JPH06230898A - ペン入力装置 - Google Patents

ペン入力装置

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JPH06230898A
JPH06230898A JP1900993A JP1900993A JPH06230898A JP H06230898 A JPH06230898 A JP H06230898A JP 1900993 A JP1900993 A JP 1900993A JP 1900993 A JP1900993 A JP 1900993A JP H06230898 A JPH06230898 A JP H06230898A
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virtual frame
tablet
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JP1900993A
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Yasuhiro Sakurai
康浩 櫻井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 タブレット装置への入力位置により異なる処
理を施すことができるペン入力装置を提供する。 【構成】 タブレット装置1は、表示装置17と一体に
構成され、ペン型指示装置2による入力位置の座標を検
出する。仮想フレーム管理装置4は、ペン型指示装置2
によるタブレット装置1への入力を、その入力位置に対
応する座標データとして管理する。そして、タブレット
装置1の入力領域を重複可能な複数の領域に区画し、こ
れら各領域に相互に異なる属性を設定し、仮想フレーム
管理装置4により、ペン型指示装置2によるタブレット
装置1への入力を、その座標データの属する領域に応じ
た属性に基づいて管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置と一体に構成
されたタブレット装置上でペン型指示装置を移動させ、
その軌跡を描画しながら1つまたは複数のアプリケーシ
ョンプログラムがペン型指示装置の軌跡に対応する座標
データを処理するペン入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、タブレット装置を用いたコンピュ
ータへの入力装置は、タブレット装置とフラットパネル
型ディスプレイとを一体化し、ペン型指示装置の軌跡を
表示することによって、紙と鉛筆の使用感に近付ける技
術が構築されている。従来のペン入力装置は、例えば図
5のように、タブレット装置30と、ペン型指示装置3
1と、タブレット制御装置32と、ペン型指示装置31
の座標データを必要とするアプリケーションプログラム
33により実現される座標データ処理手段34および描
画手段35と、ディスプレイ制御装置36と、タブレッ
ト装置30と一体化されたフラットパネルディスプレイ
37とを備えていた。
【0003】この従来のペン入力装置においては、使用
者がペン型指示装置31をタブレット装置30に接触さ
せると、タブレット装置30がペン型指示装置31の位
置を検出し、タブレット制御装置32に座標データを渡
す。これによりタブレット制御装置32が、例えばアプ
リケーションプログラム33に割り込みをかけてタブレ
ット装置30からの座標データが存在することを通知
し、座標データ処理手段34に座標データを渡す。これ
により座標データ処理手段34が、座標データに起因す
る処理を行ない、もしペン型指示装置31の筆跡描画を
行うような場合は、直ちに描画手段35を起動する。こ
れにより描画手段35が、座標データを用いて筆跡描画
を行なうための計算などを行ない、ディスプレイ制御装
置36に対して指令を与え、フラットパネルディスプレ
イ37に筆跡描画を行なわせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、タブレット装置30の入力領域全体で1つ
の属性を設定していたので、ペン型指示装置31により
タブレット装置30のどの位置に入力しても、同様の処
理しかなされないという問題があった。本発明はかかる
事情に鑑みて成されたものであり、タブレット装置への
入力位置により異なる処理を施すことができるペン入力
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
された筆跡などを表示する表示装置と、この表示装置と
一体に構成され、入力位置の座標を検出するタブレット
装置と、このタブレット装置への入力を、その入力位置
に対応する座標データとして管理する仮想フレーム管理
装置と、を備え、前記タブレット装置の入力領域を重複
可能な複数の領域に区画し、これら各領域に相互に異な
る属性を設定し、前記仮想フレーム管理装置により、前
記タブレット装置への入力を、その座標データの属する
領域に応じた属性に基づいて管理する構成としたことを
特徴としている。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の構成に加え
て、タブレット装置の各領域の筆跡描画属性を記憶する
描画属性記憶装置と、仮想フレーム管理装置からの指示
により、前記描画属性記憶装置に記憶されている筆跡描
画属性のうち入力に対応する領域の筆跡描画属性に基づ
いて表示装置に入力の筆跡を描画させる描画装置と、を
備えたことを特徴としている。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の構成に加え
て、タブレット装置への入力の座標位置をサンプリング
する間隔を領域毎に記憶するサンプリング間隔記憶装置
と、仮想フレーム管理装置からの指示により、前記サン
プリング間隔記憶装置に記憶されているサンプリング間
隔のうち入力に対応する領域のサンプリング間隔により
入力の座標位置をサンプリングさせるサンプリング間隔
制御装置と、を備えたことを特徴としている。
【0008】請求項4の発明は、請求項1の構成に加え
て、タブレット装置への入力の座標位置に応じた座標デ
ータの送り先を領域毎に記憶するデータ振分先記憶装置
と、仮想フレーム管理装置からの指示により、前記デー
タ振分先記憶装置に記憶されている送り先のうち入力に
対応する領域の送り先に入力の座標データを送るデータ
振分装置と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項5の発明は、請求項1の構成に加え
て、仮想フレーム管理装置からの指示により、入力に対
応する領域に応じて入力用のペン型指示装置の先端と表
示装置上の筆跡との視差を補正する視差補正装置を備え
たことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明において、表示装置は、入力さ
れた筆跡などを表示する。タブレット装置は、表示装置
と一体に構成され、入力位置の座標を検出する。仮想フ
レーム管理装置は、タブレット装置への入力を、その入
力位置に対応する座標データとして管理する。そして、
タブレット装置の入力領域を重複可能な複数の領域に区
画し、これら各領域に相互に異なる属性を設定し、仮想
フレーム管理装置により、タブレット装置への入力を、
その座標データの属する領域に応じた属性に基づいて管
理する。
【0011】請求項2の発明において、描画属性記憶装
置は、タブレット装置の各領域の筆跡描画属性を記憶す
る。描画装置は、仮想フレーム管理装置からの指示によ
り、描画属性記憶装置に記憶されている筆跡描画属性の
うち入力に対応する領域の筆跡描画属性に基づいて表示
装置に入力の筆跡を描画させる。請求項3の発明におい
て、サンプリング間隔記憶装置は、タブレット装置への
入力の座標位置をサンプリングする間隔を領域毎に記憶
する。サンプリング間隔制御装置は、仮想フレーム管理
装置からの指示により、サンプリング間隔記憶装置に記
憶されているサンプリング間隔のうち入力に対応する領
域のサンプリング間隔により入力の座標位置をサンプリ
ングさせる。
【0012】請求項4の発明において、データ振分先記
憶装置は、タブレット装置への入力の座標位置に応じた
座標データの送り先を領域毎に記憶する。データ振分装
置は、仮想フレーム管理装置からの指示により、データ
振分先記憶装置に記憶されている送り先のうち入力に対
応する領域の送り先に入力の座標データを送る。請求項
5の発明において、視差補正装置は、仮想フレーム管理
装置からの指示により、入力に対応する領域に応じて入
力用のペン型指示装置の先端と表示装置上の筆跡との視
差を補正する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例におけるペン入力装
置の構成図で、このペン入力装置は、タブレット装置1
と、ペン型指示装置2と、タブレット制御装置3と、仮
想フレーム管理装置4と、描画属性記憶装置5と、視差
補正装置6と、サンプリング間隔記憶装置7と、描画装
置8と、データ振分先記憶装置9と、サンプリング間隔
制御装置10と、データ振分装置11と、現在データを
受け取っているアプリケーションプログラム12により
実現される座標データ処理手段13および描画手段14
と、現在データを受け取っていないアプリケーションプ
ログラムである他アプリケーション15と、ディスプレ
イ制御装置16と、フラットパネルディスプレイ17と
を備えている。タブレット装置1は、フラットパネルデ
ィスプレイ17と一体に構成され、ペン型指示装置2に
よる入力位置の座標を検出する。このタブレット装置1
は、その入力領域を重複可能な複数の領域に区画されて
おり、これら各領域に相互に異なる属性が設定されてい
る。ペン型指示装置2は、使用者によりタブレット装置
1に筆跡などを入力するためのものである。タブレット
制御装置3は、タブレット装置1を制御する。仮想フレ
ーム管理装置4は、ペン型指示装置2によるタブレット
装置1への入力を、その入力位置に対応する座標データ
として管理する。すなわち仮想フレーム管理装置4は、
ペン型指示装置2によるタブレット装置1への入力を、
その座標データの属する領域に応じた属性に基づいて管
理する。描画属性記憶装置5は、タブレット装置1の各
領域の筆跡描画属性を記憶する。視差補正装置6は、仮
想フレーム管理装置4からの指示により、入力に対応す
る領域に応じてペン型指示装置2の先端とフラットパネ
ルディスプレイ17上の筆跡との視差を補正する。サン
プリング間隔記憶装置7は、ペン型指示装置2によるタ
ブレット装置1への入力の座標位置をサンプリングする
間隔を領域毎に記憶する。描画装置8は、仮想フレーム
管理装置4からの指示により、描画属性記憶装置5に記
憶されている筆跡描画属性のうち入力に対応する領域の
筆跡描画属性に基づいてフラットパネルディスプレイ1
7に入力の筆跡を描画させる。データ振分先記憶装置9
は、ペン型指示装置2によるタブレット装置1への入力
の座標位置に応じた座標データの送り先を領域毎に記憶
する。サンプリング間隔制御装置10は、仮想フレーム
管理装置4からの指示により、サンプリング間隔記憶装
置7に記憶されているサンプリング間隔のうち入力に対
応する領域のサンプリング間隔により入力の座標位置を
サンプリングさせる。データ振分装置11は、仮想フレ
ーム管理装置4からの指示により、データ振分先記憶装
置9に記憶されている送り先のうち入力に対応する領域
の送り先に入力の座標データを送る。ディスプレイ制御
装置16は、フラットパネルディスプレイ17を制御す
る。フラットパネルディスプレイ17は、ペン型指示装
置2によりタブレット装置1に入力された筆跡などを表
示する。
【0014】図2はタブレット装置1上に設定された領
域すなわち仮想フレームの概念図で、タブレット装置1
は、例えば、領域(100,100)〜(200,20
0)に番号1の仮想フレームが設定され、領域(30
0,300)〜(400,400)に番号2の仮想フレ
ームが設定されており、番号1のアプリケーションは番
号1の仮想フレームからデータを受け取り、番号2のア
プリケーションは番号2の仮想フレームからデータを受
け取る。
【0015】図3は各種テーブルの説明図で、仮想フレ
ーム管理装置4により保持されている仮想フレームテー
ブル21は、1行が1つの仮想フレームに対応してお
り、仮想フレームの領域情報と優先度情報とを保持して
いる。サンプリング間隔記憶装置7により保持されてい
るサンプリング間隔テーブル22は、各仮想フレーム毎
のサンプリング間隔情報を保持している。描画属性記憶
装置5により保持されている描画属性テーブル23は、
各仮想フレーム毎の描画モード情報を保持している。仮
想フレーム管理装置4により保持されている視差補正方
式テーブル24は、各仮想フレーム毎の視差補正方式情
報を保持している。データ振分先記憶装置9により保持
されているデータ振分先テーブル25は、各仮想フレー
ム毎のデータ振分先情報を保持している。
【0016】次に動作を説明する。使用者がペン型指示
装置2をタブレット装置1に接近もしくは接触させる
と、タブレット装置1が、ペン型指示装置2の位置に対
応した座標データをタブレット制御装置3に渡す。これ
によりタブレット制御装置3が、仮想フレーム管理装置
4に割り込みをかけてタブレット装置1からの座標デー
タを渡す。これにより仮想フレーム管理装置4が、あら
かじめ各アプリケーションプログラムによって設定され
た仮想フレームテーブル21を探索し、タブレット制御
装置3からの座標データと仮想フレームテーブル21の
領域座標とを比較する。そして、座標データが複数の領
域に含まれるときは、仮想フレームテーブル21の優先
度の項目を使用し、一意に属する仮想フレームを決定す
る。もし座標データがいずれの仮想フレームにも属さな
いときは、座標データを破棄して仮想フレーム管理装置
4での処理を終了する。座標データの属する仮想フレー
ムが決定すると、仮想フレーム管理装置4が、サンプリ
ング間隔記憶装置7のサンプリング間隔テーブル22か
ら対応するサンプリング間隔を決定し、現在タブレット
装置1に設定されているサンプリング間隔の値と比較し
て、異なる場合は、サンプリング間隔制御装置10に対
してサンプリング間隔を変更するように指令を出す。こ
れによりサンプリング間隔制御装置10が、タブレット
制御装置3を制御してサンプリング間隔を変更させる。
さらに仮想フレーム管理装置4が、仮想フレームに対応
する視差補正方式を視差補正方式テーブル24を用いて
決定し、視差補正装置6に視差補正指令を供給する。こ
れにより視差補正装置6が、仮想フレーム管理装置4に
より決定された方式に従って座標データを補正する。さ
らに仮想フレーム管理装置4が、描画属性記憶装置5の
描画属性テーブル23に設定された描画モードに応じて
描画装置8に指令を出す。これにより描画装置8が、視
差補正装置6により補正された座標データに基づいて、
ディスプレイ制御装置16を制御し、フラットパネルデ
ィスプレイ17に筆跡を描画させる。その後、データ振
分装置11が、データ振分先記憶装置9のデータ振分先
テーブル25に従って、視差補正装置6により補正され
た座標データをアプリケーションプログラム12の座標
データ処理手段13に渡す。これにより座標データ処理
手段13が、座標データを処理し、描画が必要な場合
は、描画手段14がディスプレイ制御装置16を制御し
て、フラットパネルディスプレイ17に必要な事項を描
画させる。
【0017】上記動作を図4のフローチャートに示す。
さらに具体的な動作の一例を説明する。例えば、タブレ
ット装置1の(120,120)の座標位置にペン型指
示装置2を接触させた場合、仮想フレーム管理装置4
が、仮想フレームテーブル21を探索して、その座標が
番号1の仮想フレームに属することを知る。番号1の仮
想フレームは、例えばフラットパネルディスプレイ17
上に表示されたメニューを選択するような領域で、ポイ
ンティングされた位置の情報だけが必要で、多くの座標
データは必要ではなく、筆跡も描画する必要が無いた
め、サンプリング間隔は50ミリ秒と長く設定されてお
り、描画モードも非描画に設定されている。したがって
仮想フレーム管理装置4が、番号1の仮想フレームに設
定されたサンプリング間隔の50ミリ秒と現在のサンプ
リング間隔とを比較し、異なる場合はサンプリング間隔
制御装置10に対して50ミリ秒に変更するように指令
を出す。番号1の仮想フレームでは描画をしないように
設定されているため、ここでは描画は行なわれない。次
に視差補正装置6が、番号1の仮想フレームにおける視
差補正値(−5,−4)を用いて(115,116)と
いう座標データに変換し、データ振分装置11が、視差
補正装置6により補正された座標データを、データ振分
先で指定された番号1のアプリケーションに送る。
【0018】次にタブレット装置1の(380,38
0)の座標位置にペン型指示装置2を接触させた場合、
仮想フレーム管理装置4が、仮想フレームテーブル21
を探索して、番号2,3,32の仮想フレームにその座
標が属することを知り、優先度の項目を見て数値の一番
小さい番号2の仮想フレームの使用を決定する。番号2
の仮想フレームは、例えば文字認識を行なうために多く
の座標データが必要であり、筆跡も描画する必要がある
ため、サンプリング間隔は5ミリ秒と短く設定されてお
り、描画モードは太実線に設定されている。現在のサン
プリング間隔は50ミリ秒に設定されているので、仮想
フレーム管理装置4が、サンプリング間隔制御装置10
に対して、番号2の仮想フレームに設定された5ミリ秒
のサンプリング間隔に変更するように指令を出す。次に
視差補正装置6が、番号2の仮想フレームに対応する視
差補正値(+3,−4)を用いて(383,376)と
いう座標に変換し、この仮想フレーム管理装置4が、視
差補正装置6により補正された座標データを用いて描画
装置8に対して描画命令を出す。番号2の仮想フレーム
は、太実線の描画モードが設定されているので、描画装
置8が、ディスプレイ制御装置16に対して太い実線を
描くように命令を出し、フラットパネルディスプレイ1
7上に太い実線で筆跡が描画される。最後に仮想フレー
ム管理装置4が、番号2の仮想フレームのデータ振分先
を調べ、番号2のアプリケーションに座標データを送る
旨の指令をデータ振分装置11に供給する。これにより
データ振分装置11が、視差補正装置6により補正され
た座標データを番号2のアプリケーションに送る。
【0019】このように、入力された筆跡などを表示す
るフラットパネルディスプレイ17と、フラットパネル
ディスプレイ17と一体に構成され、入力位置の座標を
検出するタブレット装置1と、タブレット装置1への入
力を、その入力位置に対応する座標データとして管理す
る仮想フレーム管理装置4と、を備え、タブレット装置
1の入力領域を重複可能な複数の領域に区画し、これら
各領域に相互に異なる属性を設定し、仮想フレーム管理
装置4により、タブレット装置1への入力を、その座標
データの属する領域に応じた属性に基づいて管理する構
成としたので、ペン型指示装置2によるタブレット装置
1への入力位置により異なる処理を施すことができ、し
たがって1つのタブレット装置をあたかも複数存在する
かのように使用することができる。
【0020】また、タブレット装置1の各領域の筆跡描
画属性を記憶する描画属性記憶装置5と、仮想フレーム
管理装置4からの指示により、描画属性記憶装置5に記
憶されている筆跡描画属性のうち入力に対応する領域の
筆跡描画属性に基づいてフラットパネルディスプレイ1
7に入力の筆跡を描画させる描画装置8と、を備えたの
で、ペン型指示装置2の軌跡を高速に描画し、ペン入力
装置のインターフェイスを紙と鉛筆の書き味に近付ける
ことができる。
【0021】また、タブレット装置1への入力の座標位
置をサンプリングする間隔を領域毎に記憶するサンプリ
ング間隔記憶装置7と、仮想フレーム管理装置4からの
指示により、サンプリング間隔記憶装置7に記憶されて
いるサンプリング間隔のうち入力に対応する領域のサン
プリング間隔により入力の座標位置をサンプリングさせ
るサンプリング間隔制御装置10と、を備えたので、多
くの座標データが必要な領域ではサンプリング間隔を短
くし、そうでない領域ではサンプリング間隔を長くして
座標データの数を減らし、システムの負荷を軽減するこ
とができる。
【0022】また、タブレット装置1への入力の座標位
置に応じた座標データの送り先を領域毎に記憶するデー
タ振分先記憶装置9と、仮想フレーム管理装置4からの
指示により、データ振分先記憶装置9に記憶されている
送り先のうち入力に対応する領域の送り先に入力の座標
データを送るデータ振分装置11と、を備えたので、複
数のアプリケーションプログラムが同時に1つのタブレ
ット装置1を使用することができる。
【0023】また、仮想フレーム管理装置4からの指示
により、入力に対応する領域に応じてペン型指示装置2
の先端とフラットパネルディスプレイ17上の筆跡との
視差を補正する視差補正装置6を備えたので、領域毎に
細かい視差補正を行なうことができる。なお上記実施例
では、視差補正方式テーブル24に視差補正値などを登
録するように構成したが、視差補正方式テーブル24に
視差補正手段を指定するポインタを登録することによ
り、領域毎に異なる視差補正手段により座標データの視
差補正を行なうように構成してもよい。
【0024】また上記実施例では、仮想フレームの属性
をそれぞれ別の記憶装置に保持したが、いくつかの属性
をまとめて1つの記憶装置に記憶するか、あるいはそれ
ぞれの属性に応じた制御を行なう各制御装置内に記憶す
るように構成してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力された筆跡などを表示する表示装置と、表示装置と一
体に構成され、入力位置の座標を検出するタブレット装
置と、タブレット装置への入力を、その入力位置に対応
する座標データとして管理する仮想フレーム管理装置
と、を備え、タブレット装置の入力領域を重複可能な複
数の領域に区画し、これら各領域に相互に異なる属性を
設定し、仮想フレーム管理装置により、タブレット装置
への入力を、その座標データの属する領域に応じた属性
に基づいて管理する構成としたので、タブレット装置へ
の入力位置により異なる処理を施すことができ、したが
って1つのタブレット装置をあたかも複数存在するかの
ように使用することができる。
【0026】また、タブレット装置の各領域の筆跡描画
属性を記憶する描画属性記憶装置と、仮想フレーム管理
装置からの指示により、描画属性記憶装置に記憶されて
いる筆跡描画属性のうち入力に対応する領域の筆跡描画
属性に基づいて表示装置に入力の筆跡を描画させる描画
装置と、を備えれば、入力の軌跡を高速に描画し、ペン
入力装置のインターフェイスを紙と鉛筆の書き味に近付
けることができる。
【0027】また、タブレット装置への入力の座標位置
をサンプリングする間隔を領域毎に記憶するサンプリン
グ間隔記憶装置と、仮想フレーム管理装置からの指示に
より、サンプリング間隔記憶装置に記憶されているサン
プリング間隔のうち入力に対応する領域のサンプリング
間隔により入力の座標位置をサンプリングさせるサンプ
リング間隔制御装置と、を備えれば、多くの座標データ
が必要な領域ではサンプリング間隔を短くし、そうでな
い領域ではサンプリング間隔を長くして座標データの数
を減らし、システムの負荷を軽減することができる。
【0028】また、タブレット装置への入力の座標位置
に応じた座標データの送り先を領域毎に記憶するデータ
振分先記憶装置と、仮想フレーム管理装置からの指示に
より、データ振分先記憶装置に記憶されている送り先の
うち入力に対応する領域の送り先に入力の座標データを
送るデータ振分装置と、を備えれば、複数のアプリケー
ションプログラムが同時に1つのタブレット装置を使用
することができる。
【0029】また、仮想フレーム管理装置からの指示に
より、入力に対応する領域に応じて入力用のペン型指示
装置の先端と表示装置上の筆跡との視差を補正する視差
補正装置を備えれば、領域毎に細かい視差補正を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるペン入力装置の構成
図である。
【図2】本発明の一実施例におけるペン入力装置に備え
られたタブレット装置に設定された仮想フレームの概念
図である。
【図3】本発明の一実施例におけるペン入力装置に保持
された各種テーブルの説明図である。
【図4】本発明の一実施例におけるペン入力装置の動作
を説明するフローチャートである。
【図5】従来のペン入力装置の構成図である。
【符号の説明】
1 タブレット装置 2 ペン型指示装置 4 仮想フレーム管理装置 5 描画属性記憶装置 6 視差補正装置 7 サンプリング間隔記憶装置 8 描画装置 9 データ振分先記憶装置 10 サンプリング間隔制御装置 11 データ振分装置 17 フラットパネルディスプレイ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された筆跡などを表示する表示装置
    と、 前記表示装置と一体に構成され、入力位置の座標を検出
    するタブレット装置と、 前記タブレット装置への入力を、その入力位置に対応す
    る座標データとして管理する仮想フレーム管理装置と、 を備え、前記タブレット装置の入力領域を重複可能な複
    数の領域に区画し、これら各領域に相互に異なる属性を
    設定し、前記仮想フレーム管理装置により、前記タブレ
    ット装置への入力を、その座標データの属する領域に応
    じた属性に基づいて管理する構成としたことを特徴とす
    るペン入力装置。
  2. 【請求項2】 タブレット装置の各領域の筆跡描画属性
    を記憶する描画属性記憶装置と、 仮想フレーム管理装置からの指示により、前記描画属性
    記憶装置に記憶されている筆跡描画属性のうち入力に対
    応する領域の筆跡描画属性に基づいて表示装置に入力の
    筆跡を描画させる描画装置と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のペン入力装
    置。
  3. 【請求項3】 タブレット装置への入力の座標位置をサ
    ンプリングする間隔を領域毎に記憶するサンプリング間
    隔記憶装置と、 仮想フレーム管理装置からの指示により、前記サンプリ
    ング間隔記憶装置に記憶されているサンプリング間隔の
    うち入力に対応する領域のサンプリング間隔により入力
    の座標位置をサンプリングさせるサンプリング間隔制御
    装置と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のペン入力装
    置。
  4. 【請求項4】 タブレット装置への入力の座標位置に応
    じた座標データの送り先を領域毎に記憶するデータ振分
    先記憶装置と、 仮想フレーム管理装置からの指示により、前記データ振
    分先記憶装置に記憶されている送り先のうち入力に対応
    する領域の送り先に入力の座標データを送るデータ振分
    装置と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のペン入力装
    置。
  5. 【請求項5】 仮想フレーム管理装置からの指示によ
    り、入力に対応する領域に応じて入力用のペン型指示装
    置の先端と表示装置上の筆跡との視差を補正する視差補
    正装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載のペン
    入力装置。
JP1900993A 1993-02-05 1993-02-05 ペン入力装置 Pending JPH06230898A (ja)

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JP1900993A JPH06230898A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 ペン入力装置

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