JPH0675558A - 表示データ移動装置 - Google Patents
表示データ移動装置Info
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- JPH0675558A JPH0675558A JP4248955A JP24895592A JPH0675558A JP H0675558 A JPH0675558 A JP H0675558A JP 4248955 A JP4248955 A JP 4248955A JP 24895592 A JP24895592 A JP 24895592A JP H0675558 A JPH0675558 A JP H0675558A
- Authority
- JP
- Japan
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- display
- area
- movement
- screen
- coordinate
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】表示枠画面を任意の方向へ移動できるようにす
ると共に、その操作を簡略化すること。 【構成】移動指示受付領域表示部22により基準点及び
この基準点の周辺を含む例えば円形領域を移動指示受付
表示領域として画面表示枠内の固定位置に表示してお
き、前記移動指示受付領域内の所望の位置が指示された
時、移動方向認識部30は、その指示された前記移動指
示受付領域内の位置と前記基準点との相対的な位置を検
出し、制御部34は、この検出された相対的な位置と、
画面メモリ10の内容とに従って、画面表示枠の範囲の
画面情報を画面表示メモリ20に書き込み、ディスプレ
イ16に表示する。
ると共に、その操作を簡略化すること。 【構成】移動指示受付領域表示部22により基準点及び
この基準点の周辺を含む例えば円形領域を移動指示受付
表示領域として画面表示枠内の固定位置に表示してお
き、前記移動指示受付領域内の所望の位置が指示された
時、移動方向認識部30は、その指示された前記移動指
示受付領域内の位置と前記基準点との相対的な位置を検
出し、制御部34は、この検出された相対的な位置と、
画面メモリ10の内容とに従って、画面表示枠の範囲の
画面情報を画面表示メモリ20に書き込み、ディスプレ
イ16に表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータやワード
プロセッサ等の画面表示を有する装置に於いて、特定の
操作によって表示画面内に表示されるデータを移動する
表示データ移動装置に関する。
プロセッサ等の画面表示を有する装置に於いて、特定の
操作によって表示画面内に表示されるデータを移動する
表示データ移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータやワードプロセ
ッサ等の画面表示を有する装置に於いて、表示画面の表
示可能な横方向文字数や縦方向行数を越えた表示データ
を表示する場合、オペレータの操作に応じて、いわゆる
横スクロールとか縦スクロールとか称されるように、表
示画面内に表示画面外の表示データをスクロール表示す
ることが行われている。これは、表示画面よりも大きい
論理画面上に配置された表示データを、表示画面を移動
させながら覗いていると言い替えることができる。
ッサ等の画面表示を有する装置に於いて、表示画面の表
示可能な横方向文字数や縦方向行数を越えた表示データ
を表示する場合、オペレータの操作に応じて、いわゆる
横スクロールとか縦スクロールとか称されるように、表
示画面内に表示画面外の表示データをスクロール表示す
ることが行われている。これは、表示画面よりも大きい
論理画面上に配置された表示データを、表示画面を移動
させながら覗いていると言い替えることができる。
【0003】このような表示画面の移動方法は、種々の
手法があるが、例えば、次の3つの手法が代表的であ
る。
手法があるが、例えば、次の3つの手法が代表的であ
る。
【0004】即ち、第1の手法は、カーソル移動キーを
使用してカーソルを表示画面隅に動かしていき、この画
面隅に於いてさらにカーソル移動指示を行い続けること
で、画面移動を実現するというものである。
使用してカーソルを表示画面隅に動かしていき、この画
面隅に於いてさらにカーソル移動指示を行い続けること
で、画面移動を実現するというものである。
【0005】第2の手法は、表示画面端に移動指示バー
を、例えば、上端に水平方向移動指示バーを及び右端に
垂直方向移動指示バーをそれぞれ設け、この移動指示バ
ーの所望位置をマウス等で指すことにより、その移動方
向と移動量を指示するというものである。
を、例えば、上端に水平方向移動指示バーを及び右端に
垂直方向移動指示バーをそれぞれ設け、この移動指示バ
ーの所望位置をマウス等で指すことにより、その移動方
向と移動量を指示するというものである。
【0006】第3の手法は、移動指示バーの両端に移動
方向アイコンを設け、マウス等でこの移動方向アイコン
を指すことで、指し続けている間、その方向へ画面移動
し続けるというものである。
方向アイコンを設け、マウス等でこの移動方向アイコン
を指すことで、指し続けている間、その方向へ画面移動
し続けるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の場合、例えば上記第1の手法では、カーソルを現位置
から画面隅まで移動する手間がかかるのと、移動方向が
カーソルキーの方向の種類(通常は、「←」及び「→」
で水平、「↑」及び「↓」で垂直の2方向)に限定され
てしまうものであった。また、上記第2の手法では、移
動分量の指定が難しく、移動し過ぎたり、また足りなか
ったりと、位置決めが難しいという問題と、やはり、移
動方向が水平,垂直の2方向に限定されてしまうという
問題があった。さらに、上記第3の手法では、アイコン
の種類に移動方向が限定されて(通常は、水平,垂直の
2方向)しまうという問題があった。
の場合、例えば上記第1の手法では、カーソルを現位置
から画面隅まで移動する手間がかかるのと、移動方向が
カーソルキーの方向の種類(通常は、「←」及び「→」
で水平、「↑」及び「↓」で垂直の2方向)に限定され
てしまうものであった。また、上記第2の手法では、移
動分量の指定が難しく、移動し過ぎたり、また足りなか
ったりと、位置決めが難しいという問題と、やはり、移
動方向が水平,垂直の2方向に限定されてしまうという
問題があった。さらに、上記第3の手法では、アイコン
の種類に移動方向が限定されて(通常は、水平,垂直の
2方向)しまうという問題があった。
【0008】さらには、いずれの手法に於いても、設定
されていない方向の或る地点まで移動するときは、設定
されている方向を一つ一つ連続していくことで、階段状
的に移動するしかないという問題もあった。また、或る
方向から別の方向へ移動を切り換えるには、カーソル
(マウスカーソル)を別の特定域まで運ばねばならず、
操作性が悪いという問題があった。
されていない方向の或る地点まで移動するときは、設定
されている方向を一つ一つ連続していくことで、階段状
的に移動するしかないという問題もあった。また、或る
方向から別の方向へ移動を切り換えるには、カーソル
(マウスカーソル)を別の特定域まで運ばねばならず、
操作性が悪いという問題があった。
【0009】本発明の課題は、表示枠画面を水平,垂直
のみでなく、任意の方向への移動を簡易な操作方法とし
て提供することである。
のみでなく、任意の方向への移動を簡易な操作方法とし
て提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。表示手段は、全表示データの内の一部を表示可
能な表示領域を有する。領域表示手段は、基準点及びこ
の基準点の周辺を含む領域を、前記表示手段の表示画面
の移動の指示領域として、前記表示手段の表示領域の一
部に表示する。
である。表示手段は、全表示データの内の一部を表示可
能な表示領域を有する。領域表示手段は、基準点及びこ
の基準点の周辺を含む領域を、前記表示手段の表示画面
の移動の指示領域として、前記表示手段の表示領域の一
部に表示する。
【0011】指示手段は、前記領域表示手段により表示
された前記指示領域内の所望の位置を指示する。検出手
段は、前記指示手段により指示された前記指示領域内の
位置と前記基準点との相対的な位置を検出する。移動手
段は、前記検出手段により検出された相対的な位置に応
じて、前記全表示データに対する前記表示手段の表示領
域の相対的な位置を変更する。
された前記指示領域内の所望の位置を指示する。検出手
段は、前記指示手段により指示された前記指示領域内の
位置と前記基準点との相対的な位置を検出する。移動手
段は、前記検出手段により検出された相対的な位置に応
じて、前記全表示データに対する前記表示手段の表示領
域の相対的な位置を変更する。
【0012】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。表示手
段により、全表示データの内の一部が表示領域に表示さ
れているとき、領域表示手段は、基準点及びこの基準点
の周辺を含む領域を、前記表示手段の表示画面の移動の
指示領域として、前記表示手段の表示領域の一部に表示
する。ここで、指示手段により、前記領域表示手段によ
り表示された前記指示領域内の所望の位置が指示される
と、検出手段は、前記指示手段により指示された前記指
示領域内の位置と前記基準点との相対的な位置を検出
し、移動手段は、この検出手段により検出された相対的
な位置に応じて、前記全表示データに対する前記表示手
段の表示領域の相対的な位置を変更する。従って、指示
手段によって表示手段の表示領域の一部に表示されてい
る指示領域内の所望の位置を指示するだけで、移動手段
によって、その指示方向に表示領域の全表示データにつ
いての相対的な位置が移動されるので、簡易な操作によ
って任意の方向へ移動できるようになる。
段により、全表示データの内の一部が表示領域に表示さ
れているとき、領域表示手段は、基準点及びこの基準点
の周辺を含む領域を、前記表示手段の表示画面の移動の
指示領域として、前記表示手段の表示領域の一部に表示
する。ここで、指示手段により、前記領域表示手段によ
り表示された前記指示領域内の所望の位置が指示される
と、検出手段は、前記指示手段により指示された前記指
示領域内の位置と前記基準点との相対的な位置を検出
し、移動手段は、この検出手段により検出された相対的
な位置に応じて、前記全表示データに対する前記表示手
段の表示領域の相対的な位置を変更する。従って、指示
手段によって表示手段の表示領域の一部に表示されてい
る指示領域内の所望の位置を指示するだけで、移動手段
によって、その指示方向に表示領域の全表示データにつ
いての相対的な位置が移動されるので、簡易な操作によ
って任意の方向へ移動できるようになる。
【0013】
【実施例】以下、図1乃至図5の(D)を参照して本発
明の一実施例を説明する。
明の一実施例を説明する。
【0014】図1はその構成を示すもので、図中の参照
番号10は表示すべき全内容が格納されている論理画面
メモリである。12は表示枠サイズ情報が格納されてい
る表示枠サイズメモリであり、14は論理画面に対し、
画面表示枠がどの位置にあるかを、画面表示枠の中心点
を論理画面上の座標点として格納しておく表示枠中心座
標メモリである。
番号10は表示すべき全内容が格納されている論理画面
メモリである。12は表示枠サイズ情報が格納されてい
る表示枠サイズメモリであり、14は論理画面に対し、
画面表示枠がどの位置にあるかを、画面表示枠の中心点
を論理画面上の座標点として格納しておく表示枠中心座
標メモリである。
【0015】ここで、上記論理画面と画面表示枠の関係
は、図2に示すようになっている。即ち、画面表示枠1
6Aはディスプレイ16の表示画面に相当する物理的に
決められたサイズのものであり、例えば、水平方向40
文字及び垂直方向25行分の表示サイズを有している。
これに対し、論理画面16Bは、ワードプロセッサ等の
書式によって任意に、即ち論理的に設定されるもので、
例えば80文字×40行等といった大きなサイズのもの
である。
は、図2に示すようになっている。即ち、画面表示枠1
6Aはディスプレイ16の表示画面に相当する物理的に
決められたサイズのものであり、例えば、水平方向40
文字及び垂直方向25行分の表示サイズを有している。
これに対し、論理画面16Bは、ワードプロセッサ等の
書式によって任意に、即ち論理的に設定されるもので、
例えば80文字×40行等といった大きなサイズのもの
である。
【0016】18は上記論理画面16B上を画面表示枠
16Aが動くときの移動変位値を格納する移動変位値メ
モリであり、20は上記メモリ10,12,14,18
の内容をもとに実画面上にマップする表示メモリであ
る。
16Aが動くときの移動変位値を格納する移動変位値メ
モリであり、20は上記メモリ10,12,14,18
の内容をもとに実画面上にマップする表示メモリであ
る。
【0017】22は移動指示受付領域表示部であり、2
4はその表示座標メモリである。26はマウス等のポイ
ンティングデバイス28からの情報を受け取る入力部で
あり、30はその情報から移動方向を認識する移動方向
認識部である。32は上記メモリ12,14,18に格
納されている内容と、上記移動方向認識部30により認
識された移動方向とをもとにして表示枠移動座標を計算
する座標計算部であり、34はそれらを制御する制御部
である。
4はその表示座標メモリである。26はマウス等のポイ
ンティングデバイス28からの情報を受け取る入力部で
あり、30はその情報から移動方向を認識する移動方向
認識部である。32は上記メモリ12,14,18に格
納されている内容と、上記移動方向認識部30により認
識された移動方向とをもとにして表示枠移動座標を計算
する座標計算部であり、34はそれらを制御する制御部
である。
【0018】ここで、上記移動指示受付領域は、図2及
び図3の(A)に示すように、例えば円形の領域16C
であり、画面表示枠16A内の固定位置に表示されるよ
うにセットされている(なお、この位置は、移動指示受
付領域表示座標メモリ24の内容を変更することで可能
である)。この移動指示受付領域16Cは、図3の
(B)に示すように、ソフトウェア的に細かい座標点の
集合になっており、マウス28のポイント先(マウスカ
ーソル16Dの先端)は、その座標点上を指すことがで
きる。また、円周の外周線及び円の中心点(図中、符号
pで示す)や水平,垂直の目印線は、その座標点が発光
しているもので、円内の各座標点は発光していない。
び図3の(A)に示すように、例えば円形の領域16C
であり、画面表示枠16A内の固定位置に表示されるよ
うにセットされている(なお、この位置は、移動指示受
付領域表示座標メモリ24の内容を変更することで可能
である)。この移動指示受付領域16Cは、図3の
(B)に示すように、ソフトウェア的に細かい座標点の
集合になっており、マウス28のポイント先(マウスカ
ーソル16Dの先端)は、その座標点上を指すことがで
きる。また、円周の外周線及び円の中心点(図中、符号
pで示す)や水平,垂直の目印線は、その座標点が発光
しているもので、円内の各座標点は発光していない。
【0019】上記のような構成に於いて、図3の(A)
に示すように、マウス28によりマウスカーソル16D
が移動指示受付領域16C内の例えばa点に移動され、
マウス28がクリックされると、そのa点の座標が入力
部26を通し方向認識部30に入る。すると、移動方向
認識部30では、その座標が移動指示受付領域16Cの
座標内の位置かどうかを移動指示受付領域表示座標メモ
リ24の内容から判断する。即ち、マウス28により指
されたa点の座標と、領域のX座標の始点及び終点、並
びにY座標の始点及び終点とを比較して、移動指示受付
領域16Cの座標内の位置かどうか判断する。そして、
指している座標が移動指示受付領域16C内ならば、こ
の移動指示受付領域16Cの中心からの変位を図3の
(B)ようにX座標,Y座標とに分けて認識する。即
ち、中心点pを(X,Y)=(0,0)とし、XYの直
交方向で区切り、Xの右方向は「+」,左方向は
「−」、またYの上方向は「+」,下方向は「−」の値
の座標値と対応付けることにより、a点の中心点pに対
する相対的な座標を、移動指示受付領域16Cの中心か
らの変位として認識する。
に示すように、マウス28によりマウスカーソル16D
が移動指示受付領域16C内の例えばa点に移動され、
マウス28がクリックされると、そのa点の座標が入力
部26を通し方向認識部30に入る。すると、移動方向
認識部30では、その座標が移動指示受付領域16Cの
座標内の位置かどうかを移動指示受付領域表示座標メモ
リ24の内容から判断する。即ち、マウス28により指
されたa点の座標と、領域のX座標の始点及び終点、並
びにY座標の始点及び終点とを比較して、移動指示受付
領域16Cの座標内の位置かどうか判断する。そして、
指している座標が移動指示受付領域16C内ならば、こ
の移動指示受付領域16Cの中心からの変位を図3の
(B)ようにX座標,Y座標とに分けて認識する。即
ち、中心点pを(X,Y)=(0,0)とし、XYの直
交方向で区切り、Xの右方向は「+」,左方向は
「−」、またYの上方向は「+」,下方向は「−」の値
の座標値と対応付けることにより、a点の中心点pに対
する相対的な座標を、移動指示受付領域16Cの中心か
らの変位として認識する。
【0020】次に、座標計算部32で、図4のフローチ
ャートに従い、その変位を画面移動できる最小の移動分
量、つまり、移動指示受付領域16Cの中心点pと指さ
れた座標aとを結ぶ線上に画面のドットがある場合、中
心点pから一番短い距離にあるドットを計算で求め、そ
れを中心点pからのX方向の変位及びY方向の変位とし
て移動変位値メモリ18へそれぞれ格納する。
ャートに従い、その変位を画面移動できる最小の移動分
量、つまり、移動指示受付領域16Cの中心点pと指さ
れた座標aとを結ぶ線上に画面のドットがある場合、中
心点pから一番短い距離にあるドットを計算で求め、そ
れを中心点pからのX方向の変位及びY方向の変位とし
て移動変位値メモリ18へそれぞれ格納する。
【0021】即ち、まず上記移動方向認識部30で認識
されたX座標の値をY座標の値で割り、その商をkとす
る(ステップS11)。次に、このkの値が「0」であ
るか、「0」よりも大きいか小さいかを判断する(ステ
ップS12)。kの値が「0」であれば、最小移動変位
のX座標値xとして「0」を、また最小移動変位のY座
標値yとして「0」を移動変位値メモリ18に格納する
(ステップS13)。
されたX座標の値をY座標の値で割り、その商をkとす
る(ステップS11)。次に、このkの値が「0」であ
るか、「0」よりも大きいか小さいかを判断する(ステ
ップS12)。kの値が「0」であれば、最小移動変位
のX座標値xとして「0」を、また最小移動変位のY座
標値yとして「0」を移動変位値メモリ18に格納する
(ステップS13)。
【0022】一方、上記ステップS12に於いて、kの
値が「0」よりも大きいと判断された場合には、次に、
上記移動方向認識部30で認識されたX座標の値が
「0」以上であるかどうかを判断する(ステップS1
4)。そして、「0」以上であれば、最小移動変位のX
座標値xとして「1」を移動変位値メモリ18に格納し
(ステップS15)、「0」よりも小さければ、最小移
動変位のX座標値xとして「−1」を移動変位値メモリ
18に格納する(ステップS16)。次に、上記移動方
向認識部30で認識されたY座標の値が「0」以上であ
るかどうかを判断する(ステップS17)。そして、
「0」以上であれば、最小移動変位のY座標値yとして
「x×k」の値を移動変位値メモリ18に格納し(ステ
ップS18)、また「0」よりも小さければ、最小移動
変位のY座標値yとして「−x×k」の値を移動変位値
メモリ18に格納する(ステップS19)。
値が「0」よりも大きいと判断された場合には、次に、
上記移動方向認識部30で認識されたX座標の値が
「0」以上であるかどうかを判断する(ステップS1
4)。そして、「0」以上であれば、最小移動変位のX
座標値xとして「1」を移動変位値メモリ18に格納し
(ステップS15)、「0」よりも小さければ、最小移
動変位のX座標値xとして「−1」を移動変位値メモリ
18に格納する(ステップS16)。次に、上記移動方
向認識部30で認識されたY座標の値が「0」以上であ
るかどうかを判断する(ステップS17)。そして、
「0」以上であれば、最小移動変位のY座標値yとして
「x×k」の値を移動変位値メモリ18に格納し(ステ
ップS18)、また「0」よりも小さければ、最小移動
変位のY座標値yとして「−x×k」の値を移動変位値
メモリ18に格納する(ステップS19)。
【0023】また、上記ステップS12に於いて、kの
値が「0」よりも小さいと判断された場合には、次に、
上記移動方向認識部30で認識されたY座標の値が
「0」以上であるかどうかを判断する(ステップS2
0)。そして、「0」以上であれば、最小移動変位のY
座標値yとして「1」を移動変位値メモリ18に格納し
(ステップS21)、「0」よりも小さければ、yとし
て「−1」を移動変位値メモリ18に格納する(ステッ
プS22)。次に、上記移動方向認識部30で認識され
たX座標の値が「0」以上であるかどうかを判断する
(ステップS23)。そして、「0」以上であれば、最
小移動変位のX座標値xとして「1/k」の値を移動変
位値メモリ18に格納し(ステップS24)、また
「0」よりも小さければ、xとして「−1/k」の値を
移動変位値メモリ18に格納する(ステップS25)。
値が「0」よりも小さいと判断された場合には、次に、
上記移動方向認識部30で認識されたY座標の値が
「0」以上であるかどうかを判断する(ステップS2
0)。そして、「0」以上であれば、最小移動変位のY
座標値yとして「1」を移動変位値メモリ18に格納し
(ステップS21)、「0」よりも小さければ、yとし
て「−1」を移動変位値メモリ18に格納する(ステッ
プS22)。次に、上記移動方向認識部30で認識され
たX座標の値が「0」以上であるかどうかを判断する
(ステップS23)。そして、「0」以上であれば、最
小移動変位のX座標値xとして「1/k」の値を移動変
位値メモリ18に格納し(ステップS24)、また
「0」よりも小さければ、xとして「−1/k」の値を
移動変位値メモリ18に格納する(ステップS25)。
【0024】そして、座標計算部32では、移動変位値
メモリ18に格納されたX方向の変位値xを表示枠中心
座標メモリ14のX座標値に足し、同様に移動変位値メ
モリ18に格納されたY方向の変位値yを表示枠中心座
標メモリ14のY座標値に足して、最小の移動先の新座
標を得、これを制御部34へ渡す。制御部34は、論理
画面メモリ10の内容と、この画面表示枠16Aの新座
標とに従い、画面表示枠16Aの範囲の画面情報を画面
表示メモリ20に書き込み、ディスプレイ16に表示す
る。
メモリ18に格納されたX方向の変位値xを表示枠中心
座標メモリ14のX座標値に足し、同様に移動変位値メ
モリ18に格納されたY方向の変位値yを表示枠中心座
標メモリ14のY座標値に足して、最小の移動先の新座
標を得、これを制御部34へ渡す。制御部34は、論理
画面メモリ10の内容と、この画面表示枠16Aの新座
標とに従い、画面表示枠16Aの範囲の画面情報を画面
表示メモリ20に書き込み、ディスプレイ16に表示す
る。
【0025】これにより、移動指示受付領域16Cの円
の中心点pとマウス28がクリックされた点aを結ぶ方
向に、画面表示枠16Aが論理画面16Bに関して相対
的に移動する。
の中心点pとマウス28がクリックされた点aを結ぶ方
向に、画面表示枠16Aが論理画面16Bに関して相対
的に移動する。
【0026】さらに、マウス28がクリックされ続けれ
ば、その座標を読み取り、上記と同様にして、その座標
が移動指定受付領域16C内かを判断する。領域外なら
ば移動処理をやめ、領域内であれば同様にして領域の中
心点pからの変位を求め、図4のフローチャートに従っ
て最小変位を求める。そして、前回求めた値(移動変位
値メモリ18に格納されている値)と比較し、同じなら
ば、同様に画面表示枠16Aを移動していく。もし、比
較した結果が異なった場合は、その新しい値で画面表示
枠16Aを移動する。
ば、その座標を読み取り、上記と同様にして、その座標
が移動指定受付領域16C内かを判断する。領域外なら
ば移動処理をやめ、領域内であれば同様にして領域の中
心点pからの変位を求め、図4のフローチャートに従っ
て最小変位を求める。そして、前回求めた値(移動変位
値メモリ18に格納されている値)と比較し、同じなら
ば、同様に画面表示枠16Aを移動していく。もし、比
較した結果が異なった場合は、その新しい値で画面表示
枠16Aを移動する。
【0027】このようにして、マウス28の指示がなく
なるまで移動を繰り返す。
なるまで移動を繰り返す。
【0028】ただし、移動していき、画面表示枠16A
の縁が、論理画面16Bの端に達した場合は、指示が維
持されていても、それ以上その方向には動かない。
の縁が、論理画面16Bの端に達した場合は、指示が維
持されていても、それ以上その方向には動かない。
【0029】これを、図5の(A)乃至(D)を参照し
て説明する。
て説明する。
【0030】今、図5の(A)に示すように、論理画面
メモリ10つまり論理画面16BのX方向及びY方向の
サイズをそれぞれDX ,DY 、表示画面つまり画面表示
枠16AのX方向及びY方向のサイズをそれぞれdx ,
dy とし、画面表示枠16Aの中心位置の座標を(x,
y)とする。また、図5の(B)に示すように、マウス
28により、移動方向指示受付領域16Cの点Qが指さ
れているものとする。このとき、点Qの座標は(Qx ,
Qy )である。また、移動指示受付領域16Cの円内の
4つの象現の座標値は図5の(C)に示される関係とな
る。
メモリ10つまり論理画面16BのX方向及びY方向の
サイズをそれぞれDX ,DY 、表示画面つまり画面表示
枠16AのX方向及びY方向のサイズをそれぞれdx ,
dy とし、画面表示枠16Aの中心位置の座標を(x,
y)とする。また、図5の(B)に示すように、マウス
28により、移動方向指示受付領域16Cの点Qが指さ
れているものとする。このとき、点Qの座標は(Qx ,
Qy )である。また、移動指示受付領域16Cの円内の
4つの象現の座標値は図5の(C)に示される関係とな
る。
【0031】このような関係に於いて、座標計算部32
は、上記移動方向認識部30で認識された点QのX座標
Qx が「0」以上であるかどうかを判断し(ステップS
31)、「0」以上であれば、次に、「DX −x」の値
が「dx /2」の値となるかどうかを判断する(ステッ
プS32)。もし両者が等しければ、画面表示枠16A
の縁が論理画面16Bの右端に達したと判断して、それ
以上その方向(「+X」方向)には移動しないようにす
る(ステップS33)。また、点QのX座標Qx が
「0」よりも小さい場合には、次に、「dx /2」の値
が「x」となるかどうかを判断する(ステップS3
4)。もし「x」となれば、画面表示枠16Aの縁が論
理画面16Bの左端に達したと判断して、それ以上その
方向(「−X」方向)には移動しないようにする(ステ
ップS33)。
は、上記移動方向認識部30で認識された点QのX座標
Qx が「0」以上であるかどうかを判断し(ステップS
31)、「0」以上であれば、次に、「DX −x」の値
が「dx /2」の値となるかどうかを判断する(ステッ
プS32)。もし両者が等しければ、画面表示枠16A
の縁が論理画面16Bの右端に達したと判断して、それ
以上その方向(「+X」方向)には移動しないようにす
る(ステップS33)。また、点QのX座標Qx が
「0」よりも小さい場合には、次に、「dx /2」の値
が「x」となるかどうかを判断する(ステップS3
4)。もし「x」となれば、画面表示枠16Aの縁が論
理画面16Bの左端に達したと判断して、それ以上その
方向(「−X」方向)には移動しないようにする(ステ
ップS33)。
【0032】同様に、点QのY座標Qy が「0」以上で
あるかどうかを判断し(ステップS35)、「0」以上
であれば、次に、「dy /2」の値が「y」となるかど
うかを判断する(ステップS36)。もし「y」となれ
ば、画面表示枠16Aの縁が論理画面16Bの上端に達
したと判断して、それ以上その方向(「+Y」方向)に
は移動しないようにする(ステップS37)。また、点
QのY座標Qy が「0」よりも小さい場合には、次に、
「DY −y」の値が「dy /2」の値となるかどうかを
判断する(ステップS38)。もし両者が等しければ、
画面表示枠16Aの縁が論理画面16Bの下端に達した
と判断して、それ以上その方向(「−Y」方向)には移
動しないようにする(ステップS37)。
あるかどうかを判断し(ステップS35)、「0」以上
であれば、次に、「dy /2」の値が「y」となるかど
うかを判断する(ステップS36)。もし「y」となれ
ば、画面表示枠16Aの縁が論理画面16Bの上端に達
したと判断して、それ以上その方向(「+Y」方向)に
は移動しないようにする(ステップS37)。また、点
QのY座標Qy が「0」よりも小さい場合には、次に、
「DY −y」の値が「dy /2」の値となるかどうかを
判断する(ステップS38)。もし両者が等しければ、
画面表示枠16Aの縁が論理画面16Bの下端に達した
と判断して、それ以上その方向(「−Y」方向)には移
動しないようにする(ステップS37)。
【0033】なお、移動指示受付領域16Cは、本実施
例では常に表示しているものとして説明したが、操作に
より、不要なときは消せるようにしても良い。また、そ
の表示位置は任意に設定できるようにしても良く、必要
に応じて、現在のマウス28の指示位置に表示しても良
い。さらには、この移動指示受付領域16Cの大きさも
固定ではなく、設定値を変えることで変更可能である
し、オペレータが操作によって自由なサイズにすること
も可能である。
例では常に表示しているものとして説明したが、操作に
より、不要なときは消せるようにしても良い。また、そ
の表示位置は任意に設定できるようにしても良く、必要
に応じて、現在のマウス28の指示位置に表示しても良
い。さらには、この移動指示受付領域16Cの大きさも
固定ではなく、設定値を変えることで変更可能である
し、オペレータが操作によって自由なサイズにすること
も可能である。
【0034】また、上記実施例では、マウス28による
指定の例で説明したが、タッチパネル等の位置検出手段
を有する場合には、ペン等による指定に応答して画面の
移動量を制御しても良い。
指定の例で説明したが、タッチパネル等の位置検出手段
を有する場合には、ペン等による指定に応答して画面の
移動量を制御しても良い。
【0035】さらに、ウィンドウ表示の場合には、各ウ
ィンドウの画面サイズに応じて画面制御を行う。
ィンドウの画面サイズに応じて画面制御を行う。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、表示画面内に画面表示
枠の移動指示を受け付ける1つの領域を設け、その中の
領域の1点をクリックし続けることで、その領域の中心
からクリックされた点を結んだものと同じ方向に画面表
示枠を移動するようにしたので、画面表示枠の移動が水
平,垂直のみだけでなく任意方向に移動できるようにな
る。また、指示受付領域が1ヶ所であるため、或る方向
移動から別の方向移動と連続させる時も、別操作を介す
ことなくできるようになる。
枠の移動指示を受け付ける1つの領域を設け、その中の
領域の1点をクリックし続けることで、その領域の中心
からクリックされた点を結んだものと同じ方向に画面表
示枠を移動するようにしたので、画面表示枠の移動が水
平,垂直のみだけでなく任意方向に移動できるようにな
る。また、指示受付領域が1ヶ所であるため、或る方向
移動から別の方向移動と連続させる時も、別操作を介す
ことなくできるようになる。
【図1】実施例のブロック構成図である。
【図2】論理画面と画面表示枠の関係を示す図である。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれは移動指示受付領
域を示す図である。
域を示す図である。
【図4】最小移動分量算出動作を説明するためフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】(A)は論理画面と表示画面のサイズ関係を示
す図、(B)は移動指示受付領域と指示座標を示す図、
(C)は移動指示受付領域の円内の4つの象現の座標値
を示す図、(D)は画面端に達したときの移動停止動作
を説明するためのフローチャートである。
す図、(B)は移動指示受付領域と指示座標を示す図、
(C)は移動指示受付領域の円内の4つの象現の座標値
を示す図、(D)は画面端に達したときの移動停止動作
を説明するためのフローチャートである。
10…論理画面メモリ、12…表示枠サイズメモリ、1
4…表示枠中心座標メモリ、16A…画面表示枠、16
B…論理画面、16C…移動指示受付領域、18…移動
変位値メモリ、20…表示メモリ、22…移動指示受付
領域表示部、24…移動指示受付領域表示座標メモリ、
26…入力部、28…ポインティングデバイス、30…
移動方向認識部、32…座標計算部、34…制御部。
4…表示枠中心座標メモリ、16A…画面表示枠、16
B…論理画面、16C…移動指示受付領域、18…移動
変位値メモリ、20…表示メモリ、22…移動指示受付
領域表示部、24…移動指示受付領域表示座標メモリ、
26…入力部、28…ポインティングデバイス、30…
移動方向認識部、32…座標計算部、34…制御部。
Claims (1)
- 【請求項1】 全表示データの内の一部を表示可能な表
示領域を有する表示手段と、 基準点及びこの基準点の周辺を含む領域を、前記表示手
段の表示画面の移動の指示領域として、前記表示手段の
表示領域の一部に表示する領域表示手段と、 前記領域表示手段により表示された前記指示領域内の所
望の位置を指示する指示手段と、 前記指示手段により指示された前記指示領域内の位置と
前記基準点との相対的な位置を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された相対的な位置に応じて、
前記全表示データに対する前記表示手段の表示領域の相
対的な位置を変更する移動手段と、 を具備することを特徴とする表示データ移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248955A JPH0675558A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 表示データ移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248955A JPH0675558A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 表示データ移動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675558A true JPH0675558A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=17185893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4248955A Pending JPH0675558A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 表示データ移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0675558A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10104119A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-24 | Topcon Corp | レンズメーター |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP4248955A patent/JPH0675558A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10104119A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-24 | Topcon Corp | レンズメーター |
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