JPH062106Y2 - 計 器 用 樹 脂 ケ ー ス - Google Patents

計 器 用 樹 脂 ケ ー ス

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JPH062106Y2
JPH062106Y2 JP1986014475U JP1447586U JPH062106Y2 JP H062106 Y2 JPH062106 Y2 JP H062106Y2 JP 1986014475 U JP1986014475 U JP 1986014475U JP 1447586 U JP1447586 U JP 1447586U JP H062106 Y2 JPH062106 Y2 JP H062106Y2
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JP
Japan
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bottom wall
instrument
case
reinforcing rib
rib
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JP1986014475U
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JPS62128322U (ja
Inventor
健二 池上
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等の計器を内部に収納固定する合成樹脂
のケースに係り、特に比較的広い底壁を有する薄箱型の
計器用樹脂ケースに関するものである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
第4図〜第7図に基づいてこの種の従来の樹脂ケースを
説明する。
第4図はケース1の上面図、第5図は第4図のX−X線
方向断面図であり、ケース1は高さに比して広い底壁1
aを有し、上面を開放している薄箱型である。底壁1a
は剛性を確保するためにその上面に格子状のリブ1bが
一体に形成されており、リブ1bの間隔は略一定であっ
て規制正しく縦横に配置されたものである。
リブ1bの一部には計器の様々な部品の取付部1cが設
けられており、底壁1aの下面より、あるいは計器上方
より挿入されるビス(図示せず)にて計器等が計器固定
面としての底壁1aの上面部分に固定されるのである。
第6図はリブ1bを拡大した斜視図であり、リブ1bの
高さは一様であって0.5〔mm〕程度である。
ところで上記ケース1にあっては、補強用のリブ1bが
形成されているものの成形の際に、第4図のX−X線方
向断面図である第7図に示す如く、底壁1aにそりが発
生することが多い。
これは底壁1aの一面にのみ補強用のリブ1bが形成さ
れているので、斯かる部分の形状が不均一になり、樹脂
インジェクションを行うときに形状の不均一な所では樹
脂の流れが不均一となるため、硬化時の収縮率に差が生
じて内部応力やひずみとなるからと思われる。
特に第7図の場合は、その断面方向であるX−X線方向
に延びるリブ1bXの熱収縮により図示したようなX−
X線方向のそりが生ずるものである。同様に、第4図の
Y−Y線方向に延びるリブ1bYの熱収縮によっても、
Y−Y線方向のそりが生じている。
そりが生じると、底壁1aの上面部分に固定される計器
部品の位置関係にずれが生じ、計器等の取付け固定が困
難となるとともに、場合によっては指針の位置など計器
精度にも影響を与えることもある。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、そりの生じ
難い計器用樹脂ケースを提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、底壁の一方の面に
格子状の補強用リブを一体に形成すると共に、底壁の他
方の面に上記補強用リブと対称位置に補強用リブと同一
形状のそり防止用リブを一体に形成したことを特徴とし
ている。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案実施例のケースの断面図及び
一部断面斜視図である。
高さに比して広い底壁を有する薄箱型のケース1の底壁
1aの上面には、剛性を確保するための格子状の補強用
リブ1bが一体に形成されており、底壁1aの下面に
も、補強用リブ1bと対称位置に補強用リブ位置bと同
一形状のそり防止用リブ1b′が一体に形成されてい
る。このリブ1b,1b′の配列位置、高さとも上下面
にて一致しており、略規則正しく一定の間隔をもって配
列されている。底壁1aの厚さtは1.5〔mm〕、リブ1
b,1b′の高さhは0.5〔mm〕、幅dは1.0〔mm〕、間
隔lは10〜20〔mm〕程度で、このリブ1b,1b′
の一部には従来例と同様に計器の様々な部品が取付けら
れる円孔その他の取付部(図示せず)が設けられ、計器
固定面としての底壁1aの上面部分に計器等が固定され
るものである。
第3図は底壁1aの下面部分に取り付けられるフレキシ
ブル配線基板2の状態を示しており、フレキシブル配線
基板2は底壁1aの下面のそり防止用リブ1b′上に貼
着される。この場合フレキシブル基板2は底壁1aの下
面から微かに離間しているが、そり防止用リブ1b′の
高さhが0.5〔mm〕程度と小さいため、固定状態に支障
が生じることはない。フレキシブル基板2上に取付けら
れた電気部品3は底壁1aに穿設された孔1dより底壁
1aの上面に臨んだ状態となる。
今金型に合成樹脂を注入していくと、底壁1a部分では
その上下面両方に略対称的に格子状の補強用リブ1b及
びそり防止用リブ1b′が形成されるため、斯かる部分
の形状が均一となり、樹脂インジェクション時の樹脂の
流れが全体に略一様となる。従って、硬化時の熱収縮も
底壁1aの全体に均等になり、内部応力やひずみが生ず
ることがなく、補強用リブ1b及びそり防止用リブ1
b′が形成された底壁1a部分にそりが発生することを
防ぐことができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上の如く、底壁の一方の面に格子状の補強用
リブを一体に形成すると共に、底壁の他方の面に上記補
強用リブと対称位置に補強用リブと同一形状のそり防止
用リブを一体に形成したものであるから、型成形部分の
形状が均一となり、樹脂の流れが均一となることで、斯
かる部分の熱収縮が全体に均等になり、型成形時にケー
スの底壁部分にそりが発生することを防ぐことができ、
寸法精度の高いケースの製造が可能である。
また、計器固定面としての底壁部分にそりが生じないこ
とで、ケース内に収納固定される計器の取付けが容易と
なり、また、計器の精度を設計通りに確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図(従来例の第5図に相
当)、 第2図は本考案実施例の一部断面斜視図、 第3図はフレキシブル基板の取付状態を示す断面図、 第4図は従来のケースの上面図、 第5図は第4図のX−X線方向断面図、 第6図は第4図の一部断面斜視図、 第7図は第4図のX−X線方向断面図において、 従来のそった状態を示す図である。 1…ケース、1a…底壁、1b…補強用リブ、1b′…
そり防止用リブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭48−65214号(実開 昭50− 13650号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭59−195443号(実開 昭61− 110515号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開放しその高さに比して面積の広い
    底壁を有するケースの内部に、上記底壁を計器固定面と
    して計器を収納固定してなる計器用樹脂ケースにおい
    て、 上記底壁の一方の面に底壁の剛性を確保する格子状の補
    強用リブを一体に形成すると共に、底壁の他方の面に上
    記補強用リブと対称位置に補強用リブと同一形状のそり
    防止用リブを一体に形成したことを特徴とする計器用樹
    脂ケース。
JP1986014475U 1986-02-05 1986-02-05 計 器 用 樹 脂 ケ ー ス Expired - Lifetime JPH062106Y2 (ja)

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JPS62128322U JPS62128322U (ja) 1987-08-14
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JPS5013650U (ja) * 1973-06-01 1975-02-13

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