JP2009082758A - 遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】より遊技者を楽しませかつ遊技者の遊技意欲を喚起するような遊技演出を行うことが可能な遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体を提供すること。
【解決手段】遊技フィールド内における遊技媒体の移動により発生する抽選の結果を告知するための抽選演出を行う遊技機である。前記遊技フィールド内に設けられた抽選入賞検出部への前記遊技媒体の入賞を検出する手段と、抽選入賞検出部に入賞が検出された場合に抽選処理を行う抽選処理手段と、抽選結果に基づき抽選演出を行う抽選演出手段とを含む。前記抽選演出手段は、少なくとも一方は実空間の一部を占有する実体物又はその像で形成される第1の表示物と第2の表示物のいずれか一方が視認可能な状態におかれるように、視認可能な表示物を切り替える制御を行う切り替え制御手段を含み、抽選結果に基づき第1の表示物と第2の表示物の切り替え制御を行う抽選演出を行うことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パチンコ、パチスロ、メダルゲーム等の遊技機、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
複数の組み合わせ図柄を変動させて抽選表示を行う遊技機として、例えばパチンコ遊技機やパチスロ遊技機やスロットマシーンなどが知られている。かかる遊技機においては、盤面の中央部に設けられた液晶表示部等で複数の組み合わせ図柄が変動したあと確定停止する抽選表示演出が行われるタイプのものがある。
特開2000−88498号公報
かかるタイプの遊技機ではどのような遊技演出を行うかが遊技機の人気を左右する重要な要素であるため、より遊技者を楽しませかつ遊技者の遊技意欲を喚起するような遊技演出を行うことが好ましい。
しかし単に液晶表示部に抽選表示画像を表示するだけでは同様なタイプの他の遊技機との差別化を図ることが困難で、遊技者の遊技意欲を喚起するようなインパクトに乏しかった。
また盤面の上に設置された成形品などが動作する「可動役物」と呼ばれるものもあったが、成形品の形や分割面などで予想が出来てしまい動いた時の驚きがなかった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、その目的はより遊技者を楽しませかつ遊技者の遊技意欲を喚起するような遊技演出を行うことが可能な遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体を提供することである。
(1)本発明は、遊技フィールド内における遊技媒体の移動により発生する抽選の結果を告知するための抽選演出を行う遊技機であって、
前記遊技フィールド内に設けられた抽選入賞検出部への前記遊技媒体の入賞を検出する手段と、
抽選入賞検出部に入賞が検出された場合に抽選処理を行う抽選処理手段と、
抽選結果に基づき抽選演出を行う抽選演出手段とを含み、
前記抽選演出手段は、
少なくとも一方は実空間の一部を占有する実体物又はその像で形成される第1の表示物と第2の表示物のいずれか一方が視認可能な状態におかれるように、視認可能な表示物を切り替える制御を行う切り替え制御手段を含み、
抽選結果に基づき第1の表示物と第2の表示物の切り替え制御を行う抽選演出を行うことを特徴とする。
本発明において前記遊技機としては、例えばパチンコ機やパチスロ機やメダルゲーム機等の遊技機や、その他各種の抽選結果を画像表示するタイプの遊技機などが該当する。
ここで遊技媒体とは、例えば遊技球や遊技コインなどである。
また入賞口とは、例えば始動ゲート等であり、入賞とは始動ゲート等に例えば遊技球や遊技コインなどが、入ることのみならず、通過することをも意味する。
また通過検出手段とは、例えばチャッカー等であり、通過の検出とは、通過に限られず、例えば接触を検出する場合でもよいし、遊技媒体の接触や衝撃を検出する場合でもよい。検出は例えば入賞口や通過検出手段に設けられたセンサー等を用いて行うようにしてもよい。
例えば始動ゲートに入賞することで、特別遊技状態を発生させるための抽選処理が行われるタイプの遊技機でもよい。特別遊技状態とは、遊技者に特別な利益を与える遊技状態をいい、パチンコ遊技機では、例えば多くの賞球を遊技者に払い出す大当たりの遊技状態などが該当する。
また抽選演出とは、単なるアトラクト以外の演出であって遊技機において抽選に関連して行われる演出であり、抽選中であることを示す演出や、最終的な抽選結果を告知するための演出を含む。
抽選演出手段として、例えば表示物となる役物や標示物となる画像を出力するディスプレイや前記役物の動作を制御する手段や前記ディスプレイに表示する画像を生成する手段等を含むようにしてもよい。
第1の表示物から第2の表示物に切り替える場合に、第1の表示物及び第2の表示物のいずれも実体物(役物)である場合でもよいし、いずれか一方のみが実体物でもよい。実体物でない表示ものとは例えばディスプレイ等に表示された画像や画像に基づいて生成された画像の像(例えばハーフミラーを介して視認可能となる虚像等)を意味する。
本発明によれば、切り替え前後の少なくとも一方の表示物は実体物を用いて視認可能な表示物を切り替える抽選演出を行う。従って、遊技者に映像だけでは味わえないリアルで迫力のある抽選演出を行うことが可能な遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体を提供することができる。
(2)また、本発明に係る遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体において、
前記抽選演出手段は、
抽選結果に基づき、前記実体物を揺らす処理、前記実体物を移動させる処理、前記実体物を回転させる処理、前記実体物を振動させる処理、前記実体物を所定の色にライトアップする処理の少なくとも1つの処理を行う手段をさらに含むことを特徴とする。
例えば抽選結果の当たりはずれに応じて、表示物1と表示物2の切り替えを行う際に、前記実体物を揺らす演出、前記実体物を移動させる演出、前記実体物を回転させる演出、前記実体物を振動させる演出、前記実体物を所定の色にライトアップする演出を行うようにしてもよいし、表示物1と表示物2の切り替えを行わず、前記実体物を揺らす演出、前記実体物を移動させる演出、前記実体物を回転させる演出、前記実体物を振動させる演出、前記実体物を所定の色にライトアップする演出を行うだけでもよい。
本発明によれば、抽選結果に基づき、前記実体物を揺らす処理、前記実体物を移動させる処理、前記実体物を回転させる処理、前記実体物を振動させる処理、前記実体物を所定の色にライトアップする処理の少なくとも1つの処理を行うことで、遊技者を退屈させない様々な演出のバリエーションを持たせることができる。したがって、遊技者をじらしたり、遊技者の期待度を増幅させたりすることができ、遊技者を退屈させない遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体を提供することができる。
(3)また、本発明に係る遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体において、
前記抽選演出手段は、
抽選結果に基づき、前記実体物に当てる照明の色を変更する手段をさらに含み、前記実体物に当てる照明の色を変更することで視認可能な表示物の色を変更する演出を行うことを特徴とする。
白色等の実体物を用いることにより、当てる照明の色を実体物に反映させることができる。
また前記実体物に当てる照明の色を変更させるタイミングは、実体物の出現時でもよいし、視認可能な状態にある実体物に対し所定のタイミングで当てる照明の色を変更する場合でもよい。
例えば抽選結果の当たりはずれに応じて前記実体物に当てる照明の色を決定するようにしてもよい。このようにして当てる照明の色を変更することにより、遊技者をじらしたり、遊技者の期待度を増幅させたりすることができ、遊技者を退屈させない遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体を提供することができる。
(4)また、本発明に係る遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体において、
前記抽選演出手段は、
前記抽選処理の結果に応じて複数の組み合わせ図柄が所与のルールに基づき変動した後に確定停止する抽選表示演出を行うよう構成され、前記組み合わせ図柄の少なくとも一つの変動演出の少なくとも1部を前記実体物を用いて行うことを特徴とする。
組み合わせ図柄の変動演出は、ディスプレイに表示された組み合わせ図柄の画像を用いて行う場合でもよいし、実体物であるドラム式のスロット等を回転させて行う場合でもよい。
前記組み合わせ図柄の少なくとも一つの変動演出の少なくとも1部を前記実体物を用いて行うとは、例えば所定のタイミングで組み合わせ図柄を前記実体物に切り替える演出を行う場合とか、組み合わせ図柄に付随したオブジェクトを所定のタイミングで前記実体物に切り替える演出を行う場合等である。
組み合わせ図柄に付随したオブジェクトとは例えば組み合わせ図柄が板の上にのっているような抽選演出を行う場合の板等である。このような場合、実体物で構成した板を所定のタイミングで実体物である破片オブジェクトにきりかえ、板が粉砕するような演出を行うようにしてもよい。また画像として表示した板を所定のタイミングで実体物である破片オブジェクトにきりかえ、板が粉砕するような演出を行うようにしてもよい。
例えば抽選演出としてリーチ演出を行っている場合に結果的に当たりであれば組み合わせ図柄やそれに付随するオブジェクトを実体物への切り替える演出(例えば実体物である破片オブジェクトに切り替える粉砕演出)を行うようにしてもよいし、結果的に外れであれば実体物への切り替え演出を行わないようにしてもよいし、その逆でもよい。
(5)また、本発明に係る遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体において、
前記抽選演出手段は、
前記抽選処理の結果に応じて複数の組み合わせ図柄が所与のルールに基づき変動した後に確定停止する抽選表示演出を行うよう構成され、前記組み合わせ図柄を構成するオブジェクト及び前記組み合わせ図柄に付随するオブジェクトの少なくとも一つを前記第1の表示物として、前記組み合わせ図柄を構成するオブジェクト及び前記組み合わせ図柄に付随するオブジェクトの少なくとも一つが粉砕したあとの破片オブジェクトを前記第2の表示物として、抽選結果に基づき第1の表示物と第2の表示物とを切り替える抽選演出を行うことを特徴とする。
組み合わせ図柄に付随するオブジェクトとは例えばキャラクタや組み合わせ図柄がのった皿等のオブジェクトである。例えばリーチ演出として第1の表示物と第2の表示物を切り替えることにより、組み合わせ図柄やキャラクタや組み合わせ図柄がのった皿等が粉砕する演出を行うようにしてもよい。
なお例えば粉砕対象となる組み合わせ図柄やキャラクタを特定のもの限定するようにしてもよい。そのようにすると、特定の粉砕対象物の出現によって遊技者に当たりやリーチへの強い期待感を与えることが出来る。
(6)また、本発明に係る遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体において、
前記抽選演出手段は、
所与の物が第1の表示物によって実現される第1の状態から第2の表示物によって実現される第2の状態に変化する演出を行うことを特徴とする。
本発明によれば表示物の切り替え前後のいずれかの状態は、実体物によって表現されるためよりリアルで迫力のある状態変化を演出することが出来る。
(7)また、本発明に係る遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体において、
前記抽選演出手段は、
前記実体物を用いて粉砕演出を行うことを特徴とする遊技機。
例えば所定の物が割れたときの破片を実体物として用意し、当該破片を散乱させて粉砕演出を行うようにしてもよい。
本発明によれば実体物を用いて粉砕演出を行うので、リアルで迫力に富んだ粉砕演出を行うことが出来る。
(8)また、本発明に係る遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体において、
前記抽選演出手段は、
前記実体物を複数の破片物の集合として構成し、複数の破片物の集合を散乱させることで粉砕演出を行うことを特徴とする。
(9)また、本発明に係る遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体において、
前記抽選演出手段は、
前記実体物として、複数の破片物の集合を粉砕時の状態に配置して粉砕時の状態を表示するための粉砕時表示物を用い、粉砕前の状態を表示するため粉砕前表示物から前記粉砕時表示物に切り替えることで粉砕演出を行うことを特徴とする。
(10)また、本発明に係る遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体において、
前記抽選演出手段は、
表示物の変化のタイミングを指示するためのトリガ入力を受け付けるトリガ入力手段をさらに含み、
前記トリガ入力に基づき、第1の表示物と第2の表示物を切り替えるタイミング又は、前記実体物を揺らす演出又は前記実体物を移動させる演出又は前記実体物を回転させる演出又は前記実体物を振動させる演出又は前記実体物をライトアップさせる演出のタイミングを決定することを特徴とする。
本発明によればプレーヤは、抽選演出を単に眺めているだけでなく、トリガ入力を行うことで積極的に関与にし抽選演出を楽しむことが出来る。
(11)また、本発明に係る遊技機、制御プログラム及び情報記憶媒体において、
前記抽選演出手段は、
抽選結果に応じて実体物を用いた演出の内容又は実体物の出現時の態様を決定することを特徴とする。
抽選結果に応じて実体物を用いた演出の内容を決定するとは、例えば実体物を用いた切り替え表示の有無やタイミングを決定する場合でもよいし、実体物を用いた演出のパターンを複数用意しておいて抽選結果に応じていずれの演出を行うかを選択する場合でもよい
本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面説明図である。 図2(A)(B)は、本実施の形態の実体物を用いた抽選演出を実現するための遊技機の構成の一例について説明するための図である。 本実施の形態の遊技機の要部を示すブロック図の一例である。 本実施の形態の表示部に表示される抽選演出画像の一例である。 始動入賞口に入賞した場合の一連の処理を示したフローチャート図である。 抽選演出処理の一例を示したフローチャート図である。 図7(A)(B)は、本実施の形態で実行される抽選演出の一例を示した図である。 図7(A)(B)の抽選演出を実現するための遊技機の具体的な構成の一例について説明するための図である。 本実施の形態の抽選演出部が行う抽選演出の一例について説明するための図である。 本実施の形態の抽選演出部が行う抽選演出の他の一例について説明するための図である。 図11(A)(B)(C)は、本実施の形態の抽選演出部が行う抽選演出の他の一例について説明するための図である。 図12(A)(B)は、抽選演出において組み合わせ図柄の変動演出の一部を実体物を用いて行う例を示した図である。 図13(A)(B)は、図12(A)(B)の抽選演出を実現するための遊技機の具体的な構成の一例について説明するための図である。 14(A)(B)は、ドラム型のスロットによる抽選演出における粉砕演出を行う様子を示した図である。 図15(A)(B)は、図14(A)(B)の抽選演出を実現するための遊技機の具体的な構成の一例について説明するための図である。 本実施の形態を実現できるハードウエア構成の一例を示す図である。 本実施の形態の表示制御基板を実現できるハードウエア構成の一例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。
なお、以下に説明する本実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を何ら限定するものではない。また本実施の形態で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件とは限らない。
また、以下に説明する実施の形態では、パチンコ遊技機を例に取り説明するが、本発明はこれに限らず、これ以外の種々の遊技機にも適用することができる。
図1には、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図が示されている。
このパチンコ遊技機は、その正面上半部に遊技用の盤面10が設けられ、正面下半部にパチンコ玉の打球供給皿36が設けられ、その下方に余剰玉受皿38及びハンドル34が設けられている。
また正面下部に遊技者の入力用にボタン45や十時キー44を設けても良い。例えば十時キー44でねらいを定めて、ボタン45から抽選演出時の表示物の変化のタイミングを指示するためのトリガ入力を行えるようにしてもよい。
前記遊技用の盤面10には、その中央部分に液晶等の画像表示手段を用いて構成された表示部12が配置されている。
前記表示部12には、パチンコ遊技機の遊技演出画像及びその他必要な情報が表示される。
表示部12の両側に普通図柄入賞口として機能するスルーチャッカー14、14が配置され、さらに表示部12の下方には特別図柄始動入賞口として機能しスタートチャッカーと呼ばれる始動入賞口16と、大当り入賞口18が設けられ、さらに下端部にはアウト玉入口40が設けられている。
遊技者がハンドル34を把持し、回転操作することにより、打球供給皿36に蓄えられたパチンコ玉は、図示しない打球発射機構により発射され、外レール30及び内レール32との間を外レール30に案内されて円弧状の軌道を描いて上方へ時計回りに転動していき、盤面10内を落下していく。
盤面10には、図示したスルーチャッカー14及び始動入賞口16以外に、図示しない複数の通常入賞口が配置されている。各入賞口に玉が入ると、これはスイッチ等の検出手段により検出される。入賞口に玉が入ると、賞球が打球供給皿36に払い出される。入賞しなかった玉は、アウト玉入口40に入って回収される。
始動入賞口16に入賞する(玉が入る又は通過する)と、所与のルールに従い、特別遊技状態を発生させるための特別図柄抽選処理が行われる。本実施の形態では、この特別図柄抽選処理により、特別遊技状態として大当りの権利を遊技者に付与するか否かの決定が行われる。このとき表示部12には、遊技演出画像の一部として複数の図柄の組み合わせを用いた抽選演出画像の表示が行われ、全ての図柄が揃うと大当りとなり、大当り入賞口18が開き、多くの玉が払い出される状態に制御される。
スルーチャッカー14に入賞する(玉が入る又は通過する)と、前記スタートチャッカーとしての始動入賞口16の入賞確率を所与のルールに従い所定の短時間高めるための、いわゆる普通図柄抽選処理が行われる。そして、この普通図柄抽選処理により、始動入賞口16を所定の短時間開くことを指示する当りの決定が行われると、始動入賞口16が一定時間(本実施の形態では約3秒間)開き、前記時間経過後、始動入賞口16が閉じる。これにより特別図柄抽選処理の回数が増え、遊技者に対し大当りの期待感を抱かせることができる。
また、本実施の形態では前記盤面上10又は前記盤面10の背後に抽選演出を行うための抽選演出用役物(第1の表示物と第2の表示物についていずれか一方が視認可能な状態におかれるように、視認可能な表示物を切り替えて表示する際に使用する実空間の一部を占有する実体物)が設けられている。
図2(A)(B)は、本実施の形態の実体物を用いた抽選演出を実現するための遊技機の構成の一例について説明するための図である。例えば図2(A)(B)に示すように、盤面に設けられた液晶表示部12の左側に隣接して演出用役物20(実体物)を設け、抽選演出用役物20と表示部12を連動させて抽選演出を行うようにしてもよい。
図2(A)は抽選演出における第1の状態を示しており、図2(B)は抽選演出における第2の状態を示している。
この演出用役物20は、第1の状態においては粉砕前のオブジェクト22(実体物)が視認可能な状態におかれ、第2の状態においては粉砕時の破片オブジェクト群24(実体物)が視認可能な状態におかれる。
そして抽選演出の際に、演出用役物20を第1の状態から第2の状態に切り替える制御を行う。
また演出用役物20の隣の液晶表示部12では、例えばシューティングデバイスの画像26を表示し、粉砕時(第2の状態)にシューティングデバイスから弾が発射される画像26’を表示するようにしてもよい。
このようにすることにより、実体物で構成されたオブジェクトが粉砕する様子を抽選演出に組み込むことができるので、リアルで迫力のある抽選演出をおこなうことができ、単に液晶表示部に抽選表示画像を表示するだけの遊技機との差別化を図ることができる。
なお、上記実施例では実体物である演出用役物20を液晶表示部12の隣に配置する場合を例にとり説明したがこれに限られない。例えば実体物である演出用役物20を盤面上の液晶表示部12から離れた場所に配置する場合でもよいし、図8,図13,図15で示すように液晶表示部12の背後に実体物である演出用役物を配置する場合でも良い。
図3には、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の要部のブロック図の一例が示されている。
本実施の形態のパチンコ遊技機は、各入賞口への入賞を検出する検出部50と、入力部52と、演出用役物20と、処理部70と、記憶部90と、情報記憶媒体92とを少なくとも含んで構成されている。
前記処理部70は、システム全体の制御、システム内の各ブロックへの命令の指示、画像処理又は音処理などの各処理を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ(CPU、DSPなど)、あるいはASIC(ゲートアレイなど)などのハードウエアや、所与のプログラムにより実現できる。
記憶部90は、処理部70などのワーク領域となるものであり、その機能はRAMなどのハードウエアにより実現できる。
情報記憶媒体92(コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体)は、プログラムやデータなどの情報を格納するものであり、その機能は、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、メモリ(ROM)、光磁気ディスク(MO)、光ディスク(CD、DVD)などのハードウエアにより実現できる。処理部70は、この情報記憶媒体92に格納される情報に基づいて本発明(本実施の形態)の種々の処理を行う。すなわち、情報記憶媒体92には、本発明(本実施の形態)の手段(特に処理部70に含まれるブロック)を実行するための情報(プログラムあるいはデータ)が格納される。
なお、情報記憶媒体92に格納される情報の一部又は全部は、システムへの電源投入時等に記憶部90に転送されることになる。また情報記憶媒体92に記憶される情報は、本実施の形態の処理を行うためのプログラムコード、画像データ、音データ、表示物の形状データ、テーブルデータ、リストデータ、本実施の形態の処理を指示するための情報、その指示に従って処理を行うための情報等の少なくとも1つを含むものである。
また、本発明(本実施の形態)の手段を実行するためのプログラムあるいはデータは、ホストコンピュータ(サーバ)が有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信部を介して情報記憶媒体92に配信するようにしてもよい。このようなホストコンピュータ(サーバ)の情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含まれる。
表示部12は、本実施の形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、LCD、CRTなどのハードウエアにより実現できる。
入力部52は、遊技者が操作情報やその他各種情報を入力するためのものであり、例えば遊技機にハンドルや十字キーやボタン等を設けることにより実現できる。
処理部70は、抽選部72、演算処理部74、画像生成部82を含む。
抽選部72は、検出部50によりスタートチャッカーとしての始動入賞口16への玉の入賞が検出された場合に、所与のルールに従って特別遊技状態を発生させるための抽選処理を行い、その抽選結果を各手段74〜82へ提供する。本実施の形態では、乱数を取得して、抽選処理を行うことで、特別遊技状態としての大当りモード、外れモードの2種類のモードの中から、1つのモードを決定する。
さらに、抽選部72は、大当りモードが決定された場合には、複数の当り演出パターンの中からどのような当り演出を行うか否かを、同様に乱数を取得して決定する。また、外れモードが決定された場合には、リーチ外れ演出モードや完全外れ演出モードのいずれの演出モードかを決定する。
前記演算処理部74は、各種の演算処理を行う。
例えば、大当り入賞口18を開閉制御するための処理を、検出部50からの入力信号や、抽選部72から提供される信号、さらには保存データやプログラム等に基づいて行う。
さらに、前記演算処理部74は、3次元空間処理部76、抽選演出部78を含む。
3次元空間処理部76は、遊技用の3次元空間を演算設定する処理等を、検出部50からの入力信号や、抽選部72から提供される信号、さらには保存データやプログラム等に基づいて行う。
3次元空間処理部76における演出画像の生成のための具体的な処理として、3次元空間(オブジェクト空間)内に配置するオブジェクト(1又は複数のプリミティブ面)の位置や回転角度(オブジェクト空間内における位置を特定するためのワールド座標系X、Y又はZ軸回りの回転角度)を求める処理、オブジェクトを動作させる処理(モーション処理)、視点の位置(仮想カメラの位置)や視線角度(仮想カメラの回転角度)や視点の位置(仮想カメラの位置)を移動処理、マップオブジェクトなどのオブジェクトをオブジェクト空間へ配置する処理等が行われる。
抽選演出部78は、抽選部72の抽選処理により決定された各種モードの設定を行う。そして、設定モードに基づき、抽選の結果を複数の組み合わせ図柄が所与のルールに基づき変動した後に確定停止することにより表示する抽選演出画像を生成するための抽選演算処理を行う。
さらに、前記演算処理部74は、抽選演出手段としても機能する。
抽選演出部78は、少なくとも一方は実空間の一部を占有する実体物又はその像で形成される第1の表示物と第2の表示物のいずれか一方が視認可能な状態におかれるように、抽選結果に基づき第1の表示物と第2の表示物の切り替え制御を行う。
また抽選演出部78は、前記抽選処理の結果に応じて複数の組み合わせ図柄が所与のルールに基づき変動した後に確定停止する抽選表示演出を行うよう構成され、前記組み合わせ図柄の少なくとも一つの変動演出の少なくとも1部を前記実体物を用いて行うようにしてもよい。
また所与の物が第1の表示物によって実現される第1の状態から第2の表示物によって実現される第2の状態に変化する演出を行うようにしてもよい。
また前記実体物を用いて粉砕演出を行うようにしてもよい。
また前記入力部52を表示物の変化のタイミングを指示するためのトリガ入力を受け付けるトリガ入力手段として機能させ、
前記トリガ入力に基づき、第1の表示物と第2の表示物を切り替えるタイミング又は、前記実体物を揺らす演出又は前記実体物を移動させる演出又は前記実体物を回転させる演出又は前記実体物を振動させる演出又は前記実体物をライトアップさせる演出のタイミングを決定するようにしてもよい。
また抽選結果に応じて実体物を用いた演出の内容又は実体物の出現時の態様を決定するようにしてもよい。
さらに、この抽選演出部78は、演出用役物制御部79を含み、所与のプログラム及び入力信号に基づき、演出用役物20の遊技演出動作の制御を行う。
演出用役物制御部79は抽選結果に基づき、前記実体物を揺らす処理、前記実体物を移動させる処理、前記実体物を回転させる処理、前記実体物を振動させる処理、前記実体物を所定の色にライトアップする処理の少なくとも1つの処理を行うようにしてもよい。
また演出用役物制御部79は、抽選結果に基づき、前記実体物に当てる照明の色を変更する手段をさらに含み、前記実体物に当てる照明の色を変更することで視認可能な表示物の色を変更する演出を行うようにしてもよい。
画像生成部82は、前述した演算処理部74などの演算処理結果等に基づいて、各種の画像を生成し、表示部12に出力する。
図4には、本実施の形態の遊技機において、表示部12に表示される抽選演出画像の一例が示されている。
本実施の形態の演算処理部74は、抽選表示用の複数の組み合わせ図柄200a、200b、200cが配置された遊技演出用の3次元空間を演算する。そして、この3次元空間を仮想カメラから見た演出画像が、図4に示すように表示されることになる。ここでは、演出画面の3つのエリアに3つの組み合わせ図柄200a、200b、200cが表示されている。
また、同図は、左右の図柄200a、200cが同一図柄で変動を停止したリーチ状態を表している。
図5〜図6には、始動入賞口16に入賞した場合の一連の処理が示されている。
図5に示すように、ステップS30で、スタートチャッカーと呼ばれる始動入賞口16に入賞したと判断されると、次にステップS32において抽選部72による特別図柄抽選処理が行われ、大当りモード、外れモードの2種類のモードが乱数を用いて決定される。
大当りモードが決定された場合には、どのような種類の大当りの表示を行うか否かを演算決定する。
外れモードが決定された場合には、その外れが、リーチ外れモードか、完全外れモードかを決定する。リーチ外れモードが決定された場合には、どのような種別のリーチ外れの表示を行うか否かを決定するための演算処理を行い、さらには完全外れモードが決定された場合には、どのような演出画面としてその旨を表示するか否かを決定する処理を行う。
次に、ステップS34において、前記ステップS32において決定された抽選結果に基づく抽選演出処理が行われる。この抽選演出処理では、前記ステップS32において決定された抽選結果及びその抽選演出動作が、表示部に表示された画像や演出用役物を用いて行われる。
図6には、このステップS34の処理の具体的な一例が示されている。
まず、ステップS32の処理で、抽選部72が、大当りモード、リーチ外れモードを抽選により決定すると、ステップS110において、図4に示すように、3つの図柄200a、200b、200cを1〜12の順でかつサイクリックに変動させる制御を行う。
そして、このようにして変動を開始した3つの図柄200a、200b、200cは、まずステップS112において左側の図柄が最初に確定停止する。このとき右側の図柄、真ん中の図柄は、まだ変動を継続している。
次に、ステップS114において、変動中の右側の図柄が確定停止する。この状態では、左側及び右側の図柄が確定停止しているが、真ん中の図柄はまだ変動を継続している。
このときリーチが成立しているか否かがステップS116で場合分けされる。
右側及び左側の確定図柄200a、200cが同一でない(揃わない)場合には、リーチが成立しないので、ステップS120の外れアクション処理が行われる。この外れアクション処理S120では、リーチが成立しなかった遊技者の失望感を表す遊技演出画像が生成表示され、その後、変動中の真ん中の図柄200bが確定停止する。
また、図4に示すように、左側及び右側の確定図柄200a、200cが同一図柄に揃った当り可能状態の場合、すなわちリーチが成立した場合には、ステップS118の処理が行われる。
このステップS118では、このリーチ状態をより効果的に演出するための、リーチアクション処理が行われ、その後、変動中の真ん中の図柄200bが確定停止する。
さらに、このリーチアクション処理では、抽選結果に応じて図7や図9や図10や図11や図12や図14で説明するような実体物を用いた表示物切り替え処理を行うようにしてもよい。
このリーチアクション処理は、ステップS32の抽選処理により、大当りモードが決定された場合、及び外れモードとなった場合でもリーチ外れモードが決定された場合に行われる。大当りモードが決定された場合には、最終的に後述するステップS38の大当り処理が行われることになり、リーチ外れモードが決定された場合には、最終的には後述するステップS40の外れ処理が行われることになる。
このような図6に示す一連の処理が終了すると、次に図5のステップS36により当り外れの場合分け処理が行われる。当り外れは、前述したようにステップS32の抽選処理で既に決定されているため、この決定に従い、場合分け処理が行われる。なお、ステップS34の遊技演出処理との関連では、以下のようにして当り外れの場合分け処理が行われる。すなわち、前述したリーチアクション処理S118及びアクション処理S120で確定停止した真ん中の図柄200bが、すでに確定停止している左右の図柄200a、200cと同一の図柄であるか否かで場合分けされることとなる。
なおリーチアクション処理やリーチ外れアクション処理で、図7や図9や図10や図11や図12や図14で説明するような実体物を用いた表示物切り替え処理を行うようにしてもよい。
そして、確定停止した真ん中の図柄200bが、すでに確定停止している左右の図柄200a、200cと同一図柄である場合には、大当り(特別遊技状態が成立した)と場合分けされ、ステップS38の大当りの処理が実行されるが、同一でない場合には、外れ(特別遊技状態が成立しない)と場合分けされ、ステップS40の外れ処理が実行されることになる。
ステップS38における、大当りの処理としては、図1に示す大当り入賞口18が、所定時間、所定回数繰り返し開くという制御が行われる。このような制御は、図3に示す演算処理部74により大当り入賞口18を所定のルールに従って開放する制御を行うことにより実行される。
なお当り処理や外れ処理で、図7や図9や図10や図11や図12や図14で説明するような実体物を用いた表示物切り替え処理を行うようにしてもよい。
図7(A)(B)は、本実施の形態で実行される抽選演出の一例を示した図である。図7(A)は抽選演出における第1の状態を示しており、図7(B)は抽選演出における第2の状態を示している。
図7(A)の第1の状態では、第1の表示物として表示部12に表示された画像310がプレーヤから視認可能な状態におかれている。ここでは例えば隕石等の物が割れるような状況を想起させる画像310を表示するようにしてもよい。
ここでは第1の表示物は実体物ではなく表示部12に表示された画像として実現されている。
図7(B)の第2の状態では、第2の表示物として遊技機の内部に設けられた打ち出し手段322により打ち出された破片オブジェクト320が視認可能な状態におかれている。
そして抽選演出の際に第1の状態から第2の状態に切り替える制御を行うことで、表示部に表示されていた画像が突然実体物である破片オブジェクトの粉砕に切り替わり、プレーヤに強いインパクトを与えることができる。
図8は、図7(A)(B)の抽選演出を実現するための遊技機の具体的な構成の一例について説明するための図である。
同図は、図1の遊戯装置の盤面10における表示部12付近の側面図である。同図に示すように表示部12の盤面部分を覆う透明版370の背後に破片オブジェクト粉砕演出空間360がもうけられ、その背後にLCD保護用透明版352に覆われたLCD350が配置されている。
破片オブジェクト粉砕演出空間360の下部362(盤面の背後にありプレーヤからは見えない部分)には、打ち出し装置322がもうけられている。打ち出し装置322は、打撃部材としての打撃ピストン324と打撃ピストン324を上方に押し上げるように駆動するソレノイド326を有している。
そして打ち出し装置322の打撃ピストン324上には、破片オブジェクト(第2の表示物)320が積載されている。打ち出し装置324のソレノイドがONになると、打撃ピストン324によって破片オブジェクト(第2の表示物)320が粉砕演出空間360に打ち出され、散乱した破片オブジェクト320は下方に落下にして再び打撃ピストン324上に積載される。
第1の状態においては、破片オブジェクト群320は盤面背後のプレーヤからは見えない部分におかれており、プレーヤにはLCD350に表示された画像がみえるようになっている。
そして第2の状態においては、ソレノイド等の破片打ち出し装置322によって破片オブジェクト群320が破片オブジェクト粉砕演出空間360に打ち上げられる。このとき背後のLCD350を真っ暗にすることにより、プレーヤには背後のLCD350は見えす破片オブジェクト粉砕演出空間360に打ち上げられた破片オブジェクト群320がみえる状態となる。
このような構成をとることにより、盤面の表示部12で表示部に表示された画像と実体物の粉砕を切り替えて表示することが出来る。
また本実施の形態の抽選演出部は、演出用役物を構成する実体物を揺らす処理又は実体物を移動させる処理又は前記実体物を回転させる処理又は実体物を振動させる処理又は前記実体物をライトアップさせる処理を行うようにしてもよい。
図9は、本実施の形態の抽選演出部が行う抽選演出の一例について説明するための図である。
410−1は、本実施の形態において演出用役物として設けられた実体物のオブジェクトである。図2(A)(B)においては、実体物である粉砕前オブジェクトが粉砕時の破片オブジェクト群に切り替わる演出例について説明したがそれに限られない。
例えば図9の450に示すように、静止状態で配置されている実体物であるオブジェクト410−1を、振動させた(410−2参照)後に、粉砕時の破片オブジェクト群420に切り替えるように制御してもよい。
また例えば図9の460に示すように、静止状態で配置されている実体物であるオブジェクト410−1を、振動させた(410−2参照)後に、粉砕時の破片オブジェクト群420に切り替えずに、再び静止状態に戻るように制御してもよい。
例えば抽選結果が当たりの場合に450に示すような抽選演出を行うようにし、抽選結果がハズレの場合に460に示すような抽選演出を行うようにしてもよいし、その逆でもよい。
図10は、本実施の形態の抽選演出部が行う抽選演出の他の一例について説明するための図である。
412−1は、本実施の形態において演出用役物として設けられた実体物のオブジェクトである。
例えば図10の452に示すように、静止状態で配置されている実体物であるオブジェクト412−1を、回転させた(412−2参照)後に、粉砕時の破片オブジェクト群420に切り替えるように制御してもよい。
また例えば図10の462に示すように、静止状態で配置されている実体物であるオブジェクト412−1を、回転させた(412−2参照)後に、粉砕時の破片オブジェクト群420に切り替えずに、再び静止状態に戻るように制御してもよい。
例えば抽選結果が当たりの場合に452に示すような抽選演出を行うようにし、抽選結果がハズレの場合に462に示すような抽選演出を行うようにしてもよいし、その逆でもよい。
図11(A)(B)(C)は、本実施の形態の抽選演出部が行う抽選演出の他の一例について説明するための図である。
図11(A)は、地の色が白である実体物オブジェクトを白色ライト510でライトアップしている様子を示した図である。これによりプレーヤは白色オブジェクト512を見ることができる。
図11(B)は、地の色が白である実体物オブジェクトを赤色ライト520でライトアップしている様子を示した図である。これによりプレーヤは赤色オブジェクト522を見ることができる。
図11(C)は、地の色が白である実体物オブジェクトを青色ライト530でライトアップしている様子を示した図である。これによりプレーヤは青色オブジェクト532を見ることができる。
このように実体物オブジェクトをライトアップするためのライトの色を切り替える処理を行うことにより、出現するオブジェクトの色を切り替えるようにしてもよい。
なおライトの色を切り替える処理は、異なる色の複数の光源を用意しておいてライトアップに使用する光源自体を切り替える場合でもよいし、1つの白色光源と複数の異なる色のフィルタを用意しておいて、白色光源にかぶせるフィルタを切り替える場合でもよい。
また実体物オブジェクトの出現時の色を切り替える制御を行うようにしてもよいし、一旦出現した実体物オブジェクトの色が途中で切り替わる場合でもよい。
そして出現時のオブジェクトの色や、出現しているオブジェクトの色の変化が抽選結果の当たりはずれと所定の関係の関係を有するように設定しておくことで、オブジェクトの色や色の変化によってプレーヤの期待度を高める演出を行うことが出来る。
また本実施の形態の抽選演出として、例えば図4で説明したように抽選処理の結果に応じて複数の組み合わせ図柄が所与のルールに基づき変動した後に確定停止する抽選表示演出を行うよう構成されている場合、前記組み合わせ図柄の少なくとも一つの変動演出の少なくとも1部を前記実体物を用いて行うようにしてもよい。
図12(A)(B)は、抽選演出において組み合わせ図柄の変動演出の一部を実体物を用いて行う例を示した図である。図12(A)は表示部に組み合わせ図柄550、552、554が変動する抽選演出画像が表示されている様子(第1の状態)を表しており、図12(B)は図12(A)の3つの組み合わせ図柄550、552、554のそれぞれについて実体物の破片オブジェクトを用いた粉砕演出を行っている様子560、562、564(第2の状態)を示している。
図12(A)の第1の状態では、第1の表示物として表示部12に表示された組み合わせ図柄の画像がプレーヤから視認可能な状態におかれている。
図12(B)の第2の状態では、第2の表示物として遊技機の内部に設けられた打ち出し手段により打ち出された破片オブジェクトが視認可能な状態におかれている。
そして抽選演出の際に第1の状態から第2の状態に切り替える制御を行うことで、表示部に表示されていた組み合わせ図柄の画像が突然実体物である破片オブジェクトの粉砕に変化して、プレーヤはリアルで迫力のある粉砕表示をみることができる。
例えば抽選結果が当たりの場合に組み合わせ図柄の粉砕演出を行うようにしてもよいし、抽選結果がハズレの場合に組み合わせ図柄の粉砕演出を行うようにしてもよい。
図13(A)(B)は、図12(A)(B)の抽選演出を実現するための遊技機の具体的な構成の一例について説明するための図である。
図13(A)は、図1の遊戯装置の盤面10における表示部12付近の正面図であり、図13(B)は側面図である。図13(A)に示すように表示部12の背後には各組み合わせ図柄の粉砕演出を行うための3つの粉砕演出空間670−1、670−2,670−3が設けられている。
本実施の形態では図13(B)に示すように液晶モジュール(液晶表示部)610は盤面601に対して垂直方向に配置され、液晶モジュール(液晶表示部)610に表示された画像はハーフミラー630を介して、その虚像650がプレーヤから視認可能となるように構成されている。
また各粉砕演出空間670−1、670−2,670−3はハーフミラー630と支持版670としきり板672−1,672−2で閉鎖された空間として構成されている。支持版670は飛び散ったあとの破片オブジェクトは回収しやすいように粉砕演出空間670−1、670−2,670−3の下方にむけて斜面を構成するように配置されている。
粉砕演出空間670−1、670−2,670−3の下部には、打ち出し装置620がもうけられている。打ち出し装置620は、打撃部材としての打撃ピストン622と打撃ピストン622を上方に押し上げるように駆動するソレノイド624を有している。
そして打ち出し装置620の打撃ピストン622上には、破片オブジェクト(第2の表示物)660が積載されている。打ち出し装置のソレノイドがONになると、打撃ピストン622によって破片オブジェクト(第2の表示物)660が粉砕演出空間670−1、670−2,670−3に打ち出され、散乱した破片オブジェクト660は下方に落下して支持版690の斜面に沿って移動して再び打撃ピストン622上に積載される。
第1の状態においては、破片オブジェクト群660は盤面背後のプレーヤからは見えない部分におかれており、液晶モジュール(液晶表示部)610に表示された画像の虚像650をハーフミラー630を介してみえるようになっている。
そして第2の状態においては、打ち出し装置620によって破片オブジェクト群660が破片オブジェクト粉砕演出空間620に打ち上げられる。このとき液晶モジュール(液晶表示部)610を真っ暗にすることにより、プレーヤには液晶モジュール(液晶表示部)610の画像は見えず、破片オブジェクト粉砕演出空間670に打ち上げられた破片オブジェクト群660がみえることになる。
このように構成することにより、盤面の表示部12で表示部に表示された画像と実体物の粉砕を切り替えて表示することが出来る。
また本実施の形態をドラム型のスロットを内蔵にスロットの回転により抽選表示を行うパチンコ機やスロットマシン等に適用して、粉砕演出を行うこともできる。
図14(A)(B)は、ドラム型のスロットによる抽選演出における粉砕演出を行う様子を示した図である。図14(A)はスロットのドラムに付された組み合わせ図柄が表示されている様子(第1の状態)を表しており、図14(B)は図14(A)の3つの組み合わせ図柄570、572、574のそれぞれについて実体物の破片オブジェクトを用いた粉砕演出を行っている様子580、582、584(第2の状態)を示している。
図14(A)の第1の状態では、第1の表示物としてドラム型のスロットに付された組み合わせ図柄の画像がプレーヤから視認可能な状態におかれている。
図14(B)の第2の状態では、第2の表示物として遊技機の内部に設けられた打ち出し手段により打ち出された破片オブジェクトが視認可能な状態におかれている。
そして抽選演出の際に第1の状態から第2の状態に切り替える制御を行うことで、ドラム型のスロットに付された組み合わせ図柄の画像が突然実体物である破片オブジェクトの粉砕に変化して、プレーヤはリアルで迫力のある粉砕表示をみることができる。
例えば抽選結果が当たりの場合に組み合わせ図柄の粉砕演出を行うようにしてもよいし、抽選結果がハズレの場合に組み合わせ図柄の粉砕演出を行うようにしてもよい。
図15(A)(B)は、図14(A)(B)の抽選演出を実現するための遊技機の具体的な構成の一例について説明するための図である。
図15(A)は、図1の遊戯装置の盤面10における表示部12付近の正面図であり(又は図示していないスロットマシンのスロット表示部でもよい)、図15(B)は側面図である。図15(A)に示すように表示部12の背後には各組み合わせ図柄の粉砕演出を行うための3つの粉砕演出空間970−1、970−2,970−3が設けられている。
本実施の形態では図15(B)に示すようにドラム型のスロット910は盤面の背後の盤面によって隠れる位置に配置され、ドラム型のスロット910に付された組み合わせ図柄はハーフミラー930を介して、その虚像950がプレーヤから視認可能となるように構成されている。
また各粉砕演出空間970−1、970−2,970−3はハーフミラー930と支持版970としきり板972−1,792−2で閉鎖された空間として構成されている。支持版970は飛び散ったあとの破片オブジェクトは回収しやすいように粉砕演出空間970−1、970−2,970−3の下方にむけて斜面を構成するように配置されている。
粉砕演出空間970−1、970−2,970−3の下部には、打ち出し装置920がもうけられている。打ち出し装置920は、打撃部材としての打撃ピストン922と打撃ピストン922を上方に押し上げるように駆動するソレノイド924を有している。
そして打ち出し装置920の打撃ピストン922上には、破片オブジェクト(第2の表示物)960が積載されている。打ち出し装置のソレノイドがONになると、打撃ピストン922によって破片オブジェクト(第2の表示物)960が粉砕演出空間970−1、970−2,970−3に打ち出され、散乱した破片オブジェクト960は下方に落下して支持版990の斜面に沿って移動して再び打撃ピストン922上に積載される。
第1の状態においては、破片オブジェクト群960は盤面背後のプレーヤからは見えない部分におかれており、ドラム型のスロット910に付された組み合わせ図柄の虚像をハーフミラー930を介してみえるようになっている。
そして第2の状態においては、打ち出し装置920によって破片オブジェクト群960が破片オブジェクト粉砕演出空間970−1、970−2、970−3に打ち上げられる。このときドラム型のスロット910の照明912を真っ暗にすることにより、プレーヤにはドラム型のスロット910に付された組み合わせ図柄は見えず破片オブジェクト粉砕演出空間970−1、970−2、970−3に打ち上げられた破片オブジェクト群960がみえることになる。
このように構成することにより、盤面の表示部12でドラム型のスロット910に付された組み合わせ図柄と実体物の粉砕を切り替えて表示することが出来る。
また、前記実施の形態では、ソレノイドを用いて、打ち出し装置を実現する場合を例にとり説明したがそれに限られない。例えばモータ等を用いて打ち出し装置を実現する場合でもよい。
また、前記実施の形態では、抽選演出の当たり演出や外れ演出の場合に粉砕演出を行う場合を例にとり説明したがこれに限られない。
例えば、パチンコ遊技機では、抽選が行われた後に、リーチ予告を行う場合がある。このようなリーチ予告の演出の一部として、実体物を用いた粉砕演出を行うようにしてもよいし、確率変動予告等で実体物を用いた粉砕演出を行うようにしてもよい。
また上記実施の形態では粉砕演出の際に実際に破片オブジェクトを散乱させる場合を例にとり説明したがそれに限られない。たとえば複数の破片物の集合を散乱時の状態に配置した粉砕時の状態を表示するための粉砕時表示物をもちい、粉砕前の状態を表示するため粉砕前表示物から前記粉砕時表示物に切り替えることで粉砕演出を行うようにしてもよい。
また上記実施の形態では、粉砕前後の少なくとも一方について実体物を用いて、オブジェクトが粉砕前の状態から粉砕後の状態に切り替わる抽選演出を行う場合を例にとり説明したがこれに限られない。
例えば粉砕前後の少なくとも一方について実体物を用いて、オブジェクトが粉砕後の状態から粉砕前の状態に切り替わる抽選演出を行うようにしてもよい。このように実体物を用いて一旦壊れたオブジェクトが元に戻る様子を表現することで、マジックのような演出をリアルに行うことが出来る。
例えば抽選演出としてリーチ演出を行っている場合に結果的に当たりであればオブジェクトが粉砕後の状態から粉砕前の状態に切り替わる抽選演出(例えば実体物である破片オブジェクトを粉砕前のオブジェクトに切り替える粉砕演出)を行うようにしてもよいし、結果的に外れであればオブジェクトが粉砕後の状態から粉砕前の状態に切り替わる抽選演出を行わないようにしてもよいし、その逆でもよい。
また一旦粉砕したオブジェクトが再び復元するような演出を行うようにしてもよい。
また上記実施の形態では一旦システムが決定した実体物の演出に遊技者が関与しない場合を例にとり説明したがそれに限られない。例えば表示物の変化のタイミングを指示するためのトリガ入力を受け付けるトリガ入力手段(ボタン等)を設け、トリガ入力に基づき、第1の表示物と第2の表示物を切り替えるタイミング又は、前記実体物を揺らす演出又は前記実体物を移動させる演出又は前記実体物を回転させる演出又は前記実体物を振動させる演出又は前記実体物をライトアップさせる演出のタイミングを決定するようにしてもよい。
例えば前記トリガ入力に基づいてオブジェクトの粉砕や復元のタイミングを決定するようにしてもよい。
次に、本実施の形態を実現できるハードウエア構成の一例について図16を用いて説明する。
本実施の形態の遊技機の制御回路は、例えばCPUを核にして、ROM、RAM、I/Oなどを備えた主制御基板700を中心に構成されている。
この主制御基板700の入力側には検出部710が接続されている。
本実施の形態において、検出部710は、特別図柄入賞口としての始動入賞口16への入賞を検出する入賞センサ712と、普通図柄入賞口としてのスルーチャッカー14への入賞を検出する入賞センサ714と、これ以外の各入賞口に設けられた入賞センサ716とを含んで構成される。
また主制御基板700の入力側には入力部740が接続されている。
本実施の形態において、この入力部740は、ハンドル742を含んで構成されているが、必要に応じて十字キー744、カメラ746の少なくとも一方を含むように構成してもよい。
また、本実施の形態の遊技機では、主制御基板700からの命令を実行する各種の副制御基板800が設けられている。この副制御基板800としては、表示制御基板810、発射制御基板820、電動チューリップ制御基板830、役物制御基板840、払出制御基板850、ランプ制御基板860、音声制御基板870が設けられている。
主制御基板700は、遊技に関する基本的なプログラムやデータがROM等の情報記憶媒体に記録されており、このプログラムやデータに基づき、各種の演算処理をCPU等が実行する。主制御基板700で演算された各種制御信号は、対応する副制御基板800へ向け出力され、各副制御基板800は、入力された制御信号に基づく処理をそれぞれ独自に実行する。
各副制御基板800は、CPUを核にして、ROM、RAM、I/Oなどを含み、各種機能を実行するように構成されている。
表示制御基板810は、表示ドライバ812を介して表示部814に表示する画像を生成する機能を有している。例えば、主制御基板700からの制御信号に基づき、所与の遊技演出効果をもつ演出画像を生成し、表示部814上に表示する。
さらに表示制御基板810は、表示ドライバ816を介して普通図柄表示部818の表示制御を行う。
具体的には、主制御基板700は、抽選手段として機能し、特別図柄や普通図柄の抽選を行う。そして、この抽選結果に基づき、表示部814に表示する抽選演出の表示内容を選択し、表示制御基板810へ制御信号を出力する。
表示制御基板810には、これら各種の制御信号に基づく異なる表示内容のデータが予め記憶されており、入力される制御信号に基づいて記憶データを選択し、対応する演出効果をもった抽選演出画像を生成し表示部814に表示するとともに、表示ドライバ816を介して普通図柄表示部818の表示制御を行う。
発射制御基板820は、遊技者のハンドル742の操作による遊技玉の発射を制御する。
電動チューリップ制御基板830は、ソレノイド832を介して電動チューリップ834の開閉を制御する。
役物制御基板840は、遊技機に設けられた各種の役物の動作制御を行う。
本実施の形態では、演出用役物844として粉砕前のオブジェクト(ただし画像で表示する場合には役物として用意する必要はない)や破片オブジェクト等が用にされているので、役物制御基板840は破片オブジェクト打ち上げ装置を駆動したり、その他の演出用役物を使用した表示物切り替え制御を行う。
払出制御基板850は、遊技玉の払い出しを制御する。
ランプ制御基板860は、特別図柄保留ランプ862、普通図柄保留ランプ864の点灯制御を行う。
普通図柄入賞口であるスルーチャッカー14に入賞があると、この入賞は最大4個分保留され、一連の普通図柄演出処理が終了した時点で、保留された分が消化されるようになっている。この普通図柄の保留された分が、普通図柄保留ランプ864を用いて表示されるようになっている。
また、特別図柄の始動入賞口16への入賞は、最大4個分保留され、一連の抽選演出処理が終了した時点で、保留された分が消化されるようになっている。この特別図柄の保留数は、特別図柄保留ランプ862を用いて表示されるようになっている。
ランプ制御基板860は、さらに遊技機に取り付けられた各種の電飾部材866の点灯制御を行う。
音声制御基板870は、スピーカ872から出力される各種効果音の出力を制御する。
また、各遊技機は、管理制御基板720ネットワークを介してホストコンピュータとしてのホールコンピュータ730に接続されている。
ホールコンピュータ730は、店に設けられた複数台の遊技機をネットワークを介して一括管理するためのものであり、各遊技機から必要なデータを収集するとともにも、各遊技機に対して必要な制御信号を出力し、各遊技機の設定等の制御を行うように構成されている。
図16に示す制御回路において、主制御基板700及び各副制御基板800は、図示しない記憶媒体に格納されたプログラムやデータに基づき動作し、例えば図3に示す各部として機能し、さらに図5〜図6に示す各種処理、例えば抽選処理、演算処理、抽選演出処理、画像生成処理などの個々の処理を実行するように形成されている。
次に、図16に示す表示制御基板810を実現できるハードウエア構成の一例について図17に基づいて説明する。メインプロセッサ1900は、ROM1950(情報記憶媒体の1つ)に格納されたプログラムなどに基づき動作し、情報の生成処理、画像処理などの種々の処理を実行する。
コプロセッサ1902は、メインプロセッサ1900の処理を補助するものであり、高速並列演算が可能な積和算器や除算器を有し、マトリクス演算(ベクトル演算)を高速に実行する。例えば、オブジェクトを移動させたり、動作(モーション)させるための物理シミュレーションに、マトリクス演算などの処理が必要な場合には、メインプロセッサ1900上で動作するプログラムが、その処理をコプロセッサ1902に指示(依頼)する。
ジオメトリプロセッサ1904は、座標変換、透視変換、光源計算、曲面生成などのジオメトリ処理を行なうものであり、高速並列演算が可能な積和算器や除算器を有し、マトリクス演算(ベクトル演算)を高速に実行する。例えば、座標変換、透視変換、光源計算などの処理を行なう場合には、メインプロセッサ1900で動作するプログラムが、その処理をジオメトリプロセッサ1904に指示する。
データ伸張プロセッサ1906は、圧縮された画像データや音データを伸張するデコード処理を行なったり、メインプロセッサ1900のデコード処理をアクセレートする処理を行なう。これにより、MPEG方式等で圧縮された動画像を表示できるようになる。なお、デコード処理の対象となる画像データや音データは、ROM1950、CD1982に格納されたり、あるいは通信インターフェース1990を介して外部から転送される。
描画プロセッサ1910は、ポリゴンや曲面などのプリミティブ(プリミティブ面)で構成されるオブジェクトの描画(レンダリング)処理を高速に実行するものである。オブジェクトの描画の際には、メインプロセッサ1900は、DMAコントローラ1970の機能を利用して、オブジェクトデータを描画プロセッサ1910に渡すとともに、必要であればテクスチャ記憶部1924にテクスチャを転送する。すると、描画プロセッサ1910は、これらのオブジェクトデータやテクスチャに基づいて、Zバッファなどを利用した陰面消去を行ないながら、オブジェクトをフレームバッファ1922に高速に描画する。また、描画プロセッサ1910は、ブレンディング(半透明処理)、デプスキューイング、ミップマッピング、フォグ処理、バイリニア・フィルタリング、トライリニア・フィルタリング、アンチエリアシング、シェーディング処理なども行なうことができる。そして、1フレーム分の画像がフレームバッファ1922に書き込まれると、その画像はディスプレイ1912に表示される。
検出スイッチ1942(検出部50)からの検出信号は、インターフェース1940を介してデータ転送される。
ROM1950にはシステムプログラムなどが格納される。なお、ROM1950の代わりにハードディスクを利用するようにしてもよい。
RAM1960は、各種プロセッサの作業領域として用いられる。
DMAコントローラ1970は、プロセッサ、メモリ(RAM、VRAM、ROM等)間でのDMA転送を制御するものである。
なお、必要に応じて通信インターフェースを用いてもよい。この場合の、通信インターフェース1990は、ネットワークを介して外部との間でデータ転送を行なうためのインターフェースである。通信インターフェース1990に接続されるネットワークとしては、通信回線(アナログ電話回線、ISDN)、高速シリアルバスなどを考えることができる。そして、通信回線を利用することでインターネットを介したデータ転送が可能になる。また、高速シリアルバスを利用することで、他の画像生成システムとの間でのデータ転送が可能になる。
なお、本発明の各手段は、その全てを、ハードウエアのみにより実現(実行)してもよいし、情報記憶媒体に格納されるプログラムや、必要に応じて通信インターフェースを介して配信されるプログラムのみにより実現してもよい。あるいは、ハードウエアとプログラムの両方により実現してもよい。
そして、本発明の各手段をハードウエアとプログラムの両方により実現する場合には、情報記憶媒体には、本発明の各手段をハードウエアを利用して実現するためのプログラムが格納されることになる。より具体的には、上記プログラムが、ハードウエアである各プロセッサ1902、1904、1906、1910等に処理を指示するとともに、必要であればデータを渡す。そして、各プロセッサ1902、1904、1906、1910等は、その指示と渡されたデータとに基づいて、本発明の各手段を実現することになる。
なお、本発明は、上記実施の形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。
例えば、前記実施の形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用する場合を例に取り説明したが、本発明はこれに限らず、これ以外の遊技機、例えばコインを投入することにより同様な抽選演出表示が行われるパチスロ、スロットマシーン、メダルゲーム等のコイン型遊技機や、抽選演出表示を行う他の遊技機等においても、適用することができる。
12 表示部
18 大当たり入賞口
20 演出用役物
52 入力部
72 抽選部
74 演算処理部
76 3次元空間処理部
78 抽選演出部
79 演出用役物制御部
82 画像生成部
90 記憶部
92 情報記憶媒体

Claims (23)

  1. 遊技フィールド内における遊技媒体の移動により発生する抽選の結果を告知するための抽選演出を行う遊技機であって、
    前記遊技フィールド内に設けられた抽選入賞検出部への前記遊技媒体の入賞を検出する手段と、
    抽選入賞検出部に入賞が検出された場合に抽選処理を行う抽選処理手段と、
    抽選結果に基づき抽選演出を行う抽選演出手段とを含み、
    前記抽選演出手段は、
    少なくとも一方は実空間の一部を占有する実体物又はその像で形成される第1の表示物と第2の表示物のいずれか一方が視認可能な状態におかれるように、視認可能な表示物を切り替える制御を行う切り替え制御手段を含み、
    抽選結果に基づき第1の表示物と第2の表示物の切り替え制御を行う抽選演出を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1において、
    前記抽選演出手段は、
    抽選結果に基づき、前記実体物を揺らす処理、前記実体物を移動させる処理、前記実体物を回転させる処理、前記実体物を振動させる処理、前記実体物を所定の色にライトアップする処理の少なくとも1つの処理を行う手段をさらに含むことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    抽選結果に基づき、前記実体物に当てる照明の色を変更する手段をさらに含み、前記実体物に当てる照明の色を変更することで視認可能な表示物の色を変更する演出を行うことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    前記抽選処理の結果に応じて複数の組み合わせ図柄が所与のルールに基づき変動した後に確定停止する抽選表示演出を行うよう構成され、前記組み合わせ図柄の少なくとも一つの変動演出の少なくとも1部を前記実体物を用いて行うことを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    前記抽選処理の結果に応じて複数の組み合わせ図柄が所与のルールに基づき変動した後に確定停止する抽選表示演出を行うよう構成され、前記組み合わせ図柄を構成するオブジェクト及び前記組み合わせ図柄に付随するオブジェクトの少なくとも一つを前記第1の表示物として、前記組み合わせ図柄を構成するオブジェクト及び前記組み合わせ図柄に付随するオブジェクトの少なくとも一つが粉砕したあとの破片オブジェクトを前記第2の表示物として、抽選結果に基づき第1の表示物と第2の表示物とを切り替える抽選演出を行うことを特徴とする遊技機。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    所与の物が第1の表示物によって実現される第1の状態から第2の表示物によって実現される第2の状態に変化する演出を行うことを特徴とする遊技機。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    前記実体物を用いて粉砕演出を行うことを特徴とする遊技機。
  8. 請求項7において、
    前記抽選演出手段は、
    前記実体物を複数の破片物の集合として構成し、複数の破片物の集合を散乱させることで粉砕演出を行うことを特徴とする遊技機。
  9. 請求項7において、
    前記抽選演出手段は、
    前記実体物として、複数の破片物の集合を粉砕時の状態に配置して粉砕時の状態を表示するための粉砕時表示物を用い、粉砕前の状態を表示するため粉砕前表示物から前記粉砕時表示物に切り替えることで粉砕演出を行うことを特徴とする遊技機。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    表示物の変化のタイミングを指示するためのトリガ入力を受け付けるトリガ入力手段をさらに含み、
    前記トリガ入力に基づき、第1の表示物と第2の表示物を切り替えるタイミング又は、前記実体物を揺らす演出又は前記実体物を移動させる演出又は前記実体物を回転させる演出又は前記実体物を振動させる演出又は前記実体物をライトアップさせる演出のタイミングを決定することを特徴とする遊技機。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    抽選結果に応じて実体物を用いた演出の内容又は実体物の出現時の態様を決定することを特徴とする遊技機。
  12. 遊技フィールド内における遊技媒体の移動により発生する抽選の結果を告知するための抽選演出を行う遊技機を制御するプログラムであって、
    前記遊技フィールド内に設けられた抽選入賞検出部への前記遊技媒体の入賞を検出する手段と、
    抽選入賞検出部に入賞が検出された場合に抽選処理を行う抽選処理手段と、
    抽選結果に基づき抽選演出を行う抽選演出手段としてコンピュータを機能させるプログラムを含み、
    前記抽選演出手段は、
    少なくとも一方は実空間の一部を占有する実体物又はその像で形成される第1の表示物と第2の表示物のいずれか一方が視認可能な状態におかれるように、視認可能な表示物を切り替える制御を行う切り替え制御手段としてコンピュータを機能させ、
    抽選結果に基づき第1の表示物と第2の表示物の切り替え制御を行う抽選演出を行うことを特徴とするプログラム。
  13. 請求項12において、
    前記抽選演出手段は、
    抽選結果に基づき、前記実体物を揺らす処理、前記実体物を移動させる処理、前記実体物を回転させる処理、前記実体物を振動させる処理、前記実体物を所定の色にライトアップする処理の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とするプログラム。
  14. 請求項12乃至13のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    抽選結果に基づき、前記実体物に当てる照明の色を変更する手段をさらに含み、前記実体物に当てる照明の色を変更することで視認可能な表示物の色を変更する演出を行うことを特徴とするプログラム。
  15. 請求項12乃至14のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    前記抽選処理の結果に応じて複数の組み合わせ図柄が所与のルールに基づき変動した後に確定停止する抽選表示演出を行うよう構成され、前記組み合わせ図柄の少なくとも一つの変動演出の少なくとも1部を前記実体物を用いて行うことを特徴とするプログラム。
  16. 請求項12乃至15のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    前記抽選処理の結果に応じて複数の組み合わせ図柄が所与のルールに基づき変動した後に確定停止する抽選表示演出を行うよう構成され、前記組み合わせ図柄を構成するオブジェクト及び前記組み合わせ図柄に付随するオブジェクトの少なくとも一つを前記第1の表示物として、前記組み合わせ図柄を構成するオブジェクト及び前記組み合わせ図柄に付随するオブジェクトの少なくとも一つが粉砕したあとの破片オブジェクトを前記第2の表示物として、抽選結果に基づき第1の表示物と第2の表示物とを切り替える抽選演出を行うことを特徴とするプログラム。
  17. 請求項12乃至16のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    所与の物が第1の表示物によって実現される第1の状態から第2の表示物によって実現される第2の状態に変化する演出を行うことを特徴とするプログラム。
  18. 請求項12乃至17のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    前記実体物を用いて粉砕演出を行うことを特徴とするプログラム。
  19. 請求項18において、
    前記抽選演出手段は、
    前記実体物を複数の破片物の集合として構成し、複数の破片物の集合を散乱させることで粉砕演出を行うことを特徴とするプログラム。
  20. 請求項18において、
    前記抽選演出手段は、
    前記実体物として、複数の破片物の集合を粉砕時の状態に配置して粉砕時の状態を表示するための粉砕時表示物を用い、粉砕前の状態を表示するため粉砕前表示物から前記粉砕時表示物に切り替えることで粉砕演出を行うことを特徴とするプログラム。
  21. 請求項12乃至20のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    表示物の変化のタイミングを指示するためのトリガ入力を受け付けるトリガ入力手段をさらに含み、
    前記トリガ入力に基づき、第1の表示物と第2の表示物を切り替えるタイミング又は、前記実体物を揺らす演出又は前記実体物を移動させる演出又は前記実体物を回転させる演出又は前記実体物を振動させる演出又は前記実体物をライトアップさせる演出のタイミングを決定することを特徴とするプログラム。
  22. 請求項12乃至21のいずれかにおいて、
    前記抽選演出手段は、
    抽選結果に応じて実体物を用いた演出の内容又は実体物の出現時の態様を決定することを特徴とするプログラム。
  23. 請求項12〜22のいずれかのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
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