JP3313613B2 - マルチウィンドウシステムにおけるウィンドウ表示の自動補正装置と方法 - Google Patents

マルチウィンドウシステムにおけるウィンドウ表示の自動補正装置と方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチウィンドウシ
ステムにおけるウィンドウ表示の自動補正装置と方法に
関し、特にパーソナルコンピュータ等のマルチウィンド
ウ表示の自動表示補正を行うマルチウィンドウシステム
におけるウィンドウ表示の自動補正装置と方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパーソナルコンピュータ等のマル
チウィンドウシステムでは、オペレータ操作による表示
ウィンドウの再配置の目的や、あるいは誤操作によるウ
ィンドウの移動または拡大,伸長が行われた場合、表示
ウィンドウの一部がコンソール画面上から外れてしまう
ことがある。再びオペレータが、有効表示範囲から外れ
た部分を参照して何らかの操作を行いたい場合、有効表
示範囲に収まるように、再度表示ウィンドウの移動また
は縮小操作を行う必要があり、作業能率の低下を招いて
いた。
【0003】これらオペレータ操作の作業能率の低下を
防ぐための技術として、コンソール画面上の表示有効範
囲を超えたウィンドウを、表示有効範囲に収まるように
自動補正する技術として、ウィンドウのサイズを補正す
る技術(特開平5−324246号公報)や、ウィンド
ウの少なくとも有効表示領域が収まるようウィンドウの
表示位置を補正する技術(特開平4−257020号公
報)などがある。
【0004】マルチウィンドウのオペレーティングシス
テムでは、オペレータがポインティングデバイス等で頻
繁に使用するようなボタンや、キーボードデータ入力領
域など使用頻度の高いオブジェクト(オペレータ操作領
域)がコンソール画面上から外れた場合、オペレータが
これらのオブジェクトに再度ポインティングまたはキー
ボード入力を行うためには、ウィンドウの表示位置また
は表示サイズの補正が必要となる。
【0005】特に複数のウィンドウを交互または順に操
作を行っていくような作業では、あるウィンドウ上での
操作を一時中断した後に次のウィンドウの操作を行うた
め、一時操作を中断したウィンドウを一旦邪魔にならな
い位置へ移動させるような操作が発生するが、これらの
操作によりウィンドウの一部がコンソール画面上から外
れてしまうことがあり、再びコンソール画面上から外れ
たウィンドウ内のオブジェクトを操作するには、オペレ
ータがウィンドウの移動または縮小操作を行って、隠れ
ていたオブジェクトを参照、操作が可能になるように表
示補正をする必要があり、オペレータ操作の作業能率を
著しく低下させてしまう要因となっていた。
【0006】このような問題を解決するウィンドウの表
示を補正する技術として特開平5−324246号広報
や、特開平4−257020号広報がある。
【0007】しかし、これらの表示補正技術では、表示
補正されたウィンドウが、コンソール画面の最上面に描
画されるため、他のウィンドウの操作対象のオブジェク
トを隠すことになり、その結果、表示補正をしたウィン
ドウ以外のウィンドウの視認性,操作性は低下してしま
い、マルチウィンドウ表示システム全体の視認性,操作
性を向上させることが不可能であった。
【0008】ウィンドウの表示を補正する技術である特
開平5−324246号公報や、特開平4−25702
0号公報では、表示補正されたウィンドウが、コンソー
ル画面の最上面に描画されるため、他のウィンドウの操
作対象のオブジェクトを隠すことになり、上記問題を解
決することが不可能であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術では、表示補正をするのに比例してコンソール画
面上のウィンドウ表示密度が徐々に高まり、各ウィンド
ウの表示内容の視認性が低下し、結果としてオペレータ
操作の作業能率を低下を招くことになる。
【0010】その理由は、コンソール画面上の表示有効
範囲超えたウィンドウの表示サイズまたは表示位置を変
更して、コンソール画面上の最上面にウィンドウの全面
が表示有効範囲に収まるように自動補正を行った場合、
他の表示ウィンドウの上にウィンドウ全面が重なること
にある。
【0011】第2の問題点は、複数のウィンドウを交互
または順に操作していくようなオペレートを行う場合、
著しく操作性を悪くしてしまう。
【0012】その理由は、常に補正表示されるウィンド
ウは最上面に補正表示されるため、補正されたウィンド
ウ以外のウィンドウ内にある操作対象のオブジェクト領
域が下面に隠れてしまう。補正表示する度にウィンドウ
の折り重なりは増加し、その結果、下面に隠れる操作対
象のオブジェクト領域は増加するため、各ウィンドウの
表示内容の視認性だけでなく、マルチウィンドウ表示シ
ステム全体としての操作性の低下につながる。
【0013】本発明の目的は、コンソール画面上の任意
のウィンドウが、オペレータ操作による移動または拡大
により、あらかじめ指定しておいたウィンドウ内の領域
の一部がコンソール画面上の表示有効範囲から外れた場
合、前記指定のウィンドウ内の領域だけがコンソール画
面上のウィンドウ非表示領域に収まるように表示位置座
標を補正し、他の表示ウィンドウの上に重ならずに、前
記指定のウィンドウ内の領域だけがコンソール画面上の
ウィンドウ非表示領域に収まるように表示位置座標を補
正し、他の表示ウィンドウの上に重ならずに、前記指定
のウィンドウ内の一部の領域だけが隠れることがないよ
うに、コンソール画面の最下面に自動再描画し、オペレ
ータの操作性向上を計るマルチウィンドウシステムにお
けるウィンドウ表示の自動補正装置と方法を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチウィンド
ウシステムにおけるウィンドウ表示の自動補正装置と方
法は、あらかじめ各表示ウィンドウの補正表示の対象と
なる領域を、表示補正領域として指定し、表示位置座標
情報を補正領域指定処理部に送り、補正領域指定処理部
は、指定された表示補正領域の座標情報を、表示ウィン
ドウ単位に割り当てられた表示補正領域管理部へ登録
し、表示補正領域管理部へ表示補正領域の座標を登録し
ておいた対象のウィンドウを、移動または拡大し、コン
ソール画面上の表示有効範囲から前記表示補正領域管理
部へ登録したウィンドウの一部が外れたとき、表示補正
判断処理部が起動され、表示補正判断処理部は、表示有
効範囲から外れたウィンドウの領域に、前記表示補正領
域管理部へ表示補正領域として登録した領域が含まれて
いるかを判断し、表示補正領域として登録した領域が含
まれていれば表示補正領域検索処理部を呼び出し、表示
補正領域検索処理部は、表示補正領域管理部に登録して
ある表示補正領域の位置座標と、ウィンドウ非表示領域
管理部から、コンソール画面上に存在するすべてのウィ
ンドウ非表示領域の位置座標を取り出して比較し、表示
補正領域の面積が収まるウィンドウ非表示領域を検索
し、適当なウィンドウ非表示領域が検出された場合、表
示位置補正処理部を呼び出し、適当なウィンドウ非表示
領域が検出できなかった場合は、表示補正を行わずにこ
のまま終了し、表示位置補正処理部は、検出されたウィ
ンドウ非表示領域に、表示補正対象となるウィンドウの
表示補正領域が収まるように、ウィンドウの全体の座標
位置を移動(更新)し、補正描画処理部を呼び出し、補
正描画処理部は、表示位置補正処理部で位置座標を補正
したウィンドウが、コンソール画面上の最下面に置かれ
るように、コンソール画面全体を再描画するよう構成さ
れている。
【0015】[作用]表示補正領域として、任意のウィ
ンドウ内のオペレータが頻繁に操作するようなボタンや
キーボードデータ入力領域等の操作対象のオブジェクト
を指定しておけば、オペレータが任意のウィンドウを移
動または拡大し、前記指定のウィンドウ内の操作対象の
オブジェクトの一部がコンソール画面上の表示有効範囲
から外れた場合、従来の技術のように、ウィンドウ全面
がコンソール画面上の最上面に補正表示され、他のウィ
ンドウの上に重なって表示内容が隠されるのではなく、
前記指定の操作対象のオブジェクトのみがコンソール画
面内のウィンドウ非表示領域に収まるような位置にコン
ソール画面の最下面に描画される。
【0016】従って他のウィンドウの操作対象のオブジ
ェクトを含む表示内容を隠すことはなく、且つ表示補正
領域として指定しておいたボタン等の操作対象となるオ
ブジェクトを画面上で認識できる。表示を補正後、コン
ソール画面の最下面にウィンドウが置かれていてもこれ
ら表示補正領域として指定しておいた操作対象のオブジ
ェクトは、ポインティングデバイスで即座に選択,操作
が可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明のマルチウィンドウシステム
におけるウィンドウ表示の自動補正装置と方法の一実施
の形態を示すブロック図である。
【0019】図1を参照すると、コンソール画面上の各
表示ウィンドウの表示領域を表す座標と、各表示ウィン
ドウ単位に指定された表示補正領域の座標を保持する表
示補正領域管理部1と、マルチウィンドウシステムを操
作するオペレータが任意のウィンドウを選択し、移動ま
たは拡大処理を行った後に発生する、コンソール画面上
のすべてのウィンドウ非表示領域の座標を保持するウィ
ンドウ非表示領域管理部2を備えている。
【0020】また、本発明を実施するための処理機能と
して、コンソール画面上の各表示ウィンドウ内の表示を
補正する対象となる領域の指定を受付け、表示補正領域
管理部1に領域座標情報を登録する補正領域指定処理部
11と、オペレータが任意のウィンドウを選択し、移動
または拡大処理を行ったときにウィンドウ表示領域の補
正が必要か判断する表示補正判断処理部12と、ウィン
ドウ非表示領域管理部2に登録されているコンソール画
面上の複数のウィンドウ非表示領域のうち、表示領域の
補正が必要となったウィンドウの表示補正領域管理部1
に登録されている表示補正領域が収まる領域を検索する
表示補正領域検索処理部13と、表示領域の補正が必要
となったウィンドウの表示補正領域が、表示補正領域検
索処理部13で検索したウィンドウ非表示領域に収まる
ように表示されるように、ウィンドウの表示位置座標を
補正する表示位置補正処理部14と、表示位置補正処理
部14で表示位置座標の補正を行ったウィンドウが、コ
ンソール画面上の最下面に置かれるようにコンソール画
面全体を再描画する補正描画処理部15を有する。
【0021】次に動作について説明する。マルチウィン
ドウシステムを操作するオペレータが、あらかじめ各表
示ウィンドウの補正表示の対象となる領域を、表示補正
領域として指定し、表示位置座標情報を補正領域指定処
理部11に送る。補正領域指定処理部11は、指定され
た表示補正領域の座標情報を、表示ウィンドウ単位に割
り当てられた表示補正領域管理部1へ登録する。
【0022】オペレータが、表示補正領域管理部1へ表
示補正領域の座標を登録しておいた対象のウィンドウ
を、ポインティングデバイス等を使用して移動または拡
大し、コンソール画面上の表示有効範囲から前記表示補
正領域管理部1へ登録したウィンドウの一部が外れたと
き、表示補正判断処理部12が起動される。
【0023】表示補正判断処理部12は、表示有効範囲
から外れたウィンドウの領域に、前記表示補正領域管理
部1へ表示補正領域として登録した領域が含まれている
かを判断し、表示補正領域として登録した領域が含まれ
ていれば表示補正領域検索処理部13を呼び出す。
【0024】表示補正領域検索処理部13は、表示補正
領域管理部1に登録してある表示補正領域の位置座標
と、ウィンドウ非表示領域管理部2から、コンソール画
面上に存在するすべてのウィンドウ非表示領域の位置座
標を取り出して比較し、表示補正領域の面積が収まるウ
ィンドウ非表示領域を検索する。適当なウィンドウ非表
示領域が検出された場合、表示位置補正処理部14を呼
び出す。適当なウィンドウ非表示領域が検出できなかっ
た場合は、表示補正を行わずにこのまま終了する。
【0025】表示位置補正処理部14は、検出されたウ
ィンドウ非表示領域に、表示補正対象となるウィンドウ
の表示補正領域が収まるように、ウィンドウの全体の座
標位置を移動(更新)し、補正描画処理部15を呼び出
す。
【0026】補正描画処理部15は、表示位置補正処理
部14で位置座標を補正したウィンドウが、コンソール
画面上の最下面に置かれるように、コンソール画面全体
を再描画する。
【0027】次に、本発明の実施の形態の動作につい
て、本発明のマルチウィンドウシステムにおけるウィン
ドウ表示の自動補正装置と方法の一実施の形態の動作を
示すコンソール画面表示の遷移図である図2、図3、図
4、および図5を参照して詳細に説明する。
【0028】図2は、マルチウィンドウシステムのコン
ソール画面上に複数のウィンドウが不規則に表示されて
いる状態である。
【0029】また、マウス等のポインティングデバイス
を使用して、各ウィンドウの上部等にあるタイトルバー
をドラック動作を行って表示位置を自由に変更可能にな
っている。複数のウィンドウの表示位置が一部重なった
場合は、ポインティングデバイスで選択されているウィ
ンドウが常に最上面に置かれるように表示される。また
それぞれの表示ウィンドウは、オペレータ操作により表
示補正領域の指定が可能な機能を有している。
【0030】オペレータが、ポインティングデバイスま
たはキーボード等の入力デバイスを使用して、図2中の
表示ウィンドウに対して表示補正領域をあらかじめ指定
しておく(以降図2、図3、図4、および図5の中のハ
ッチング部分が指定された領域を示す。)。ウィンドウ
内の表示補正領域の指定は、図2のウィンドウw81の
ようにポインティングデバイス等のドラック動作でウィ
ンドウ内の座標で指定するか、あるいは図3のウィンド
ウw81のようにオペレータが、ウィンドウ内にあるポ
インティングデバイス等で操作可能なボタン等(この場
合はYESボタン)の入出力操作対象のオブジェクトを
直接指定する方法でもかまわない。ここでは表示補正領
域として図2の中のウィンドウw81内にある頻繁にポ
インティングデバイス等でオペレータ操作を行うような
入出力オブジェクト(ボタンやキーボード入力領域等)
をドラック操作でウィンドウ内の座標で指定したことと
する。各ウィンドウで指定された表示補正領域は、コン
ソール画面の座標として登録される。
【0031】次にオペレータが、ウィンドウw81での
一連の入出力作業を終了した後、ポインティングデバイ
スでウィンドウw81のタイトルバーをドラッグして、
図4のようにウィンドウw81の一部がコンソール画面
上から外れるような操作を行うと、コンソール画面上に
存在するすべてのウィンドウ非表示領域を検索する処理
が実行される。図4では、マルチウィンドウシステムで
管理しているコンソール画面上の各表示ウィンドウの表
示位置から、ウィンドウ非表示領域としてs1,s
2,...,s8までの領域が検索される。
【0032】検索されたウィンドウ非表示領域のs1,
s2,...,s8のコンソール画面上の座標位置と、
ウィンドウw81の表示補正領域の座標位置を比較し、
ウィンドウw81の表示補正領域が収まるウィンドウ非
表示領域を検出する。図4では、s6が検出される。s
6の領域は、ウィンドウw81の裏にも続いているた
め、s4より面積が大きく、且つウィンドウw81から
の距離も最短であるため、s6が選択されることにな
る。
【0033】次にウィンドウw81の表示補正領域が検
出されたs6範囲内に収まるように、ウィンドウw81
の座標位置を補正し、補正した座標位置で、且つウィン
ドウw81がコンソール画面上の最下面に置かれるよう
図5のように、コンソール画面全体を再描画する。
【0034】図5のようにウィンドウw81がコンソー
ル画面上の最下面に描画されれば、他の表示ウィンドウ
の表示内容を隠すことなく、また、指定されていたウィ
ンドウw81の表示補正領域だけは画面上で認識でき、
表示補正領域にある入出力オブジェクトをポインティン
グデバイスで即座に選択,操作が可能である。
【0035】特に表示補正領域として、表示ボタンのマ
ウスのクリックによる押下処理が可能なオブジェクトを
登録しておけば、ウィンドウの一部が表示有効範囲から
外れるような操作を誤って行った直後でも、他の表示ウ
ィンドウの領域を隠し他のウィンドウ内にある操作対象
オブジェクトを隠すことないようコンソール画面上の最
下面に描画されるが、登録されているオブジェクトの領
域だけは最上面に表示され、ダイレクトに操作できる。
あるいは、リアルタイムに表示内容が変化する時計表示
のような表示オブジェクトを登録しておけば、誤ったウ
ィンドウ移動操作を行った後でも、他の表示ウィンドウ
の領域を隠すことなく、常に時計表示部分のみオペレー
タが表示内容を確認できる位置に表示補正される。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマルチウ
ィンドウシステムにおけるウィンドウ表示の自動補正装
置と方法においては、第1の効果は、従来技術のように
表示補正を行っても、他の表示ウィンドウの上に重な
り、下面に回った他のウィンドウの表示内容の視認性を
低下させることがない。
【0037】その理由は、オペレータが任意のウィンド
ウを移動または拡大し、ウィンドウの一部がコンソール
画面上の表示有効範囲から外れた場合、あらかじめ指定
しておいたウィンドウの特定の領域のみ認識できるよう
にウィンドウ領域の座標を移動し、コンソール画面上の
最下面に表示補正するためである。
【0038】第2の効果は、複数のウィンドウを交互ま
たは順に操作を行うような作業、例えばウィンドウ上で
の操作を一時中断し、中断したウィンドウを邪魔になら
ない位置へ移動後、次のウィンドウの操作を行っていく
ような操作を連続して行う場合に、操作能率が著しく向
上する。
【0039】その理由は、例えば短時間に複数のウィン
ドウで巡回操作をするようなオペレートが想定される場
合、これら複数のウィンドウ内の操作,視認対象のオブ
ジェクトを表示補正領域として登録しておけば、オペレ
ータ操作によってこれらのウィンドウの表示がコンソー
ル画面上で前後、あるいは移動しても、常にオペレータ
操作に必要なオブジェクトだけは、常にオペレータが表
示内容を確認できる位置に表示が補正される。従ってオ
ペレータがあるウィンドウでの操作を一旦終え、次のウ
ィンドウの操作を行うような巡回操作の状況で、次の操
作対象のウィンドウがコンソール画面上の何層も下面に
有ったとしても、操作対象のオブジェクトは即時認識,
操作が可能となるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチウィンドウシステムにおけるウ
ィンドウ表示の自動補正装置と方法の一実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】本発明のマルチウィンドウシステムにおけるウ
ィンドウ表示の自動補正装置と方法の一実施の形態の動
作を示すコンソール画面表示の遷移図である。
【図3】本発明のマルチウィンドウシステムにおけるウ
ィンドウ表示の自動補正装置と方法の一実施の形態の動
作を示すコンソール画面表示の遷移図である。
【図4】本発明のマルチウィンドウシステムにおけるウ
ィンドウ表示の自動補正装置と方法の一実施の形態の動
作を示すコンソール画面表示の遷移図である。
【図5】本発明のマルチウィンドウシステムにおけるウ
ィンドウ表示の自動補正装置と方法の一実施の形態の動
作を示すコンソール画面表示の遷移図である。
【符号の説明】
1 表示補正領域管理部 2 ウィンドウ非表示領域管理部 11 補正領域指定処理部 12 表示補正判断処理部 13 表示補正領域検索処理部 14 表示位置補正処理部 15 補正描画処理部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンソール画面上の各表示ウィンドウの
    表示領域を表す座標と各表示ウィンドウ単位に指定され
    た表示補正領域の座標を保持する表示補正領域管理部
    と、コンソール画面上のすべてのウィンドウ非表示領域
    の座標を保持するウィンドウ非表示領域管理部と、コン
    ソール画面上の各表示ウィンドウ内の表示を補正する対
    象となる領域の指定を受付け表示補正領域管理部に領域
    座標情報を登録する補正領域指定処理部と、任意のウィ
    ンドウを選択し移動または拡大処理を行ったときにウィ
    ンドウ表示領域の補正が必要か判断する表示補正判断処
    理部と、前記ウィンドウ非表示領域管理部に登録されて
    いるコンソール画面上の複数のウィンドウ非表示領域の
    うち表示領域の補正が必要となったウィンドウの前記表
    示補正領域管理部に登録されている表示補正領域が収ま
    る領域を検索する表示補正領域検索処理部と、表示領域
    の補正が必要となったウィンドウの表示補正領域が前記
    表示補正領域検索処理部で検索したウィンドウ非表示領
    域に収まるように表示されるようにウィンドウの表示位
    置座標を補正する表示位置補正処理部と、前記表示位置
    補正処理部で表示位置座標の補正を行ったウィンドウが
    コンソール画面上の最下面に置かれるようにコンソール
    画面全体を再描画する補正描画処理部とを備えることを
    特徴とするマルチウィンドウシステムにおけるウィンド
    ウ表示の自動補正装置。
  2. 【請求項2】 あらかじめ各表示ウィンドウの補正表示
    の対象となる領域を、表示補正領域として指定し、指定
    された表示補正領域の座標情報を、表示ウィンドウ単位
    に割り当てられた表示補正領域管理部へ登録し、表示補
    正領域管理部へ表示補正領域の座標を登録しておいた対
    象のウィンドウを、移動または拡大し、コンソール画面
    上の表示有効範囲から前記表示補正領域管理部へ登録し
    たウィンドウの一部が外れたとき、表示有効範囲から外
    れたウィンドウの領域に、前記表示補正領域管理部へ表
    示補正領域として登録した領域が含まれているかを判断
    し、表示補正領域として登録した領域が含まれていれ
    ば、表示補正領域管理部に登録してある表示補正領域の
    位置座標と、コンソール画面上のすべてのウィンドウ非
    表示領域の座標を保持するウィンドウ非表示領域管理部
    から、コンソール画面上に存在するすべてのウィンドウ
    非表示領域の位置座標を取り出して比較し、表示補正領
    域の面積が収まるウィンドウ非表示領域を検索し、検出
    されたウィンドウ非表示領域に、表示補正対象となるウ
    ィンドウの表示補正領域が収まるように、ウィンドウの
    全体の座標位置を移動し、位置座標を補正したウィンド
    ウが、コンソール画面上の最下面に置かれるように、コ
    ンソール画面全体を再描画することを特徴とするマルチ
    ウィンドウシステムにおけるウィンドウ表示の自動補正
    方法。
  3. 【請求項3】 前記表示補正領域として、表示ボタンの
    マウスのクリックによる押下処理が可能なオブジェクト
    を登録したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    のマルチウィンドウシステムにおけるウィンドウ表示の
    自動補正装置又は方法。
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