JP2005160750A

JP2005160750A - 遊技機

Info

Publication number: JP2005160750A
Application number: JP2003404051A
Authority: JP
Inventors: Masamitsu Suzuki; 正光鈴木; Takumi Maejima; 拓己前島
Original assignee: Toyo Kasei Co Ltd
Current assignee: Toyo Kasei Co Ltd
Priority date: 2003-12-03
Filing date: 2003-12-03
Publication date: 2005-06-23

Abstract

【課題】装飾装置の図柄表示状態や発光装飾状態に変化をつけて、遊技の興趣を盛り上げることができる遊技機を提供する。
【解決手段】図柄表示装置７は、支持枠１１に３つの表示部９からなる液晶画面１２を有する。液晶画面１２の前方には２枚のプリズムシート１３が、山形のプリズム列１６を直交させて配設されている。それぞれのプリズムシート１３はソレノイド１４のプランジャ１５に接続されているので、プランジャ１５の進退によりプリズムシート１３は液晶画面１２の前を揺動することができる。したがって、プリズムシート１３を静止させた場合に光を集光して図柄をくっきりと表示し、揺動させた場合には図柄をおぼろげに表示することができる。
【選択図】図２

Description

本発明は、図柄表示装置や電飾装置などの装飾装置を備えたパチンコ機やスロットマシンなどの遊技機に関するものである。

パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機には電飾装置や図柄表示装置などの装飾装置が配設されている。電飾装置は、装飾が施された透光性カバーの内部にＬＥＤや豆ランプなどの光源を備えており、光源の発光により透光性カバーをきらびやかに光らせて遊技機を装飾する。

図柄表示装置は回転ドラムや液晶表示画面などにより複数の図柄が表示されて、予め定められた特定の図柄がそろうと大当りとなって賞球などを大量に獲得することができる。したがって、遊技者の注意は勢い図柄表示装置に集中するので、図柄の表示状態は遊技者の遊技に対する興味を引き付けるために大きな意味を持っている。そこで、特許文献１には、図柄表示装置を一時的に開閉カバーで覆って遊技者に図柄を視認不可能とするパチンコ機が開示されている。しかし、このように図柄表示装置を視認不能に覆ってしまうことは、遊技者の興味を引きつけるうえで有効ではないように思われる。

また、特許文献２には、前面枠の透明板保持枠で覆われる表面側に、ランプが設けられるランプ基板を配置すると共に、このランプ基板を覆ってランプ基板カバーを配置した弾球遊技機が開示されている。前記ランプ基板カバーは透明合成樹脂で成形され、その外表面に、ランプ基板を視認し難くするとともに光を拡散し得るローレット加工面が施してあるので、美観の向上とランプからの光の拡散とを図ることができる。しかし、この弾球遊技機などにおいては装飾装置の装飾状態に変化をつけることはできないので、必ずしも十分遊技の興趣を盛り上げるものではなかった。
特開２００３−１３５６９１号公報 (図３) 特開平１１−３４２２４７号公報 (図６)

本発明は上記した従来の問題点を解決して、装飾装置の図柄の表示状態や発光装飾状態に変化をつけて、遊技の興趣を盛り上げることができる遊技機を提供するためになされたものである。

上記の課題を解決するためになされた本発明の遊技機は、装飾装置の前方にプリズムシートを移動可能に配設したことを特徴とするものであり、また、装飾装置の前方に２枚のプリズムシートを配設し、そのうちの少なくとも一枚を揺動可能としたことを特徴とするものであり、また、装飾装置の前方に２枚のプリズムシートを配設し、そのうちの少なくとも一枚を回転可能としたことを特徴とするものである。なお、２枚のプリズムシートに形成された山形のプリズム列を直交させて、装飾装置の前方に配設するのが望ましい。
上記の発明において装飾装置を、透光性カバーの内部に光源を備えた電飾装置とすることができ、或いは、複数の図柄を変動して表示可能な図柄表示装置とすることができる。

本発明の遊技機は、装飾装置の前方にプリズムシートを移動可能に配設して、このプリズムシートを左右や上下に揺動させたり、或いは回転させたりすることにより、透光性カバーや図柄表示装置における装飾状態を、遊技者に見え難くしたり光をちらつかせたりして変化させることができる。また、装飾装置の前方に２枚のプリズムシートを配設し、そのうちの少なくとも一枚を揺動可能または回転可能としたので、透光性カバーや図柄表示装置における装飾状態をより多様に変化させることができる。また、２枚のプリズムシートを、シート面のプリズム列を直交させて配設することによって、光をきらびやかに発散することができる。

以下に図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を説明する。
図１はパチンコ機の正面を示す図であって、１は遊技盤、２は操作ハンドルである。遊技盤１には、一般入賞口３、特定入賞口４などのほかにセンター役物５及び電飾装置６が配設されている。センター役物５は、３つの図柄を変動表示できる図柄表示装置７を備えており、３つの図柄が所定の状態に揃った時に大当りの発生となる。

上記パチンコ機において、図柄表示装置７は図２に示すような構造となっている。すなわち、この図柄表示装置７は、支持枠１１に３つの表示部９からなる液晶画面１２を有し、この液晶画面１２には複数の絵柄が入れ替わり表示される。液晶画面１２の前方には２枚のプリズムシート１３が配設されており、それぞれのプリズムシート１３はソレノイド１４のプランジャ１５に接続されている。したがって、プリズムシート１３はプランジャ１５の進退により液晶画面１２の前を左右に揺動することができる。プリズムシート１３を上下方向に揺動させてもよいことはいうまでもない。

ここで、２枚のプリズムシート１３は、図３に示すようにシート面に形成されている山形のプリズム列１６を直交させて配置してある。したがって、図柄が揃って大当りが発生した時にはプリズムシート１３を静止させて、液晶画面１２から発せられる光を液晶画面１２の中央よりに集めて、表示された絵柄を遊技者にくっきりと見せることができる。一方、遊技の途中で図柄が二つ揃うなどのいわゆるリーチ状態となったときには、２枚のプリズムシート１３の両方、または一方を揺動させることによって、図柄をおぼろげに見える程度に表示することができる。したがって、遊技者の大当り発生への期待感を大きく増幅させることができる。なお、プリズムシート１３のプリズム列１６の形成されているシート面は、光源と反対側すなわち光が出射される側とするのが、液晶画面１２からの光を集光して図柄をくっきり見せるうえで効果的である。

また、電飾装置６は図４に示すような構造である。すなわち、ケース体２１にはＬＥＤ２２が実装されたプリント基板２３が配設されており、ＬＥＤ２の前方は装飾の施された透光性カバー２４で覆われている。この電飾装置６においても２枚のプリズムシート１３、１３aが配設されているが、一方のプリズムシート１３は固定状態であって揺動することはない。しかし、他のプリズムシート１３aは既記したものと同様にソレノイド１４のプランジャ１５に接続されており、プランジャ１５の進退により透光性カバー２４の前方を揺動可能である。したがって、このプリズムシート１３aを適宜揺動させることにより透光性カバー２４から発せられる光を多様にちらつかせて、遊技の興趣を盛り上げることができる。
なお、固定されたプリズムシート１３を省略して、揺動可能なプリズムシート１３aのみを配設することによっても装飾効果を大幅に高めることができる。また、プリズムシート１３aの駆動手段としてモータなど公知の手段を用いることができる。

また、図柄表示装置７は図５に示すような構造とすることができる。この図柄表示装置７においても、一方のプリズムシート１３は液晶画面１２の前方に固定されている。他のプリズムシート１３aは円盤状の回転ディスクであって、端部が複数の支持ローラ３１に支持され、そのうちの一つがモータ３２によって回転される駆動ローラ３３となっている。回転ディスクの端部にはローレット加工等の凹凸が形成してあるので、モータ３２により駆動ローラ３３を介してプリズムシート１３aを回転させて、液晶画面１２の表示状態に変化をつけることができる。なお、プリズムシート１３aには、位置検出用の突片３４が形成してあり、これに対応してフォトセンサー３５が配置してある。したがって、フォトセンサー３５が突片３４を検知した時にモータ３２を停止させればプリズムシート１３aの回転角度を元の位置に正しく戻すことができる。

以上に説明したように本発明の遊技機は、装飾装置の図柄表示状態や発光装飾状態に変化をつけることができるので、遊技の興趣を大幅に盛り上げることができるという大きな利点を有する。

パチンコ機の正面図である。プリズムシートが配設された図柄表示装置の水平断面図である。２枚のプリズムシートの配置状態を説明する斜視図である。プリズムシートが配設された電飾装置の水平断面図である。円盤状のプリズムシートが配設された図柄表示装置の水平断面図である。

符号の説明

７図柄表示装置
９表示部
１１支持部
１２液晶画面
１３プリズムシート
１４ソレノイド
１５プランジャ
１６プリズム列

Claims

装飾装置の前方に、プリズムシートを移動可能に配設したことを特徴とする遊技機。
装飾装置の前方に２枚のプリズムシートを配設し、そのうちの少なくとも一枚を揺動可能としたことを特徴とする遊技機。
装飾装置の前方に２枚のプリズムシートを配設し、そのうちの少なくとも一枚を回転可能としたことを特徴とする遊技機。
２枚のプリズムシートに形成された山形のプリズム列を直交させて、装飾装置の前方に配設したことを特徴とする請求項２または３に記載の遊技機。
装飾装置は、透光性カバーの内部に光源を備えた電飾装置であることを特徴とする請求項１〜４の何れかに記載の遊技機。
装飾装置は、複数の図柄を変動して表示可能な図柄表示装置であることを特徴とする請求項１〜４の何れかに記載の遊技機。