JPH0620997B2 - 懸架搬送用フックフォーク装置 - Google Patents
懸架搬送用フックフォーク装置Info
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- JPH0620997B2 JPH0620997B2 JP20139088A JP20139088A JPH0620997B2 JP H0620997 B2 JPH0620997 B2 JP H0620997B2 JP 20139088 A JP20139088 A JP 20139088A JP 20139088 A JP20139088 A JP 20139088A JP H0620997 B2 JPH0620997 B2 JP H0620997B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は懸架搬送用フックフォーク装置に関するもので
あり、詳しくはコイル状に巻取られた鋼板や紙匹等の重
量物をトラックの荷台や貨車の上から積おろす際にフオ
ークリフトに装着して使用する懸架搬送用フックフォー
ク装置に関するものである。
あり、詳しくはコイル状に巻取られた鋼板や紙匹等の重
量物をトラックの荷台や貨車の上から積おろす際にフオ
ークリフトに装着して使用する懸架搬送用フックフォー
ク装置に関するものである。
鋼板や紙匹等は、普通、所定の長さ単位でコイル状に巻
取った後、トラックや貨車に積載してユーザーに届けら
れる。この際、メーカ側では十分な積載スペースの確保
が可能であっても、立地条件上の制約によってユーザー
側ではトラックや貨車からの積おろしスペースの確保が
困難な場合がある。トラックの荷台からの鋼板コイルの
積おろしの場合について例示的に説明すると、第６図に
積おろし以前の状態で示すように、鋼板コイル（1a）
（1b）…は、その軸線方向をトラック（２）の荷台
（３）上で前後方向、あるいは、左右方向に向けた状態
でメーカ側から出荷されるため、ユーザー側で立地条件
上の制約によってトラック（２）の側方に積おろし用の
フォークイフト（４）の操作スペースを確保することが
困難な場合には、トラック（２）の荷台（３）の後方で
フォークリフト（４）のフォーク（５）を操作し、その
上に鋼板コイル（1a）（1b）…を移動させなければなら
ない。
取った後、トラックや貨車に積載してユーザーに届けら
れる。この際、メーカ側では十分な積載スペースの確保
が可能であっても、立地条件上の制約によってユーザー
側ではトラックや貨車からの積おろしスペースの確保が
困難な場合がある。トラックの荷台からの鋼板コイルの
積おろしの場合について例示的に説明すると、第６図に
積おろし以前の状態で示すように、鋼板コイル（1a）
（1b）…は、その軸線方向をトラック（２）の荷台
（３）上で前後方向、あるいは、左右方向に向けた状態
でメーカ側から出荷されるため、ユーザー側で立地条件
上の制約によってトラック（２）の側方に積おろし用の
フォークイフト（４）の操作スペースを確保することが
困難な場合には、トラック（２）の荷台（３）の後方で
フォークリフト（４）のフォーク（５）を操作し、その
上に鋼板コイル（1a）（1b）…を移動させなければなら
ない。
上記の積おろし作業において、荷台（３）の後部に積載
されている鋼板コイル（1a）に対しては比較的簡単にフ
ォーク（５）による積おろし作業を実行することができ
るが、フォーク（５）の長さと作業域が制約されている
ため、荷台（３）の前方、即ち、トラック（２）の運転
席（2a）側に積載されている鋼板コイル（1b）に対して
は、積おろし作業を実行することが困難である。殊に、
積込み時に、鋼板コイル（1b）の軸線方向が荷台（３）
の前後方向を向くように積載してしまった場合には、フ
ォークリフト（４）による積おろし作業を一旦中断して
鋼板コイル（1b）を荷台（３）上でずらせて、フォーク
（５）と係合可能な荷台（３）の後部迄移動させなけれ
ばならず、積おろし作業の能率が大幅に低下してしま
う。また、荷台（３）上で重量の大きな鋼板コイル（1
b）をずらせることにより鋼板コイル（1b）の表面に傷
が付き、製品の歩留まりも低下してしまう。
されている鋼板コイル（1a）に対しては比較的簡単にフ
ォーク（５）による積おろし作業を実行することができ
るが、フォーク（５）の長さと作業域が制約されている
ため、荷台（３）の前方、即ち、トラック（２）の運転
席（2a）側に積載されている鋼板コイル（1b）に対して
は、積おろし作業を実行することが困難である。殊に、
積込み時に、鋼板コイル（1b）の軸線方向が荷台（３）
の前後方向を向くように積載してしまった場合には、フ
ォークリフト（４）による積おろし作業を一旦中断して
鋼板コイル（1b）を荷台（３）上でずらせて、フォーク
（５）と係合可能な荷台（３）の後部迄移動させなけれ
ばならず、積おろし作業の能率が大幅に低下してしま
う。また、荷台（３）上で重量の大きな鋼板コイル（1
b）をずらせることにより鋼板コイル（1b）の表面に傷
が付き、製品の歩留まりも低下してしまう。
本発明の主要な目的は、コイル状に巻かれた積おろし対
象物の積載位置や積載方向と無関係にトラックや貨車の
荷台の側方や後方から積おろし対象物を迅速、かつ、損
傷なく積おろしすることのできる全方位性の積おろし機
能を具えた懸架搬送用フックフォーク装置を提供するこ
とにある。
象物の積載位置や積載方向と無関係にトラックや貨車の
荷台の側方や後方から積おろし対象物を迅速、かつ、損
傷なく積おろしすることのできる全方位性の積おろし機
能を具えた懸架搬送用フックフォーク装置を提供するこ
とにある。
上記目的の達成手段として本発明は、フォーククリフト
のマストに設けられたスライダに着脱自在に装着される
フックフォーク装置であって、 前記スライダのフインガーバーに係止されるフックフォ
ークを具えた取付用プレートと、 この取付用プレートの前面に固着され互いに平行に延び
る２本の第１のフックフォーク支持アームと、 この２本の第１のフックフォーク支持アームの先端間に
揺動自在に架装された第２のフックフォーク支持アーム
と、 この第２のフックフォーク支持アームの両端に固着され
た揺動アームの前後傾動手段として前記第１のフックフ
ォーク支持アームにピン接合された左右一対の第１の流
体圧シリンダ装置と、 前記第２のフックフォーク支持アームに後記フックフォ
ークおよびその支持枠の旋回駆動手段として装着された
油圧モータおよび回転駆動力の伝達機構と、 この回転駆動力の伝達機構を介して第２のフックフォー
ク支持アームに接合されたフックフォーク支持枠と、 このフックフォーク支持枠の下端に枢軸を介して揺動自
在に接合支持され、前記フックフォーク支持枠の側面に
ピン接合された第２の流体シリンダ装置の起動によって
首振り運動を与えられる先端フック付きのフオークとに
よって構成された懸架搬送用フックフォーク装置を提供
するものである。
のマストに設けられたスライダに着脱自在に装着される
フックフォーク装置であって、 前記スライダのフインガーバーに係止されるフックフォ
ークを具えた取付用プレートと、 この取付用プレートの前面に固着され互いに平行に延び
る２本の第１のフックフォーク支持アームと、 この２本の第１のフックフォーク支持アームの先端間に
揺動自在に架装された第２のフックフォーク支持アーム
と、 この第２のフックフォーク支持アームの両端に固着され
た揺動アームの前後傾動手段として前記第１のフックフ
ォーク支持アームにピン接合された左右一対の第１の流
体圧シリンダ装置と、 前記第２のフックフォーク支持アームに後記フックフォ
ークおよびその支持枠の旋回駆動手段として装着された
油圧モータおよび回転駆動力の伝達機構と、 この回転駆動力の伝達機構を介して第２のフックフォー
ク支持アームに接合されたフックフォーク支持枠と、 このフックフォーク支持枠の下端に枢軸を介して揺動自
在に接合支持され、前記フックフォーク支持枠の側面に
ピン接合された第２の流体シリンダ装置の起動によって
首振り運動を与えられる先端フック付きのフオークとに
よって構成された懸架搬送用フックフォーク装置を提供
するものである。
フォークリフトのマストに設けられたスライダに本発明
装置をスライド自在に装着し、そのフックフォーク支持
部材の前後揺動の、前記フックフォーク支持部材に取付
けられたフックフォーク支持枠の回転と、このフックフ
ォーク支持枠の下端部に装着された先端フック付きのフ
ォークの首振り運動とを利用することによって、トラッ
ク等の荷台上に積載されたコイル状積おろし対象物に如
何なる位置からも積替え動作を行い得る全方位的な積お
ろし姿勢を付与する。
装置をスライド自在に装着し、そのフックフォーク支持
部材の前後揺動の、前記フックフォーク支持部材に取付
けられたフックフォーク支持枠の回転と、このフックフ
ォーク支持枠の下端部に装着された先端フック付きのフ
ォークの首振り運動とを利用することによって、トラッ
ク等の荷台上に積載されたコイル状積おろし対象物に如
何なる位置からも積替え動作を行い得る全方位的な積お
ろし姿勢を付与する。
第１図は本発明装置をフォークリフトから脱架した状態
で示す斜視図、第２図はフォークリフトに装着された本
発明装置の側面図、第３図は本発明装置の細部構造を例
示する側面図、第４図はその上面半載図、第５図はフォ
ークリフトの運転席側から眺めた本発明装置の正面図で
ある。
で示す斜視図、第２図はフォークリフトに装着された本
発明装置の側面図、第３図は本発明装置の細部構造を例
示する側面図、第４図はその上面半載図、第５図はフォ
ークリフトの運転席側から眺めた本発明装置の正面図で
ある。
これらの図面に示すようにフォークリフト（４）のマス
ト（６）は、その下端をフォークリフト（４）の本体前
面に揺動自在に枢着すると共に、その躯体上の適当な位
置に油圧シリンダ装置（７）のピストンロッド（８）の
先端をピン接合することによって、鉛直線の前後にそれ
ぞれ所定の角度だけ傾斜可能なフックフォーク支持機構
を形成している。このマスト（６）には、図示しないチ
ェーンおよびチェーンホイールを介して動力源に接続さ
れたスライダ（９）が、マスト（６）の軸線方向に沿っ
て上下動し得るように装着されている。このスライダ
（９）の前面には、第１図及び第２図に示すように本発
明に係る懸架搬送用フックフォーク装置（10）のフォー
クリフト（４）本体への係止固着手段としてフインガー
バー（11ａ）（11ｂ）が所定の間隔を置いて取付けられ
ており、これに対応してフックフォーク装置（10）の取
付用プレート（12）の後面には、前記フインガーバー
（11ａ）（11ｂ）への嵌着溝（13）を具えたフォークフ
ック（14）が固着されている。
ト（６）は、その下端をフォークリフト（４）の本体前
面に揺動自在に枢着すると共に、その躯体上の適当な位
置に油圧シリンダ装置（７）のピストンロッド（８）の
先端をピン接合することによって、鉛直線の前後にそれ
ぞれ所定の角度だけ傾斜可能なフックフォーク支持機構
を形成している。このマスト（６）には、図示しないチ
ェーンおよびチェーンホイールを介して動力源に接続さ
れたスライダ（９）が、マスト（６）の軸線方向に沿っ
て上下動し得るように装着されている。このスライダ
（９）の前面には、第１図及び第２図に示すように本発
明に係る懸架搬送用フックフォーク装置（10）のフォー
クリフト（４）本体への係止固着手段としてフインガー
バー（11ａ）（11ｂ）が所定の間隔を置いて取付けられ
ており、これに対応してフックフォーク装置（10）の取
付用プレート（12）の後面には、前記フインガーバー
（11ａ）（11ｂ）への嵌着溝（13）を具えたフォークフ
ック（14）が固着されている。
フックフォーク装置（10）は、通常はフォークリフト
（４）のマスト（６）から取外した状態で保管されてお
り、コイル状積おろし対象物、例えばコイル巻きされた
冷間圧延鋼板（１）をトラック（２）の荷台（３）から
積おろす際に、積おろし作業の開始に先立って前記フォ
ークフック（14）の嵌着溝（13）内にスライダ（９）の
フインガーバー（11ａ）（11ｂ）を嵌込み、締付ボルト
等の固着手段を利用してフォークリフト（４）の本体と
一体構造に接合される。この後、フォークリフト（４）
の油圧源にその送油管路を接続することによってフック
フォーク装置（10）は、スライダ（９）の起動を介して
フォークリフト（４）の軸線方向に沿って上下動可能な
懸架搬送方式の積おろし装置に構成される。
（４）のマスト（６）から取外した状態で保管されてお
り、コイル状積おろし対象物、例えばコイル巻きされた
冷間圧延鋼板（１）をトラック（２）の荷台（３）から
積おろす際に、積おろし作業の開始に先立って前記フォ
ークフック（14）の嵌着溝（13）内にスライダ（９）の
フインガーバー（11ａ）（11ｂ）を嵌込み、締付ボルト
等の固着手段を利用してフォークリフト（４）の本体と
一体構造に接合される。この後、フォークリフト（４）
の油圧源にその送油管路を接続することによってフック
フォーク装置（10）は、スライダ（９）の起動を介して
フォークリフト（４）の軸線方向に沿って上下動可能な
懸架搬送方式の積おろし装置に構成される。
上記フックフォーク装置（10）の構造を更に詳細に説明
すると、取付用プレート（12）の前面には、水平方向に
適当な間隔を置いて２本の互いに平行に延びる逆Ｌ字状
の第１のフックフォーク支持アーム（15ａ）（15ｂ）が
固着されており、この第１のフックフォーク支持アーム
（15ａ）（15ｂ）の先端間には、両端支持ビーム方式で
第２のフックフォーク支持アーム（16）が揺動自在に架
装支持されている。第２のフックフォーク支持アーム
（16）の両端には、揺動アーム（17ａ）（17ｂ）の基端
部が、ボルト締め、キー止めあるいは焼嵌め等の適当な
固着手段を利用して固定されており、これに対応して前
記第１のフックフォーク支持アーム（15ａ）および（15
ｂ）の側面には、揺動アーム（17ａ）および（17ｂ）、
従って第２のフックフォーク支持アーム（16）の前後傾
斜手段として、左右一対の第１の流体圧シリンダ装置、
例えば油圧シリンダ装置（18ａ）（18ｂ）がピン接合方
式で揺動自在に取付けられている。
すると、取付用プレート（12）の前面には、水平方向に
適当な間隔を置いて２本の互いに平行に延びる逆Ｌ字状
の第１のフックフォーク支持アーム（15ａ）（15ｂ）が
固着されており、この第１のフックフォーク支持アーム
（15ａ）（15ｂ）の先端間には、両端支持ビーム方式で
第２のフックフォーク支持アーム（16）が揺動自在に架
装支持されている。第２のフックフォーク支持アーム
（16）の両端には、揺動アーム（17ａ）（17ｂ）の基端
部が、ボルト締め、キー止めあるいは焼嵌め等の適当な
固着手段を利用して固定されており、これに対応して前
記第１のフックフォーク支持アーム（15ａ）および（15
ｂ）の側面には、揺動アーム（17ａ）および（17ｂ）、
従って第２のフックフォーク支持アーム（16）の前後傾
斜手段として、左右一対の第１の流体圧シリンダ装置、
例えば油圧シリンダ装置（18ａ）（18ｂ）がピン接合方
式で揺動自在に取付けられている。
一方、前記第２のフックフォーク支持アーム（16）の中
央部には、後記フックフォーク（19）およびその支持枠
（20）の旋回駆動手段として、油圧モータ21）、小径の
駆動側Ｖプーリ（22）、大径の従動側Ｖプーリ（23）、
これらのＶプーリ間に巻回されたＶベルト（24）からな
る回転駆動力の伝達機構（26）が装着されている。この
回転駆動力の伝達機構（26）を介して、第２のフックフ
ォーク支持アーム（16）の下方中央部には、フックフォ
ーク（19）の支持枠（20）が接続されており、更にこの
フックフォーク支持枠（20）の下端には、枢軸（25）お
よび（27）を介して揺動自在に接合支持された先端フッ
ク（28）付きのコの字型のフックフォーク（19）が設け
られている。そして、このフックフォーク（19）に対応
してそ首振り駆動手段として、前記フックフォーク支持
枠（20）の側端には、第２の流体圧シリンダ装置、例え
ば油圧シリンダ装置（29）のシリンダ側基端部が、ピン
（30）によって揺動自在に接合支持されており、また、
上記第２の油圧シリンダ装置（29）の本体から延びるピ
ストンロッド（31）の先端は、前記枢軸（25）への遊嵌
部近傍で、フックフォーク（19）の基端部にピン接合さ
れている。
央部には、後記フックフォーク（19）およびその支持枠
（20）の旋回駆動手段として、油圧モータ21）、小径の
駆動側Ｖプーリ（22）、大径の従動側Ｖプーリ（23）、
これらのＶプーリ間に巻回されたＶベルト（24）からな
る回転駆動力の伝達機構（26）が装着されている。この
回転駆動力の伝達機構（26）を介して、第２のフックフ
ォーク支持アーム（16）の下方中央部には、フックフォ
ーク（19）の支持枠（20）が接続されており、更にこの
フックフォーク支持枠（20）の下端には、枢軸（25）お
よび（27）を介して揺動自在に接合支持された先端フッ
ク（28）付きのコの字型のフックフォーク（19）が設け
られている。そして、このフックフォーク（19）に対応
してそ首振り駆動手段として、前記フックフォーク支持
枠（20）の側端には、第２の流体圧シリンダ装置、例え
ば油圧シリンダ装置（29）のシリンダ側基端部が、ピン
（30）によって揺動自在に接合支持されており、また、
上記第２の油圧シリンダ装置（29）の本体から延びるピ
ストンロッド（31）の先端は、前記枢軸（25）への遊嵌
部近傍で、フックフォーク（19）の基端部にピン接合さ
れている。
なお、参照番号（32）は、油圧モータ（21）および第２
の油圧シリンダ装置（29）への油圧供給量の制御手段と
して回転駆動力の伝達機構（26）に組込まれたオイルデ
ィストリビュータを示し、参照番号（33）は、フックフ
ォーク（19）の先端フック（28）の上面にコイル状積お
ろし対象物（１）の保護部材として固着された樫材もし
くは桜材からなる鞘フオーク状のプロテクタを示す。
の油圧シリンダ装置（29）への油圧供給量の制御手段と
して回転駆動力の伝達機構（26）に組込まれたオイルデ
ィストリビュータを示し、参照番号（33）は、フックフ
ォーク（19）の先端フック（28）の上面にコイル状積お
ろし対象物（１）の保護部材として固着された樫材もし
くは桜材からなる鞘フオーク状のプロテクタを示す。
コイル状積おろし対象物（１）をトラック（２）の荷台
（３）上から積おろす際には、第２図に示すようにフッ
クフォーク装置（10）をフオークリフト（４）のスライ
ダ（９）に装着し、フォークリフト（４）の油圧源とフ
ックフォーク装置（10）の送油管路を接続する。この状
態でスライダ（９）をフォークリフト（４）のマスト
（６）前面に沿ってコイル状積おろし対象物の受取り位
置迄上昇させ、また、油圧シリンダ（７）のピストンロ
ッド（８）のストロークを調節することによってマスト
（６）を前後方向に所定の角度だけ傾斜させ、フックフ
ォーク装置（10）をトラック（２の荷台（３）上のコイ
ル状積おろし対象物（１）に正対させる。次いでフォー
クリフト（４）を前進させながら第１の油圧シリンダ装
置（18ａ）（18ｂ）、油圧モータ（21）、および第２の
油圧シリンダ装置（29）を起動し、第２のフックフォー
ク支持アーム（16）の回転角度の調整と、フックフォー
ク支持枠（20）の水平回転角度の調整、ならびにフック
フォーク（19）の揺動角度の調整を介して前記フックフ
ォーク（19）の先端フック（28）をコイル状積おろし対
象物（１）の中心孔内に挿入する。この状態でマスト
（６）の前面に沿ってフックフォーク装置（10）をスラ
イダ（９）と共に僅かに上昇させ、プロテクタ（33）上
にコイル状積おろし対象物（１）を懸架する。次いでフ
ォークリフト（４）を積おろし位置迄後退させ、フック
フォーク装置（10）をスライダ（９）と共に下降させる
ことによってコイル状積おろし対象物（１）の積おろし
作業を終了する。フォークリフト（４）は、この後、上
記積おろし位置からフックフォーク（19）の先端フック
（28）がコイル状積おろし対象物（１）の中心孔から抜
け出る位置迄後退し、以後、同様の領域に従ってトラッ
ク（２）の荷台（３）上に積載された残余のコイル状積
おろし対象物（１）（１）…に対して積おろし動作を反
復する。
（３）上から積おろす際には、第２図に示すようにフッ
クフォーク装置（10）をフオークリフト（４）のスライ
ダ（９）に装着し、フォークリフト（４）の油圧源とフ
ックフォーク装置（10）の送油管路を接続する。この状
態でスライダ（９）をフォークリフト（４）のマスト
（６）前面に沿ってコイル状積おろし対象物の受取り位
置迄上昇させ、また、油圧シリンダ（７）のピストンロ
ッド（８）のストロークを調節することによってマスト
（６）を前後方向に所定の角度だけ傾斜させ、フックフ
ォーク装置（10）をトラック（２の荷台（３）上のコイ
ル状積おろし対象物（１）に正対させる。次いでフォー
クリフト（４）を前進させながら第１の油圧シリンダ装
置（18ａ）（18ｂ）、油圧モータ（21）、および第２の
油圧シリンダ装置（29）を起動し、第２のフックフォー
ク支持アーム（16）の回転角度の調整と、フックフォー
ク支持枠（20）の水平回転角度の調整、ならびにフック
フォーク（19）の揺動角度の調整を介して前記フックフ
ォーク（19）の先端フック（28）をコイル状積おろし対
象物（１）の中心孔内に挿入する。この状態でマスト
（６）の前面に沿ってフックフォーク装置（10）をスラ
イダ（９）と共に僅かに上昇させ、プロテクタ（33）上
にコイル状積おろし対象物（１）を懸架する。次いでフ
ォークリフト（４）を積おろし位置迄後退させ、フック
フォーク装置（10）をスライダ（９）と共に下降させる
ことによってコイル状積おろし対象物（１）の積おろし
作業を終了する。フォークリフト（４）は、この後、上
記積おろし位置からフックフォーク（19）の先端フック
（28）がコイル状積おろし対象物（１）の中心孔から抜
け出る位置迄後退し、以後、同様の領域に従ってトラッ
ク（２）の荷台（３）上に積載された残余のコイル状積
おろし対象物（１）（１）…に対して積おろし動作を反
復する。
以上の説明から理解されるように、第１の流体圧シリン
ダ装置および第２の流体圧シリンダ装置のピストンロッ
ドのストロークと、フックフォーク支持枠の回転角度を
調整することによって、フックフォーク装置は、コイル
状積おろし対象物に対する先端フックの相対動作位置を
自由に決定することができる。従って、立地条件等に起
因してトラックや貨車に対するフォークリフトの稼働範
囲が制約されているような場合にも、フックフォーク装
置には、全方位的な積おろし姿勢が付与される。この結
果、コイル状積おろし対象物の積替え速度が増加し、荷
台上での無理な引きずりによる巻層表面の損傷も確実に
回避される。
ダ装置および第２の流体圧シリンダ装置のピストンロッ
ドのストロークと、フックフォーク支持枠の回転角度を
調整することによって、フックフォーク装置は、コイル
状積おろし対象物に対する先端フックの相対動作位置を
自由に決定することができる。従って、立地条件等に起
因してトラックや貨車に対するフォークリフトの稼働範
囲が制約されているような場合にも、フックフォーク装
置には、全方位的な積おろし姿勢が付与される。この結
果、コイル状積おろし対象物の積替え速度が増加し、荷
台上での無理な引きずりによる巻層表面の損傷も確実に
回避される。
第１図は本発明装置をフォークリフトから脱架した状態
で示す斜視図、第２図はフォークリフトに装着された本
発明装置の側面図、第３図は本発明装置の細部構造を例
示する側面図、第４図はその上面半載図、第５図はフォ
ークリフトの運転席側から眺めた本発明装置の正面図で
ある。また、第６図は従来装置の作動状況を例示するト
ラックとフォークリフトの平面図である。 （１）……コイル状積おろし対象物、 （４）……フォークリフト、 （10）……フックフォーク装置、 （９）……スライダ、 （11ａ）（11ｂ）……フインガーバー、 （14）……フォークフック、 （12）……取付用プレート、 （15ａ）（15ｂ）……第１のフックフォーク支持アー
ム、 （16）……第２のフックフォーク支持アーム、 （17ａ）（17ｂ）……揺動アーム、 （18ａ）（18ｂ）……第１の流体圧シリンダ装置、 （19）……フックフォーク、（21）……油圧モータ、 （22）（23）（24）……回転駆動力の伝達機構、 （20）……フックフォーク支持枠、 （25）（27）……枢軸、 （29）……第２の流体圧シリンダ装置。 （28）……先端フック。
で示す斜視図、第２図はフォークリフトに装着された本
発明装置の側面図、第３図は本発明装置の細部構造を例
示する側面図、第４図はその上面半載図、第５図はフォ
ークリフトの運転席側から眺めた本発明装置の正面図で
ある。また、第６図は従来装置の作動状況を例示するト
ラックとフォークリフトの平面図である。 （１）……コイル状積おろし対象物、 （４）……フォークリフト、 （10）……フックフォーク装置、 （９）……スライダ、 （11ａ）（11ｂ）……フインガーバー、 （14）……フォークフック、 （12）……取付用プレート、 （15ａ）（15ｂ）……第１のフックフォーク支持アー
ム、 （16）……第２のフックフォーク支持アーム、 （17ａ）（17ｂ）……揺動アーム、 （18ａ）（18ｂ）……第１の流体圧シリンダ装置、 （19）……フックフォーク、（21）……油圧モータ、 （22）（23）（24）……回転駆動力の伝達機構、 （20）……フックフォーク支持枠、 （25）（27）……枢軸、 （29）……第２の流体圧シリンダ装置。 （28）……先端フック。
Claims (1)
- 【請求項１】フォークリフトのマストに設けられたスラ
イダに着脱自在に装着されるフックフォーク装置であっ
て、 前記スライダのフインガーバーに係止されるフックフォ
ークを具えた取付用プレートと、 この取付用プレートの前面に固着され互いに平行に延び
る２本の第１のフックフォーク支持アームと、 この２本の第１のフックフォーク支持アームの先端間に
揺動自在に架装された第２のフックフォーク支持アーム
と、 この第２のフックフォーク支持アームの両端に固着され
た揺動アームの前後傾動手段として前記第１のフックフ
ォーク支持アームにピン接合された左右一対の第１の流
体圧シリンダ装置と、 前記第２のフックフォーク支持アームに後記フックフォ
ークおよびその支持枠の旋回駆動手段として装着された
油圧モータおよび回転駆動力の伝達機構と、 この回転駆動力の伝達機構を介して第２のフックフォー
ク支持アームに接合されたフックフォーク支持枠と、 このフックフォーク支持枠の下端に枢軸を介して揺動自
在に接合支持され、前記フックフォーク支持枠の側面に
ピン接合された第２の流体シリンダ装置の起動によって
首振り運動を与えられる先端フック付きのフオークとに
よって構成されたことを特徴とする、懸架搬送用フック
フォーク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20139088A JPH0620997B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 懸架搬送用フックフォーク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20139088A JPH0620997B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 懸架搬送用フックフォーク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0252898A JPH0252898A (ja) | 1990-02-22 |
| JPH0620997B2 true JPH0620997B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=16440291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20139088A Expired - Lifetime JPH0620997B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 懸架搬送用フックフォーク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620997B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2784088B1 (fr) * | 1998-10-05 | 2000-12-15 | Rotobloc | Dispositif de manutention de pieces, notamment de bobines de tole et appareil equipe dudit dispositif |
| JP4311995B2 (ja) * | 2003-08-22 | 2009-08-12 | 日立建機株式会社 | コイルハンドリング機 |
| FR2929867B1 (fr) * | 2008-04-10 | 2010-08-20 | Rotobloc Psp | Dispositif de manutention adapte a un engin de levage pour manutentionner des produits tels que des bobines et engin de levage equipe d'un tel dispositif |
-
1988
- 1988-08-11 JP JP20139088A patent/JPH0620997B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0252898A (ja) | 1990-02-22 |
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