JPH04120794U - 着付人形の頭部 - Google Patents

着付人形の頭部

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JPH04120794U
JPH04120794U JP3357891U JP3357891U JPH04120794U JP H04120794 U JPH04120794 U JP H04120794U JP 3357891 U JP3357891 U JP 3357891U JP 3357891 U JP3357891 U JP 3357891U JP H04120794 U JPH04120794 U JP H04120794U
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JP
Japan
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head
hair
doll
locking hole
dressing
Prior art date
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Pending
Application number
JP3357891U
Other languages
English (en)
Inventor
孝二 鈴木
Original Assignee
株式会社鈴木龍虎堂
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Publication date
Application filed by 株式会社鈴木龍虎堂 filed Critical 株式会社鈴木龍虎堂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着付人形の頭部を小さくしても、人形の頭髪
をふくよかな量のある頭髪多量に頭部20を設けること
ができ、しかも頭髪22を変形することによって人形の
性別、年令の差異を表現することができる着付人形の頭
部を目的とする。 【構成】 多数本の毛髪を集束して形成した頭髪部3A
を、頭部体2の頭部2Aの幅方向に貫通して形成した係
止孔2Cに挿通させて頭上部2A2において二つに折曲
し、この折曲部3A1の折曲終端を結束糸3Bにより結
束して頭部体2に係止して着付人形の頭部本体1を構成
したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型の雛人形や五月人形等、種々の着付人形に使用する着付人形の 頭部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、この種従来の着付人形の頭部を示し、図において20は頭部であって 、この頭部20は木彫又は粘土の型抜きで製作され、顔面21には、胡粉絵の具 を塗り、目、鼻が描かれ、頭髪22は、人間の毛髪によく似た細い繊維状のもの を植設するか、或いは、糊等で貼着されて形成されている。 23は、首部を示し、着付人形の胴部の襟部分に差し込んで取り付けるもので ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の如く、従来の着付人形の頭部20は木彫等で製作され、かつ、頭髪22 を植設するか貼着するため、頭部20を小さくするにも限界があり、しかも、頭 部20を小さくすれば、するほど頭部20に頭髪22を植設したり貼着するのは 困難になるという問題点があった。 しかも、頭部20を小さくすれば、頭髪22を頭部20に多量に植設又は貼着 することができず、風格のある人形の頭部20を製作することができないという 問題点があった。 この考案は、かかる課題を解決するためになされたもので、人形の頭部20を 小さくすることが可能で、しかも頭部20を小さくしても、頭髪22を多量に頭 部20を設けることができ、しかも頭髪22を変形することによって人形の性別 、年令の差異を表現することができる着付人形の頭部を提供することを目的とす る。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る着付人形の頭部は、頭部と首部とより形成すると共に、この頭部 の幅方向に貫通する係止孔を形成した頭部体と、多数本の毛髪を集束して形成し た頭髪部を、前記係止孔に挿通させて頭髪部を二つに折曲し、この折曲部の折曲 終端を結束して形成した頭髪体とより構成している。
【0005】
【作用】
本考案においては、多数本の毛髪を集束して形成した頭髪部を頭部体の頭部の 幅方向に貫通して形成した係止孔に挿通させて二つに折曲し、この折曲部の折曲 終端を結束して頭部体に係止して設けるように構成していることから、小さな人 形の頭部でも、ふくよかな量のある頭髪を簡単に頭部に設けられる。
【0006】
【実施例】
図1は、本考案着付人形の頭部の側面図、図2は図1の頭部の正面図、図3は 該頭部に頭髪を設けた状態を示す側面図である。 1は本考案の人形の頭部本体を示し、この頭部本体1は頭部体2と頭髪体3と より構成されている。また、この頭部体2は、頭部2Aと首部2Bとより構成さ れ、この頭部2Aには、頭部2Aの幅方向、即ち頭部2Aの側頭方向に貫通する 係止孔2Cが形成されている。 また、頭部体2は土の粘土による型抜きによって制作され、頭部体2全体に胡 粉絵の具を塗り、頭部2Aの顔面2A1に眉毛、目、鼻、口などが描かれている 。
【0007】 3は本考案人形の頭髪体を示し、この頭髪体3は頭髪部3Aと結束糸3Bとに より構成され、この頭髪部3Aを前記係止孔2Cに挿通し、該結束糸3Bにより 頭部2Aに係止している。 この頭髪部3Aは人間の毛髪、或いは、当該毛髪に似た黒色の光沢のある化学 繊維の毛髪を数十本集束して形成され、この実施例における毛髪はイルミヘアー を使用している。 また、頭髪部3Aの色は黒色に限定されず、人形の種類、例えば翁や媼等であ れば白色のものを使用する。 頭髪部3Aの長さは人形の種類によって異なり、例えば、雛人形の女雛や女官 は長い頭髪を、男雛等は短いものを使用する。 頭髪体3の製作は、図3に示すごとく、頭髪部3Aを、頭髪部3Aの一端より 頭髪部3Aの中央部まで前記係止孔2Cに挿通する共に、前記顔部1Aの頭上部 2A2を挾持するように頭髪部3Aを二つに折曲し、この折曲部3A1の二つの 折曲終端3A2,3A2を結束糸3Bにより結束させ、頭髪部3Aを頭部2Aに 係止させている。 また、結束糸3Bは、頭髪部3Aと同系色の色目の糸を用い、黒色の頭髪部3 Aであれば、黒糸を用い、白髪であれば白糸を使用する。また、この結束糸3B の材質は問わず、通常の繊維糸或いはゴム糸等であってもよい。
【0008】 前記頭部2Aの長さは、約1.2センチ、側頭間の幅は約0.8センチ程度に 形成されている。 なお、4は支持棒で、頭部体2を制作するとき、或いは頭部体2を用いて人形 を作るとき、頭部体2を支持するものである。
【0009】 次に、前記構成の使用状態を説明する。 例えば、図5に示すような雛人形の女雛を製作する場合は、図4の如く、まず 、本考案の頭部本体1に、和紙を裏打ちした布製の襟5を幾重にもかさねて、人 形の胴体6を製作する。 その際、頭部本体1が胴体6から抜けないように、接着剤でしっかり襟5に接 着する。 そして、胴体6に袴7を接着剤で張付け、その上から打掛8を着せて同じく接 着剤で接着した後、衣装を整える。 さらに胴体6の正面部分に扇9を糸で縫い付け、かつ五色の糸10を打掛8の 上端に巻いて、正面部で結び合わせる。 頭髪体3は、まず、頭髪部3Aを上記折曲部3A1より約1/3程度のところ で、和紙11で束ねて固定し和紙11の上から紅白の糸12で結んだ後、和紙1 1の裏面に接着剤を塗付して打掛8の背中の部分に貼着する。 さらに、頭飾13を取り付けて雛人形の女雛が完成する。 このように完成した女雛は頭部が本考案のように極めて簡単な構成にもかかわ らず、頭部体2の頭部2Aがあたかも女雛の顔を思わせ、頭部は、豊かな髪を頂 いているように見え、風格のある女雛が完成する。
【0010】 上記実施例では、本考案の着付人形の頭部を雛人形の女雛に取り付けたものを 説明したが、本考案ではかかる女雛の頭部に限定されず、男雛や、五月人形等の 伝統的な人形や、現代的な人形にも使用することができる。 男雛の頭部の場合は頭髪部3Aの長さを短く切りそろえて上方へ立設させ、か つ、頭飾を変えることによって男雛らしい頭部となり、高齢の人形の頭部は頭髪 部3Aを白くすることによってその趣をだすことができる。 また、前期実施例においては、頭髪部3Aを、前記頭部2Aの頭上部2A2を 挾持するように頭髪部3Aを二つに折曲し、この折曲部3A1の二つの折曲終端 3A2,3A2を結束糸3Bにより結束させ、頭髪部3Aを頭部2Aに係止させ ているが、頭髪部3Aを、前記頭部2Aの後頭部を挾持するように頭髪部3Aを 二つに折曲し、この折曲部3A1の二つの折曲終端3A2,3A2を結束糸3B により結束させ、頭髪部3Aを頭部2Aに係止させてもよい。また、顔部1Aの 前頭部を挾持するように頭髪部3Aを二つに折曲し、頭髪部3Aを頭部2Aに係 止させてもよい。 上記の如く、頭髪体3の折曲部3A1位置を、係止孔2Cの周方向に添って移動 させることによって、いわゆる顔の額部分或いは、頭部2Aの頭上部の大小を変 更することができ、種々の年齢、或いは性別を相違する頭部本体1を製作するこ とができる。 したがって、女性或いは年少者の場合は、頭部2Aの前頭部や頭上部2A2に 挾持するように頭髪部3Aを二つに折曲し、武士や翁の場合は、顔部1Aの後頭 部を挾持するように頭髪部3Aを二つに折曲し、この折曲部3A1の二つの折曲 終端3A2,3A2を結束糸3Bにより結束させ、頭髪部3Aを頭部2Aに係止 させる。 また、頭部体2の形状は、図面実施例に限定されず、人形の種類によって、色 々変化するものである。
【0011】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は、頭部と首部とより形成すると共に、この頭部の幅方向 に貫通する係止孔を形成した頭部体と、多数本の毛髪を集束して形成した頭髪部 を、前記係止孔2Cに挿通させて頭髪部2Aを二つに折曲し、この折曲部の折曲 終端を結束して形成した頭髪体とより構成していることから、小さな人形の頭部 を製作しても、該頭部にふくよかな量のある頭髪を迅速に、かつ簡単に設けるこ とが可能である。 また、頭部体に設ける頭髪部の角度を変えることによって、男女の性別、年齢 の相違を的確に表現することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の人形の頭部の側面図である。
【図2】本考案の人形の頭部の正面図である。
【図3】人形の頭部に頭髪を設けた状態を示す側面図で
ある。
【図4】本考案の人形の頭部を用いて雛人形を製作する
過程を示す人形の胴体部分の斜視図である。
【図5】本考案の人形の頭部を用いた雛人形の完成図を
示す斜視図である。
【図6】従来の人形の頭部を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 頭部体 2A 顔部 2B 頭部 2C 係止孔 3 頭髪体 3A 頭髪部 3A1 折曲部 3B 結束糸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部と首部とより形成すると共に、この
    頭部の幅方向に貫通する係止孔を形成した頭部体と、多
    数本の毛髪を集束して形成した頭髪部を、前記係止孔に
    挿通させて頭髪部を二つに折曲し、この折曲部の折曲終
    端を結束して形成した頭髪体とより構成することを特徴
    とする着付人形の頭部。
  2. 【請求項2】 請求項1の着付人形の頭部において、頭
    髪部3Aと同系色の色目の結束糸を用いて頭髪部を結束
    した着付人形の頭部。
JP3357891U 1991-04-11 1991-04-11 着付人形の頭部 Pending JPH04120794U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3088588B2 (ja) * 1992-05-20 2000-09-18 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録用インク

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3088588B2 (ja) * 1992-05-20 2000-09-18 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録用インク

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