JPH062097Y2 - 歩数計 - Google Patents

歩数計

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JPH062097Y2
JPH062097Y2 JP1988079116U JP7911688U JPH062097Y2 JP H062097 Y2 JPH062097 Y2 JP H062097Y2 JP 1988079116 U JP1988079116 U JP 1988079116U JP 7911688 U JP7911688 U JP 7911688U JP H062097 Y2 JPH062097 Y2 JP H062097Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、歩行した時の歩数を計数し、表示する歩数計
に関する。
〔従来技術とその課題〕
従来、歩行や走行時にその歩数を計数する装置として加
速度センサーを用いた歩数計が知られている。この歩数
計は、身体の腰あるいは手首に取り付け、歩行による身
体の動きを検知して歩数を計数し表示するものである。
ところで、近年、体力向上や健康増進の為にジョギング
やあるいは、心肺機能強化を目的として歩幅を広くしピ
ッチを早くして歩くエクササイズウォーキングを行う人
が増加している。この様なエクササイズウォーキングを
行う時に、上述した歩数計を使用すれば、歩数を計測で
きるので、体力向上の目安になるものであ。ところが、
このエクササイズウォーキングの時に歩数計を手首につ
けて歩数を計測すると、腕を延ばした時に正確な歩数計
測ができない欠点があった。すなわち2歩を1歩に計数
して間違った歩数を計測してしまうものである。
これは、腕を伸ばしたエクササイズウォーキングの時に
身体の動きを検知する加速度センサーが2歩目の歩行動
作を正確に捕捉できないことが原因であることが実験の
結果わかった。
第4図はこの加速度センサーの出力波形を示した図であ
る。第4図(a)は歩行時の出力波形、第4図(b)は歩行時
の出力波形である。第4図(c)は腕を曲げてエクササイ
ズウォーキングをした時の出力波形であり、第4図(d)
は腕を伸ばしてエクササイズウォーキングをした時の出
力波形である。なお、これらの出力波形は横軸に時間
(sec)をとり、また縦軸に加速度センサーの出力電
圧〔mV〕をとり、歩行や走行時の加速度センサーの出
力波形を実測したものである。さらに、各一歩は点線で
区分してある。
ここで歩行時の波形(a)と走行時の波形(b)と腕を曲げて
エクササイズウォーキングをした時の波形(c)は波形の
1つの山が1歩に該当している。しかし、腕を伸ばして
エクササイズウォーキングをした時の波形(d)は1歩で
1個の大きな山の中に小さな山が2個出力された形とな
り、2歩目には出力波形が出ない、そして3歩目で再び
1個の大きな山の中に小さな山が2個発生し、4歩目が
出ない不連続の波形となる。このような波形から小さな
山を含めた歩数をカウントすることは困難であって、結
局小さな山は計数されず大きな山のみが計数されて偶数
歩の歩数が計測されない状態が発生するものである。従
ってこのように腕を伸ばしてエクササイズウォーキング
を行なって歩数を計測すると正確な歩数が計測できない
という問題があった。
〔考案の目的〕
本考案は、上記問題点に鑑み、どの様な歩行方法におい
ても、正確に歩数を計測する歩数計を提供することを目
的とする。
〔考案の要点〕
本考案は、上記目的を達成するため、1歩目の計数後、
歩行形態によってあらかじめ設定された一定時間計数を
停止する時間帯を設けて2歩目の計数を行わず、次の3
歩目の計数を行ない、その後再び一定時間計数を停止し
4歩目の計数は行わない。この様に奇数回目のみを計数
して、この計数値を2倍することによって歩数を表示す
るようにしたことを要点とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。尚、本実施例は本考案を腕時計に適用したもの
である。
第1図は、本考案の一実施例による歩数計付電子腕時計
の分解斜視図である。同図においてケース1の上面には
液晶表示パネル4を保護するガラス2が接着剤により固
定されている。ケース1の上下側面にはバンド3a、3
bが一体形成されており、さらに右側面には時計機能と
歩数計機能とに機能を切り換えるモード切り換えスイッ
チSW1と歩数測定を開始、あるいは停止する測定スイ
ッチSW2とが配設されている。このケース1の内部に
納まるように形成された合成樹脂製のハウジング5は回
路基板6を地板7によって挟んで固定する。回路基板6
の中央部には、本考案の歩数計のシステムを始め各種の
プログラムを記憶し、動作させる大規模集積回路(LS
1)8が電気的に回路基板6と接続され固定されてい
る。さらに回路基板6には液晶表示パネル4に導電ゴム
を介して信号を加える接触端子9が設けられており、そ
の上側(矢印の12時方向が上側で矢印の6時方向が下側
である)には加速度センサー10が最も感度の高い方向
(受感軸)を上下方向にして固定されている。この加速
度センサー10のリード線10a,10bは回路基板6
に電気的に接続されている。本実施例のシステムを動か
す電源を供給する電池11は図示しない電極板と地板7
とを介して回路基板6に設けられた回路に電源を供給し
ている。
裏ブタ12は、ケース1に嵌装され上述したハウジング
5、地板7及び回路基板6から成るモジュールを固定す
る。
第2図は加速度センサー10の内部構造を示す図であ
る。同図に示すように加速度センサー10は筒ケース1
3の中央部に長方形の板状のピエゾ素子14を立ててそ
の一端の短辺部を筒ケース13の底面13aに固定され
ている。そしてピエゾ素子14の下部両面にハンダ15
a、15bによってリード線16a、16bを接続し
て、このリード線16a、16bを外部に引き出してい
る。
第3図はこの加速度センサー10のピエゾ素子14の板
厚方向に振動が加わった時の屈曲した図である。この屈
曲によって同図に示すようにピエゾ素子14は表面に電
圧を発生する。この電圧がリード線16a、16bを介
して出力される。第3図ではピエゾ素子14が2枚重ね
合わせた構成となっている。そして同図の記号と記号
とはとはピエゾ素子14を屈曲した時の電圧の発生状
況を示している。
なお、同図の矢印上側(12時方向)及び矢印下側(6側
方向)は、上述した第1図の矢印12時方向及び矢印6時
方向と同一方向を示すものであり、この方向が上述した
加速度センサー10の最も感度の高い方向(受感軸)で
ある。
第5図は本考案の回路構成図である。同図において加速
度センサー10の出力信号は波形整形部17に加わり、
波形整形部17はこの加速度センサー10の出力信号を
矩形波にしたパルス信号を発生する。この波形整形部1
7の出力するパルス信号はカウンタ18で計数されて、
その計数データは制御部19に入力する。制御部19は
CPUであり、キー入力部21から操作者がキーを操作
して本システム開始信号を制御部19に入力するとRO
M20が記憶する本システムを動かすプログラムをRO
M20から読み出して実行する。そして制御部19はカ
ウンタ18から入力した計数データをもとに歩数を算出
し、RAM22にキー入力部21から制御部19を介し
てあらかじめ記憶された歩幅データとカウンタ18の計
数データとから歩数あるいは歩行距離を算出し、そのデ
ータを表示制御回路26を介して表示部27に送出し、
表示部27はこのデータを表示する。発振回路23は水
晶発振回路であり、基準信号32768Hzを発振する。この
発振回路23はその基準信号を分周回路24とタイミン
グ信号発生回路25とに出力する。分周回路24は基準
信号を分周して時刻を計数するための1Hzの信号と前記
加速度センサー10が出力する出力信号を波形整形する
ための64Hzと128Hzの信号とを制御部19に出力する。
制御部19はこの1Hzの信号をプログラムに従って計時
処理し、その時刻データをRAM22の計時レジスタに
記憶する。さらに制御部19はこのデータ、すなわち分
と時間と日付と月とからなる現在時刻データを表示制御
回路26を介して表示部27に送出し、表示部27はこ
の現在時刻データを表示する。また制御部19は加速度
センサー10、波形整形部17、カウンタ18を介して
入力する歩数データを制御、計測して歩数データを表示
制御回路26を介して表示部27に送る。表示部27は
この歩数データを表示する。この時制御部19は歩行に
よる出力されるパルス信号の周波数を判断して歩行信号
J1、歩行信号J2、腕を曲げたエクササイズウォーキ
ング信号J3、腕を伸ばしたエクササイズウォーキング
信号J4の制御信号を波形整形部17に送る。これら走
行形態による信号J1〜J4は勿論マニュアル操作によ
って入力されてもよい。一方タイミング信号発生回路2
5は入力する基準信号から制御部19の処理動作の同期
をとるタイミング信号を制御部19に出力する。
次に第6図は上述したRAM22の記憶内容を示す。R
1は計時レジスタであり、時刻データを格納する。R2
は歩幅レジスタであり、歩幅データHを格納する。R3
は歩数レジスタであり、歩数WデータXを格納する。そ
してR4は距離レジスタであり、距離データYを格納す
る。
第7図は上述した波形整形部17とカウンター18の回
路構成図である。第8図は波形整形部17の各部のタイ
ミングチャートである。
まず、第7図において加速度センサー10から入力した
信号はノイズ除去のためにローパスフィルタ(以下、L
PFと称呼する。)28によって高周波成分が除去され
る。このLPF28から出力した信号は増幅器29に入
力し、制御部19から増幅器制御部30を介して入力す
る歩行形態のモード別に増幅度が選択されてほぼ一定の
電圧レベルに増幅される。第8図の図(a)に示す波形は
エクササイズウォーキングの時のLPF28と増幅器2
9とを介した出力波形であり、図(b)は歩行時の出力波
形である。第8図(c)は波形整形部17のタイミングチ
ャートである。増幅器29からの出力電圧V1はコンパ
レータ31の入力端子に入力し波形整形されて矩形波と
して出力される。コンパレータ31の出力はフリップフ
ロップ32で分周回路23から入力する64Hzの信号の立
ち下がり時に動作し遅延されて信号V2となりフリップ
フロップ33に入力する。第8図(c)の波形V2は歩行
時の出力V1(第7図(b)の波形)を入力した時に得ら
れるものである。さらに信号V2はノアゲート34に入
力する。2個のフリップフロップ32、33には制御部
19からリセット信号ACが入力するとこの信号はフリ
ップフロップ32、33の各リセット端子に入力した
フリップフロップをリセットする。
また、フリップフロップ33には、インバータ35を介
して判定した64Hzの信号がクロック端子に入力した
この信号によってフリップフロップ33は信号V2を遅
延して出力信号V3を出力する(第8図(c)のV3参
照)。信号V3はインバータ36を介して信号V3を反
転した信号(第8図(c)の参照)をノアゲート
34に出力する。従ってノアゲート34には信号V2と
この信号を遅延して反転した信号とが入力し、ノア
ゲート34は歩行時の1歩に対して1個のパルスからな
るセット信号V4を出力する(第8図(c)のV4参
照)。信号V4はノアゲート37、38で構成するRS
フリップフロップ回路に出力される。このRSフリップ
フロップ回路は信号V4が入力すると出力V5をハイに
切り換える(第8図(c)V5参照)。もしすでに出力V
5がハイの時は信号V4が入っても出力V5は変化しな
い。このノアゲート37、38で構成されるRSフリッ
プフロップ回路の出力V5はナンドゲート39に入力
し、このナンドゲート39には分周回路24から制御部
19を介して128Hzの信号が加わり、インバータ40と
7個のフリップフロップ41〜47とで構成されるカウ
タン回路に入力する。このカウンタ回路のフリップフロ
ップ44のQ出力は、128Hz信号を8パルスカウントし
た後にロー信号を出力し、フリップフロップ45のQ出
力は16パルスをカウントした後にロー信号を出力する。
またフリップフロップ46のQ出力は32パルスをカウン
トした時にロー信号を出力し、さらにフリップフロップ
47は64パルスをカウントした後にロー信号を出力す
る。モード切換デコーダー48はキー入力部21のモー
ド切換スイッチSW1が歩数計機能を選択している時に
制御部19から歩行信号J1が入力すると歩行モードが
選択され出力信号P0=0、P1=0を出力し、この信
号はインバーター49、50を介してハイ信号となりゲ
ートG1、G2に加わりモード切換デコーダー48はラ
インAを選択する。またモード切換スイッチSW1の操
作により制御部19から走行信号J2が入力するとモー
ド切換デコーダー48の出力は出力P0=0、P1=1
となりモード切換デコーダ48は信号1が加わるゲート
G3、G4のラインCを選択する。同じように制御部1
9からエクササイズウォーキング信号J3とJ4が入力
するとデコーダ47の出力は出力P0=1、P1=0と
なり、信号1が加わるゲートG5、G6のラインBを選
択する。
ラインAにはフリップフロップ46と47のQ出力が入
力しているので、128Hzのパルスが96パルスカウントさ
れた時にラインAからロー出力がナンドゲート51に加
わりナンドゲート51によってハイ出力信号V7(第8
図(c)のV7参照)が出力される。この出力信号V7は
フリップフロップ52に入力しインバータ53を介して
反転した128Hzの信号によってラッチされ信号V8とな
る(第8図(c)のV8参照)。この信号V8はノアゲー
ト54を介してカウンタ回路のフリップフロップ41〜
47をリセットする。さらに信号V8はインバータ5
5、ナンドゲート56を介してノアゲート38に入力し
て信号V5をローにする。これによって次の歩行動作に
よるパルスを検知することができる。すなわち歩行信号
J1が入力すると波形整形回路17ではラインAが選択
されてゲートG7、G8が選択されフリップフロップ4
6と47のQ出力を選択するので、128Hzの信号を96カ
ウント分0.75秒間計数した後信号V5をローにする。従
って、それまで信号V5がハイ出力の間に信号V4がノ
アゲート37に入力しても信号V5は変化しない。実験
によると人間の歩行時の2歩目は1歩目のカウント時間
以降この0.75秒の間に発生するので、これによって2歩
目の信号V4が発生してもこれはカウントされないこと
となる。同様に波形整形回路17に走行信号J2が入力
するとラインCが選択されてゲートG11が選択されフ
リップフロップ44のQ出力が選択されるので、128Hz
の信号を8カウント分0.0625秒間計数した後信号V5を
はじめてロー出力にする。これによって走行時の2歩目
はカウントされないことになる。さらにエクササイズウ
ォーキング信号J3あるいはJ4が入力するとラインB
が選択されてゲートG9、G10が選択されフリップフ
ロップ45と47のQ出力が選択されるので、128Hzの
信号を80カウント分、0.625秒間計数した後V5をは
じめてロー出力にする。これによってエクササイズウォ
ーキング時の2歩目もカウントされないことになる。
従ってこれによって2歩目の歩行など(歩行、走行、エ
クササイズウォーキング)によるパルスが出力しても出
力しなくても奇数回目の歩行などによるパルスを計数す
ることになり、この計数値を2倍することにより偶数歩
目のパルスの発生の有無にかかわらず正確な歩数を計測
することができる。
次にこの2歩で1パルスとなる信号V5の処理について
回路に従って説明する。2歩で1パルスとなる信号V5
はフリップフロップ57に入力し、このフリップフロッ
プ57に入力するタイミング信号発生回路25から制御
部19を介して入力するタイミング信号CK1によって
同期がとられインバータ58とフリップフロップ59〜
61によって構成されるカウンタ回路18に入力する。
このカウンタ回路18の出力は制御部19に入力して演
算され歩数が表示される。尚、制御部19からはリセッ
ト信号ACがフリップフロップ32、33とフリップフ
ロップ52に入力し、さらにインバータ62、ノアゲー
ト54を介してフリップフロップ41〜47に入力し、
波形整形部17を初期状態にもどす。この時制御部19
はフリップフロップ59〜61に信号CK2を出力し各
Q出力を全てローにしてカウンタ18を初期状態にす
る。モード切換スイッチSW1を押して歩数計機能が選
択されると、制御部19がこの信号ACを発生する。
次にこの歩数計の動作について第9図の動作フローチャ
ートと第10図の表示パネルの表示例を参照して説明す
る。
まず、ステップS1は現在時刻を計数する計時処理であ
り、このとき第6図のRAM22の歩数レジスタR3及
び距離レジスタR4はクリアされた処理状態にあるとす
る。第10図(b)はこの時の時刻表示例であり、第10
図(a)はこの表示パネルのセグメントの配置を示した図
である。すなわち、時刻表示の時はパネル上部に日付、
パネル下部に時間が表示される。この状態でモード切換
スイッチSW1を1回押すと歩数計モードM=1とな
る。このモード選択処理S2においてモードMが歩数計
モード1でない時(N)は歩数計測を行わないで処理を
終了して再び計時処理を行う。モード選択処理S2にお
いてモードMが歩数計モード1の時(Y)は制御部19
がカウンタ18からそのデータXを取り込み(処理S
3)、カウンタの内容を2倍してRAM22の歩数レジ
スタR3に記憶し、さらに次のカウンタ18からのデー
タXを2倍して前に記憶した歩数レジスタR3のデータ
を加算し、その加算したデータを再び歩数レジスタR3
に記憶する(処理S4)。次に制御部19はあらかじめ
記憶してある歩幅データHをRAM22の歩幅レジスタ
R2から読み出して歩数データXとこの歩幅データHと
を積算して距離データYをRAM22の距離レジスタR
4に記憶する。制御部19はこれらレジスタのデータを
読み出して表示制御回路26を介して表示部27に送
り、表示部27はこのデータを表示パネルに表示する。
第10図(c)は歩幅データHの表示例であり、第10図
(d)は歩数データXの表示例である。尚、距離データY
はパネル下段に歩幅データHと交互に表示される。
以上説明したように本考案によればエクササイズウォー
キングのような歩行時に加速度センサー10が2歩目、
4歩目と偶数歩目の歩行を感知できなくても、奇数回目
のパルス発生時間以降歩行形態にあわせた設定時間だけ
波計整形部17によって入力するパルスを計数しないよ
うにして、この奇数回目のパルスのみを計数してこの計
数値を2倍することにより正確な歩数を表示できる。従
って、本考案の歩数計を使用すれば、上述したようにど
のような歩行形態(歩行、走行、エクササイズウォーキ
ング)であっても偶数歩目のパルスの検知いかんにかか
わらず正確な歩数計測ができる。
尚、実施例は手首につける例を示したが本考案の装置を
腰部につける歩数計にも応用できる。この場合は歩行時
第7図の波形整形回路17のフリップフロップ43とフ
リップフロップ46との出力を選択するように設定し
て、128Hzの信号のパルスを36回カウントした後に信号
V7を出力させる。こうすることによって1パルスをカ
ウントしたあと約0.28秒あらたなパルスを計測させない
ようにする。これによって腰部に歩数計をつけて歩行す
る時の1歩で2カウントするカウントミスを防止でき
る。尚この0.28秒の設定値は実験データから設定したも
のであり、波形整形部16のゲートG7〜11を変更す
ることによって設定値は自由に選択できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、走行形態にかか
わらず正確な歩数を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の歩数計の部品展開斜視
図、 第2図は、加速度センサーの内部構造を示す図、 第3図は、加速度センサーの受感時の動きを示す図、 第4図は(a)〜(d)は、歩行形態別の加速度センサーの出
力波形を示す図、 第5図は、本実施例の回路構成図、 第6図は、本実施例のRAM22の内容を示す図、 第7図は、本実施例の波形整形部17とカウンタ18の
回路図、 第8図(a),(b)は、本実施例の波形整形部17の増幅器
29の出力波形を示す図、 第8図(c)は、本実施例の波形整形部のタイミングチャ
ート、 第9図は、本実施例の動作フローチャート、 第10図(a)〜(d)は、本実施例の表示パネルの表示例を
示す図である。 10…加速度センサー、 17…波形整形部、 18…カウンタ、 19…制御部、 22…RAM。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体の動きを検知する検知手段と、この検
    知手段からの歩行に同期した信号を計数する計数手段
    と、この計数手段の計数動作を一定時間禁止するよう制
    御する動作禁止手段と、前記計数手段により計数された
    計数値を補正する補正手段と、この補正手段により補正
    された計数値を歩数として表示する表示手段とを具備し
    たことを特徴とする歩数計。
JP1988079116U 1988-04-18 1988-06-15 歩数計 Expired - Lifetime JPH062097Y2 (ja)

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