JPH06230210A - カラーフィルター用色素 - Google Patents

カラーフィルター用色素

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JPH06230210A
JPH06230210A JP1636593A JP1636593A JPH06230210A JP H06230210 A JPH06230210 A JP H06230210A JP 1636593 A JP1636593 A JP 1636593A JP 1636593 A JP1636593 A JP 1636593A JP H06230210 A JPH06230210 A JP H06230210A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分光特性の優れたカラーフィルター用色素を
提供する。 【構成】 下式(I) 【化1】 〔式中、R1 〜R4 は各々独立して水素原子、置換され
ていてもよいアルキルもしくはアリール基又は−SO2
NH−R(Rはアルキル、シクロヘキシルアルキル、ア
ルコキシ、アルコキシアルキル、アリールもしくはアル
キルカルボニルオキシ基を表わす。)を表わし、R5
水素原子、置換されていてもよいアルキルもしくはアリ
ール基、又は−SO3 Hもしくは−SO2 NH−Rを表
わし、nは0又は1以上の整数を表わす。但し、nが0
であるときには、R1 〜R5 の中少なくとも1つは、置
換基として−SO2 NH−Rを有するアリール基を表わ
すものとする。〕で示されるカラーフィルター用色素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラーフィルター用色
素、より詳しくはアルカリ水溶液及び有機溶剤に可溶な
カラーフィルター用色素に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルター、特に電荷結合素子
(CCD )もしくは液晶表示素子(LCD )等の固体撮像素
子用カラーフィルターは、一般的には、初めにフォトレ
ジストによりパターンを形成し、次いで染色する方法に
より作製されている。しかしながら、この方法において
は、染色工程の複雑さ及び工程管理の困難さ等の問題点
がある。そこで、例えば特開平4−163552号及び特開平
4−128703号公報には、各々、顔料及び染料等の色素を
添加したフォトレジストによりパターンを形成してカラ
ーフィルターを作製する方法が提案されている。しかし
ながら、前者の方法においては、顔料自体1μm前後の
粒子を含んでいるために高解像度が要求されるCCD 用カ
ラーフィルターの製作には不適である。又、後者の方法
においては、着色パターンの安定性等に問題がある。そ
して、これらの方法はさらに大きな問題点を含んでい
る。即ち、通常の色素はアルカリ現像可能なレジストに
とって異物として存在することである。つまり、半導体
作製用途の場合と異なり、カラーフィルター作製用途の
場合にはその膜厚が1μm以下であることが望ましいの
で、アルカリ可溶性樹脂及び有機溶剤を含むレジスト組
成物に多量の色素を添加しなければならない。しかしな
がら、実際には通常の色素はアルカリ水溶液又は有機溶
剤のいずれかに不溶なので、望ましいスペクトルを有
し、且つ微細で膜厚の薄い着色パターンを得ることは困
難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決して、解像度等の諸性能に優れ、且つスカム(現像
残さ)のないカラーフィルター用レジスト組成物を調製
するための、分光特性の優れたカラーフィルター用色素
を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下式(I)
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、R1 〜R4 は各々独立して水素原
子、置換されていてもよいアルキルもしくはアリール基
又は−SO2 NH−R(Rはアルキル、シクロヘキシル
アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アリール
もしくはアルキルカルボニルオキシ基を表わす。)を表
わし、R5 は水素原子、置換されていてもよいアルキル
もしくはアリール基、又は−SO3 Hもしくは−SO2
NH−Rを表わし、nは0又は1以上の整数を表わす。
但し、nが0であるときには、R1 〜R5 の中少なくと
も1つは、置換基として−SO2 NH−Rを有するアリ
ール基を表わすものとする。〕で示されるカラーフィル
ター用色素である。
【0007】好ましいRの具体例としては、Ca 2a
1 (式中、aは1以上の整数であり、好ましくは3以上
30以下の整数である。)、Ca 2a1 OCb 2b1
(式中、a及びbはその和が3以上30以下の整数である
という条件付きで各々1以上の整数である。)、及び下
【0008】
【化3】
【0009】(式中、R”は炭素数1〜20のアルキル基
である。)で示される基(これらの基は適当な置換基で
置換されていてもよい。)等が挙げられる。
【0010】上式(I)で示されるカラーフィルター用
色素の中、R1 及びR2 の中少なくとも1つ、或いは、
3 及びR4 の中少なくとも1つが炭素数1〜4のアル
キル基又は1種もしくは2種の置換基で置換されていて
もよいアリール基であることが好ましい。或いは、R1
及びR2 の中少なくとも1つが炭素数1〜4のアルキル
基又は1種もしくは2種の置換基で置換されていてもよ
いアリール基であり、且つ、R3 及びR4 の中少なくと
も1つが炭素数1〜4のアルキル基又は1種もしくは2
種の置換基で置換されていてもよいアリール基であるこ
とが好ましい。好ましいアリール基の置換基としては、
例えばメチル、トリフルオロメチル、−SO3 Hもしく
は−SO2 NH−C6 5 等が挙げられる。
【0011】本発明のカラーフィルター用色素の具体例
としては下式
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】〔式中、X及びYはこれらの中少なくとも
1つが−SO2 NH−R(Rは上記と同じ意味を有す
る。)を表わすという条件付きで、各々−SO2 NH−
Rもしくは−SO3 Hを表わす。〕等で示される色素が
挙げられる。カラーフィルター用色素は例えば、−SO
3 Hを有する色素又は色素中間体を常法によりクロル化
して、得られた−SO2 Clを有する色素又は色素中間
体を下式 RNH2 (式中、Rは上記と同じ意味である。)で示されるアミ
ンと反応させることにより製造することができる(クロ
ル化の際に色素中間体を用いた場合には、適宜選択され
た反応により所望の色素が得られる)。−SO3 Hを有
する色素は、カラーインデックスに記載のC.I.Acid又は
Direct Colour 等から適宜選択することができる。又、
カラーフィルター用色素は、特開平3−78702 号公報3
頁の右上欄〜左下欄に記載の方法により製造された色素
を、上記同様、クロル化後、アミンと反応させることに
より製造することができる。該公報記載の色素は、例え
ば、下式
【0015】
【化6】
【0016】(式中、R1 、R2 及びR5 は上記と同じ
意味を有する。)で示される中間体をグリコール等の溶
剤中、下式 R3 −NH−R4 (式中、R3 及びR4 は上記と同じ意味を有する。)で
示されるアミンと100 ℃以上に加熱して縮合させ、次い
で、縮合により得られた固体生成物を必要に応じて乾燥
後、純硫酸中でスルホン化することにより得られる。本
発明のカラーフィルター用色素は単独で、或いは2種以
上組み合わせてカラーフィルター用レジスト組成物に用
いられる。
【0017】カラーフィルター用レジスト組成物に用い
られる有機溶剤としては、例えばメチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチル
セロソルブアセテート、ジエチレングリコールジメチル
エーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、N,N
−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、γ−
ブチロラクトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチ
ルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、酢酸
エチル、酢酸n−ブチル、酢酸プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、酢酸プロピレングリコールモノエチ
ルエーテル、乳酸メチル、乳酸エチル、ピルビン酸エチ
ル、ジメチルスルホキシド、ジオキサンもしくはジメチ
ルホルムアミド等が挙げられる。これらの有機溶剤は単
独で、或いは2種以上組合わせて用いられる。カラーフ
ィルター用レジスト組成物に用いられるアルカリ可溶性
樹脂としては、例えばノボラック樹脂又はビニル重合体
等が挙げられる。ノボラック樹脂としては、例えばフェ
ノール類とアルデヒド類とを酸触媒の存在下に縮合させ
て得られるものが挙げられる。フェノール類としては、
例えばフェノール、クレゾール、エチルフェノール、ブ
チルフェノール、キシレノール、フェニルフェノール、
カテコール、レゾルシノール、ピロガロール、ナフトー
ルもしくはビスフェノールA等が挙げられる。これらの
フェノール類は単独で、或いは2種以上組み合わせて用
いられる。アルデヒド類ととしては、例えばホルムアル
デヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピオンアルデヒドもしくはベンズアルデヒド等が挙げ
られる。ノボラック樹脂として具体的には、例えばメタ
クレゾール、パラクレゾールもしくはこれらの混合物と
ホルマリンとの縮合生成物が挙げられる。これらのノボ
ラック樹脂は分別等の手段を用いて分子量分布を調節し
てもよい。又、ビスフェノールCもしくはビスフェノー
ルA等のフェノール性水酸基を有する低分子量成分を上
記ノボラック樹脂に混合してもよい。ビニル重合体とし
ては、例えばスチレンとp−ヒドロキシスチレンとの共
重合体(丸善石油製のMARUKALYNCUR-CST等)、スチレン
−無水マレイン酸共重合体(アトケミ社製のSMA-2625も
しくはSMA-17352 等)、特公平3−39528 号公報に記載
のアクリル系モノマーとp−ビニルフェノールとの共重
合体(丸善石油製のMARUKALYNCUR-CMM等)、ビニルアル
コールとp−ビニルフェノールとの共重合体(丸善石油
製のMARUKALYNCUR-CHM等)、メチルメタクリレート(も
しくはメチルアクリレート)−無水マレイン酸共重合
体、これらの共重合体と炭素数1〜10のアルキル又はシ
クロアルキル基を有するアルコールとの部分エステル体
又は下式
【0018】
【化7】
【0019】(式中、Q1 及びQ2 は各々独立して水素
原子又はアルキル基を表わし、Q3 はアルキル、アリー
ル、アルコキシ、ヒドロキシアルキルもしくはアルキル
カルボニルオキシ基を表わす。X1 〜X5 は少なくとも
1つは水酸基であるという条件付きで各々水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基又は水酸基を表わす。)で示さ
れる構造を含む共重合体等のビニルフェノール共重合
体、ポリビニルフェノールを水素添加した樹脂(丸善石
油製のMARUKALYNCUR-PHS-C等)或いはポリビニルフェノ
ール(丸善石油製のMARUKALYNCUR-M等)等が挙げられ
る。これらのビニル重合体は単独で、又は2種以上組合
わせて用いられる。又、ビニル重合体は必要に応じて分
子量500 〜10000 程度のものを選択することができる。
ビニル重合体は上記ノボラック樹脂と混合して用いるこ
ともできる。
【0020】カラーフィルター用レジスト組成物は、本
発明のカラーフィルター用色素、有機溶剤及びアルカリ
可溶性樹脂以外に、好ましくは架橋剤を含有する。架橋
剤としては、例えば下式 −(CH2p OR0 (式中、R0 は水素原子又は低級アルキル基を表わし、
p は1〜4の整数を表わす。)で示される基を有する化
合物及びメラミンが挙げられる。上式で示される基を有
する化合物としては、例えば下式
【0021】
【化8】
【0022】〔式中、Zは−NR1011又はフェニル基
を表わす。R10〜R15はこれらの中、少なくとも1つが
−(CH2p OH又は−(CH2p OR16を表わす
という条件付きで各々、水素原子、−(CH2p OH
又は−(CH2p OR16を表わす。R16は低級アルキ
ル基を表わす。p は1〜4の整数を表わす。〕で示され
る化合物、或いは下式
【0023】
【化9】
【0024】
【化10】
【0025】で示される化合物等が挙げられる。R0
びR16で表わされる低級アルキル基としてはメチル、エ
チル、n−プロピル又はn−ブチル基が挙げられ、好ま
しい低級アルキル基としてはメチル又はエチル基が挙げ
られる。式(i) 〜(ii)で示される化合物は各々、p−ク
レゾール又はt−ブチルフェノールを塩基性条件下でホ
ルムアルデヒドと縮合させることにより製造することが
できる。又、式(iii) 〜(vi)で示される化合物は特開平
1−293339号公報に記載された公知化合物である。式−
(CH2p OR0 で示される基を有する、好ましい化
合物としては、例えばヘキサメトキシメチロール化メラ
ミン、ヘキサメトキシエチロール化メラミン又はヘキサ
メトキシプロピロール化メラミン等が挙げられる。
【0026】カラーフィルター用レジスト組成物は、さ
らに光酸発生剤を含んでいてもよく、該光酸発生剤とし
ては光により直接もしくは間接的に酸を発生するもので
あれば特に限定されないが、例えば特開平4−163552号
公報に記載されているトリハロメチルトリアジン系化合
物、特開平1−57777 号公報に記載されているジスルホ
ン化合物、下式、 R17−SO2 −SO2 −R18−SO2 −SO2 −R19 (式中、R17及びR19は各々独立して置換されていても
よいアリール、アラルキル、アルキル、シクロアルキル
又は複素環基を表わし、R18は置換されていてもよいア
リールを表わす。)で示される化合物、特開平1−2933
39号公報に記載されているスルホン酸エステル基を含む
光酸発生剤、下式 CF3 −SO2 O−(CH2n'−Y0 (式中、Y0 は置換されていてもよいアリール基をn'
は0又は1を表わす。)で示される化合物、下式 CF3 −SO2 O−〔C(Y1 )(Y2 )〕m'−C(O)−Y3 (式中、Y1 及びY2 は各々独立して置換されていても
よいアルキル、アルコキシもしくはアリール基を、Y3
は置換されていてもよいアリール基を、m' は1又は2
を、各々表わす。)で示される化合物、下式 CF3 −SO2 O−N(Y4 )−C(O)−Y5 (式中、Y4 は置換されていてもよいアルキル基を、Y
5 は置換されていてもよいアリール基を、各々表わ
す。)で示される化合物、下式 CF3 −SO2 O−N=C(Y6 )(Y7 ) (式中、Y6 は水素原子又は置換されていてもよいアル
キルもしくはアリール基を、Y7 は置換されていてもよ
いアリール基を、各々表わす。)で示される化合物、下
【0027】
【化11】
【0028】で示されるオニウム塩類等があげられる。
【0029】ポジ型カラーフィルター用レジスト組成物
には、キノンジアジド化合物が含まれ、該キノンジアジ
ド化合物としては、例えばo−ナフトキノンジアジド−
5−スルホン酸エステル又はスルホン酸アミド、或いは
o−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル又
はスルホン酸アミド等が挙げられる。これらのエステル
又はアミドは、例えば特開平2−84650 及び特開平3−
49437 号公報に一般式(I)で記載されているフェノー
ル化合物等を用いて公知の方法により製造することがで
きる。
【0030】アルカリ可溶性樹脂並びに架橋剤は通常、
有機溶剤中に2〜50及び2〜30重量%程度の割合で溶解
させる。キノンジアジド化合物、光酸発生剤及び本発明
のカラーフィルター用色素の使用量は通常、上記アルカ
リ可溶性樹脂並びに架橋剤の溶液に対して各々、2〜3
0、2〜30及び2〜50重量%程度の割合で添加する。
又、カラーフィルター用レジスト組成物には、例えば均
一な塗布性を付与するための平滑剤等の当該技術分野で
慣用されている各種の添加剤を加えることもできる。
【0031】ポジ型レジストは露光によりアルカリ現像
液に対する溶解度に差が生じることを利用して、露光部
が除去され、未露光部がポジ型着色パターンとして残存
するものである。即ち、上記キノンジアジド化合物は露
光により分解してアルカリ現像液に可溶となるが、一
方、未露光部では上記アルカリ可溶性樹脂のアルカリ現
像液に対する溶解度を抑制するように作用する。そし
て、未露光部を全面露光した際に、残存したキノンジア
ジド化合物は分解され、一方、光酸発生剤が含まれてい
る場合に、これは酸を発生してポジ型着色パターンを硬
化させる作用を有する。一方、ネガ型レジストにはキノ
ンジアジド化合物が含まれていないので、ポジ型レジス
トの場合とは逆に露光部がネガ型着色パターンとして残
存するものである。露光には、例えば水銀ランプ等の紫
外線、遠紫外線、電子線もしくはX線等が用いられる。
【0032】
【実施例】次に、実施例及び参考例により本発明を更に
具体的に説明する。尚、以下の参考例における共通の条
件は次のとおりである。カラーフィルターを製造する
際、シリコンウエハーにレジスト組成物をスピンコート
し、加熱により溶剤を蒸発させた後、マスクを通して露
光を行った。次いで、現像後、着色パターンを得た。露
光は日立製作所(株)製i線露光ステッパーHITACHI LD
-5010-i(NA=0.40) により行った。又、現像液は住友化
学工業(株)製SOPDを用いた。
【0033】実施例1 下式
【0034】
【化12】
【0035】で示されるスルホローダミンB〔関東化学
(株)製酸性染料〕20g、塩化チオニル100ml 及びジメ
チルホルムアミド15gの混合物を還流条件下に30分反応
させた後、反応混合物を室温まで冷却し、氷水中に注い
だ。常法により後処理して得られた生成物をテトラヒド
ロフラン中で3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピ
ルアミンとモル比1:1で反応させてスルホンアミド化
された色素を得た。
【0036】実施例2 3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピルアミンに代
えて下式 CH3 CH2 O(CH2 3 NH2 で示されるアミンを用いる以外は実施例1と同様に操作
してスルホンアミド化された色素を得た。
【0037】実施例3 3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピルアミンに代
えて下式
【0038】
【化13】
【0039】で示されるアミンを用いる以外は実施例1
と同様に操作してスルホンアミド化された色素を得た。
【0040】実施例4 スルホローダミンBに代えて下式
【0041】
【化14】
【0042】で示される色素を用いる以外は、実施例1
と同様に操作してスルホンアミド化された色素を得た。
【0043】参考例1 m−クレゾール、p−クレゾール及びホルムアルデヒド
混合物(モル比=5/5/7.5 )から得られたクレゾー
ルノボラック樹脂(分子量2500)2g、実施例1で得た
色素2g、ヘキサメトキシメチロール化メラミン1g、
下式
【0044】
【化15】
【0045】で示されるフェノール化合物のo−ナフト
キノンジアジド−5−スルホン酸エステル(平均2個の
水酸基がエステル化されている)2g、ジメチルホルム
アミド5g並びに乳酸エチル12gを混合後、メンブラン
フィルターを用いて加圧濾過してカラーフィルター用ポ
ジ型レジスト組成物を得た。上で得たポジ型レジスト組
成物を、シリコンウエハーにスピンコートした後、100
℃・1分加熱した。このシリコンウエハーを露光後、ア
ルカリ現像により露光部を除去して0.8 μmの解像度を
有するポジ型マゼンタ色パターンを得た。上で得たポジ
型パターンを全面露光後、150 ℃・15分加熱してカラー
フィルターを得た。このカラーフィルターは1μm以下
の膜厚で優れた性能を示した。
【0046】参考例2 実施例1で得られた色素に代えて、実施例2〜4で得ら
れたアゾ色素を用いる以外は、参考例1と同様に操作し
て各々、優れた性能を有するカラーフィルターを得た。
【0047】
【発明の効果】本発明のカラーフィルター用色素は分光
特性に優れており、該色素を用いてなるカラーフィルタ
ー用レジスト組成物は解像度及び着色パターンの安定性
等の諸性能に優れ、且つスカムがない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下式(I) 【化1】 〔式中、R1 〜R4 は各々独立して水素原子、置換され
    ていてもよいアルキルもしくはアリール基又は−SO2
    NH−R(Rはアルキル、シクロヘキシルアルキル、ア
    ルコキシ、アルコキシアルキル、アリールもしくはアル
    キルカルボニルオキシ基を表わす。)を表わし、R5
    水素原子、置換されていてもよいアルキルもしくはアリ
    ール基、又は−SO3 Hもしくは−SO2 NH−Rを表
    わし、nは0又は1以上の整数を表わす。但し、nが0
    であるときには、R1 〜R5 の中少なくとも1つは、置
    換基として−SO2 NH−Rを有するアリール基を表わ
    すものとする。〕で示されるカラーフィルター用色素。
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