JPH06217982A - 套管スリーブ - Google Patents

套管スリーブ

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JPH06217982A
JPH06217982A JP31397393A JP31397393A JPH06217982A JP H06217982 A JPH06217982 A JP H06217982A JP 31397393 A JP31397393 A JP 31397393A JP 31397393 A JP31397393 A JP 31397393A JP H06217982 A JPH06217982 A JP H06217982A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール交換を簡単に行うことができる套管ス
リーブを提供することを目的とする。 【構成】 内視鏡下手術用套管スリーブ（１）がバルブ
（７）と、遠患者側末端にシール（２）とを有する。大
径シール（２）の他、別の小径シール（４）用に少なく
とも１個の支持部材（３）が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブと、器具を挿通
可能な套管スリーブの遠患者側末端にシールとを備えた
内視鏡下手術用套管スリーブに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ公開特許公報第４０ ２１ ０２
３号公報により公知の套管針は套管心棒により鎖錠され
る套管スリーブを備えている。套管心棒は各種の器具に
より、特に太さも異なる器具により交換することができ
る。
【０００３】ドイツ実用新案公報第７１ ４５ ８０６
号により公知の套管針では挿入スリーブが設けてあり、
そのなかに２個の手術器具が配置してある。挿入スリー
ブがダイアフラムシールを有し、これが手術器具用に２
個の離間配置した穴を有する。
【０００４】ドイツ実用新案公報第７５ １３ ４９２
号により公知の套管針では空気通路を容易に洗浄するこ
とができるよう外被管と套管スリーブとの結合を容易に
解除することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】手術の種類に応じてさ
まざまな太さの器具が使用され、器具はそれぞれ気密に
操作されねばならない。それ故、大抵ゴムからなるシー
ルを、多くの場合、挿入する各器具の直径又は太さに一
致したさまざまな穴を有する密封キャップの形で設ける
必要がある。例えば比較的外径の大きい器具用に利用さ
れる密封キャップを挿入する場合、密封キャップの当該
穴は直径が比較的大きい。次にかかるシールに直径がか
なり小さい器具を挿通するとシールと器具との間の密封
成端はもはや保証されないであろう。それ故、必要なら
それを交換するため、さまざまな穴を有する各種のシー
ル又はゴムキャップを用意しておく必要がある。
【０００６】これは時間を取り、執刃医とって邪魔にな
る。
【０００７】そこで本発明の課題は、冒頭指摘した種類
の套管スリーブを改良し、前記欠点を取り除き、迅速で
簡単に実行可能なシール交換を可能とすることである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明は、バルブ（７、２２）と、器具（１０、
１１）を挿通可能な套管スリーブ（１、２０）の遠患者
側末端にシール（２、４）とを備えた内視鏡下手術用套
管スリーブにおいて、套管スリーブ（１、２０）が大径
シール（２）の他に、別の小径シール（４）用に少なく
とも１個の支持部材（３）を有することを特徴とする套
管スリーブを要旨とする。
【０００９】本発明の別の１構成では少なくとも１個の
支持部材が継手を介し套管スリーブと結合してある。
【００１０】この措置では、きわめて簡単に迅速確実に
実行可能な簡単な旋回操作により交換操作を実行するこ
とができるという著しい利点が得られる。
【００１１】本発明の別の１構成では継手が剛性ホルダ
に配置してあり、該ホルダは格別有利には套管スリーブ
に対し半径方向に配置してある。
【００１２】この措置の利点として支持部材は、それに
シールを嵌着する必要がない場合、半径方向に突出し、
こうして套管スリーブ内で軸方向に実施される操作の邪
魔とならない。それが必要なら、半径方向に突出した幾
つかの支持部材を省スペースな仕方で利用することもで
き、この場合支持部材は周方向で適宜に離間して突出す
る。例えば直径が比較的大きい器具の他、相互に異なる
小径の器具をなお２個挿入する場合、例えば周方向で角
度を９０℃〜１２０℃ずらして突出させた２個の支持部
材も設けておくことができ、この場合支持部材はそれぞ
れ旋回進入させて所定の場所に移動させることができ
る。
【００１３】本発明の別の１構成では支持部材が嵌め管
を有し、これを介し支持部材は大径シールの通孔に挿入
することができる。
【００１４】この措置では大きな利点として支持部材は
嵌め管を介し簡単に滑り嵌めでシールの大きな孔に挿入
することができる。
【００１５】本発明の別の１構成ではバルブが差込式ロ
ックンを介し鎖錠してあり、この場合バルブは差込式ガ
イドを有し、その中に蓋をねじ込むことができる。この
場合蓋が少なくとも１個の支持部材を担持するのが格別
好ましい。
【００１６】この措置の利点として一方でバルブは洗浄
のためごく簡単に開くことができ、他方で差込式ロック
の単純な運動により場合によっては別の支持部材を有す
る蓋も挿入することができる。これにより、それ自体同
様の構造寸法を有する套管スリーブをさまざまな蓋と一
緒に用意することができ、この場合蓋は適宜に異なる支
持部材を有する。
【００１７】以上指摘した特徴及び以下なお説明する特
徴は記載した組合せにおいてだけでなく、本発明の枠か
ら逸脱することなく別の組合せや単独でも勿論適用する
ことができる。
【００１８】
【実施例】以下図面に関連し幾つか選択した実施例を基
に本発明を詳しく説明する。
【００１９】図１に見られる套管スリーブ１はその一端
にバルブ７が配置してある。このバルブ７はさまざまな
太さの器具を通すフラップバルブである。それ自体周知
のかかるバルブの詳しい説明は図４〜図７の実施態様に
関連して行う。
【００２０】バルブ７から半径方向に洗浄液用又は空気
通過用接続部８が突出している。接続部８はここには詳
しく示していない栓を開始開閉することができる。各種
機能を有するかかる接続部はやはりこの分野ではそれ自
体周知であり、それ故詳述する必要なない。
【００２１】バルブ７の遠患者側末端にバルブ７の切替
用レバー９が配置してある。
【００２２】詳しい機能様式及び構成はやはり図４〜図
７の実施態様に関連して説明する。
【００２３】套管スリーブ１の遠患者側末端にキャップ
状ゴムシール２が設けてあり、このシールは図２に認め
られるように大径Ｄの器具１０を通すためのものであ
る。
【００２４】ゴムシール２の範囲にホルダ６が設けてあ
り、これは半径方向に、即ち套管スリーブ１に対し或る
角度で突出させて配置してある。ホルダ６の外端に継手
５が設けてあり、これに支持部材３が配置してあり、該
部材は図３に示したように小径ｄの手術器具１１を通す
密封キャップ４付きで配置してある。
【００２５】図１に示した動作位置のとき支持部材３は
密封キャップ４と一緒に継手５を中心に半径方向外向き
に旋回している。
【００２６】図２から明らかなように比較的直径Ｄの大
きい手術器具１０が套管スリーブに導入してある。この
直径Ｄは図示実施例の場合約５ｍｍである。手術器具１
０は密封成端してゴムシール２に、またはその中に設け
てあるここには詳しくは示していない穴に通してある。
密封キャップ４は図２の図示において支持部材３と一緒
に継手５を中心に旋回しており、軸方向に往復摺動する
手術器具１０の操作性がこれによって損なわれていな
い。
【００２７】図３に示した状況では支持部材３が旋回
し、この図には詳しく示していない突出した嵌め管がゴ
ムシール２の穴に入り込み、密封キャップ４またはここ
には詳しく示していないその小径通孔が同軸で套管スリ
ーブに嵌着してある。図３には小径ｄの、ここでは例え
ば３ｍｍの手術器具１１が套管スリーブ内にどのように
押し込んであるかが示してある。
【００２８】支持部材３は嵌め管状突起を介しゴムシー
ル２内に進入させる必要がなく、ゴムシール２に当接さ
せるだけでも十分である。
【００２９】図１に示した位置から図に示した位置を経
て図３に示した旋回位置に至る支持部材３の旋回操作が
ごく簡単に瞬時に実行できることは明白である。
【００３０】その逆の操作も同様に迅速に実行すること
ができる。即ち、図３に示した位置から手術器具１１を
引き出した後、支持部材３は簡単な旋回運動によって再
び図１に示した位置に旋回させることができ、次に再び
密封キャップ２を通して大径の手術器具１０を導入する
ことができる。
【００３１】図１〜図３には単一の支持部材３のみ示し
てあるが、しかし例えば２個又はそれ以上の支持部材を
周方向で配設することも可能である。更に、横に旋回し
た支持部材がその都度の位置に留まり、套管スリーブの
傾斜位置又は傾道位置のとき自重によって自動的に旋回
することのないよう継手５を比較的動き難いよう構成し
ておくこともできる。他方でこの難動性は支持部材３を
なおかつ手で簡単に動かすことができる程度のもであ
る。
【００３２】ゴムシール２をまず取り外し、その後には
じめて支持部材を適宜に旋回させる可能性も設けてあ
り、この取外しは引き出すことにより可能である。この
場合、支持部材がバルブ７に密封嵌着されるよう配慮さ
れる。
【００３３】図４〜図７に示した別の実施態様では主要
部品、特に本発明による指示部材３に関係した部品が前
記実施と同様に構成してある。
【００３４】図４と図５に示した套管スリーブ２０はや
はりバルブ２２を備えており、これから半径方向に接続
部２３が突出している。揺動レバー２５は接続部２３を
開閉するのに役立つ。
【００３５】バルブ２２がケース２４を有し、ケースの
遠患者側末端に差込式ガイド２６が設けてある。
【００３６】遠患者側末端でケース２４は蓋２８を介し
鎖錠してあり、この蓋はケース２４に対向した末端に円
板３０を備えており、円板の外径は中空円筒形ケース２
４の内径にほぼ等しい。
【００３７】円板３０から半径方向に突出したピン３２
は差込式ガイド２６との係合用に設けてある。
【００３８】ケース２４に対向した末端に円板２３がバ
ルブフラップ３４を備えており、該フラップはさまざま
な仕方で開くことができる。
【００３９】図６から読み取ることができるようにバル
ブフラップ３４は図６に矢印で示したように揺動レバー
３６がここには詳しく示していないその揺動軸を中心に
揺動することにより開くことができ、揺動レバー３６と
結合されて軸方向に整列したタペット３８がバルブフラ
ップ３４を開く。
【００４０】図７に認められるようにバルブフラップ３
４の開は手術器具１１を押し込むことによって行うこと
もできる（これは大径器具１０の場合にも動揺であ
る）。
【００４１】図７に示した支持部材３の旋回位置は図３
に示した位置に相当し、即ち突出した嵌め管４２が密封
キャップ４に押し込んであり、この場合密封キャップ４
又はその通孔はゴムシール２の通孔と同軸で整列してい
る。
【００４２】
【発明の効果】前述の課題が本発明によれば、套管スリ
ーブが大径の穿孔シールの他に、別の小径シール用に少
なくとも１個の支持部材を有することにより解決され
る。
【００４３】別の小径シール用に少なくとも１個の支持
部材を設けることにより、必要な場合、簡単に迅速に実
行可能な操作により小径シールをその場で取り付けるこ
とができる。
【００４４】支持部材が套管スリーブに直接設けてある
ことにより、前記別のシールはそれがそれまで用意され
ていた脇に離れた側から把持されて套管スリーブに接近
させられなくてもよい。転換操作又は交換操作は瞬時に
実行することができ、厳重な注意を必要としない。即
ち、注意は例えば依然として内視鏡操作に向けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による套管スリーブの第一実施例を、器
具を除いて示す側面図である。
【図２】図１と同様の、但し径の大きい手術器具導入後
の図である。
【図３】図２の図示に相当する、但し径の小さい手術器
具導入後の図示である。
【図４】差込式ロックを有する別の実施例を図１の図示
と同様に示す側面図である。
【図５】差込式ロックの蓋部品を取り去った図４と同様
の図示である。
【図６】図５に見られる取り去られた蓋部品を、バルブ
フラップが開いた動作位置において示す図である。
【図７】図３の動作位置に相当する套管スリーブ蓋部品
単独の図示である。
【符号の説明】
１、２０ 套管スリーブ ２ 大径シール ３ 支持部材 ４ 小径シール ５ 継手 ６ 剛性ホルダ ７、２２ バルブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 バルブ（７、２２）と、器具（１０、１
    １）を挿通可能な套管スリーブ（１、２０）の遠患者側
    末端にシール（２、４）とを備えた内視鏡下手術用套管
    スリーブにおいて、套管スリーブ（１、２０）が大径シ
    ール（２）の他に、別の小径シール（４）用に少なくと
    も１個の支持部材（３）を有することを特徴とする套管
    スリーブ。
  2. 【請求項２】 少なくとも１個の支持部材（３）が継手
    （５）を介し套管スリーブ（１）と結合してあることを
    特徴とする請求項１記載の套管スリーブ。
  3. 【請求項３】 継手（５）が剛性ホルダ（６）に配置し
    てあることを特徴とする請求項２記載の套管スリーブ。
  4. 【請求項４】 ホルダ（６）が套管スリーブ（１）に対
    し半径方向に突出させて配置してあることを特徴とする
    請求項３記載の套管スリーブ。
  5. 【請求項５】 支持部材（３）が嵌め管（４２）を有
    し、これを介し支持部材は大径シール（２）の挿孔に挿
    入可能であることを特徴とする請求項１〜４のいずれか
    １項記載の套管スリーブ。
  6. 【請求項６】 バルブ（２２）が差込式ロック（２６、
    ３２）を介し鎖錠してあることを特徴とする請求項１〜
    ５のいずれか１項記載の套管スリーブ。
  7. 【請求項７】 バルブ（２２）が、差込式ガイド（２
    ６）を備えたケース（２４）とその中に導入可能な蓋
    （２８）とを有することを特徴とする請求項６記載の套
    管スリーブ。
  8. 【請求項８】 蓋（２８）が少なくとも１個の支持部材
    （３）を担持していることを特徴とする請求項７記載の
    套管スリーブ。
JP31397393A 1992-11-24 1993-11-22 套管スリーブ Expired - Lifetime JP2593790B2 (ja)

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DE4239403.1 1992-11-24
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