JPH06212106A - インクジェット記録用インク - Google Patents

インクジェット記録用インク

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JPH06212106A
JPH06212106A JP11875293A JP11875293A JPH06212106A JP H06212106 A JPH06212106 A JP H06212106A JP 11875293 A JP11875293 A JP 11875293A JP 11875293 A JP11875293 A JP 11875293A JP H06212106 A JPH06212106 A JP H06212106A
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resin emulsion
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野 ゆかり 佐
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水 純 子 清
Hiroko Hayashi
広 子 林
Kiyohiko Takemoto
本 清 彦 竹
Satoru Arata
悟 安良田
Kazumasa Kawabata
端 一 誠 川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクの保存安定性に優れ、ノズルの目詰ま
りを生じさせず、かつ、印字ムラのない、顔料系インク
ジェット記録用インクを提供すること。 【構成】 顔料と、糖類、その誘導体および水酸基を5
個以上有するポリオールから選択される成分と、樹脂エ
マルジョンとを含でなる、インクジェット記録用イン
ク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の背景]
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録方式
に好適な水系顔料分散インク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録用インクとし
ては、基本的に染料と水性媒体とからなる染料系のイン
ク組成物が知られている。これらのインクは、染料の性
質上、印字物の耐光性、耐水性に劣る点が指摘されてい
た。そこで、この問題を解決するために、染料に代えて
顔料を用いたインクが提案されている。
【0003】一方で、インクジェット記録用インクに求
められる特性としては、長期保存中に物性が変化しない
こと、微細なノズルを目詰まりさせないこと、印字物の
濃度が高く鮮明であること、印字物の保存性(耐水性、
耐光性など)などが要求されている。特に、顔料系のイ
ンクの場合、保存安定性(すなわち、その顔料を長期間
安定に分散させること)、印字中または印字中断後の再
起動時にノズルの目詰まりがないことが求められる。
【0004】顔料系インクとしては次のようなものが提
案されている。
【0005】例えば、特公昭62−1426号公報に
は、顔料と樹脂エマルジョンとを水に分散させたインク
が開示されている。水不溶性合成樹脂からなるエマルジ
ョンを添加することで、顔料インクの保存安定性が改良
されるとされている。しかし、このインク中の水に不溶
の成分である樹脂は、ノズル先端部分で固化し、目詰ま
りを生じさせる傾向がある。
【0006】特開昭55−157668号公報には、水
不溶の樹脂エマルジョン分散液中に顔料を分散させるこ
とにより、比較的低粘度においても分散安定性が保たれ
ることが開示されている。また、特開平1−21708
8号公報には、特定の造膜温度を有するエマルジョンを
使用することで、インクの保存安定性、流動性が改良さ
れるとされている。しかしながら、これらのインクも低
温および高温域での安定性が不十分であったり、目詰ま
りが依然として生じていた。
【0007】また、同様に樹脂エマルジョンを用いたイ
ンクが特開平3−160068号公報および特開平4−
18462号公報に開示されているが、これらのインク
にあってもインクの安定性に更になる改善の余地を残す
ものであった。
【0008】また、特開平2−18427号公報には、
ノズルの目詰まりを改善するために、インクにイノシト
ールを添加することが記載されている。しかし、イノシ
トールの持つ吸湿性から、このインクのインクは耐水擦
性に劣る(すなわち、印字面に触れると文字が擦れた
り、手や指にインクが付いてしまう)ものであった。
【0009】さらに、顔料を用いたインクジェット記録
用インクにあっては「印字ムラ」という、染料を用いた
インクには見られなかった問題点が指摘されている。印
字ムラは、文字だけでなく図形やグラフを印字しなけれ
ばならない用途にあっては重要な問題となっている。
【0010】本発明者らは、顔料の濃度を上げ、インク
の吐出量を過多にして印字を行うことで、印字ムラの改
善を試みたが、十分な改善が得られなかった。そこで、
この印字ムラはインク組成によるところが大きいと考え
られる。
【0011】[発明の概要]
【発明が解決しようとする課題】本発明は、顔料系イン
クジェット記録用インクであって、印字ムラのない印字
が可能であり、かつ、インクの保存安定性、ノズルの目
詰まりを生じさせない信頼性を有したインクを提供する
ことを目的としている。さらにまた、本発明は、印字濃
度が高く、かつ、速乾性、耐水擦性に優れた印字が得ら
れるインクジェット記録用インクを提供することを目的
としている。本発明者らは、上記目的は、意外にも特定
の水酸基を有した化合物と、樹脂エマルジョンとをイン
ク組成物に添加することで達成されることを見出した。
【0012】
【課題を解決するための手段】従って、本発明によるイ
ンクジェット記録用インクは、次の成分を含んでなるも
の、である。 (a) 顔料 (b) 糖類、その誘導体および水酸基を5個以上有す
るポリオールから選択される成分 (c) 樹脂エマルジョン
【0013】[発明の具体的説明]成分a) 本発明によるインクに添加される顔料として、特別な制
限なしに無機顔料、有機顔料を使用することができる。
無機顔料としては、酸化チタンおよび酸化鉄に加え、コ
ンタクト法、ファーネスト法、サーマル法などの公知の
方法によって製造されたカーボンブラックを利用するこ
とができる。また、有機顔料としては、アゾ顔料(アゾ
レーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ
顔料などを含む)、多環式顔料(例えば、フタロシアニ
ン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン
顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオイン
ジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料な
ど)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、
酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔
料、アニリンブラックなどを利用することができる。
【0014】本発明による好ましい態様によれば、これ
らの顔料の内、水と親和性のよいものが好ましく用いら
れる。
【0015】顔料の粒径は10μm以下が好ましく、さ
らに好ましくは0.1μm以下である。
【0016】また、本発明の好ましい態様によれば、こ
の顔料は、顔料を分散剤で溶媒中に分散させて得られた
顔料分散液としてインク組成物に添加されるのが好まし
い。好ましい分散剤としては、従来公知の顔料分散液を
調製するのに用いられている公知の分散剤、例えば高分
子分散剤、界面活性剤を利用することができる。
【0017】高分子分散剤の好ましい例としては天然高
分子が挙げられ、その具体例としては、にかわ、ゼラチ
ン、ガゼイン、アルブミンなどのタンパク質類;アラビ
アゴム、トラガントゴムなどの天然ゴム類;サボニンな
どのグルコシド類;アルギン酸およびアルギン酸プロピ
レングリコールエステル、アルギン酸トリエタノールア
ミン、アルギン酸アンモニウムなどのアルギン酸誘導
体;メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチル
セルロースなどのセルロース誘導体などが挙げられる。
【0018】さらに高分子分散剤の好ましい例として合
成高分子が挙げられ、ポリビニルアルコール類;ポリビ
ニルピロリドン類;ポリアクリル酸、アクリル酸−アク
リロニトリル共重合体、アクリル酸カリウム−アクリロ
ニトリル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共
重合体、アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重
合体などのアクリル系樹脂;スチレン−アクリル酸共重
合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メ
タクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、ス
チレン−α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体、ス
チレン−α−メチルスチレン−アクリル酸−アクリル酸
アルキルエステル共重合体などのスチレン−アクリル酸
樹脂;スチレン−マレイン酸;スチレン−無水マレイン
酸;ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体;ビニルナ
フタレン−マレイン酸共重合体;酢酸ビニル−エチレン
共重合体、酢酸ビニル−脂肪酸ビニルエチレン共重合
体、酢酸ビニルマレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニ
ルクロトン酸共重合体、酢酸ビニルアクリル酸共重合体
などの酢酸ビニル系共重合体およびこれらの塩が挙げら
れる。これらのなかで、特に疎水性基を持つモノマーと
親水性基を持つモノマーとの共重合体、および、疎水性
基と親水性基とを合わせ持ったモノマーからなる重合体
が好ましい。上記の塩としては、ジエチルアミン、アン
モニア、エチルアミン、トリエチルアミン、プロピルア
ミン、イソプロピルアミン、ジプロピルアミン、ブチル
アミン、イソブチルアミン、トリエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、アミノメチルプロパノール、モルホ
リンなどとの塩が挙げられる。これらの共重合体は、重
量平均分子量が3,000〜30,000であるのが好
ましく、より好ましくは5,000〜15,000であ
る。
【0019】また、分散剤として好ましい界面活性剤の
例としては、脂肪酸塩類、高級アルキルジカルボン酸
塩、高級アルコール硫酸エステル塩類、高級アルキルス
ルホン酸塩、高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物、スルホ琥
珀酸エステル塩、ナフテン酸塩、液体脂肪油硫酸エステ
ル塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類などの陰イオン
界面活性剤;脂肪酸アミン塩、第四アンモニウム塩、ス
ルホニウム塩、ホスホニウムなどの陽イオン界面活性
剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキ
シエチレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキルエ
ステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエス
テル類などの非イオン性界面活性剤などが挙げられる。
【0020】これらの分散剤の添加量は、顔料1に対し
て0.06〜3重量%の範囲が好ましく、より好ましく
は0.125〜3重量%の範囲である。
【0021】成分b) 本発明によるインクに添加される糖類の例としては、単
糖類、二糖類、オリゴ糖類(三糖類および四糖類を含
む)および多糖類が挙げられ、好ましくはグルコース、
マンノース、フルクトース、リボース、キシロース、ア
ラビノース、ガラクトース、アルドン酸、グルシトール
(ソルビット)、マルトース、セロビオース、ラクトー
ス、スクロース、トレハロース、マルトトリオース、な
どが挙げられる。ここで、多糖類とは広義の糖を意味
し、アルギン酸、α−シクロデキストリン、セルロース
など自然界に広く存在する物質を含む意味に用いること
とする。
【0022】また、これらの糖類の誘導体としては、前
記した糖類の還元糖(例えば、糖アルコール(一般式H
OCH(CHOH)nCHOH(ここで、n=2〜
5の整数を表す)で表される)、デオキシ糖など)、酸
化等(例えば、アルドン酸、ウロン酸など)、脱水糖誘
導体(例えば、グリコセエンなど)、アミノ糖、チオ糖
などが挙げられる。特に糖アルコールが好ましく、具体
例としてはマルチトール、ソルビットなどが挙げられ
る。
【0023】また、本発明によるインクに添加される水
酸基を5個以上有するポリオールとは、環状炭素鎖に水
酸基を5個以上、好ましくは5〜12個結合を介して保
持する炭化水素を意味する。このような炭化水素の好ま
しい例としては、イノシトールが挙げられる。
【0024】成分c) 本発明によるインクに添加される樹脂エマルジョンと
は、連続相が水であり、分散相が次のような樹脂成分で
あるエマルジョンを意味する。分散相の樹脂成分として
は、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン−ブ
タジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル−スチレ
ン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン系樹脂などが挙
げられる。
【0025】本発明の好ましい態様によれば、この樹脂
は親水性部分と、疎水性部分とを合わせ持つ重合体であ
るのが好ましい。また、これらの樹脂成分の粒子径はエ
マルジョンを形成する限り特に限定されないが、150
nm程度以下が好ましく、より好ましくは5〜100n
m程度である。
【0026】これらの樹脂エマルジョンは、樹脂粒子を
場合によって界面活性剤とともに水に混合することによ
って得ることができる。例えば、アクリル系樹脂または
スチレン−アクリル系樹脂のエマルジョンは、(メタ)
アクリル酸エステルまたはスチレンと、(メタ)アクリ
ル酸エステルと、場合により(メタ)アクリル酸と、界
面活性剤とを水に混合することによって得ることができ
る。樹脂成分と界面活性剤との混合の割合は、通常1
0:1〜5:1程度とするのが好ましい。界面活性剤の
使用量が前記範囲に満たない場合、エマルジョンが得難
く、また前記範囲を越える場合、インクの耐水性が低下
したり、浸透性が悪化する傾向があるので好ましくな
い。界面活性剤は特に限定されないが、好ましい例とし
ては、アニオン系界面活性剤(例えば、ドデシルベンザ
ンスルホン酸ナトリウム、ラウルリル酸ナトリウム、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートのアン
モニウム塩など)、ノニオン系界面活性剤(例えば、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキ
シエチレンアルキルアミドなど)が挙げられ、これらを
単独または二種以上混合して用いることができる。
【0027】また、分散相成分としての樹脂と水との割
合は、樹脂100重量部に対して水60〜400重量
部、好ましくは100〜200重量部、の範囲が適当で
ある。
【0028】このような樹脂エマルジョンとして、公知
の樹脂エマルジョンを用いることも可能であり、例えば
特公昭62−1426号、特開平3−56573号、特
開平3−79678号、特開平3−160068号、特
開平4−18462号などに記載の樹脂エマルジョンを
そのまま用いることができる。
【0029】また、市販の樹脂エマルジョンを利用する
ことも可能であり、例えばマイクロジェルE−100
2、E−5002(スチレン−アクリル系樹脂エマルジ
ョン、日本ペイント株式会社製)、ボンコート4001
(アクリル系樹脂エマルジョン、大日本インキ化学工業
株式会社製)、ボンコート5454(スチレン−アクリ
ル系樹脂エマルジョン、大日本インキ化学工業株式会社
製)、SAE1014(スチレン−アクリル系樹脂エマ
ルジョン、日本ゼオン株式会社製)、サイビノールSK
−200(アクリル系樹脂エマルジョン、サイデン化学
株式会社製)、などが挙げられる。
【0030】本発明による好ましい態様によれば、樹脂
エマルジョンは、最低造膜温度(MFT)が50℃以上
であるものが好ましい。
【0031】インク組成物 本発明によるインクは、前記した成分(b)を、0.1
〜40重量%含んでなるのが好ましく、より好ましくは
0.5〜30重量%である。添加量が前記範囲を下回る
場合、その添加の効果が得られず、また前記範囲を越え
る場合成分(b)の水への溶解が困難となってしまう場
合があるので好ましくない。
【0032】また、本発明によるインクは、前記した樹
脂エマルジョンを、その樹脂成分がインク組成物の0.
1〜40重量%となるよう含んでなるのが好ましく、よ
り好ましくは1〜25重量%である。添加量が前記範囲
を下回る場合その添加の効果が得られず、また前記範囲
を越える場合印字濃度が低下し、またインクの粘度が高
くなりすぎてしまう場合があるので好ましくない。
【0033】また、インクへの顔料の添加量は0.5〜
25重量%程度が好ましく、より好ましくは2〜15重
量%程度である。
【0034】本発明によるインクは、インク組成物はノ
ズルの先端において非常に薄くかつ脆い被膜を形成す
る。この被膜はインク組成物からの更なる水などの成分
の蒸発を防止し、固形成分の析出によるノズルの目詰ま
りを防止する。一方、この被膜は薄くかつ脆いため、通
常行われているクリーニング操作(復帰操作)により容
易に破れ、次の印字を直ちに行うことが可能となる。ま
た、本発明によるインクによれば、印字濃度が高くかつ
良好な耐水擦性を持った印字を得ることができる。理論
に拘束されるわけではないが、樹脂エマルジョンと成分
(b)が顔料粒子に吸着し、見掛けの粒子径を大きくし
た結果、顔料が紙の繊維の間に入り込み難くなり、イン
クの浸透性が緩和され、顔料粒子を良好に紙繊維上に保
持させることができるのがその理由と考えられる。さら
に興味あることに、本発明によるインクは保存安定性に
すぐれる。この顔料粒子への樹脂エマルジョンと成分
(b)との吸着が、顔料の分散を安定化させ、インクの
保存安定性を向上させるのが理由と考えられる。
【0035】さらに、本発明による好ましい態様によれ
ば、本発明によるインクは、樹脂エマルジョン:成分
(b)の重量比が1:0.5〜1:50未満の範囲にあ
るのが好ましく、より好ましくは1:0.5〜1:40
の範囲である。この重量比と最低造膜温度が50℃以上
の樹脂エマルジョンとを組み合わせることで、前記した
本発明によるインクの利点をより享受することができ
る。
【0036】さらに、本発明による好ましい態様によれ
ば、本発明によるインクは、原料、成分(a)および樹
脂エマルジョンを、顔料:樹脂エマルジョン中の樹脂成
分の重量比が好ましくは1:0.1〜1:2に、より好
ましくは1:0.1〜1:1.5、の範囲で、かつ、成
分(b):顔料およびエマルジョン中の樹脂成分の重量
比が好ましくは1:0.1〜1:2、より好ましくは
1:0.18〜1:2、の範囲で含んでなる。
【0037】また、本発明の好ましい態様によれば、本
発明によるインクはさらに湿潤剤を含んでなるのが好ま
しい。湿潤剤の好ましい例としては、ジエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
チレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,
6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシレン
グリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリ
メチロールプロパン、尿素、2−ピロリドン、N−メチ
ル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノンなどが挙げられ、特にエチレンオキサイド基を
有するものが好ましく、ジエチレングリコールが最も好
ましい。さらに、これらの湿潤剤に加えて、低沸点有機
溶剤をさらに添加するのが好ましい。低沸点有機溶剤の
好ましい例としては、メタノール、エタノール、n-プロ
パノール、iso-プロパノール、n-ブタノール、sec-ブタ
ノール、tert- ブタノール、iso-ブタノール、n-ペンタ
ノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエー
テル、トリエチレングリコールモノエチルエーテルなど
が挙げられる。特に一価アルコールが好ましい。
【0038】これらの湿潤剤の添加量はインクの0.5
〜40重量%、好ましくは2〜20重量%、の範囲が適
当である。また、低沸点有機溶剤の添加量はインクの
0.5〜10重量%、好ましくは1.5〜6重量%、の
範囲が適当である。
【0039】さらに好ましい本発明による態様によれ
ば、顔料と樹脂エマルジョン中の樹脂成分との合計量:
分散剤の重量比が1:0.02〜1:0.5であり、か
つ、分散剤:成分(b)の重量比が1:0.5〜50で
あるのが好ましい。
【0040】なお、前記した樹脂エマルジョンは分散剤
としても機能すると考えられることから、さらなる樹脂
エマルジョンを添加することで、分散剤の添加に代えて
もよい。
【0041】さらに本発明によるインクには、インクの
諸物性を改善するために、必要に応じて適当な添加剤を
添加することができる。添加剤の具体例としては、粘度
調整剤、表面張力調整剤、pH調整剤、防カビ剤、防腐
剤などが挙げられる。
【0042】本発明によるインクは、前記成分を適当な
方法で分散、混合することによって製造することができ
る。好ましくは、有機溶剤および揮発性の成分を除いた
混合物を、適当な分散機(例えば、ボールミル、サンド
ミル、アトライター、ロールミル、アジテーターミル、
ヘンシェルミキサー、コロイドミル、超音波ホモジナイ
ザー、ジェットミル、オングミルなど)で混合し、均質
な組成物としてから、有機溶剤および揮発性の成分を添
加するのが好ましい。その後、目詰まりの原因となる粗
大粒子および異物を除去するためにろ過(好ましくは金
属フィルター、メンブランフィルターなどを用いた減圧
または加圧ろ過)または遠心分離に付すのが好ましい。
【0043】
【実施例】本発明を以下の実施例によってさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、実施例中、MFTは最低造膜温度を表す。
【0044】実施例1 カーボンブラックMA7 2重量% (三菱化成工業株式会社製) スチレン−無水マレイン酸共重合体 4重量% (分散剤) マイクロジェルE−1002 25重量% (スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、樹脂成分1
9.9%、MFT=約80℃、日本ペイント株式会社
製) α−シクロデキストリン 14重量% ジエチレングリコール 5重量% エタノール 5重量% 純水 45重量% ジエチレングリコール、エタノールを除く前記成分を混
合し、サンドミル(安川製作所)中で、ガラスビース
(直径1.7mm、混合物の1.5倍量(重量))ととも
に2時間分散させた。その後ガラスビーズを取り除き、
ジエチレングリコール、エタノールを加え、常温で20
分撹拌した。5μmのメンブランフィルターでろ過し
て、インクジェット記録用インクを得た。
【0045】実施例2 カーボンブラックMA100 3重量% (三菱化成工業株式会社製) ポロビニルアルコール 0.5重量% (分散剤) ボンコート4001 2重量% (アクリル系樹脂エマルジョン、樹脂成分50%、MF
T=5℃、大日本インキ化学工業株式会社製) スクロース 15重量% グリセリン 10重量% n−プロパノール 2重量% 純水 67.5重量% グリセリン、n−プロパノールを除く前記成分を混合
し、サンドミル(安川製作所)中で、ジルコニウムビー
ス(直径1.2mm、混合物の0.8倍量(重量))とと
もに2時間分散させた。その後ビーズを取り除き、グリ
セリン、n−プロパノールを加え、常温で20分撹拌し
た。5μmのメンブランフィルターでろ過して、インク
ジェット記録用インクを得た。
【0046】実施例3 カーボンブラック#40 2.5重量% (三菱化成工業株式会社製) スチレン−アクリル酸共重合体 2重量% (分散剤) マイクロジェルE−5002 0.85重量% (スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、樹脂成分2
9.2%、MFT=約80℃、日本ペイント株式会社
製) イノシトール 10重量% 2−ピロリドン 4重量% エタノール 5重量% 純水 75.65重量% 2−ピロリドン、エタノールを除く前記成分を混合し、
サンドミル(安川製作所)中で、ガラスビース(直径
1.0mm、混合物の1.2倍量(重量))とともに2時
間分散させた。その後ガラスビーズを取り除き、2−ピ
ロリドン、エタノールを加え、常温で20分撹拌した。
5μmのメンブランフィルターでろ過して、インクジェ
ット記録用インクを得た。
【0047】実施例4 C.I.ピグメントブラック1 5重量% ポリビニルピロリドン 1重量% (分散剤) ボンコート5454 15重量% (スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、樹脂成分4
5%、MFT=4℃、大日本インキ化学工業株式会社
製) キシロース 6重量% グリセリン 10重量% n−プロパノール 4重量% 純水 59重量% グリセリン、n−プロパノールを除く前記成分を混合
し、サンドミル(安川製作所)中で、ガラスビース(直
径1.7mm、混合物の1.5倍量(重量))とともに2
時間分散させた。その後ガラスビーズを取り除き、ジエ
チレングリコール、エタノールを加え、常温で20分撹
拌した。5μmのメンブランフィルターでろ過して、イ
ンクジェット記録用インクを得た。
【0048】実施例5 カーボンブラックMA7 2重量% スチレン−アクリル酸共重合体 (分散剤) 0.8重量% マイクロジェルE−1002 3重量% スクロース 5.6重量% ジエチレングリコール 5重量% エタノール 5重量% 純水 78.6重量% ジエチレングリコール、エタノールを除く前記成分を混
合し、サンドミル(安川製作所)中で、ガラスビース
(直径1.7mm、混合物の1.5倍量(重量))ととも
に2時間分散させた。その後ガラスビーズを取り除き、
ジエチレングリコール、エタノールを加え、常温で20
分撹拌した。5μmのメンブランフィルターでろ過し
て、インクジェット記録用インクを得た。
【0049】実施例6 カーボンブラックMA100 3重量% ポリビニルアルコール (分散剤) 0.5重量% SAE1014 5重量% (スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、樹脂成分4
0%、MFT=70〜90℃、日本ゼオン株式会社製) ソルビット 5重量% グリセリン 10重量% n−プロパノール 2重量% 純水 69.5重量% グリセリン、n−プロパノールを除く前記成分を混合
し、サンドミル(安川製作所)中で、ガラスビース(直
径1.2mm、混合物の0.8倍量(重量))とともに2
時間分散させた。その後ガラスビーズを取り除き、グリ
セリン、n−プロパノールを加え、常温で20分撹拌し
た。5μmのメンブランフィルターでろ過して、インク
ジェット記録用インクを得た。
【0050】実施例7 カーボンブラック Raven 1080 2.4重量% (コロンビヤン・カーボン株式会社製) スチレン−無水マレイン酸共重合体 (分散剤) 0.5重量% サイビノールSK−200 0.88重量% (アクリル系樹脂エマルジョン、樹脂成分49.5%、
MFT>80℃、サイデン化学株式会社製) マルトトリオース 15重量% 尿素 4重量% エタノール 5重量% 純水 72.22重量% 尿素、エタノールを除く前記成分を混合し、サンドミル
(安川製作所)中で、ガラスビース(直径1.0mm、混
合物の1.2倍量(重量))とともに2時間分散させ
た。その後ガラスビーズを取り除き、尿素、エタノール
を加え、常温で20分撹拌した。5μmのメンブランフ
ィルターでろ過して、インクジェット記録用インクを得
た。
【0051】実施例8 C.I.ピグメントブラック1 8重量% ポリビニルピロリドン 1重量% (分散剤) ボンコート5454 5重量% マルチトール 10重量% 1,5−ペンタンジオール 10重量% n−プロパノール 4重量% 純水 62重量% 1,5−ペンタンジオール、n−プロパノールを除く前
記成分を混合し、サンドミル(安川製作所)中で、ガラ
スビース(直径1.7mm、混合物の1.5倍量(重
量))とともに2時間分散させた。その後ガラスビーズ
を取り除き、1,5−ペンタンジオール、n−プロパノ
ールを加え、常温で20分撹拌した。5μmのメンブラ
ンフィルターでろ過して、インクジェット記録用インク
を得た。
【0052】実施例9 カーボンブラックMA100 5重量% アクリル酸カリウム・アクリロニトリル共重合体 (分散剤) 1重量% マイクロジェルE−1002 4重量% スクロース 8重量% グリセリン 8重量% エタノール 6重量% 純水 68重量% 前記成分をジェットミルで混合した。粒径が1μm以下
となったことを顕微鏡観察により確認した。混合物を3
μmのメンブランフィルターで加圧ろ過してインクジェ
ット記録用インクを得た。
【0053】以下、実施例9と同様にして、実施例10
〜13のインクジェット記録用インクを得た。
【0054】実施例10 カーボンブラックMA100 4重量% スチレン−アクリル酸共重合体 (分散剤) 1.2重量% マイクロジェルE−1002 8重量% α−シクロデキストリン 3重量% ジエチレングリコール 12重量% 2−プロパノール 3重量% 純水 68.8重量%
【0055】実施例11 カーボンブラックMA7 2重量% スチレン−マレイン酸共重合体 0.5重量% (分散剤) SG−60 1.2重量% (スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、樹脂成分4
1%、MFT=92℃、株式会社岐阜セラミック製造所
製) スクロース 10重量% 尿素 2重量% 2−プロパノール 5重量% 純水 79.3重量%
【0056】実施例12 カーボンブラックMA7 2重量% スチレン−マレイン酸共重合体 5重量% (分散剤) ポリビニルピロリドン 1重量% (分散剤、平均分子量約40,000東京化成工業株式
会社製) SEE−9 75重量% (スチレン−アクリル酸エステル系樹脂エマルジョン、
樹脂成分40%、MFT=50〜80℃、日本ペイント
社製) キシロース 1.5重量% ポリエチレングリコール 8重量% エタノール 4重量% 純水 71重量%
【0057】実施例13 顔料KET Red 309 3重量% (大日本インキ化学工業株式会社製) アクリル酸カリウム・アクリロニトリル (分散剤) 0.5重量% デンカポバール 1重量% (分散剤、電気化学工業株式会社製) AS−467A 4.3重量% (スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、樹脂成分4
6%、MFT=70〜90℃、ダイセル化学工業株式会
社製) イノシトール 10重量% ジエチレングリコール 5重量% 1−プロパノール 5重量% 純水 71.2重量%
【0058】実施例14 カーボンブラックMA100 2重量% アクリル酸・アクリロニトリル共重合体の塩 (分散剤) 0.2重量% マイクロジェルE−1002 2.5重量% マルトース 1.2重量% ジエチレングリコール 5重量% エタノール 3重量% 純水 86.1重量% 前記成分をジェットミルで混合した。粒径が1μm以下
となったことを顕微鏡観察により確認した。混合物を3
μmのメンブランフィルターで加圧ろ過してインクジェ
ット記録用インクを得た。
【0059】以下、実施例14と同様にして、実施例1
5〜21のインクジェット記録用インクを得た。
【0060】実施例15 カーボンブラックMCF−88 5重量% (三菱化成工業株式会社製) アクリル酸・アクリロニトリル共重合体の塩 (分散剤) 2.2重量% SEE−9 0.75重量% イノシトール 3重量% エチレングリコール 5重量% 1−プロパノール 1重量% 尿素 1重量% 純水 82.05重量%
【0061】実施例16 カーボンブラックMA7 4重量% ポリビニルビロリドン 0.8重量% (分散剤、平均分子量約40,000東京化成工業株式
会社製) マイクロジェルE−1002 15.1重量% スクロース 4重量% 尿素 2.2重量% 2−プロパノール 2重量% 純水 71.9重量%
【0062】実施例17 カーボンブラック Raven 150 3重量% (コロンビヤン・カーボン株式会社製) スチレン−アクリル酸共重合体の塩 (分散剤) 0.18重量% SG−60 7.3重量% ソルビット 2重量% 尿素 3重量% グリセリン 5重量% 1−ブタノール 0.5重量% 純水 79.02重量%
【0063】実施例18 顔料KETBLUEEX−1 5重量% (大日本インキ化学工業株式会社製) スチレン−アクリル酸共重合体の塩 1重量% (分散剤) マクロジェルE−1002 1.5重量% ガラクトース 2重量% スクロース 7.5重量% ジエチレングリコール 5重量% エタノール 4重量% 純水 74重量%
【0064】実施例19 顔料KETYELLOW403 3重量% (大日本インキ化学工業株式会社製) スチレン−アクリル酸共重合体の塩 (分散剤) 0.4重量% SAE1014 5重量% マルチトール 0.5重量% アルギン酸 0.5重量% 尿素 2重量% ジエチレングリコール 5重量% エタノール 2重量% 純水 81.6重量%
【0065】実施例20 カーボンブラックMA7 4重量% スチレン−アクリル酸共重合体の塩 (分散剤) 0.8重量% サイビノールSK−200 1.2重量% グルコース 12重量% チオ尿素 2重量% エタノール 3重量% 純水 77重量%
【0066】実施例21 カーボンブラックMA7 4重量% スチレン−アクリル酸共重合体の塩 (分散剤) 0.8重量% マイクロジェルE1002 3重量% SAE1014 1.3重量% マルチトール 4.2重量% 尿素 3重量% ジエチレングリコール 5重量% エタノール 1.5重量% 純水 77.2重量%
【0067】比較例1 カーボンブラックMA100 10重量% ゼラチン(分散剤) 4重量% イノシトール 7重量% エチレングリコール 15重量% エタノールアミン 1重量% 純水 60重量% 前記成分を混合し、サンドミル(安川製作所)中で、ガ
ラスビース(直径1.0mm、混合物の1.2倍量(重
量))とともに2時間分散させた。その後5μmのメン
ブランフィルターでろ過して、インクジェット記録用イ
ンクを得た。
【0068】比較例2 C.I.ピグメントブラック1 8重量% ルノックス1500A 3.4重量% (東邦化学株式会社製、アニオン界面活性剤) ノナール310 1重量% (東邦化学株式会社製、アニオン界面活性剤) プライマルAC−61 18重量% (アクリル系樹脂エマルジョン、樹脂成分46%、MF
T=17℃、日本アクリル株式会社製) エチレングリコール 7重量% 純水 62.6重量% 前記成分をジェットミルで混合した。粒径が1μm以下
となったことを顕微鏡観察により確認した。混合物を3
μmのメンブランフィルターで加圧ろ過してインクジェ
ット記録用インクを得た。
【0069】比較例3 カーボンブラックMA7 3重量% スチレン−無水マレイン酸共重合体の塩 (分散剤) 0.1重量% マイクロジェルE1002 15重量% ポリエチレングリコール 4.5重量% 尿素 7重量% 1−プロパノール 3重量% 純水 67.4重量% 比較例2と同様にしてインクジェット記録用インクを得
た。
【0070】評価試験 上記で得たインクジェット記録用インクの特性を次のよ
うに評価した。 (a) 目詰まり インクをインクジェットプリンタHG−5130(セイ
コーエプソン株式会社製)に充填し、10分間連続して
印字した後、印字を停止した。ヘッドにキャップをせず
にプリンタを、実施例1〜8ならびに比較例1および2
のインクについては40℃、25%RHの環境に2週間
放置し、また実施例9〜21および比較例3のインクに
ついては常温で1日放置した。放置後、ノズルのクリー
ニング操作を行い、その後印字を行った。カスレ、抜け
などの不良印字がなく、初期と同等の印字が可能となる
までのクリーニング操作の回数で、そのインクの目詰ま
り特性を評価した。その結果は、表に示される通りであ
る。表中、 0〜5回のクリーニング操作で初期と同等の印字が得ら
れる場合−○ 6〜10回のクリーニング操作で初期と同等の印字が得
られる場合−△ 11回以上のクリーニング操作によっても初期と同等の
印字は不可能−×
【0071】(b) 保存安定性 ラボランスクリュウ管瓶にインク50ccを入れ、実施
例1〜8ならびに比較例1および2のインクについては
50℃で、また実施例9〜2および比較例3のインクに
ついては−20℃および50℃で2カ月間放置し、沈降
物の有無を調べた。その結果は、表に示される通りであ
る。表中、実施例1〜8ならびに比較例1および2につ
いて 沈降物なし−○ 沈降物なし−× 実施例9〜21および比較例3について −20℃、50℃ともに沈降物なし−○ −20℃の場合のみ沈降物あり−△ いずれの温度でも沈降物あり−×
【0072】(c) 耐水性 インクジェットプリンタHG−5130でXerox
P紙(登録商標、ゼロックス株式会社製)に印字し、印
字物を24時間自然乾燥させた。その印字物を100c
cの水に浸漬し、浸漬前後の濃度の変化をMacbet
h PCMII(マクベス社製)で測定した。その結果
は、表に示される通りである。表中、 浸漬前後でOD値の変化が0.5以下の場合−○ 浸漬前後でOD値の変化が0.5〜1.0の場合−△ 浸漬前後でOD値の変化が1.0以上の場合−×
【0073】(d) 指触性 インクジェットプリンタHG−5130でXerox
P紙(登録商標、ゼロックス株式会社製)に印字し、印
字物を24時間自然乾燥させた。その印字物を25℃、
50%RHの環境で指で擦り、印字の汚れの発生の有無
を目視で観察した。その結果は、表に示される通りであ
る。表中、 印字の汚れが観察されない場合−○ 印字の汚れが若干発生するが、文字の判別は可能な場合
−△ 印字の汚れで文字の判別ができない場合−×
【0074】(e) 耐光性 インクジェットプリンタHG−5130でXerox
P紙(登録商標、ゼロックス株式会社製)に印字し、2
4時間印字物を自然乾燥させた。その印字物に、キセノ
ンフェードテスターXF−15N(島津製作所製)を用
いて、70%RHの環境で50時間光照射を行った。光
照射の前後での、L*a*bの色差の変化をCR−12
1色彩色差計(ミノルタ株式会社製)で測定した。
【0075】その結果は、表に示される通りである。表
中、 ΔE≦10の場合−○ ΔE>10の場合−×
【0076】(f) 印字品質(にじみ) インクジェットプリンタHG−5130で、Xerox
P紙(登録商標、ゼロックス株式会社製)、Rico
py 6000紙(登録商標、リコー株式会社製)、X
erox 4024紙(登録商標、ゼロックス株式会社
製)、Neenah Bond紙(登録商標、キンバリ
ークラーク社製)の各紙に印字し、印字のにじみの発生
の有無を調べた。その結果は、表に示される通りであ
る。表中、 にじみがなく鮮明な印字の場合−○ ひげ状ににじみが発生した場合−△ 文字の輪郭がはっきりしないほどにじみが発生した場合
−×
【0077】(g) 印字品質(OD値) 上記印字品質(にじみ)の項で得た印字物の反射OD値
をMacbeth PCMIIで測定した。その結果
は、表に示される通りである。
【0078】(h) 速乾性 上記印字品質(にじみ)の項と同様の四種の紙に、イン
クジェットプリンタHG−5130で100%duty
印字(ベタ印字)を行い、印字に手で触れても手が汚れ
なくなるまでの時間で速乾性を評価した。その結果は、
表に示される通りである。表中、 30秒以内−○ 30秒を越える−×
【0079】(i) 印字ムラ インクジェットプリンタHG−5130で、Ricop
y 6000紙(登録商標、リコー株式会社製)、Ca
non dry紙(登録商標、キャノン株式会社製)に
100%dutyで印字を行った。Macbeth P
CMIIを用いて、印字部の任意の5点のOD値を測定
し、その平均値を求めた。この手順を5回繰り返し、5
つの平均値の最大値と最小値の差を求めた。この差が
0.5未満であると実用上問題なく、さらには0.4未
満が好ましい。その結果は、表に示される通りである。
表中、 OD値の差が0.4未満−◎ OD値の差が0.4以上〜0.5以下−○ OD値の差が0.5を越える−×
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】
【0082】
【表3】
【0083】
【表4】
【0084】
【表5】
【0085】
【表6】 *1:樹脂エマルジョンを含まず *2:成分(b)を含まず
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−315344 (32)優先日 平4(1992)11月25日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 林 広 子 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 竹 本 清 彦 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 安良田 悟 兵庫県姫路市御国野町国分寺138−1 御 国色素株式会社内 (72)発明者 川 端 一 誠 兵庫県姫路市御国野町国分寺138−1 御 国色素株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分を含んでなる、水系インクジェッ
    ト記録用インク。 (a) 顔料 (b) 糖類、その誘導体および水酸基を5個以上有す
    るポリオールから選択される成分 (c) 樹脂エマルジョン
  2. 【請求項2】成分(b)としての糖類が、単糖類、二糖
    類、オリゴ糖類および多糖類から選択されるものであ
    る、請求項1記載のインクジェット記録用インク。
  3. 【請求項3】成分(b)としての糖誘導体が、還元糖、
    酸化糖、糖脱水誘導体、アミノ糖またはチオ糖である、
    請求項1記載のインクジェット記録用インク。
  4. 【請求項4】成分(b)としてのポリオールがイノシト
    ールである、請求項1記載のインクジェット記録用イン
    ク。
  5. 【請求項5】樹脂エマルジョンの最低造膜温度が50℃
    以上である、請求項1記載のインクジェット記録用イン
    ク。
  6. 【請求項6】樹脂エマルジョンが、アクリル系樹脂エマ
    ルジョン、酢酸ビニル系樹脂エマルジョン、塩化ビニル
    系樹脂エマルジョン、アクリル−スチレン系樹脂エマル
    ジョン、ブタジエン系樹脂エマルジョンおよびスチレン
    系樹脂エマルジョンから選択されるものである、請求項
    1記載のインクジェット記録用インク。
  7. 【請求項7】樹脂エマルジョン中の樹脂成分:成分
    (b)の重量比が1:0.5〜1:50未満である、請
    求項1記載のインクジェット記録用インク。
  8. 【請求項8】顔料:樹脂エマルジョン中の樹脂成分の重
    量比が1:0.1〜1:2であり、かつ、成分(b):
    顔料とエマルジョン中の樹脂成分との合計量の重量比が
    1:0.1〜1:2である、請求項1記載のインクジェ
    ット記録用インク。
  9. 【請求項9】樹脂エマルジョンの樹脂成分を0.1〜4
    0重量%含んでなる、請求項1記載のインクジェット記
    録用インク。
  10. 【請求項10】成分(b)を0.1〜40重量%含んで
    なる、請求項1記載のインクジェット記録用インク。
  11. 【請求項11】湿潤剤を更に含んでなる、請求項1記載
    のインクジェット記録用インク。
  12. 【請求項12】低沸点有機溶媒をさらに含んでなる、請
    求項11記載のインクジェット記録用インク。
  13. 【請求項13】顔料が顔料を分散剤で溶媒中に分散させ
    て得られた顔料分散液である、請求項1記載のインクジ
    ェット記録用インク。
  14. 【請求項14】顔料と樹脂エマルジョン中の樹脂成分と
    の合計量:分散剤の重量比が1:0.02〜1:0.5
    であり、かつ、分散剤:成分(b)の重量比が1:0.
    5〜50である、請求項13記載のインクジェット記録
    用インク。
  15. 【請求項15】顔料分散液がアミンを更に含んでなるも
    のである、請求項13記載のインクジェット記録用イン
    ク。
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