JPH06225962A - 図柄組合わせ式遊技機用の図柄可変表示装置 - Google Patents

図柄組合わせ式遊技機用の図柄可変表示装置

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JPH06225962A
JPH06225962A JP5034099A JP3409993A JPH06225962A JP H06225962 A JPH06225962 A JP H06225962A JP 5034099 A JP5034099 A JP 5034099A JP 3409993 A JP3409993 A JP 3409993A JP H06225962 A JPH06225962 A JP H06225962A
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JP5034099A
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Inventor
Nobuaki Mizukai
伸明 水貝
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Newgin Co Ltd
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Newgin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数種類の当り図柄同志の組合わせチャンス
を高める。 【構成】 透視体31の透視表示板33に、左,中,右に
上下2コマ分の有効図柄に対応し得る表示面域を持つ表
示窓面34が形成される。各表示窓面34有効図柄同志
の組合わせ表示位置の指針とされる当り用の入賞ライン
として、2本の横線35a,35bと、2本の斜線35
c,35dが設定される。各表示窓面34の裏側に、図
柄ドラム54が夫々回転自在に配設される。各図柄ドラ
ム54の円胴部外周面に、「当り用、外れ用、特別当り
用」に区分設定された複数種類の図柄が、基本的には同
一共通ピッチで形成配置される。左列および右列の特別
当り用図柄は、夫々1コマ単位の表示内容とされ、中列
の特別当り用図柄は、2コマ分の同種有効な当り用図柄
の表示内容に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、図柄組合わせ式遊技
機用の図柄可変表示装置に関し、更に詳しくは、パチン
コ球やコインを使用して複数種類の図柄の組合わせゲー
ムを行ない、停止表示された図柄同志の組合わせ(整列)
による入賞成立時に、遊技者にとって有利とされる特別
遊技状態を呈することが可能とされた遊技機に実施され
る回転表示形式の図柄可変表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】この種の図柄組合わせ式遊技機の代表例と
して、従来から知られている第1種(フィーバタイプ)の
パチンコ機やスロットマシンにおいて、毎回の始動およ
び停止を含む変動制御条件に基いて図柄組合わせゲーム
を展開して、特別遊技状態や入賞成立状態に係る組合わ
せ図柄を成立表示することができる手段の一つとして、
一般に回転表示形式の図柄可変表示装置が採用されてい
る。この表示装置では、その基本的な形態として、モー
タおよび駆動制御回路等を含む回転駆動手段と、ドラム
式または無端ベルト式の回転図柄表示体と、各図柄の停
止表示用位置決め基準とされる位置決め検出手段とを含
めて1基毎の図柄表示ユニットに構成される。そしてこ
の図柄表示ユニットが、例えば一つの収容枠体内に複数
基(一般的には左列、中列、右列の3基)を組単位として
縦列セットされて1つのユニット化装置とされている。
【0003】そしてこの表示装置は、毎回の図柄組合わ
せゲームに係る基本的な図柄変動制御態様として、(a)
パチンコ機では、遊技領域内に打出された遊技球の入賞
検出時に基く始動条件と、電気的制御回路装置側から適
時自動的に発信される停止信号または遊技者のストップ
操作により発信される停止信号の何れかに基く停止条
件、(b)スロットマシンでは、コイン投入後の遊技者の
スタート操作時に基く始動条件と、パチンコ機の場合と
同様な夫々の停止信号に基く停止条件、において、各列
の図柄表示ユニットにおけるモータと共に回転図柄表示
体が設定順に変動開始されて停止される。そして、図柄
組合わせライン(入賞ラインともいう)上に停止表示され
た各列の図柄同志の出揃い結果において、個々の図柄位
置検出手段による図柄検出情報に基いて、予め設定され
た組合わせ図柄(当り図柄ともいう)との対比検出がなさ
れて、「当り、外れ」が判定制御される。そうして当り図
柄の組合わせ成立時に、前述した特別遊技状態または入
賞成立状態に係る権利が発生されるようになっている。
【0004】なお、前記回転図柄表示体については、一
般に外周表面に図柄を直接印刷した図柄ドラムや、シー
ト状の図柄表示帯を外周表面に周回装着した図柄ドラム
または図柄ベルトが使用されている。図柄については、
色彩区分された視認識別容易な複数種類の数字、アルフ
ァベット文字、その他の絵や図形を含むマーク等が採用
され、これらが当り用、外れ用に適宜区分設定されたも
とで、所要の複数コマ分(例えば16〜21個)が同数、
同一ピッチにして適宜順序で配置されている。また、夫
々の回転図柄表示体に対する前記位置決め検出手段につ
いては、全ての図柄の内から予め設定された一つの基準
位置の図柄に対して、光学的なセンサで検出される1つ
のインデックスが設置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述した従来
の回転表示形式の図柄可変表示装置では、毎回の図柄変
動停止表示制御において、3列の回転図柄表示体の図柄
を夫々の透視表示窓に常に同数コマ分(例えば3コマ分
まで)ずつ表示させて、入賞ライン上に停止された有効
図柄同志の組合わせに係る入賞成立の有無が判定されて
いる。しかしこのような図柄組合わせ表示にあっては、
夫々の入賞ライン上における全列の図柄の停止表示条件
が単純画一的になってしまい、毎回の図柄組合わせ状態
に新たな趣向を盛り込むことができない。言い換える
と、全列の図柄については、「当り用、外れ用」を含めて
共に同一ピッチ、同数コマにして、図柄ピッチに合わせ
て設定された夫々の入賞ラインに「1:1」の条件停止表
示させるものとすることの既成概念に拘泥化されている
がために、図柄組合わせの表示態様の変化が乏しく、斬
新な表示態様を表現させることができなかった。このた
め入賞ライン上において遊技者にとって最も関心、興味
が持たれる「当り用」図柄の出現回数(出現チャンス)を多
くすることができず、図柄組合わせゲームの興趣を高め
ることができなかった。
【0006】なお、前述した従来の図柄可変表示装置の
図柄組合わせ表示態様とは異なる表現を呈する技術とし
て、実公平3−13335号公報に開示されるように、
3列のシンボル列のシンボル(図柄)を共に同数、同一ピ
ッチで配置すると共に、夫々の表示窓を複数コマ分(図
示2コマ分例と、3コマ分例)のシンボルサイズに合わ
せた一定表示面域に形成したもとで、互いに隣接するシ
ンボル列(左列と中列、中列と右列)のシンボルを1/2
ピッチずつずらして夫々の表示窓に停止表示させると共
に、入賞ラインを互いに斜状交差する斜線(図示2本例
と4本例)とした技術が提案されている。しかしこのよ
うな表示技術にあっては、毎回の図柄組合わせ表示状態
において、左列および右列のシンボル列では、互いに同
一ピッチ位置に同数の有効図柄(図示2コマ分例と3コ
マ分例)が入賞ライン上に停止表示されることに対し
て、中列のシンボル列では、半ピッチずれた位置に1つ
少ない有効図柄(図示1コマ分例と2コマ分例)が入賞ラ
イン上に停止表示されるだけとなってしまう。このため
前述したような当り用図柄の出現回数が少なくなり、図
柄組合わせゲームの興趣を高め得る好適な技術とは云い
難いものであった。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した図柄組合わせ式遊
技機用の図柄可変表示装置に内在している前記欠点に鑑
み、これを好適に解決するベく提案されたものであっ
て、ともに図柄1コマ単位で停止される左、中、右の3
列の回転図柄表示体において、「当り用、外れ用、特別
当り用」に区分設定された複数種類の図柄を基本的には
同一共通ピッチに形成して適宜順序で配置するもとで、
左列および右列の特別当り用図柄を夫々1コマ単位の表
示内容とし、中列の特別当り用図柄を少なくとも2コマ
分の同種有効な当り用図柄の表示内容をもつ図柄形成配
置条件に基いて、少なくとも上、下水平な2本の横線
と、互いに斜状交差する2本の斜線とを含む夫々の入賞
ライン上において、3列の同種当り用図柄同志の組合わ
せや左列、右列、中列の特別当り用図柄同志の組合わせ
に係る夫々の入賞成立を表示可能にした回転表示形式の
図柄可変表示装置を提供し、図柄組合わせゲームの興趣
を高め得るようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、始動・停止条件に基く
図柄組合わせゲームを展開して予め設定された図柄同志
の組合わせに係る入賞成立時に対応して特別遊技状態を
呈することが可能とされた遊技機における図柄可変表示
装置にあって、左、中、右の位置に縦列セットされて独
自に図柄変動表示機能を有する奇数列の図柄表示ユニッ
トと、1つの始動入力に対応して前記3列の図柄表示ユ
ニットの図柄変動開始および図柄位置検出に基く図柄変
動停止を含む制御をなし得る制御回路装置と、3列の図
柄表示ユニットにおける図柄を透視表示し得る透視表示
体とを備え、前記3列の図柄表示ユニットでは複数種類
の図柄を1コマ単位で停止表示し得る回転図柄表示体お
よび駆動モータ、そして図柄位置検出手段を含んで構成
され、夫々の回転図柄表示体において、当り用と外れ用
および特別当り用とに設定区分された複数種類の図柄を
基本的には同一間隔の1コマ分単位で形成配置するもと
で、左列および右列の特別当り用図柄を夫々1コマ単位
の表示内容とし、中列の特別当り用図柄を少なくとも2
コマ分の同種有効な当り用図柄としての表示内容をもつ
条件に形成して所要位置に配置し、前記透視表示体で
は、前記3列の図柄表示ユニットにおける回転図柄表示
体の少なくとも2コマ分の有効な図柄を透視表示できる
一定透視面域をもつ表示窓を形成すると共に、この3列
の表示窓に停止表示される夫々の図柄同志の組合わせ停
止位置の指針とされて入賞成立の有無の判断目安とされ
る少なくとも上下2本の水平入賞ラインと、互いに交差
する2本の斜入賞ラインを形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】遊技機の制御回路装置に始動信号が入力される
と、3列の図柄表示ユニットの各回転図柄表示体が回転
して図柄変動を開始する。設定時間後の図柄変動停止に
より、透視表示体の表示窓に形成した水平入賞ライン上
に、3列の回転図柄表示体の同種当り用図柄が整一状態
で停止表示されると、遊技機ではこれに基いて特別遊技
状態が成立される。また、中列の回転図柄表示体の特別
当り用図柄が、透視表示体の表示窓に2コマ分の有効図
柄として停止表示された場合は、左列および右列の回転
図柄表示体の同種特別当り用図柄が、表示窓に形成した
水平入賞ラインおよび斜入賞ライン上に整一状態で停止
表示されることにより、遊技機での特別遊技状態が成立
される。更に、中列の回転図柄表示体における特別当り
用図柄の1コマ分のみが表示窓の水平入賞ライン上に停
止表示された場合は、左列および右列の回転図柄表示体
の同種特別当り用図柄が、表示窓の同一水平入賞ライン
上に整一状態で停止表示されることにより、遊技機での
特別遊技状態を成立させることもできる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る図柄組合わせ式遊技機用
の図柄可変表示装置につき、好適な実施例を挙げて添付
図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお本実施
例では、図柄組合わせ遊技機として一般化されている図
柄装置付きパチンコ機を対象例とし、このパチンコ機に
着脱交換可能に装着セットされた遊技盤に、後述する図
柄可変表示装置が実施された場合を主に示す。但し、前
記パチンコ機については、出願人が先に出願した特願平
3−351994号並びに特願平3−359807号に
例示したパチンコ機と同様であるので、同機を省略して
遊技盤Mのみを図1に略示する。
【0011】先ず、図1に全体が略示される遊技盤M側
について要約説明すると、前面のレール1内の遊技面2
において、縦央下端にアウト口3が形成される一方、各
部分にセーフ球入賞検出用の図示3個の始動入賞具4
と、図示1個の電動入賞装置11と、後述する1基の図
柄可変表示装置Dと、他の入賞具6およびゲーム状態報
知用のランプ具7等が配設されている。前記各始動入賞
具4内のスイッチ5は、各セーフ球の検出毎に図柄可変
表示装置Dを1回ずつ作動スタートさせるための始動入
力手段として利用される。また電動入賞装置11は、図
柄可変表示装置Dの大当り成立時に対する特別遊技状態
として、開成作動条件が付与される大型の入賞装置であ
って、図1に示されるように、本体12の入賞領域13
に対する開閉部材14が、電磁ソレノイド15に係る設
定駆動条件に基いて、通常の閉鎖状態から開放状態に変
化されるようになっている。そして入賞領域13裏側の
セーフ球通出途上に個数検出用のスイッチ16(カウン
トスイッチともいう)と、セーフ球の検出を前提として
電動入賞装置11自体の開成作動継続条件成立用のスイ
ッチ17(Vスイッチともいう)が夫々組込まれている。
なお、前記2個の始動入賞具4は、電動入賞装置11の
左右両側に配設されている。また各スイッチ16,17
および電磁ソレノイド15は、後述の電気制御装置Eに
接続されており(図9参照)、Vスイッチ17には、セー
フ球のカウント検出機能が付与されている。
【0012】次に、前述の遊技盤Mに実施される本実施
例の図柄可変表示装置Dについて説明する。すなわちこ
の表示装置Dは、前記各始動入賞具4からの始動入力条
件により、図9に略示する電気制御装置Eの制御に基い
て、図柄ドラム54を設定時間に亘り回転して停止する
形式のものである。そしてその全体の概要としては、図
2〜図5に示すように、遊技盤Mの前側に取着される透
視体31と、遊技盤Mの裏側に整合して組付けられる収
容箱体41内の左,中,右に縦列状態で収容セットされる
3列の図柄表示ユニット45,45,45等から構成され
ている。
【0013】前記透視体31では、図3に示す如く、そ
の中央部に開口された方形の窓口32内の前側および後
側に、透明な透視表示板33およびレンズ体36が組付
けられている。そして透視表示板33において、図2に
示すように、左,中,右に上下2コマ分の有効図柄に対応
し得る表示面域を持つ表示窓面34が形成される一方、
各表示窓面34有効図柄同志の組合わせ表示位置の指針
とされる当り用の入賞ラインとして、上,下水平の2本
の横線35a,35bと、互いに斜状交差する2本の斜
線35c,35dが設定されて、例えば下の横線35a
を基準にして全体では4通りの成立が表示されるように
なっている。なお透視体31の上部には、始動入賞具4
で入賞検出されたセーフ球の有効保留数(最高4個まで)
を表示する保留ランプ37と、図柄可変表示作動中の2
個の表示ランプ38と、大当り成立時の1個の表示ラン
プ39とが配設されている。また透視表示板33および
レンズ体36は、図3に示す如く、前向きの凸円弧形に
成形されて、互いに前後離隔状態で整合されている。
【0014】また前記収容箱体41は、図3に示す如
く、前面開口した方形状に成形されて、遊技盤M裏面に
位置決め固定される保持枠体44の裏側に組付け整合さ
れている。そしてこの箱体41内に、各図柄表示ユニッ
ト45を収容セットするための収容室42が画成され、
また箱体41の後板部に各ユニット45に対応してコネ
クター用の逃し口43が開口されている(図3および図
4参照)。なお保持枠体44は、前後面を開口した方形
枠状に成形されており、前述の透視体31の裏側に位置
決めされたもとで、遊技盤M裏面に直付け固定されて、
その前開口部がレンズ体36に整合されるようになって
いる。
【0015】一方前記3基の図柄表示ユニット45は、
共に共通の構成として図4に示す如く、縦長方形状の駆
動基盤46と、この基盤46中央部に装着されたステッ
ピングモータ47で回転制御される図柄ドラム54とか
ら構成されている。そして収容箱体41の収容室42内
において、当該駆動基盤46を位置決め用の溝部に保持
したもとで、各図柄表示ユニット45が互いに等間隔で
整列保持されている。このセット状態において、各ユニ
ット45は、図柄ドラム54の外周前部が駆動基盤46
の前縁より突出して保持枠体44の前開口部からレンズ
体36裏面に臨んでおり、また駆動基盤46の後端に装
着された接続具49が当該の逃し口43から後側に露出
されて、前記電気制御装置Eに対してハーネス53を介
して接続できるようになっている。
【0016】前記各列の図柄表示ユニット45におい
て、駆動基盤46ではその片側に前記モータ47および
接続具49の他に、後部の所定位置で図柄ドラム54の
各図柄の位置を検出する1個の光電センサ形式の検出具
50と、前部の所定位置で図柄を照明する紫外線発光用
の照明手段51が配置されており、他側にこれらの電気
部品に係る必要な駆動制御回路52が構成されている
(図5参照)。また図柄ドラム54は、そのボス部57が
当該モータ47の回転体48に連結されて、図3におい
て反時計方向へ回転される。そしてこの回転中におい
て、各々の検出具50が当該のインデックス58(後述)
で遮光された時点で検出(ON)状態とされて、個々のモ
ータ47および図柄ドラム54の1回転(360°)を検
出するように設定されている。
【0017】前記各モータ47は、一例として192パ
ルス単位で1回転(1周360°)し、設定された夫々所
定数のパルス単位で1図柄分を変動して停止するよう設
定される。なお、図柄の大きさに応じて1図柄分を変動
するパルス単位を変更したり、遊技者にとって最大の関
心、興味がもたれる当り用図柄59aや特別当り用図柄
59b(後述)のパルス単位を大きくして、当り用図柄5
9a,59bを表示窓面34にできるだけ有効に表示さ
せるようにしてもよい。また各列毎における検出具50
の検出中心は、図3に示すように、当該のモータ47お
よび図柄ドラム54の回転中心を通る水平線上におい
て、前記透視体31の基準入賞ライン(例えば下の横線
35aに対して所定の角度(パルス数)位置に整一されて
いる。また照明手段51は発光色の異なる2個の蛍光灯
が互いに異色(例えば青色光と赤色光)を発光照射し得る
もとで、所定の図柄組合わせ条件時に対応して一方ずつ
による単色照明の切換え制御(色変え照明制御)ができる
ように設定されている。
【0018】これに対して夫々の図柄ドラム54は、そ
の素地体として、例えばポリカーボネート樹脂材によ
り、図5に示す平プーリ状に成形されて、前記照明手段
51の照射に対して好適に色彩変化し得る下地色(例え
ば黄色)の有色透明とされており、一定平滑幅の円胴部
55内の一方に、図示4本のアーム56およびモータ4
7側に連結されるボス部57が連設されている。そして
円胴部55外周面に、後述する各種の図柄59a,59
b,59cが熱転写方式で絵付け配置されていると共
に、円胴部55内の他方に図柄の基準指標位置となる1
個のインデックス58が半径内方向に突設されている。
なお、インデックス58には、前記検出具50に対する
遮光面が形成されている。
【0019】前述した3列の図柄ドラム54,54,54
における夫々の図柄については、図6および図7に例示
するように、当該のインデックス58を基準位置とし
て、基本的には同様に「当り用,特別当り用,外れ用」を含
む複数同種類ずつが18コマ分単位において図柄中心が
同一間隔Pで形成されて、同様な順序で配置されてい
る。すなわち左列および右列では、数字およびトランプ
のマークを含む6種類6コマ分ずつの当り用図柄59
a,59aと、2種類1コマ分ずつの特別当り用図柄(数
字7とダイヤマークを図示)59b,59bと、横向き楕
円形のマークの一種類10コマ分ずつの外れ用図柄59
c,59cが互いに同一順序で配置されて、全体的には
実質8コマ分の当り用図柄が設定されている。これに対
して中列では、6種類6コマ分の当り用図柄59a,5
9aと、2種類2コマ分ずつの特別当り用図柄(数字7
とダイヤマークを図示)59b,59bと、1種類8コマ
分の外れ用図柄59c,59cが同順配置されている。
そしてこの中列の2つの特別当り用図柄59b,59b
については、共に1つの図柄表示において、同一ピッチ
Pの上下2コマ分の同一有効当り用図柄の表示内容を持
つものとされて、全体的には実質10コマ分の当り用図
柄が設定されている(図7参照)。
【0020】このように3列の図柄が形成配置された設
定条件例においては、前記透視体31の入賞ライン35
a〜35d(4本例)に停止表示されて成立される「当り
用図柄組合わせ例」として、図8および図9に示すよう
に設定される。すなわち前記当り用図柄59a,59a
同志では、上下の各横線35a,35b上において2通
りずつの計12通り、これに対して前記特別当り用図柄
59b,59b同志では、上下の各横線35a,35b上
と各斜線35c,35d上において4通りずつの計8通
りで、全体では20通りが設定可能とされる。そして特
別当り用図柄59b,59b同志を利用した応用例とし
て、図10に示すように、例えば基準とされる下の横線
35a上において、中列の特別当り用図柄59bが1コ
マ分変位して停止表示される場合による当り例も勿論可
能となり、実施において所要条件に選択設定することが
できる。ちなみに図6中の番号「0〜17」は、各列の図
柄ドラム54の停止図柄を決定する乱数カウンターの値
を意味し、当該の検出具50に対してインデックス58
が一致した位置を基準「0」値として設定されており、こ
のカウンター値はモータ47および図柄ドラム54の1
回転毎にリセットされる。但し、中列の特別当り用図柄
59b,59bに対しては、1つ分ずつの乱数カウンタ
ー値を設定して全体的には「0〜15」に設定してもよ
い。
【0021】なお全列の図柄ドラム54は、出願人が先
に出願した特願平4−47927号に係る発明「遊技用
図柄ドラムの図柄絵付け方法」で提示した熱転写方式に
基いて、フィルム母材に印刷された図柄表示部を円胴部
55の外周に熱転写して、図柄59a,59b,59cを
絵付け配置してなるものが例とされる。そして夫々の図
柄59a,59b,59cについては、前記照明手段51
から照射される紫外線に対して好適に発光照明し得る色
彩(例えば赤、黄、黄緑、桃、青等)の2色以上のインク
(発光インクまたは蛍光インクともいう)で印刷されたも
のが好適に使用される。但し、各図柄59a,59b,5
9cを除いた周囲の下地部分は、全ての図柄が良好に映
える別単色の通常インク(発光インク以外)で印刷され
て、図柄表示面の全体が多数色とされている。
【0022】前述した図柄可変表示装置Dに係る基本的
な電気制御系統については、図11に略示するように、
前記電気制御装置Eの制御部を主体として構成されてい
る。すなわち始動入賞具4のスイッチ5による始動信号
の発生毎において、同始動信号が入賞判定部61に入力
された時点で、乱数データ設定部62が各列のステッピ
ングモータ47の駆動条件および図柄ドラム54の停止
図柄を決定するための1つの乱数データ(外れ、大当り
の何れか1つ)を設定する。この乱数データに基いて、
モータ制御部63から送出される夫々のパルス出力に従
って各列のモータ47が設定条件(時間および速度)で順
次駆動されて、図柄ドラム54を回転変動する。その
後、各列のモータ47および図柄ドラム54が順次停止
された時点で、各検出具50に対するインデックス58
の停止位置に基いて、夫々のカウンター部64が夫々の
設定パルス数を図柄1コマ分のカウンター値として「0
〜17」の範囲から検出して夫々の図柄検出部65に入
力する。そして、夫々の図柄検出部65が、各カウンタ
ー値に基いて透視体31側の各入賞ライン上における各
列の停止図柄を検出判定して、その検出信号を入賞判定
部61に入力し、最終的には、同入賞判定部61が検出
信号の入力順に基いて夫々の停止図柄の組合わせ状態を
個々にまたは全体的に判定する。
【0023】この結果、夫々の入賞ライン上の停止図柄
の組合わせにおいて、全列の同種一致時では、図8に例
示するような「当り」、これ以外では左列および右列の同
種一致で中列の異種不一致時の場合や、図6に例示する
場合を含めて全て「外れ」として夫々判定される。なお、
図柄組合わせの検出判定においては、例えば下の横線3
5aが基準の入賞ラインとしてなされ、他の入賞ライン
(上の横線35bおよび2本の斜線35c,35d)上に
停止された夫々の図柄については、基準の入賞ライン3
5a上の夫々の図柄に係るカウンター値に対して、「−
1」分のカウンター値(設定パルス数)の算出処理に基い
て検出判定されることになる。ちなみに、前記始動入力
時や図柄変動中および終了時、更には所定の図柄組合わ
せ条件時に、パチンコ機の本体内に付設されたスピーカ
(図11参照)からの効果音、前記ランプ38,39およ
び各列の照明手段51による効果光が、出力制御部66
を介して夫々発生される。
【0024】また前述の図柄可変表示装置Dに係る基本
的な図柄変動制御、つまり各列の図柄表示ユニット45
におけるステッピングモータ47および図柄ドラム54
の回転制御等については、図12のタイムチャートに例
示するように要約して次のように設定されている。すな
わち、 (a)電源投入時では、3列が変動開始されて上下の入賞
ライン35a,35b(2本の斜線35c,35dを含む)
上に、図6に示したような「外れ図柄組合わせ」を停止表
示する。そしてこの各列の停止図柄が、当該の検出具5
0に対するインデックス58によりスタート前の原点位
置として確認される。これにより、装置Dの初期表示条
件とされる。 (b)始動入力による図柄変動開始については、左列、中
列、右列の順に所定時間差でスタートされ、前記乱数デ
ータ設定部62から選出された1つのデータに基いて、
設定時間内に亘る連続変動過程で段階的に増速されなが
ら所定の高速に変化される。但し、3列の高速変動中に
は互いに異なる図柄合わせ時間が含まれる。 (c)停止入力による図柄変動停止については、左列、右
列、中列の順に高速から段階的に減速されながら所定時
間差で停止される。 (d)各列の変動時間(開始から停止まで)については、前
記「外れ」時では左列、右列、中列が夫々「T1,T2,T3
とされ、前記「当り」時では左列、右列を共通変動時間に
して、中列のみが「T3」より適宜長い「T4,T5」に変更さ
れる。
【0025】
【実施例の作用】次に、実施例に係る図柄可変表示装置
の作用につき説明する。なお同表示装置Dは、当該パチ
ンコ機でのゲーム中に遊技球が始動入賞具4に入賞検出
されたことによる始動入力に基いて、図柄組合わせゲー
ムを展開するものであることから、主として図柄変動制
御態様例を図11および図12を参照して以下に説明す
る。
【0026】すなわち同装置Dでは、前述した電源投入
後の初期表示条件において、各入賞ライン35a〜35
d上に各列の図柄ドラム54が「外れ図柄」の組合わせ状
態を停止表示しており、また各列の検出具50に対する
インデックス58の位置(カウント値)により図柄の原点
位置の確認がなされている。この状態において、前記始
動入賞具4のスイッチ5の入賞検出信号が電気制御装置
Eの入賞判定部61に入力されると、乱数データ設定部
62から各列のドラムにおける停止図柄に係る1つのデ
ータ(外れ、当りの何れか)がランダムに抽出されて入賞
判定部61に一旦記憶される。そしてこの乱数データに
基いて、各列のモータ47および図柄ドラム54の変動
条件(時間)が設定される。なお、始動入賞時には効果音
Aが発生される。
【0027】そして各列のモータ47および図柄ドラム
54は、前述の乱数データに基いて設定された回転変動
条件で制御されることの前提において、前述の始動入力
に対して左列、中列、右列が所定時間差毎に順次スター
トされて、夫々暫時増速されながら高速に変動される。
そしてこの変動中において、設定時間後に前記乱数デー
タに対応する停止入力があった以後に、「外れ、当り」の
何れかに応じた図柄合わせの変動をなしたもとで、左
列、右列、中列が所定時間差毎に順次減速されて停止さ
れる。この変動過程において、電気制御装置Eでは、各
々のカウンター部64が各列の検出具50に対するイン
デックス58の位置を、1コマ図柄分ずつの設定パルス
出力数に基いてカウンター値「0〜17」に変換カウント
しており、また双方50,58の一致時点毎に「0」点と
して192パルス18コマ図柄のカウンター値がリセッ
トされる。なお、各列ドラムの変動開始から終了時まで
の間に効果音Bおよび効果光aが発生される。
【0028】前述した図柄変動停止について、先ず前記
乱数データが「外れ」の場合では、各列のモータ47およ
び図柄ドラム54が設定時間(T1,T2,T3)に基いて変
動停止される前提において、各入賞ライン35a〜35
d上に夫々異種不一致の図柄を停止表示する(図6参
照)。この停止時に対応して各列の検出具50に対する
インデックス58の位置に基いて、夫々のカウンター部
64がカウンター値「0〜17」の一つをカウント検出し
てそのデータを当該の図柄検出部65に送信し、次いで
同検出部65が停止図柄を検出してその情報を入賞判定
部61に送信する。そして最終的には入賞判定部61に
おいて、始動入力時の乱数データ「外れ」と、図柄検出部
65からの検出データ「外れ」とが確認されて、停止表示
された図柄の組合わせが「外れ」である判定がなされる。
なおこの「外れ」時には、各列図柄ドラム54の停止時に
関連して効果音Cおよび効果光aが発生される。
【0029】前記乱数データが「当り」の場合では、各列
のモータ47および図柄ドラム54が設定時間(T1,
2,T4またはT5)に基いて変動停止される前提におい
て、夫々の入賞ライン35a〜35d上に左列、右列、
中列同種一致の図柄(当り用、特別当り用)を停止表示す
る(図8および図9参照)。この停止時に対応して各列の
検出具50に対するインデックス58の位置に基いて各
カウンター部64からカウント検出データ、各図柄検出
部65から図柄検出情報が送信され、入賞判定部61に
おいて、始動入力時の乱数データと、図柄検出データと
が確認されて図柄の組合わせが「当り」である判定がなさ
れる。なおこの「当り」時において、左列ドラム54の停
止時には前記効果音Cおよび効果光aが発生されるが、
その後右列ドラム54の停止前所要時点、例えばN個図
柄の手前時点から右列ドラム54および中列ドラム54
が停止時点まで、効果音D(リーチ音ともいう)が発生さ
れると共に、効果光も点滅効果光b(リーチ点滅光とも
いう)に変更される。そして中列ドラム54の停止時以
後には、効果音E(当り音ともいう)および一斉同期によ
る点滅効果光(当り点滅光ともいう)が発生される。
【0030】そこで前述した「当り」による具体的な図柄
組合わせ例についてみると、先ず各列における当り用図
柄59a同志による場合では、図8に示すように、基準
入賞ラインとされる下の横線35aと上の横線35bに
おいて、数字の「1,3,5,9」と、トランプマークの「ハ
ート,クラブ」とが夫々3揃いで停止表示された状態を
「当り」とすることができる。また各列における特別当り
用図柄59b同志による場合では、中列の同図柄59b
が夫々2コマ分ずつの有効当り図柄の表示内容に設定さ
れていることにあって、図9に示すように、各々の横線
35a,35bと斜線35c,35dにおいて、数字「7」
とトランプマークの「ダイヤ」とが夫々3揃いで停止表示
された状態を「当り」とすることができる。そしてこの特
別当り用図柄59b同志による場合において、下の横線
35aを基準入賞ラインとして設定した前提にあって
は、図10に示すように、左列および右列の特別当り用
図柄59bに対して、中列の特別当り用図柄59bの上
の1コマ分が整一状態で停止表示された状態をも「当り」
として設定することが可能となり、必要に応じて選択採
用できる。
【0031】そして、前述した図柄可変表示装置Dの図
柄変動制御にあって、前記夫々の入賞各ライン上に、図
8および図9に例示するような「当り図柄組合わせ」の何
れか1組が表示されると、当該パチンコ機では、これに
基いて特別遊技状態が成立されて電動入賞装置11に開
成作動条件が付与される(図1参照)。そしてこの開成作
動条件として、前記電気制御装置Eから送出される駆動
出力に基いて、電磁ソレノイド15が設定時間に亘り通
電励磁されることに伴い、開閉部材14が動作変化され
て入賞領域13を開放する。これにより多くの遊技球が
容易に入賞領域13に入り、セーフ球としてカウントス
イッチ16およびVスイッチ17で検出されて裏側に通
出される。ちなみにこの装置11では毎回の開成作動に
おいて、ソレノイド15の通電可動時間とセーフ球のカ
ウント個数との制限条件が付加され、この条件の何れか
早く到達した時点で当該回の開成作動が終了される。ま
た当該回の開成状態において、セーフ球の1球がVスイ
ッチ17で検出されることにより次回の開成作動の継続
条件が成立され、このもとで最高16回までの開成作動
が可能とされて作動が終了とされる。
【0032】なお、本実施例の図柄可変表示装置Dで
は、前述した図柄変動制御の各時点および各条件時に対
応して、透視体31側の各ランプ38,39から効果光
(報知光)を発生し得ることとは別に、各列毎の図柄表示
ユニット45における2個ずつの照明手段51の変色照
明制御により、常時表示色とされる一方の蛍光灯からの
「青」と、変更(色変え)表示色として他方の蛍光灯からの
「赤」を利用して、夫々の図柄に対する好適な照明がなさ
れる。すなわち、
【0033】(1)電源投入時以降では、全列図柄の「外
れ」表示に対して全てに常色光「青」が連続点灯される。
このもとで毎回の始動入力時には、一旦同時点滅変化さ
れた後に再び毎回の図柄停止時まで連続「青」点灯され
る。 (2)外れ図柄組合わせでは、全列図柄の「外れ用」に対し
て常色光「青」が点灯される。一方、左列図柄の「当り用」
に対して一旦変色光「赤」が点灯され、このもとで右列図
柄の停止時に「青」点灯に戻される。なお右列、中列の図
柄に対してはその種類に拘らず「青」点灯とされる。従っ
て各列図柄が互いに別種の「当り用」であっても、異種不
一致であることに対して全て常色光「青」点灯とされる。 (3)当り図柄組合わせでは、前段階において左列図柄に
対して、一旦変色光「赤」が点灯される。次いで右列図柄
に対して「赤」点滅されると同時に左列図柄も「赤」の交互
点滅に変化され、中列図柄に対して停止時までの間に
「赤」の「リーチ点滅」とされる。そして中列図柄の停止後
の後段階においては、全列図柄に対して一斉に変色光
「赤」が同期点滅されて「当り点滅」とされる。なお右列図
柄に対する「赤」点滅は、前述したランプ38の点滅効果
光bの場合と同様に、右列ドラム54の停止前N個図柄
手前の時点から開始される。
【0034】前述した図柄変色照明制御によれば、各列
毎の照明手段51の「青,赤」の発光色が、当該の図柄ド
ラム54の円胴部55を透過して図柄を内側から照射す
ることにおいて、図柄ドラム54の下地色(黄色)と良好
に色彩変化(調和)して、「青と黄」または「赤と黄」の混成
変光色として夫々の図柄を照射することになり、発光イ
ンク(蛍光インク)で絵付けされた図柄が混合変光色を受
けた際に絶妙な色彩調和を呈して、極めて鮮明に照明表
示される。これにより主として、当り図柄組合わせに係
る照明時にあっては、遊技者はその視覚を通じて図柄に
対する照明美感を受けることができ、しかも図柄に対す
る好適な照明効果により、「当り」時における感激度や満
足感が高められる。また「リーチ状態」に対する報知制御
例として、前述したように右列ドラム54の停止前N個
図柄手前時点から、前述の照明手段51による「赤」点滅
効果光を発生し得るので、遊技者は実際の当り図柄組合
わせの前段階における「リーチ状態」の出現前から、これ
に相応するリーチ状態となることを一早く知り得、期待
感を味わうことができる。ちなみにこのようなリーチ状
態の報知については、早過ぎるということもなく、また
遊技者に混乱を与えることもない。
【0035】
【変更例】本発明の対象とする回転表示形式の図柄可変
表示装置については、前述した実施例のものだけに制限
されず、適宜変更、応用したものであってもよい。すな
わち、図13に例示するように、左,中,右の3列の表示
窓に3コマ分ずつの図柄を1コマ単位で表示する形態に
あって、左列と右列の回転図柄表示体に1コマ1図柄の
特別当り用図柄を形成配置する一方、中列の回転図柄表
示体に3コマ分の有効当り用図柄の表示内容を持つ1つ
の特別当り用図柄を形成配置したものとしてもよい。こ
れによれば、中列の特別当り用図柄に対する左列と右列
との各特別当り用図柄の1コマ単位毎の停止位置変化に
基いて、上,中,下の3本の横線70a,70b,70cと
中横線70bを基準にして互いに斜状交差する2本の斜
線70d,70eとを含む入賞ラインを設定することが
可能となる。また回転図柄表示体としては、図14に示
す如く、前述の特別当り用図柄を形成配置したベルト7
1を駆動プーリ72と従動プーリ73とに巻掛けると共
に、ステッピングモータ47により駆動プーリ72を駆
動するような図柄ベルト形式のものであってもよい。そ
して何れの形式の回転図柄表示体についても、夫々の図
柄表示ユニットにおいて、パチンコ機以外の図柄組合わ
せ式遊技機(スロットマシン)にも好適に実施可能であ
る。なお、ドット表示式、蛍光管表示、液晶表示の各形
式にも採用可能である。
【0036】また実施例では、3列の図柄ドラムを、図
柄合わせの変動をなしたもとで、左列、右列、中列が所
定時間差毎に順次減速されて停止する場合につき説明し
たが、本願はこれに限定されるものでない。例えば、図
柄ドラムを左列、中列、右列の順で停止するよう設定す
ることもでき、この場合には左列の特別当り用図柄と中
列の同種特別当り用図柄が横線および斜線上に整一状態
で停止表示された際には、右列の同種特別当り用図柄が
横線および斜線上の何れに停止表示された場合も「当り」
となり、遊技者の興趣の増大を期待できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る図柄組
合わせ式遊技機用の図柄可変表示装置によれば、図柄1
コマ単位で表示し得る3列の図柄表示ユニットにおける
回転図柄表示体において、当り、外れそして特別当り用
に区分設定された複数種類の図柄を基本的には互いに共
通のコマピッチに形成配置するもとで、左列および右列
の特別当り用図柄を1コマ単位の表示内容とし、中列の
特別当り用図柄を少なくとも2コマ分の同種有効な当り
用図柄としての表示内容を持つ条件に設定したことによ
り、3列の表示窓において互いの同種当り用図柄、そし
て互いの同種特別当り用図柄を夫々有効に停止表示させ
ることができる。そしてこのような3列の回転図柄表示
体における図柄形成配置設定条件に基いて、少なくとも
上下2本の横線と互いに斜状交差する2本の斜線を含め
て多くの有効な入賞ラインを設定することができ、そし
て選択採用した夫々の入賞ライン上において、夫々の種
類の当り用図柄同志の組合わせによる複数の当り表示
と、特別当り用図柄同志の組合わせによる複通りの当り
表示とを夫々好適に出現させることができる。
【0038】従って本発明の図柄可変表示装置によれ
ば、前述した左列および右列、そして中列の夫々の特別
当り用図柄を利用して、従来のこの種装置では到底得ら
れなかった新しい図柄の表示、並びにその組合わせの変
化を呈することができ、そして遊技者にとって最大の関
心、興味が持たれる当り用図柄の出現回数を多くし得る
と共に、多数種類の当り図柄同志の組合わせチャンスを
高めて、図柄組合わせやゲーム全体の興趣の向上を図り
得、更には本発明装置を備えた遊技機全体のグレードア
ップを図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る図柄可変表示装置を備え
たパチンコ機用の遊技盤の正面図である。
【図2】図柄可変表示装置の正面図である。
【図3】図柄可変表示装置の側断面図である。
【図4】図柄可変表示装置の平断面図である。
【図5】図柄可変表示装置における図柄表示ユニットの
分解斜視図である。
【図6】各列の図柄ドラムに表示される図柄列の一例を
展開して示す説明図である。
【図7】3列の各種図柄の形成配置条件を略示する説明
図である。
【図8】当り用図柄の組合わせ例を展開して示す説明図
である。
【図9】特別当たり用の図柄の組合わせ例を展開して示
す説明図である。
【図10】特別当り用図柄同志の他の組合わせ例を略示
する説明図である。
【図11】図柄可変表示装置の電気制御系統のブロック
図である。
【図12】図柄可変表示装置の図柄変動制御の一例を示
すタイムチャート図である。
【図13】3列の図柄組合わせや表示形態の変更例を示
す説明図である。
【図14】回転図柄表示体の別例を示す斜視図である。
【符号の説明】
31 透視体 34 表示窓面 35a,35b 横線 35c,35d 斜線 45 図柄表示ユニット 47 ステッピングモータ 50 検出具 54 図柄ドラム 59a 当り用図柄 59b 特別当り用図柄 59c 外れ用図柄 M 遊技盤 E 電気制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動・停止条件に基く図柄組合わせゲー
    ムを展開して予め設定された図柄同志の組合わせに係る
    入賞成立時に対応して特別遊技状態を呈することが可能
    とされた遊技機における図柄可変表示装置にあって、 左、中、右の位置に縦列セットされて独自に図柄変動表
    示機能を有する奇数列の図柄表示ユニット(45)と、1つ
    の始動入力に対応して前記3列の図柄表示ユニット(45)
    の図柄変動開始および図柄位置検出に基く図柄変動停止
    を含む制御をなし得る制御回路装置(E)と、3列の図柄
    表示ユニット(45)における図柄を透視表示し得る透視表
    示体(31)とを備え、 前記3列の図柄表示ユニット(45)では複数種類の図柄を
    1コマ単位で停止表示し得る回転図柄表示体(54)および
    駆動モータ(47)、そして図柄位置検出手段(50)を含んで
    構成され、夫々の回転図柄表示体(54)において、当り用
    と外れ用および特別当り用とに設定区分された複数種類
    の図柄(59a,59b,59c)を基本的には同一間隔の1コマ分
    単位で形成配置するもとで、左列および右列の特別当り
    用図柄(59b,59b)を夫々1コマ単位の表示内容とし、中
    列の特別当り用図柄(59b)を少なくとも2コマ分の同種
    有効な当り用図柄としての表示内容をもつ条件に形成し
    て所要位置に配置し、 前記透視表示体(31)では、前記3列の図柄表示ユニット
    (45)における回転図柄表示体(54)の少なくとも2コマ分
    の有効な図柄(59a,59b,59c)を透視表示できる一定透視
    面域をもつ表示窓(34)を形成すると共に、この3列の表
    示窓(34)に停止表示される夫々の図柄(59a,59b,59c)同
    志の組合わせ停止位置の指針とされて入賞成立の有無の
    判断目安とされる少なくとも上下2本の水平入賞ライン
    (35a,35b)と、互いに交差する2本の斜入賞ライン(35c,
    35d)を形成したことを特徴とする図柄組合わせ式遊技機
    用の図柄可変表示装置。
JP5034099A 1993-01-29 1993-01-29 図柄組合わせ式遊技機用の図柄可変表示装置 Pending JPH06225962A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08289960A (ja) * 1995-04-21 1996-11-05 Maruhon:Kk パチンコ遊技機用円盤型回転電動役物用レンズ板
JP2005034302A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Aruze Corp 遊技機
JP2007061423A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Aruze Corp 遊技機
JP2009082758A (ja) * 2009-01-30 2009-04-23 Namco Bandai Games Inc 遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体
US9022849B2 (en) 2010-07-01 2015-05-05 Aristocrat Technologies Australia Pty Limited Method of gaming, a gaming system, and a game controller

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