JP2000227342A - 歩数計の誤差自動補正方法及び距離計測方法並びに携帯型情報処理装置 - Google Patents

歩数計の誤差自動補正方法及び距離計測方法並びに携帯型情報処理装置

Info

Publication number
JP2000227342A
JP2000227342A JP11030012A JP3001299A JP2000227342A JP 2000227342 A JP2000227342 A JP 2000227342A JP 11030012 A JP11030012 A JP 11030012A JP 3001299 A JP3001299 A JP 3001299A JP 2000227342 A JP2000227342 A JP 2000227342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
wearer
value
pedometer
walking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11030012A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Arai
一夫 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EE D K KK
Original Assignee
EE D K KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EE D K KK filed Critical EE D K KK
Priority to JP11030012A priority Critical patent/JP2000227342A/ja
Publication of JP2000227342A publication Critical patent/JP2000227342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩数計において個人差や使用状態により生じ
る誤差を自動的に補正し、正確な歩数,距離を計測する
ことができる歩数計の誤差自動補正方法及び距離計測方
法、並びに携帯型情報処理装置を提供する。 【解決手段】 携帯者が規定の歩数を数えて歩行した規
定歩数歩行区間に対する歩数検出器の検出歩数値及び前
記規定の歩数値に基づき、前記歩数検出器の歩数検出誤
差を求めると共に(ステップS1〜S4)前記歩数検出
誤差を補正する補正値を求めて記憶し(ステップS5,
S6)、前記補正値に基づいて前記歩数検出器の検出歩
数値を自動的に補正する。また、携帯者が規定の距離を
歩行した規定距離歩行区間に対する歩数計数値及び前記
規定の距離に基づいて前記携帯者の歩幅を求めて記憶
し、前記歩幅及び前記携帯者の歩数計数値を基に歩行距
離を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人差や個人の歩
き方の違いによって生じる歩数計の歩数検出誤差を自動
的に補正する方法、及び個人差や個人の歩き方の違いに
よって生じる歩行距離の誤差を自動的に補正する方法、
並びに、これらの方法を適用した携帯型情報処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】歩数計は、歩行時に身体に取付け、身体
の上下運動の衝撃を感知し、歩数を表すものであり、歩
いた歩数の目安を知るための器具として利用されてい
る。また、歩いた距離又はエネルギー消費量(消費カロ
リー等)を表示するといった付加機能を備えた歩数計の
他に、時計やペースメーカーの機能をつけたもの(例え
ば特公昭62−36194号公報)や、小型液晶表示ゲ
ーム機に歩数検出器を内蔵し、歩数検出器による計数情
報に基づいてダイエット効果をシミュレーションした
り、歩行状況に応じて表示キャラクタに変化を持たせて
動画像を表示したりするもの(例えば本出願人による特
願平9−161546号)など、様々な形態の複合商品
(歩数計を利用した携帯型情報処理装置)が提案されて
いる。このような歩数計あるいは歩数計を利用した携帯
型情報処理装置は、振り子や振動感知ばねから成る電子
式又は機械式の機構を用いて歩行の回数を感知するよう
にしている。
【0003】図8は、電子式の機構を用いた一般的な歩
数計(歩数検出器)の構造の一例を示しており、本例の
歩数検出器は、アーム11aに軸支されるとともに磁石
11bが取付けられた振り子11が、振動感知ばね12
を介して上限ストッパー13と下限ストッパー14との
間で振動し、その振動をリードスイッチ15で検知して
マイクロコンピュータ16によって計数するようにした
ものである。
【0004】ところで、歩数計については、日本工業規
格での規定(JIS S 7200)があり、機構の種
類(電子式,機械式)や品質(外観,性能)などが規定
されている。例えば、歩数表示の誤差は、規定された性
能を有する振動試験装置を用い、規定の振幅,加速度及
び1分間当たりの動作回数のもとで上下振動を1000
回動作させ、そのときの歩数表示の誤差が±3%以内で
あることが規定されている。そこで、従来の歩数計は、
電子式又は機械式の機構を備えた計数器による計数値を
歩数として表示し、そのときの歩数表示の誤差が日本工
業規格での規定以内に収めるように誤差を予め調整し、
適合したものを製品化するようにしていた。また、従来
の歩数計は、距離を計測する場合には、予め設定された
平均的な歩幅又は使用者によって入力された歩幅と歩数
検出器の計数値とを乗算することによって計測するよう
にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、歩数計
は、振動試験装置で測定したときの計測誤差が所定の範
囲内に収まるように日本工業規格で規定されているが、
歩数形を使うのは人間であり、規定に適合した歩数計を
用いても規定値を超える誤差が生じることがある。すな
わち、個人の歩き方は様々であり、計数値をそのまま歩
数として表示する方法を採用している従来の歩数計で
は、歩き方の差で誤差が出易いのが現実である。例えば
歩き方で跳ねる様な動きをしたりする人が利用すると、
実際の歩数より大きな歩数表示がされてしまいなど、正
確な表示がされないという問題が生じる。また、ジョギ
ング時などの走行数を計測したい場合にも、従来の歩数
計では誤差が生じて正確な表示がされないという問題が
生じる。さらに、歩幅の設定値と計数値により距離を計
測する場合、歩行環境の違いや個人差によって誤差が生
じる他、同じ人が使用しても、大きな歩幅で歩いたり走
行したりすると誤差が生じるという問題があった。
【0006】このように、従来の歩数計では、使用者に
よって歩数表示の誤差が生じたり、同じ人でも普段の状
態で歩いたときとの誤差が生じたりするなどの問題があ
った。また、歩数の計測誤差や歩幅の誤差が生じるた
め、距離の計測機能やエネルギー消費量の算出機能など
の付加機能を有する歩数計の他に、計測情報に基づく歩
行速度やグラフィック表示などの機能を有する携帯型情
報処理装置にも歩数検出器の誤差が大きく影響してしま
うという問題があった。誤差の調整方法としては、従来
より、歩数針の振り子のバネの位値を調節して感度を調
節する方法があるが、この調整方法は、製品化前に場合
に実施する方法であり、使用者が実施するとしても、歩
数が多く計数されると感度を下げ、もう一度歩き、その
歩数の計数値が良ければ其れで良いが、下がりすぎれば
また上げなければならないというように、何度も調整す
る必要があった。
【0007】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、歩数計において個人差や使
用状態により生じる誤差を自動的に補正し、正確な歩
数,距離を計測することができる歩数計の誤差自動補正
方法及び距離計測方法、並びに携帯型情報処理装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、歩数計の誤差
自動補正方法及び距離計測方法並びに携帯型情報処理装
置に関するものであり、本発明の上記目的は、歩数計の
誤差自動補正方法に関しては、携帯者が規定の歩数を数
えて歩行した規定歩数歩行区間に対する歩数検出器の検
出歩数値及び前記規定の歩数値に基づき、前記歩数検出
器の歩数検出誤差を求めると共に前記歩数検出誤差を補
正する補正値を求めて記憶し、前記補正値に基づいて前
記歩数検出器の検出歩数値を自動的に補正することによ
って達成される。また、前記規定歩数歩行区間は、前記
携帯者が指示した測定開始時点から測定終了時点までの
歩行区間であることによって、一層効果的に達成され
る。
【0009】また、歩数計の距離計測方法に関しては、
携帯者が規定の距離を歩行した規定距離歩行区間に対す
る歩数計数値及び前記規定の距離に基づいて前記携帯者
の歩幅を求めて記憶し、前記歩幅及び前記携帯者の歩数
計数値を基に歩行距離を計測することによって達成され
る。前記規定距離歩行区間は、前記携帯者が指示した測
定開始時点から測定終了時点までの歩行区間であること
によって、一層効果的に達成される。或いは、携帯者が
規定の歩数を数えて歩行した規定歩数歩行区間に対する
歩数検出器の検出歩数値及び前記規定の歩数値に基づ
き、前記歩数検出器の歩数検出誤差を求めると共に前記
歩数検出誤差を補正する補正値を求めて記憶し、更に、
前記携帯者が規定の距離を歩行した規定距離歩行区間に
対する歩数計数値及び前記規定の距離に基づいて前記携
帯者の歩幅を求めて記憶し、前記歩数検出器の検出歩数
値を前記補正値に基づいて自動的に補正すると共に、前
記補正された検出歩数値及び前記携帯者の歩幅を基に歩
行距離を計測することによって達成される。
【0010】また、携帯型情報処理装置に関しては、携
帯者が規定の歩数を数えて歩行した歩行区間に対する歩
数検出器の検出歩数値及び前記規定の歩数値に基づき、
前記歩数検出器の歩数検出誤差を求めると共に前記歩数
検出誤差を補正する補正値を求める補正値算出手段と、
前記歩数検出器の検出歩数値を前記補正値に基づいて自
動的に補正する歩数誤差補正手段とを備えることによっ
て達成される。また、携帯者が規定の距離を歩行した歩
行区間に対する歩数計数値及び前記規定の距離に基づい
て前記携帯者の歩幅を求める歩幅算出手段と、前記歩幅
及び前記携帯者の歩数計数値を基に歩行距離を計測する
歩行距離計測手段とを備えることによって達成される。
或いは、携帯者が規定の歩数を数えて歩行した歩行区間
に対する歩数検出器の検出歩数値及び前記規定の歩数値
に基づき、前記歩数検出器の歩数検出誤差を求めると共
に前記歩数検出誤差を補正する補正値を求める補正値算
出手段と、携帯者が規定の距離を歩行した歩行区間に対
する歩数計数値及び前記規定の距離に基づいて前記携帯
者の歩幅を求める歩幅算出手段と、前記歩数検出器の検
出歩数値を前記補正値に基づいて自動的に補正する歩数
誤差補正手段と、前記歩数誤差補正手段により補正され
た検出歩数値及び前記携帯者の歩幅を基に歩行距離を計
測する歩行距離計測手段とを備えることによって達成さ
れる。さらに、前記携帯型情報処理装置が歩数計である
こと;前記携帯型情報処理装置が歩数検出器を内蔵した
携帯型装置であること;によって、それぞれ効果的に達
成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明では、携帯者が規定の歩数
を歩行(「走行」を含めて「歩行」と呼ぶ)した規定歩
数歩行区間に対する歩数検出器の検出歩数値と上記規定
の歩数値の情報に基いて、個人差や携帯者の歩行状態の
違いによって生じる歩数検出器の歩数検出誤差を自動的
に補正するようにしている。また、個人差や携帯者の歩
行状態の違いによって歩行距離の計測誤差が生じないよ
うに、携帯者が規定の距離を歩行した規定距離歩行区間
に対する歩数計数値と前記規定の距離に基いて携帯者の
実際の歩幅を求め、この歩幅を用いて歩行距離を計測す
るようにしている。これらの誤差自動補正機能,距離計
測機能を、歩数計自体或いはその他の携帯型情報処理装
置に具備することで、歩数検出器に大きな誤差があって
もその誤差を全て補正することができ、個人差や歩行状
態,歩行環境などの影響を受けることなく正確な歩数や
歩行距離の計測が可能になると共に、正確なエネルギー
消費量や歩行速度などの計測が可能となる。
【0012】なお、本発明で言う「規定の歩数」とは、
予め設定された歩数誤差測定用の歩数値、若しくは変更
可能に設定された歩数誤差測定用の歩数値のことであ
る。また、本発明で言う「規定の距離」とは、予め設定
された歩幅計測用の距離、若しくは変更可能に設定され
た歩幅計測用の距離のことである。さらに、本発明で言
う「携帯型情報処理装置」とは、歩数計自体、或いは歩
数検出器(電子式又は機械式の歩数検出機構)を備え、
コンピュータを用いて情報処理する携帯型装置のことで
ある。
【0013】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施
の形態について詳細に説明する。なお、歩数検出器の機
構については従来と同様であるため説明を省略する。先
ず、本発明に係る携帯型情報処理装置について説明す
る。
【0014】図5は、本発明に係る携帯型情報処理装置
の外観構成の一例を示しており、図6はそのハードウェ
ア構成の一例を示している。携帯型情報処理装置の筐体
の大きさは、コンピュータを利用した携帯可能な小型ゲ
ーム機(子供の手の平サイズ程度の大きさのいわゆる
“ミニ液晶ゲーム機”)と同等の大きさである。図5の
平面図に示すように、携帯型情報処理装置には操作部1
と液晶表示部2とが設けられており、操作部1は、後述
する各種情報の入力や表示画面の切替えなどの操作を行
うための操作ボタン1a〜1c(Lボタン,Rボタン,
モード切替用のセットボタン)とリセットボタン1dと
から構成されている。本例での携帯型情報処理装置は、
歩数検出器10を内蔵している。携帯型情報処理装置の
背面部には図示されない係止具が一体的に若しくは着脱
可能に形成されており、腰部などの身体の一部に装着し
て携帯できるようになっている。
【0015】図6において、携帯型情報処理装置は、本
発明に係るプログラムの実行を制御するマイクロCP
U,RAM,ROM,I/Oインタフェース等から成る
中央制御回路20,歩数検出器10,操作用の各ボタン
1a〜1d,液晶表示部2及び音声発生手段(本例では
ブザー)3を備えており、本発明に係るプログラムは内
蔵メモリ若しくは交換可能なカード型の記録媒体に記録
されている。電源としては電池(化学式電池,太陽電池
等)4が使用され、常時、通電状態となっている。な
お、歩数検出器10又は操作ボタン1からの入力が一定
時間無いと省電力モードとし、液晶表示を非表示とする
ようにしている。
【0016】図7は、携帯型情報処理装置の機能構成の
一例を示すブロック図であり、同図を参照して本発明に
係るソフトウェアの構成例について説明する。主な入力
情報としては、歩数検出器10からの計数情報WD、操
作ボタン1からの操作情報BD、及び時計情報(今日の
日付,現在の時刻)TDがあり、これらの入力情報は記
憶部21を介して各処理部で参照される。主要な制御モ
ードとしては、通常の歩数計として動作する歩数計モー
ドの他に、後述する歩数補正モード、歩幅測定モード及
び距離計測モードがあり、これらのモードの切替は、例
えばセットボタン1cの操作により行われる。
【0017】図7において、補正値算出部22では、歩
数補正モードにおいて、携帯者が規定の歩数を数えて歩
行した歩行区間に対する歩数検出器の検出歩数値(歩数
計数情報WD)と、記憶部21に格納されている予め設
定された上記記規定の歩数値(若しくは変更可能に設定
された規定の歩数値)とから、歩数検出器10の歩数検
出誤差を求めると共に、歩数検出誤差を補正する補正値
を求め、求めた補正値を記憶部21に記憶する。歩数誤
差補正部23では、歩数計モードにおいて、歩数検出器
10の検出歩数値を上記補正値に基づいて自動的に補正
する。歩数誤差補正部23によって補正された歩数値は
画像表示部27を介して表示部2に表示される。
【0018】歩幅算出部24では、歩幅測定モードにお
いて、携帯者が規定の距離を歩行した歩行区間に対する
歩数計数値と、記憶部21に格納されている予め設定さ
れた上記記規定の距離(若しくは変更可能に設定された
規定の距離)とから、携帯者の歩幅を算出し、歩幅デー
タとして記憶部21に記憶する。歩行距離計測部25で
は、距離計測モードにおいて、上記歩幅データと歩数誤
差補正部23により補正された検出歩数値とから携帯者
の歩行距離を計測する。計測された歩行距離は、画像表
示部27を介して表示部2に表示される。
【0019】消費カロリー計測部26aと歩行速度計測
部26bは、上記のようにして補正された歩数計数値と
歩行距離を基に、それぞれ歩行運動によるエネルギー消
費量(消費カロリー)と歩行速度を求める。
【0020】上述のような構成において、本発明に係る
歩数計の誤差自動補正方法、距離計測方法、及び携帯型
情報処理装置の動作例を図1から図4のフローチャート
を参照して説明する。
【0021】先ず、個人差や携帯者の歩行状態の違いに
よって生じる歩数計数値の誤差の補正方法を、図1及び
図2のフローチャートに沿って説明する。
【0022】本発明では、本人(携帯者)の実際の歩数
と計数値との誤差を測定するために、携帯型情報処理装
置を携帯して規定の歩数を歩行して貰う。そして、その
歩数と歩数計の計数値とを比較して補正値を求める。図
1のフローチャートに示すように、携帯者は、歩数補正
モードを選択した後にスタートボタン(例えばLボタン
1a)を押して測定開始を指示し(ステップS1)、自
分で数えて規定の歩数(例えば100歩−200歩)を
歩行したら(ステップS2)、ストップボタン(例えば
Rボタン1b)を押して測定終了を指示する(ステップ
S3)。このときの歩数は予め設定されいるが、例えば
歩数計の操作ボタンの操作によって規定の歩数を変更で
きるようにしても良い。補正値算出部22は、上記測定
開始時点から測定終了時点までの規定歩数歩行区間での
歩数検出器10の検出歩数値と上記規定の歩数値との誤
差を計算し(ステップS4)、この誤差を補正するため
の補正値(例えば、補正値=規定の歩数値/検出歩数
値)を求めて記憶部21に記憶する(ステップS5,S
6)。
【0023】歩数計モードでは、図2のフローチャート
に示すように、携帯者が歩行すると、その歩数を歩数検
出器により計数し(ステップS11)、歩行停止がN秒
(例えば、N=10秒)以上であれば(ステップS1
2)、現在の歩数を補正値により補正(例えば、現在の
歩数=現在の歩数計数値*補正値を計算)し(ステップ
S13)、正確な補正済み歩数を表示部2に表示する
(ステップS14)。なお、歩行して貰う歩数は多いほ
ど誤差が少なくなるが、数えるのがきつくなる。また、
人によっては、場所によって歩き方が異なるような変化
のある長い道を毎日歩行することもあるため、一回の測
定区間の情報から補正するのではなく、複数の測定区間
の記憶情報を基に補正するようにしても良い。
【0024】次に、個人差や携帯者の歩行状態の違いに
よって生じる歩幅の誤差の補正方法を図3及び図4のフ
ローチャートに沿って説明する。歩数で距離を測る場
合、歩幅を入れなくては距離を求めることができない。
本発明では、本人の実際の歩幅を計測するために、携帯
型情報処理装置を携帯して規定の距離を歩いて貰う。図
3のフローチャートに示すように、携帯者は、スタート
ボタンを押して計測開始を指示し(ステップS21)、
規定の距離(例えば100m)を歩行したら(ステップ
S22)、ストップボタンを押して計測終了を指示する
(ステップS23)。このときの歩行距離は予め設定さ
れいるが、例えば歩数計の操作ボタンの操作によって規
定の距離を変更できるようにしても良い。
【0025】歩幅算出部24は、上記計測終了の指示に
より歩幅測定モード(規定距離歩行区間)における歩数
の計数を終了し(ステップS24)、上記計測開始の指
示時点から計測終了の指示時点までの規定距離歩行区間
の歩数計数値と規定の距離とから、歩幅(歩幅=規定の
距離/歩数計数値)を求め(ステップS25)、歩幅デ
ータとして記憶部21に記憶する(ステップS26)。
ここで、上記の歩幅データを求める際には、前述の歩数
計数値の誤差補正方法により既に歩数検出誤差の補正値
を求めている場合は、補正後の歩数計数値を用いれば、
より正確な歩幅が得られる。なお、歩幅データを先に求
めて記憶しておき、その後で求めた歩数計数値の補正値
を基に歩幅データを補正するようにしても良い。なお、
歩行して貰う距離は長いほど誤差が少なくなるが、長い
距離を測定してから歩行するのは不便である。また、人
によっては、場所によって歩幅が変るような変化のある
長い道を毎日歩行する場合もあるため、一回の計測区間
の情報から補正するのではなく、複数の計測区間の記憶
情報を基に歩幅を求めるようにしても良い。
【0026】距離計測モードでは、図4のフローチャー
トに示すように、上記歩幅データと、携帯者の歩数計数
値(補正済み歩数計数値)とから距離を算出する(ステ
ップS31,S32)。算出された距離は、例えば、当
該区間における歩行距離、当日の歩行距離(積算値)と
して記憶部21に記録され、操作ボタン1の指示によっ
て表示部2に表示される。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、1回の基準歩行で補正値を計算し、歩数検出誤差を
補正することができるので、歩数検出器の誤差の調整の
ために何度も歩行をしなくて済むという利点があるだけ
でなく、感度等の調整のための部品が不要になる。ま
た、例え歩数計に規定以上の誤差があっても、全て補正
することができる。さらに、個人差によって生じる誤差
を補正することができると共に、歩行環境や個人の歩き
方の違いによって生じる誤差についても補正することが
できる。
【0028】また、本発明によれば、1回の基準歩行で
自動的に歩幅を算出し、その歩幅を用いて距離を計測す
るようにしているので、個人情報として歩幅を入力しな
くても、本人の正確な歩幅や正確な距離を計測すること
ができる。そして、これらの補正後の歩数計数値と距離
の計測データを用いることで、歩行運動によるエネルギ
ー消費量や歩行速度などの付加機能による計測を、歩数
検出器の誤差に影響することなく正確に行うことができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歩数計の誤差自動補正方法を説明
するための第1のフローチャートである。
【図2】本発明に係る歩数計の誤差自動補正方法を説明
するための第2のフローチャートである。
【図3】本発明に係る歩数計の距離計測方法を説明する
ための第1のフローチャートである。
【図4】本発明に係る歩数計の距離計測方法を説明する
ための第2のフローチャートである。
【図5】本発明に係る携帯型情報処理装置の外観構成の
一例を示す平面図である。
【図6】本発明に係る携帯型情報処理装置のハードウェ
ア構成の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る携帯型情報処理装置の機能構成の
一例を示すブロック図である。
【図8】一般的な歩数計(歩数検出器)の構造の一例を
示すハードウェア構成図である。
【符号の説明】
1 操作部 2 液晶表示部 3 ブザー 4 電池 5 係止具 10 歩数検出器 20 中央制御回路 21 記憶部 22 補正値算出部 23 歩数誤差補正部 24 歩幅算出部 25 歩行距離計測部 26a 消費カロリー計測部 26b 歩行速度計測部 27 画像表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯者が規定の歩数を数えて歩行した規
    定歩数歩行区間に対する歩数検出器の検出歩数値及び前
    記規定の歩数値に基づき、前記歩数検出器の歩数検出誤
    差を求めると共に前記歩数検出誤差を補正する補正値を
    求めて記憶し、前記補正値に基づいて前記歩数検出器の
    検出歩数値を自動的に補正することを特徴とする歩数計
    の誤差自動補正方法。
  2. 【請求項2】 前記規定歩数歩行区間は、前記携帯者が
    指示した測定開始時点から測定終了時点までの歩行区間
    である請求項1に記載の歩数計の誤差自動補正方法。
  3. 【請求項3】 携帯者が規定の距離を歩行した規定距離
    歩行区間に対する歩数計数値及び前記規定の距離に基づ
    いて前記携帯者の歩幅を求めて記憶し、前記歩幅及び前
    記携帯者の歩数計数値を基に歩行距離を計測することを
    特徴とする歩数計の距離計測方法。
  4. 【請求項4】 前記規定距離歩行区間は、前記携帯者が
    指示した測定開始時点から測定終了時点までの歩行区間
    である請求項3に記載の歩数計の距離計測方法。
  5. 【請求項5】 携帯者が規定の歩数を数えて歩行した規
    定歩数歩行区間に対する歩数検出器の検出歩数値及び前
    記規定の歩数値に基づき、前記歩数検出器の歩数検出誤
    差を求めると共に前記歩数検出誤差を補正する補正値を
    求めて記憶し、更に、前記携帯者が規定の距離を歩行し
    た規定距離歩行区間に対する歩数計数値及び前記規定の
    距離に基づいて前記携帯者の歩幅を求めて記憶し、前記
    歩数検出器の検出歩数値を前記補正値に基づいて自動的
    に補正すると共に、前記補正された検出歩数値及び前記
    携帯者の歩幅を基に歩行距離を計測することを特徴とす
    る歩数計の距離計測方法。
  6. 【請求項6】 携帯者が規定の歩数を数えて歩行した歩
    行区間に対する歩数検出器の検出歩数値及び前記規定の
    歩数値に基づき、前記歩数検出器の歩数検出誤差を求め
    ると共に前記歩数検出誤差を補正する補正値を求める補
    正値算出手段と、前記歩数検出器の検出歩数値を前記補
    正値に基づいて自動的に補正する歩数誤差補正手段とを
    備えたことを特徴とする携帯型情報処理装置。
  7. 【請求項7】 携帯者が規定の距離を歩行した歩行区間
    に対する歩数計数値及び前記規定の距離に基づいて前記
    携帯者の歩幅を求める歩幅算出手段と、前記歩幅及び前
    記携帯者の歩数計数値を基に歩行距離を計測する歩行距
    離計測手段とを備えたことを特徴とする携帯型情報処理
    装置。
  8. 【請求項8】 携帯者が規定の歩数を数えて歩行した歩
    行区間に対する歩数検出器の検出歩数値及び前記規定の
    歩数値に基づき、前記歩数検出器の歩数検出誤差を求め
    ると共に前記歩数検出誤差を補正する補正値を求める補
    正値算出手段と、携帯者が規定の距離を歩行した歩行区
    間に対する歩数計数値及び前記規定の距離に基づいて前
    記携帯者の歩幅を求める歩幅算出手段と、前記歩数検出
    器の検出歩数値を前記補正値に基づいて自動的に補正す
    る歩数誤差補正手段と、前記歩数誤差補正手段により補
    正された検出歩数値及び前記携帯者の歩幅を基に歩行距
    離を計測する歩行距離計測手段とを備えたことを特徴と
    する携帯型情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記携帯型情報処理装置が歩数計である
    請求項6乃至8のいずれかに記載の携帯型情報処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記携帯型情報処理装置が歩数検出器
    を内蔵した携帯型装置である請求項6乃至8のいずれか
    に記載の携帯型情報処理装置。
JP11030012A 1999-02-08 1999-02-08 歩数計の誤差自動補正方法及び距離計測方法並びに携帯型情報処理装置 Pending JP2000227342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11030012A JP2000227342A (ja) 1999-02-08 1999-02-08 歩数計の誤差自動補正方法及び距離計測方法並びに携帯型情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11030012A JP2000227342A (ja) 1999-02-08 1999-02-08 歩数計の誤差自動補正方法及び距離計測方法並びに携帯型情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000227342A true JP2000227342A (ja) 2000-08-15

Family

ID=12291964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11030012A Pending JP2000227342A (ja) 1999-02-08 1999-02-08 歩数計の誤差自動補正方法及び距離計測方法並びに携帯型情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000227342A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002262712A (ja) * 2001-03-13 2002-09-17 Matsushita Electric Works Ltd 牛採食量計測装置
JP2009168792A (ja) * 2007-12-21 2009-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 歩幅算出装置、歩行距離特定装置、位置特定装置、コンピュータプログラム及び歩幅算出方法
WO2010013745A1 (ja) * 2008-07-29 2010-02-04 京セラ株式会社 携帯電子機器
US9285388B2 (en) 2013-04-12 2016-03-15 International Business Machines Corporation Analysis of pedestrian congestion
CN106153070A (zh) * 2015-04-15 2016-11-23 昆山研达电脑科技有限公司 计步器的校正方法及其系统
CN106489068A (zh) * 2014-03-31 2017-03-08 株式会社Ihi 测量值分析装置以及测量值分析方法
JP6196011B1 (ja) * 2017-05-23 2017-09-13 スマートルーティン株式会社 歩数を利用した通信サービスに用いられるサーバ装置及び端末装置
CN108692738A (zh) * 2018-03-30 2018-10-23 四川斐讯信息技术有限公司 步长的校正方法及装置、跑步距离的计算方法及系统
WO2020004559A1 (ja) * 2018-06-27 2020-01-02 株式会社タニタ 活動量計及び活動量計システム
JP2021057055A (ja) * 2020-11-24 2021-04-08 株式会社タニタ 歩数計測プログラム及び携帯端末

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002262712A (ja) * 2001-03-13 2002-09-17 Matsushita Electric Works Ltd 牛採食量計測装置
JP2009168792A (ja) * 2007-12-21 2009-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 歩幅算出装置、歩行距離特定装置、位置特定装置、コンピュータプログラム及び歩幅算出方法
WO2010013745A1 (ja) * 2008-07-29 2010-02-04 京セラ株式会社 携帯電子機器
US9062976B2 (en) 2008-07-29 2015-06-23 Kyocera Corporation Portable electronic device including a pedometer function with suppression of counting errors
US10436592B2 (en) 2013-04-12 2019-10-08 International Business Machines Corporation Analysis of pedestrian congestion
US9285388B2 (en) 2013-04-12 2016-03-15 International Business Machines Corporation Analysis of pedestrian congestion
US10852144B2 (en) 2013-04-12 2020-12-01 Nec Corporation Analysis of pedestrian congestion
US10496056B2 (en) 2014-03-31 2019-12-03 Ihi Corporation Measured value analysis apparatus and measured value analysis method
CN106489068B (zh) * 2014-03-31 2019-06-07 株式会社Ihi 测量值分析装置以及测量值分析方法
CN106489068A (zh) * 2014-03-31 2017-03-08 株式会社Ihi 测量值分析装置以及测量值分析方法
CN106153070A (zh) * 2015-04-15 2016-11-23 昆山研达电脑科技有限公司 计步器的校正方法及其系统
WO2018216093A1 (ja) * 2017-05-23 2018-11-29 スマートルーティン株式会社 歩数を利用した通信サービスに用いられるサーバ装置及び端末装置
JP6196011B1 (ja) * 2017-05-23 2017-09-13 スマートルーティン株式会社 歩数を利用した通信サービスに用いられるサーバ装置及び端末装置
CN108692738A (zh) * 2018-03-30 2018-10-23 四川斐讯信息技术有限公司 步长的校正方法及装置、跑步距离的计算方法及系统
WO2020004559A1 (ja) * 2018-06-27 2020-01-02 株式会社タニタ 活動量計及び活動量計システム
CN112313671A (zh) * 2018-06-27 2021-02-02 株式会社百利达 活动量计及活动量计系统
JP7417269B2 (ja) 2018-06-27 2024-01-18 株式会社タニタ 活動量計及び活動量計システム
JP2021057055A (ja) * 2020-11-24 2021-04-08 株式会社タニタ 歩数計測プログラム及び携帯端末
JP7162911B2 (ja) 2020-11-24 2022-10-31 株式会社タニタ 歩数計測プログラム及び携帯端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6282611B2 (ja) 運動用時計
US9977405B2 (en) Athletic watch
US7334472B2 (en) Apparatus and method for measuring quantity of physical exercise using acceleration sensor
JP4622827B2 (ja) 歩数計
KR20060008835A (ko) 가속도 센서를 이용한 운동량 측정장치 및 방법
EP1895276A1 (en) Pedometer
JP2000227342A (ja) 歩数計の誤差自動補正方法及び距離計測方法並びに携帯型情報処理装置
EP2369300A2 (en) Electronic Apparatus and Program
JP2011083552A (ja) 身体活動測定装置
JP2010240158A (ja) エネルギー消費量計算機
JP2016043260A (ja) 運動解析装置、運動解析方法、および運動解析システム
JP2006293861A (ja) 歩数計
JP2006293860A (ja) 歩数計
JP2009106374A (ja) 歩容情報表示システム
KR101725541B1 (ko) 시계 및 제어방법
US20210353234A1 (en) Fitness Tracking System and Method of Operating a Fitness Tracking System
US20060122521A1 (en) Electronic wristwatch-type exercise signal detecting apparatus
JP4296115B2 (ja) 電子歩数計
KR101552724B1 (ko) 휴대단말기의 운동거리 측정 장치 및 방법
JP2013017614A (ja) 疲労判定装置
JP2003308511A (ja) カード型歩数計
JP2003337930A (ja) 歩数測定装置
JP4746607B2 (ja) 歩数計
JP2008246164A (ja) 活動量計
KR20190050942A (ko) 시계