JPH08190798A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH08190798A
JPH08190798A JP29795A JP29795A JPH08190798A JP H08190798 A JPH08190798 A JP H08190798A JP 29795 A JP29795 A JP 29795A JP 29795 A JP29795 A JP 29795A JP H08190798 A JPH08190798 A JP H08190798A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧の変動に依存しないのは勿論のこ
と、製造ばらつきや温度変動にも依存しない昇圧能力を
持つ昇圧回路を搭載して、書き込み/消去時における電
源パワーの無駄が生じることがない不揮発性半導体記憶
装置を提供する。 【構成】 メモリセルアレイ1と、電源電圧の降下によ
り発振周波数が高くなる発振回路9と、発振回路9の駆
動により電源電圧を昇圧してアレイ1の書き込み/消去
時に必要な電圧を発生する昇圧回路8とを備えた不揮発
性半導体記憶装置において、発振回路9を、定電流源,
第1の容量素子及び第1の増幅回路からなる第1の遅延
回路と、定電流源,第2の容量素子,及び第2の増幅回
路からなる第2の遅延回路と、第1の増幅回路の出力と
第2の増幅回路の出力の順序論理を出力し、該出力を第
1及び第2の遅延回路の入力として与える順序論理回路
とから構成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的書き替え可能な
不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)に係わり、特
に書き込み/消去時に必要な高電圧を発生する昇圧回路
を備えた単一電源動作可能な不揮発性半導体記憶装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】単一電源(例えば、Vcc=5V)により
書き込み/消去が行えるEEPROMの一つとして、例
えばNAND型EEPROMが知られている。これは、
複数のメモリセルをそれらのソース,ドレインを隣接す
るもの同士で共有する形で直列接続し、これを一単位と
してビット線に接続するものである。メモリセルは通
常、電荷蓄積層と制御ゲートが蓄積されたFET−MO
S構造を有している。メモリセルアレイは、p型基板又
はn型基板に形成されたp型ウェル内に集積形成されて
いる。
【0003】EEPROMでは、通常書き込み/消去時
にはメモリセルに電源電圧より高い電圧を印加し、トン
ネル電流などによって電荷蓄積層の電荷量をコントロー
ルしてデータを記憶させる。
【0004】このようなNAND型EEPROMのデー
タ書き込み/消去の動作は次の通りである。データ書き
込みは、ビット線から最も離れた位置のメモリセルから
順に行う。選択されたメモリセルの制御ゲートには高電
圧Vpp(=20V程度)を印加し、それよりビット線側
にあるメモリセルの制御ゲート及び選択ゲートには中間
電位VppM (=10V程度)を印加し、ビット線にはデ
ータに応じてOV又は中間電位を与える。
【0005】ビット線に0Vが与えられた時、その電位
は選択メモリセルのドレインまで伝達されて、ドレイン
から浮遊ゲートに電子注入が生じる。これにより、選択
されたメモリセルのしきい値は正方向にシフトする。こ
の状態を、例えば“1”とする。ビット線に中間電位が
与えられた時は電子注入が起らず、従ってしきい値は変
化せず、負に止まる。この状態は“0”である。
【0006】データ消去は、NANDセル内の全てメモ
リセルに対して同時に行われる。即ち、全ての制御ゲー
ト,選択ゲートを0Vとし、ビット線及びソース線を浮
遊状態として、p型ウェル及びn型基板に高電圧20V
を印加する。これにより、全てのメモリセルで浮遊ゲー
トの電子がp型ウェルに放出され、しきい値は負方向に
シフトする。
【0007】以上の説明から分かるように、一般に単一
電源動作のEEPROMでは、その内部で電源電圧より
高い電圧を発生することが必要である。このため、従来
から昇圧回路を用いてこの高電圧を発生させるようにし
ている。昇圧回路の電流供給能力は、一般に電源電圧の
降下とともに低下する。また、昇圧回路はリングオシレ
ータで駆動されるが、このリングオシレータの発振周波
数も電源電圧の降下とともに低下する。このため、最低
の電源電圧値で動作するるように設計された昇圧回路
は、例えば最大の電源電圧値では必要以上の電流供給能
力を持つことになり電源パワーの無駄を生じる。
【0008】上記の問題を解決するために本発明者ら
は、電源電圧の降下と共に発振周波数が高くなる発振回
路と、昇圧能力に駆動周波数依存性を有し発振回路の駆
動により電源電圧を昇圧してメモリ本体の書き込み・消
去時に必要な電圧を発生する昇圧回路を有するEEPR
OMを既に提案している(特開平5−325578号公
報)。これにより、電源電圧の変動に依存しない昇圧電
位を得ることができ、書き込み/消去時における電源電
圧の変動に伴う電源パワーの無駄を無くすことができ
た。
【0009】しかしながら、この種の装置にあっても、
次のような問題を避けることはできなかった。即ち、発
振回路を製造する際にトランジスタのコンダクタンスや
しきい値を厳密に制御するのは困難であり、多少のばら
つきが発生するのは避けられない。そして、このばらつ
きによって発振周波数が変わる。また、温度が変化する
と上記のコンダクタンスやしきい値も変化するため、温
度変化により発振周波数が変動する。このような周波数
変動は、電源パワーの無駄につながることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、昇圧
回路を持つEEPROMでは、書き込み/消去時に電源
電圧の変動によって引き起される昇圧回路の電流供給能
力の変動により電源パワーの無駄が生じるという問題が
あった。さらに、これを解決するために、特開平5−3
25578号公報のような構成を採用しても、製造ばら
つきや温度変動に伴う発振周波数の変動により電源パワ
ーの無駄が生じるという問題があった。
【0011】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
もので、その目的とするところは、電源電圧の変動に依
存しないのは勿論のこと、製造ばらつきや温度変動にも
依存しない昇圧能力を持つ昇圧回路を搭載することによ
り、書き込み/消去時における電源パワーの無駄が生じ
ることがない不揮発性半導体記憶装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、次のような構成を採用している。即ち本発
明は、不揮発性メモリ機能を有するメモリ本体と、電源
電圧の大きさに応じて発振周波数が変化する発振回路
と、昇圧能力に駆動周波数依存性を有し、前記発振回路
の駆動により電源電圧を昇圧して前記メモリ本体の書き
込み/消去時に必要な電圧を発生する昇圧回路と、を有
する不揮発性半導体記憶装置であって、前記発振回路
は、一定の電流を発生する定電流源と、入力信号の反転
によって一端が前記定電流源に接続される容量素子と、
入力信号が反転するまでの前記容量素子の一端の電圧と
の差が電源電圧の増加とともに増加するような参照電圧
を発生する参照電圧源と、前記容量素子の一端の電圧と
前記参照電圧との差を増幅して出力する増幅回路と、か
ら構成される遅延回路を含むことを特徴としている。
【0013】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) メモリ本体は、FET−MOS構造の複数の不揮発
性メモリセルを直列接続したNAND型EEPROMで
あること。 (2) 発振回路を、一定の電流を発生する第1の定電流
源,入力信号の反転によって一端が第1の定電流源に接
続される第1の容量素子,及び入力信号が反転するまで
の第1の容量素子の一端の電圧との差が電源電圧の増加
とともに増加するような参照電圧と第1の容量素子の一
端の電圧との差を増幅して出力する第1の増幅回路から
なる第1の遅延回路と、一定の電流を発生する第2の定
電流源,入力信号の反転によって一端が第2の定電流源
に接続される第2の容量素子,及び参照電圧と第2の容
量素子の一端の電圧との差を増幅して出力する第2の増
幅回路からなる第2の遅延回路と、第1の増幅回路の出
力と第2の増幅回路の出力の順序論理を出力し、該出力
を第1及び第2の遅延回路の入力として与える順序論理
回路と、から構成すること。 (3) 定電流源を、ゲートとドレインが接続される第1の
MOSトランジスタと、第1のMOSトランジスタと直
列接続関係にある抵抗素子と、第1のMOSトランジス
タのゲート電圧を出力する参照電圧源の出力がゲートに
入力され、ソースが第1のMOSトランジスタのソース
に接続され、ドレインが第1の電源電圧端子と共に容量
素子の一端に選択的に接続される第2のMOSトランジ
スタと、から構成すること。
【0014】
【作用】本発明によれば、昇圧回路の電流供給能力には
電源電圧の降下と共に低下傾向が生じるが、これを駆動
する発振回路の発振周波数が電源電圧の降下と共に高く
なって、この低下傾向が打ち消される。これにより、電
源電圧依存性のない電流供給能力を持つ昇圧回路が実現
され、書き込み/消去時に、電源電圧の変動に伴う電源
パワーの無駄が生じることがなくなる。
【0015】これに加えて本発明では、発振回路に定電
流源を備え、トランジスタのコンダクタンスやしきい値
のばらつきが発振周波数に影響しないようにしているの
で、製造ばらつきや温度変化に伴う発振周波数の変動を
未然に防止することができ、これにより電源パワーの無
駄をより確実に無くすことが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係わるNAND型E
EPROMを用いた不揮発性半導体記憶装置の構成を示
すブロック図である。
【0017】メモリ手段としてのメモリセルアレイ1に
対して、データ書き込み,読み出しを行うためのビット
線制御回路2が設けられている。このビット線制御回路
2は、データ入出力バッファ6につながり、アドレスバ
ッファ4からのアドレス信号を受けるカラムコーダ3の
出力を入力として受けるようになっている。また、メモ
リセルアレイ1に対して、制御ゲート及び選択ゲートを
制御するためにロウデコーダ5が設けられ、メモリセル
アレイ1が形成されるp型基板(又はp型ウェル)の電
位を制御するための基板電位制御回路7が設けられてい
る。
【0018】上述のメモリセルアレイ1ないし基板電位
制御回路7の各機能を司る回路等によりメモリ本体10
が構成されている。昇圧回路8は、発振回路としてのオ
シレータ9からの駆動信号を受けて電源電圧から昇圧さ
れた高電圧を、メモリセルアレイ1の書き込み/消去時
にビット線制御回路2,ロウデコーダ5,基板電位制御
回路7に供給する。
【0019】図2(a)(b)は、メモリセルアレイ1
における一つのNANDセル部分の平面図と等価回路図
であり、図3(a)(b)はそれぞれ図2(a)のA−
A′及びB−B′断面図である。素子分離酸化膜12で
囲まれたp型シリコン基板(又はp型ウェル)11に、
複数のNANDセルからなるメモリセルアレイ1が形成
されている。一つのNANDセルに着目して説明すると
本実施例では、8個のメモリセルM1〜M8が直列接続
されて一つのNANDセルを構成している。
【0020】メモリセルはそれぞれ、基板11上にトン
ネル絶縁膜13を介して浮遊ゲー14(141 ,14
2 ,…,148 )が形成され、この上にゲート絶縁膜1
5を介して制御ゲート16(161 ,162 ,…,16
8 )が形成されて、構成されている。これらのメモリセ
ルのソース・ドレインであるn型拡散層19は、隣接す
るもの同士共用する形で、メモリセルが直列接続されて
いる。
【0021】NANDセルのドレイン側,ソース側には
それぞれ、メモリセルの浮遊ゲート,制御ゲートと同時
に形成された選択ゲート149 ,169 及び1410,1
10が設けられている。素子形成された基板上はCVD
酸化膜17により覆われ、この上にビット線18が配設
されている。ビット線18はNANDセルの一端のドレ
イン側拡散層19にコンタクトされている。行方向に並
ぶNANDセルの制御ゲート16は、共通に制御ゲート
線CG1 ,CG2 ,…,CG8 として配設されている。
これら制御ゲート線は、ワード線となる。選択ゲート1
9 ,169 及び1410,1610もそれぞれ行方向に連
続的に選択ゲートSG1,SG2として配設されてい
る。
【0022】図4は、このようなNANDセルがマトリ
クス配列されたメモリセルアレイ1の等価回路を示して
いる。図5に、図1中の昇圧回路8の第1の具体的な構
成を示す。図6は昇圧回路8の駆動信号VP1 ,VP2
,VP3 ,VP4 となるオシレータ9の出力信号を示
している。
【0023】電圧の昇圧は、DタイプのnチャネルMO
SトランジスタQD1〜QD4をキャパシタとして用い、E
タイプnチャネルMOSトランジスタQn1〜Qn4,Qn1
7 を転送ゲートとして用いることにより行われる。転送
ゲートQn1〜Qn4のゲート電圧を昇圧してしきい値電圧
による電圧降下が生じないようにするため、キャパシタ
としてのDタイプnチャネルMOSトランジスタQD5〜
QD8及び転送ゲートとしてのEタイプnチャネルMOS
トランジスタQn5〜Qn8が設けられている。
【0024】また、EタイプnチャネルMOSトランジ
スタQn13,Qn14,Qn15 、DタイプnチャネルMOSト
ランジスタQD9,QD10 が転送ゲートQn17 のゲート電
圧を昇圧して上記と同様にしきい値電圧による電圧降下
か生じないようにするため設けられている。Eタイプチ
ャネルMOSトランジスタQn16 は、Qn14 のゲート電
極と出力電圧Vppとをイコライズするために設けられて
いる。これらのMOSトランジスタQn13,Qn14,Qn15,
QD9, QD10 からなる部分は、ダミーの昇圧段として動
作する。なお、本実施例では、4段昇圧であるが、必要
に応じて段数を調整すればよい。
【0025】そして、VP1 が“L”で、電源電圧Vcc
によりキャパシタQD1,QD3に充電される。VP1 が
“H”で、転送ゲートQn6,Qn8をそれぞれ通じてキャ
パシタQD1,QD3の充電電荷がキャパシタQD6,QD8に
それぞれ転送されて充電され、転送ゲートQn2,Qn4の
ゲート電圧が昇圧される。この状態でVP2 が“L”,
VP4 が“H”になると、キャパシタQD1,QD3の充電
電荷が転送ゲートQn2,Qn4をそれぞれ通じてキャパシ
タQD2,QD4に転送されて充電される。
【0026】このような動作が繰り返されて、電源電圧
Vccを所定値まで昇圧した昇圧電圧Vout が発生する。
昇圧回路8の昇圧能力は、電源電圧Vccの降下とともに
低下傾向が生じるが、駆動信号VP1 ,VP2 ,VP3
,VP4 の周波数が高くなることにより、この低下傾
向は打消される。
【0027】図7に、図1中の昇圧回路8の第2の具体
的な構成を示す。図8は、昇圧回路8の駆動信号V1 ,
V2 となるオシレータ9の出力信号を示している。電圧
の昇圧は、DタイプnチャネルMOSトランジスタQD5
〜QD8をキャパシタとして用い、EタイプnチャネルM
OSトランジスタQn18 〜Qn21 を転送ゲートとして用
いることにより行われる。V1 が“H”から“L”にな
り、同時にV2 が“L”から“H”になると、Eタイプ
nチャネルMOSトランジスタQn18,Qn20 がオン、Q
n19,Qn21 がオフするので、キャパシタQD5,QD7の電
荷はそれぞれキャパシタQD5,QD8に転送される。
【0028】駆動信号V1 ,V2 の“H・L”が逆にな
ると、転送ゲートQn18 〜Qn21 のオン・オフも逆にな
るので、キャパシタQD6,QD8の電荷はそれぞれキャパ
シタQD7、出力Vout に転送される。このような状態が
交互に繰り返され、電源電圧の昇圧が行われる。昇圧回
路8の昇圧能力は、電源電圧の降下とともに低下してい
く傾向にあるが、駆動信号V1 ,V2 の周波数が高くな
ることによりこの低下傾向は打ち消される。
【0029】図9に、従来の発振回路の一つであるリン
グオシレータを示す。入力信号Vinが“L”のときは発
振せず、出力信号VRNGは“H”に固定される。そし
て、入力信号Vinが“H”になると、発振が始まる。
【0030】図10に、図1中のオシレータ9の第1の
具体的な構成を示す。キャパシタC1 は、nチャネルM
OSトランジスタQn36 とpチャネルMOSトランジス
タQp9の共通ゲートの電圧レベルによって、一端が電源
電圧VccとnチャネルMOSトランジスタQn34 のドレ
インとに選択的に接続される。キャパシタC2 も同様
に、nチャネルMOSトランジスタQn37 とpチャネル
MOSトランジスタQp10 の共通ゲートの電圧レベルに
よって、一端が電源電圧VccとnチャネルMOSトラン
ジスタQn35 のドレインとに選択的に接続される。
【0031】nチャネルMOSトランジスタQn27,Qn2
8 とpチャネルMOSトランジスタQp1,Qp2,Qp3
は、nチャネルMOSトランジスタQn33 のゲート,ド
レインの電圧Vref とキャパシタC1 の一端の電圧Vca
p1とを比較し、それらの差を増幅して出力する第1の増
幅回路を構成している。同じく、nチャネルMOSトラ
ンジスタQn29,Qn30 とpチャネルMOSトランジスタ
Qp4,Qp5,Qp6は、電圧Vref とキャパシタC2 の一
端の電圧Vcap2とを比較し、それらの差を増幅して出力
する第2の増幅回路を構成している。NORゲートG2
,G3 は、これら2つの増幅回路の出力の順序論理を
出力する順序論理回路を構成している。
【0032】nチャネルMOSトランジスタQn36 とp
チャネルMOSトランジスタQp9の共通ゲートの電圧レ
ベルと、nチャネルMOSトランジスタQn37 とpチャ
ネルMOSトランジスタQp10 の共通ゲートの電圧レベ
ルとは、この順序論理回路の出力に従って交互に“H・
L”にされる。スタンバイ時には、入力信号Vinは
“H”になっていて、nチャネルMOSトランジスタQ
n26,Qn32,Qn100,Qn101がオン、pチャネルMOSト
ランジスタQp1,Qp4がオフしている。従って、Vref
,Vcap2,Vosc1は“L”、Vcap1,Vosc2は“H”
になっている。
【0033】入力信号Vinが“H”から“L”になる
と、以下のようにして発振が始まる。nチャネルMOS
トランジスタQn30 はオフしているため、ドレイン電圧
は“H”になる。このとき、Vosc1とVosc2はそれぞれ
反転し、nチャネルMOSトランジスタQn36 、pチャ
ネルMOSトランジスタQp10 がオンする。Vcap2はp
チャネルMOSトランジスタQp10 によって急速に上昇
し、順序論理回路はリセットされる。Vccにされていた
Vcap1は、nチャネルMOSトランジスタQn34に流れ
る一定な電流によって時間とともに線形に低下してい
く。そして、Vcap1がVref よりも小さくなると増幅回
路の出力は反転し、その結果、順序論理回路によってV
osc1とVosc2はそれぞれ反転される。このような状態が
繰り返されて、オシレータ(発振回路)の出力Vosc1と
Vosc2は発振する。
【0034】以下で、Vccの上昇とともにこのオシレー
タの発振周波数fが低下することを説明する。一定な電
圧Vstがゲートに入力されるnチャネルMOSトランジ
スタQn31 のソースには、電源電圧によらない一定の電
圧Vdが出力される。Vrefは抵抗素子R1 の抵抗値R
とnチャネルMOSトランジスタQn33 のコンダクタン
スg1 によってのみ決まるので、Vccには依存しない。
簡単のため、nチャネルMOSトランジスタQn34 とQ
n35 のコンダクタンスがg2 に等しく、またキャパシタ
C1 とC2 の容量がCに等しいとする。nチャネルMO
SトランジスタQn33 とQn34(Qn35)を流れる電流をそ
れぞれIref ,Icap とすると、 Iref =(Vd −Vref )/R … (1) Icap =Iref ×(g2 /g1 ) … (2) が成立する。発振周期Tは、上記のとおりVcap1(2) が
VccからVref になるまでの時間の2倍に等しいから、 T=2×C×(Vcc−Vref )/Icap =2×R×C×(g2 /g1 ) ×(Vcc−Vref )/(Vd −Vref ) … (3) となる。こうして、発振周波数f=1/Tは(Vcc−V
ref )に反比例することが分かる。
【0035】ここで、(3) 式において、MOSトランジ
スタのコンダクタンスg1 ,g2 は(g2 /g1 )の形
で挿入されている。MOSトランジスタのコンダクタン
スは製造時の条件で多少ばらつくが、同一チップ内の各
トランジスタのばらつきは同じ方向である。従って、製
造時にコンダクタンスg1 ,g2 が多少ばらついたとし
ても、これらの比(g2 /g1 )は一定となる。一方、
トランジスタのしきい値Vtは温度によって変化する
が、(3) 式においてはしきい値Vtの項は存在していな
い。従って、発振周波数は製造ばらつきや温度の変化に
依存しないことが分かる。
【0036】なお、従来装置では、発振周波数の式にM
OSトランジスタのコンダクタンスが単独で挿入され、
さらにしきい値Vtが挿入されていたために、製造ばら
つきや温度の変化によって発振周波数が変動していたの
である。
【0037】図11に、図1中のオシレータ9の第2の
具体的構成を示す。キャパシタC3は、nチャネルMO
SトランジスタQn38 とpチャネルMOSトランジスタ
Qp16 の共通ゲートの電圧レベルによって、一端が接地
レベルに等しい電源電圧VssとpチャネルMOSトラン
ジスタQp13 のドレインとに選択的に接続される。キャ
パシタC4 も同様に、nチャネルMOSトランジスタQ
n39 とpチャネルMOSトランジスタQp17 の共通ゲー
トの電圧レベルによって、一端が電源電圧Vssとpチャ
ネルMOSトランジスタQp14 のドレインとに選択的に
接続される。
【0038】nチャネルMOSトランジスタQn40,Qn4
1,Qn42 とpチャネルMOSトランジスタQp19,Qp20,
Qp21 は、pチャネルMOSトランジスタQp12 のゲー
ト,ドレインの電圧Vref とキャパシタC3 の一端の電
圧Vcap1とを比較し、それらの差を増幅して出力する第
1の増幅回路を構成している。同じく、nチャネルMO
SトランジスタQn44,Qn45,Qn46 とpチャネルMOS
トランジスタQp22,Qp23,Qp24 は、電圧Vref とキャ
パシタC4 の一端の電圧Vcap2を比較し、それらの差を
増幅して出力する第2の増幅回路を構成している。ま
た、NANDゲートG4 ,G5 は、これら2つの増幅回
路の出力の順序論理を出力する順序論理回路を構成して
いる。
【0039】nチャネルMOSトランジスタQn38 とp
チャネルMOSトランジスタQp16の共通ゲートの電圧
レベルとnチャネルMOSトランジスタQn39 とpチャ
ネルMOSトランジスタQp17 の共通ゲートの電圧レベ
ルは、この順序論理回路の出力に従って交互に“H・
L”にされる。
【0040】スタンバイ時には、入力信号Vinは“H”
になっていて、nチャネルMOSトランジスタQn43 、
pチャネルMOSトランジスタQp11,Qp18,Qp25 がオ
ン、nチャネルMOSトランジスタQn42,Qn46 、pチ
ャネルMOSトランジスタQp19,Qp20 がオフしてい
る。従って、Vref ,Vcap2,Vosc1は“H”、Vcap
1,Vosc2は“L”になっている。
【0041】入力信号Vinが“H”から“L”になる
と、以下のようにして発振が始まる。pチャネルMOS
トランジスタQp24 はオフしているため、ドレイン電圧
は“H”になる。このとき、Vosc1とVosc2はそれぞれ
反転し、nチャネルMOSトランジスタQn39 、pチャ
ネルMOSトランジスタQp16 がオンする。Vcap2はn
チャネルMOSトランジスタQn39 によって急速に降下
し、順序論理回路はリセットされる。Vssにされていた
Vcap1は、pチャネルMOSトランジスタQn13を流れ
る一定な電流によって時間とともに線形に低下してい
く。そして、Vcap1がVref よりも大きくなると増幅回
路の出力は反転し、その結果、順序論理回路によってV
osc1とVosc2それぞれ反転される。このような状態が繰
り返されて、オシレータ(発振回路)の出力Vosc1とV
osc2は発振する。
【0042】以下で、Vccの上昇とともにこのオシレー
タの発振周波数fが低下することを説明する。一定な電
圧Vstがゲートに入力されるpチャネルMOSトランジ
スタQp15 のドレインには、電源電圧によらない一定の
電圧Vdが出力される。Vref は抵抗素子R2 の抵抗値
RとpチャネルMOSトランジスタQp12 のコンダクタ
ンスg1 とQp15 のコンダクタンスg2 によって決ま
り、Vccの上昇とともに上昇する。簡単のため、pチャ
ネルMOSトランジスタQp13 とQp14 のコンダクタン
スがg2 に等しく、またキャパシタC3 とC4 の容量が
Cに等しいとする。pチャネルMOSトランジスタQp1
2 とQp13(Qp14)を流れる電流をそれぞれIref ,Ica
p とすると、 Iref =Vd /R … (4) Icap =Iref ×(g2 /g1 ) … (5) が成立する。発振周期Tは、上記のとおりVcap1(2) が
VccからVref になるまでの時間の2倍に等しいから、 T=2×C×Vref /Icap =2×R×C×(g2 /g1 )×Vref /Vd … (6) となる。こうして、発振周波数f=1/TはVccの増加
とともに増加するVrefに反比例することが分かる。
【0043】この場合も、(6) 式にはg1 ,g2 は
(g2 /g1 )の形で挿入され、さらにしきい値Vtの
項は存在しない。従って、図10の回路と同様に、発振
周波数は製造ばらつきや温度の変化に依存しないことが
分かる。
【0044】図12に、図5の昇圧回路を駆動する図6
の信号VP1 〜VP4 を出力する回路を示す。一定な電
圧Vstがゲートに入力されるpチャネルMOSトランジ
スタQp29 のドレインには、電源電圧によらない一定の
電圧が出力されるため、nチャネルMOSトランジスタ
Qn51 とpチャネルMOSトランジスタQp30 で構成さ
れるインバータの遅延時間はVccによらない。
【0045】図13に、第1の定電圧発生回路を示す。
出力Vout はnチャネルMOSトランジスタQn48 とQ
I1のしきい電圧の差に等しくなる。図14に、発振周波
数が電源電圧の降下とともに高くなるオシレータの出力
によって駆動される昇圧回路の第1のブロック図を示
す。51は図13の定電圧発生回路、52は図10又は
図11の発振回路、53は図7の昇圧回路である。この
構成によって、昇圧能力のVcc依存性は小さくされる。
【0046】図15に、第2の定電圧発生回路と発振周
波数が電源電圧の降下とともに高くなるオシレータの出
力によって駆動される昇圧回路の第2のブロック図を示
す。入力信号Vonが“L”から“H”になるとオシレー
タが動作し始め、定電圧発生のための昇圧回路54と、
書き込み/消去時に高電圧にすべき負荷容量を充電する
昇圧回路53を駆動し始める。遅延時間Td経過するま
でpチャネルMOSトランジスタQp36 はオンしている
ため、ドレイン電圧VmはVccに等しく、従ってオシレ
ータ52の発振周波数は電源電圧の降下とともに低くな
る。
【0047】しかしながら、定電圧発生のための昇圧回
路53の負荷容量が小さいため、直ぐに出力電圧はツェ
ナーダイオードZD1 のブレークダウン電圧Vzにされ
る。その後、遅延時間Td経過するとpチャネルMOS
トランジスタQp36 はオフし、ドレイン電圧Vmはブレ
ークダウン電圧Vzの抵抗分割の値になる。この値はも
ちろんVccによらず、従ってオシレータ53の発振周波
数は電源電圧の降下とともに高くなる。こうして、書き
込み/消去時に高電圧にすべき負荷容量を充電する昇圧
回路の昇圧能力の電源電圧の依存性を小さくできる。
【0048】図16に、第3の定電圧発生回路と発振周
波数が電源電圧の降下とともに高くなるオシレータの出
力によって駆動される昇圧回路の第3のブロック図を示
す。定電圧発生回路は、Vcc依存性の大きいリングオシ
レータ55(図9)と、その出力信号RNGによって駆
動される定電圧発生用昇圧回路54と、ツェナーダイオ
ードZD2 と、そのブレークダウン電圧Vzの抵抗分割
するR5,R6 によって構成される。遅延時間Td経過す
るまでに、一定電圧がオシレータ52と昇圧回路58
(図5)を駆動する信号発生回路57(図12)に入力
されるが、回路動作は始まらない。遅延時間Td経過す
ると、これらの回路が動作し始め書き込み/消去時に高
電圧にすべき負荷容量を充電する昇圧回路58が駆動さ
れる。こうして、昇圧回路の昇圧能力の電源電圧依存性
を小さくできる。
【0049】図21に、図1中のオシレータ9を構成す
る遅延回路を示す。図22に、その各電圧波形を示す。
入力信号Vinが反転するまでは、キャパシタ103の一
端の電圧Vcap は第1の電源電圧端子110に接続され
ている。入力信号Vinが反転すると、Vcap は定電流源
102によって時間に対して一定の割合で変化してい
く。増幅回路101は、Vcap と参照電圧Vref とを比
較し、それらの差を増幅する。従って、増幅回路101
は、Vcap とVref が等しくなったところで出力を反転
させる。
【0050】第1の電源電圧端子110が電源電圧Vcc
であるとき、V1 はVccに、V2 はVref にそれぞれ等
しくVcap の傾きは負である。ここで、Vref はVccの
増加とともに減少するか、又はVccによって不変である
ようにされている。キャパシタ103の容量をC、定電
流をIconst と書くと、入力が反転してから出力が反転
するまでの遅延時間Tdは、原理的に、 Td=C×(Vcc−Vref )/Iconst となり、Vccの増加とともに遅延時間は延びる。
【0051】第1の電源電圧端子110が電源電圧Vss
=0Vであるとき、V1 はVssに、V2 はVref にそれ
ぞれ等しくVcap の傾きは正である。ここで、Vref は
Vccの増加とともに増加するようにされている。キャパ
シタ103の容量をC、定電流をIconst と書くと、入
力が反転してから出力が反転するまでの遅延時間Td
は、原理的に、 Td=C×Vref /Iconst となり、Vccの増加とともに遅延時間は延びる。
【0052】図17に本実施例における第3のオシレー
タを示し、図18に各電圧波形を示す。2つの遅延回路
1000の出力は順序論理回路105に入力され、その
出力はそれぞれの遅延回路1000の入力とされる。V
ccにされていたVcap1は定電流によって時間とともに線
形に低下していく。そして、Vcap1がVref よりも小さ
くなると増幅回路の出力は反転し、その結果、順序論理
回路によってVout1とVout2はそれぞれ反転される。す
ると、Vcap1は急速にVccまで充電され、またVccにさ
れていたVcap2は定電流によって時間とともに線形に低
下していく。そして、Vcap2がVref よりも小さくなる
と増幅回路の出力は反転し、その結果順序論理回路によ
ってVout1とVout2はそれぞれ反転される。
【0053】このような状態が繰り返されて、オシレー
タ(発振回路)の出力Vout1とVout2は発振する。Vca
p1とVcap2の振幅はVccの増加とともに増加するのに対
して、駆動電流は一定であるため、オシレータの発振周
波数はVccの上昇とともに低下する。
【0054】図19に本実施例における第4のオシレー
タを示し、図20に各電圧波形を示す。図20の定電圧
Vref はVccの増加と共に増加する。2つの遅延回路1
000の出力は順序論理回路105に入力され、その出
力はそれぞれの遅延回路1000の入力とされる。接地
されていたVcap1は定電流によって時間とともに線形に
上昇していく。そして、Vcap1がVref よりも大きくな
ると増幅回路の出力は反転し、その結果、順序論理回路
によってVout1とVout2はそれぞれ反転される。する
と、Vcap1は急速に接地レベルまで放電され、また接地
されていたVcap2は定電流によって時間とともに線形に
上昇していく。そして、Vcap1がVref よりも大きくな
ると増幅回路の出力は反転し、その結果順序論理回路に
よってVout1とVout2はそれぞれ反転される。
【0055】このような状態が繰り返されて、オシレー
タ(発振回路)の出力Vout1とVout2は発振する。Vca
p1とVcap2の振幅はVccの増加とともに増加するのに対
して、駆動電流は一定であるため、オシレータの発振周
波数はVccの上昇とともに低下する。
【0056】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。メモリセルアレイの構成はNAND型
に限るものではなく、NOR型(複数のメモリセルを並
列接続したセルユニット及び該ユニットの両端に接続さ
れたセレクトゲートからなるAND型、上記セルユニッ
トと該セルユニットの一端に接続されたセレクトゲート
からなるDINOR型)に適用することもできる。さら
に、メモリセルは2層ゲートを有するFET−MOS構
造に限らず、書き込み/消去時に昇圧電位を必要とする
ものに適用できる。その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
源電圧の大きさに応じて発振周波数が変化する発振回
路、この発振回路の駆動により電源電圧を昇圧する昇圧
回路を備えた不揮発性半導体記憶装置において、電源電
圧依存性のない電流供給能力を持つ昇圧回路を実現する
と共に、トランジスタのコンダクタンスやしきい値のば
らつき、更には温度変化に伴う発振周波数の変動を防止
して、製造ばらつきや温度変動にも依存しない昇圧能力
を持つ昇圧回路を実現し、書き込み/消去時における電
源パワーの無駄を確実に無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる不揮発性半導体記憶
装置の構成を示すブロック図。
【図2】実施例におけるNANDセルの構成を示す平面
図と等価回路図。
【図3】図2(a)のA−A′及びB−B′断面図。
【図4】実施例におけるメモリセルアレイの等価回路
図。
【図5】実施例における昇圧回路の第1の構成例を示す
回路図。
【図6】図5の昇圧回路の駆動信号を示すタイミングチ
ャート。
【図7】実施例における昇圧回路の第2の構成例を示す
回路図。
【図8】図7の昇圧回路の駆動信号を示すタイミングチ
ャート。
【図9】従来の発振回路の一つであるリングオシレータ
を示す回路図。
【図10】実施例におけるオシレータの第1の構成例を
示す回路図。
【図11】実施例におけるオシレータの第2の構成例を
示す回路図。
【図12】図5の昇圧回路を駆動するための信号を出力
する回路の構成を示す回路図。
【図13】実施例における第1の定電圧発生回路の構成
を示す回路図。
【図14】第1の定電圧発生回路を用いた昇圧回路のブ
ロック図。
【図15】第2の定電圧発生回路を用いた昇圧回路のブ
ロック図。
【図16】第3の定電圧発生回路を用いた昇圧回路のブ
ロック図。
【図17】実施例におけるオシレータの第3の構成例を
示す回路図。
【図18】図17のオシレータの主要ノードの電圧波形
を示す図。
【図19】実施例におけるオシレータの第4の構成例を
示す回路図。
【図20】図19のオシレータの主要ノードの電圧波形
を示す図。
【図21】実施例におけるオシレータを構成している遅
延回路を示す図。
【図22】図21の遅延回路の主要ノードの電圧波形を
示す図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ 2…ビット線制御回路 3…カラムデコーダ 4…アドレスバッファ 5…ロウデコーダ 6…データ入出力バッファ 7…基板電位制御回路 8…昇圧回路 9…オシレータ 10…メモリ本体 11…p型シリコン基板又はp型ウェル 12…素子分離酸化膜 13…トンネル絶縁膜 14…浮遊ゲート 15…ゲート絶縁膜 16…制御ゲート 17…層間絶縁膜 18…ビット線 19…n型拡散層 51…定電圧発生回路 52…発振回路 53,54,58…昇圧回路 55…リングオシレータ 57…信号発生回路 100…スイッチ 101…増幅回路 102…定電流源 103…キャパシタ 104…参照電圧源 105…順序論理回路 110…電源電圧端子 1000…遅延回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 21/8247 29/788 29/792 H01L 27/10 434 29/78 371

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不揮発性メモリ機能を有するメモリ本体
    と、電源電圧の大きさに応じて発振周波数が変化する発
    振回路と、昇圧能力に駆動周波数依存性を有し、前記発
    振回路の駆動により電源電圧を昇圧して前記メモリ本体
    の書き込み/消去時に必要な電圧を発生する昇圧回路
    と、を有する不揮発性半導体記憶装置であって、 前記発振回路は、一定の電流を発生する定電流源と、入
    力信号の反転によって一端が前記定電流源に接続される
    容量素子と、入力信号が反転するまでの前記容量素子の
    一端の電圧との差が電源電圧の増加とともに増加するよ
    うな参照電圧を発生する参照電圧源と、前記容量素子の
    一端の電圧と前記参照電圧との差を増幅して出力する増
    幅回路と、から構成される遅延回路を含むことを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記発振回路は、 一定の電流を発生する第1の定電流源と、入力信号の反
    転によって一端が第1の定電流源に接続される第1の容
    量素子と、入力信号が反転するまでの第1の容量素子の
    一端の電圧との差が電源電圧の増加とともに増加するよ
    うな参照電圧と第1の容量素子の一端の電圧との差を増
    幅して出力する第1の増幅回路と、から構成される第1
    の遅延回路と、 一定の電流を発生する第2の定電流源と、入力信号の反
    転によって一端が第2の定電流源に接続される第2の容
    量素子と、前記参照電圧と第2の容量素子の一端の電圧
    との差を増幅して出力する第2の増幅回路と、から構成
    される第2の遅延回路と、 第1の増幅回路の出力と第2の増幅回路の出力の順序論
    理を出力し、該出力を第1及び第2の遅延回路の入力と
    して与える順序論理回路とを具備してなることを特徴と
    する請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記定電流源は、ゲートとドレインが接続
    される第1のMOSトランジスタと、第1のMOSトラ
    ンジスタと直列接続関係にある抵抗素子と、第1のMO
    Sトランジスタのゲート電圧を出力する前記参照電圧源
    の出力がゲートに入力され、ソースが第1のMOSトラ
    ンジスタのソースに接続され、ドレインが第1の電源電
    圧端子と共に前記容量素子の一端に選択的に接続される
    第2のMOSトランジスタと、から構成されることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
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