JPH0289094A - カーソルの移動制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は画面上に表示されたカーソルの移動距離を制
御するカーソルの移動制御方式に関する。

（従来の技術） パーソナルコンピュータやワークステーション等のデー
タ処理システムでは、ポインティングデバイスとしてマ
ウスが良く使用されている。このマウスを利用する場合
には、次のようなマウスのポインディング操作が必要に
なる。すなわち、まず利用者がそのマウスを机上等の平
らな場所で移動させ、画面上に表示されているマウスカ
ーソルを目的とする場所に位置づける。次に、利用者が
マウスに付いているボタンを押すことによって、所望す
る各種処理を選択しそれを実行させる。

通常、画面上にはメニュー等を示す文字情報の他に、図
形情報、画像情報等の種々の情報が複数の表示領域に画
面分割されて表示されるが、いずれの情報に対してもマ
ウスを使用した前述のボインティング操作が必要になる
。この場合、必要とされるポインティング精度は表示さ
れている情報の内容すなわち表示領域によって異なって
おり、情報によってはカーソルのボインティング操作を
高精度に行なう必要があったり、また精度は要求されな
いがカーソルの移動を高範囲に亙って行なうことが必要
とされることがある。

しかしながら、従来の装置においては、マウスの移動距
離に対するカーソルの画面上の移動距離（ミツキー値）
が一定であるので、種々の情報に対して適したボインテ
ィング精度を得るのか困難であり、操作性が悪い欠点が
あった。

（発明が解決しようとする課題） この発明は前述の事情に鑑みなされたもので、従来では
画面上に表示される種々の情報に対して最適なボインテ
ィング精度を得るのが困難であった点を改善し、扱う情
報の内容に応じて自動的にミツキー値を変更できるよう
にし、常に最適なボインティング精度が得られ操作性に
優れたカーソルの移動制御方式を提供することを目的と
する。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明によるカーソルの移動制御方式にあっては、画
面上にカーソルを表示させる表示手段と、前記画面上に
割当て可能な複数の表示領域に対応してそれぞれ定めら
れ、各々がマウスの移動距離に対するカーソルの画面上
の移動距離を示す複数の変換値を記憶する記憶手段と、
前記画面上に割当てられている表示領域のうち前記カー
ソルの属する表示領域に対応した変換値を前記記憶手段
から読み出し、その読み出した変換値に基づいてカーソ
ルの画面上の移動距離を制御する制御手段とを具備する
こと特徴とする。

（作用） このカーソルの移動制御方式によれば、カーフルの属す
る表示領域に基づいて扱う情報に対応したミツキー値す
なわちマウスの移動距離に対するカーソルの移動距離を
示す変換値を自動的に選択できるので、常に最適なボイ
ンティング精度を利用者に提供することができる。

（実施例） 以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図にこの発明の一実施例に係るカーソルの移動制御
方式を説明するシステム構成図を示す。

第１図において、１１はメモリ１２に記憶されているプ
ログラムに従ってシステム全体の制御を司るＣＰＵであ
り、このＣＰＵＩＩはシステムバスを介してメモリ１２
、マウスコントローラ１３．ＣＲＴデイスプレィコント
ローラ１５に接続されている。マウスコントローラ１３
は、ＣＰＵＩＩの制御の下にマウス１４による入力処理
すなわちマウス１４の位置情報やそのボタンの状態を読
取る。また、デイスプレィコントローラ１５は、ＣＰＵ
１ｌの制御の下にＣＲＴデイスプレィ装置１Ｂを制御し
て、メニュー等の文字情報や、図形情報をそれぞれ別の
表示領域に分割して画面表示させると共に、その画面上
にカーソルを表示させる。このカーソルの表示位置は利
用者によるマウス１４の操作に連動して移動される。

第２図にＣＲＴデイスプレィ装置１Ｇの画面表示の一例
を示す。図に□おいて、２０は画面、Ｒ１は操作メニュ
ーを表示する第１の表示領域、Ｒ２は画像情報を表示す
る第２の表示領域である。また、２１はカーソルであっ
て、ここでは第１の表示領域Ｒ１に位置づけられた様子
が示されている。このように、ＣＲＴデイスプレィ装置
１６は、表示すべき情報の内容に応じて異なる表示領域
が画面上に割当てられる。尚、第２図では画面２０を２
つの表示領域Ｒ１，Ｒ２に割当てた場合を示したが、例
えば割当てられる表示領域が１つの場合や、３つ以上の
領域が割当てられる場合、さらには異なる表示領域が一
部オーバーラップして割当てられ、いずれか一方だけが
画面表示されることもある。

前述したように、カーソル２１はマウス１４の操作に応
じて画面２０上を移動するが、そのマウス１４の移動距
離とカーソル２１の画面２０上の移動距離との関係はメ
モリ１２に記憶されたミツキー値に基づいて決定される
。このミツキー値は１つではなく、第２図に示したよう
な表示領域Ｒ１，Ｒ２毎にそれぞれ定められた複数のミ
ツキー値がメモリ１２に記憶されている。

次に、メモリ１２に記憶されるプログラム内容を第３図
を参照して説明する。図において、３１は前述したマウ
ス１４の入力処理およびＣＲＴディスブレイ装置１６の
カーソル表示処理を実行するためのマウス制御プログラ
ムである。また、３２はマウス１４によるポインティン
グ操作によって選択される種々のデータ処理を実行する
ための応用プログラムであり、この応用プログラムには
図示のようなテーブル３３も記憶されている。このテー
ブル３３には各表示領域に対応したミツキー値が定義さ
れており、例えば表示領域Ｒ１にはミツキー値Ｍｌが対
応し、表示領域Ｒ２にはミツキー値Ｍ２が対応する。す
なわち、マウス制御プログラム３１によるカーソルの表
示処理を実行するに際し、マウス１４の移動距離に対す
るカーソルの画面上の移動距離は応用プログラム３２か
らの要求に従って適宜変更される。

次に、第４図のフローチャートを参照して前述したミツ
キー値の変更処理について説明する。まず、マウス制御
プログラム３１に従ってＣＰＵ１ｌがマウスコントロー
ラ１３を制御しマウス１４の位置情報を読取る（ステッ
プＡＩ）。このマウス１４の位置情報に基づきＣＲＴデ
イスプレィ装置１６の画面上にカーソルが表示される。

次いで、応用プログラム３２に従ってＣＰＵＩＩがその
マウス１４の位置情報つまり画面上のカーソルの位置情
報に基づいて、ＣＲＴデイスプレィ装置１６に画面表示
された表示領域の中でどの表示領域にカーソルが属して
いるかを判断する（ステップＡ２．Ａ３）。そして、カ
ーソルの属している表示領域に対応したミツキー値が前
述したテーブル３３の複数のミツキー値の中から選択さ
れ（ステップＡ４．Ａ５）、そのミツキー値がマウス制
御プログラム３１に知らされる。

そして、そのマウス制御プログラム３１に従ってＣＰＵ
ＩＩがマウスコントローラ１３およびＣＲＴデイスプレ
ィコントローラ１５を制御し、その選択したミツキー値
でカーソルを移動制御する。

したがって、カーソルの属する表示領域に応じてカーソ
ルのポインティング精度が自動的に設定されることにな
るので、マウスの操作性を向上することができる。

尚、ここでは応用プログラム３２がテーブル３３を参照
する場合を説明したが、テーブル３３をマウス制御プロ
グラム３１によって参照することも可能である。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、カーソルの属する表示
領域に基づいて扱う情報に対応したミツキー値すなわち
マウスの移動距離に対するカーソルの移動距離を示す変
換値を自動的に選択できるので、常に最適なポインティ
ング精度を利用者に提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係るシステム構成を示す
ブロック図、第２図は第１図に示したシステムにおける
画面表示の一例を示す図、第３図はＴＳ１図に示したシ
ステムに使用されるプログラムの内容を示す図、第４図
は第１図に示したシステムのミツキー値変更動作を説明
するフローチャートである。 １１・・・ＣＰＵ、１２・・・メモリ、１３・・・マウ
スコントローラ、１４・・・マウス、１５・・・ＣＲＴ
デイスプレィコントローラ、１Ｇ・・・ＣＲＴデイスプ
レィ装置。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画面上にカーソルを表示させる表示手段と、前記画面上
   に割当て可能な複数の表示領域に対応してそれぞれ定め
   られ、各々がマウスの移動距離に対するカーソルの画面
   上の移動距離を示す複数の変換値を記憶する記憶手段と
   、前記画面上に割当てられている表示領域のうち前記カ
   ーソルの属する表示領域に対応した変換値を前記記憶手
   段から読み出し、その読み出した変換値に基づいてカー
   ソルの画面上の移動距離を制御する制御手段とを具備す
   ることを特徴とするカーソルの移動制御方式。