JPH06222387A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06222387A
JPH06222387A JP864893A JP864893A JPH06222387A JP H06222387 A JPH06222387 A JP H06222387A JP 864893 A JP864893 A JP 864893A JP 864893 A JP864893 A JP 864893A JP H06222387 A JPH06222387 A JP H06222387A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 pチャネル絶縁ゲート型FETの閾値電圧の
絶対値を、FETの特性を損なうことなく、かつ、nチ
ャネル絶縁ゲート型FETの閾値電圧の絶対値から独立
した状態で低減させて、高性能な半導体装置を提供す
る。 【構成】 CMOS回路における、pチャネルTFTの
ゲート絶縁膜3を、nチャネルTFTのゲート絶縁膜3
および4より薄く形成して、pチャネルTFTの閾値電
圧をnチャネルTFTの閾値電圧と独立して制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、nチャネル絶縁ゲート
型電界効果トランジスタ(以下FETと称する)および
pチャネル絶縁ゲート型FETを備えた液晶表示パネ
ル、密着型イメージセンサー、三次元ICなどの半導体
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の絶縁ゲート型FETとして薄膜ト
ランジスタ(以下TFTと称する)が知られている。ま
た、pチャネルTFTおよびnチャネルTFTを用いた
CMOS回路の基本回路の1つとして、CMOSインバ
ータがある。
【0003】図6(a)に、CMOSインバータの等価
回路を示し、図6(b)にその伝達特性を示す。このC
MOSインバータの閾値電圧VTHCは、以下のように表
される。
【0004】
【数1】
【0005】ここで、高性能のCMOS回路を得るため
に、以下の2つの条件を満足することが要求される。
【0006】その1つは、電源電圧の高レベル電圧と低
レベル電圧とを全く対称な特性とし、立ち上がり時間と
立ち下がり時間とを等しくすべく、
【0007】
【数2】
【0008】となるように設定することである。
【0009】もう1つは、電源電圧を低減させるべく、
VthpおよびVthnの両方の絶対値を充分小さくすること
である。
【0010】上記2つの条件を満足させるためには、V
thpをVthnと独立して制御する必要がある。
【0011】従来、VthpをVthnと独立して制御するた
めに、例えば、CHARACTERIZATION OF N-CHANNEL AND P-
CHANNEL LPCVD POLYSILICON MOSFETS H. Shichijo et.a
l.,IEDM 83,p202-p205(1983)に示されるように、チャネ
ル領域に不純物をドーピングする、所謂チャネルドーピ
ングが行われている。このチャネルドーピングを用いた
TFTの作製方法について、図5を参照して説明する。
【0012】まず、Siウェハー101を熱酸化してS
iO2からなる絶縁層102を厚み5000オングスト
ローム程度に形成する。この上に、LPCVD(減圧化
学気相成長法)により多結晶シリコン(p−Si)半導
体層103を厚み1500オングストロームに積層す
る。次に、イオン注入法により厚み500オングストロ
ームのダミー酸化膜を通して、ほう素(B)またはヒ素
(As)をチャネル領域103aにドーピングする。ド
ーズ量は、2×1011〜1×1013cm-2とする。ダミ
ー酸化膜を除去した後、半導体層103を熱酸化処理す
ることにより、厚み500オングストロームのゲート絶
縁膜104を形成する。その後、リンドープp−Siか
らなる厚み5000オングストロームのゲート電極10
5を形成する。ゲート電極をマスクとしてイオン注入法
により、半導体層103にソース・ドレイン領域103
bを形成する。以上により、TFTが作製される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法で
作製されたpチャネルTFTにおいては、上記文献に記
載されているように、p型の不純物をチャネルドーピン
グするとリーク電流が著しく増加してTFTの特性が損
なわれるので、チャネルドーピングは実用的な方法とは
言えない。
【0014】また、一般に、Vthpの絶対値はVthnの絶
対値に比べてかなり大きいとされている。このことは、
例えば、Processing and Device Performance of Low-T
emperature CMOS Poly-TFTs on 18.4-in.-Diagonal Sub
strater for AMLCD Application I.-W. Wu et.al.,SID
92 DIGEST, p-615-p-618に示されており、この文献で
は、Vthn=3.6V、Vthp=−12.5Vとなってい
る。よって、Vthpの絶対値をVthnの絶対値から独立し
て低減させる必要がある。
【0015】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、pチャネル絶縁ゲート型FETの閾
値電圧の絶対値を、FETの特性を損なうことなく、か
つ、nチャネル絶縁ゲート型FETの閾値電圧の絶対値
から独立させた状態で低減させ得る、高性能な半導体装
置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
絶縁性基板上に、nチャネル絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタおよびpチャネル絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタが、該pチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタのゲート絶縁膜の単位面積当りの容量を、該nチャ
ネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜
の単位面積当りの容量より大きくなるように形成されて
おり、そのことにより上記目的が達成される。
【0017】前記pチャネル絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタのゲート絶縁膜が、前記nチャネル絶縁ゲート
型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜より薄肉となっ
ていてもよい。
【0018】前記pチャネル絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタのゲート絶縁膜の少なくとも一部が、前記nチ
ャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート絶縁
膜より高い誘電率を有する材料からなっていてもよい。
【0019】
【作用】TFTの閾値電圧Vthは、一般に下記式で表さ
れる。
【0020】
【数3】
【0021】この式から理解されるように、Vthの絶対
値を低減させる方法の1つとしてCoxを大きくする方法
が考えられる。
【0022】本発明においては、pチャネル絶縁ゲート
型FETのCoxを、nチャネル絶縁ゲート型FETのC
oxに比べて大きくしている。pチャネル絶縁ゲート型F
ETのゲート絶縁膜をnチャネル絶縁ゲート型FETの
それより薄肉にすること、またはpチャネル絶縁ゲート
型FETのゲート絶縁膜をnチャネル絶縁ゲート型FE
Tのそれより高い誘電率を有する材料から形成すること
により、pチャネル絶縁ゲート型FETのVthを、nチ
ャネル絶縁ゲート型FETのVthから独立して制御する
ことができる。
【0023】
【実施例】以下に図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0024】(実施例1)図1(g)に、本発明の半導
体装置の一実施例を示す。この半導体装置は、絶縁性基
板1上に形成されたpチャネルTFTおよびnチャネル
TFTを備えている。pチャネルTFTにおいては、絶
縁性基板1上にソース領域・ドレイン領域および活性領
域を有する半導体層2pが形成され、その上に基板のほ
ぼ全面を覆うように絶縁膜4が形成されてゲート絶縁膜
となっている。その上に活性領域と対向するようにゲー
ト電極8pが形成され、ゲート電極8pを覆って層間絶
縁膜10が形成されている。さらに、ソース電極・ドレ
イン電極12pが形成されて、ゲート絶縁膜4および層
間絶縁膜10に形成されたコンタクトホール11pを介
してソース領域・ドレイン領域と電気的に接続されてい
る。また、nチャネルTFTにおいては、絶縁性基板1
上にソース領域・ドレイン領域および活性領域を有する
半導体層2nが形成されている。その上にnチャネルT
FT部分に絶縁膜3が形成され、さらに、基板のほぼ全
面を覆うように絶縁膜4が形成されて絶縁膜3および4
からなるゲート絶縁膜となっている。その上に活性領域
と対向するようにゲート電極8nが形成され、ゲート電
極8nを覆って層間絶縁膜10が形成されている。さら
に、ソース電極・ドレイン電極12nが形成されて、ゲ
ート絶縁膜4および層間絶縁膜10に形成されたコンタ
クトホール11nを介してソース領域・ドレイン領域と
電気的に接続されている。
【0025】このような構成の半導体装置は、例えば、
図1(a)〜(g)に示すような製造工程により作製す
ることができる。
【0026】まず、図1(a)に示すように、絶縁性基
板1の上に、LPCVD法により厚み800オングスト
ロームの非晶質シリコン(a−Si)膜を堆積し、これ
に熱処理を施してp−Si膜とする。これをエッチング
して半導体層2pおよび2nをそれぞれpチャネルTF
T領域およびnチャネルTFT領域に形成する。次に、
LPCVD法により、原料ガスSiH4およびN2O、圧
力50Pa、基板温度850℃の条件で、基板のほぼ全
面に厚み500オングストロームのSiO2からなる絶
縁膜3を形成する。
【0027】その後、図1(b)に示すように、絶縁膜
3のpチャネルTFT領域のみを除去する。
【0028】さらに、図1(c)に示すように、LPC
VD法により、原料ガスSiH4およびN2O、圧力50
Pa、基板温度850℃の条件で、基板のほぼ全面に厚
み500オングストロームのSiO2からなる絶縁膜4
を形成する。
【0029】次に、図1(d)に示すように、リンをド
ープしたSi膜からなるゲート電極8pおよび8nをそ
れぞれpチャネルTFT領域およびnチャネルTFT領
域に形成する。
【0030】その後、図1(e)に示すように、フォト
レジスト9pをpチャネルTFT部分に形成する。その
状態で、半導体層2nに加速電圧100keV、不純物
密度1×1015cm-2の条件でリン(31+)をイオン
注入してnチャネルTFTのソース領域およびドレイン
領域を形成する。この時、ゲート電極8nの遮へい効果
によって、TFTの活性領域には不純物はイオン注入さ
れない。
【0031】さらに、図1(f)に示すように、フォト
レジスト9nをnチャネルTFT部分に形成する。その
状態で、半導体層2pに加速電圧30keV、不純物密
度1×1015cm-2の条件でほう素(11+)をイオン
注入してpチャネルTFTのソース領域およびドレイン
領域を形成する。この時、ゲート電極8pの遮へい効果
によって、TFTの活性領域には不純物はイオン注入さ
れない。
【0032】続いて、CVD法により、厚み5000オ
ングストロームのSiO2からなる層間絶縁膜10をゲ
ート電極8pおよび8nを覆うようにして形成する。そ
の状態の基板に、N2雰囲気下、温度950℃で30分
間熱処理を行い、不純物を不活性化する。
【0033】さらに、図1(g)に示すように、絶縁膜
3、4および層間絶縁膜10の所定部分を除去して、ソ
ース領域・ドレイン領域に達するようにコンタクトホー
ル11pおよび11nをそれぞれpチャネルTFT領域
およびnチャネルTFT領域に形成する。次に、Alを
用いて、ソース領域・ドレイン領域に達するソース電極
・ドレイン電極12pおよび12nをそれぞれpチャネ
ルTFT領域およびnチャネルTFT領域に形成する。
【0034】以上の工程により、pチャネルTFTおよ
びnチャネルTFTを備えた半導体装置が得られる。
【0035】この実施例においては、pチャネルTFT
のゲート絶縁膜は絶縁膜3であり、500オングストロ
ームである。また、nチャネルTFTのゲート絶縁膜は
絶縁膜3および4からなり、1000オングストローム
である。よって、pチャネルTFTのゲート絶縁膜をn
チャネルTFTのゲート絶縁膜に比べて薄く形成するこ
とができた。また、ゲート長5μmのTFTについて、
Vthp=−3.5V、Vthn=3.5Vとなり、CMOS
回路を高性能化するために、充分小さい絶対値とするこ
とができた。
【0036】上記実施例において、SiO2を用いて絶
縁膜3および4を形成したが、Si34やTa25など
を用いて形成してもよい。
【0037】(実施例2)図2(f)に、本発明の半導
体装置の他の実施例を示す。この半導体装置において
は、nチャネルTFTのゲート絶縁膜としてSiO2
らなる絶縁膜6および7が形成されており、pチャネル
TFTのゲート絶縁膜としてSiO2からなる絶縁膜
3、7およびSi34からなる高誘電率絶縁膜5が形成
されている。
【0038】このような構成の半導体装置は、例えば、
図2(a)〜(f)に示すような製造工程により作製す
ることができる。
【0039】まず、図2(a)に示すように、絶縁性基
板1の上に、LPCVD法により厚み800オングスト
ロームの非晶質シリコン(a−Si)膜を堆積し、これ
に熱処理を施してp−Si膜とする。これをエッチング
して半導体層2pおよび2nをそれぞれpチャネルTF
T領域およびnチャネルTFT領域に形成する。次に、
LPCVD法により、原料ガスSiH4およびN2O、圧
力50Pa、基板温度850℃の条件で、基板のほぼ全
面に厚み150オングストロームのSiO2からなる絶
縁膜3を形成する。続いて、LPCVD法により、原料
ガスSiH2Cl2(ジクロロシラン)およびNH3、圧
力50Pa、基板温度850℃の条件で、基板のほぼ全
面に厚み300オングストロームのSi34からなる高
誘電率絶縁膜5を形成する。
【0040】その後、図2(b)に示すように、絶縁膜
3および高誘電率絶縁膜5のnチャネルTFT領域のみ
を除去する。
【0041】さらに、図2(c)に示すように、LPC
VD法により、原料ガスSiH4およびN2O、圧力50
Pa、基板温度850℃の条件で、基板のほぼ全面に厚
み800オングストロームのSiO2からなる絶縁膜6
を形成する。
【0042】その後、図2(d)に示すように、絶縁膜
6のpチャネルTFT領域のみを除去する。希HF水溶
液を用いるとSi34からなる高誘電率絶縁膜5はエッ
チングされないので、pチャネルTFT領域のSiO2
からなる絶縁膜6のみをエッチングすることができる。
【0043】次に、図2(e)に示すように、LPCV
D法により、原料ガスSiH4およびN2O、圧力50P
a、基板温度850℃の条件で、基板のほぼ全面に厚み
200オングストロームのSiO2からなる絶縁膜7を
形成する。
【0044】次に、図2(f)に示すように、リンをド
ープしたSi膜からなるゲート電極8pおよび8nをそ
れぞれpチャネルTFT領域およびnチャネルTFT領
域に形成する。
【0045】その後、フォトレジストをpチャネルTF
T部分に形成する。その状態で、半導体層2nに加速電
圧100keV、不純物密度1×1015cm-2の条件で
リン(31+)をイオン注入してnチャネルTFTのソ
ース領域およびドレイン領域を形成する。この時、ゲー
ト電極8nの遮へい効果によって、TFTの活性領域に
は不純物はイオン注入されない。
【0046】さらに、フォトレジストをnチャネルTF
T部分に形成する。その状態で、半導体層2pに加速電
圧60keV、不純物密度1×1015cm-2の条件でほ
う素(11+)をイオン注入してpチャネルTFTのソ
ース領域およびドレイン領域を形成する。この時、ゲー
ト電極8pの遮へい効果によって、TFTの活性領域に
は不純物はイオン注入されない。
【0047】続いて、CVD法により、厚み5000オ
ングストロームのSiO2からなる層間絶縁膜10をゲ
ート電極8pおよび8nを覆うようにして形成する。そ
の状態の基板に、N2雰囲気下、温度950℃で30分
間熱処理を行い、不純物を不活性化する。
【0048】さらに、絶縁膜3、5、6、7および層間
絶縁膜10の所定部分を除去して、ソース領域・ドレイ
ン領域に達するようにコンタクトホール11pおよび1
1nをそれぞれpチャネルTFT領域およびnチャネル
TFT領域に形成する。次に、Alを用いて、ソース領
域・ドレイン領域に達するソース電極・ドレイン電極1
2pおよび12nをそれぞれpチャネルTFT領域およ
びnチャネルTFT領域に形成する。
【0049】以上の工程により、pチャネルTFTおよ
びnチャネルTFTを備えた半導体装置が得られる。
【0050】この実施例においては、pチャネルTFT
のゲート絶縁膜はSiO2からなる絶縁膜3、7および
Si34からなる高誘電率絶縁膜5からなり、SiO2
換算で厚み500オングストロームである。また、nチ
ャネルTFTのゲート絶縁膜はSiO2からなる絶縁膜
6および7からなり、1000オングストロームであ
る。SiO2の比誘電率εは3.9程度であり、Si3
4のεは7.8程度である。よって、pチャネルTFT
のゲート絶縁膜をnチャネルTFTのゲート絶縁膜に比
べてεの高い材料を含んだ構成とすることができた。ま
た、ゲート長5μmのTFTについて、Vthp=−2.
9V、Vthn=3.5Vとなり、CMOS回路を高性能
化するために、充分小さい絶対値とすることができた。
【0051】上記実施例において、Si34を用いて高
誘電率絶縁膜5を形成したが、Ta25などを用いて形
成してもよい。
【0052】以上、本発明の実施例について、具体的に
説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、各種の変形が可能である。
【0053】例えば、p−Siからなる半導体層以外
に、微結晶シリコン半導体層、あるいは非晶質シリコン
半導体層を用いることもできる。TFTの構成も上記に
限られず、例えば、図3および図4に示すような逆スタ
ッガ型のTFTとすることができる。また、絶縁ゲート
型電界効果トランジスタであれば、TFT以外であって
も適用することができる。また、CMOS回路以外の回
路に適用することもできる。
【0054】上記において、nチャネル絶縁ゲート型F
ETおよびpチャネル絶縁ゲート型FETのゲート絶縁
膜の膜厚および材料を各々変えることにより、各々のV
thを独立して制御することができ、回路の特性を最適化
して高性能な半導体装置を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、nチャネル絶縁ゲート型FETおよびpチャ
ネル絶縁ゲート型FETのVthを独立して制御して、そ
の絶対値を低減させることができるので、高性能な半導
体装置を得ることができる。よって、高解像度の液晶表
示パネル、高速で高解像度の密着型イメージセンサーお
よび3次元ICなどを実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の半導体装置の製造工程を示
す断面図である。
【図2】本発明の実施例2の半導体装置の製造工程を示
す断面図である。
【図3】本発明の半導体装置の他の実施例を示す断面図
である。
【図4】本発明の半導体装置の他の実施例を示す断面図
である。
【図5】従来の半導体装置を示す断面図である。
【図6】CMOSインバータの等価回路と伝達特性を示
す図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2p、2n 半導体層 3、4、6、7 絶縁膜 5 高誘電率絶縁膜 8p、8n ゲート電極 9 フォトレジスト 10p、10n 層間絶縁膜 11p、11n コンタクトホール 12p、12n ソース電極・ドレイン電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に、nチャネル絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタおよびpチャネル絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタが、該pチャネル絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタのゲート絶縁膜の単位面積当りの容
    量を、該nチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
    のゲート絶縁膜の単位面積当りの容量より大きくなるよ
    うに形成されている半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記pチャネル絶縁ゲート型電界効果ト
    ランジスタのゲート絶縁膜が、前記nチャネル絶縁ゲー
    ト型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜より薄肉とな
    っている請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記pチャネル絶縁ゲート型電界効果ト
    ランジスタのゲート絶縁膜の少なくとも一部が、前記n
    チャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート絶
    縁膜より高い誘電率を有する材料からなっている請求項
    1に記載の半導体装置。
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