JPH09139093A - 不揮発性半導体記憶装置及び記憶システム - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及び記憶システム

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JPH09139093A
JPH09139093A JP29558095A JP29558095A JPH09139093A JP H09139093 A JPH09139093 A JP H09139093A JP 29558095 A JP29558095 A JP 29558095A JP 29558095 A JP29558095 A JP 29558095A JP H09139093 A JPH09139093 A JP H09139093A
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voltage
amplitude
booster circuit
memory cell
power supply
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Toru Tanzawa
徹 丹沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧が低下しても書き換えのための高電
圧を得ることができ、かつシステム全体の消費電力を低
くできる。 【解決手段】 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセ
ルからなるNANDセル型のメモリセルアレイと、リン
グオシレータ及びレベルシフタからなる振幅拡大オシレ
ータ2と、複数の昇圧セルからなり入力電圧を昇圧する
昇圧回路1とを備えたNAND型EEPROMであっ
て、振幅拡大オシレータ2は、電源からの第1の電圧V
CC及び第1の電圧VCCよりも高い第2の電圧VDDで駆動
されて第2の電圧振幅のクロックCLK,CLKBを出
力するものであり、昇圧回路1は、第2の電圧振幅のク
ロックCLK,CLKBを入力して第2の電圧VDDで駆
動されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的書き換え可
能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)に係わ
り、特に書き込み/消去時に必要な高電圧を発生する昇
圧回路を備えた単一電源動作可能なEEPROM及びこ
れを用いた記憶システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、単一電源(例えば、VCC=5V)
により書き込み/消去が行えるEEPROMの一つとし
て、例えばNAND型EEPROMが提案されている。
これは、複数のメモリセルをそれらのソース,ドレイン
を隣接するもの同士で共有する形で直列接続し、これを
一単位としてビット線に接続するものである。メモリセ
ルは通常、浮遊ゲート(電荷蓄積層)と制御ゲートが蓄
積されたFET−MOS構造を有している。メモリセル
アレイは、p型基板又はn型基板に形成されたp型ウェ
ル内に集積形成されている。
【0003】EEPROMでは通常、書き込み/消去時
にはメモリセルに電源電圧より高い電圧を印加し、トン
ネル電流などによって電荷蓄積層の電荷量をコントロー
ルしてデータを記憶させる。
【0004】このようなNAND型EEPROMのデー
タ書き込み/消去の動作は、次の通りである。データ書
き込みは、ビット線から最も離れた位置のメモリセルか
ら順に行う。選択されたメモリセルの制御ゲートには高
電圧VPP(=20V程度)を印加し、それよりビット線
側にあるメモリセルの制御ゲート及び選択ゲートには中
間電位VPPM (=10V程度)を印加し、ビット線には
データに応じて0V又は中間電位を与える。
【0005】ビット線に0Vが与えられた時、その電位
は選択メモリセルのドレインまで伝達されて、ドレイン
から浮遊ゲートに電子注入が生じる。これにより、選択
されたメモリセルのしきい値は正方向にシフトする。こ
の状態を、例えば“1”とする。ビット線に中間電位が
与えられた時は電子注入が起らず、従ってしきい値は変
化せず、負に止まる。この状態は“0”である。
【0006】データ消去は、NANDセル内の全てメモ
リセルに対して同時に行われる。即ち、全ての制御ゲー
ト,選択ゲートを0Vとし、ビット線及びソース線を浮
遊状態として、p型ウェル及びn型基板に高電圧20V
に印加する。これにより、全てのメモリセルで浮遊ゲー
トの電子がp型ウェルに放出され、しきい値は負方向に
シフトする。
【0007】以上の説明から分かるように、一般に単一
電源動作のEEPROMでは、その内部で電源電圧より
高い電圧を発生することが必要である。このため、従来
から昇圧回路を用いてこの高電位を発生させるようにし
ている。昇圧回路の電流供給能力は、一般に電源電圧の
効果とともに低下する。
【0008】従来の単一電源EEPROMに用いられる
昇圧回路部は、図9に示すように、昇圧回路1と振幅拡
大オシレータ2で構成されている。ここで、振幅拡大オ
シレータ2は、電源電圧VCCで駆動され、入力信号Vin
から電源電圧VCCの振幅のクロックCLK,CLKBを
発生する。そして、昇圧回路1は、VCC振幅のクロック
が入力され、電源電圧VCCで駆動される。このとき、昇
圧回路の供給能力は次式で与えられる。(On-Chip High
-Voltage Generation in NMOS Integrated Circuits Us
ing an Improved Voltage Multiplier Techniques;Joh
n.F.Dickson;IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS,V
OL.sc-11,NO.3,JUNE.1976) 。
【0009】 Iout =C[(N+1)(VCC−VT )−Vout ]/NT … (1) ここで、Iout は出力電流、Cは1段当たりのキャパシ
タンス、Nは段数、VT は転送トランジスタのバックバ
イアス効果を含んだしきい電圧、Vout は出力電圧、T
は駆動クロックの周波数である。従って、昇圧回路の供
給能力は電源電圧の低下とともに低下する。必要な書き
込み高電圧を発生させるためには、段数Nを大きくしな
ければならない。
【0010】しかしながら、昇圧回路の供給電流Iout
と消費電流Iinは、 Iin=(N+1)Iout … (2) の関係があるため、段数Nの増加は消費電流Iinの増加
につながるという問題があった。また、電源電圧が下が
り、電源電圧が転送トランジスタのバックバイアス効果
を含んだしきい電圧になると、もはや昇圧能力がなくな
ってしまうという問題があった。
【0011】一方、従来のNOR型EEPROMのなか
には、書き換えのための駆動電圧として12Vの高電圧
を入力するものがある。(“A 50ns CMOS 256K EEPROM
”;Tah-Kang J. et.al.;ISSCC88. Technical paper,p.
126)。この12Vの電源は、NOR型EEPROMを
含むシステム内に備えられたDC−DCコンバータによ
って得られ、スイッチ等を通してメモリセルの所定ノー
ドに供給される。
【0012】このように、12V電源が必要なNOR型
EEPROMでは、書き換えのための高電圧は12Vと
比較的低いものの、メモリセルのドレイン電流を流しな
がら書き換えを行うため、電流供給能力が十分に必要と
される。このために、供給能力の低いオンチップの昇圧
回路の代わりに、供給能力の高いDC−DCコンバータ
が用いられてきた。
【0013】ところで、NOR型EEPROMに比して
NAND型EEPROMは、高集積化できメモリ容量の
増大が可能であり、従って従来のNOR型EEPROM
チップをNAND型EEPROMチップに差し替えるこ
とによりメモリ容量の増大をはかることができる。ま
た、最近のパーソナルコンピュータでは、メモリカード
やメモリボードとしてNOR型EEPROMを用い、こ
れらをフロッピーディスク等のように補助記憶装置とし
て用いる用途がある。この場合も、NOR型EEPRO
Mの代わりにNAND型EEPROMを用いたメモリカ
ードやメモリボードを使用することにより、システム構
成を変えることなく補助記憶容量の増大をはかることが
できる。
【0014】しかしながら、このようなNOR型EEP
ROMからNAND型EEPROMへの置き換えを考え
た場合、次のような問題があった。即ち、NAND型E
EPROMの場合、NOR型EEPROMを使用した記
憶システムに内蔵されているDC−DCコンバータの1
2Vでは書き込みのための高電圧として不十分であるの
で、従来と同様に昇圧回路を用いて20Vの高電圧を発
生する必要がある。このため、昇圧段数が多いと消費電
流の増加につながり、電源電圧が下がると昇圧能力がな
くなってしまうという問題は依然として残っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のN
AND型EEPROMにおいては、メモリ容量の増大を
はかることは可能であるが、昇圧段数が多いと消費電流
が増加し、電源電圧が下がると昇圧能力がなくなってし
まうという問題がある。そしてこの問題は、内部に電源
よりも高い電圧を発生するDC−DCコンバータを備え
た記憶システムにおいて、NOR型EEPROMの代わ
りにNAND型EEPROMを用いる場合にも依然とし
て残っている。
【0016】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、電源電圧が低下しても
書き換えのための高電圧を得ることができ、かつシステ
ム全体の消費電力を低くできる不揮発性半導体記憶装
置、及びこれを用いた記憶システムを提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。即ち、本発明(請求項1)は、
電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルからなるメモ
リセルアレイと、メモリセルの書き換えのための電圧を
発生するために入力電圧を昇圧する昇圧回路とを備えた
不揮発性半導体記憶装置であって、前記昇圧回路は、電
源からの第1の電圧よりも高い第2の電圧で駆動される
もので、かつ第2の電圧振幅のクロックが入力されるも
のであることを特徴とする。
【0018】また、本発明(請求項2)は、電気的書き
換え可能な不揮発性メモリセルからなるメモリセルアレ
イと、所定の電圧振幅のクロックを出力する振幅拡大オ
シレータと、入力電圧を昇圧する昇圧回路とを備えた不
揮発性半導体記憶装置であって、前記振幅拡大オシレー
タは、電源からの第1の電圧及び第1の電圧よりも高い
第2の電圧で駆動されて第2の電圧振幅のクロックを出
力するものであり、前記昇圧回路は、第2の電圧振幅の
クロックを入力して第2の電圧で駆動されるものである
ことを特徴とする。
【0019】また、本発明(請求項5)は、EEPRO
Mを用いた記憶システムにおいて、電気的書き換え可能
な不揮発性メモリセルからなるメモリセルアレイと、電
源電圧をそれよりも高い第2の電圧に変換するDC−D
Cコンバータと、電源からの第1の電圧及び第2の電圧
で駆動されて第2の電圧振幅のクロックを出力する振幅
拡大オシレータと、第2の電圧振幅のクロックを入力し
て第2の電圧で駆動され、前記メモリセルの書き換えの
ための電圧を発生する昇圧回路とを具備してなることを
特徴とする。 (作用)本発明によれば、DC−DCコンバータ等によ
り得られた、電源電圧(第1の電圧)よりも高い第2の
電圧を基に、昇圧回路によりメモリセルの書き換えのた
めの高電圧を得ている。DC−DCコンバータは一般に
入力電圧の変動に影響されることなく安定した出力電圧
を得るものであり、従って昇圧回路による昇圧電位は電
源の変動の影響を受けない。そして、不揮発性半導体記
憶装置を含むシステム全体の消費電力は、高効率のDC
−DCコンバータと1段昇圧回路のため、電源電圧VCC
から昇圧する従来の昇圧回路の場合に比べて低くでき
る。つまり、電源電圧が低下しても書き換えのための高
電圧を得ることができ、かつシステム全体の消費電力を
低くすることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係わるNAND型EEPROMの昇圧回路部を示すブロ
ック図である。
【0021】昇圧回路1及び振幅拡大オシレータ2から
なる基本構成は従来と同じであるが、本実施形態におい
て昇圧回路1には、駆動電圧として電源電圧VCC(第1
の電圧)よりも高い電圧VDD(第2の電圧)が与えら
れ、入力信号としてVDDの振幅のクロックCLK,CL
KBが与えられる。電圧VDDは、図示しないDC−DC
コンバータにより電源電圧を変換して得られる電圧であ
る。クロックCLKBはクロックCLKと同じ周波数を
有するが、位相がずれている。
【0022】VDDの振幅のクロックCLK,CLKB
は、振幅拡大オシレータ2によって出力される。この振
幅拡大オシレータ2には、駆動電圧として電源電圧VCC
と高電圧VDDが与えられ、入力信号としてVinが与えら
れる。
【0023】ここで本実施形態では、従来のNOR型E
EPROMを用いた記憶システム或いはコンピュータシ
ステムで、システム内にDC−DCコンバータを内蔵し
たものにおいて、NOR型EEPROMチップの代わり
にNAND型EEPROMチップを差し替えることを前
提としている。また、上記のシステムに取り付けられる
メモリカードやメモリボードにおけるNOR型EEPR
OMチップの代わりにNAND型EEPROMチップを
用いることを前提としている。
【0024】なお、メモリセルアレイの構成は、NAN
D型の一般的な構成であればよく、後述する図5〜図7
のようなものであればよい。このような構成において、
昇圧回路1の供給能力は、 Iout =C[(N+1)(VDD−VT )−Vout ]/NT … (3) で表される。DC−DCコンバータは一般にフィードバ
ック制御されており、その出力VDDは電源電圧VCCの影
響を受けないため、Iout もVCCの影響を受けない。V
DD=12V、書き込み電圧VPP=20Vの場合、Nは1
でよい。この場合、EEPROMを含むシステム全体の
消費電力は、高効率のDC−DCコンバータと1段昇圧
回路のため、電源電圧VCCから昇圧する従来の昇圧回路
の場合に比べて低くできる。
【0025】また、昇圧回路においては従来の場合と同
じ供給電流を得るためのキャパシタを小さくできるた
め、装置に占める昇圧回路の面積を極めて小さくでき
る。システム内に複数のNAND型EEPROMがある
場合には、この面積減少率はさらに顕著になる。 (第2の実施形態)図2は本発明の第2の実施形態を説
明するためのもので、昇圧回路1と振幅拡大オシレータ
2の具体的な回路構成を示している。昇圧回路1は、昇
圧セル3を2段に接続して構成される。昇圧セル3は、
nMOSトランジスタQn1,pMOSトランジスタQp2
からなるインバータと、転送トランジスタとしてのnM
OSトランジスタQn3,Qn4、及びMOSキャパシタC
n からなる。そして、昇圧回路1の入力電源は全て、電
源電圧VCC(例えば5V)より高い電圧VDD(例えば1
2V)となっている。
【0026】振幅拡大オシレータ2は、リングオシレー
タ4とレベルシフタ5から構成されている。リングオシ
レータ4は、NANDゲート及びインバータ等からなる
周知の構成である。レベルシフタ5も、nMOSトラン
ジスタQn5,Qn6、pMOSトランジスタQp7,Qp8及
びインバータからなる周知の構成である。そして、振幅
拡大オシレータ2においては、レベルシフタ5のQP7,
QP8に与えられる入力電源がVDDであり、他は全てVCC
となっている。
【0027】なお、本実施形態においても電圧VDDは、
図示しないDC−DCコンバータにより電源電圧VCCを
変換して得られる電圧である。このような構成におい
て、入力信号Vinがローからハイになると、リングオシ
レータ4は発振し始め振幅VCCのクロックを発生する。
振幅VCCのクロックはレベルシフタ5に入力され、振幅
VDDのクロックCLK,CLKBに変換される。これに
より、振幅拡大オシレータ2から振幅VDDのクロックC
LK,CLKBが発生され、昇圧回路1に入力される。
そして、昇圧回路1では、振幅VDDのクロックCLK,
CLKBを基に、2段の昇圧セル3によりVDDを昇圧し
て書き換えのための高電圧(例えば20V)を発生す
る。
【0028】本実施形態におても、EEPROMを含む
システム全体の消費電力は、高効率のDC−DCコンバ
ータと2段昇圧回路のため、電源電圧VCCから昇圧する
従来の昇圧回路の場合に比べて低くできる。また、従来
の場合と同じ供給電流を得るためのキャパシタを小さく
できるため、装置に占める昇圧回路の面積を極めて小さ
くできる。システム内に複数のEEPROMがある場合
には、この面積減少率はさらに顕著になる。
【0029】なお、昇圧回路における昇圧セルの段数は
2段に限定されるものではなく、仕様に応じて適宜変更
可能である。 (第3の実施形態)図3は本発明の第3の実施形態を説
明するためのもので、昇圧回路1と振幅拡大オシレータ
2の具体的な回路構成を示している。なお、図2と同一
部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略す
る。
【0030】本実施形態が第2の実施形態と異なる点
は、昇圧セル3内における転送トランジスタとキャパシ
タに、nチャネルトランジスタQn3,Qn4,Cn の代わ
りに、pチャネルトランジスタQp3,Qp4,Cp を用い
たことである。これによって、負電圧を発生できる。
【0031】本実施形態においても、EEPROMを含
むシステム全体の消費電力は、高効率のDC−DCコン
バータと2段昇圧回路のため、電源電圧VCCから昇圧す
る従来の昇圧回路の場合に比べて低くできる。また、従
来の場合と同じ供給電流を得るためのキャパシタを小さ
くできるため、装置に占める昇圧回路の面積を極めて小
さくできる。システム内に複数のEEPROMがある場
合には、この面積減少率はさらに顕著になる。
【0032】なお、昇圧回路における昇圧セルの段数は
2段に限定されるものではなく、仕様に応じて適宜変更
可能である。 (第4の実施形態)図4は、本発明の第4の実施形態に
係わるNAND型EEPROMの基本構成を示すブロッ
ク図である。本実施形態は、昇圧回路部以外の具体的構
成例を示したもので、実質的には第1〜第3の実施形態
と同様である。
【0033】NANDセルからなるメモリセルアレイ4
1に対して、データ書き込み,読み出しを行うためのビ
ット線制御回路42が設けられている。このビット線制
御回路42は、データ入出力バッファ43につながり、
アドレスバッファ44からのアドレス信号を受けるカラ
ムコーダ45の出力を入力として受けるようになってい
る。また、メモリセルアレイ41に対して、制御ゲート
及び選択ゲートを制御するためのワード線駆動回路46
が設けられ、このワード線駆動回路46はロウデコーダ
47の出力を入力として受けるようになっている。さら
に、メモリセルアレイ41が形成されるp型基板(又は
p型ウェル)の電位を制御するための基板電位制御回路
48が設けられている。
【0034】ここまでの構成はメモリ本体部であり、本
実施形態ではこれに加え、第1〜第3の実施形態で説明
したような昇圧回路1及び振幅拡大オシレータ2が設け
られている。これら昇圧回路1及び振幅拡大オシレータ
2には、DC−DCコンバータ等による高電圧VDDが入
力される。そして、昇圧回路1で得られる高電圧VPP
(>VDD)は、メモリセルのデータ書き換え時にワード
線駆動回路46、ビット線制御回路42、基板電位制御
回路48に入力される。またこれらの高電圧は、入力さ
れたアドレスに応じて選択されるローデコーダ47とカ
ラムデコーダ45によって、メモリセルのゲート,ソー
ス,ドレイン,基板に印加される。
【0035】このような構成であれば、昇圧回路部の消
費電力と面積を小さくできるので、従来に比べ消費電力
とチップ面積を小さくすることが可能となる。なお、本
実施形態に用いるNAND型のメモリセルアレイの具体
的構成例を以下に説明しておく。図5(a)(b)は、
メモリセルアレイ41における一つのNANDセル部分
の平面図と等価回路図であり、図6(a)(b)はそれ
ぞれ図5(a)のA−A′及びB−B′断面図である。
素子分離酸化膜12で囲まれたp型シリコン基板(又は
p型ウェル)11に、複数のNANDセルからなるメモ
リセルアレイ41が形成されている。一つのNANDセ
ルに着目して説明すると本実施例では、8個のメモリセ
ルM1〜M8が直列接続されて一つのNANDセルを構
成している。
【0036】メモリセルはそれぞれ、基板11上にトン
ネル絶縁膜13を介して浮遊ゲー14(141 ,14
2 ,…,148 )が形成され、この上にゲート絶縁膜1
5を介して制御ゲート16(161 ,162 ,…,16
8 )が形成されて、構成されている。これらのメモリセ
ルのソース・ドレインであるn型拡散層19は、隣接す
るもの同士共用する形で、メモリセルが直列接続されて
いる。
【0037】NANDセルのドレイン側,ソース側には
それぞれ、メモリセルの浮遊ゲート,制御ゲートと同時
に形成された選択ゲート149 ,169 及び1410,1
10が設けられている。素子形成された基板上はCVD
酸化膜17により覆われ、この上にビット線18が配設
されている。ビット線18はNANDセルの一端のドレ
イン側拡散層19にコンタクトされている。行方向に並
ぶNANDセルの制御ゲート16は、共通に制御ゲート
線CG1 ,CG2 ,…,CG8 として配設されている。
これら制御ゲート線は、ワード線となる。選択ゲート1
9 ,169 及び1410,1610もそれぞれ行方向に連
続的に選択ゲートSG1,SG2として配設されてい
る。
【0038】図7は、このようなNANDセルがマトリ
クス配列されたメモリセルアレイ41の等価回路を示し
ている。 (第5の実施形態)図8は、本発明の第5の実施形態に
係わる記憶システムの基本構成を示すブロック図であ
る。
【0039】システム内には、CPU81の下に駆動さ
れるDC−DCコンバータ82と共に、複数のNAND
型EEPROM83が設けられている。DC−Cコンバ
ータ82は、電源電圧VCC(例えば5V)からVDD(例
えば12V)を発生するものである。EEPROM83
は、先の実施形態で説明したように、メモリセルのデー
タ書き換え時に高電圧VPP(例えば20V)を出力する
ために、昇圧回路1と振幅拡大オシレータ2が設けられ
たものである。
【0040】ここで、CPU81は本システム内に設け
られたものであってもよいし、外部のコンピュータシス
テム等に設けられたものであってもよい。本システムを
外部記憶装置として用いる場合、CPU81はコンピュ
ータ側のCPUを意味することになる。
【0041】本実施形態の構成は、EEPROM83以
外はNOR型EEPROMを用いた記憶システムと基本
的に同じである。逆に言えば、NAND型EEPROM
を第4の実施形態で説明したように構成すれば、従来の
NOR型EEPROMを用いた記憶システムの基本構成
を変えることなく、NOR型EEPROMチップをNA
ND型EEPROMチップを差し替えることができる。
【0042】そしてこの場合、EEPROM83内の昇
圧回路部によりDC−DCコンバータ82の出力電圧V
DDを基に昇圧回路部によりメモリセルのデータ書き換え
のための高電圧VPPを得ているため、電源電圧VCCが低
下しても書き換えのための高電圧VPPを得ることがで
き、かつシステム全体の消費電力を低くすることが可能
となる。これは、外部記憶装置として用いるメモリカー
ドにおいて、NOR型EEPROMからなるメモリカー
ドの代わりにNAND型EEPROMからなるメモリカ
ードをそのまま差し替え使用できることを意味し、その
有用性は極めて大である。
【0043】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。実施形態ではEEPROMとして
NAND型を例にとったが、これに限らずメモリセルデ
ータのデータ書き換え時に昇圧電位を必要とする、AN
D型(K.Kume et al. ;IEDMTech. Dig., Dec. 1992, p
p.991-993 )やDINOR型(S.Kobayashi et al. ;IS
SCC Tech. Dig., 1995, pp.122)に適用することも可能
である。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、D
C−DCコンバータ等により得られた、電源電圧(第1
の電圧)よりも高い第2の電圧を基に、昇圧回路により
メモリセルのデータ書き換えのための高電圧を得ること
により、電源電圧が低下しても書き換えのための高電圧
を得ることができ、かつシステム全体の消費電力を低く
できる不揮発性半導体記憶装置、及びこれを用いた記憶
システムを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わるNAND型EEPRO
Mの昇圧回路部を示すブロック図。
【図2】第2の実施形態における昇圧回路と振幅拡大オ
シレータの具体的な回路構成を示す図。
【図3】第3の実施形態における昇圧回路と振幅拡大オ
シレータの具体的な回路構成を示す図。
【図4】第4の実施形態に係わるNAND型EEPRO
Mの基本構成を示すブロック図。
【図5】第4の実施形態におけるメモリセルアレイの一
つのNANDセル部分の平面図と等価回路図。
【図6】図5(a)の矢視A−A′及びB−B′断面図
である。
【図7】NANDセルがマトリクス配列されたメモリセ
ルアレイの等価回路図。
【図8】第5の実施形態に係わる記憶システムの基本構
成を示すブロック図。
【図9】従来の単一電源EEPROMに用いられる昇圧
回路部を示すブロック図。
【符号の説明】
1…昇圧回路 2…振幅拡大オシレータ 3…昇圧セル 4…リングオシレータ 5…レベルシフタ 41…メモリセルアレイ 42…ビット線制御回路 43…データ入出力バッファ 44…アドレスバッファ 45…カラムデコーダ 46…ワード線駆動回路 47…ローデコーダ 48…基板電位制御回路 81…CPU 82…DC−DCコンバータ 83…NAND型EEPROM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的書き換え可能な不揮発性メモリセル
    からなるメモリセルアレイと、メモリセルの書き換えの
    ための電圧を発生するために入力電圧を昇圧する昇圧回
    路とを備えた不揮発性半導体記憶装置であって、 前記昇圧回路は、電源からの第1の電圧よりも高い第2
    の電圧で駆動されるもので、かつ第2の電圧振幅のクロ
    ックが入力されるものであることを特徴とする不揮発性
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】電気的書き換え可能な不揮発性メモリセル
    からなるメモリセルアレイと、所定の電圧振幅のクロッ
    クを出力する振幅拡大オシレータと、入力電圧を昇圧す
    る昇圧回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置であっ
    て、 前記振幅拡大オシレータは、電源からの第1の電圧及び
    第1の電圧よりも高い第2の電圧で駆動されて第2の電
    圧振幅のクロックを出力するものであり、前記昇圧回路
    は、第2の電圧振幅のクロックを入力して第2の電圧で
    駆動されるものであることを特徴とする不揮発性半導体
    記憶装置。
  3. 【請求項3】前記昇圧回路は、前記メモリセルの書き換
    えのために第2の電圧よりも高い高電圧を発生するもの
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の不揮発性
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記書き換えのための高電圧は負電圧であ
    り、その絶対値が第2の電圧の絶対値よりも大きいこと
    を特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】電気的書き換え可能な不揮発性メモリセル
    からなるメモリセルアレイと、電源電圧をそれよりも高
    い第2の電圧に変換するDC−DCコンバータと、電源
    からの第1の電圧及び第2の電圧で駆動されて第2の電
    圧振幅のクロックを出力する振幅拡大オシレータと、第
    2の電圧振幅のクロックを入力して第2の電圧で駆動さ
    れ、前記メモリセルの書き換えのための電圧を発生する
    昇圧回路とを具備してなることを特徴とする記憶システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000030505A (ko) * 2000-03-04 2000-06-05 김태진 반도체장치의 승압회로

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