JPH06223588A - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents

不揮発性半導体メモリ

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JPH06223588A
JPH06223588A JP909293A JP909293A JPH06223588A JP H06223588 A JPH06223588 A JP H06223588A JP 909293 A JP909293 A JP 909293A JP 909293 A JP909293 A JP 909293A JP H06223588 A JPH06223588 A JP H06223588A
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JP
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clock signal
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JP909293A
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Takuya Fujimoto
卓也 藤本
Yoshiharu Hirata
義治 平田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】昇圧回路を内蔵した不揮発性半導体メモリにお
いてチップ面積の増大を最小限に抑えてかつ昇圧電圧の
低下を防止しつつ、メモリセルの信頼性悪化を防止する
ことを目的とする。 【構成】昇圧動作を行う複数個の基本回路20が複数の
グループに分割されており、一部のグループの各基本回
路20には昇圧動作を行わせるためのクロック信号φ
1、φ2が昇圧動作の開始直後から供給され、一部のグ
ループの各基本回路20には上記クロック信号φ1、φ
2が昇圧動作の開始後から所定時間が経過してから供給
され、残りグループの各基本回路20にはさらに所定時
間が経過してから上記クロック信号φ1、φ2が供給さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータのプログラム時
に使用される高電圧を発生する昇圧回路を内蔵した不揮
発性半導体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は不揮発性半導体メモリに内蔵さ
れる従来の昇圧回路の構成を示す回路図である。電源電
圧VCCの印加点とノード71との間には負荷用のトラン
ジスタ72のソース、ドレイン間が挿入されている。ま
た、このトランジスタ72のゲートは電圧VCCの印加点
に接続されている。上記ノード71と昇圧された高電圧
VPPを得るノード73との間には複数個のトランジスタ
74のソース、ドレイン間が直列に接続されている。こ
れらトランジスタ74の各ゲートはそれぞれのソースに
接続されている。さらに上記トランジスタ74のそれぞ
れのゲートには複数個の容量75の各一端が接続されて
いる。そして、上記複数個の容量75の各他端には、昇
圧動作時に、互いに“H”レベル期間が重ならないよう
な2種類のクロック信号φ1、φ2が最左端に位置する
容量から順に交互に供給されている。
【0003】このように容量を用いた構成の昇圧回路は
周知であり、例えば5Vの電源電圧VCCがクロック信号
φ1、φ2に同期して順次昇圧され、高電圧VPPとして
例えば12Vや20Vが得られる。
【0004】ところで、不揮発性半導体メモリの一種で
あるEEPROM(電気的にデータの消去が可能なプロ
グラマブルROM)では、通常の5Vの電源電圧VCCの
他にデータのプログラムの際に高電圧VPPを必要とす
る。そこで、通常のEEPROMでは図10に示すよう
な昇圧回路を内蔵することにより、高電圧VPPをメモリ
の内部で発生させている。
【0005】図11は上記昇圧回路を内蔵した従来のE
EPROM全体の構成を示すブロック図である。図示の
ようにEEPROMは、プログラムコントロール回路8
1、発振回路82、昇圧回路83、タイマ回路84、レ
ベル変換回路85及びデコーダ/メモリセルアレイ86
等で構成されている。
【0006】プログラムコントロール回路81は外部か
ら供給されるチップイネーブル信号CE及びライトイネ
ーブル信号WEに基づいて、発振回路82の動作を制御
するためのイネーブル信号ENを出力する。発振回路8
2はこの信号ENに応答して動作し、発振開始後にクロ
ック信号φ1、φ2及びφを発生する。上記2種類のク
ロック信号φ1、φ2は昇圧回路83に供給され、電源電
圧VCCの昇圧を行う際の同期信号として使用される。ま
た、クロック信号φはタイマ回路84に供給される。タ
イマ回路84はこのクロック信号φをカウントとしてタ
イマ信号TIMEを発生する。このタイマ信号TIME
はプログラム期間を制御するための信号として上記プロ
グラムコントロール回路81に供給される。また、昇圧
回路83で得られた高電圧VPPはレベル変換回路85に
供給される。レベル変換回路85には上記高電圧VPPの
他に外部からアドレス及びデータが供給され、このレベ
ル変換回路85から必要に応じて高電圧VPPにレベル変
換された信号、データがデコーダ/メモリセルアレイ8
6に出力される。
【0007】このような構成において、昇圧回路83で
得られた高電圧VPPがプログラム電圧としてレベル変換
回路85を経由し、デコーダ/メモリセルアレイ86内
のトンネル酸化膜を有する不揮発性メモリセルに印加さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プログラム
時における高電圧VPPの立上がりが急俊であると、メモ
リセルのトンネル酸化膜に印加される最大電界強度が大
きくなり、トンネル酸化膜の劣化を引き起こし、その結
果、トンネル酸化膜の寿命が短くなり耐性(Endurance
)等、メモリセルの信頼性を悪化させることになる。
【0009】このためさらに従来では、図11に示すよ
うに、抵抗Rと容量Cとからなる波形鈍化回路87を昇
圧回路83の高電圧出力側に設けることによって高電圧V
PPの立上がり波形を鈍らせ、メモリセルの信頼性劣化を
防止するようにしている。
【0010】しかし、通常、高電圧VPPの立上がり時の
波形の鈍りは数十ないし数百μ秒オーダー必要といわれ
ており、RとCでこれを実現するためには波形鈍化回路
部分で巨大な素子面積を必要とするために高集積化の妨
げとなる。さらにメモリセル側のリーク電流等による定
常電流が存在する場合には、抵抗Rにおける高電圧VPP
の電圧降下が避けられず、プログラム電圧を下げる結果
となり、メモリセルのプログラムマージンを悪化させる
ことになり兼ねない。
【0011】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、チップ面積の増大を最
小限に抑え、かつ昇圧電圧の低下を防止しつつ、メモリ
セルの信頼性悪化を防止することができる不揮発性半導
体メモリを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその作用】この発明の
不揮発性半導体メモリは、所定の電位が与えられる第1
のノードと、上記第1のノードと第1のクロック信号が
供給される第2のノードとの間に挿入される第1の容量
と、上記第1のノードと第3のノードとの間に挿入され
第1のノードの電位に応じて導通制御される第1のトラ
ンジスタと、上記第3のノードと上記第2のクロック信
号が供給される第4のノードとの間に挿入される第2の
容量と、上記第3のノードと出力電位を取り出す第5の
ノードとの間に挿入され第3のノードの電位に応じて導
通制御される第2のトランジスタとで1個の基本回路を
構成し、後段の基本回路の第1のノードを前段の基本回
路の第5のノードに接続して複数個の基本回路を多段縦
続接続し、上記複数個の基本回路を複数のグループに分
割し、一部のグループの基本回路には昇圧動作の開始時
から上記第1及び第2のクロック信号を供給し、他のグ
ループの基本回路には昇圧動作が開始されてから所定時
間が経過した後に上記第1及び第2のクロック信号を供
給制御するクロック供給制御手段を設けたことを特徴と
する。
【0013】上記発明によれば、昇圧動作の開始時から
複数個の基本回路のうち一部が動作することによって得
られる高電圧の値は比較的低いものとなり、昇圧動作が
開始されてから所定時間が経過した後は他のグループの
基本回路も動作を開始するために得られる高電圧の値が
高くなる。
【0014】また、この発明の不揮発性半導体メモリ
は、複数の不揮発性メモリセルを有しアドレス入力によ
りこれらのメモリセルが選択されるメモリセルアレイ
と、クロック信号に同期して電源電圧を昇圧することに
より上記メモリセルに対するデータのプログラム時に使
用される高電圧を発生する昇圧回路と、上記昇圧回路の
動作期間を制御するタイマ回路と、上記昇圧回路で発生
される高電圧を一定期間段階的に上昇せしめる電圧制限
手段とを特徴したことを特徴とする。上記発明によれ
ば、昇圧回路で発生される高電圧が電圧制限手段により
一定期間段階的に上昇するように制御される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。
【0016】図1はこの発明をEEPROMに実施した
第1の実施例の構成を示すブロック図である。このEE
PROMは、プログラムコントロール回路11、発振回
路12、昇圧回路13、タイマ回路14、レベル変換回
路15及びデコーダ/メモリセルアレイ16等で構成さ
れている。
【0017】プログラムコントロール回路11は外部か
ら供給されるチップイネーブル信号CE及びライトイネ
ーブル信号WEに基づいて、発振回路12の動作を制御
するためのイネーブル信号ENを出力する。また、発振
回路12は上記信号ENに応答して動作し、発振開始後
にクロック信号φ1、φ2及びφを発生する。上記2種
類のクロック信号φ1、φ2は昇圧回路13に供給さ
れ、電源電圧VCCの昇圧を行う際の同期信号として使用
される。また、クロック信号φはタイマ回路14に供給
される。タイマ回路14はこのクロック信号φをカウン
トしてタイマ信号TIME及びT1、T2を発生する。
上記タイマ信号TIMEはプログラム期間を制御するた
めの信号として上記プログラムコントロール回路11に
供給され、タイマ信号T1、T2は昇圧動作を制御する
ための信号として昇圧回路13に供給される。
【0018】上記昇圧回路13で得られた高電圧VPPは
レベル変換回路15に供給される。レベル変換回路15
には上記高電圧VPPの他に外部からアドレス及びデータ
が供給され、このレベル変換回路15から必要に応じて
高電圧VPPにレベル変換された信号、データがデコーダ
/メモリセルアレイ16に出力される。このデコーダ/
メモリセルアレイ16にはロウデコーダ、カラムデコー
ダ等のメモリセルアレイの周辺回路が設けられている。
また、デコーダ/メモリセルアレイ16のメモリセルア
レイにはメモリセルとして、例えばトンネル酸化膜を有
する不揮発性メモリセルが複数個設けられている。
【0019】次に上記のように構成されたEEPROM
におけるデータのプログラム動作を簡単に説明する。こ
のプログラム動作はチップイネーブル信号CE及びライ
トイネーブル信号WEが活性化されることによって開始
される。すなわち、上記両信号CE、WEが活性化され
ることにより、プログラムコントロール回路11から発
振回路12に対してイネーブル信号ENが出力される。
この信号を受けて発振回路12で発振動作が開始され、
クロック信号φ1、φ2及びφが発生される。そして、
上記クロック信号φ1、φ2は、昇圧回路13で電源電
圧VCCを昇圧する際の同期信号として使用される。
【0020】一方、上記クロック信号φがタイマ回路1
4でカウンタされることにより、タイマ信号TIME及
びT1、T2が発生される。そして、タイマ信号T1、
T2は昇圧回路13で高電圧VPPを発生する際の制御信
号として使用される。昇圧回路13で発生された高電圧
VPPはレベル変換回路15を経由してデコーダ/メモリ
セルアレイ16に供給され、データのプログラムが行わ
れる。一方、タイマ信号TIMEが発生されると、プロ
グラムコントロール回路11からのイネーブル信号EN
の出力が停止され、プログラム動作が終了する。
【0021】図2は上記昇圧回路13の詳細な構成を示
すブロック図である。この昇圧回路には複数個の基本回
路20が設けられている。各基本回路20には図示する
ように、所定の入力電位が与えられる入力ノード21
と、この入力ノード21と第1のクロック信号供給ノー
ド22との間に挿入される容量23と、上記入力ノード
21と中間ノード24との間にソース、ドレイン間が挿
入されたNチャネルトランジスタ25と、上記中間ノー
ド24と第2のクロック信号供給ノード26との間に挿
入される容量27と、上記中間ノード24と出力電位を
取り出す出力ノード28との間にソース、ドレイン間が
挿入されたNチャネルトランジスタ29がそれぞれ設け
られている。
【0022】上記複数個の基本回路20は、後段の基本
回路の入力ノード21を前段の基本回路の出力ノード2
8に接続する如く多段縦続接続されており、最前段の基
本回路の入力ノード21と電源電圧VCCの印加点との間
には負荷としてNチャネルトランジスタ30のソース、
ドレイン間が接続されている。上記トランジスタ30の
ゲートも電源電圧VCCの印加点に接続されている。
【0023】また、上記複数個の基本回路20は複数の
グループ、例えば本例では3つのグループに分割されて
おり、以下、上記負荷用のトランジスタ30側に配置さ
れたものをグループ1、高電圧VPPの出力側に配置され
たものをグループ3、グループ1とグループ3の間に配
置されたものをグループ2とそれぞれ称する。
【0024】上記グループ1内の第1のクロック信号供
給ノード22には前記発振回路12から出力されるクロ
ック信号φ1が、第2のクロック信号供給ノード26に
は同クロック信号φ2がそれぞれ供給される。
【0025】上記グループ2内の第1のクロック信号供
給ノード22にはインバータ31から出力されるクロッ
ク信号φ1′が、第2のクロック信号供給ノード26に
はインバータ32から出力される同クロック信号φ2′
がそれぞれ供給される。上記インバータ31には、前記
発振回路12から出力されるクロック信号φ1及び前記
タイマ回路14で発生されるタイマ信号T1が入力され
るNANDゲート33の出力が供給される。上記インバ
ータ32には、前記発振回路12から出力されるクロッ
ク信号φ2及び前記タイマ回路14で発生されるタイマ
信号T1が入力されるNANDゲート34の出力が供給
される。
【0026】また、上記グループ3内の第1のクロック
信号供給ノード22にはインバータ35から出力される
クロック信号φ1″が、第2のクロック信号供給ノード
26にはインバータ36から出力される同クロック信号
φ2″がそれぞれ供給される。上記インバータ35に
は、前記発振回路12から出力されるクロック信号φ1
及び前記タイマ回路14で発生されるタイマ信号T2が
入力されるNANDゲート37の出力が供給される。上
記インバータ36には、前記発振回路12から出力され
るクロック信号φ2及び前記タイマ回路14で発生され
るタイマ信号T2が入力されるNANDゲート38の出
力が供給される。
【0027】次に上記構成でなる昇圧回路13の動作を図
3のタイミングチャートを用いて説明する。前記のよう
にイネーブル信号ENが出力されて発振回路12が発振
動作を開始した直後では、タイマ回路14から出力され
るタイマ信号T1、T2は“0”レベルになっている。
このとき、上記タイマ信号T1が入力するNANDゲー
ト33、34の出力は共に“1”レベルであり、これら
NANDゲート33、34の出力が入力するインバータ
31、32の出力は共に“0”レベルである。同様にタ
イマ信号T2が入力するNANDゲート37、38の出
力は共に“1”レベルであり、これらNANDゲート3
7、38の出力が入力するインバータ35、36の出力
は共に“0”レベルである。従って、このとき実質的な
昇圧動作を行うのはクロック信号φ1、φ2が直接供給
されるグループ1内の基本回路20のみとなり、この期
間t1における高電圧出力VPPは比較的低い値になる。
【0028】次にある程度の期間が経過してタイマ信号
T1が“1”レベルに変化すると、このタイマ信号T1
が入力するNANDゲート33、34の出力がクロック
信号φ1、φ2に応じて変化し、これらNANDゲート
33、34の出力が入力するインバータ31、32の出
力φ1′、φ2′もクロック信号φ1、φ2に応じて変
化する。従って、タイマ信号T1が“1”レベルとなっ
ている期間t2ではグループ2内の基本回路20でも昇
圧動作が行われ、この期間t2における高電圧出力VPP
は期間t1よりも高い値になる。
【0029】さらにある程度の期間が経過してタイマ信
号T2が“1”レベルに変化すると、このタイマ信号T
2が入力するNANDゲート37、38の出力がクロッ
ク信号φ1、φ2に応じて変化し、これらNANDゲー
ト37、38の出力が入力するインバータ35、36の
出力φ1″、φ2″もクロック信号φ1、φ2に応じて
変化する。タイマ信号T2が“1”レベルとなっている
期間t3ではグループ3内の基本回路20でも昇圧動作
が行われ、この期間t3における高電圧出力VPPは期間
t2よりもさらに高い値になり、最終的には例えば12
Vや20Vに到達する。
【0030】このように上記実施例では発振回路12が
発振を開始した直後では昇圧回路13から出力される高
電圧VPPは比較的低い値となり、その後、時間の経過と
共に高電圧VPPは順次高くなっていく。このため、プロ
グラム時における高電圧VPPの立上がりがなだらかなも
のとなり、メモリセルのトンネル酸化膜に印加される最
大電界強度を小さくすることができ、トンネル酸化膜の
劣化を防止することができる。この結果、トンネル酸化
膜の寿命を長くすることができ、耐性(Endurance )
等、メモリセルの信頼性を向上させることができる。
【0031】また、従来の昇圧回路に比べて高々数個ず
つのNANDゲート及びインバータを追加すれば良く、
従来のような抵抗Rと容量Cとからなる波形鈍化回路を
設ける必要がないので、高集積化の妨げとはならない。
【0032】さらに昇圧回路13で得られた高電圧VPP
を、そのままレベル変換回路15を経由してデコーダ/
メモリセルアレイ16に供給することができ、抵抗Rと
容量Cとからなる波形鈍化回路を用いた場合のような電
圧降下は生じないため、プログラム電圧を下げることな
く、メモリセルのプログラムマージンを悪化を防止する
ことができる。
【0033】図4は上記実施例の変形例の構成を示す回
路図である。図2において上記クロック信号φ1′、φ
2′を発生させるために上記実施例ではNANDゲート
33、34を用いているが、これはNANDゲートの代
わりに図示のようにNORゲート39、40を使用する
こともできる。ただし、NORゲートを使用する場合に
は前記タイマ信号T1は反転した状態で供給する必要が
ある。これはクロック信号φ1″、φ2″を発生させる
場合でも同様に変形することができる。
【0034】図5は上記実施例におけるタイマ回路14の
タイマ信号T1、T2を発生するタイマ信号発生回路の
詳細な構成を示す回路図である。このタイマ信号発生回
路には、縦続接続された複数個のバイナリカウンタ41
からなるカウンタ回路42が設けられている。そして、
このカウンタ回路42には前記発振回路12から出力さ
れるクロック信号φが供給されている。また、上記各バ
イナリカウンタ41のリセット端子Rにはリセット信号
RSが並列的に供給される。そして上記一方のタイマ信
号T1は、上記複数個のバイナリカウンタ41のうち最
終段よりも1つ手前の出力と上記リセット信号RSが供
給される2個のNORゲート43、44で構成されたフ
リップフロップ回路45の出力として得られ、他方のタ
イマ信号T2は、上記複数個のバイナリカウンタ42の
うち最終段の出力と上記リセット信号RSが供給される
2個のNORゲート46、47で構成されたフリップフ
ロップ回路48の出力として得られる。
【0035】図7はこの発明をEEPROMに実施した
第2の実施例の構成を示すブロック図である。このEE
PROMは、プログラムコントロール回路11、発振回
路12、昇圧回路13′、タイマ回路14′、レベル変
換回路15、デコーダ/メモリセルアレイ16の他に、
昇圧回路13′とレベル変換回路15との間に設けられ
たリミッタ回路17で構成されている。
【0036】上記昇圧回路13′は前記図2のものに比
べて、全ての基本回路20の第1のクロック信号供給ノ
ード22に発振回路12から出力されるクロック信号φ
1が、第2のクロック信号供給ノード26に発振回路1
2から出力されるクロック信号φ2がそれぞれ供給され
る点が異なっている。すなわち、この昇圧回路13′は
発振回路12からクロック信号φ1、φ2が供給される
と直ちに高電圧VPPを発生する。
【0037】また、タイマ回路14′は前記図1のもの
に比べて、前記タイマ信号T1、T2の代わりにタイマ
信号Ta、Tbを出力する点のみが異なっている。そし
て、このタイマ14′から出力されるタイマ信号Ta、
Tbは、新たに設けられたリミッタ回路17に供給され
る。
【0038】すなわち、この実施例のEEPROMで
は、昇圧回路13′で得られた高電圧VPPをリミッタ回
路17で低減した後にレベル変換回路15に供給するよ
うにしたものであり、リミッタ回路17の動作はタイマ
回路14′から出力されるタイマ信号Ta、Tbに基づ
いて行われる。
【0039】図7は上記第2の実施例で使用されるリミ
ッタ回路17の詳細な構成の一例を示す回路図である。
このリミッタ回路17では、前記昇圧回路13′の高電
圧VPPの出力ノードと接地電位のノードとの間に、ソー
ス、ドレイン間が直列に挿入されたN個のNチャネルト
ランジスタ51−1、51−2〜51−L、51−(L
+1)〜51−M、51−(M+1)〜51−Nが設け
られている。これら各トランジスタのゲートはそれぞれ
のドレインに接続されている。また、任意のトランジス
タ51−(L+1)のゲートと接地電位のノードとの間
にはNチャネルトランジスタ52のソース、ドレイン間
が挿入されており、このトランジスタ52のゲートには
前記タイマ回路14″から出力される一方のタイマ信号
Taが供給される。また、複数個のトランジスタのう
ち、上記トランジスタ51−(L+1)よりも接地電位
側に位置している任意のトランジスタ51−(M+1)
のゲートと接地電位のノードとの間にはNチャネルトラ
ンジスタ53のソース、ドレイン間が挿入されている。
そして、このトランジスタ53のゲートには前記タイマ
回路14″から出力される他方のタイマ信号Tbが供給
される。
【0040】次に図7のように構成されたリミッタ回路
17の動作を図8のタイミングを用いて説明する。信号
ENが“0”レベルになって発振回路12が動作を開始
した直後では、上記両タイマ信号Ta、Tbは共に
“1”レベルになっている。このため、タイマ信号T
a、Tbが“1”レベルになっている期間では、図7中
のトランジスタ52、53が導通するため、このリミッ
タ回路17では入力された高電圧VPPがNチャネルトラ
ンジスタの閾値電圧VthのL倍の値であるL・Vthに制
限される。
【0041】所定の時間が経過してから、次にタイマ信
号Taのみが“0”レベルに変化する。これにより、い
ままで導通していたトランジスタ52は非導通となる
が、信号Tbはまだ“1”レベルなのでトランジスタ5
3は導通している。このため、タイマ信号Taが“0”
レベルに変化した後は、このリミッタ回路17では入力
された高電圧VPPがNチャネルトランジスタの閾値電圧
VthのM倍の値であるM・Vthに制限される。
【0042】この後、タイマ信号Tbも“0”レベルに
変化すると、いままで導通していたトランジスタ53も
非導通となり、高電圧VPPはほぼそのままのレベルで出
力される。
【0043】このように上記実施例の場合も、発振回路
12が発振を開始した直後ではレベル変換回路15に供
給される高電圧VPPは始めは低い値となり、その後、時
間の経過と共に段階的に高くなっていく。このため、第
1の実施例の場合と同様の理由により、メモリセルの信
頼性を向上させる、高集積化を妨げない、等の効果を得
ることができる。
【0044】また、N・Vth≧VPPとなるように図7中
のトランジスタ51の数を設定することにより、プログ
ラム電圧の低下を防止することができ、メモリセルのプ
ログラムマージンを悪化させるという恐れもない。
【0045】図9は上記第2の実施例で使用されるタイ
マ回路14′のタイマ信号T1、T2を発生するタイマ
信号発生回路の詳細な構成を示す回路図である。このタ
イマ信号発生回路には、縦続接続された複数個のバイナ
リカウンタ61からなるカウンタ回路62が設けられて
いる。そして、このカウンタ回路62には前記発振回路
12から出力されるクロック信号φが供給されている。
また、上記各バイナリカウンタ61のリセット端子Rに
はリセット信号RSが並列的に供給される。そして上記
一方のタイマ信号Taは、上記複数個のバイナリカウン
タ61のうち初段の出力φaと上記リセット信号RSが
供給される2個のNORゲート63、64で構成された
フリップフロップ回路65の出力として得られ、他方の
タイマ信号Tbは、上記複数個のバイナリカウンタ61
のうち初段の出力φbと上記リセット信号RSが供給さ
れる2個のNORゲート66、67で構成されたフリッ
プフロップ回路68の出力として得られる。なお、カウ
ンタ回路62の残りのバイナリカウンタ61の出力は前
記クロック信号φ1、φ2を発生するために使用され
る。
【0046】この第2の実施例ではリミッタ回路17をN
チャネルトランジスタを使用して構成し、正極性の電圧
を段階的に変化させる場合について説明したが、これは
NチャネルトランジスタをPチャネルのものに置き換え
ることにより、高電圧VPPとして負極性の電圧を用い
てこれを段階的に変化させるように変形することもでき
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
チップ面積の増大を最小限に抑えてかつ昇圧電圧の低下
を防止しつつ、メモリセルの信頼性悪化を防止すること
ができる不揮発性半導体メモリを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のブロック図。
【図2】第1の実施例の一部の回路構成を詳細に示す回
路図。
【図3】第1の実施例のタイミングチャート。
【図4】第1の実施例の変形例の回路図。
【図5】第1の実施例の一部の回路構成を詳細に示す回
路図。
【図6】この発明の第2の実施例のブロック図。
【図7】第2の実施例の一部の回路構成を詳細に示す回
路図。
【図8】第2の実施例のタイミングチャート。
【図9】第2の実施例の一部の回路構成を詳細に示す回
路図。
【図10】従来の昇圧回路の構成を示す回路図。
【図11】図10の昇圧回路を内蔵した従来のEEPR
OMのブロック図。
【符号の説明】
11…プログラムコントロール回路、12…発振回路、
13,13′…昇圧回路、14,14′…タイマ回路、
15…レベル変換回路、16…デコーダ/メモリセルア
レイ、17…リミッタ回路、20…基本回路、21…入
力ノード、22…第1のクロック信号供給ノード、2
3,27…容量、24…中間ノード、25,29…Nチ
ャネルトランジスタ、26…第2のクロック信号供給ノ
ード、28…出力ノード、31,32,35,36…イ
ンバータ、33,34,37,38…NANDゲート、
39,40,43,44,46,47,63,64,6
6,67…NORゲート、41…バイナリカウンタ、4
2…カウンタ回路、45,48,65,68…フリップ
フロップ回路、51−1〜51N,52,53…Nチャ
ネルトランジスタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電位が与えられる第1のノード
    と、 上記第1のノードと第1のクロック信号が供給される第
    2のノードとの間に挿入される第1の容量と、 上記第1のノードと第3のノードとの間に挿入され第1
    のノードの電位に応じて導通制御される第1のトランジ
    スタと、 上記第3のノードと上記第2のクロック信号が供給され
    る第4のノードとの間に挿入される第2の容量と、 上記第3のノードと出力電位を取り出す第5のノードと
    の間に挿入され第3のノードの電位に応じて導通制御さ
    れる第2のトランジスタとで1個の基本回路を構成し、 後段の基本回路の第1のノードを前段の基本回路の第5
    のノードに接続して複数個の基本回路を多段縦続接続
    し、 上記複数個の基本回路を複数のグループに分割し、一部
    のグループの基本回路には昇圧動作の開始時から上記第
    1及び第2のクロック信号を供給し、他のグループの基
    本回路には昇圧動作が開始されてから所定時間が経過し
    た後に上記第1及び第2のクロック信号を供給制御する
    クロック供給制御手段を設けたことを特徴とする不揮発
    性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 クロック供給制御手段が、 前記一部のグループの基本回路の第2及び第4のノード
    に第1及び第2のクロック信号を伝達する信号線と、 上記第1及び第2のクロック信号を制御信号に応じて前
    記他のグループの基本回路の第2及び第4のノードに供
    給制御する論理回路とから構成されている請求項1に記
    載の不揮発性半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 前記制御信号が発振回路の出力を分周す
    る分周回路の出力として得られることを特徴とする請求
    項2に記載の不揮発性半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 複数の不揮発性メモリセルを有しアドレ
    ス入力によりこれらのメモリセルが選択されるメモリセ
    ルアレイと、 クロック信号に同期して電源電圧を昇圧することにより
    上記メモリセルに対するデータのプログラム時に使用さ
    れる高電圧を発生する昇圧回路と、 上記昇圧回路の動作期間を制御するタイマ回路と、 上記昇圧回路で発生される高電圧を一定期間段階的に上
    昇せしめる電圧制限手段とを特徴したことを特徴とする
    不揮発性半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 前記昇圧回路には、 所定の電位が与えられる第1のノードと、 上記第1のノードと第1のクロック信号が供給される第
    2のノードとの間に挿入される第1の容量と、 上記第1のノードと第3のノードとの間に挿入され第1
    のノードの電位に応じて導通制御される第1のトランジ
    スタと、 上記第3のノードと上記第2のクロック信号が供給され
    る第4のノードとの間に挿入される第2の容量と、 上記第3のノードと出力電位を取り出す第5のノードと
    の間に挿入され第3のノードの電位に応じて導通制御さ
    れる第2のトランジスタとからなる基本回路が複数個設
    けられ、 後段の基本回路の第1のノードを前段の基本回路の第5
    のノードに接続してこれら複数個の基本回路を多段縦続
    接続して構成されていることを特徴とする請求項4に記
    載の不揮発性半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 前記電圧制限手段が、 前記昇圧回路の高電圧出力ノードと基準電位のノードと
    の間に直列に接続された複数個のNチャネルトランジス
    タと、 上記複数個のNチャネルトランジスタのうち任意のトラ
    ンジスタのゲートに前記タイマ回路の一部の出力を用い
    て形成される制御信号を供給制御するスイッチ素子とか
    ら構成されている請求項4に記載の不揮発性半導体メモ
    リ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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