JPH0621278Y2 - 高周波機器のフレーム構造 - Google Patents

高周波機器のフレーム構造

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JPH0621278Y2
JPH0621278Y2 JP16480388U JP16480388U JPH0621278Y2 JP H0621278 Y2 JPH0621278 Y2 JP H0621278Y2 JP 16480388 U JP16480388 U JP 16480388U JP 16480388 U JP16480388 U JP 16480388U JP H0621278 Y2 JPH0621278 Y2 JP H0621278Y2
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JP
Japan
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shield plate
frame structure
frequency equipment
frame
shield
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP16480388U
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English (en)
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JPH0284397U (ja
Inventor
勝男 伊藤
一則 木下
一洋 辻
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、テレビジョン受像機のチューナ等のような高
周波機器を構成する際に用いられるフレーム構造に関す
る。
〈従来の技術〉 高周波機器、例えば、チューナ等において用いられるフ
レーム1としては、第8図で示すように、立設された側
板2の各端部同士を突合わせ連結してなる中抜き枠体に
複数枚のシールドプレート3を組み込んだうえ、この枠
体の内部を回路基板が収納される複数の室に区画してな
るものが知られている。そして、これらのシールドプレ
ート3は、側板2や他のシールドプレートと一体形成も
しくは組み合わせによって構成されるのが一般的となっ
ている。
ところで、この種の機器の小型化が進展するとともに、
そのフレーム1のより一層の小型化が望まれるようにな
ったことから、区画された室同士が相互に干渉して規制
し合うことが生じてきた。そこで、例えば、第8図中に
おける室Cの占有スペースが狭いにもかかわらず、こ
れに隣接する室Cの占有スペースに余裕がある場合に
は、シールドプレート3aの所定位置、すなわち、その
長手方向に沿う中途部に室C側に突出するスペース拡
張部Aを設けて室C側のスペースを拡張することが行
われている。そして、このようなスペース拡張部Aを設
けるにあたっては、第9図で示すように、シールドプレ
ート3の中途部を局部的に屈折して形成するようにして
いた。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、前記従来構成のフレーム1においては、スペ
ース拡張部Aがシールドプレート3の長手方向に沿う中
途部に屈折して形成されることからシールドプレート3
の全長寸法精度が出しにくくなるばかりか、反りや変形
を招く大きな要因となるため、組付け作業性の低下やフ
レーム内への回路基板の挿入不良等というような不都合
が生じることになっていた。
本考案は、このような不都合の発生を防止したうえでス
ペースの有効な拡張を行うことができる高周波機器のフ
レーム構造を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、このような目的を達成するために、立設した
側板の各端部同士を突合連結してなる中抜き枠体に複数
枚のシールドプレートを組み込み、その内部を複数の室
に区画してなる高周波機器のフレーム構造において、シ
ールドプレートの所定位置に切欠き凹部を形成するとと
もに、この切欠き凹部の対向する内側縁間に、弾性変形
可能な金属プレートを屈曲してなるスペース拡張用ピー
スの両端を挿入して弾性係止した構成を採用してなるも
のである。
〈作用〉 上記構成によれば、シールドプレート自体に屈曲部を形
成する必要がなく、切欠き凹部が形成された通常の扁平
な型抜き部材として製作することができる。そして、シ
ールドプレートに弾性係止されたスペース拡張用ピース
は、回路基板が組付けられたフレームの全体を半田ディ
ップで接合すると同時に、シールドプレートに対して強
固に半田付け固定される。
〈実施例〉 第3図には、本考案を適用した高周波機器用フレーム1
の全体が示されている。
このフレーム1は、立設した4枚の側板2の端部同士を
互いに突合わせ連結してなる中抜き枠体を備えており、
その内部は側板2と一体化もしくは組み合わせられた複
数枚のシールドプレート3が組み込まれることによって
複数の室に区画されている。そして、これらの複数の室
のうち、室Cがシールドプレート3群による直線的な
区画では占有スペースが狭少となっているのに対し、こ
れに隣接する室Cの占有スペースには余裕がある場
合、これらの両室C,C間に配置されたシールドプ
レート3aの所定位置に室Cに対するスペース拡張部
Aが設けられている。
つぎに、第1図はスペース拡張部Aの分解状態を示して
おり、また、第2図はその組み立て状態を示している。
つまり、前記シールドプレート3aの長手方向に沿う中
途部の下側には略矩形状の切欠き凹部4が型抜き形成さ
れる一方、このシールドプレート3aよりもやや薄い金
属プレートを型抜きして「コ」字状に屈曲形成してなる
スペース拡張用ピース5が別に用意されている。そし
て、このピース5の両端側部には外方に向かって折り返
された係止辺5aが連設されるとともに、その両端下部
には脚部5bが連設されている。また、前記切欠き凹部
4の左右内側縁4aには、ピース5の係止辺5aを受け
止める段差6が形成されている。
すなわち、このピース5は、第4図(a)で示すように、
自由状態ではやや外拡がりの「コ」字状となっている
が、これの両端部に外力を加えることによって、第4図
(b)で示すように、係止辺5aを内側に向かって弾性変
形させながらシールドプレート3aに形成された切欠き
凹部4に挿入したのち、外力を解除すれば、その両端部
が弾性復元する結果、第4図(c)および第2図で示すよ
うに、その係止辺5が切欠き凹部4の左右内側縁4aに
内側から係合して仮止めされることになる。そののち、
このようにしてシールドプレート3aに弾性係止された
ピース5は、回路基板が組付けられたフレーム1の全体
を半田ディップで接合すると同時に、シールドプレート
3aに対して強固に半田付け固定されることになる。な
お、このとき、ピース5に連設された脚部5bは、半田
を吸い上げる機能を発揮することになる。
ところで、以上説明したスペース拡張用ピース5の形状
については「コ」字状に限定されるものではなく、例え
ば、第5図で示すような円形状や第6図で示すような三
角形状として形成されていてもよく、必要に応じて任意
の形状に設定できることはいうまでもない。また、仮止
め機能が多少低下することにはなるが、例えば、第7図
で示すように、シールドプレート3aの上下幅と同幅の
単純な形状のピース5を用いることも可能である。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、シールドプレー
トに対して局部的な屈曲を施すことなく必要なスペース
拡張部を形成することができるので、シールドプレート
の全長寸法精度を高めるとともに、その反りや変形を抑
えることが可能となる結果、組付け作業性の向上や回路
基板のフレームへの挿入する際における不都合の発生を
有効に防止することができる。
また、シールドプレートに対するスペース拡張用ピース
の組付けが弾性係止によるものであることから、例え
ば、ヒネリ変形やカシメ等による仮止めと比較した場
合、その組付け動作が非常に簡略化されるという利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案の一実施例にかかり、第1
図はスペース拡張部の分解状態を示す斜視図、第2図は
その組付け状態を示す斜視図、第3図はフレーム全体の
外観を示す斜視図、第4図(a)〜(c)は組付け手順を示す
要部の横断平面図であり、第5図ないし第7図はスペー
ス拡張用ピースの変形例を示す横断平面図である。ま
た、第8図は従来例にかかるフレーム全体の外観を示す
斜視図であり、第9図はそのスペース拡張部を示す斜視
図である。 図における符号1はフレーム、2は側板、3,3aはシ
ールドプレート、4は切欠き凹部、4aは内側縁、5は
ピース(スペース拡張用ピース)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】立設した側板の各端部同士を突合連結して
    なる中抜き枠体に複数枚のシールドプレートを組み込
    み、その内部を複数の室に区画してなる高周波機器のフ
    レーム構造において、 シールドプレートの所定位置に切欠き凹部を形成すると
    ともに、 この切欠き凹部の対向する内側縁間に、弾性変形可能な
    金属プレートを屈曲してなるスペース拡張用ピースの両
    端を挿入して弾性係止したことを特徴とする高周波機器
    のフレーム構造。
JP16480388U 1988-12-19 1988-12-19 高周波機器のフレーム構造 Expired - Lifetime JPH0621278Y2 (ja)

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JP16480388U JPH0621278Y2 (ja) 1988-12-19 1988-12-19 高周波機器のフレーム構造

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JP16480388U JPH0621278Y2 (ja) 1988-12-19 1988-12-19 高周波機器のフレーム構造

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Publication Number Publication Date
JPH0284397U JPH0284397U (ja) 1990-06-29
JPH0621278Y2 true JPH0621278Y2 (ja) 1994-06-01

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