JP3833416B2 - 樹脂ケースの補強構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気接続箱等に利用される樹脂ケースの補強構造に係り、特に樹脂ケースを車体等の相手部材に取り付けるときに用いる取付固定部分の補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2(a)に従来の樹脂ケース1Aを示す。この樹脂ケース1Aは、上面が開放した長方形箱形のもので、底壁1aと、4枚の側壁1b、1c、1d、1eとからなる。この樹脂ケース1Aの幅広の一対の側壁1b、1dの一部には、ブラケット保持壁部2が設けられており、該ブラケット保持壁部2の外面に、相手部材に固定するための取付ブラケット3が設けられている。
【0003】
この場合、ブラケット保持壁部2は、その周囲のケース側壁1b、1dよりも外方に段差Dをもって突出しており、周囲のケース側壁1b、1dとほぼ同じ肉厚tで形成されている。そして、取付ブラケット3は、このブラケット保持壁部2によって支持されている。図2(b)は、ブラケット保持壁部2の裏側を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の樹脂ケース1Aでは、取付ブラケット3を支持しているブラケット保持壁部2を、単にその周囲の側壁1b(1d)と同じ肉厚tの壁として形成しているだけであるから、取付ブラケット3から荷重を受けた場合に、強度的に弱いという問題があった。
【0005】
そこで、ブラケット保持壁部2を補強するために、図2(c)に示すように、該ブラケット保持壁部2Bの肉厚t1を、その周囲の側壁1bの肉厚tよりも大きく設定することが考えられる。しかし、そうすると、樹脂成形時の肉引けにより、ブラケット保持壁部2Bが変形(点線の位置から実線の位置まで変形)し、取付ブラケット3の寸法精度が狂うという別の問題を生じるおそれがある。
【0006】
本発明は、上記事情を考慮し、必要とされる成形精度を確保しながら、取付ブラケットを設けたブラケット保持壁部を補強することのできる樹脂ケースの補強構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ケース側壁の一部にブラケット保持壁部を設け、該ブラケット保持壁部の外面に、相手部材に固定するための取付ブラケットを設けた樹脂ケースにおいて、前記ブラケット保持壁部の内面に、該ブラケット保持壁部と一体成形されたリブを樹脂ケース内方へ向けて突設し、前記ブラケット保持壁部が、その周囲のケース側壁よりも外方に段差をもって突出すると共に、該周囲のケース側壁とほぼ同じ肉厚で形成されており、前記リブの頂面が、前記周囲のケース側壁の内面と面一に設定されていることを特徴とする。
【0008】
請求項1の発明では、ブラケット保持壁部の内面(裏面)にリブを設けているので、ブラケット保持壁部の肉厚を周囲のケース側壁と揃えながら、ブラケット保持壁部を補強することができる。従って、成形時の肉引けによる成形精度の悪化のおそれがない。
【0010】
また、リブの高さをケース側壁の内面の位置に揃えたので、リブが、ケース内に物を収容する際の邪魔にならない。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載の樹脂ケースの補強構造であって、
前記樹脂ケースが、上面が開口した箱形に成形されることで、該樹脂ケースの成形時の型抜き方向が樹脂ケースの上下方向と平行な方向とされており、前記リブが該型抜き方向と平行な上下方向に延ばして形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明では、ブラケット保持壁部の内面のリブが上下方向に延びるものであるため、取付ブラケットに作用する荷重の方向に対するブラケット保持壁部の剛性を高めることができ、有効な補強効果を発揮することができる。また、樹脂ケースの型抜き方向にリブが延びているので、成形性もよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1(a)は実施形態の補強構造を含んだ樹脂ケース1Bの斜視図、図1(b)はその要部の斜視図である。
【0015】
この樹脂ケース1Bは、上面が開放した長方形箱形のもので、底壁1aと、4枚の側壁1b、1c、1d、1eとからなる。この樹脂ケース1Bの幅広の一対の側壁1b、1dの上端中央部には、ブラケット保持壁部2が設けられており、該ブラケット保持壁部2の外面に、相手部材に固定するための取付ブラケット3が設けられている。
【0016】
ブラケット保持壁部2は、その周囲のケース側壁1b、1dよりも外方に段差Dをもって突出しており、周囲のケース側壁1b、1dとほぼ同じ肉厚tで形成されている。ここまでは、図2(a)の従来例と同じである。
【0017】
違うのは、ブラケット保持壁部2の内面に、該ブラケット保持壁部2と一体のリブ5を突設した点である。
【0018】
この場合、リブ5は、矩形断面に形成され、樹脂ケース1Bの成形時の型抜き方向である上下方向Sと平行な方向に延ばして、等しいピッチで平行に複数本並んでいる。しかも、各リブ5の頂面5aが周囲のケース側壁1b、1dの内面と面一となるように、各リブ5の高さが設定されている。
【0019】
このように、ブラケット保持壁部2の内面(裏面)にリブ5を突設したことにより、ブラケット保持壁部2の肉厚tを、周囲のケース側壁1b、1dと揃えた状態で成形しながら、ブラケット保持壁部2を補強することができる。しかも、リブ5は型抜き方向と平行な上下方向Sに延ばして形成されているので、取付ブラケット3に作用する荷重の方向に対するブラケット保持壁部2の剛性を有効に高めることができる。
【0020】
従って、成形時の肉引けによる成形精度の悪化のおそれなく、取付ブラケット3を設けた部分の強度を十分に高めることができる。また、樹脂ケース1Bの型抜き方向にリブ5が延びているので、成形性もよい。また、リブ5の高さがケース側壁1b、1dの内面の位置に揃っているので、ケース1B内に物を収容する際にリブ5が邪魔になることもない。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ブラケット保持壁部の内面にリブを突設しているので、ブラケット保持壁部の肉厚を周囲のケース側壁と揃えながら、ブラケット保持壁部を必要十分に補強することができる。従って、成形精度を確保しながら、強度アップを図ることができる。
【0022】
また、前記リブの高さをケース側壁の内面の位置に揃えているので、ケース内に物を収容する際にもリブが邪魔にならずにすむ。
【0023】
また、請求項2の発明によれば、前記リブを上下方向に延ばしてあるため、荷重のかかる方向に対する補強効果が高い上、成形性もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態の樹脂ケースの斜視図、(b)は同樹脂ケースにおけるブラケット保持壁部の裏面側の斜視図である。
【図2】(a)は従来の樹脂ケースの斜視図、(b)は同樹脂ケースにおけるブラケット保持壁部の裏面側の斜視図、(c)は同ブラケット保持壁部の肉厚を大きくした場合の肉引けの問題を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1B 樹脂ケース
1b、1d 側壁
2 ブラケット保持壁部
3 取付ブラケット
5 リブ

Claims (2)

  1. ケース側壁の一部にブラケット保持壁部を設け、該ブラケット保持壁部の外面に、相手部材に固定するための取付ブラケットを設けた樹脂ケースにおいて、
    前記ブラケット保持壁部の内面に、該ブラケット保持壁部と一体成形されたリブを樹脂ケース内方へ向けて突設し、前記ブラケット保持壁部が、その周囲のケース側壁よりも外方に段差をもって突出すると共に、該周囲のケース側壁とほぼ同じ肉厚で形成されており、前記リブの頂面が、前記周囲のケース側壁の内面と面一に設定されていることを特徴とする樹脂ケースの補強構造。
  2. 請求項1記載の樹脂ケースの補強構造であって、
    前記樹脂ケースが、上面が開口した箱形に成形されることで、該樹脂ケースの成形時の型抜き方向が樹脂ケースの上下方向と平行な方向とされており、前記リブが該型抜き方向と平行な上下方向に延ばして形成されていることを特徴とする樹脂ケースの補強構造。
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