JPH06211824A - ラニチジンの製法 - Google Patents

ラニチジンの製法

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JPH06211824A
JPH06211824A JP5230589A JP23058993A JPH06211824A JP H06211824 A JPH06211824 A JP H06211824A JP 5230589 A JP5230589 A JP 5230589A JP 23058993 A JP23058993 A JP 23058993A JP H06211824 A JPH06211824 A JP H06211824A
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methyl
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nitromethane
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water
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John Frederick Seager
ジョン、フレデリック、シーガー
Roger Dansey
ロジャー、デンシー
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Glaxo Group Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C331/00Derivatives of thiocyanic acid or of isothiocyanic acid
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D307/34Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D307/38Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記の工程(1)、(2)および(3)から
なることを特徴とする、下記式(II)のN−メチル−
1−アルキルチオ−2−ニトロエテンアミン誘導体の製
造を含むラニチジンの製造法。 (1)下記式(I) の化合物を製造する工程。 (2)下記式(I)の化合物を適当なアルキル化剤と反
応させて下記式(II) のN−メチル−1−アルキルチオ−2−ニトロエテンア
ミン誘導体を製造する工程。 (3)下記式(II)の誘導体を2−[5−(N,N−
ジメチル−アミノメチル)−2−フランメチルチオ]エ
チルアミンと反応させる工程。 【効果】 高い安全性と収率が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラニチジンの製造に関す
る。さらに具体的には、本発明はN‐メチル‐1‐アル
キルチオ‐2‐ニトロエテンアミン誘導体である中間体
からラニチジンを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これらの中間体はメチルアミンとの反応
による2,2‐ビスアルキルチオ‐1‐ニトロエテン誘
導体の単一のアルキルチオ基の直接置換により従来製造
されてきた。しかしこの反応は選択性を欠きそして未反
応の原料及びビス‐アミノ化副生物の2,2‐ビスメチ
ルアミノ‐1‐ニトロエテンの両方を混在するN‐メチ
ル‐1‐アルキルチオ‐2‐ニトロエテンをもたらす。
【0003】英国特許第1421792号は式 〔式中X及びYは同一でも異なってもよくそれぞれ水
素、ニトロ、シアノ又はSO2 Ar(式中Arは置換さ
れていてもよいフェニルである)であってX及びYはと
もに水素ではなくRは低級アルキルを表わし、そしてR
2 は低級アルキル又はアルアルキルを表わす〕の化合物
が以下の反応式
【化1】 により製造されることを開示している。置換されたメタ
ンCH2 XYは強塩基例えば水素化ナトリウム又は水酸
化ナトリウムによる処理後イソチオシアナートエステル
と反応するとされている。開示されたこの反応の唯一の
特定な実施例においてメチルイソチオシアナートは水素
化ナトリウム及びジメチルホルムアミドの存在下マロノ
ニトリルと反応させている。反応の第二の段階はジメチ
ルホルムアミド中沃化メチルを添加することにより行わ
れる。
【0004】ヘミッシュ・ベリヒテ(Chem, Ber )10
,591〜604(1967)はフェニルイソチオシ
アナートとニトロメタンとの反応を開示しそしてまた反
応がジメチルホルムアミド中の水素化ナトリウムの存在
下で行うべきことを開示している。この反応の後に沃化
メチルによるメチル化を行って、N‐フェニル‐1‐メ
チルチオ‐2‐ニトロエテンアミンを製造する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の文献に
より教示されたジメチルホルムアミド中の水素化ナトリ
ウムの使用はこれらの反応剤の組合せに伴う周知の危険
さからみて大規模な製造には適していない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記の
工程(1)、(2)および(3)からなることを特徴と
する、下記一般式(II)のN−メチル−1−アルキル
チオ−2−ニトロエテンアミン誘導体の製造を含むラニ
チジンの製造法が提供される。 (1)一般式(I) (ここでQは水素、適当な塩基から誘導される陽イオン
またはC1-4 アルキル基である。)の化合物を製造する
工程(ただし、この工程は、メチルイソチオシアネート
とニトロメタンのカルボアニオン(ただし、このニトロ
メタンのカルボアニオンはニトロメタンと当該塩基とか
らその場で発生させたものである。)とを溶媒としての
ジメチルスルホキシドの存在下に、任意に共溶媒の存在
下に、反応させ、任意に、Qが陽イオンである化合物を
適当な酸で処理してQが水素である化合物を生成させ、
任意に、Qが水素または陽イオンである化合物をアルキ
ル化して、QがC1-4 アルキルである化合物(I)を生
成させることからなる。)。 (2)引き続き一般式(I)の化合物を適当なアルキル
化剤と反応させて下記一般式(II) (ここで、R1 はC1-4 アルキル基である。)のN−メ
チル−1−アルキルチオ−2−ニトロエテンアミン誘導
体を製造する工程。 (3)さらに引き続いて一般式(II)の誘導体を2−
[5−(N,N−ジメチル−アミノメチル)−2−フラ
ンメチルチオ]エチルアミンと反応させる工程。
【0007】本発明では、溶媒としてのジメチルスルホ
キシドの存在下そして任意には共溶媒(co-solvent)の
存在下メチルイソチオシアナートとニトロメタンのカル
ボアニオンとを反応させることによりなる式(I) (ここでQは水素、適当な塩基から誘導される陽イオン
またはC1-4 アルキル基である。)の化合物を先ず製造
する方法を提供する。カルボアニオンは好都合には適当
な塩基との反応によりニトロメタンからその場で発生さ
れる。式(I)においてQはニトロメタンのカルボアニ
オンを製造するのに用いられる塩基から誘導される陽イ
オンを表わす。
【0008】Qが水素原子である式(I)の化合物は1
当量の適当な桟の添加によりQが陽イオンである式
(I)の化合物から製造されよう。
【0009】Qが水素又は陽イオンである式(I)の化
合物は適当なアルキル化剤例えばハロゲン化アルキル
(例えば臭化メチル又は沃化メチル)又はジアルキルス
ルフェート(例えばジメチルスルフェート)により処理
されて式(II) (式中R1 〜R4 アルキル基好ましくはメチルである)
のN‐メチル‐1‐アルキルチオ‐2‐ニトロエテンア
ミン誘導体が製造されよう。
【0010】メチルイソチオシアナートとニトロメタン
のカルボアニオンとの反応が溶媒としてのジメチルスル
ホキシド中そして任意には共溶媒の存在下行われるなら
ば式(I)の化合物の形成そして式(II)のN‐メチル
‐1‐アルキルチオ‐2‐ニトロエテンアミン誘導体の
製造が特に良好な収率で生じることが驚くべきことに見
出された。従ってメチルイソチオシアナートとニトロメ
タンとの反応が塩基としての水素化ナトリウムの存在下
行われるとき収率はジメチルホルムアミドが溶媒として
用いられるときの22%からジメチルスルホキシドが溶
媒として用いられるときの59%に増大する。
【0011】好ましくは、式(I)の化合物はその場で
(in situ)アルキル化剤と反応させ、そしてこの場合反
応はまた一般に同一の溶媒媒体中で行われよう。
【0012】式(II)のN‐メチル‐1‐アルキルチオ
‐2‐ニトロエテンアミン誘導体を製造する本発明によ
る好ましい方法は、メチルイソチオシアナートとニトロ
メタンのカルボアミンとを反応させて式(I)の化合物
を得、そしてその場で前述の如き適切なアルキル化剤と
のアルキル化を行うことよりなり、反応は溶媒としての
ジメチルスルホキシドの存在下そして任意には共溶媒の
存在下で行われる。その選択は用いられる塩基に依存す
るが、適当な共溶媒には非プロトン性溶媒(例えばジメ
チルホルムアミド及びN‐メチルピロリジノン)及び水
がある。
【0013】本発明の特定な態様では、適当なメチル化
剤例えば沃化メチル又はジメチルスルフェートを用い
て、その場で製造された式(I)の化合物をメチル化し
て、N‐メチル‐1‐アルキルチオ‐2‐ニトロエテン
アミン即ちR1 がメチルである式(II)の化合物を得
る。
【0014】式(I)の化合物は新規である。それらは
互変異性の形で存在しうるしそして式(I)はすべての
これらの形を含むものである。Qが水素又はアルキル金
属陽イオン(特にナトリウム又はカリウム)を表わす式
(I)の化合物は本発明の他の態様を表わす。
【0015】本発明のこの方法によれば、さらに精製す
ることなくラニチジンを製造するのに用いられる形でそ
して高収率で式(II)のN‐メチル‐1‐アルキルチオ
‐2‐ニトロエテンアミンが得られる。安価で簡単でし
かも市販の原料を用いるこの方法は、一般に大規模且温
和な条件下で安全に行われよう。本発明のこの方法は、
N‐メチル‐1‐アルキルチオ‐2‐ニトロエテンアミ
ンの製造に特に適用されうる。
【0016】好都合には、ニトロメタンのカルボアニオ
ンはニトロメタンを適当な塩基により処理することによ
りその場で製造される。特に適当な塩基には、アルキル
金属水素化物、アルキル金属水酸化物又はアルキル金属
アルコキシド例えば水素化ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、ナトリウムエトキシド、ナトリウ
ムイソプロポキシド及びカリウム三級‐ブトキシドがあ
る。アルキル金属水酸化物が好ましく、そして塩基がア
ルキル金属水酸化物のときそれは水溶液として加えられ
よう。
【0017】アルキル化剤との次の反応がその場で製造
された式(I)の化合物について行われるとき同一の溶
媒媒体が一般にアルキル化反応に用いられよう。
【0018】反応の温度は好都合には0〜50℃の範囲
内にあり、そして反応は好ましくは室温で行われる。
【0019】本発明は前記の如く製造されたN‐メチル
‐1‐アルキルチオ‐2‐ニトロエテンアミン誘導体
〔式(II)〕と適切なアミンとを反応させることよりな
る‐NHC(=CHNO2 )NHCH3 末端基を有する
特にヒスタミンH2 拮抗剤の化合物の製造方法を提供す
る。従って本発明のこの態様によれば、ラニチジンは好
ましくは式(II)の化合物としてN‐メチル‐1‐アル
キルチオ‐2‐ニトロエテンアミンを用い、アミンとし
ての2‐〔5‐(N,N‐ジメチルアミノメチル)‐2
‐フランメチルチオ〕エチルアミンから製造されよう。
反応は溶媒例えば水中で任意には加熱しつつ実施されよ
う。
【0020】
【実施例】本発明は下記の実施例により説明されるが決
してそれにより限定されない。
【0021】実施例1(式(I)の化合物の製造) N‐メチル‐1‐メチルチオ‐2‐ニトロエテンアミン (i) ニトロメタン(1.25g)を1分間にわたって
ジメチルスルホキシド(7.5%の水を含む)(18m
l)中の水酸化カリウム片(1.15g)の懸濁液へ加
えた。ジメチルスルホキシド(7.5%の水を含む)
(2.5ml)中のメチルイソチオシアナート(1.5
g)の溶液を温度を20〜26°に保ちつつ2分間にわ
たって加えた。溶液を室温でさらに0.5時間攪拌しそ
して温度を22〜24°に保ちつつ沃化メチル(3.1
9g)を2分間にわたって滴下した。攪拌を室温で1時
間続けそして溶液を次に水(200ml)により希釈し
そしてジクロロメタンにより抽出した。合せた抽出物を
水洗し蒸発乾固しそして残渣を2‐プロパノールから結
晶化して表題化合物(1.5g)を得た。収率49.4
%、融点113〜116.5°。
【0022】(ii) ジメチルスルホキシド(7.5%の
水を含む)(5ml)中のニトロメタン(1.32g)
をジメチルスルホキシド(7.5%の水を含む)(20
ml)中の水素化ナトリウム(0.52g)へ0〜5℃
で5分間にわたって加えた。混合物を放置して室温とし
さらに30分後にジメチルスルホキシド(7.5%の水
を含む)(5ml)中のメチルイソチオシアナート
(1.58g)を5分間にわたって加えた。温度を30
°以下に保ちつつ混合物をジメチルスルホキシド(7.
5%の水を含む)(5ml)中の沃化メチル(3.07
g)により処理しそして得られた溶媒を1晩攪拌した。
溶媒を除去し水(50ml)を残渣に加えそして混合物
を実施例1(i) のやり方に従って処理して表題化合物
(1.88g)を得た。収率58.7%、融点112〜
114°。
【0023】(iii) 温度を20〜25°に保ちつつ窒
素の雰囲気下ニトロメタン(0.62g)を乾燥ジメチ
ルスルホキシド(9ml)中のカリウム三級‐ブトキシ
ド(1.1g)の懸濁液に2分間にわたって滴下した。
混合物を10分間攪拌しそしてジメチルスルホキシド
(7.5%の水を含む)(3ml)中のメチルイソチオ
シアナート(0.715g)の溶液を2分間にわたって
滴下した。攪拌を室温で0.5時間続けそして次に沃化
メチル(1.52g)を2分間にわたって滴下しその間
室温を20〜25°に保った。溶液を2時間室温で攪拌
し水(100ml)により希釈しそして実施例1(i) の
やり方に従って処理して表題化合物(0.96g)を得
た。収率66.1%、融点113〜115.5°。(iv)
実施例1(iii) のやり方で従うがカリウム三級‐ブト
キシドの代りに水酸化ナトリウム(1.6g)を用い、
ジメチルスルホキシド(7.5%の水を含む)(35m
l)中のニトロメタン(2.44g)及びジメチルスル
ホキシド(7.5%の水を含む)(5ml)中のメチル
イソチオシアナート(2.92g)を用い沃化メチル
(6.25g)によるアルキル化によって表題化合物
(2.64g)を得た。収率44.5%、融点113〜
116°。
【0024】実施例2 (式(I)の化合物の製造) N‐メチル‐1‐メチルチオ‐2‐ニトロエテンアミン 水(12.4ml)中の水酸化ナトリウム(20.88
g)をジメチルスルホキシド(1.85ml)中のメチ
ルイソチオシアナート(27.22g)及びニトロメタ
ン(22.75g)の攪拌した溶液に加え温度を10〜
15°に保った。攪拌は10〜15°で60分間続けら
れ、そして溶液を2つの部分に等分(各120ml)し
た。
【0025】(i) 第1の部分を10〜15°で攪拌
し、その間ジメチルサルフェート(17.62ml)を
15分以上加えた。攪拌を30分間続け、そして水(9
0ml)を加え混合物を実施例1(i) の手順に従って処
理して表題化合物(12.45g)を得た。収率45.
1%、融点112.5〜114°。
【0026】(ii) 第2の部分をヨウ化メチル(11.
66ml)と処理し同様のやり方で処理して表題化合物
(14.61g)を得た。収率52.9%、融点11
2.5〜114°。
【0027】実施例3(式(I)の化合物の製造) N‐メチル‐1‐メチルチオ‐2‐ニトロエテンアミン 温度を25°以下に保ちつつ乾燥ジメチルスルホキシド
(6.71g)中のニトロメタン(1.05g)及びメ
チルイソチオシアナート(1.26g)をジメチルホル
ムアミド(4.3ml)中の水素化ナトリウム(0.4
1g)の攪拌した懸濁液に70分間にわたって加えた。
攪拌を3時間続け次に沃化メチル(2.45g)を15
分間にわたって加えその間温度を30°以下に保った。
得られた溶液を30分間攪拌し水(9ml)を加えそし
て溶液を実施例(i) のやり方に従って処理して表題化合
物(1.30g)を得た。収率50.8%、融点11
3.5〜115.5°。
【0028】実施例4(式(I)の化合物の製造) N‐メチル‐1‐メチルチオ‐2‐ニトロエテンアミン 温度を15〜20°に保ちつつニトロメタン(22.7
g)をジメチルスルホキシド(157.5ml)及び水
(6.4ml)中の水酸化カリウム片(20.86g)
の攪拌した懸濁液に8分間にわたって加えた。ジメチル
スルホキシド(27ml)及び水(1ml)中のメチル
イソチオシアナート(27.19g)の溶液を20分間
にわたって滴下しその間温度を15〜25°に保った。
攪拌を室温でさらに1時間続けそして温度を15〜20
°に保ちつつ沃化メチル(52.78g)を10分間に
わたって加えた。得られた混合物を室温でさらに1時間
攪拌し次に水(178ml)を加えそして混合物を実施
例1(i) のやり方に従って処理して表題化合物(25.
68g)を得た。収率46.6%、融点113〜116
°。
【0029】実施例5(式(II)の化合物の製造) N‐〔2‐〔5‐(ジメチルアミノ)メチル‐2‐フラ
ニルメチルチオ〕エチル〕‐N′‐メチル‐2‐ニトロ
‐1,1‐エテンジアミン 水(25ml)中の2‐〔5‐(N,N‐ジメチルアミ
ノメチル)‐2‐フランメチルチオ〕エチルアミン(3
2.1g)の溶液を50°で水(40ml)中のN‐メ
チル‐1‐メチルチオ‐2‐ニトロエテンアミン(23
g)の攪拌した溶液へ4時間にわたって滴下した。反応
混合物をさらに2時間50°に加熱しそして次に90°
に加熱した。メチルイソブチルケトン(150ml)を
溶液を加えそして水を共沸蒸留により除去した。溶液を
60°に冷しそして木炭(1.5g)を加えた。混合物
を濾過し木炭の残渣をメチルイソブチルケトン(50m
l)により洗いそして合せた濾液及び洗滌液を0°に冷
却した。表題化合物(39g)融点68〜70°が晶出
しそして濾取した。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】実施例1(式(I)/(II)の化合物の
製造) N−メチル−1−メチルチオ−2−ニトロエテンアミン (i) ニトロメタン(1.25g)を1分間にわたっ
てジメチルスルホキシド(7.5%の水を含む)(18
ml)中の水酸化カリウム片(1.15g)の懸濁液へ
加えた。ジメチルスルホキシド(7.5%の水を含む)
(2.5ml)中のメチルイソチオシアナート(1.5
g)の溶液を温度を20〜26°に保ちつつ2分間にわ
たって加えた。溶液を室温でさらに0.5時間攪拌しそ
して温度を22〜24°に保ちつつ沃化メチル(3.1
9g)を2分間にわたって滴下した。攪拌を室温で1時
間続けそして溶液を次に水(200ml)により希釈し
そしてジクロロメタンにより抽出した。合せた抽出物を
水洗し蒸発乾固しそして残渣を2−プロパノールから結
晶化して表題化合物(1.5g)を得た。収率49.4
%、融点113〜116.5°。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】実施例2 (式(I)/(II)の化合物
の製造) N−メチル−1−メチルチオ−2−ニトロエテンアミン 水(12.4ml)中の水酸化ナトリウム(20.88
g)をジメチルスルホ キシド(1.85ml)中のメ
チルイソチオシアナート(27.22g)及びニ トロ
メタン(22.75g)の攪拌した溶液に加え温度を1
0〜15°に保った 。攪拌は10〜15°で60分間
続けられ、そして溶液を2つの部分に等分(各 120
ml)した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】実施例3(式(I)/(II)の化合物の
製造) N−メチル−1−メチルチオ−2−ニトロエテンアミン 温度を25°以下に保ちつつ乾燥ジメチルスルホキシド
(6.71g)中のニトロメタン(1.05g)及びメ
チルイソチオシアナート(1.26g)をジメチルホル
ムアミド(4.3ml)中の水素化ナトリウム(0.4
1g)の攪拌した懸濁液に70分間にわたって加えた。
攪拌を3時間続け次に沃化メチル(2.45g)を15
分間にわたって加えその間温度を30°以下に保った。
得られた溶液を30分間攪拌し水(9ml)を加えそし
て溶液を実施例1(i)のやり方に従って処理して表題
化合物(1.30g)を得た。収率50.8%、融点1
13 .5〜115.5°。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】実施例4(式(I)/(II)の化合物の
製造) N−メチル−1−メチルチオ−2−ニトロエテンアミン 温度を15〜20°に保ちつつニトロメタン(22.7
g)をジメチルスルホキシド(157.5ml)及び水
(6.4ml)中の水酸化カリウム片(20.86g)
の攪拌した懸濁液に8分間にわたって加えた。ジメチル
スルホキシド(27ml)及び水(1ml)中のメチル
イソチオシアナート(27.19g)の溶液を20分間
にわたって滴下しその間温席を15〜25°に保った。
攪拌を室温でさらに1時間続けそして温度を15〜20
°に保ちつつ沃化メチル(52.78g)を10分間に
わたって加えた。得られた混合物を室温でさらに1時間
攪拌し次に水(178ml)を加えそして混合物を実施
例1(i)のやり方に従って処理して表題化合物(2
5.68g)を得た。収率46.6%、融点113〜1
16°。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】実施例5(ラニチジンの製造) N−〔2−〔5−(ジメチルアミノ)メチル−2−フラ
ニルメチルチオ〕エチル〕−N′−メチル−2−ニトロ
−1,1−エテンジアミン 水(25ml)中の2−〔5−(N,N−ジメチルアミ
ノメチル)−2−フランメチルチオ〕エチルアミン(3
2.1g)の溶液を50°で水(40ml)中のN−メ
チル−1−メチルチオ−2−ニトロエテンアミン(23
g)の攪拌した溶液へ4時間にわたって滴下した。反応
混合物をさらに2時間50°に加熱しそして次に90°
に加熱した。メチルイソブチルケトン(150ml)を
溶液を加えそして水を共沸蒸留により除去した。溶液を
60°に冷しそして木炭(1.5g)を加えた。混合物
を濾過し木炭の残渣をメチルイソブチルケトン(50m
l)により洗いそして合せた濾液及び洗滌液を0°に冷
却した。表題化合物(39g)融点68〜70°が晶出
しそして濾取した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の工程(1)、(2)および(3)か
    らなることを特徴とする、下記一般式(II)のN−メ
    チル−1−アルキルチオ−2−ニトロエテンアミン誘導
    体の製造を含むラニチジンの製造法。 (1)一般式(I) (ここでQは水素、適当な塩基から誘導される陽イオン
    またはC1-4 アルキル基である。)の化合物を製造する
    工程(ただし、この工程は、メチルイソチオシアネート
    とニトロメタンのカルボアニオン(ただし、このニトロ
    メタンのカルボアニオンはニトロメタンと当該塩基とか
    らその場で発生させたものである。)とを溶媒としての
    ジメチルスルホキシドの存在下に、任意に共溶媒の存在
    下に、反応させ、任意に、Qが陽イオンである化合物を
    適当な酸で処理してQが水素である化合物を生成させ、
    任意に、Qが水素または陽イオンである化合物をアルキ
    ル化して、QがC1-4 アルキルである化合物(I)を生
    成させることからなる。)。 (2)引き続き一般式(I)の化合物を適当なアルキル
    化剤と反応させて下記一般式(II) (ここで、R1 はC1-4 アルキル基である。)のN−メ
    チル−1−アルキルチオ−2−ニトロエテンアミン誘導
    体を製造する工程。 (3)さらに引き続いて一般式(II)の誘導体を2−
    [5−(N,N−ジメチル−アミノメチル)−2−フラ
    ンメチルチオ]エチルアミンと反応させる工程。
  2. 【請求項2】一般式(II)の化合物がN−メチル−1
    −メチルチオ−2−ニトロエテンアミンである、請求項
    1に記載の方法。
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