JP2000316824A - 信号検出装置 - Google Patents

信号検出装置

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JP2000316824A
JP2000316824A JP2000128600A JP2000128600A JP2000316824A JP 2000316824 A JP2000316824 A JP 2000316824A JP 2000128600 A JP2000128600 A JP 2000128600A JP 2000128600 A JP2000128600 A JP 2000128600A JP 2000316824 A JP2000316824 A JP 2000316824A
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Shigetoshi Minami
成敏 南
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯可能な小型装置で、正しい心拍データを
検出できるようにする。 【解決手段】 心電波検出部15aは最初と次の心電波
を検出し、その間の時間Xで脈拍の検出がなければ脈
拍の検出増幅率をアップし、検出をし直す。脈拍検出部
15bも最初と次の脈拍を検出し、その間の時間X
心電波の検出がなければ心電波の増幅率をアップして、
検出し直す。どちらの場合も、最初と次の信号の間に相
手の信号検出があったときは、自己の間隔時間X(又
はX)が一定範囲(例えば0.3〜2.0秒)にある
かを判別し、一定範囲にあれば、相手の判別を待ち、時
間X又はXを用いて正しい心拍数を算出する。一定
範囲以下であれば自己の増幅率を下げ、一定範囲以上で
あれば自己の増幅率を上げて、再度検出をし直す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、心電波信号と脈拍
信号とから心臓の正確な脈動を検出する信号検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特に近年において、健康管理に対
する認識が高まりつつあり、このため常時携帯可能で任
意の時に容易に使用できるような、心電波や脈拍の小型
の検出装置が要望されている。このような要望に応える
ものとして、例えば、腕時計にあってはLED及びホト
トランジスタを組み込んで脈拍を検出し、その検出した
脈拍数を表示するものが知られている。また、心臓から
互いに反対位置にある対表面、例えば左手首と右手指先
から電位信号を検出する2個の電極を組み込んで心電波
を検出し、その検出した心電波に基づいて脈拍数を表示
することも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにして得られ
る心臓脈動データは上記いずれの測定方法によっても、
雑音信号(ノイズ)が混入したり、その逆に正常な信号
を検出し損なう場合が多い。それにも係わらず、そまま
測定が実行されて、その誤った測定に基づく脈拍データ
や血圧データが表示されるため、精度が低くなるという
問題があった。
【0004】このような問題は、例えばLED及びホト
トランジスタを組み込んだものにおいては、右手指先の
爪側から差し込んでくる外部の光がノイズとなり易く、
また、冬場において指先が冷えすぎているとき等では脈
流が微弱すぎて検出し難くなることが原因となって起こ
るものである。また、同様の問題は2個の電極を組み込
んだ心電波の検出においては、電極に対する指先等の接
触具合が不適切であるとAC電源等からのノイズが混入
し易くなり、これを避けるため検出感度を下げると、心
電波が極めて微弱なものであるため検出し難くなるとい
うことから起こる。
【0005】本発明は、どのような環境下においても正
しく心臓の脈動信号を検出できる信号検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、人体に装着可能であり脈拍
と心電波とから脈拍データを算出して表示する表示部を
備えた信号検出装置において、前記表示部が設置された
面と同一面に脈拍検出部と、該脈拍検出部の周囲に2つ
ある心電波検出用電極とを設置したことを特徴とする。
したがって、どのような環境下においても正しく心臓の
脈動信号を検出できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施
例に係る電子腕時計の外観図である。同図において、腕
時計ケース1は電気的に非伝導性の合成樹脂等から成っ
ており、その正面部には、中央よりやや12時方向寄り
に設けられ横に長方形をなすLCD(液晶表示装置)3
と、そのLCD3を被っている時計ガラス2と、中央よ
りやや6時方向寄りに設けられている心電波(ECG
波)検出電極4aを有している。
【0008】心電波検出電極4aは腕時計ケース1の正
面部に対して凹面を形成しており、その凹面を形成して
いる心電波検出電極4aの中心部には、LED(発光ダ
イオード)7、仕切6、及びホトトランジスタ5が、夫
々頭部のみを外部に現わして埋設されている。そしてL
ED7の発する光りが直接ホトトランジスタ5に入力し
ないよう仕切6でさえぎる形に配置されている。
【0009】腕時計ケース1の側面部には、押釦型のス
イッチS1およびスイッチS2が設けられていて、表示
モードの切り換え等の操作を行なうようになっている。
図2は、上記腕時計のホトトランジスタ5を通り12時
6時方向に平行な縦断面図である。同図に示すように、
時計ガラス2はパッキング11により腕時計ケース1に
固定されている。腕時計ケース1の裏面部は、心電波検
出電極4aと対の電極を構成する心電波検出電極4b
(裏蓋4b)により被われている。
【0010】また、腕時計ケース1の内部には、後述す
る電子回路を有する回路基板8が中層部に配設されてお
り、その回路基板8に、前記LCD3がインターコネク
タ9を介して電気的接続され、また、前記心電波検出電
極4a、4b、LED7、及びホトトランジスタ5が螺
線導電部材10、10、・・・を介して接続されてい
る。
【0011】図3は、上記腕時計の内部回路を示すブロ
ック図である。同図において、ROM12は、システム
をコントロールするためのマイクロプログラムや、各種
演算のための数値等のデータを内蔵する固定メモリであ
る。
【0012】キー入力部13は、図1で説明したスイッ
チS1、S2等を備えており、各キーの操作信号を制御
部14に出力する。制御部14は、マイクロプロセッサ
等のCPUから成っており、ROM12に内蔵されてい
るプログラムに基づいて、システム全体をコントロール
する。又、制御部14は、キー入力部13からの入力信
号が、心拍データの表示を指示する信号であるときは、
バスラインaを介して動作信号を出力し、後述する心電
波検出部15aを起動し、さらに他のバスラインbを介
して動作信号を出力し、後述する脈拍検出部15bを起
動する。また、上記起動後は、後述するゲイン制御信号
を出力して、心電波検出部15a及び脈拍検出部15b
夫々のゲイン制御部を制御する。また、後述する分周器
17から入力する計時タイミング信号に基づいて計時処
理を行なう。
【0013】心電波検出部15aは、図1で説明した心
電波検出電極4a、4bと電気的接続しており、例えば
その心電波検出電極4aの凹面部に当てがわれた右手指
先と、心電波検出電極4bに接触している左手首とから
心電図R波(ECG波)を検出して、その検出した心電
波信号を制御部14に出力する。
【0014】また、脈拍検出部15bは、図1で説明し
たホトトランジスタ5、及びLED7と電気的接続して
おり、前記心電波検出電極4aの凹面部に当てがわれた
右手指先の血管の血液の脈流を感知して、脈拍を検出
し、その検出した脈拍データを制御部14に出力する。
この脈流の感知・検出は、血液中のヘモグロビンが光を
良く吸収する性質を利用しているもので、即ち、LED
7から発した光が、前記指先の皮膚表面を透過したのち
反射されてホトトランジスタ5に入力するまでの間に、
血流中のヘモグロビンから受けた吸収作用により、指先
を流れる血流の量に逆比例して減光することを利用して
脈拍を検出している。これは、指先を脈流が通過した時
は血流の量は多く、その分LED7から出た光りは多く
吸収されるため反射光は少なくなり、ホトトランジスタ
5に入力する光量は脈拍に対応して減増する波動を描
く。この入力反射光の減増はホトトランジスタ5により
電圧信号に変換されて、その変換された電圧信号が前記
脈拍信号として制御部14に出力されるものである。
【0015】制御部14は、心電波検出部15aから入
力する心電波信号と、脈拍検出部15bから入力する脈
拍信号とから1分当たりの心拍数(脈拍数)を算出し
て、脈拍数データをデコーダ・ドライバ部20に出力す
る。
【0016】デコーダ・ドライバ部20は、制御部14
から入力する前記信号に基づいて表示駆動信号をデコー
ドして、表示部21に出力する。表示部21は、図1に
説明したLCD3を有しており、デコーダ・ドライバ部
20から入力する上記表示駆動信号に基づいて、所定の
表示を行なう。
【0017】発信器16は一定周期のクロック信号を生
成し、分周器17に出力する。分周器17は、特に図示
しない分周回路とタイミングジェネレータから成ってお
り、計時信号と、各部を時系列にコントロールするタイ
ミング信号とを制御部14に出力する。
【0018】RAM19は、ランダム・アクセス・メモ
リであり、後述する図4に示すように、所定のデータを
記憶する各レジスタにより構成されている。次に、図4
に上記RAM19の主要な内部構成を示し、各レジスタ
の機能又は記憶するデータを説明する。
【0019】表示レジスタ19−1は、表示部21のL
CD3に表示する表示データを記憶する。計時レジスタ
19−2は、分周タイミング部17から出力される信号
に基づいて計時された現在時刻を記憶する。
【0020】レジスタMは、表示モードに対応するフラ
グレジスタであり、例えばスイッチS1操作によって
「0」(時計モード)、「1」(心拍検出モード)を、
交互切り替わって記憶するレジスタである。
【0021】レジスタNは、心電波(ECG波)の測定
開始で「0」にリセットされ、最初のECG波検出で
「1」にセットされるフラグレジスタである。レジスタ
Lは、脈拍の測定開始で「0」にリセットされ、ECG
波検出後の最初の脈拍検出で「1」をセットされるフラ
グレジスタである。
【0022】レジスタTは、検出されたECG波と次
に検出されたECG波間との時間間隔を計時するタイマ
である。レジスタTは、検出された脈拍と次に検出さ
れた脈拍との時間間隔を計時するタイマである。
【0023】レジスタCは、レジスタTが計時した
タイマ値を記憶するレジスタである。レジスタCは、
レジスタTが計時したタイマ値を記憶するレジスタで
ある。
【0024】レジスタGは、ECG波信号のゲイン増
幅データを記憶するレジスタである。レジスタGは、
脈拍信号のゲイン増幅データを記憶するレジスタであ
る。
【0025】脈拍レジスタ19−3は、算出された脈拍
データ(1分間の心拍数)を記憶すレジスタである。図
5(a)は、図3の心電波検出部15aの回路構成図、
図5(b)は、同じく脈拍検出部15bの回路構成図で
ある。
【0026】同図(a)において、心電波検出部15a
の心電波検出電極4a、4bからの信号は差分増幅器4
1に入力される。差分増幅器41は、心電波検出電極4
a、4bの電位から心電位信号を検出して、ゲイン可変
増幅器42に出力する。ゲイン可変増幅器42は、差分
増幅器41から入力する信号を、制御部14からバスラ
インaを介して与えられるゲイン制御信号a′によって
ゲイン制御部44が出力するゲイン可変信号a″に基づ
いて増幅度を増減させ、その増幅したアナログ波形信号
を波形整形器43に出力する。波形整形器43は、上述
のようにして入力するアナログ波形信号を振幅の一定し
たパルス波形信号に整形して制御部14に出力する。
【0027】図5(b)は、脈拍検出部15bのホトト
ランジスタ5が出力する脈拍信号に対する上述と同様な
増幅及び増幅制御回路であり、差分増幅器51、ゲイン
可変増幅器52、波形整形器53及びゲイン制御部から
構成される。機能は上述した同図(a)の機能と同一で
あるので説明は省略する。
【0028】本実施例においては、心拍を検出するにあ
たり、心電図R波(ECG波)検出と指先における血流
変化(脈拍)検出の双方を行っている。これは上記いず
れか一方のみによる検出では心電波又は脈拍を常に誤り
なく検出できる訳ではないために、双方を検出して、そ
の検出結果を照合して互いに対応しているものであるか
を判断して正しい心拍を検出しようとするものである。
この、心電図R波(ECG波)と脈拍との時間的な関係
を示したものが図7である。同図は、上からそれぞれ心
電波のパルス波形、脈拍のパルス波形を示す。
【0029】同図に示す如く、心電図R波(以下、心電
波と略称する)が体内を瞬時に流れる電気信号であるた
め、その心電波を発生する心臓の脈動と同時刻tに体
表面(両手)に到達して心電波検出部15aにより検出
されるのに対して、一方の脈拍は、血管の形質その他の
理由に起因する抵抗を受けるため、送り出された脈動の
発生時刻tより時間Y遅れて時刻tに体表面、即
ち、指先に到達して脈拍検出部15bにより検出され
る。この後、先の時刻tより時間X後に、次の心臓
の脈動による心電波が検出され、続いてその心電波に対
応する脈拍が上述の時刻tより時間X後に検出され
る。この両心拍パルス夫々の間隔時間X、Xは同一
又はほとんど近似である。また、時刻tは、必ず時間
内にあるものである。
【0030】次に、上記心拍検出処理の詳細を、図6に
示すフローチャートを用いて説明する。このフローチャ
ートに示す処理は、図1に示すスイッチS1の操作によ
り、図4に示すRAM19のレジスタMのフラグ内容が
「1」、即ち、心拍検出モードとなったとき制御部(C
PU)14により開始される。また、処理開始に際して
は、ゲイン増幅データ記憶用のレジスタG、Gには
予め例えば電源投入時に一定値が設定されている。
【0031】図6の、ステップS601においては、フ
ラグ用レジスタN、L、タイム記憶用レジスタC、C
、及びタイマT、Tをイニシャライズする。続い
てステップS602に進み、心電波検出部15aによる
心電波(ECG波)波形信号(図7の心電波パルス)の
検出がなされたか否かを判別する。
【0032】心電波パルスが検出されていれば次にはス
テップS603に進んで、レジスタNのフラグが「0」
であるか否かを判別する。このフラグが「0」であれ
ば、処理スタート時から、まだ心電波の検出がなかっ
た、即ちこの検出が最初の心電波検出であることを示し
ている。したがって、この場合はステップS604で、
次の心電波検出までの時間(図7のX)を測定するた
めにタイマTをスタートさせ、最初の心電波が検出さ
れたことを示すためにレジスタNのフラグを「1」にセ
ットする。然るのちステップS602に戻る。
【0033】ステップS602で再び心電波が検出され
れば、ステップS603ではレジスタNのフラグが
「1」となっているので今度はステップS607に進
む。そして、ステップS604でスタートさせたタイマ
T0のタイムデータ(図7のX)をレジスタCに転
送する。そして、ステップS608に進みレジスタLの
フラグが「1」となっているか否か判別する。このフラ
グが「1」でない、つまり「0」であれば、2つの心電
波の検出の間にまだ脈拍波形信号(図7の脈拍パルス)
が検出されていない、即ち図7に示した時刻tに検出
されるべき脈拍パルスが検出されなかったことを示して
いる。然してこの場合はステップS614に進み、レジ
スタGのゲイン増加データを所定単位でアップし、ス
テップS601に戻る。
【0034】これにより、心電波が検出された後、対応
する脈拍が検出されなかったときは脈拍パルスの検出に
おいて、上記レジスタGのゲイン増加データに基づい
て制御信号b′を出力して脈拍検出部15bのゲイン制
御部54を制御し、ゲイン可変増幅器52に対する増幅
度信号b″を所定単位で増加させる(図5(b)参
照)。そして、再度検出を行い検出されるべき時間X
内に検出されなかった脈拍パルスを検出するようにする
ものである。
【0035】このように、脈拍の検出度をアップさせた
のち、再度の検出処理において、上記ステップS608
で、レジスタLのフラグが「1」であれば、最初に検出
された心電波パルスに対応する最初の脈拍パルスが検出
されたことを示している。然してこの場合はステップS
609に進み、「i≦C≦j」であるか否か判別す
る。即ちレジスタCに転送されているタイムデータ
(図7のパルス間隔時間X)が定数i及びjとで示さ
れる範囲に収まっているか否か判別する。
【0036】これにより、最初の心電波パルスに対し
て、それに続いて今回検出された次の心電波パルスがど
のような時間間隔で検出されたかが判別される。ここ
で、iは例えば定数値300mS(0.3秒)、jは定
数値2秒である。
【0037】上記ステップS609において、i≦C
でない(i>Cである)ときは、心電波検出部15a
により検出されたパルス波形が、その検出時間間隔が3
00mS(0.3秒)を下回る細かな波形信号であるこ
とを示している。このことは、ECG波に続くそれ以外
の微弱な波形信号、即ち外部からのノイズ等をも検出し
てしまった場合である。然してこの場合はステップS6
10に進んで、ECG波のみを検出するためにレジスタ
のゲイン増加データを所定単位でダウンして、ステ
ップS601に戻る。
【0038】これにより、次に再度行う心電波パルスの
検出においては、上記レジスタGのゲインデータに基
づいて制御信号a′を出力して心電波検出部15aのゲ
イン制御部44を制御し、ゲイン可変増幅器42に対す
る増幅度信号a″を所定単位で減少させる(図5(a)
参照)。そして、無意味な微弱波形信号の検出をしない
ようにするものである。
【0039】また、上記ステップS609において、C
≦jでない(C>である)ときは、心電波検出部1
5aにより検出されたパルス波形が、その検出時間間隔
が2秒を越える長い周期の波形信号であることを示して
いる。このように長い周期の波形信号であれば正常な心
電波の周期を越えており、検出すべき波形信号を検出し
ていない場合である。然してこの場合はステップS61
5に進んで、検出できなかった波形信号を検出するため
にレジスタGのゲインデータを所定単位でアップし
て、ただちにステップS601に戻る。
【0040】これにより、次に再度行う心電波パルスの
検出においては、上記レジスタGのゲインデータに基
づいて制御信号a′を出力して心電波検出部15aのゲ
イン制御部44を制御し、ゲイン可変増幅器42に対す
る増幅度信号a″を所定単位で増加させる(図5(a)
参照)。そして、検出し損じた波形信号の検出をするよ
うにするものである。
【0041】そして、上述の如く心電波信号の増幅度の
加減調整ののち、上記ステップS609において、i≦
≦jであれば、正常な心電波パルスの間隔時間(レ
ジスタCの内容(転送されたX))が検出されたも
のである。そして、この場合はステップS605に進
み、レジスタCにも時間データ(図7のX)が転送
されているか否か判別し、まだ転送されていなければ、
ただちにステップS602に戻る。
【0042】これにより、最初の心電波パルスが検出さ
れたのち、対応する最初の脈拍パルスが検出されないと
きは、脈拍パルスの検出増幅度をアップして再度最初か
らの心電波パルスの検出を行い、対応する最初の脈拍パ
ルスが検出されたときはじめて続く心電波パルスの検出
を実行し、心電波パルスの良否判定を行うようになる。
そして、この間に計時された心電波パルスの間隔時間を
レジスタCに格納(転送)し、脈拍パルスの間隔時間
の検出を繰り返し待機する。
【0043】次に、上記ステップS602の処理タイミ
ングで、心電波(ECG波)パルスが検出されないとき
はステップS611に進む。ステップS611では、脈
拍検出部15bによる脈拍波形信号(図7の脈拍パル
ス)の検出がなされたか否かを判別する。
【0044】脈拍パルスが検出されていれば次にはステ
ップS612に進んで、レジスタLのフラグが「0」で
あるか否かを判別する。このフラグが「0」であれば、
処理スタート時から、まだ脈拍の検出がなかった、即ち
この検出が最初の脈拍検出であることを示している。し
たがって、この場合はステップS613で、次の脈拍検
出までの時間(図7のX)を測定するためにタイマT
をスタートさせ、最初の脈拍が検出されたことを示す
ためにレジスタLのフラグを「1」にセットする。然る
のちステップS602に戻る。
【0045】これにより、上述したステップS608に
おいて、レジスタLのフラグ「1」が判別され、心電波
パルスの間隔時間の判定処理が行われる。再び、ステッ
プS602からステップS611に進んで脈拍を検出す
れば、ステップS612ではレジスタLのフラグが
「1」となっているので今度はステップS616に進
む。そして、ステップS613でスタートさせたタイマ
のタイムデータ(図7のX)をレジスタCに転
送する。そして、ステップS617に進みレジスタNの
フラグが「1」となっているか否か判別する。このフラ
グが「1」でない、つまり「0」であれば、2つの脈拍
検出の間においてまだ心電波パルスが検出されていな
い、即ち図7に示した時間X内に既に検出されている
べき心電波パルスが検出されていなかったことを示して
いる。然してこの場合はステップS620に進み、レジ
スタGのゲインデータを所定単位でアップし、ただち
にステップS601に戻る。
【0046】これにより、上述した心電波パルスの再度
の検出において、上記レジスタGのゲインデータに基
づいて、心電波パルスの検出増幅度が上昇し、心電波の
パルス検出が容易となるものである。
【0047】上記ステップS617で、レジスタNのフ
ラグが「1」であれば、上述した対応する心電波パルス
が検出されていることを示している。然してこの場合は
ステップS618に進み、「i≦C≦j」であるか否
か判別する。即ちこの場合もレジスタCに転送されて
いるタイムデータ(図7のパルス間隔時間X)が定数
i及びjとで示される範囲に収まっているか否か判別す
る。
【0048】このステップS618の判別処理以下、ス
テップS619、及びS621の処理は、上述したステ
ップS609での判別処理以下、ステップS610、及
びS615の処理と同様である。ただし、レジスタC
の内容がレジスタCの内容に、レジスタGに対する
処理がGに対する処理に換っている。したがって、心
電波パルスの増幅率制御が脈拍パルスの増幅率制御に換
わっているのみである。
【0049】上記ステップS618において、i≦C
≦jであれば、正常な脈拍パルスの間隔時間(レジスタ
の内容(転送されたX))が検出されたものであ
る。そして、この場合はステップS605に進み、レジ
スタCにも時間データXが転送されていることを確
認したうえで、ステップS606に進む。ステップS6
06では、上記心拍のパルス間隔時間(XもしくはX
)に基づいて、脈拍データ(1分間の心拍数)を算出
し、脈拍レジスタ19−3に格納し且つ表示部21にて
表示する。
【0050】尚、上記ステップS602、S611でい
ずれのパルスも検出されないときは、ステップS622
に進んで、上述のタイマT、Tのスタートがかかっ
ていることを判断した上でタイマ時間のインクリメント
を行うタイマ測定処理を実行する。
【0051】このようにして、正しい心拍の検出を行う
ことができる。尚、本実施例において、それぞれ定数i
=300ms、j=2秒としているが、検出時の状況に
より可変的に設定してもよく、また予め設定する場合に
おいても上記数値300ms、又は2秒に限定する必要
はない。
【0052】尚、上記実施例では脈拍数の検出を行う検
出装置として説明したが、脈拍の検出装置には限定され
ず、例えば心電波が検出されてから、この心電波に対応
して指先で検出される脈拍までの時間を測定することに
よって脈波速度を検出する脈波速度の検出装置、脈波の
波形を検出する波形検出装置、或いは本件出願人がすで
に出願している特願平2−128043号、或いは特願
平2−128045号等に記載されている血圧データの
検出及び表示装置等においても用いることが出来るもの
である。
【0053】また、本実施例では腕時計に組込んだ例に
ついて述べたが、腕時計には限定されず、ディスクトッ
プタイプ、ハンディタイプにすることも出来、また、血
圧計や低周波治療器等他の医療機器に組込むことも出来
る。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、携帯に適した腕時計の
表示部が設置された面と同一面に脈拍検出部を備え、脈
拍検出部の周囲に2つある心電波検出用電極とを設置し
たことにより、どのような環境下においても正しく心臓
の脈動信号を検出できるようにしたので、どのような環
境下においても正しく心臓の脈動信号を検出できる信号
検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる腕時計の外観図であ
る。
【図2】上記腕時計の心電波検出電極を通って12時6
時方向に平行な縦断面図である。
【図3】上記腕時計の内部構成のブロック図である。
【図4】上記ブロック図のRAMの内部構成図である。
【図5】心電波検出部及び脈拍検出部の回路図である。
【図6】フローチャートである。
【図7】心電波と脈拍の相対的な時間関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 3 LCD(液晶表示装置) 4a、4b 心電波検出電極 5 ホトトランジスタ 7 LED(発光ダイオード) 14 制御部 12 ROM(リード・オンリ・メモリ) 13 キー入力部 15a 心電波検出部 15b 脈拍検出部 17 分周タイミング部 16 発信器 19 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 20 デコーダ・ドライバ部 21 表示部 41、51 差分増幅器 42、52 ゲイン可変増幅器 43、53 波形整形器 44、54 ゲイン制御部 S1,S2 スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に装着可能であり脈拍と心電波とか
    ら脈拍データを算出して表示する表示部を備えた信号検
    出装置において、 前記表示部が設置された面と同一面に脈拍検出部と、該
    脈拍検出部の周囲に2つある心電波検出用電極とを設置
    したことを特徴とする信号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記表示部が設けられた面の反対面に前
    記心電波検出用電極と対になる電極を更に設置したこと
    を特徴とする請求項1に記載の信号検出装置。
  3. 【請求項3】 前記人体の腕に装着可能な形状を模して
    なる、請求項1または2に記載の信号検出装置。
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