JPH06219920A - 化粧品組成物 - Google Patents

化粧品組成物

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JPH06219920A
JPH06219920A JP5266075A JP26607593A JPH06219920A JP H06219920 A JPH06219920 A JP H06219920A JP 5266075 A JP5266075 A JP 5266075A JP 26607593 A JP26607593 A JP 26607593A JP H06219920 A JPH06219920 A JP H06219920A
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RITA CORP
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Mountain Lake Manufacturing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油分が低減され、有効な感触効果を呈する、
特に、水溶性繊維を含有した化粧品を提供する。 【構成】 約4〜6重量%のβ−グルカン、約1〜5重
量%の脂肪、約80〜94重量%の炭水化物類、および8重
量%未満のタンパク質からなる水溶性繊維を水に分散さ
せ、熱水中にてペーストを生成せしめ、これを約1〜5
分間混合し、次いでこのペーストを冷却して得られた化
粧品成分を、1種以上の安定な化粧品成分を混合して化
粧品を調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に化粧品組成物、特
に、化粧品組成物への水溶性繊維の用途に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】化粧
品の成分は、化粧品を有用なものにするために、一定の
品質を維持する必要はある。 例えば、化粧品組成物
は、皮膚に適用した時に、有効または快適な感触または
触感覚を付与するために、一般に、鉱油および/または
石油を含有している。
【0003】一般に化粧品は、べたついたりグリース状
ではなく、潤滑性および平滑な触感を有していなければ
ならない。 化粧品は、また非刺激性でなければならな
い。
【0004】最終製品によっては、化粧品は皮膚に吸収
され易くなければならず、また所定の粘度要件を満たさ
ねばならない。 化粧品は、水で皮膚から容易にすすぎ
落せなければならない。 また一般に、化粧品は、(a)
化粧品を皮膚に塗布した時と、化粧品が乾燥した時にご
く小さな粘着性を有し、かつ(b) 湿潤感がなければなら
ず、その一方で、(c) 磨耗性があってはならない。 こ
れら特性は、化粧品の「有効な感触効果」と称されてい
る。 最後に、化粧品は、病原体またはグラム陰性菌な
どの多くの公知の細菌感染症の原因となる因子を含んで
はならない。 実際のところ、化粧品の場合、この最後
の事項に関して、食品よりはるかに厳格な条件を満たさ
ねばならない。
【0005】感触効果に加えて、他の特別な特性を得る
ための、化粧品に添加すべき有用な化粧品成分が望まれ
ている。 これら特性としては、例えば、懸濁特性、乳
濁液安定化特性および粘度上昇特性がある。
【0006】これら特性が要望される化粧品の種類とし
ては;ローション類、メーキャップ用品、ハンドクリー
ナー類、シャンプー類、ヘヤコンディショナー類、シェ
ーブクリーム類、モイスチャライザー類、髭そり後のロ
ーション類、にきび製剤類、クレンザー類、石鹸類、防
臭スティック類、浴用製品類、および他の小物類があ
る。
【0007】懸濁特性には、非常に小さな粒子を液体媒
体中に均一に分散させる性能が含まれる。 固体を懸濁
させるこの性能を得るのに有効な化粧品成分は、極端な
粘度を必要とする固体を懸濁させる性能を有していなけ
ればならない。 過度の粘度が必要な場合は、懸濁剤を
必要とする化粧品が実用に供せなくなることがある。
【0008】その上、有用な成分粘度が、化粧品を適当
期間だけ貯蔵させるためにも、長期間の時間経過と共に
大きく増大するのは好ましくない。 これは、その懸濁
特性のために使用される多くの粘土類が直面する現象で
ある。 また、懸濁された固体もしくは粒子は時間の経
過と共に沈澱する傾向があってはならない。 さらに、
有用成分は、皮膚に塗布した場合に、有効な感触効果を
呈さねばならず、温度に対して安定でなければならず、
かつ起泡を必要とする場合に製品の泡生成を抑制するも
のであってはならない。
【0009】懸濁剤として、ケイ酸マグネシウムアルミ
ニウムまたはカルボマー類のゲルが試用されている。
しかしながら、ある例によると、カルボマー樹脂がイオ
ン性クレンジング剤と不相容性なためにカルボマー類が
使用できず、その結果は満足のゆくものではなかった。
【0010】最近では、健康と美容の観点から油類が否
定的に見られるようになってきたことから、「油分無
し」および「脂肪無し」の製品を消費者に提供する必要
性が高まってきているため、化粧品中へ一般に使われて
いる鉱油および/または石油を、他の化合物と置換する
ことが望まれている。 さらに、鉱油は皮膚孔詰まりを
助長し、皮膚の発疹または「面鞁形成症」として知られ
ている症状を招くことになる。 また、鉱油を含有して
いない場合、化粧品は水による洗浄性能が向上し、かつ
皮膚に対する汚れの吸着が少なくなる。 さらに、鉱油
もしくは石油を含有していない化粧品は、消費者にとっ
て、洗浄が楽に感じられる。
【0011】エステル類、ポリエチレングリコール化合
物類、およびとうもろこし油が、鉱油および/または石
油の使用を避けるために利用されてきた。 しかし、こ
れらの化合物によって得られた結果は、(a) 調製コスト
または(b) 作業レベルのコストの比較に基づいたコスト
が高いなどの理由によって、不満足なものであった。
【0012】また、上記化合物類は、必要な安定性を得
るために、一層慎重な調合を必要とする場合がある。
【0013】コンディショニングシャンプーの市場にお
いて、シリコーンシャンプー類の市場拡大が最近認めら
れる。 有効なコンディショナーは、例えば、毛髪に有
利な湿潤時の櫛通り性と乾燥時の櫛通り性を付与しなけ
ればならない。 しかも、毛髪のコンディショニングを
するためのシリコーン類は、そのシャンプー系への相容
性が求められる。 例えば、シリコーンは、製品の使用
期間中、シャンプー全体に分散したままでなければなら
ない。 これを達成するためには、製品は注意深く調合
する必要があり、かつ特別の加工設備を要する場合があ
る。 さらに、有用なシャンプーは充分な発泡性能を備
えていなければならない。 しかし、シリコーンのコン
ディショナーは泡抑制剤であるから、シリコーン含有シ
ャンプーはこの問題を克服するように調合しなければな
らず、泡の抑制を補償する試みをした処方の場合でさえ
も、ほとんどすべての製品において、発泡は折衷的なも
のであった。 また、コンディショニング成分も、有効
な感触効果を、製品の使用期間中の安定性と併せて、先
に考察した有効な特性を備えていなければならない。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点の
一つ以上を克服することを目的としている。
【0015】したがって、本発明の一つの目的は、有効
な感触効果を有し、ならびに鉱油および/または石油を
含有せず、および/または所定配合に必要な鉱油および
/また石油の量を有効に減少させた化粧品を提供するこ
とである。
【0016】本発明の他の目的は、有効な懸濁液特性を
有する新規で有用な化粧品成分を提供することである。
【0017】本発明のさらに他の目的は、表皮コンディ
ショナーとして作用する新規で有用な化粧品成分を提供
することである。
【0018】本発明は、一般に化粧品の製造に関し、特
に、水溶性繊維の化粧品成分を含有する化粧品の製造に
関する。
【0019】本発明の方法によれば、化粧品成分とし
て、まず、約4〜6重量%のβ−グルカン、約1〜5重
量%の脂肪、約80〜94重量%の炭水化物類、および約8
重量%未満のタンパク質で構成された水溶性繊維を、熱
水に分散させることによって製造される。 つまり、水
溶性繊維が熱水でペーストを形成した後、そのペースト
を1〜5分間混合し、その後、ペーストを冷却させ、次
に、一種以上の他の安定な化粧品成分と混合して化粧品
を製造する。
【0020】また本発明は、(a) 約4.0 〜約8.0 重量%
の水;(b) 約4.5 〜約5.5 重量%のβ−グルカン;(c)
8.0重量%未満のタンパク質;(d) 約2.0 〜3.0 重量%
の灰分;(e) 約1.0 〜約5.0 重量%の脂肪;および(f)
約80〜約94重量%の炭水化物からなる新規な化粧品成分
を提供するものである。 水溶性繊維の化粧品成分は、
(a) プロポキシル化反応、(b) エトキシル化反応、(c)
四級化反応、または(d)脂肪酸縮合反応によって修飾
して繊維の化粧品特性を向上させることは、本発明の適
用範囲に含まれる。 四級化反応は、化粧品成分の直
接作用と静止還元を促進し、一方プロポキシル化反応、
エトキシル化反応、および脂肪酸縮合反応は、化粧品成
分の表面湿潤特性を向上させると考えられる。
【0021】他の特徴と利点は、特許が請求され、開示
されている方法と生成物に固有のもの、あるいは当業者
が以下の詳細な説明から明らかになるものである。
【0022】本発明は、水溶性繊維の化粧品成分を含有
する化粧品の製造を開示するものである。 化粧品繊維
成分は本発明に従って適切な繊維組成物から製造され
る。
【0023】本発明への使用に適切な繊維組成物は、In
glett の米国特許第 5,082,673号に開示された方法で製
造された改質エンバク粉から誘導することができる。
なお、この特許の開示内容は本願明細書に援用するもの
とする。
【0024】本発明に使用するのに好ましい繊維組成物
は、種々の比率の(1→4)および(1→3)結合のβ
-D- グルコピラノシル単位で構成された、分枝していな
い多糖類であるエンバクの胚乳のβ−グルカンの混合結
合物である。 この多糖は、大麦、ライグラス、タケ、
ヤエナリ、多数の地衣類、および各種の草類を含むエン
バク以外の多くの穀物の組織に観られる。 この多糖の
組成物は、一般に、約70%の1→4結合β-D- グルコピ
ラノシル単位と、約30%の1→3結合のβ-D-グルコピ
ラノシル単位で製造される。 全エンバク粉は、約3〜
4重量%の脂肪、約12〜16重量%のタンパク質を含有
し、残りは炭水化物またはデンプンである。
【0025】エンバク粉(デンプン)の加水分解は、温
度を上昇させて、α−アミラーゼでデンプンのアミロー
スとアミロペクチンの連鎖を開裂することによって行わ
れる。 この反応によって繊維の液体画分および不溶性
繊維タンパク質、すなわち脂質複合体が生成する。 反
応期間が終ってから、酵素は高温および/または低pH
条件によって不活性化する。 この種のデンプンは粒状
で産出する。 デンプン粒は冷水には溶解しないが、
粉砕によって破壊すると冷水中で膨潤してゲル化する。
無傷のデンプン粒を温湯で処理すると、デンプン可溶
性部分が外部に拡散する。 熱水中ではデンプン粒は、
破裂するまで膨潤する。 一般にデンプンは、水溶性画
分であるアミロースを約20%、および水に不溶性のアミ
ロペクチンを約80%含有している。 しかし、アミロー
スとアミロペクチンは、α−アミラーゼで加水分解され
ると、生成する成分は、水不溶性で低分子量の多糖類、
またはマルトース、D−グルコースおよびβ−グルカン
である。 加水分解反応を行い酵素を不活性化した後、
不溶性成分を遠心分離によって除いて、低デキストロー
ス当等量マルトデキストリン酸が豊富な可溶性画分と5
%グルカンを残す。
【0026】β−Dグルカンを含有するエンバクガム類
は、産業上価値がある可能性を有するヒドロコロイド、
および治療的価値を有する可能性がある重要な食事療法
の成分であることが確認されている。 最近の臨床試験
と動物実験によって、可溶性エンバク繊維がヒトのグル
コース代謝を調節し、ヒトの血清のコレステロールを減
少させる価値があることが分かった。
【0027】本発明によれば、化粧品成分は、好ましく
は、まず、約4〜6重量%のβ−グルカン、約1〜5重
量%の脂肪、約80〜94重量%の炭水化物類、および約8
重量%未満のタンパク質で構成された水溶性繊維組成物
を熱水に分散させることによって製造される。 水溶性
繊維を熱水でペーストにした後、そのペーストを1〜5
分間混合する。 混合してからペーストを冷却させ、次
いで一種以上の安定な化粧品成分と混合して化粧品を製
造する。
【0028】
【実施例】本発明の好ましい実施態様では、水溶性繊維
組成物は下記の組成を有している。
【0029】
【表1】
【0030】この繊維組成物は一般に粉末の形態であ
り、タルク様の触感を有し、ベージュ色に近い色をして
いる。 この組成物は、取扱いと貯蔵が容易である。
繊維組成物は、水溶液では、組成物中に痕跡の脂肪が存
在するため濁っており褐色もしくは黄色である。 繊維
組成物の香りは好ましい香りで、オートミールの香りに
似ている。 組成物の微生物数値は、グラム当たり 100
未満の総平板菌数という低い値であり、これは化粧品に
用いられる材料に求められるものである。 繊維組成物
はグラム陰性菌と病原体を全く含有していない。
【0031】上記の繊維組成物は、Specialty Grain Pr
oducts社から、商品名TRIM CHOICE(登録商標)で市販
されている。 本発明の化粧品成分を製造する際には、
粉末の形態の繊維組成物を、約 100℃の温度の沸騰水中
に分散させることが好ましい(これ以上の高温では取扱
い上の問題が起こる)。 次に、この分散液を、約1〜
5分間、好ましくは約2分間、Waring blenderで混合す
る。 この混合法は、市販のブレンダーを用い、中位速
度〜高速度で行われる標準的な方法である。熱水に入れ
て混合することによってゲルが生成する。
【0032】混合後、ゲルは約4℃(華氏40度) まで、
または望ましい粘度が得られるまで冷却される。 粘度
は、(回転スピンドルを備えた)ブルックフィールド粘
度計で測定することが好ましい。 粘度は、約 100セン
チポワズ(非常に水分が多い)〜200,000 センチポワズ
(硬いペースト)が好ましいが、望ましい粘度は、(a)
最終生成物が利用される化粧品と(b) 取扱い上の問題に
よって決定される。
【0033】この行程を終えた後の生成物は、「ペース
ト」、「繊維成分」または「化粧品成分」と称されてい
る。
【0034】次に、得られたペースト、すなわち、繊維
成分は、化粧品を製造するために、一種以上の安定な化
粧品化合物と共に混合される。 繊維成分を一種以上の
安定な化粧品化合物と混合すると、その繊維成分は、優
れた感触効果を有する化粧品を提供し、化粧製品中の油
類、脂肪類、ワックス類およびワセリンの代替品として
使用できる。
【0035】本発明に従って製造される製品としては、
ローション類、メーキャップ用品、ハンドクリーナー
類、シャンプー類、ふけ防止シャンプー類、ヘアコンデ
ィショナー類、シェーブクリーム類、モイスチャライザ
ー類、アフターシェービングローション、にきび製剤、
クレンザー類、防臭スティック類、浴用製品および他の
小物類などが含まれる。 そして、本発明によって製造
した製品は、安全性、皮膚の無刺激性、価格競争性、配
合の容易性、適切な感触効果、油ベースの組成物よりも
清浄で軽快な感触、および時間の経過に伴う懸濁固体の
沈澱抑止などの諸性質を伴うものである。
【0036】食品として、上記繊維成分は「GRAS」(一
般に安全とみなされている)と考えられている。 本発
明によって製造される繊維成分も、化粧品への適用にあ
たっては安全である。 ヒトに対する繰返し損傷パッチ
テストの結果が示すように、局所投与は非毒性である。
また本発明の繊維成分は、 Advanced TissueSciences
Skin Model ZK 1300 を用いたin vitro試験によって示
されるように、非細胞毒性で、眼に対して非刺激性であ
る。 本発明の繊維成分を摂取しても非毒性であること
は、動物に対して行った給餌試験によって確認されてい
る。 さらに、本発明の繊維成分は非刺激性でかつ非感
作性である。 また、本発明の繊維成分は、in vitro皮
膚モデル試験法で試験した。
【0037】本発明に有用な繊維成分は水溶性である
が、小さな割合で脂肪を含有し、組成物の一部に存在す
るタンパク質のために、濁った溶液を生成する。 ま
た、その繊維成分は、2%の濃度まででは、グリセリン
に溶解性である。 グリセリンで生成する溶液も濁って
いる。 濃度が2%を越えると、繊維成分はそれ自体グ
リセリンに分散し始め、粘度が比例して上昇する。
【0038】本発明の化粧品成分を、本願出願人は「リ
タベナ5(RITAVENA 5)」と称することとした。
【0039】以下の表2に、繊維成分の各種溶媒に対す
る溶解性を示した。
【0040】
【表2】
【0041】室温下では、繊維成分水溶液の粘度は、約
12%の濃度まではわずかに増大し、12%〜25%の濃度で
は急速に増大する。 下記表3は、繊維成分水溶液の粘
度と濃度の関係を示す。 試料を低温で平衡化するとよ
り、ひきしまったゲルが形成することが分かるであろ
う。
【0042】
【表3】
【0043】また繊維成分水溶液の粘度は温度に依存し
ている。 20%水溶液を調製し、試料の温度を4℃〜3
7.8℃まで上昇させて種々の温度で粘度を測定した。
その結果を下記表4に示した。 粘度はすべて、10rpm
のスピンドル#TB を用い、ブルックフィールド粘度計
で、表示した温度下で行った。
【0044】
【表4】
【0045】冷蔵温度(4℃)において物質は膨潤する
ので、製造目的に合致した実用的な方法ではない。 そ
れ故、室温で貯蔵した場合における、平衡粘度に到達す
るのに必要な時間を測定した。 1週間後に平衡に達し
た。 その試験結果を表5に示した。 この試験結果
は、完成調製物の粘度が、完全に平衡に達する前の7日
間は時間の経過と共に増大すると考えられることを示し
ている。 粘度はすべてスピンドルTEを10rpm で用い、
ブルックフィールドRVF 粘度計で、室温下で測定した。
なお、本発明の化粧品成分を用いる25%溶液を、100
℃に加熱した水を用いて調製し、次に、その溶液を25℃
まで冷却した。 粘度は、24時間後、25℃で測定したも
のである。
【0046】
【表5】
【0047】本発明の化粧品成分として用いる20%溶液
を、100 ℃に加熱した水を用いて調製した。 次いで、
その溶液を、3〜4時間、 4.4℃に冷却した。 それぞ
れの試料を、華氏40度、華氏70度、および華氏 110度で
貯蔵した。 粘度は、24時間間隔で計測した。 粘度
は、すべて指定の温度で測定した(表6参照)。
【0048】
【表6】
【0049】粘度は、本発明の化粧品成分の水溶液のpH
によっても左右される。 化粧品成分20%溶液を、 100
℃で調製し、4℃で16時間コンディショニングを行い、
次いで室温に戻した。 6種の試料を表7に示すpH値で
調製した。 粘度を、 10rpmのスピンドルTCを用いて、
ブルックフィールドRVF 粘度計で測定した。 試験した
範囲内 (pH4.6 〜8.8)で、pHは試料系の粘度に実質的な
影響を与えないと考えられる。 その結果を、表7に示
す。
【0050】
【表7】
【0051】上記した繊維成分は、他の安定な化粧品成
分と混合して各種の化粧品を調製することができる。
本発明の繊維成分に対して、少なくとも三つの態様の用
途がある。
【0052】実施態様:1〔触感作用〕 本発明の繊維成分の有効で、新規な感触効果、すなわ
ち、繊維成分の「肌ざわり」のために、化粧品中の鉱
油、ワックス類、脂肪類、石油などの炭化水素含有油類
の代わりに繊維成分を用い、さらに化粧品に適切な感触
効果を付与することができる。 本発明の繊維成分は、
約0.5 〜15.0重量%、好ましくは、約1〜3重量%で用
いることができる。
【0053】本発明の他の態様では、繊維成分をある種
の「カルボマー」のゲルと共に用いる。 カルボマー
は、架橋結合を有するアクリレートであり、カルボマー
自体を含む他のすべての物質との凝集性がないと報告さ
れている。 このようなカルボマーの一つが、市販のア
クリタマー(商品名:登録商標:R.I.T.A.社)である。
【0054】本発明に従って使用されるカルボマー類と
しては、次のCTFA命名のカルボマー、すなわち、940 、
934 および941 があるが、カルボマー940 が好ましい。
カルボマーのゲルは充分には凝集せず、ゲルの粒子は
互いに分離して皮膚から流れさる。 しかし、繊維成分
を、化粧品に用いるカルボマーと共に用いると、ゲル
は、カルボマー単独の場合よりもはるかに凝集性で、か
つ使用可能な感触を呈する。 また、繊維成分を添加す
ると、(a) 粘度が上昇し、および(b) 水ベースのガムで
はなくて皮膚緩和油の感触を有する優れた潤滑性を混合
物に付与する。 本発明の他の態様では、繊維成分は、
カルボマー(約1%)およびカルボキシメチルセルロー
ス(約 0.1%)の双方と共に使用される。
【0055】本発明に従って多数の化粧品を調製した
が、繊維成分は、一つ以上の安定な化粧品成分と混合し
た後、有効な感触効果をもたらした。 その試験結果を
表8〜表14に示した。
【0056】非常に単純な系では、0.5 〜5.0 %の化粧
品成分「リタベナ5」を、1%のアクリタマー934 (カ
ルボマー934)と共に用いた。 アクリタマー934 とリタ
ベナ5を各1%含有している場合のテクスチャは、感触
に関する測定において、白色ワセリンと類似していた。
ブルックフィールド粘度系で測定した結果、ワセリン
の方が粘度が高いことが認められた(表8参照)。
【0057】
【表8】
【0058】リタベナ5を添加すると、1%アクリタマ
ー934 のゲルのコンシステンシーに対して、次のような
明確な作用をする。
【0059】1.凝集性の付与: カルボマーゲルは充
分には凝集しない。 ゲルの粒子は互いに分離して生成
物は皮膚から流される。 リタベナ5を加えると、生成
物を凝集させる。 リタベナ5は、それ自体付着し、か
つそれが接触する面に付着する。
【0060】2.粘度の増大: アクリタマーとリタベ
ナ5の間に、粘度付加作用がある。
【0061】3.潤滑性: 得られた混合物は優れた潤
滑性を備えている。 この混合物は、水ベースのガムで
はなく、皮膚緩和油のゲルのような感触を呈する。
【0062】これらの利点から、オイルベース系の感触
は、擦り込むことが容易で、グリース状態が無く、およ
びリタベナ5系の水混和性を保持しながら、反復もしく
は改善される。
【0063】先に述べた1%のリタベナ5と、1%のア
クリアマー934 を含有するゲルの、ワセリンに対するパ
ネルテストを行った。 製品の選択について質問した。
表9に示したように、リタベナ5の水性ゲルがすべて
の領域で選択されたことが判明した。 リタベナ5のゲ
ルが、感触と塗布の容易性について選択されたことは、
特に注目すべきである。
【0064】これらの作用は、より高級な配合にも充分
応用できるものと考えられる。 乳濁液の美顔クレンザ
ーを、8%の鉱油を用いて調製し、鉱油無しで3%のリ
タベナ5を含有し、鉱油を含有しない配合物と比較し
た。 リタベナ5系は、次の点について鉱油系を、25%
〜75%を越えて選択された。
【0065】1) より豪華に感じられる; 2) 皮膚から一層容易にすすぎ落ちる; 3) 皮膚をすすいだ後のローションの感触が優れてい
る;および 4) ローションが乾燥した後、その皮膚感触が充分に保
持されている。
【0066】
【表9】
【0067】表10に、本発明に従って製造した新規なモ
イスチャライザー6種の試料組成を示した。 これらモ
イスチャライザー試料の試験結果は、満足すべき性能を
示した。 X-b 、X-c のモイスチャライザーは、鉱油を
実質的に含有していないことが特徴であった。 すなわ
ち、その組成物は、他の成分を添加することによって、
故意ではなく、または無意識に加えられた油以外に、5
重量%未満の油を含有している。 X-a 、X-d 、X-e お
よびX-f では、種々の量の鉱油を組成物に加えて、油中
水形乳濁液系中の鉱油を部分的に置換している。 得ら
れた組成物は、グリース様状態が減少し、優れた感触と
擦り込み特性を備えていた。
【0068】
【表10】
【0069】表11では、本発明に従って調製した新規な
モイスチャライザー試料と対照試料の組成とその性能を
比較した。 これらのモイスチャライザー試料は、新規
な化粧品成分が、化粧製品の安定性に対して明確な効果
がある系を示している。
【0070】
【表11】
【0071】表12には、本発明に従って調製した新規な
洗浄剤3種の試料の組成と性能を示してある。 洗浄剤
試料は満足すべき性能を示した。
【0072】
【表12】
【0073】表13には、本発明に従って調製した新規な
クレンザー2種の試料の組成を示している。 これは、
炭化水素を新規な化粧品成分で代替した用途の例であ
る。
【0074】これらモイスチャライザー試料は満足すべ
き性能を示し、鉱油を含有する化粧品に優る、改善され
た発泡性能を示した。
【0075】
【表13】
【0076】表14には、本発明に従って調製した新規な
化粧品2種の試料の粘度を示している。 試料を、ワセ
リンの対照品と比較する。 これは新規な化粧品成分で
炭化水素を代替した別の実施例である。
【0077】
【表14】
【0078】実施態様:2〔懸濁特性〕 本発明の他の特徴によって、繊維成分が、1種以上の安
定な化粧品化合物と混合した後、懸濁剤として機能する
化粧品を製造することができる。 繊維成分が、懸濁剤
として有効な化粧製品としては、液体メーキャップ用
品、表皮剥脱材入りクレンザー類、ふけ防止シャンプー
類、および日焼け止め剤類などがある。
【0079】繊維成分の懸濁化特性によって、顔料、ふ
け防止剤、不透明剤、および表皮剥脱剤などの固体成分
を懸濁させることができる。 さらに、具体的には、本
発明に従って、硫黄、クルミの外皮、二酸化チタン、二
硫化セレン、酸化鉄類、酸化アルミニウム類、軽石、メ
ーキャップ用顔料、および亜鉛オマジンなどの有用物質
を懸濁させることができる。
【0080】本発明の好ましい態様によって、ふけ防止
シャンプーは、2重量%の硫黄を懸濁させるために、繊
維成分を2〜4重量%、好ましくは、3重量%使用して
製造される。 硫黄は、長期間にわたってシャンプーか
ら沈澱することはない。 本発明のさらに別の態様によ
って、液体のアイシャドウと液体のアイファンデーショ
ンを調製することができる。 繊維成分は、メーキャッ
プ用顔料を懸濁させる性能を有し、また化粧品に対し
て、皮膚に対する湿潤感と表皮剥脱材を含まない場合の
感触を含む有用な感触効果を与える。 さらに、繊維成
分は、カルボマーゲルとは全く異なり、シャンプー類と
クレンザー類に用いるイオン性クレンジング剤と親和的
である。 繊維成分を、化粧品に用いる場合、カルボマ
ーゲルよりも懸濁剤として有効であることが知見される
に至ったのである。
【0081】繊維成分が1種以上の安定な化粧品成分と
混合した後、懸濁剤として機能する多数の化粧品を、本
発明に従って調製した。 その結果を、表15および16に
示した。
【0082】表15には、本発明に従って調製した、新規
なふけ防止シャンプー3種の試料組成を示した。 これ
ら試料は、このシャンプーの活性成分である硫黄を懸濁
させる満足すべき性能を示した。
【0083】
【表15】
【0084】表16には、本発明に従って調製した表皮剥
脱材を含有した、新規なローションハンドクリーナー3
種の試料組成を示した。 これらモイスチャライザー試
料は、表皮剥脱材の固体を懸濁させる満足すべき性能を
示した。
【0085】
【表16】
【0086】実施態様:3〔コンディショニング特性〕 繊維成分の用途の第3の特徴と態様は、その予期せぬコ
ンディショニング特性の利用である。 本発明に従っ
て、繊維成分が、1種以上の安定な化粧品成分と混合し
た後、表皮コンディショナーとして機能する化粧品を製
造することができる。
【0087】例えば、本発明に従って、ヘヤコンディシ
ョナー類およびコンディショニングシャンプー類を製造
することができる。 繊維成分を、洗剤と増粘剤と共に
混合して化粧品を製造することができる。 繊維成分と
混合しうる安定な化粧成分の例としては、硫酸アルコー
ル類、硫酸エーテル類、アミド類、ポリエチレングリコ
ールエステル類、およびラクチレート類などがある。
【0088】本発明の好ましい実施態様では、本発明の
方法で調製されるシャンプー製品は、別の化粧品成分と
混合して、約2重量%の繊維成分を使用する。 繊維成
分は水では清澄な溶液を形成しないので、パート・プラ
スのような市販のものに類似したローションタイプのシ
ャンプーが好んで使用されている。 繊維成分の優れた
コンディショニング特性の結果、本発明によって調製し
たシャンプーは、(a)非常に優れた湿潤時の櫛通り性と
乾燥時の櫛通り性、(b) 有利な感触効果、および(c) 満
足すべき発泡性を示す。 本発明の他の実施態様で、繊
維成分は、マルチプルコンディショナーシャンプー中の
シリコーンコンディショニング剤と共に、コンディショ
ニング剤として用いられる。
【0089】繊維成分が、1種以上の安定な化粧品成分
と混合した後に表皮コンディショニング剤として機能す
る、多数の新規なシリコーンシャンプー類を本発明の方
法で調製した。 これら試料は満足すべき性能を示し、
その結果を表17と表18に示した。
【0090】
【表17】
【0091】
【表18】
【0092】上記詳細な説明は、単に本願発明の明確な
理解を目的として記載したものであり、その変更は当業
者にとって自明のことであり、上記説明から不必要な限
定は付加されるべきでないと解すべきである。 例え
ば、本発明の方法の特徴と利点は、本願出願に具体的に
開示された製品以外のタイプの化粧品およびパーソナル
ケア製品の製造に応用することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/42 7252−4C 7/48 9051−4C (71)出願人 593196920 マウンティン レイク マニュファクチュ アリング MOUNTAIN LAKE MANUF ACTURING アメリカ合衆国 56159 ミネソタ マウ ンティン レイク カントリー ロード 27 (72)発明者 ローレンス ジェイ. マーフィー アメリカ合衆国 60033 イリノイ ハー バード ガーフィールド 15

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品成分であって、下記工程、すなわ
    ち; (a) 4〜6重量%のβ−グルカン、1〜5重量%の脂
    肪、80〜94重量%の炭水化物類、および約8重量%未満
    のタンパク質を含む水溶性繊維を、ペーストを生成する
    のに充分な時間、熱水中に入れ; (b) 前記ペーストを、1〜5分間混合してゲルを生成さ
    せ; (c) 前記ゲルを冷却させてペーストを生成させ;および (d) 前記ペーストと1種以上の安定な化粧品成分と混合
    する; 工程を含む方法で調製された化粧品に用いるための化粧
    品成分。
  2. 【請求項2】 前記化粧品成分が、前記化粧品に有効な
    感触効果を付与する請求項1に記載の化粧品成分。
  3. 【請求項3】 前記化粧品成分が、前記化粧品の 0.5〜
    15重量%を占める請求項2に記載の化粧品成分。
  4. 【請求項4】 前記化粧品が、油含有の炭化水素を含ま
    ない請求項2に記載の化粧品成分。
  5. 【請求項5】 前記化粧品が、シャンプー、液体メーキ
    ャップ用製品、クレンザー類、ふけ防止シャンプー、日
    焼け止め剤、ローション類、およびコンディショナー類
    を含む請求項4に記載の化粧品に用いる化粧品成分。
  6. 【請求項6】 前記化粧品成分が、前記化粧品に固体物
    質を懸濁させるために用いる薬剤として作用する請求項
    1に記載の化粧品成分。
  7. 【請求項7】 前記化粧品成分が、硫黄、クルミの外
    皮、二硫化チタン、二酸化セレン、酸化鉄類、酸化アル
    ミニウム類、軽石、および亜鉛オマジンを懸濁させる請
    求項6に記載の化粧品成分。
  8. 【請求項8】 前記化粧品が、シャンプー、液体メーキ
    ャップ用品、クレンザー、ふけ防止シャンプー、ローシ
    ョン、および日焼け止め剤である請求項6に記載の化粧
    品成分。
  9. 【請求項9】 前記化粧品成分が、表皮コンディショナ
    ーとして作用する請求項1に記載の化粧品成分。
  10. 【請求項10】 前記化粧品成分が、シャンプーにおけ
    るヘアコンディショニング成分として作用する請求項9
    に記載の化粧品成分。
  11. 【請求項11】 前記化粧品が、シリコーンを含んでい
    ない請求項9に記載の化粧品成分。
  12. 【請求項12】 前記化粧品成分が、化粧品の感触効果
    を高めるカルボマーと組み合わせている請求項1に記載
    の化粧品成分。
  13. 【請求項13】 前記ペーストが、化粧品の感触効果を
    高める(a) カルボマーおよび(b) カルボキシメチルセル
    ロースを組み合わせている請求項1に記載の化粧品成
    分。
  14. 【請求項14】 化粧品組成物に用いる水溶性繊維ゲル
    の製造方法であって、下記工程、すなわち; (a) 4〜6重量%のβ−グルカン、1〜5重量%の脂
    肪、80〜約94重量%の炭水化物、および8重量%未満の
    タンパク質を含む水溶性繊維を、ゲルを生成するのに充
    分な時間、熱水中に分散させ; (b) 前記ゲルを、1〜5分間混合して粘性を有するペー
    ストを生成させ;および (c) 前記ペーストを、冷却して前記ペーストの粘度を増
    大させる; 工程を含む、化粧品組成物に用いる水溶性繊維のゲルの
    製造方法。
  15. 【請求項15】 前記熱水の温度が、50℃〜100 ℃であ
    る請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記熱水が、 100℃の温度に保持され
    ている請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記粘性を有するペーストを生成させ
    るための混合時間が、2分間である請求項14に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 前記ゲルが、所定粘度になるまで冷却
    される請求項14に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記ゲルが、2℃〜6℃に冷却される
    請求項14に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記ゲルの粘度が、50,000cps 〜100,
    000cpsまで上昇させる請求項14に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記水溶性繊維が、粉末である請求項
    14に記載の方法。
  22. 【請求項22】 化粧品成分であって、下記成分、すな
    わち; (a) 4.0 〜8.0 重量%の水; (b) 4.5 〜5.5 重量%のβ−グルカン; (c) 8.0 重量%未満のタンパク質; (d) 2.0 〜3.0 重量%の灰分; (e) 1.0 〜5.0 重量%の脂肪;および (f) 80〜94重量%の炭水化物; を含む、化粧品成分。
  23. 【請求項23】 毛髪のコンディショニング方法であっ
    て、下記成分、すなわち; (a) 4.0 〜8.0 重量%の水; (b) 4.5 〜5.5 重量%のβ−グルカン; (c) 8.0 重量%未満のタンパク質; (d) 2.0 〜3.0 重量%の灰分; (e) 1.0 〜5.0 重量%の脂肪;および (f) 80〜94重量%の炭水化物; を含む化粧品成分を含有する組成物の充分な量と毛髪を
    接触させる工程を含む、毛髪のコンディショニング方
    法。
  24. 【請求項24】 水性組成物中に水不溶性化合物を懸濁
    させる方法であって、水不溶性化合物を懸濁させるため
    に、水性組成物中に充分な量の懸濁剤を含ませる工程を
    含み、前記懸濁剤が、下記成分、すなわち; (a) 4.0 〜8.0 重量%の水; (b) 4.5 〜5.5 重量%のβ−グルカン; (c) 8.0 重量%未満のタンパク質; (d) 2.0 〜3.0 重量%の灰分; (e) 1.0 〜5.0 重量%の脂肪;および (f) 80〜94重量%の炭水化物; を含む、水性組成物中に水不溶性化合物を懸濁させる方
    法。
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