JPH0623017B2 - 高速クリ−プ牽制装置 - Google Patents

高速クリ−プ牽制装置

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JPH0623017B2
JPH0623017B2 JP60169041A JP16904185A JPH0623017B2 JP H0623017 B2 JPH0623017 B2 JP H0623017B2 JP 60169041 A JP60169041 A JP 60169041A JP 16904185 A JP16904185 A JP 16904185A JP H0623017 B2 JPH0623017 B2 JP H0623017B2
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JP
Japan
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creep
lever
arm
gear shift
shift
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JP60169041A
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JPS6229423A (ja
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清次郎 森栗
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は農用トラクター等の変速装置において、トレン
チャー等の特殊な低速作業用に超低速への変速を可能と
するクリープ変速装置に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、トレンチャー等の超低速作業用にクリープ変
速装置を設けた技術は公知とされているのである。
また該農用トラクター等の変速装置において、高速段へ
の変速操作により、危険な状態が発生する場合の為に、
高速変速への牽制装置が設けられた技術も公知とされて
いるのである。例えば、実開昭55−138124号公
報や、特開昭58−191018号公報や、特開昭56
−31574号公報の如くである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、農用トラクター等において、主変速装
置と副変速装置とが有り、更にこれらの変速装置とは独
立して操作可能に構成してクリープ変速装置を設けた変
速装置において、副変速や主変速の最高速段において、
誤ってクリープ変速段へ入れてしまうと、普通の変速比
で高速で走行中に、突然クリープ変速状態となることに
より、異常に大きな変速比となり、エンジンブレーキが
掛けられた状態が発生して、ミッションケース内の主変
速や副変速用の歯車及び軸に過大なトルクが掛り、折損
やひび割れなどの事故が発生するのである。
本発明はこのような、高速走行時の高速クリープ牽制装
置を、第1牽制アーム3と第2牽制アーム5と牽制ピン
6により構成し、該第2牽制アーム5を、副変速レバー
2のレバー枢支軸8の外周に遊嵌したものである。
これにより、クリープ変速キットCが必要ない場合に
は、クリープ変速レバー1と第1牽制アーム3と枢支ピ
ン4と第2牽制アーム5等を、セットの状態で外すこと
が出来るのである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明する。
主変速と副変速とクリープ変速とを、三者独立操作可能
とした構成において、クリープ変速キットCを操作する
クリープ変速レバー1より第1牽制アーム3を突設し、
該第1牽制アーム3に枢支ピン4を介して第2牽制アー
ム5を枢支し、該第2牽制アーム5に長孔5aを設け、
該長孔5a内に副変速レバー2のレバー枢支軸8を遊嵌
し、該レバー枢支軸8より被牽制アーム7を突出し、該
被牽制アーム7に牽制ピン6を突設し、該牽制ピン6と
被牽制アーム7とが、クリープ変速レバー1のクリープ
速度位置への変速と、副変速レバー2の高速側への変速
操作で干渉すべく構成し、クリープ変速レバー1のクリ
ープ変速と、副変速レバー2の高速変速との併立操作を
阻止すべく構成したものである。
(ホ)実施例と作用 本発明の目的・構成は以上の如くであり、添付の図面に
示した実施例の構成と、併せて発明の作用を説明する。
第1図は本発明の高速クリープ牽制装置の側面図、第2
図は同じくクリープ変速が入っていない場合のクリープ
変速レバーと副変速レバー部分の側面図、第3図は同じ
くクリープ変速位置における側面図、第4図はクリープ
変速キットの平面断面図である。
本発明のクリープ変速キットCは、ミッションケースM
の側面開口部に嵌装固設する軸受支持蓋体10に、カウ
ンター軸18と大径歯車15と小径歯車16を一体的に
支持して構成している。
故に、該クリープ変速キットCは取り外すと、クリープ
変速装置のない通常仕様のトラクターとなり、必要な場
合のみクリープ変速キットCを嵌挿すれば良いのであ
る。
ミッションケースM側の小径歯車16と噛合する歯車1
7は、副変速用の固設歯車としても利用されており、無
駄とは成らず、摺動歯車14もクリープ変速キットCを
装着しない場合には、主変速側出力軸12と副変速装置
側入力軸13のカップリングとして使用されるので無駄
とはならないのである。
クリープ変速レバー1の回動により、非クリープ変速の
場合には、主変速側出力軸12と副変速装置側入力軸1
3とを摺動歯車14が直接に連結してしまい、超低速と
はならないのである。
クリープ変速の場合には、クリープ変速レバー1の回動
により摺動歯車14がカウンター軸18上の大径歯車1
5と噛合し、減速し、更に小径歯車16と歯車17の間
でも再度減速して、副変速装置側入力軸13へ回転を伝
えるのである。
該摺動歯車14の摺動により、非クリープ変速とクリー
プ変速が選択されるのである。
しかし、クリープ変速と副変速又は主変速とが別に構成
されたことにより、前記の如く、主変速の高で副変速の
高の最高速状態で、操作ミスによりクリープ変速へ入れ
てしまいエンジンブレーキ状態が発生して、ミッション
ケースM内の主変速や副変速用の歯車や軸を折損する事
故が発生する可能性があるのである。
第1図において示す如く、クリープ変速レバー1はレバ
ー軸9に固設されており、該レバー軸9により回動アー
ム19を回動して、該回動アーム19の先端のシフター
20を前後動して、摺動歯車14をスライドさせるので
ある。22はクリープ変速レバー1のデテント装置であ
る。
本発明においては、クリープ変速レバー1より第1牽制
アーム3を突出して、更に該第1牽制アーム3の先端の
枢支ピン4により第2牽制アーム5を枢支しているので
ある。
該第2牽制アーム5の他端には長孔5aが開口され、該
長孔5aは副変速レバー2のレバー枢支軸8に嵌入され
ているのである。
また副変速レバー2の回動と共に回動する被牽制アーム
7が副変速レバー2又はレバー枢支軸8の一部から突出
され、クリープ変速レバー1がクリープ変速位置の場合
には、第2牽制アーム5により被牽制アーム7を高速位
置へ回動不可能に構成したものである。
11は第2牽制アーム5を被牽制アーム7の方向に押し
ている付勢バネである。
第2図・第3図において示す如く、副変速レバー2の変
速装置への回動により、被牽制アーム7の先端の牽制ピ
ン6が、F3・F2・N・F1の如く4箇所に位置を変
えるのである。本実施例においては、副変速の3速の
み、クリープ変速時に変速操作不可能としているのであ
る。
即ち、第2図の如くクリープ変速レバー1が非クリープ
変速の位置にある場合には、第1牽制アーム3と枢支ピ
ン4により、第2牽制アーム5が上方へ持ち上げられて
おり、被牽制アーム7の先端の牽制ピン6は第2牽制ア
ーム5の端面に係合することなく、前進3速の位置まで
回動できるのである。
これに対して、第3図の状態においては、クリープ変速
レバー1がクリープ変速位置へ回動されている為に、第
2牽制アーム5も長孔5aの一杯の位置まで移動してお
り、該第2牽制アーム5があることにより、被牽制アー
ム7の牽制ピン6が係止されて、前進3速へは変速操作
が出来ないのである。
逆に、副変速が前進3速の時に、クリープ変速に入れよ
うとしても、牽制ピン6と第2牽制アーム5が係合する
ので、クリープ変速へは入らないのである。要するに、
クリープ変速状態と副変速の高の位置とは、共に入るこ
とが出来ないように構成されているのである。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を有
するものである。
第1に、クリープ変速レバー1の側から延出した第2牽
制アーム5の長孔5aを、副変速レバー2のレバー枢支
軸8の外周に嵌装しただけで、副変速レバー2の側の牽
制ピン6との高速クリープ牽制装置が出来上がるので、
クリープ変速キットCと第1牽制アーム3と第2牽制ア
ーム5とを取外した後に残るのは、被牽制アーム7と牽
制ピン6のみであり、クリープ装置付きと無しの場合の
作り換えが容易に出来るのである。
第2に、クリープ変速レバー1と副変速レバー2との間
に、第2牽制アーム5を介装して高速クリープ牽制装置
としたので、クリープ変速レバー1と副変速レバー2と
が離れた位置に配置されている場合にも、高速クリープ
牽制装置の構成を簡単に作りだすことが出来るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高速クリープ牽制装置の側面図、第2
図は同じくクリープ変速が入っていない場合のクリープ
変速レバーと副変速レバー部分の側面図、第3図は同じ
くクリープ変速位置における側面図、第4図はクリープ
変速キットの平面断面図である。 M……ミッションケース C……クリープ変速キット 1……クリープ変速レバー 2……副変速レバー 3……第1牽制アーム 4……枢支ピン 5……第2牽制アーム 6……牽制ピン 7……被牽制アーム 8……レバー枢支軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主変速と副変速とクリープ変速とを、三者
    独立操作可能とした構成において、クリープ変速キット
    Cを操作するクリープ変速レバー1より第1牽制アーム
    3を突設し、該第1牽制アーム3に枢支ピン4を介して
    第2牽制アーム5を枢支し、該第2牽制アーム5に長孔
    5aを設け、該長孔5a内に副変速レバー2のレバー枢
    支軸8を遊嵌し、該レバー枢支軸8より被牽制アーム7
    を突出し、該被牽制アーム7に牽制ピン6を突設し、該
    牽制ピン6と被牽制アーム7とが、クリープ変速レバー
    1のクリープ速度位置への変速と、副変速レバー2の高
    速側への変速操作で干渉すべく構成し、クリープ変速レ
    バー1のクリープ変速と、副変速レバー2の高速変速と
    の併立操作を阻止すべく構成したことを特徴とする高速
    クリープ牽制装置。
JP60169041A 1985-07-30 1985-07-30 高速クリ−プ牽制装置 Expired - Lifetime JPH0623017B2 (ja)

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JPS58191018A (ja) * 1982-05-01 1983-11-08 Iseki & Co Ltd 変速操作規制装置における操作位置表示装置
JPH0623016B2 (ja) * 1985-01-31 1994-03-30 三菱農機株式会社 トラクタのトランスミツシヨン

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