JPH09282132A - マルチウインドウ表示装置 - Google Patents

マルチウインドウ表示装置

Info

Publication number
JPH09282132A
JPH09282132A JP8091531A JP9153196A JPH09282132A JP H09282132 A JPH09282132 A JP H09282132A JP 8091531 A JP8091531 A JP 8091531A JP 9153196 A JP9153196 A JP 9153196A JP H09282132 A JPH09282132 A JP H09282132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
windows
display device
movement
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8091531A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Santo
章一 山東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP8091531A priority Critical patent/JPH09282132A/ja
Publication of JPH09282132A publication Critical patent/JPH09282132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑に重ね合わさったウインドウに対して、
移動させる手間やウインドウシステムの操作性を阻害す
ることなく、簡便かつ直接的な操作で任意のウインドウ
をアクティブウインドウにし得るマルチウインドウ表示
装置を提供する。 【解決手段】 複数のウインドウの個々のウインドウに
対応して、そのウインドウの表示画面上における表示位
置及び優先順位を記憶するRAM5と、手動入力装置2
のジェスチャーから求まる各移動パターンと最前面に表
示すべきウインドウとをそれぞれ対応づけて記憶するR
AM5と、手動入力装置2のジェスチャーがRAM5に
予め記憶された各登録パターンに一致したときに、RA
M5に記憶された個々のウインドウの優先順位を登録パ
ターンに一致するウインドウが最前面に表示されるよう
に変更するCPU6と、RAM5の優先順位に従って順
次重ね合わせて表示するCRT4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータ等の情報機器に供せられ、複数のウインド
ウを例えばCRT等の表示画面上で重ねあわせて表示
し、かつ各ウインドウの優先順位及び表示順序を切り替
えて表示する機能を有するマルチウインドウ表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、異なる複数のジョブに対応す
る各ウインドウをCRT画面上に同時に表示するウイン
ドウシステムを採用するマルチウインドウ表示装置が知
られている。このマルチウインドウ表示装置では、それ
ぞれのウインドウに割り振られた異なるジョブを同時に
監視したり、或いは特定のウインドウに対してキー入力
を行うことによりコマンド等を発行させることが可能で
ある。
【0003】ここで、特定のウインドウに対してコマン
ドを発行する際の、対象となっているウインドウをアク
ティブウインドウと言うが、通常、アクティブウインド
ウはCRT画面上で最前面に表示しなければならない。
最前面に表示されていないウインドウに対してキー入力
等によるコマンド等を発行する場合、そのウインドウを
最前面に持って来るように優先順位を変更してアクティ
ブウインドウにしなければならない。
【0004】実際の作業では、表示ウインドウの表示優
先順位の変更操作が頻繁に行われ、また、表示ウインド
ウの数の増加に伴い変更操作も逐次増加する。
【0005】この表示優先順位の変更操作には、従来、
以下の2つの方法がある。
【0006】 マウスカーソルをアクティブウインド
ウにしたいウインドウ上に移動し、マウスボタンを押す
方法 マウスカーソルを非ウインドウ領域に移動させてマ
ウスボタンを押すか或いは通常用いないキー入力を行っ
て起動させているウインドウの一覧を表示し、そこから
アクティブウインドウにしたいウインドウを選択する方
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマルチウインドウ表示装置における2通りのウイン
ドウの表示優先順位の変更方法では、それぞれ以下のよ
うな問題点を有している。
【0008】すなわち、方法については、目的のウイ
ンドウが他のウインドウに隠されてしまっている時に
は、上にあるウインドウを移動させる等の手間が発生す
る。
【0009】また、方法については、一覧から目的の
ウインドウを選択する必要があり、直接的な操作が行え
ず、ウインドウシステムの利点である操作性の良さが阻
害される。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、複雑に重ね合わさったウ
インドウに対して、移動させる手間や、ウインドウシス
テムの操作性を阻害することなく、簡便かつ直接的な操
作で任意のウインドウをアクティブウインドウにし得る
マルチウインドウ表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のマ
ルチウインドウ表示装置は、上記課題を解決するため
に、複数のウインドウの個々のウインドウに対応して、
そのウインドウの表示画面上における表示位置及び優先
順位を記憶する記憶手段と、例えばマウス等の描画用入
力手段の移動軌跡から求まる各移動パターンと最前面に
表示すべきウインドウとをそれぞれ対応づけて記憶する
パターン登録手段と、描画用入力手段の移動軌跡が上記
パターン登録手段に予め記憶された各登録パターンに一
致したときに、上記記憶手段に記憶された個々のウイン
ドウの優先順位を上記登録パターンに一致するウインド
ウが最前面に表示されるように変更する変更手段と、記
憶手段の優先順位に従って順次重ね合わせて表示する表
示手段とを備えていることを特徴としている。
【0012】上記の構成によれば、最初に、例えばマウ
ス等の描画用入力手段の移動軌跡から求まる各移動パタ
ーンと最前面に表示すべきウインドウとをそれぞれ対応
づけてパターン登録手段に記憶しておく。
【0013】この状態で、表示手段にて記憶手段の優先
順位に従って順次ウインドウを重ね合わせて表示してい
るときに、特定のウインドウを最前面に持ってきたい場
合には、再度、例えばマウス等の描画用入力手段を所定
軌跡で移動させる。
【0014】これによって、変更手段は、上記描画用入
力手段の移動軌跡が上記パターン登録手段に予め記憶さ
れた各登録パターンに一致するかを判断する。そして、
移動軌跡が登録パターンに一致したときには、変更手段
は、上記記憶手段に記憶された個々のウインドウの優先
順位を上記登録パターンに一致するウインドウが最前面
に表示されるように変更する。
【0015】そして、この変更された記憶手段の優先順
位に従って表示手段が順次重ね合わせて表示する。この
結果、マウスにて所定の軌跡を描いたときに、目的とす
るウインドウが最前面に表示されることになる。
【0016】したがって、複雑に重ね合わさったウイン
ドウに対して、移動させる手間や、ウインドウシステム
の操作性を阻害することなく、簡便かつ直接的な操作で
任意のウインドウをアクティブウインドウにすることが
できる。
【0017】請求項2に係る発明のマルチウインドウ表
示装置は、上記課題を解決するために、請求項1記載の
マルチウインドウ表示装置において、上記描画用入力手
段における移動軌跡の登録パターンとして、マウスを移
動する際の移動始点及び移動終点から求まる、各X座標
の差の正負及び各Y座標の差の正負により区分すること
を特徴としている。
【0018】上記の構成によれば、移動軌跡の登録に際
して、マウスを移動する際の移動始点及び移動終点から
求まる、各X座標の差の正負及び各Y座標の差の正負に
より区分する。この結果、各X座標の差の正負により2
種、及び各Y座標の差の正負により2種の計4種のウイ
ンドウに対する登録パターンが簡単な操作で登録できる
ことになる。
【0019】したがって、使用に際して、マウスの簡単
な移動操作にて、所望のウインドウを最前面に変更する
ことができる。
【0020】請求項3に係る発明のマルチウインドウ表
示装置は、上記課題を解決するために、請求項1記載の
マルチウインドウ表示装置において、上記描画用入力手
段の移動軌跡の認識に際して、認識時間を規定すべく計
時手段が設けられていることを特徴としている。
【0021】すなわち、上記描画用入力手段の移動軌跡
の認識に際して、複雑な移動軌跡を必要とする場合に
は、認識が容易でないことが起こり得る。
【0022】しかし、本発明においては、認識時間を規
定すべく計時手段が設けられているので、応答が所定時
間ない場合には、認識を断念し、再度移動軌跡を入力し
直す等の処置をとることができる。
【0023】したがって、応答性の良いマルチウインド
ウ表示装置を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図9に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0025】本実施の形態のマルチウインドウ表示装置
は、図1に示すように、ROM(Read Only Memory)
1、描画用入力手段としての手動入力装置2、ビデオメ
モリ3、表示手段としてのCRT(Cathode-Ray Tube)
4、記憶手段及びパターン登録手段としてのRAM(Ra
ndom Access Memory) 5、及びCPU(Central Proces
sing Unit)6がバス7を介してそれぞれ接続されてい
る。
【0026】上記ROM1には、CPU6を制御するプ
ログラムが格納されている。上記手動入力装置2は、キ
ーボードやマウスにて構成されるものであり、アプリケ
ーションに対するデータ入力が可能であると共に、キー
ボードやマウスにてCRT4の画面上のカーソルを移動
することにより描画情報入力、つまりジェスチャー入力
が可能となっている。なお、本実施の形態では、キーボ
ードやマウスを対象としているが、必ずしもこれに限ら
ず、例えばタブレット等を使用したペン入力も使用可能
である。
【0027】上記ビデオメモリ3には、CRT4の表示
に必要な表示データが格納されている。
【0028】上記のCRT4は、GUI(Graphical Us
er Interface) 環境をサポートできる解像度を有してい
る。なお、本実施の形態では、表示手段としてCRTを
用いているが、必ずしもこれに限らず、例えば液晶表示
パネルを使用することも可能である。
【0029】上記RAM5には、CRT4に表示されて
いるウインドウ情報格納領域、CPU6の動作に必要な
システム領域、及びユーザーのアプリケーションが必要
とするユーザー領域等が設けられている。
【0030】上記のRAM5に格納されているウインド
ウ情報格納領域には、図2に示すように、それぞれのウ
インドウに対して、アプリケーション、その大きさ、場
所、優先順位、及びジェスチャーが対応づけられてテー
ブルに格納されている。したがって、これによって、R
AM5は記憶手段としての機能を果たしている。
【0031】上記の優先順位、つまりCRT4の画面上
に複数のウインドウを同時に重ねて表示するときの最前
面からの順序は、変更手段としてのCPU6の判断によ
り更新されるようになっている。すなわち、本実施の形
態のマルチウインドウ表示装置では、マウスを所定の軌
跡で移動することにより、つまり移動パターンとして所
定のジェスチャーを行うことによりそのジェスチャーに
対応するウインドウを最前面に表示し得るようになって
いる。
【0032】このように、所定のジェスチャーにより所
定のウインドウを最前面に変更するためには、最初にユ
ーザーがウインドウシステムにて操作を開始する際に、
どのようなジェスチャーを行った時にどのウインドウを
アクティブウインドウにするかを、パターン登録手段と
してのRAM5のユーザー領域に設定しておく必要があ
る。
【0033】この所定のジェスチャーを設定するための
CRT4上の表示画面は、図3に示すようになってい
る。この表示画面には、設定するアプリケーションの選
択ボックス11、設定するジェスチャーの入力領域1
2、書き直しコマンド入力領域13、OKコマンド入力
領域14、及びキャンセルコマンド入力領域15等が設
けられている。
【0034】上記設定するアプリケーションの選択ボッ
クス11には、考えられる全てのアプリケーションがリ
ストされている。そして、これらアプリケーションの内
から設定を行う任意のアプリケーションを1つ選択し、
それと同時に、設定するジェスチャーの入力領域12に
登録したいジェスチャーをマウスにて入力する。
【0035】ここで、上記のジェスチャーの登録につい
て詳述する。ジェスチャーについては種々のものが考え
られるが、本実施の形態では、アプリケーションが4つ
あるとして、ジェスチャーの開始座標及び終了座標を求
め、その傾き及び方向により各ジェスチャーを各アプリ
ケーションに対応させている。
【0036】具体的には、ジェスチャーの開始座標をS
(Xs ,Ys )とし、終了座標をE(Xe ,Ye )とす
る。そして、(Xe −Xs )の正負、及び(Ye −Ys
)の正負により、図4に示すように、4種類のジェス
チャーとして示すことができ、これによって、4つのア
プリケーションA〜Dについて、4種の登録パターンと
して登録しておく。これによって、いずれのアプリケー
ションA〜Dを最前面に表示するかを決定することがで
きる。
【0037】すなわち、上述のように登録しておけば、
再度ジェスチャーが入力されたときには、同図に示すよ
うに、(Xe −Xs )の正負により横の欄を決定し、次
いで、(Ye −Ys )の正負により縦の欄を決定し、そ
の交わる位置に設定されているアプリケーションを最前
面に表示するものとして認識される。
【0038】上記の動作を実際の変更操作に則して説明
する。例えば、RAM5における各アプリケーションA
〜Dの優先順位が、図2に示すように昇順となってお
り、CRT4の表示画面上で、図5に示すように各ウイ
ンドウが重なった状態にて表示され、アプリケーション
Aが最前面にある場合に、アプリケーションCを最前面
に呼び出すには、以下の動作が行われる。
【0039】まず、図5に示すように、マウスにて図示
しないマウスカーソルを移動して画面上に左上がりの矢
印で示されるジェスチャー20を行う。これによって、
CPU5の図示しないマウスカーソル軌跡認識処理部で
は、上記ジェスチャー20の認識を行う。具体的には、
上記矢印の左上を(0,0)座標とした場合、(Xe−
Xs )が負、かつ(Ye −Ys )が正となり、図4に示
す登録テーブルと照合することにより、アプリケーショ
ンCが選択される。そして、これによって、図2に示す
優先順位が更新され、アプリケーションAの順位が1→
2に、アプリケーションBの順位が2→3に、アプリケ
ーションCの順位が3→1に、及びアプリケーションD
の順位が4として更新される。そして、RAM5でのこ
の優先順位に従ってCRT4の表示画面上で表示される
と、図6に示すようになる。
【0040】なお、本実施の形態では、アプリケーショ
ン数は4であるが、上記のアプリケーション数を増やし
て選択したい場合には、ジェスチャーの開始から終了ま
でにサンプリングした座標に基づいて軌跡の変曲点の個
数を2回微分を行うことによりカウントする方法等を採
用することによって対処することが可能である。
【0041】上記ジェスチャーの登録についての一連の
動作を図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0042】まず、ジェスチャーの設定モードが選択さ
れると、図3に示すアプリケーションのリストが画面上
に表示される(S1)。次いで、アプリケーションが選
択されると(S2)、ジェスチャー入力が既になされて
いるかを判断し(S3)、未入力であればジェスチャー
の入力を行う(S4)。このとき、書き損じがあったこ
とを考慮して、書き直しの有無を判断する(S5)。書
き直しが無い場合には、選択されたアプリケーションに
対応させて、このジェスチャーをRAM5に記憶するこ
とにより登録する(S6)。書き直しが有る場合には、
S3に処理を戻す。
【0043】次に、上記のジェスチャーが登録されてい
る場合にマウスを操作して目的のアプリケーションを最
前面に変更する動作を図8のフローチャートに基づいて
説明する。
【0044】まず、ジェスチャーを入力するために、所
定のマウスボタンを押圧することによる割り込み動作が
行われる(S11)。この時には、マウスボタンは通常
では使用しない押し方がなされる。この押し方は、例え
ば複数のマウスボタンを同時に押圧する等の動作であ
り、2ボタンマウスの場合には2つのボタンを同時に押
圧するとか、3ボタンマウスの場合には3つのボタンを
同時に押圧する等の動作である。また、割り込み動作
は、マウスボタンの代わりにキーを用いることもでき、
その際には、通常使用しない例えばCTRL(Control)
キーや2ストロークキー等のキーを使用する。
【0045】上記の操作がなされると、OS(Operatio
n System)は割り込みのためのマウスボタン操作である
ことを判断し(S12)、マウスカーソル軌跡認識処理
部に制御を移す。
【0046】マウスカーソル軌跡認識処理部では、マウ
スカーソルの移動した軌跡が認識され(S13)、認識
した軌跡が登録済の軌跡と一致するか否かが判断される
(S14)。なお、この認識に際して、指定されたマウ
スボタンを押している間だけ認識するか又はマウスボタ
ンを離してマウスカーソルの移動が停止するまで認識す
るかは任意に設定することが可能である。
【0047】次いで、目的のウインドウの表示順位を最
上位に変更し、アクティブウインドウにする(S1
5)。なお、本実施の形態では、ジェスチャー等の軌跡
認識処理及び最前面に所定のウインドウを表示する処理
をCPU5が行っているが、必ずしもこれに限らず、例
えば、ジェスチャー等の軌跡認識処理は、その他のOS
の処理に引き渡して行うことも可能である。これによっ
て、容易に、種々のジェスチャーに対応する複数ウイン
ドウの認識が可能となる。
【0048】ここで、上記S13におけるマウスカーソ
ル軌跡認識処理部での動作を詳述する。マウスカーソル
軌跡認識処理では、マウスカーソルの動きをRAM5に
取り込みながらジェスチャーの終了を待つ。ジェスチャ
ーの終了を感知できない場合は、ユーザーの誤動作と見
なし、計時手段としてのタイムアウト処理を行う。そし
て、ジェスチャーの終了を検出すると、軌跡認識処理を
行う。ここでは、マウスカーソルがどのように動いたか
をRAM5から取り出しながら判断する。
【0049】具体的には、図9のフローチャートに示す
ように、ジェスチャー入力が行われているかを判断し
(S21)、行われているときには時間計時用の変数T
をクリアし(S22)、入力の終了を検出する(S2
3)。S23で入力中であれば、Tの値を増やし(S2
4)、次いで、例えばT=100等の特定時間連続して
入力が行われているかの判断を行い(S25)、T=1
00以上の特定時間であればエラーとして、処理を終了
する(S26)。
【0050】一方、S23にてジェスチャーの終了を検
出すると、ジェスチャーの判別を図4のテーブルにより
行い(S27)、順位の再設定を行った後(S28)、
再設定された順位にて再表示を行う(S29)。
【0051】このように、本実施の形態のマルチウイン
ドウ表示装置では、最初に、例えばマウス等の手動入力
装置2のジェスチャーから求まる各移動パターンと最前
面に表示すべきウインドウとをそれぞれ対応づけてRA
M5に記憶しておく。
【0052】この状態で、CRT4にてRAM5の優先
順位に従って順次ウインドウを重ね合わせて表示してい
るときに、特定のウインドウを最前面に持ってきたい場
合には、再度、例えばマウス等の手動入力装置2を所定
ジェスチャーで移動させる。
【0053】これによって、CPU6は、手動入力装置
2のジェスチャーがRAM5に予め記憶された各登録パ
ターンに一致するかを判断する。そして、ジェスチャー
が登録パターンに一致したときには、CPU6は、上記
記憶手段に記憶された個々のウインドウの優先順位を上
記登録パターンに一致するウインドウが最前面に表示さ
れるように変更する。
【0054】そして、この変更されたRAM5の優先順
位に従ってCRT4が順次重ね合わせて表示する。この
結果、マウスにて所定のジェスチャーをしたときに、目
的とするウインドウが最前面に表示されることになる。
【0055】したがって、複雑に重ね合わさったウイン
ドウに対して、移動させる手間や、ウインドウシステム
の操作性を阻害することなく、簡便かつ直接的な操作で
任意のウインドウをアクティブウインドウにすることが
できる。
【0056】また、本実施の形態のマルチウインドウ表
示装置では、ジェスチャーの登録に際して、マウスを移
動する際の移動始点及び移動終点から求まる、各X座標
の差の正負及び各Y座標の差の正負により区分する。こ
の結果、各X座標の差の正負により2種、及び各Y座標
の差の正負により2種の計4種のウインドウに対する登
録パターンが簡単な操作で登録できることになる。
【0057】したがって、使用に際して、マウスの簡単
なジェスチャーにて、所望のウインドウを最前面に変更
することができる。
【0058】また、マウス等の手動入力装置のジェスチ
ャーの認識に際して、複雑なジェスチャーを必要とする
場合には、認識が容易でないことが起こり得る。
【0059】しかし、本実施の形態においては、認識時
間を規定すべく計時手段が設けられているので、応答が
所定時間ない場合には、認識を断念し、再度ジェスチャ
ーを入力し直す等の処置をとることができる。
【0060】したがって、応答性の良いマルチウインド
ウ表示装置を提供することができる。
【0061】
【発明の効果】請求項1に係る発明のマルチウインドウ
表示装置は、以上のように、複数のウインドウの個々の
ウインドウに対応して、そのウインドウの表示画面上に
おける表示位置及び優先順位を記憶する記憶手段と、描
画用入力手段の移動軌跡から求まる各移動パターンと最
前面に表示すべきウインドウとをそれぞれ対応づけて記
憶するパターン登録手段と、描画用入力手段の移動軌跡
が上記パターン登録手段に予め記憶された各登録パター
ンに一致したときに、上記記憶手段に記憶された個々の
ウインドウの優先順位を上記登録パターンに一致するウ
インドウが最前面に表示されるように変更する変更手段
と、記憶手段の優先順位に従って順次重ね合わせて表示
する表示手段とを備えている構成である。
【0062】それゆえ、複雑に重ね合わさったウインド
ウに対して、移動させる手間や、ウインドウシステムの
操作性を阻害することなく、簡便かつ直接的な操作で任
意のウインドウをアクティブウインドウにすることがで
きるという効果を奏する。
【0063】請求項2に係る発明のマルチウインドウ表
示装置は、以上のように、請求項1記載のマルチウイン
ドウ表示装置において、上記描画用入力手段における移
動軌跡の登録パターンとして、マウスを移動する際の移
動始点及び移動終点から求まる、各X座標の差の正負及
び各Y座標の差の正負により区分する構成である。
【0064】それゆえ、各X座標の差の正負により2
種、及び各Y座標の差の正負により2種の計4種のウイ
ンドウに対する登録パターンが簡単な操作で登録できる
ことになる。
【0065】したがって、使用に際して、マウスの簡単
な移動操作にて、所望のウインドウを最前面に変更する
ことができるという効果を奏する。
【0066】請求項3に係る発明のマルチウインドウ表
示装置は、以上のように、請求項1記載のマルチウイン
ドウ表示装置において、上記描画用入力手段の移動軌跡
の認識に際して、認識時間を規定すべく計時手段が設け
られている構成である。
【0067】すなわち、上記描画用入力手段の移動軌跡
の認識に際して、複雑な移動軌跡を必要とする場合に
は、認識が容易でないことが起こり得る。
【0068】しかし、本発明においては、認識時間を規
定すべく計時手段が設けられているので、応答が所定時
間ない場合には、認識を断念し、再度移動軌跡を入力し
直す等の処置をとることができる。
【0069】したがって、応答性の良いマルチウインド
ウ表示装置を提供することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の一形態のマルチウインド
ウ表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記マルチウインドウ表示装置におけるRAM
のウインドウ情報格納領域を示す説明図である。
【図3】上記マルチウインドウ表示装置において、ジェ
スチャーを登録する際の入力画面を示す正面図である。
【図4】上記マルチウインドウ表示装置において、登録
パターンを各アプリケーションに割り付ける状態を示す
説明図である。
【図5】図2に示す優先順位にて重ね合わせてCRTに
表示された各ウインドウの表示状態を示す正面図であ
る。
【図6】図5の状態からアプリケーションCのウインド
ウをアクティブウインドウに変更した表示状態を示す正
面図である。
【図7】上記マルチウインドウ表示装置における、ジェ
スチャーを登録する際の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】上記マルチウインドウ表示装置における、ジェ
スチャーを認識する際の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】上記マルチウインドウ表示装置におけるジェス
チャーの認識に際して、時間管理する場合の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
2 手動入力装置(描画用入力手段) 4 CRT(表示手段) 5 RAM(記憶手段、パターン登録手段) 6 CPU(変更手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のウインドウの個々のウインドウに対
    応して、そのウインドウの表示画面上における表示位置
    及び優先順位を記憶する記憶手段と、 描画用入力手段の移動軌跡から求まる各移動パターンと
    最前面に表示すべきウインドウとをそれぞれ対応づけて
    記憶するパターン登録手段と、 描画用入力手段の移動軌跡が上記パターン登録手段に予
    め記憶された各登録パターンに一致したときに、上記記
    憶手段に記憶された個々のウインドウの優先順位を上記
    登録パターンに一致するウインドウが最前面に表示され
    るように変更する変更手段と、 記憶手段の優先順位に従って順次重ね合わせて表示する
    表示手段とを備えていることを特徴とするマルチウイン
    ドウ表示装置。
  2. 【請求項2】上記描画用入力手段における移動軌跡の登
    録パターンとして、マウスを移動する際の移動始点及び
    移動終点から求まる、各X座標の差の正負及び各Y座標
    の差の正負により区分することを特徴とする請求項1記
    載のマルチウインドウ表示装置。
  3. 【請求項3】上記描画用入力手段の移動軌跡の認識に際
    して、認識時間を規定すべく計時手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のマルチウインドウ表示
    装置。
JP8091531A 1996-04-12 1996-04-12 マルチウインドウ表示装置 Pending JPH09282132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8091531A JPH09282132A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 マルチウインドウ表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8091531A JPH09282132A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 マルチウインドウ表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09282132A true JPH09282132A (ja) 1997-10-31

Family

ID=14029038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8091531A Pending JPH09282132A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 マルチウインドウ表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09282132A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000020534A (ja) * 1998-06-30 2000-01-21 Sharp Corp 電子ブック装置
JP2016066345A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 カシオ計算機株式会社 表示装置、制御方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000020534A (ja) * 1998-06-30 2000-01-21 Sharp Corp 電子ブック装置
JP2016066345A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 カシオ計算機株式会社 表示装置、制御方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5821930A (en) Method and system for generating a working window in a computer system
US7768502B2 (en) Method, apparatus, and software program for processing information
US5568604A (en) Method and system for generating a working window in a computer system
JP4849412B2 (ja) 情報入力表示装置
US5969708A (en) Time dependent cursor tool
JPH06242885A (ja) 文書編集方法
JPH08286831A (ja) ペン入力型電子装置及びその制御方法
JPH07191807A (ja) カーソル位置のタッチ制御方法
JP3319647B2 (ja) 文字入力装置
JPH0651908A (ja) タッチパネル式入力装置を備えた情報処理装置
JP2002328040A (ja) ナビゲーション装置、情報表示装置、画像の縮尺変更方法、記憶媒体、プログラム
US6342894B1 (en) Icon display method
US20040001051A1 (en) Information processing apparatus and character input assisting method for use in the same
JPH07225829A (ja) データ表示方法及び装置
JPH01142818A (ja) 画面制御システム
JPH09282132A (ja) マルチウインドウ表示装置
JP2003140791A (ja) 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
JP3313613B2 (ja) マルチウィンドウシステムにおけるウィンドウ表示の自動補正装置と方法
JP3533758B2 (ja) スクロール制御装置および表示装置
JPH09167058A (ja) 情報処理装置
JP3256023B2 (ja) 情報処理装置
JPH0399312A (ja) 情報処理装置
JPH07121299A (ja) ペンコンピュータ装置
JPS62150476A (ja) 表示装置
JPH09146750A (ja) マルチウィンドウ表示装置及びその表示方法