ハロアルキルカルボ
    ニルオキシ基、フェニル基、アルキルフェニル基、ハロ
    フェノキシ基、アルキルフェノキシ基、ヘテロ原子とし
    て酸素、窒素又はイオウを含有する炭素数4〜8で構成
    されるヘテロアリール基、炭素数3〜10のシクロアル
    キル基及び環内に酸素原子を含むシクロアルキル基より
    選ばれる置換基であり、またRがアリール基の場合、
    ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜6のアルキル基、
    ハロアルキル基、アルコキシ基及びフェノキシ基(この
    場合核にハロゲン原子を置換していてもよい)より選ば
    れる置換基であり、またRがヘテロアリールにあって
    は、ハロゲン原子及び炭素数1〜6のアルキル基より選
    ばれる置換基であり、更にまたRがシクロアルキル基
    にあってはハロゲン原子を置換基である。をそれぞれ表
    わす。〕 で示されるアミド化合物。
  2. 【請求項2】一般式 〔但し、 Rは、それぞれ置換又は非置換のアリール基またはヘ
    テロ原子として、酸素、窒素、又はイオウを含有する炭
    素数4〜8で構成されるヘテロアリール基であって、こ
    れらの置換基としては、炭素数1〜6のアルキル基、ハ
    ロアルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、フェニ
    ル基及びフェノキシ基(フェニル基及びフェノキシ基に
    あっては、核にハロゲン原子、アルキル基を置換してい
    てもよい)から選ばれる置換基である。 RおよびRは、それぞれ炭素数1〜6のアルキル
    基。 Rは、それぞれ置換又は非置換のアリール基、ヘテロ
    原子として酸素、窒素又はイオウを含有する炭素数4〜
    8で構成されるヘテロアリール基、炭素数1〜12のア
    ルキル基、炭素数2〜12のアルケニル基、アルコキシ
    カルボニル基または炭素数3〜12のシクロアルキル基
    であって、これらの置換基としてはRがアルキル基の
    場合ハロゲン原子、アルコキシ基、アルケニルオキシ
    基、アルキルチオ基、シアノ基、アルコキシカルボニル
    基、アルキルカルボニルオキシ基、ハロアルキルカルボ
    ニルオキシ基、フェニル基、アルキルフェニル基、ハロ
    フェノキシ基、アルキルフェノキシ基、ヘテロ原子とし
    て酸素、窒素又はイオウを含有する炭素数4〜8で構成
    されるヘテロアリール基、炭素数3〜10のシクロアル
    キル基及び環内に酸素原子を含むシクロアルキル基より
    選ばれる置換基であり、またRがアリール基の場合、
    ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜6のアルキル基、
    ハロアルキル基、アルコキシ基及びフェノキシ基(この
    場合核にハロゲン原子を置換していてもよい)より選ば
    れる置換基であり、またRがヘテロアリールにあって
    は、ハロゲン原子及び炭素数1〜6のアルキル基より選
    ばれる置換基であり、更にまたRがシクロアルキル基
    にあってはハロゲン原子を置換基である。をそれぞれ表
    わす。〕 で示されるアミド化合物を有効成分とする殺菌剤。
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