JP2904812B2 - ストップウオッチ付き電子時計 - Google Patents

ストップウオッチ付き電子時計

Info

Publication number
JP2904812B2
JP2904812B2 JP1174082A JP17408289A JP2904812B2 JP 2904812 B2 JP2904812 B2 JP 2904812B2 JP 1174082 A JP1174082 A JP 1174082A JP 17408289 A JP17408289 A JP 17408289A JP 2904812 B2 JP2904812 B2 JP 2904812B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
stopwatch
data
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1174082A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0339687A (ja
Inventor
知己 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHICHIZUN TOKEI KK
Original Assignee
SHICHIZUN TOKEI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHICHIZUN TOKEI KK filed Critical SHICHIZUN TOKEI KK
Priority to JP1174082A priority Critical patent/JP2904812B2/ja
Publication of JPH0339687A publication Critical patent/JPH0339687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2904812B2 publication Critical patent/JP2904812B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、計測データ等を記憶し呼出することのでき
るメモリを有するストップウオッチの回路構成に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、ストップウオッチによる計測データを記憶し呼
び出すことの出来るストップウオッチ付き電子時計は数
多く市販されている。又、アメリカ特許US242889(198
1,3,12出願)では、振り子式センサを利用した歩数計に
よる歩数値と、予め設定した歩幅値とから走行距離を算
出し表示するランナー用時計を提案している。さらに、
ランナーの腕振りをセンサによって検出し所定の時間内
(たとえば10秒間)に入力した信号の個数によってペー
ス(分当りの歩数)の概数(検出個数の数えミスによっ
て大幅にペース数が異なる)をグラフ表示するランナー
用時計も市販されている。また、いまランニングすると
きのペースを測定しよう思うと、コーチ等の他人の力を
借りて各チェックポイントでのペース値を記録してい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ランナーにとって自分の走った距離を
知るには地図を用いれば容易に分かる。目的地点までに
要した時間は従来のメモリ機能付きストップウオッチを
用いる事によって、容易である。また、自分が走ってい
る時にペースを腕にしている時計を見ながら知ることは
困難であり、ランニングのペースを乱す要因にもなる。
一方、ランニング技術として、出来るだけ安定したペー
スで走り通すというペース走が主流を占めて来た。そこ
で、ランナーは、自分がどの程度安定したペースで走れ
たかを知りたいという要求が強くなってきた。
以上のような課題を解決するために、本発明は、ラン
ニング中のペースを検出算出し、自分の目的とする地点
に来たら操作スイッチを押す事によって、その地点での
所要時間とその時のペースを自動的に内蔵するメモリに
記憶し、ランニング終了後に、メモリ内容を呼び出すこ
とで、その時のランニング状況を知る事が出来るという
ランナーにとって非常に有効的なストップウオッチ付き
電子時計を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明の要旨は、基準信号
発生回路、 時計に加わる加速度あるいは振動を検出し電気信号を
出力するセンサ回路(2)、 該センサ回路の出力信号間の時間間隔データを測定す
る検出信号計測回路(3)、 該検出信号計測回路の時間間隔データを基にペースデ
ータ(1分当りの信号数)を演算する演算回路ブロック
(4)、 経過時間を計測するストップウオッチ回路(5)、 該ストップウオッチ回路の動作を制御する外部操作部
(S1、S2)、 上記ストップウオッチ回路の計測時間データや上記演
算回路によるペースデータを同時に表示する表示装置
(1)、 上記ストップウオッチ回路の計測時間データと上記演
算回路によるペースデータとを組合せたデータとして複
数個記憶することのできるストップウオッチメモリ(7
1)、 を有することを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成において、外部操作部の操作によって計測し
た上記ストップウオッチ回路の計測データとその操作時
点に上記表示装置に表示しているペースデータとを上記
ストップウオッチメモリに記憶し、さらに上記外部操作
部の操作によって上記ストップウオッチメモリの記憶内
容を上記表示装置に表示することを可能とする。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。第1
図から第4図は、本発明の一実施例のストップウオッチ
付き電子時計を示すものである。第1図は、本実施例に
よるストップウオッチ機能のシステム図、第2図は、本
実施例のストップウオッチ付き電子時計の外観平面図で
ある。第3図は、第1図に示すストップウオッチ機能の
システム図の中の検出信号P、計測期間信号CON、ラッ
チパルスLTのタイミングを示す検出信号タイミング図で
ある。第4図は、第1図に示すストップウオッチ機能の
システム図の中の演算回路の演算フローを示す演算フロ
ー図である。第5図は、センサ2Aの出力であるセンサ信
号SEの電圧波形を示す波形図である。
第2図において、S1は、ストップウオッチの計測動作
をスタート・ストップする為のスタートスイッチ、S2
は、ストップウオッチの計測中のスプリット計測動作を
行なったり、リセット動作、メモリ呼出状態でメモリの
歩進動作を行なう為のスプリットスイッチである。1
は、時計機能の時刻情報やストップウオッチ機能の計測
情報等を表示する表示装置である。表示装置1は、スト
ップウオッチ機能において経過時間情報等を表示する第
1表示部1Aと、ペース値を表示する第2表示部1Bと、歩
幅値を表示する第3表示部1Cとから構成されている。
今、第2図には、第1表示部1Aにストップウオッチの
経過時間12分38秒47を表示し、第2表示部1Bには分当り
のランニングペース値184を表示し、第3表示部1Cには
歩幅値125cmを表示している。
第1図において、1は第2図で説明したのと同じ表示
装置である。表示装置1には、第2図で説明した様に第
1表示部1Aに表示するための第1表示データDD1と、第
2表示部1Bに表示するための第2表示データDD2と、第
3表示部1Cに表示するための第3表示データDD3が入力
される。
又同様にS1は、第2図で説明したスタートスイッチ、
S2は、スプリットスイッチである。
2はランニング時に腕に加わる加速度の変化に応じた
検出信号Pを出力するセンサ回路であり、3は各検出信
号Pにおける時間間隔を計測する検出信号計測回路であ
り、4は検出信号計測回路3において計測した時間間隔
データを基に1分間当りの検出信号Pの数を計算する演
算回路ブロック、5はストップウオッチ回路ブロック、
6は基準信号回路である。7は測定した各データを記憶
する為のストップウオッチメモリ回路、8は前述の表示
装置1を含む表示回路である。
つぎに、回路構成の詳細について説明する。センサ回
路2は、センサ2Aと波形成形回路2Bより成る。センサ2A
は、時計に内蔵し、ランニング時、腕に加わる加速度の
変化に応じた電圧信号を出力する。このセンサ2Aは、本
実施例では圧電型加速度センサを用いる。又、出力する
電圧信号をセンサ信号SEとする。
波形成形回路2Bは、センサ信号SEのうち必要以外の信
号成分を除き、波形成形しパルス信号を出力する。この
パルス信号出力を検出信号Pとする。この検出信号P
は、左右の脚に着地のタイミングに同期した検出信号P
を出力する。検出信号Pは、検出信号計測回路3に入力
する。
検出信号Pの信号毎の時間間隔を計測するための検出
信号計測回路3は、計測制御回路3A、計測カウンタ3B、
計測ラッチ回路3C、検出制御回路3Dとから成っている。
計測制御回路3Aは、検出信号Pを入力し計測のタイミ
ング信号を出力する。又、計測制御回路3Aは、後述の計
測期間信号CONを入力中、検出信号Pを入力する度に、
計測信号Kの出力を停止、ラッチパルスLTの出力、計測
リセットパルスRの出力、計測信号Kの出力という動作
を順に繰り返す。但し、計測期間信号CONを入力して最
初の検出信号P1は、ラッチパルスLTの出力は行なわれな
く、計測信号Kのみ出力する。第3図にそれぞれのタイ
ミングを示す。
計測カウンタ3Bは、計測信号Kを入力している期間、
基準信号Φ2を計測し、計測データを出力する。
計測ラッチ回路3Cは、ラッチパルスLTを入力する毎に
計測カウンタ3Bの計測データを検出信号Pの間隔データ
DTとして出力する。又、計測ラッチ回路3Cは、1つの間
隔データDTの計測を終了すると計測終了信号DSを出力す
る。
検出制御回路3Dは、ストップウオッチ回路ブロック5
から出力する検出タイミング信号KTの入力によって計測
期間信号CONを出力するとともに、信号カウンタ4Bへリ
セットパルスHRを出力する。さらに、演算回路ブロック
4の出力検出終了信号KSを入力することで計測期間信号
CONの出力を停止する。
演算回路ブロック4は、歩幅値設定回路4Aと信号カウ
ンタ4Bと演算回路4Cとから構成されている。歩幅値設定
回路4Aは、歩幅値SRを記憶し出力する。信号カウンタ4B
は、前述のラッチパルスLTの入力数を数える。信号カウ
ンタ4Bは、リセットパルスHRの入力によって帰零し、そ
の後、ラッチパルスLTの入力ごとに数えていく。また、
カウント数は、信号数nとして出力する。
演算回路4Cは、信号数nと歩幅値SRとさらに間隔デー
タDTとから1分当りのペース値PACを演算する。又、演
算回路4Cは、第3表示データDD3として歩幅値SRを出力
している。
ストップウオッチ回路ブロック5は、ストップウオッ
チカウンタ5Aと、スイッチ制御回路5Bと、スプリットラ
ッチ回路5Cと、スプリット状態制御回路5Dとから成って
いる。
ストップウオッチカウンタ5Aは、測定信号SAの入力期
間中、基準信号Φ1をカウントし、経過時間の測定を行
なう。又、ストップウオッチカウンタ5Aは、経過時間デ
ータSTDを出力するとともに、測定信号SAの入力期間
中、所定時間経過毎に(たとえば、15秒)計測タイミン
グ信号KTを出力する。
スイッチ制御回路5Bは、スタートスイッチS1のON信号
とスプリットスイッチS2のON信号によってストップウオ
ッチ機能の動作信号を出力する。スイッチ制御回路5B
は、スタートスイッチS1を入力することによって測定信
号SAを出力状態にし、この測定信号SAの出力状態の時ス
タートスイッチS1のON信号によって測定信号SAの出力状
態を停止するとともに、ストップ信号STPを出力する。
さらに、測定信号SAを出力状態の時に、スプリットスイ
ッチS2のON信号によってスプリット信号SPLを出力す
る。また、測定信号SAを出力状態でない時に、スプリッ
トスイッチS2のON信号によってリセット信号REを出力す
る。さらに、このリセット状態の時にスプリットスイッ
チS2のON信号を入力する度に、メモリ呼出信号MRを出力
する。
スプリットラッチ回路5Cは、スプリット信号SPLを入
力する毎に、ストップウオッチカウンタ5Aの経過時間デ
ータSTDをラッチしてスプリットデータSPDとして出力す
る。
スプリット状態制御回路5Dは、経過時間データSTDと
スプリットデータSPDの2個のデータを入力し、スプリ
ット信号SPLを入力する毎に、基準信号Φ3を計測して
設定した所定時間(たとえば15秒間)スプリットデータ
SPDを時間データTDとして出力し、この所定時間以外の
時は経過時間データSTDを時間データTDとして出力す
る。
基準信号回路6は、前述のごとく各計測のための時間
基準となる基準信号Φ1、Φ2、Φ3を出力する。
ストップウオッチメモリ回路7は、メモリ制御回路7A
と、メモリ呼出制御回路7Bと、メモリブロック71とから
成っている。
メモリ制御回路7Aは、スプリット信号SPLとストップ
信号STPとを入力する毎に、メモリ信号MEを出力する。
メモリ呼出制御回路7Bは、メモリ呼出信号MRを入力す
る毎にメモリ歩進信号MSを出力する。またメモリ呼出制
御回路7Bは、メモリ呼出信号MRを入力する毎に所定時間
メモリ状態信号MEDを出力する。
メモリブロック71は、1個のアドレス7Cに対して1個
の時間メモリ領域7Dと1個のペース値メモリ領域7Eとを
セットで持ち、この実施例では10個分のアドレスを有す
る。
メモリブロック71は、メモリ信号MEを入力すると、例
えばアドレス7Cの番号2に記憶してある時間メモリ領域
7Dの内容とペース値メモリ領域7Eの内容とをアドレス7C
の番号1の時間メモリ領域7Dとペース値メモリ領域7Eと
に移行するというようにして、アドレス7Cの番号10の時
間メモリ領域7Dの内容とペース値メモリ領域7Eの内容と
をアドレス7Cの番号9の時間メモリ領域7Dとペース値メ
モリ領域7Eとに移行し、アドレス7Cの番号10の時間メモ
リ領域7Dとペース値メモリ領域7Eとには新たな時間デー
タTDを時間メモリ領域7Dに、1分当りのペース値PACを
ペース値メモリ領域7Eに記憶する。
また、メモリブロック71は、メモリ歩進信号MSを入力
すると、メモリ内容を出力する状態になる。そこで、メ
モリ歩進信号MSを入力するとアドレス7Cの番号の若い番
号に該当する記憶内容を時間メモリ出力TMDとペース値
メモリ出力PADとして出力する。そして、メモリ歩進信
号MSを入力する毎にアドレス7Cの番号を順次歩進する。
表示回路8は、表示装置1と、表示切替回路8Aとから
成っている。
表示切替回路8Aは、前述の第1表示部1Aに表示する表
示内容である第1表示データDD1を選択出力する第1表
示切替回路8bと、同じく前述の第2表示部1Bに表示する
表示内容である第2表示データDD2を選択出力する第2
表示切替回路8cとで構成する。表示切替回路8Aは、メモ
リ呼出状態信号MEDを入力していない状態のとき第1表
示切替回路8bは、時間データTDを第1表示データDD1と
して、第2表示切替回路8cは、ペース値PACを第2表示
データDD2として出力す。又、メモリ呼出状態信号MEDを
入力している状態のとき第1表示切替回路8bは、メモリ
ブロック71の時間メモリ出力TMDを第1表示データDD1と
して、第2表示切替回路8cは、同様にペース値メモリ出
力PADを第2表示データDD2として出力する。
そこで、以上のように構成する本実施例のストップウ
オッチ機能の動作について、第1図、第3図、第4図、
第5図で示す図面を用いて説明する。
まず、使用者がランニングを始める時にストップウオ
ッチのスタートスイッチS1をONする。このスタートスイ
ッチS1のON信号は、ストップウオッチ回路ブロック5の
スイッチ制御回路5Bに入力する。スイッチ制御回路5B
は、測定信号SAを出力状態である“1"にする。測定信号
SAが“1"になると、ストップウオッチカウンタ5Aは、基
準信号Φ1のカウントを開始し、経過時間の測定を始め
る。出力する経過時間データSTDは、スプリット状態制
御回路5Dから時間データTDとして出力する。その時間デ
ータTDは、表示切替回路8Aの第1表示切替回路8bの第1
表示データDD1として表示装置1へ入力し第1表示部1A
へ表示する。
ストップウオッチカウンタ5Aは、経過時間計測を続
け、所定時間が経過すると、検出タイミング信号KTを出
力する。検出タイミング信号KTを入力した検出制御回路
3Dは計測期間信号CONを“1"にする。又リセットパルスH
Rにより信号カウンタ4Bをリセットする。この計測期間
信号CONが“1"の期間、センサ2Aと波形成形回路2Bは動
作状態になる。
そこで、センサ2Aは使用者のランニング中の腕振りに
よる加速度の変化を電圧信号とするセンサ信号SEとして
出力する。このセンサ信号SEは、片方の腕の動きによる
ものであるが、ランニング中の両腕の着地のタイミング
に同期した信号を発生することは、発明者の実験から明
らかである。即ち、第5図に、その一部を紹介すると、
第5図中太線で示すVAは、片方の脚に加速度センサを取
り付けてランニングしているときの着地信号である。細
線で示すVBは、片方の腕に加速度センサを付けてランニ
ングしている時の腕信号である。グラフの横軸は時間軸
tであり、縦軸はセンサの発生する電圧Vを示す。グラ
フから明らかなように片足の1周期の着地信号VAに対し
て、2周期の腕信号VBが発生している。つまり、ここで
示す腕信号VBが第2図におけるセンサ信号SEである。
第1図において、センサ信号SEを入力した波形成形回
路2Bは、前述のように両脚の着地のタイミングに同期し
た検出信号Pを出力する。検出信号Pを入力した計測制
御回路3Aは、前述のごとくそれぞれの信号を出力する。
第3図を用いて、出力する信号のタイミングを説明する
と、第3図において、計測期間信号CONが、“1"になる
と、前述のごとく検出信号Pの入力が始まる。1個目の
検出信号P1を入力すると、計測リセットR1を出力し計測
カウンタ3Bをリセットする。その後計測リセットR1の立
ち下がりに同期して計測信号Kが“1"になる。計測信号
Kが“1"になると、計測カウンタ3Bは基準信号Φ2のカ
ウントを始める。そして、つぎの検出信号P2を入力する
と、計測信号Kを“0"にし、ラッチパルスLTを出力す
る。このラッチパルスLTによって、第1図の計測ラッチ
回路3Cは、計測カウンタ3Bの計測時間をラッチする。こ
のときラッチした計測時間は、第3図に示す間隔データ
DT1である。間隔データDT1の計測を終了すると計測終了
信号DSを出力する。ラッチ信号LTを出力後、計測リセッ
トR2を出力し、前述のごとく計測カウンタ3Bをリセット
し、再び計測信号Kが“1"になり、つぎの間隔データの
計測を始める。
第1図において、ラッチパルスLTは、信号カウンタ4B
にも入力する。信号カウンタ4Bのカウント数は、計測ラ
ッチ回路3Cが間隔データDTをラッチしたか数を表す。そ
して、1回目の間隔データDT1と信号カウンタ4Bの信号
数n[1]は、演算回路4Cに入力する。また、演算回路
4Cには歩幅値設定回路4Aから歩幅値SRが入力している。
そこで、演算回路4Cでは、第4図に示すフローに従っ
て、ペース値PACの演算が行なわれる。
第4図において、第1ステップで計測終了信号DSが
計測ラッチ回路3Cから出力するのを待つ。計測終了信号
DSが出力されると、第2ステップへ移行する。第2ス
テップでは、信号数nを読み取り、第3ステップで間
隔データDTを読み取る。次に、第4ステップで、第3
ステップで読み取った間隔データDTを間隔データ総和
値DZに加算する。第5ステップにおいて、信号数nが
偶数か否かを判断する。信号数nが[1]のときは、奇
数であるから第1ステップに戻り、つぎの計測終了信
号DSの出力を待機する。
以下同様にして2回目の間隔データDTを読み取ると、
間隔データ総和DZには間隔データDTの1回目と2回目の
総和が記憶されている。そこで、第6ステップでは、
信号数nと間隔データ総和値DZとからペース値PACの演
算を行なう。もし、間隔データDTを512Hzのパルス数と
して測定しているとすると、演算式はつぎのようにな
る。
PAC=(60*512*n)/DZ 以上のようにして信号数nが偶数ごとにペース値PAC
を演算する。本実施例では、信号数nが14になるまで、
これを繰り返す。つまり、15秒経過する毎に14個の間隔
データDTを測定するのである。信号数nが14になると、
第8ステップで間隔データ総和DZを帰零し、第9ステ
ップに示すように、演算回路4Cは、検出終了信号KSを
出力する。この演算フローでわかるように、検出終了信
号KSが出力した時点で、14個の間隔データDTによる平均
のペース値PACを計算したことになる。つぎに、第1図
において、検出終了信号KSを入力した検出制御回路3D
は、計測期間信号CONを“0"にする。以上のようにし
て、ストップウオッチカウンタ5Aが検出タイミング信号
KTを所定時間経過ごとに出力し、その都度14個の平均ペ
ース値PACを計算する。
計算したペース値PACは、表示切替回路8Aの第2表示
切替回路から第2表示データDD2として出力し表示装置
1の第2表示部1Bに表示される。又、歩幅値SRは、表示
装置1の第3表示部1Cに表示される。このように、ラン
ニング中表示装置1の第1表示部1Aには経過時間データ
STDを、第2表示部1Bにはペース値PACを、第3表示部1C
には歩幅値SRを表示している。使用者が次の目標地点に
到達すると、スプリットスイッチS2をONする。スプリッ
トスイッチS2のON信号によって、スイッチ制御回路5B
は、スプリット信号SPLを出力する。スプリット信号SPL
を入力したスプリットラッチ回路5Cは、ストップウオッ
チカウンタ5Aの経過時間データSTDをラッチし、スプリ
ットデータSPDとして出力する。又、スプリット状態制
御回路5Dは、スプリット信号SPLを入力してから所定時
間スプリット表示期間として、スプリットデータSPDを
時間データTDとして出力する。したがって、スプリット
制御回路5Dによる所定時間、表示装置1の第1表示部1A
にはスプリットデータSPDが表示される。又一方、スプ
リット信号SPLを入力したメモリ制御回路7Aは、前述の
ごとく、メモリ信号MEを出力する。メモリ信号MEを入力
したメモリブロック71は、前述のごとく、全てのアドレ
スに記憶してある記憶内容をアドレスシフトし、アドレ
ス番号10の時間データTDであるスプリットデータSPDを
記憶し、その時の演算結果として演算回路4Cの出力ペー
ス値PACをアドレス番号10に記憶する。
このようにして、スプリットスイッチS2をONするごと
に、その時のスプリットデータSPDとペース値PACをメモ
リブロック71のアドレス番号10にそれぞれ記憶し前に記
憶されていたデータは1つづつ繰り上がる。したがっ
て、メモリブロック71のアドレス番号10には最初のスプ
リットデータSPDとペース値PACを記憶している。
このように使用者は目標地点に来るとスプリットスイ
ッチをONして次々とスプリット経過時間とその時のペー
ス値をメモリブロック71に記憶していく。
つぎに、使用者は、ランニングを終了するとスタート
スイッチS1をONする。スタートスイッチS1のON信号によ
ってスイッチ制御回路5Bは、測定信号SAの出力を停止す
るとともに、ストップ信号STPを出力する。
測定信号SAの出力を停止することによって、ストップ
ウオッチカウンタ5Aは、基準信号Φ1の計数を停止す
る。又、ストップ信号STPを入力したメモリ制御回路7A
は、メモリ信号MEを出力する。メモリブロック71は、メ
モリ信号MEを入力することによって、アドレス番号10に
は、ストップウオッチカウンタ5Aの計測を停止したデー
タつまりストップデータを記憶し、ペース値PACとし
て、最後のペース値PACを記憶することになる。
つぎに、再び、スプリットスイッチS2をONすると、ス
イッチ制御回路5Bは、リセット信号REを出力する。リセ
ット信号REは、ストップウオッチカウンタ5Aを帰零す
る。それによって、経過時間データSTDは、ゼロとな
り、時間データTDもゼロである。表示装置1の第1表示
部1Aは、ゼロ表示となる。
この状態で、再びスプリットスイッチS2をONすると、
スイッチ制御回路5Bは、メモリ呼出信号MRを出力する。
メモリ呼出制御回路7Bは、1個のメモリ呼出信号MRを入
力すると所定時間メモリ呼出状態信号MEDを出力し、さ
らにメモリ歩進信号MSを出力する。メモリ歩進信号MSを
入力したメモリブロック71は、アドレス番号1からその
記憶内容を時間メモ出力TMDとペース値メモ出力PADとし
て出力する。又、メモリブロック71は、メモリ歩進信号
MSを入力する度にアドレス番号を歩進して呼び出す。メ
モリ呼出状態信号MEDを入力している間、表示切替回路8
Aの第1表示切替回路8bは、時間データTDに代わって時
間メモ出力TMDを第1表示データDD1として、また、第2
表示切替回路8cは、ペース値PACに代わってペース値メ
モ出力PADを第2表示データDD2として表示装置1へ各々
出力する。表示装置1では、第1表示部1Aには、時間メ
モ出力TMDが、第2表示部1Bには、ペース値メモ出力PAD
が表示される。この状態で、スプリットスイッチS2をON
する度に、メモリブロック71のアドレス番号が、歩進し
次々とメモリ内容が呼び出されていく。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ラン
ニング技術として、出来るだけ安定したペースで走り通
すというペース走が主流を占めて来た現代、ランナーが
どの程度のペースで走り通したかを知る道具として、本
発明のストップウオッチ付き電子時計を用いてランニン
グをし、自分の設けたチェックポイントでスプリットス
イッチS2をONしておく。そして、ランニング終了時に前
述の操作に従って、スプリットスイッチS2をONしてメモ
リを呼び出すことで、そのチェックポイントでのスプリ
ット時間と、その時のペースを知ることができるという
ランニングする人にとって欠かすことのできない道具と
なる。又、このデータが、他人の力を借りずに自分一人
での測定を可能にするという大きな効果をも有してい
る。
【図面の簡単な説明】 第1図から第5図は、本発明の一実施例のストップウオ
ッチ付き電子時計を示すものであり、第1図は本実施例
によるストップウオッチ機能のシステム図、第2図は本
実施例のストップウオッチ付き電子時計の外観平面図、
第3図は第1図に示すストップウオッチ機能のシステム
図の中の検出信号P、計測期間信号CON、ラッチパルスL
Tのタイミングを示す検出信号タイミング図、第4図は
第1図に示すストップウオッチ機能のシステム図の中の
演算回路ブロックの演算フローを示す演算フロー図であ
り、第5図はセンサ2Aの出力であるセンサ信号SEの電圧
波形を示す波形図である。 1……表示装置、 2……センサ回路、 3……検出信号計測回路、 4……演算回路ブロック、 5……ストップウオッチ回路ブロック、 6……基準信号回路、 7……ストップウオッチメモリ回路、 S1……スタートスイッチ、 S2……スプリットスイッチ、 71……メモリブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04F 3/00 - 3/08 G04F 7/00 - 13/06 G04G 1/00 - 15/00 G01P 1/00 - 3/80 G06M 7/00 G01C 22/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準信号発生回路、 時計に加わる加速度あるいは振動を検出し電気信号を出
    力するセンサ回路(2)、 該センサ回路の出力信号間の時間間隔データを測定する
    検出信号計測回路(3)、 該検出信号計測回路の時間間隔データを基にペースデー
    タ(1分当りの信号数)を演算する演算回路ブロック
    (4)、 経過時間を計測するストップウオッチ回路(5)、 該ストップウオッチ回路の動作を制御する外部操作部
    (S1、S2)、 上記ストップウオッチ回路の計測時間データや上記演算
    回路によるペースデータを同時に表示する表示装置
    (1)、 上記ストップウオッチ回路の計測時間データと上記演算
    回路によるペースデータとを組合せたデータとして複数
    個記憶することのできるストップウオッチメモリ(71)
    を有し、 上記外部操作部の操作によって計測した上記ストップウ
    オッチ回路の計測データとその操作時点に上記表示装置
    に表示しているペースデータとを上記ストップウオッチ
    メモリに記憶し、さらに上記外部操作部の操作によって
    上記ストップウオッチメモリの記憶内容を上記表示装置
    に表示することを特徴とするストップウオッチ付き電子
    時計。
JP1174082A 1989-07-07 1989-07-07 ストップウオッチ付き電子時計 Expired - Fee Related JP2904812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1174082A JP2904812B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 ストップウオッチ付き電子時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1174082A JP2904812B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 ストップウオッチ付き電子時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0339687A JPH0339687A (ja) 1991-02-20
JP2904812B2 true JP2904812B2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=15972338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1174082A Expired - Fee Related JP2904812B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 ストップウオッチ付き電子時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2904812B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0339687A (ja) 1991-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3334279B2 (ja) ピッチ表示装置
US5065414A (en) Pedometer
JP3598352B2 (ja) 携帯用電子機器
JP2904812B2 (ja) ストップウオッチ付き電子時計
JP3123097B2 (ja) ストップウォッチ装置
EP0409568B1 (en) Electronic timepiece
JP2960077B2 (ja) ストップウオッチ
JPH0178993U (ja)
JP3424132B2 (ja) ピッチ表示装置及びピッチ算出方法
JPS60148539A (ja) 電子心拍計
JP3493550B2 (ja) 歩数計及び歩数表示制御方法
JPH062097Y2 (ja) 歩数計
JP3498379B2 (ja) 心拍計
JPH0716971Y2 (ja) 歩数計
JPH03215753A (ja) 周波数計測方式
JPH0655207B2 (ja) 脈拍数検出機能付電子機器
JP3173072B2 (ja) ストップウォッチ装置
JP3123093B2 (ja) ストップウォッチ装置
JPH0333013Y2 (ja)
JP2979091B2 (ja) 指針式計測装置
JPH0395484A (ja) 電子時計の歩度計測装置
JPH01127993A (ja) ストップウォッチの操作方法
SU1509753A1 (ru) Устройство дл измерени частоты электрического сигнала
JP2519729Y2 (ja) ストップウォッチ装置
JPH06201855A (ja) 測定結果記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees