JPH0751447A - 図柄組合わせ遊技機における図柄表示装置 - Google Patents

図柄組合わせ遊技機における図柄表示装置

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JPH0751447A
JPH0751447A JP6067890A JP6789094A JPH0751447A JP H0751447 A JPH0751447 A JP H0751447A JP 6067890 A JP6067890 A JP 6067890A JP 6789094 A JP6789094 A JP 6789094A JP H0751447 A JPH0751447 A JP H0751447A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量小型で正確に製作し得ると共に、図柄表
示を好適に実施する図柄表示装置を提供する。 【構成】 透視窓に表示される各列の図柄ドラム20の
夫々の図柄23a,23bが、照射手段35の照射ラン
プ16,17,18,19で内側から直接照射されること
により、鮮明に照映されてその視認性や見栄えが良化さ
れる。また、主ランプ19および副ランプ16,17,1
8の照射制御条件により外れ図柄と当り図柄を明確に区
分照明し得るもとで、副ランプ16,17,18により当
り図柄同志の「大当り」の成立位置を事前に照明すると共
に、「大当り」の成立の可能性を予告的に報知照明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、図柄同志の組合わせ
ゲームを展開する遊技機における回転ドラム形態の図柄
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】図柄付きパチンコ機やスロットマシン等に
代表されるこの種の遊技機においては、図柄組合わせゲ
ーム用の図柄表示実体部として、回転ドラム形態の複数
列の図柄ユニットを備えた図柄表示装置が使用されてい
る。そして、この装置による図柄組合わせゲームにあっ
ては、始動条件に応答する電子制御回路装置側での入出
力制御処理に基いて、各列毎の図柄ユニットのステッピ
ングモータのパルス駆動に従い図柄ドラムが回転され、
また検出手段による図柄原点位置の検出以後のモータの
停止に従い図柄ドラムが所定のステップ角位置に合わせ
て停止される。そうして、前面側の透視窓に停止表示さ
れた図柄同志の組合わせ判定結果に基いて、夫々の遊技
機のゲーム内容に応じた特別遊技または入賞成立が出現
可能とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のこの
種遊技機に実施される前記図柄表示装置では、その図柄
組合わせゲームとして各列の図柄ドラムの複数図柄(一
般に上,中,下の3コマ分)を、透視窓に記された夫々の
入賞ライン上に停止表示させて、複通りの組合わせ入賞
の成立判定を図り得るようになっている。そして、この
ような図柄組合わせゲームにあって、表示効果を図るた
めの電光装飾兼用の照明手段として、各列の図柄ドラム
の周外近傍部分、例えば図柄ドラム用の収容ケース側あ
るいは透視体側の各部分に、各種の照射ランプ類(主と
してLEDランプ)を配設して、図柄ドラムの外周表面
に向けて照射するようになっている。
【0004】しかしながら図柄表示装置に付加された外
側照射形態の照明手段にあっては、夫々の照射ランプを
各列の図柄ドラムに対する適切な位置,向きに配置する
ことが難しいために、透視窓全体を照射しても夫々の図
柄を直接鮮明に照映することができず、表示される図柄
全体が見栄えの低いものになっている。しかも、入賞ラ
イン上に表示された夫々の図柄をその種別に応じて明瞭
に区分照明し得ないために、一般に「大当り」とも呼ばれ
ている図柄組合わせが成立した際には低明度照明に映
り、遊技者にとっては余り高い感動、強い印象が持たれ
ずゲームの興趣が低くなっている。また、このような照
明手段では、その照射制御条件として各列の図柄ドラム
の停止順に当り図柄が表示されることに対して他の外れ
図柄と明確に区分照明し得ず、その上、当り図柄同志に
よる「大当り」の成立位置の事前照明や「大当り」の予告報
知照明もできないために、この種ゲームに対する遊技者
の関心を高めることができなかった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するため
に提案されたもので、図柄組合わせ遊技機の図柄実体表
示部として回転ドラム形式に構成された各列の図柄ユニ
ットにおいて、図柄ドラムに対する内側照射により表示
される夫々の図柄を直接鮮明に照明して、その視認性お
よび見栄えを良化すると共に、「大当り」の成立位置の事
前照明や予告報知照明を可能にして、この種ゲームの興
趣を高め得るようにした図柄表示装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る図柄組
合わせ遊技機における図柄表示装置は、図柄組合わせゲ
ームを展開し得る遊技機の正面側に位置する透視窓の夫
々の入賞ラインに、複数列の図柄ユニットにおける図柄
ドラムの停止順に複数コマ分の図柄を組合わせ表示し得
る図柄表示装置にあって、前記各列の図柄ユニットは、
入出力用の回路を有する回路基盤兼用のセット支板にお
いて、同セット支板の中央部に設置されてパルス駆動制
御されるステッピングモータと、所定の検出位置で取着
された図柄原点位置確認用の検出手段と、ステッピング
モータで回転制御され透明な外周に外れ用および当り用
の各種図柄を配置すると共に、内周の基準指標位置に検
出手段で検出される原点表示片を有する図柄ドラムと、
この図柄ドラムの内側に直接照射状態で臨んだ図柄用の
照明手段とを装備し、前記照明手段では、各種図柄の共
通照射用とした主ランプと、当り図柄の専用照射用とし
た副ランプとを、夫々の図柄表示位置に合わせて交互に
配置して回路接続すると共に、各種の図柄の表示内容条
件に合わせて互いに所定の照射制御条件に区分設定した
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】透視窓に表示される各列の図柄ドラムの夫々の
図柄が、照明手段の照射ランプで内側から直接照射され
ることにより、鮮明に照映されてその視認性や見栄えが
良化される。また、主,副ランプの照射制御条件により
外れ図柄と当り図柄を明確に区分照明し得るもとで、副
ランプにより当り図柄同志の「大当り」の成立位置を事前
に照明すると共に、「大当り」の成立の可能性を予告的に
報知照明する。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係る図柄組合わせ遊技機にお
ける図柄表示装置について、具体的な実施例を挙げて、
添付図面を参照しながら以下説明する。
【0009】先ず、図2に全体が略示された本実施例の
図柄組合わせ式パチンコ機について要約説明すると、前
枠1の正面内側にセットされた遊技盤2のゲーム領域3
内に、後述する回転ドラム形態の図柄表示装置Dが設置
されていると共に、図示3個の入賞口(図柄変動開始用
の始動入賞口ともいう)4が配置されている。また、前
枠1の前側下部に上の球皿5および下の球皿6そして打
球発射用の操作ハンドル7が装備されている。
【0010】前述したパチンコ機に実施される本実施例
の図柄表示装置Dは、図3,図4に略示するように、全
体の概要として、遊技盤2に装着される本体8の正面中
央内部に透視窓9が形成されている一方、この本体8の
裏側に後述する3列の図柄ユニット10がケース単位で
装着セットされており、そして各ユニット10における
図柄ドラム20の図柄が、透視窓9から透視できるよう
になっている。なお透視窓9には、図7,図10および
図11に例示するように、各列の図柄ドラム20の複数
図柄(上,中,下の3コマ分)を表示し得る表示面24,2
5,26が形成され、この表示面24〜26に亘り図柄
組合わせに係る図示5本(水平線3本と斜線2本)の入賞
ライン33,33が記されている。
【0011】このような図柄表示装置Dの主体部となる
前記3列の図柄ユニット10では、共に同様な基本構成
として図3,図5,図6に示すように、当該ケース22の
開口面側に合わせて取着されるセット支板兼用のプリン
ト基盤11の表面側の各位置に、所定のステップ角およ
びパルス数に基いて制御駆動されるステッピングモータ
(単にモータともいう)14,図柄の原点位置確認用の検
出手段15および図柄用の照明手段35が配設されて、
同基板11裏面側の回路12に夫々接続されており(図
3参照)、そしてモータ14の回転部分に図柄ドラム2
0が位置決め連結されて、ユニット全体がプリント基板
11の1枚単位で構成されると共に独自の図柄変動表示
機能を有するようになっている。
【0012】各列の図柄ユニット10において、前記プ
リント基板11は、図柄ドラム20の直径に合わせた方
形サイズに成形されており、そして裏側にプリント形成
された回路12が、後縁中央部に取着されたコネクタ1
3に集約的に接続されている。また前記モータ14は、
プリント基板11の中央部に設置されて、その回転軸1
4aに連結円盤14bが固着されている。そして前記検
出手段15は、図柄ドラム20の原点表示片(インデッ
クスともいう)21の検出時毎に図柄の原点位置を検出
するためのもので、光センサ(フォトスイッチともいう)
が採用されて、モータ14の回転中心を通る水平中心線
上の後方位置(図5中X−X線上の左方位置)に取着され
ている。
【0013】一方、前記照明手段35は、図柄ドラム2
0の内側から図柄を直接照明するもので、照射素子とし
て複数個のLEDランプが前記モータ14の外周前側部
分に配置接続されている。そして、図柄3コマ分の好適
な照明を図るために、図1,図5に例示するように、4
個の小型LEDランプを各種図柄共通用の緑色発光の主
ランプ19,19として、水平中心線X−Xの上,下部に
2個ずつに分けて放射状の向きで配置し、また3個の大
型LEDランプを当り図柄専用の赤色発光の副ランプ1
6,17,18として水平中心線を基準にした上,中,下の
等間隔位置に略水平の向きで配置して、主,副ランプ1
9,16,17,18の発光照射制御条件を区分設定して
いる。ちなみに、これらのランプは、予じめ1つのホル
ダ単位にしてプリント基板11の前側中央部に設置接続
されることもある。
【0014】また前記図柄ドラム20は、透明合成樹脂
製の平プーリ形素体の平滑なリム部20aの外周全面
に、外れ用および当り用を含む多種多数の図柄が等間隔
(所定ステップ角度毎の同一中心間隔)で形成配置されて
いる一方、リム部20a内周面の基準図柄位置(基準指
標位置)に、前記検出手段15で検出される原点表示片
(インデックス)21が突設されている。そして、このド
ラム20は、中心のボス部20bを予じめ通電励磁位置
修正がなされた前記モータ14の連結円盤14bに嵌合
わせてビス等で位置決め連結されることにより、プリン
ト基板11の表面側から少し浮き上がった水平位置にセ
ットされて、リム部20aの一部を同基板11の前側縁
から突出させている。なお、図6から理解できるよう
に、原点表示片21は、照明手段35の各ランプと干渉
しない。
【0015】前述した図柄ドラム20の図柄について
は、具体例として図7,図10,図11に一部分を略示す
るように、トランプを表した多種多数を有し、図中の
「スペード2」から「ダイヤ6」までを外れ図柄23a,2
3aとし、絵札(「キング」のみを例示)を当り図柄23b
としている。そして、これらの図柄23a,23bにつ
いては、好適な照明効果を図るべく図1,図6に誇張例
示するように、リム部20aの全周に印刷された透光性
の高い図柄層27に個々の色彩インク剤で形成されてお
り、外れ図柄23a,23aのみが、リム部20aの外
周の所要面部に予じめ印刷された乳白色系半透明状の下
地層28,28により裏刷りされた状態とされている。
これにより当り図柄23bが、外れ図柄23a,23a
に比較して透光性が高くされている。
【0016】前述のように構成された3列の図柄ユニッ
ト10は、夫々のプリント基板11を保護カバー用のケ
ース22に取着して箱状単位で並列連結され、そして図
柄ドラム20の前側部とコネクタ13を当該ケース22
前後の開口部から突出させた状態のもとで、前記本体8
の透視窓9に合わせて連結セットされて1台分の図柄表
示装置Dとして組立てられる。そして、この装置Dは前
述のように遊技盤2に装着セットされて、各列のプリン
ト基板11が、コネクタ13に接続される配線(図示し
ない)を介して、図8にブロック的に略示する電子制御
回路装置の各入出力制御部に接続される。
【0017】前述した電子制御回路装置(単に制御装置
ともいう)は、パチンコゲームで発生された始動条件に
基いて、図柄表示装置Dによる図柄組合わせゲームの制
御作動を図るもとで、図8に略示されるように、中央処
理装置(CPU)29と各種内容のプログラムが記憶され
たリードオンメモリ(ROM)31と処理データを一時的
に記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)32を有
し、そしてCPU29の入力側と前記遊技盤2の各入賞
口4に付加された検出センサ30と各列の検出手段15
が接続され、CPU29の出力側に各列のモータ14と
照明手段35の上,中,下各段の副ランプ16,17,18
および主ランプ19が接続されている。
【0018】そして、この制御装置で入出力制御処理さ
れる本実施例の図柄表示装置Dの基本的な図柄変動態様
については、各列の図柄ユニット10のモータ14が順
次パルス制御されることにより、図柄ドラム20が回転
開始して図柄23a,23bを変動する。そして、所定
の変動時間経過後の停止指令に対して各々の検出手段1
5によるインデックス21の基準検出条件に基いて、各
列のモータ14が順次停止制御されることに従い図柄ド
ラム20が停止されて、3コマずつの図柄23a,23
bを透視窓9の各表示面24,25,26に臨む夫々の入
賞ライン33,33上に表示する。
【0019】このような図柄組合わせゲームにおいて、
各列のモータ14のステップ角度(図柄ドラム20の回
転変位角)の検出処理に基いて、停止表示された上,中,
下の各図柄23a,23bの種別および図柄同志の組合
わせが判定される。そして、「外れ」の場合は、次の始動
条件に対する図柄組合わせゲームが行なわれ、また「大
当り」の成立時には、遊技盤2上において遊技者にとっ
て有利となる特別遊技状態が出現される。なお、各入賞
ライン33上での図柄組合わせ判定例として、当り図柄
(絵札)23b同志では「大当り」、これ以外、つまり各種
の外れ図柄23a同志または外れおよび当りの異種図柄
同志では全て「外れ」とされる。これに合わせて各列の照
明手段35では、設定された照射条件に基いて夫々のラ
ンプ16〜19を適時点灯,点滅させて、夫々の図柄を
内側から照明するようになっている。
【0020】そこで、前述した本実施例の図柄表示装置
Dによる図柄組合わせゲームにおいて、前記CPU29
が実行する照明制御処理(大当り点滅照明)について、図
9のフローチャートを参照して説明する。なお同図で
は、便宜上各列の図柄ドラム20を「第1,第2,第3の
図柄筒、当り図柄23bを「絵札」、各段位置の副ランプ
16〜18を「LED」と夫々略記する。
【0021】先ず、図柄組合わせゲームの開始前初期状
態において、各列の表示面24〜26に3コマずつの図
柄(多くの場合は外れ図柄23aで当り図柄23bを含
むこともある)が停止表示されていることに対して、各
列毎の照明手段35では、各段位置の副ランプ16〜1
8が消灯され、全ての主ランプ19,19が常時点灯さ
れている。この結果、透視窓9に臨む全ての図柄23
a,23bが、主ランプ19,19で直接照明されている
ことにより、在来の外側照明の場合と異なり鮮明に照映
されて好適に視認できる。特に、透光性が高くされた当
り図柄23bについては、外れ図柄23aと対比してよ
り明瞭に照明されることになり、そして図柄ドラム20
の回転中にあっては、外れ図柄23aとの照明度差によ
りその移動状況が容易に把握できる。
【0022】このもとで、前述のように開始される図柄
組合わせゲームにおいて、先ず左列の図柄ドラム20が
停止されると(図10参照)、前記CPU29ではステッ
プ1で第1の図柄筒の停止を確認処理して次のステップ
2に移行し、左列の表示面24に表示された3コマの図
柄における絵札の有無を判定する。そして、絵札が無い
場合にはステップ1側に戻り、有る場合にはステップ3
に移行して、絵札に対応する位置のLEDを新たに所定
周期で点滅させる。この結果、図10で例示するよう
に、左列の外れの図柄23aが主ランプ19により照明
される一方、同列上段に表示された当り図柄23bが、
同位置の副ランプ16により直接鮮明に照明されて外れ
図柄23aと明確に区分される。なお、当り図柄23b
が中段または下段に1つまたは2つ表示された場合に
は、その対応位置の副ランプ17,18が点滅照射する
ことになる。
【0023】次いで、中列の図柄ドラム20が停止され
ると(図11参照)、CPU29は、ステップ4で第2の
図柄筒の停止を確認処理してステップ5に移行し、中列
の表示面25に表示された図柄内における絵札の有無お
よび表示位置を判定する。そして、絵札が無い場合に
は、ステップ6に移行して先に点滅させた左列上段の副
ランプ16を消灯させ、一方絵札が先の絵札と同一入賞
ライン(図11中右下りの斜状ライン33を例示する)の
中段に位置した場合には、ステップ7に移行して同位置
のLEDを新たに点滅させる。これにより、図11中に
例示するように、中段の当り図柄23bが同位置の副ラ
ンプ17で直接照射されて外れ図柄23bと区分照明さ
れる。なお、図11中の中列の当り図柄23bが下段に
表示されても、左列上段に当り図柄23bと不揃いであ
るために、中列下段の副ランプ18は点滅されず左列上
段の副ランプ16が消灯される。
【0024】また、前記ステップ7での照明処理におい
て、中列中段のLED(副ランプ17)の点滅に合わせて
前記斜状ライン33上に最後に表示される絵札に対する
LED、つまり図11中に例示する右列下段の副ランプ
18も所定周期で点滅される。そして次のステップ8に
おいて、これら3位置のLED(副ランプ16〜18)の
点滅周期が短かく制御されて、絵札同志による「大当り」
の成立位置を事前に照明報知すると共に、「大当り」の成
立の可能性が高い状態(一般に「リーチ状態」ともいう)を
事前にまた予告的に照明報知する。なお図11におい
て、中列の当り図柄23bが上段に表示された場合に
は、同位置および右列上段位置の両副ランプ16,16
が点滅されることになる。
【0025】そして、最後の右列の図柄ドラム20が停
止されると(図7参照)、CPU29はステップ9で第3
の図柄筒の停止を確認処理して次のステップ10に移動
し、右列の表示面26における絵札の有無および表示位
置、つまり前記斜状ライン33における点滅状態のLE
D(前記下段副ランプ18)の位置に表示されたか否かを
判定する。この判定において、絵札が無くまた揃ってい
ない場合には、「外れ」処理としてステップ6に移行して
全てのLED(各段の副ランプ)を消灯させる。一方、絵
札が揃っている場合には、「大当り」の成立処理として次
のステップ11に移行して、全てのLEDを所定時間に
亘り点滅継続させる。
【0026】この結果、図7に例示するように、透視窓
9に表示された全ての外れ図柄23aが各列の主ランプ
19で照明されているもとで、前記斜状ライン33上に
揃った当り図柄23bが各段の副ランプ16〜18で点
滅照射されて「大当り」の成立状態として鮮明に照映され
ると共に、外れ図柄23aと明瞭に区分照明される。こ
のような「大当り」の点滅照明状態は、例えば特別遊技の
終了時まで継続されることになり、そしてその後ステッ
プ6で全てのLED(副ランプ16〜18)が消灯され
て、常時点灯される主ランプ19,19により全ての図
柄23a,23bが照明されたままに保持される。な
お、図7中の右列の当り図柄23bが上段または中段に
表示された場合には、先の2列分の当り図柄23bと不
揃いであることによるいわゆる「リーチ外れ」となり、右
列の上段または中段の副ランプ16,17は点滅され
ず、また先の副ランプ16,17,18が消灯される。
【0027】このように、本実施例の図柄表示装置Dで
は、各列の図柄ドラム20の内側における照明手段35
において、透視窓9に表示される全ての図柄を夫々の主
ランプ19,19で点灯照明すると共に、1本の入賞ラ
イン33に表示された当り図柄23bを当該位置の副ラ
ンプ16〜18で点滅照明することにより、図柄全体を
鮮明に照映し得ると共に、外れ図柄23aと透光性が高
められた当り図柄23bを点灯と点滅の照射条件により
明確に区分照明し得る。しかも、1本の入賞ライン33
における3列の当り図柄の照明として、前述したよう
に、第1,第2の当り図柄23b,23bに対する副ラン
プ16,17の順次点滅および最後の当り図柄23bの
表示位置における副ランプ18の事前点滅をなすことに
より、遊技者にとっては「大当り」の成立位置の事前照明
を確認しながら本来の「大当り」の成立に対する高い関心
を持つと共に期待してゲームに専念できる。
【0028】なお、本実施例の対象とする図柄表示装置
では、前述した実施例のタイプだけに制限されず、例え
ば各列の図柄ユニット10における照明手段35につい
ては、停止表示される図柄のコマ数に適した個数の照射
ランプを配置した内側照明形態のものであればよく、そ
のサイズ,発光色,照射条件等は適宜選定すればよい。そ
して、パチンコ機用以外にスロットマシンの図柄表示実
体部としても実施可能である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の図柄組合
わせ遊技機における図柄表示装置では、各列の図柄ユニ
ットにおける図柄ドラムの内側に装備した照明手段の直
接照射により、透視窓の夫々の入賞ラインに沿って表示
される図柄全体を鮮明に照映し得ると共に、図柄の表示
位置に合わせて配置した主,副ランプの照射制御条件に
基いて、外れ図柄と当り図柄を明確に区分照明し得るの
で、表示される夫々の図柄の視認性および見栄えを良化
し得ると共に種別判定を明瞭にし得、この種のゲームの
興趣の向上を図ることができる。
【0030】また各列の照明手段では、主,副ランプの
区分照射により夫々の図柄の種別照明をなし得るもと
で、各位置の副ランプの点滅照射に基いて1つの入賞ラ
インにおける当り図柄同志の「大当り」の成立位置を事前
に照明報知し得ると共に、「大当り」の成立の可能性を予
告的に照明報知し得るので、この種ゲームにおける「大
当り」の関心度,期待感を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る図柄ドラムの図柄部分の断面構造
と照明手段の照射状態例を誇張して例示する説明図であ
る。
【図2】図柄組合わせ式パチンコ機を略示する正面図で
ある。
【図3】図柄表示装置の実施態様を略示する側面図であ
る。
【図4】図柄表示装置の実施態様を略示する平面図であ
る。
【図5】各列の図柄ユニットを一部破断して示す正面図
である。
【図6】図5中のX−X線に基く断面図である。
【図7】透視窓に表示される図柄例を示す説明図であ
る。
【図8】図柄表示装置に係る電子制御回路装置を例示す
るブロック図である。
【図9】図柄変動態様に係る照明制御処理例を説明する
ためのフローチャート図である。
【図10】図柄表示例および照明例を示す説明図であ
る。
【図11】図柄表示例および照明例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
9 透視窓 10 図柄ユニット 11 プリント基板(セット支板) 12 回路 14 ステッピングモータ 15 検出手段 16 上段の副ランプ 17 中段の副ランプ 18 下段の副ランプ 19 主ランプ 20 図柄ドラム 21 インデックス(原点表示片) 23a 外れ図柄 23b 当り図柄 35 照明手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄組合わせゲームを展開し得る遊技機
    の正面側に位置する透視窓(9)の夫々の入賞ライン(33)
    に、複数列の図柄ユニット(10)における図柄ドラム(20)
    の停止順に複数コマ分の図柄を組合わせ表示し得る図柄
    表示装置にあって、 前記各列の図柄ユニット(10)は、入出力用の回路(12)を
    有する回路基盤兼用のセット支板(11)において、同セッ
    ト支板(11)の中央部に設置されてパルス駆動制御される
    ステッピングモータ(14)と、所定の検出位置で取着され
    た図柄原点位置確認用の検出手段(15)と、ステッピング
    モータ(14)で回転制御され透明な外周に外れ用および当
    り用の各種図柄(23a,23b)を配置すると共に、内周の基
    準指標位置に検出手段(15)で検出される原点表示片(21)
    を有する図柄ドラム(20)と、この図柄ドラム(20)の内側
    に直接照射状態で臨んだ図柄用の照明手段(35)とを装備
    し、 前記照明手段(35)では、各種図柄の共通照射用とした主
    ランプ(19,19)と、当り図柄の専用照射用とした副ラン
    プ(16,17,18)とを、夫々の図柄表示位置に合わせて交互
    に配置して回路接続すると共に、各種の図柄(23a,23b)
    の表示内容条件に合わせて互いに所定の照射制御条件に
    区分設定したことを特徴とする図柄組合わせ遊技機にお
    ける図柄表示装置。
  2. 【請求項2】 前記各列の図柄ユニット(10)における照
    明手段(35)では、前記図柄ドラム(20)の内側に臨む照射
    ランプとして、上下位置に配置された主ランプ(19,19)
    を点灯照射用とする一方、上,中,下位置に配置された副
    ランプ(16,17,18)を点滅照射用として互いの照射制御条
    件を区分設定し、前記透視窓(9)の夫々の入賞ライン(3
    3)に沿って表示される各種の外れ図柄(23a)を主ランプ
    (19,19)で点灯照明する一方、同一の入賞ライン(33)上
    において順次表示された2つの当り図柄(23b,23b)を同
    位置の副ランプ(16,17)で順次点滅照明すると共に、最
    後の当り図柄表示位置における副ランプ(18)を事前に点
    滅照射させて、同位置の当り図柄(23b)が表示された場
    合に前記各位置の副ランプ(16,17,18)を所定時間に亘り
    点滅照射に保持して、同一の入賞ライン(33)上における
    全ての当り図柄(23b)を点滅照明するように設定した請
    求項1記載の図柄組合わせ遊技機における図柄表示装
    置。
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