JPH06208093A - レンズの乾燥方法 - Google Patents

レンズの乾燥方法

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JPH06208093A
JPH06208093A JP355793A JP355793A JPH06208093A JP H06208093 A JPH06208093 A JP H06208093A JP 355793 A JP355793 A JP 355793A JP 355793 A JP355793 A JP 355793A JP H06208093 A JPH06208093 A JP H06208093A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
carrier
lenses
carriers
cleaning
Prior art date
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Pending
Application number
JP355793A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kato
賢一 加藤
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリアに並べられた洗浄後のレンズを再汚
染させることなく、迅速に遠心乾燥機で乾燥させる方法
を提供することを目的とする。 【構成】 遠心乾燥機の外枠20の内部には隔壁21が
設けられ、符号24は扉を示し、これを開くことによっ
て、洗浄後のレンズを多数保持したキャリア2を、その
まま乾燥室22内のキャリアホルダ25a、25bに載
置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズの乾燥方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】光学用レンズの表面に真空蒸着やスパッ
タリング等で光学薄膜を形成する際には、光学特性を安
定に維持し、あるいは光学薄膜が剥離したりすることが
ないように、予めその表面を清浄にしておく必要があ
る。このため、レンズの洗浄には、一般に超音波洗浄器
が用いられている。レンズを超音波洗浄する際には、所
定のサイズの洗浄キャリアに複数のレンズを保持させ、
アルコール等の有機溶剤や純水等の洗浄液を満たした洗
浄槽にレンズを洗浄キャリアごと浸して超音波振動を加
えるようにしている。
【0003】超音波洗浄後、レンズは洗浄キャリアごと
最終洗浄槽から取り出されるが、レンズの表面は洗浄液
で濡れたままの状態となっている。このようなレンズを
自然乾燥すると、洗浄液に含まれている不純物や洗浄液
そのものの残滓によって、レンズ表面にシミや汚れが残
ることが多く、極端な場合には再洗浄が必要になること
もある。こうした不都合を解消するために、洗浄直後の
レンズを遠心乾燥機で急速に乾燥させるのが効果的であ
る。
【0004】遠心乾燥機は、モータで高速回転される垂
直な回転軸にアームを固着し、このアームの先端にフレ
ームを揺動自在に吊り下げた構造となっている。そし
て、前記フレームには乾燥対象となるレンズを保持した
乾燥キャリアが載置される。回転軸を高速回転させる
と、レンズには大きな遠心力が加わるが、レンズ自体は
フレーム及び乾燥キャリアによって支持されているた
め、この遠心力によってレンズ表面に付着した洗浄液が
振り切られるようになり、迅速な乾燥処理を行なうこと
が出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は洗浄キャリアと乾燥キャリアとの共通化が全く図られ
ていないため、最終洗浄槽から洗浄キャリアごとレンズ
を引き上げた後、レンズを個々に取り出して乾燥キャリ
アに詰め替えなくてはならず、作業製の点で問題があっ
た。しかも、この詰め替え作業時に洗浄後のレンズに汚
れが付着することもあり、作業効率の改善が望まれてい
た。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点を考慮して
なされたもので、超音波洗浄後のレンズを再汚染させる
ことなく、迅速に遠心乾燥機で乾燥させる方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、超音波洗浄のために複数のレンズを整列保持してお
くキャリアを、そのまま遠心乾燥機のキャリアホルダに
載置して乾燥処理を行なうようにしたものである。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図2は、本発明に用いられるレンズ用キャリアの斜
視図である。キャリア2は、ステンレス製の枠11の側
面に、多数の溝4を有するテフロン製の板を挟み込んで
固定した、真鍮製の支持棒3a、3b、3cが平行に2
組嵌入され、その支持棒3a、3cは前記溝4が互いに
向かい合うように、支持棒3bは前記溝4が上方向を向
くように、それぞれ固定されている。そして洗浄、乾燥
されるレンズ1は、前記の支持棒3a、3b、3cのそ
れぞれの溝4に囲まれるように当接して保持される。
【0009】図3は、本発明の乾燥方法の前工程である
レンズの自動洗浄装置の概略を示した模式図である。自
動洗浄装置は、第一洗浄槽6、第二洗浄槽8、第三洗浄
槽7、及び第四洗浄槽9と、これらの槽の底部に各々設
置された超音波発振器10、さらに、これらの槽の間を
自動的に移動して各槽で上下に揺動する、キャリア2を
搭載した循環式のリフト5からなっている。そして、第
一洗浄槽6には界面活性剤を基剤とした洗浄液が、第二
洗浄槽8にはアルコールが、第三洗浄槽7、及び第四洗
浄槽9には純水が各々満たされている。
【0010】図1は、本発明の乾燥方法に用いる遠心乾
燥機を示した斜視図である。外観が円筒状をした遠心乾
燥機の外枠20の内部には隔壁21が設けられ、これに
より、上方の乾燥室22と下方の駆動室23に仕切られ
ている。乾燥室22は外部にシロッコファンが接続さ
れ、乾燥室22内の水蒸気が吸引除去される。符号24
は扉を示し、これを開くことによって、前述した図3の
洗浄後のレンズ1を多数保持したキャリア2を、そのま
ま乾燥室22内の後述するキャリアホルダ25a、25
bに載置することができる。
【0011】駆動室23には、外枠20に強固に固定さ
れた基板26、27が設けられている。上方の基板27
には軸受28が固定され、下方の基板26には軸受29
とモータ30とが固定されている。これら軸受28、2
9の2つで回転軸31が回動自在に支持されている。こ
の回転軸31にはプーリ32が固着され、モータ30に
固着されたプーリ33との間にはベルト34が捲回され
ている。
【0012】回転軸31の上部には、上部支持部35が
固着され、この上部支持部35に左右方向へ水平に支持
棒36が固着されている。そして支持棒36の両端部に
は、アーム37a、37bが各々支持棒36と直角に固
着され、さらにこのアーム37a、37bに各々キャリ
アホルダ25a、25bが揺動自在に軸着されている。
このキャリアホルダ25a、25bは、前述したように
キャリア2を、そのまま載置できるように、キャリア2
の形状、サイズを考慮した構造となっている。
【0013】次にこれらの機構の作用を説明する。レン
ズ3が多数保持されたキャリア2は、まず自動洗浄装置
のリフト5に載置され、リフト5の移動により、洗浄液
を満たした第一洗浄槽6に浸漬される。そしてリフト5
が図5の矢印Xの方向に上下揺動し、さらに底部の超音
波発振器10の発振により、レンズ3の表面に付着して
いる有機物等のゴミが除去される。次にリフト5は純水
を満たした第三洗浄槽7に浸漬され、同様にリフト5の
上下揺動と超音波発振器10の発振により、第一洗浄槽
6の洗浄液が除去される。さらにリフト5はアルコール
を満たした第二洗浄槽8に移動し、レンズ3表面の油脂
等が脱脂され、最後にリフト5は純水を満たした第四洗
浄槽9に移動し、第二洗浄槽8のアルコールが除去され
洗浄が完了する。そして、キャリア2はリフト5から降
ろされる。
【0014】前述した自動洗浄装置のリフト5から降ろ
されたキャリア2は、保持されているレンズ3を他のキ
ャリアに乗せ替えることなく、そのまま、遠心乾燥機2
0の扉24を開けてキャリアホルダ25a、25bに1
個ずつ載置される。なお、キャリアホルダ25a、25
bは、自動洗浄装置に使用されるキャリア2をそのまま
載置できるサイズとなっているので、キャリア2を載置
したときに、ガタついたり、落下したりすることはな
い。
【0015】キャリアホルダ25a、25bにそれぞれ
キャリア2を載置した後、扉24を閉じて、遠心乾燥機
20の駆動スイッチ(図示せず)をオンにする。これに
より、モータ30は回転を開始し、プーリ33、ベルト
34、及びプーリ32を介して回転軸28を時計方向に
回転させる。この結果、支持棒36とアーム37a、3
7b、及びキャリアホルダ25a、25bは回転軸28
と一体になって時計方向に回転を始める。
【0016】回転軸28が回転を始めると、キャリアホ
ルダ25a、25bは上部で各々アーム37a、37b
と揺動自在に軸着されているため、キャリアホルダ25
a、25bの底部が外側を向くような形で広がり始め、
回転軸28の回転速度が定速まで上昇すると、キャリア
ホルダ25a、25bは回転停止状態より底面をほぼ9
0度外側に向けて回動した状態となる。もちろんこの状
態でも載置されているキャリア2のレンズ3は、遠心力
により、落下したり飛んだりすることはない。こうし
て、キャリアホルダ25a、25bが高速で回転するこ
とにより、キャリア2のレンズ3の表面に付着している
水分は、99.5%が遠心力により振り切られるように
回りに飛散し、直ちに乾燥室22に接続されているシロ
ッコファンにより吸引除去される。そして残り0.5%
の水分もキャリアホルダ25a、25bの高速回転によ
る風圧で蒸発し、レンズ3は完全に乾燥する。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズの乾燥方
法を用いれば、レンズの洗浄、乾燥を行なう時に、レン
ズを並べたキャリアを自動洗浄装置で洗浄した後に、遠
心乾燥機に自動洗浄装置で使用したキャリアをそのまま
セットできるため、特に人手によるキャリアの移替え等
でレンズが再び汚れてしまったり、キャリアの移替え作
業による作業効率の低下などの問題点を解決することが
でき、効率的にレンズの乾燥が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ用遠心乾燥機の一部を
破断した斜視図である。
【図2】本発明を実施したレンズ用遠心乾燥機に使用さ
れる、レンズ用キャリアの斜視図である。
【図3】図2のレンズ用キャリアを使用した、レンズの
自動洗浄装置の模式図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 キャリア 3 支持棒 5 リフト 10 超音波発振器 20 遠心乾燥機 25 キャリアホルダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを保持したキャリアを洗浄槽に浸
    して洗浄を行なった後、洗浄槽からキャリアごとレンズ
    を取り出してそのまま遠心乾燥機のホルダに載置して遠
    心乾燥機を駆動し、前記キャリアで保持したままでレン
    ズ表面の乾燥を行なうようにしたことを特徴とするレン
    ズの乾燥方法。
JP355793A 1993-01-12 1993-01-12 レンズの乾燥方法 Pending JPH06208093A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP355793A JPH06208093A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 レンズの乾燥方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP355793A JPH06208093A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 レンズの乾燥方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06208093A true JPH06208093A (ja) 1994-07-26

Family

ID=11560733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP355793A Pending JPH06208093A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 レンズの乾燥方法

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JP (1) JPH06208093A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002044793A1 (en) * 2000-11-29 2002-06-06 Jae Young Choi Apparatus and method of cleaning glasses
CN109357478A (zh) * 2018-09-18 2019-02-19 深圳市洁泰超声洗净设备有限公司 一种针对于吸塑盘自动超声波清洗离心干燥设备
CN111822437A (zh) * 2020-08-27 2020-10-27 梅州市尚善光电有限公司 一种光学镜片的洗涤脱水方法

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