JPH062098Y2 - 歩数計 - Google Patents

歩数計

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JPH062098Y2
JPH062098Y2 JP7911888U JP7911888U JPH062098Y2 JP H062098 Y2 JPH062098 Y2 JP H062098Y2 JP 7911888 U JP7911888 U JP 7911888U JP 7911888 U JP7911888 U JP 7911888U JP H062098 Y2 JPH062098 Y2 JP H062098Y2
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JP
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walking
rpf
acceleration sensor
signal
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JP7911888U
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治夫 小野
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、歩行や走行時の歩数を計測する歩数計に関す
る。
〔従来技術とその問題点〕
従来、身体の動き(振動)を圧電素子等を用いた加速度
センサーで検知してその振動を電気信号に変えてこの電
気信号を基に歩数を算出表示する歩数計が考えられてい
る。然して、上記の加速度センサーはセンサーに加わる
振動を電圧に変換させているため、振動の大きさによっ
て発生する出力が大きく変化するものである。第4図は
種々の移動速度による加速度センサーからの出力波形を
示す図である。第4図(a)は歩行時の出力信号の波形、
第4図(b)はエクササイズウォーキングの時の出力信号
の波形、第4図(c)は走行時の出力信号の波形である。
同図に示すように歩行時は歩行速度がおそく、身体の動
作も小さいので加速度センサーの出力は周波数が低く、
出力電圧も低い電圧が発生する。この場合周波数が凡そ
1.6Hz、出力電圧が0.5mV前後である。近年流行してい
る健康増進と体形を整える為のエクササイズウォーキン
グ(歩巾を広くしてピッチを早くして歩く歩き方)で
は、第4図(b)に示すように加速度センサーの出力電圧
は2mV、周波数は2.2Hz程度の信号を出力する。さら
に走行時には第4図(c)で示すように加速度センサーの
出力電圧は5mV、周波数は2.8Hz程度の信号を出力す
る。このように歩行形態によって出力信号の周波数と電
圧が大きく異なる為に、これらの出力信号を処理する場
合には、その設定倍率をかえなければならない。すなわ
ち、歩行時においては第4図(a)に示した様に加速度セ
ンサーの出力信号の電圧値は非常に低い値であるので一
定倍率の増幅を行う必要がある。しかし、この歩行時と
同様の一定倍率の増幅を歩行時において行った場合に
は、その出力電圧が大きくなりすぎ、出力電圧値のピー
ク検出が出来ない。その為、従来はスイッチの切り換え
によって加速度センサーの出力信号の増幅率を変化させ
て、歩行時や走行時において同じ程度の電圧出力値にし
て、その出力信号を処理していた。そのために、歩行形
態によって増幅率を変える為にその都度スイッチの切り
換えを行わなければならず操作が面倒という問題があっ
た。
〔考案の目的〕
本考案は、上記問題点に鑑み、歩数形態によって異なる
センサーの出力変化にあわせたわずらわしいスイッチ操
作をなくした歩数計を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は、上記目的を達成するため、歩行形態によって
発生する加速度センサーの出力信号の周波数範囲がロー
パスフィルターの減衰域(Transi-tion band)に一致す
るようなローパスフィルターを設け、どの様な歩行形態
でも同じ程度の出力電圧の信号を自動的に出力させるよ
うにしたことを要点とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。尚、本実施例は本考案を腕時計に適用したもの
である。
第1図は、本考案の一実施例を示す歩数計付腕時計の分
解斜視図である。同図においてケース1の上面には液晶
表示パネル4を保護するガラス2が接着剤により固定さ
れている。また、ケース1の上下側面にはバンド3a、
3bが一体形成されており、さらに右側面には時計機能
と歩数計機能とに機能を切り換えるモード切り換えスイ
ッチSW1と歩数測定を開始、あるいは停止する測定ス
イッチSW2とが配設されている。このケース1の内部
に納まるように形成された合成樹脂製のハウジング5は
回路基板6を地板7によって挟んで固定する。回路基板
6の中央部には、本考案の歩数計のシステムのプログラ
ムを記憶し、動作させる大規模集積回路(LSI)8が
電気的に回路基板6と接続され固定されている。さらに
回路基板6には上記液晶表示パネル4に導電ゴムを介し
て信号を加える接触端子9が設けられており、その上側
(矢印の12時方向が上側で矢印の6時方向が下側であ
る)には、詳細を後述する加速度センサー10が最も感
度の高い方向(受感軸)を上下方向に固定されている。
この加速度センサー10のリード線10a,10bは回
路基板6に電気的接続されている。本実施例のシステム
を動かす電源を供給する電池11は図示しない電極板と
地板7とを介して回路基板6に設けられた上記LSI8
等に電源を供給している。
裏ブタ12は、ケース1に嵌装され上述したハウジング
5、地板7及び回路基板6から成るモジュールを固定す
る。
第2図は加速度センサー10の内部構造を示す図であ
る。同図に示すように加速度センサー10は筒ケース1
3の中央部に長方形の板状の圧電素子14を立ててその
一端の短辺部を筒ケース13の底面13aに固定してい
る。そして圧電素子14の下部両面にハンダ15a、1
5bによってリード線16a、16bを接続し、このリ
ード線16a、16bを外部に引き出している。第3図
はこの加速度センサー10の圧電素子14の板厚方向に
振動が加わった時の屈曲した図である。この屈曲によっ
て同図に示すように圧電素子14は表面に電圧を発生す
る。この電圧がリード線16a、16bを介して出力さ
れる。第3図では圧電素子14が2枚重ね合わせた構成
となっている。そして同図の記号と、記号とは圧電
素子14を屈曲した時の電圧の発生状況を示している。
なお、同図の矢印上側(12時方向)及び矢印下側(6時
方向)は、上述した第1図の矢印12時方向及び矢印6時
方向と同一方向を示すものであり、この方向が上述した
加速度センサー10の最も感度の高い方向(受感軸)で
ある。
次に第5図において本考案の回路構成を示す。同図にお
いて加速度センサー10の出力はオペアンプ17に入力
したインピーダンス変換されて、抵抗R1からオペアン
プ18までの素子で構成される4次のローパスフィルタ
ー(以下、RPFと称呼する。)に出力される。この4
次のRPFは抵抗R1、R2、R3、コンデンサーC
1、C2、そしてオペアンプ19によって構成される1
段目の2次のRPFと、抵抗R4、R5、R6、コンデ
ンサーC3、C4、オペアンプ18によって構成される
2段目の2次のRPFとの2次のRPFの2段構成とな
っている。この4次のRPFの出力はオフセット分を下
げる為に抵抗R7とコンデンサーC5とから構成される
ハイパスフィルタ(HPF)を介して波形整形部20に
出力されている。波形整形部20に入力した信号は矩形
波に波形整形され、CPU21に出力される。CPU2
1はこの波形整形された信号を計数して表示部22に送
り、表示部22はこの歩数データを表示する。
以上のような回路構成において1段目のRPFに入力す
る信号は前述したように歩行形態(歩行、走行、エクサ
サイズウォーキング)によって出力電圧が大きく異な
る。第6図はこの歩行形態による加速度センサー10の
出力信号の出力電圧と周波数との関係を示した図であ
る。同図においてポイントP1は歩行時の出力信号(周
波数1.6Hz出力電圧0.5mV)を、ポイントP2はエクサ
サイズウォーキング時の出力信号(同2.2Hz2mV)
を、ポイントP3は走行時の出力信号(同2.8Hz5m
V)をそれぞれ示している。
このように大きく電圧が変化する信号に対してRPFの
減衰域が一致するようにRPFのカットオフ周波数を第
6図に示す最も低い周波数1.6Hzに設定する。本実施例
では、その為にコンデンサーC1、C3を1.0μF、コ
ンデンサーC2、C4を0.047μF、抵抗R1、R4を6
8KΩ、抵抗R2、R5を68KΩ、抵抗R3、R6を1.5
MΩにしている。第7図は以上のように設定した4次の
RPFの入力信号の周波数による利得を示す図である。
歩行時に出力される。1.6Hzの信号は利得53.0dBで処
理され、これより高いエクササイズウォーキング時の2.
2Hzの信号は減衰されて利得は41.5dBとなり、さらに
走行時の2.8Hzの信号は利得34.0dBとなる。その結
果、歩行時の加速度センサー出力1.6Hz0.5mVの信号が
4次のRPFに入力すると、4次のRPFにより、歩行
時の出力電圧は0.223Vとなり、エクササイズウォーキ
ング時の加速度センサー出力2.2Hz2mVの信号は4次の
RPFにより出力電圧が0.238V、また走行時の加速度
センサー出力2.8Hz5mVの信号は4次のRPFにより
出力電圧が0.251Vとなる。第8図は歩行、エクササイ
ズウォーキング及び走行時の4次のRPFを介した出力
信号の周波数と出力電圧との関係をあらわした図であ
り、ポイントP4は歩行時の4次のRPFの出力信号
(1.6Hz0.223V)を、ポイントP5はエクササイズウォ
ーキング時の4次のRPFの出力信号(2.2Hz0.238V)
を、ポイントP6は走行時の4次のRPFの出力信号
(2.8Hz0.251V)をそれぞれ示している。
以上のように4次のRPFを設け、そのカットオフ周波
数を歩行時の周波数に設定することによってRPFの減
衰域が走行形態による加速度センサーからの出力周波数
をカバーする範囲に設定される。従って周波数が高く出
力電圧が高い激しい動きの走行形態になる程その信号に
対する減衰率が高くなる。このように本考案の装置を用
いるとその入力信号によって歩行時は高い増幅率で、走
行時は低い増幅率で信号が処理されるので、第8図に示
すように一定範囲(0.223V〜0.251V)の出力電圧を得
ることができる。このように一定電圧の信号は第5図の
波形整形部20に入力しても、ミスカウントされること
がないので、正確な歩数計測ができる。従って、本考案
によればわずらわしいスイッチ操作を解消できる。
第9図は歩数計測結果の表示例である。下段にはあらか
じめ設定されている歩幅1.0mが表示され、中段には本
実施例によって計測された歩数が表示され、上段には、
その歩幅と歩数とを積算して得られた歩行距離とが表示
されている。
尚、本考案の4次のRPFは加速度センサーが発する共
振周波数成分を取り除き、ミスカウントを防止する働き
もあわせて行う。さらに4次のRPFの抵抗とコンデン
サーの値を変えることによってカットオフ周波数を調整
していろいろ歩行形態に本考案を適用することができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、歩行形態をかえ
てもスイッチ操作をすることなく正確な歩数を計測する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の歩数計の部品展開斜視
図、 第2図は、加速度センサーの内部構成を示す図、 第3図は、加速度センサーの受感時の動きを示す図、 第4図(a)〜(c)は、種々の歩行態様による加速度センサ
ーの出力波形を示す図、 第5図は、本考案の回路構成図、 第6図は、加速度センサー出力の電圧と周波数との関係
を示す図、 第7図は、4次のRPFの入力信号の周波数に対する利
得を示す図、 第8図は、4次のRPFの出力信号の周波数と出力電圧
との関係を示す図、 第9図は、歩数計の表示例を示す図である。 10…加速度センサー、 18、19…オペアンプ、 R1、R2、R3、R4、R5、R6…抵抗、 C1、C2、C3、C4…コンデンサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体の動きを検知する検知手段と、この検
    知手段からの出力信号を基に歩数を算出表示する歩数計
    において、前記検知手段からの出力信号をその出力信号
    の周波数に応じた増幅率で増幅させる増幅手段を具備し
    たことを特徴とする歩数計。
JP7911888U 1988-06-15 1988-06-15 歩数計 Expired - Lifetime JPH062098Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7911888U JPH062098Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 歩数計

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JP7911888U JPH062098Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 歩数計

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JPH02613U JPH02613U (ja) 1990-01-05
JPH062098Y2 true JPH062098Y2 (ja) 1994-01-19

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ID=31304005

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JP7911888U Expired - Lifetime JPH062098Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 歩数計

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997015028A1 (fr) * 1995-10-18 1997-04-24 Seiko Epson Corporation Appareil de mesure de cadence, dispositif electronique et procede de mesure de cadence

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997015028A1 (fr) * 1995-10-18 1997-04-24 Seiko Epson Corporation Appareil de mesure de cadence, dispositif electronique et procede de mesure de cadence

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JPH02613U (ja) 1990-01-05

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