JPH0620966U - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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JPH0620966U JP028739U JP2873993U JPH0620966U JP H0620966 U JPH0620966 U JP H0620966U JP 028739 U JP028739 U JP 028739U JP 2873993 U JP2873993 U JP 2873993U JP H0620966 U JPH0620966 U JP H0620966U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブ孔を開く速度が緩やかで、アンチロッ
クブレーキシステムに用いた場合に、キックバック及び
騒音の発生を防止することができる圧力制御弁を提供す
ること。 【構成】 プランジャ2の閉弁方向の摺動により容積が
拡大する一方、開弁方向の摺動により容積が縮小するよ
う容積室16を形成し、この容積室16と背室17との
間にオリフィス18を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧力制御弁に関し、特に、アンチロックブレーキシステムの増圧制 御弁に用いて最適な圧力制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アンチロックブレーキシステムに用いられている圧力制御弁としては、 例えば、特開平3−41278号公報に記載されたものが知られている。
【0003】 この従来の圧力制御弁は、周囲にソレノイドが配置されたケーシングと、この ケーシング内に設けられたインナーヨークと、このインナーヨーク内に収容され たプランジャと、このプランジャと連動してインナーヨークに穿設されたバルブ 孔を開閉するロッド状の弁体と、前記バルブ孔を開く方向に弁体を押圧付勢する リターンスプリングとを備えたもので、ソレノイドへの通電がONでバルブ孔を 閉じ、通電OFFでバルブ孔を閉じる方向に弁体を作動させるように構成された ものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の圧力制御弁にあっては、ソレノイドへの通電 を解除すると、リターンスプリングの反発力でバルブ孔が急激に開放される構造 であるため、例えば、減圧制御弁と増圧制御弁の両方が閉じた状態から、増圧制 御弁のみ開状態になった時に、高圧のマスターシリンダと低圧のホイールシリン ダが急激に連通状態となることから、マスターシリンダ側では急激な圧力低下が 生じると共に、ホイールシリンダ側ではサージ圧が発生し、これにより、ブレー キペダルへのキックバック及びブレーキ配管の振動による騒音を発生させるとい う問題点があった。
【0005】 本考案は、上述のような従来の問題点に着目してなされたもので、バルブ孔を 開く速度が緩やかで、アンチロックブレーキシステムに用いた場合に、キックバ ック及び騒音の発生を防止することができる圧力制御弁を提供することを目的と するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述のような目的を達成するために、本考案の圧力制御弁は、周囲にソレノイ ドが配置されたヨークと、このヨーク内に摺動自在に収容されたプランジャと、 このプランジャの摺動に連動してバルブ孔を開閉する弁体と、前記バルブ孔を開 く方向に弁体を押圧付勢するリターンスプリングと、前記プランジャの背面側に 設けられて作動液が充填された背室と、前記プランジャの閉弁方向の摺動により 容積が拡大する一方、開弁方向の摺動により容積が縮小するよう形成され、前記 背室とオリフィスを介して連通されて作動液が充填された容積室とを設けた。
【0007】 また、請求項2記載の圧力制御弁では、上記構成に加え、オリフィスをバイパ スして背室と容積室とを連通するバイパス流路が設けられ、このバイパス流路に は背室から容積室方向を順方向とする逆止弁を備えた構成とした。
【0008】
【作用】
ソレノイドに通電した時には、吸引力によるプランジャの摺動で、バルブ孔が 弁体で閉じられた状態となると共に、容積室の容積が拡大される。
【0009】 この状態からソレノイドへの通電を解除すると、リターンスプリングの反発力 で弁体がバルブ孔を開く方向に向けて移動し、それとともに、プランジャが摺動 して、容積室の容積が縮小される。そして、この容積室の容積縮小に伴って、容 積室内の作動液がオリフィスを介して背室に流通し、この時に生じる流通抵抗に より、プランジャの摺動が減速されることになる。
【0010】 したがって、バルブ孔は徐々に開放されることになり、これにより、本圧力制 御弁をアンチロックブレーキシステムに適用した場合には、再増圧作動時におけ る急激な圧力変動を防止して、ブレーキペダルへのキックバック及びブレーキ配 管の振動による騒音の発生を防止することができる。すなわち、緩増圧作動を行 なうことができる。
【0011】 また、請求項2記載の圧力制御弁では、オリフィスをバイパスするバイパス流 路に設けられた逆止弁による順方向の流れによって、背室から容積室方向への作 動液の戻り速度を早めることができるもので、このため、本圧力制御弁をアンチ ロックブレーキシステムに適用した場合には、減圧もしくは保持作動が行なわれ てから再増圧作動が行なわれるまでの切り換えサイクルが短くても、緩増圧作動 を確実に確保することができるようになる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。 まず、第1実施例の構成を説明する。なお、この実施例では、図3に示すアン チロックブレーキシステムの増圧用圧力制御弁Aに適用した場合について説明す る。
【0013】 まず、図3のシステム図において、Mはマスタシリンダを示している。このマ スタシリンダMは、ブレーキペダルmの操作によりブレーキ液圧を発生させ、こ のブレーキ液圧が液圧流路Eを介してブレーキ装置のホイールシリンダHに伝達 されることよって、車輪の制動が行なわれる。
【0014】 また、前記液圧流路Eの途中には、車輪のロックを防止するためにホイールシ リンダHのブレーキ液圧の減圧・保持・増圧を行なうための、常閉の減圧用圧力 制御弁Cと、常開の増圧用圧力制御弁Aとが設けられている。すなわち、両圧力 制御弁C,Aを共に閉じると、ホイールシリンダHのブレーキ液圧が保持され、 増圧用圧力制御弁Aを閉じて減圧用圧力制御弁Cを開くと、ホイールシリンダH のブレーキ液圧がリザーバRへドレーンされて減圧され、減圧用圧力制御弁Cを 閉じて増圧用圧力制御弁Aを開くと、ホイールシリンダHへブレーキ液圧が供給 されて増圧される構造となっていて、各圧力制御弁C,Aは図外のコントローラ により所定の条件に基づいて開閉制御される。
【0015】 また、図において、Pは液圧ポンプであり、これは、リザーバRに貯留された ブレーキ液圧を、還流流路Kを介することによって、ホイールシリンダHに還流 させるものである。また、Dはバイパスチェックバルブであり、これは、ブレー キ操作解除時に増圧用圧力制御弁AをバイパスさせてホイールシリンダHのブレ ーキ液圧を速やかにマスタシリンダM側に戻すものである。
【0016】 次に、図1は前記常開の増圧用圧力制御弁Aを示す通電状態(オリフィス閉状 態)の断面図、図2は同じく増圧用圧力制御弁Aを示す通電解除状態(オリフィ ス開状態)の断面図であり、両図において、1はバルブボディを示す。
【0017】 このバルブボディ1には、マスタシリンダ側に接続される流入側接続口11と 、ホイールシリンダ側に接続される排出側接続口12と、両接続口11,12を 接続する流路13とが形成されていて、この流路13の途中にはバルブ孔14a を有するバルブシート部材14が装着されている。
【0018】 また、バルブボディ1には、前記バルブ孔14aを開閉自在な弁体15が摺動 自在に設けられていて、この弁体15は磁性体よりなるプランジャ2と一体に形 成されている。そして、このプランジャ2は、バルブボディ1の一端に設けられ たシリンダ状に形成されたヨーク3内に摺動自在に収容されていて、このヨーク 3の外周には、弁体15でバルブ孔14aを閉じる方向にプランジャ2を吸引す るソレノイド4が設けられている。なお、図中17は、プランジャ2がストロー クするための室である背室である。
【0019】 一方、弁体15とバルブシート部材14との間には、バルブ孔14aを開く方 向に弁体15及びプランジャ2を押圧付勢するリターンスプリング7が介装され ている。
【0020】 また、前記ヨーク3の上端開口部にはキャップ5が装着されていて、このキャ ップ5と対向するプランジャ2の上面側には、スプール穴6aが形成され、その 内部には非磁性体よりなるスプール6が摺動自在に収容されて、スプール穴6a の内部に容積室16が形成されている。また、容積室16には、スプール6をキ ャップ5方向に押圧付勢するスプリング6bが収容されている。そして、スプー ル6の外周面とスプール穴6aのない周面との間には環状隙間によりオリフィス 18が形成されている。
【0021】 なお、前記容積室16及び背室17にはブレーキ液(作動液)が充填されてい る。すなわち、背室16は、プランジャ2及び弁体15の外周に形成される環状 隙間を介して流路13からブレーキ液が流れ込んでおり、さらに、このブレーキ 液がオリフィス18を介して容積室16に流れ込んでいる。
【0022】 また、前記スプリング6bは、リターンスプリング7よりは付勢力の弱いもの が用いられている。
【0023】 また、前記キャップ5の外周には、このキャップ5とヨーク3の内周面との間 をシールするシールリング8が装着されている。
【0024】 次に、実施例の作用を説明する。
【0025】 本実施例の圧力制御弁Aでは、上述のように構成されているので、ソレノイド 4への通電を解除した状態では、図2に示すように、リターンスプリング7の反 発力によって弁体15及びプランジャ2が同図で上方に押圧摺動され、プランジ ャ2及びスプール6の上端がキャップ5に当接した状態となっていて、バルブ孔 14aが開かれた状態となっている。
【0026】 次に、この図2の状態からソレノイド4に通電すると、図1に示すように、吸 引力によりプランジャ2が同図で下方へ摺動され、これにより、弁体15でバル ブ孔14aが閉じられた状態となる。なお、この時、スプール6はスプリング6 bの反発力によって上方に押圧されるが、オリフィス18の絞り作用により、プ ランジャ2とともに一旦は下方へ移動した後、少し遅れて上方へ摺動し、その上 端が再びキャップ5に当接した状態となる。また、これに伴って、容積室16の 容積が拡大する。
【0027】 次に、前記図1の状態から、ソレノイド4への通電を解除すると、リターンス プリング7の反発力で弁体15がプランジャ2とともに同図上方に摺動される。 この時、スプール6は、上端部がキャップ5に当接して図中上方への移動を規制 されているから、プランジャ2の摺動に伴って容積室16の容積が縮小され、容 積室16内のブレーキ液がオリフィス18を通って、背室17に流通することか ら、オリフィス18による流通抵抗が生じ、これによりプランジャ2の摺動速度 が減速され、バルブ孔14aの開放が緩やかに行なわれることになる。
【0028】 以上説明してきたように、この実施例の圧力制御弁Aにあっては、バルブ孔1 4a開放が緩やかに行われることで急激な圧力変動が防止され、これにより、ア ンチロック制御時におけるブレーキペダルへのキックバック及びブレーキ配管の 振動による騒音の発生を防止することができるようになるという特徴を有してい る。
【0029】 次に、図4に示す第2実施例の増圧用圧力制御弁Bについて説明する。なお、 この実施例を説明するにあたり、前記第1実施例と同様の構成部分には同一の符 号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
【0030】 すなわち、この実施例の増圧用圧力制御弁Bは、プランジャ2のスプール穴6 a内に摺動自在に収容されたスプール6の軸心部に、連通孔61が形成されると 共に、スプール6及びプランジャ2の上端面には、連通孔61の上端開口部と背 室17との間を連通する径方向の連通溝62及び21がそれぞれ形成されていて 、前記連通孔61と両連通溝62,21とで、オリフィス18をバイパスして背 室17と容積室16とを連通するバイパス流路を構成させている。
【0031】 そして、容積室16内には、連通孔61の下端開口部を弁口として容積室16 側から連通孔61を閉塞する球弁71と、弁口を閉塞する方向に球弁71を押圧 付勢するスプリング72とが設けられていて、前記球弁71とスプリング72と で、背室17から容積室16方向を順方向とする逆止弁を構成させている。
【0032】 また、この実施例では、バルブシート部材14にバイパスチェックバルブDが 一体に組み込まれた構造となっている。
【0033】 本実施例の増圧用圧力制御弁Bでは、上述のように構成されているので、ソレ ノイド4への通電を解除した状態では、図4の(イ)に示すように、リターンス プリング7の反発力によって弁体15及びプランジャ2が同図で上方に押圧摺動 され、プランジャ2及びスプール6の上端がキャップ5に当接した状態となって いて、バルブ孔14aが開かれた状態となっている。
【0034】 次に、この図4の(イ)の状態からソレノイド4に通電すると、図4の(ロ) に示すように、吸引力によりプランジャ2が同図で下方へ摺動され、これにより 、弁体15でバルブ孔14aが閉じられた状態となる。
【0035】 そして、この時、スプール6は、プランジャ2の下方への摺動に伴って、オリ フィス18の絞り作用により、一旦は少し下方へ移動するが、この下方への移動 によりキャップ5との間に隙間が形成されて上方への移動が可能となることから 、スプリング6bの反発力で上方へ押圧されるもので、この押圧力によって容積 室16の容積が拡大して内部が負圧状態となる。したがって、この容積室16と 背室17との間に発生する差圧によって球弁71が押し開かれて弁口が開放状態 となるため、スプール6がスムーズに上昇可能な状態となる。
【0036】 すなわち、スプール6は、まず、図4の(ロ)に示すように、プランジャ2の 下方への摺動に伴って一旦は少し下方へ移動した後、図4の(ハ)に示すように 、単独で直ちに上昇し、その上端が再びキャップ5に当接した状態に復帰するも のである。
【0037】 次に、前記図4の(ハ)の状態から、ソレノイド4への通電を解除すると、リ ターンスプリング7の反発力で弁体15が同図上方に押圧摺動される。この時、 スプール6は、上端部がキャップ5に当接して図中上方への移動を規制されてい るから、プランジャ2の摺動に伴って容積室16の容積が縮小され、容積室16 と背室17との間に発生する差圧によって球弁71が押し付けられて弁口が閉弁 状態となるため、容積室16内のブレーキ液はオリフィス18を通って背室17 に流通することで流通抵抗が生じ、これにより、プランジャ2の摺動速度が減速 されて、バルブ孔14aの開放が緩やかに行なわれ、すなわち、ホイールシリン ダHの増圧作動が緩やかに行なわれることになる(緩増圧作動)。
【0038】 以上説明してきたように、この第2実施例の増圧用圧力制御弁Bにあっては、 前記第1実施例の増圧用圧力制御弁Aと同様に、バルブ孔14a開放が緩やかに 行われることで急激な圧力変動が防止され、これにより、ブレーキペダルへのキ ックバック及びブレーキ配管の振動による騒音の発生を防止することができるよ うになるという特徴を有する他に、バイパス流路と逆止弁の作用によってスプー ル6の復帰方向の速度のみを早めることができるため、減圧もしくは保持作動が 行なわれてから再増圧作動が行なわれるまでの切り換えサイクルが短くても、緩 増圧作動を確実に確保することができるようになるという特徴を有している。
【0039】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等 があっても本考案に含まれる。
【0040】 例えば、実施例では、スプール6をプランジャ2に対して摺動可能に設けた例 を示したが、このプランジャ2は、キャップ5に固定してもよい。
【0041】 また、実施例では、容積室16をプランジャ2に形成した例を示したが、キャ ップ5に形成してもよく、この場合、実施例のスプール6に相当するものをプラ ンジャ2から突出させることになる。
【0042】 また、実施例では、オリフィス18をスプール穴6aの内周とスプール6の外 周との間に環状に形成した例を示したが、例えば、両者の間に溝を形成したり、 スプール6にオリフィス孔を形成するなどして、任意の断面積のオリフィスを形 成してもよい。
【0043】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の圧力制御弁にあっては、プランジャの閉弁方向 の摺動により容積が拡大する一方、開弁方向の摺動により容積が縮小し、背室と オリフィスを介して連通された容積室を設けた構成としたため、ソレノイドへの 通電を解除した時には、オリフィスによる減衰作用によりプランジャの摺動速度 が減速され、バルブ孔の開弁速度が緩やかになるもので、このように開弁速度が 緩やかな新規な圧力制御弁を提供できるという効果が得られるとともに、本圧力 制御弁をアンチロックブレーキシステムに適用した場合には、再増圧作動時にお ける急激な圧力変動の発生を防止して、ブレーキペダルへのキックバック及びブ レーキ配管の振動による騒音の発生を防止することができるという効果が得られ る。
【0044】 また、請求項2記載の圧力制御弁では、オリフィスをバイパスするバイパス流 路に設けられた逆止弁による順方向の流れによって、背室から容積室方向への作 動液の戻り速度を早めることができるため、本圧力制御弁をアンチロックブレー キシステムに適用した場合には、減圧もしくは保持作動が行なわれてから再増圧 作動が行なわれるまでの切り換えサイクルが短くても、緩増圧作動を確実に確保 することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の圧力制御弁を示す通電状態
(オリフィス閉状態)の断面図である。
【図2】本考案第1実施例の圧力制御弁を示す通電解除
状態(オリフィス開状態)の断面図である。
【図3】第1実施例の圧力制御弁を適用したアンチスキ
ッド制御装置を示す図である。
【図4】本考案第2実施例の圧力制御弁を示す断面図で
あって、(イ)は通電解除状態,(ロ)は通電初期の状
態,(ハ)は通電状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
A 圧力制御弁 B 圧力制御弁 2 プランジャ 3 ヨーク 4 ソレノイド 7 リターンスプリング 14a バルブ孔 15 弁体 16 容積室 17 背室 18 オリフィス 21 連通溝(バイパス流路) 61 連通孔(バイパス流路) 62 連通溝(バイパス流路) 71 球弁(逆止弁) 72 スプリング(逆止弁)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲にソレノイドが配置されたヨーク
    と、 このヨーク内に摺動自在に収容されたプランジャと、 このプランジャの摺動に連動してバルブ孔を開閉する弁
    体と、 前記バルブ孔を開く方向に弁体を押圧付勢するリターン
    スプリングと、 前記プランジャの背面側に設けられて作動液が充填され
    た背室と、 前記プランジャの閉弁方向の摺動により容積が拡大する
    一方、開弁方向の摺動により容積が縮小するよう形成さ
    れ、前記背室とオリフィスを介して連通されて作動液が
    充填された容積室と、 を備えていることを特徴とする圧力制御弁。
  2. 【請求項2】 前記オリフィスをバイパスして背室と容
    積室とを連通するバイパス流路が設けられ、このバイパ
    ス流路には背室から容積室方向を順方向とする逆止弁を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の圧力制御弁。
JP1993028739U 1992-06-23 1993-05-31 圧力制御弁 Expired - Lifetime JP2588365Y2 (ja)

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