JPH0620674B2 - ユニバ−サルジヨイントのスパイダの製造方法 - Google Patents

ユニバ−サルジヨイントのスパイダの製造方法

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JPH0620674B2
JPH0620674B2 JP20132185A JP20132185A JPH0620674B2 JP H0620674 B2 JPH0620674 B2 JP H0620674B2 JP 20132185 A JP20132185 A JP 20132185A JP 20132185 A JP20132185 A JP 20132185A JP H0620674 B2 JPH0620674 B2 JP H0620674B2
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亨 桜井
勝俊 福田
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Tsuda Industries Co Ltd
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Tsuda Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はユニバーサルジョイントのスパイダの製造方
法に関する。
(従来の技術) 従来、ユニバーサルジョイントに使用される十字状のス
パイダ31は第5図ないし第7図に示すように熱間鍛造
により素材を型鍛造し、成形品32の四周に発生したバ
リ33を打ち抜き除去した後、成形品32は専用機械に
より各軸部34が加工されてスパイダ31が形成されて
いた。
(解決しようとする問題点) したがって、この熱間型鍛造による成形品32の成形に
は必ずバリ33が発生し、また、成形品の精度がそれ程
高くないため切削加工時の取り代が多く、材料歩留りが
極めて低く、また、成形品は4軸34一体形状であるか
ら、各軸部34の加工精度を上げるためには特殊な専用
機械が必要となる問題点があり、また、スパイダ31の
成形品32を温間閉塞鍛造で成形する場合には特殊な塑
性加工機械、特殊な構造の型が必要であるためランニン
グコストが高くなる等の問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、歩留りを向上することができ、製作が容易で精度を
向上し得るスパイダの製造方法を提供することを目的と
し、その要旨はユニバーサルジョイントのスパイダの製
造方法であって、該スパイダを雌軸部材と雄軸部材との
2軸部材に分割形成するとともに、 前記雌軸部材は、 (イ)ヘッダにより所定の径を有し所定の長さの丸棒素
材の中央部に略方形状に膨出する粗受部を冷間鍛造成形
して予成形品を形成するヘッダ加工工程と、 (ロ)前記予成形品の粗受部に前記雄軸部材を圧入可能
とする孔を貫設する孔明け・端面加工工程と、 (ハ)前記孔を貫設した予成形品に熱処理を施すととも
に、同予成形品の軸部、孔を所定の径に研磨する熱処理
・研磨工程とからなり、 また、前記雄軸部材は、 (a) 所定の径の丸棒材を所定の長さの予成形品に材料取
りする材料取り工程と、 (b) 前記予成形品の両側軸部の面取り加工する端面加工
工程と、 (c) 前記予成形品の両側軸部のみを熱処理し、かつ同熱
処理部を所定の径に研磨する熱処理・研磨工程とからな
り、 さらに、前記各工程により形成された雌軸部材の受部の
嵌合孔に前記雄軸部材を圧入して十字状に結合する圧入
工程とよりなるユニバーサルジョイントのスパイダの製
造方法に存する。
(実施例) 次に本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
第1図は本発明に係るスパイダ1の具体例を示すもの
で、該スパイダ1は雌軸部材2と雄軸部材8との2部材
とからなり、雌軸部材2の中央には略方形状の受部3が
一体に形成されるとともに、同受部3の中心部には雄軸
部材8を密嵌状に圧入するため所定の径の嵌合孔4が貫
設されている。また、同雌軸部材2の両端の軸部5はベ
アリング15を嵌合可能に研磨が施され、また、受部3
の軸部5側の面6および嵌合孔4側の面7は各対称の平
面に形成されるとともに、研磨が施されてシール面が形
成されている。また、雄軸部材8は雌軸部材2と同寸法
の長さLに形成され、その中央軸部9は雌軸部材2の嵌
合孔4に圧入可能とする所定の径に形成され、両端部の
軸部10はベアリング15を嵌合可能に研磨が施されて
いる。かくして雌軸部材8は雌軸部材2の嵌合孔4に圧
入されて十字状のスパイダ1が形成されている。このよ
うに形成されたスパイダ1の例えば雄軸部材8の軸部1
0は一方のヨーク11のアーム12に貫設された孔13
に挿通されるとともに、シール部材14およびニードル
ベアリング15を介して取付けられ、また、雌軸部材2
の軸部5は他方のヨーク11のアーム12に貫設された
孔13に挿通されるとともに、シール部材14およびニ
ードルベアリング15を介して取付けられて両ヨーク1
1は回転可能に連繋されている。
次に、上記のように構成されたスパイダ1を製造する方
法について説明する。
先ず、雌軸部材2について説明すると、この雌軸部材2
の加工工程としては(1) ヘッダ加工工程、(2) 孔明け・
端面加工工程および(3) 熱処理・研磨工程の各工程より
なっている。
このヘッダ加工工程では、例えばクローム鋼の丸棒材を
ヘッダにより冷間鍛造して予成形品20に成形するもの
で、同ヘッダにより所定の径の丸棒材が所定の長さに切
断されるとともに、同素材の中央部が冷間鍛造されて対
称の面22、23を有する方形状の粗受部21が膨出成
形され、両端部には粗軸部24が形成されて予成形品2
0が成形される。なお、粗軸部24の径は丸棒材の径と
ほぼ同一である。このように成形された予成形品20は
孔明け・端面加工工程によりその粗受部の面22側の中
心に所定径の孔25が貫設されるとともに、粗軸部24
の端面が切削加工されて所定の長さLに形成される。そ
して、同予成形品20は熱処理・研磨工程において熱処
理が施されるとともに、同粗軸部24はニードルベアリ
ング15を嵌合可能とする所定の径の嵌合孔4に研磨さ
れ、また、孔25は雄軸部材8を圧入する所定の径に研
磨されて雌軸部材2が形成される。
次に、雄軸部材8の加工工程としては、(1) 材料取り工
程、(2) 端面加工工程および熱処理・研磨工程とからな
っている。
この雄軸部材8は、例えば炭素鋼の丸棒材からなるもの
で、丸棒材は嵌合孔4に圧入可能な径を有し、材料取り
工程において所定の長さLに切断され予成形品26に材
料取りされ、そして端面加工工程において面取り27が
なされ、しかる後、熱処理・研磨工程においてはその軸
部9となる両端部位28が所定の範囲熱処理されるとと
もに、同部位28にはニードルベアリング15を嵌合可
能な所定の径に研磨が施されて雄軸部材8が形成され
る。
かくして形成された雌軸部材2と雄軸部材8とは圧入工
程のおいて、雌軸部材2の嵌合孔4に雄軸部材が圧入さ
れて十字状に結合されてスパイダ1が形成される。
このように本例スパイダ1は雌軸部材2と雄軸部材8と
の2部材より構成するものであるから雌軸部材2のヘッ
ダによる粗受部21の冷間鍛造成形に際しては従来の熱
間鍛造のようにバリが発生せず、さらに、その成形精度
が高く、また、両軸部材2、8の軸部5、10の成形、
嵌合孔4の成形においても取り代が少ないので歩留りを
著高することができ、また、2軸部材2,8に分割構成
としたことで、両軸部材2,8の形状が単純形状とされ
るため、汎用設備を使用することができるので、専用設
備を格別に必要とすることなく、生産性を大幅に向上す
ることができ、あわせて、スパイダ1の精度をも向上す
ることができる。
なお、上記実施例においては雌軸部材2と雄軸部材8と
を単に圧入して例示したが、これに限定するものではな
く、例えば第3図に示すように雄軸部材8の中央軸部9
の外周に鋸歯状突起29を形成してセレーション圧入す
る構成としてもよく、また、第4図に示すように雄軸部
材8を圧入し、さらに、嵌合孔4と雄軸部材8とにカシ
メ手段30を施す構成としてもよい。
(発明の効果) さて、本発明はユニバーサルジョイントのスパイダの製
造方法であって、該スパイダを雌軸部材と雄軸部材との
2軸部材に分割形成するとともに、 前記雌軸部材は、 (イ)ヘッダにより所定の径を有し所定の長さの丸棒素
材の中央部に略方形状に膨出する粗受部を冷間鍛造成形
して予成形品を形成するヘッダ加工工程と、 (ロ)前記予成形品の粗受部に前記雄軸部材を圧入可能
とする孔を貫設する孔明け・端面加工工程と、 (ハ)前記孔を貫設した予成形品に熱処理を施すととも
に、同予成形品の軸部、孔を所定の径に研磨する熱処理
・研磨工程とからなり、 また、前記雄軸部材は、 (a) 所定の径の丸棒材を所定の長さの予成形品に材料取
りする材料取り工程と、 (b) 前記予成形品の両側軸部の面取り加工する端面加工
工程と、 (c) 前記予成形品の両側軸部のみを熱処理し、かつ同熱
処理部を所定の径に研磨する熱処理・研磨工程とからな
り、 さらに、前記各工程により形成された雌軸部材の受部の
嵌合孔に前記雄軸部材を圧入して十字状に結合する圧入
工程とより構成したものである。したがって、スパイダ
は雌軸部材と雄軸部材との2部材より構成するものであ
るから雌軸部材のヘッダによる粗受部の冷間鍛造成形に
際しては従来の熱間鍛造のようにバリが発生せず、さら
に、その成形精度が高く、また、両軸部材の軸部の成
形、嵌合孔の成形においても取り代が少ないので歩留り
を著高することができ、また、2軸部材に分割構成とし
たことで、両軸部材の形状が単純形状とされるため、汎
用設備を使用することができるので、専用設備を格別に
必要とすることなく、生産性を大幅に向上することがで
き、あわせて、スパイダの精度をも向上することができ
るので、ユニバーサルジョイントのスパイダの製造方法
としてその資するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は本発明スパイ
ダの使用例を示す一部破断図、第2図は各軸部材の加工
工程および加工過程を示す斜視図、第3図および第4図
は圧入結合の別態様を示す一部破断正面図、第5図ない
し第7図は従来の加工過程を示す斜視図である。 1……スパイダ、 2……雌軸部材 3……受部、 4……嵌合孔 5……軸部、 6,7……シール面 8……雄軸部材、 9……中央軸部 10……軸部、 20,26……予成形品 21……粗受部、24……粗軸部 27……面取り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニバーサルジョイントのスパイダの製造
    方法であって、該スパイダを雌軸部材と雄軸部材との2
    軸部材に分割形成するとともに、 前記雌軸部材は、 (イ)ヘッダにより所定の径を有し所定の長さの丸棒素
    材の中央部に略方形状に膨出する粗受部を冷間鍛造成形
    して予成形品を形成するヘッダ加工工程と、 (ロ)前記予成形品の粗受部に前記雄軸部材を圧入可能
    とする孔を貫設する孔明け・端面加工工程と、 (ハ)前記孔を貫設した予成形品に熱処理を施すととも
    に、同予成形品の軸部、孔を所定の径に研磨する熱処理
    ・研磨工程とからなり、 また、前記雄軸部材は、 (a) 所定の径の丸棒材を所定の長さの予成形品に材料取
    りする材料取り工程と、 (b) 前記予成形品の両側軸部の面取り加工する端面加工
    工程と、 (c) 前記予成形品の両側軸部のみを熱処理し、かつ同熱
    処理部を所定の径に研磨する熱処理・研磨工程とからな
    り、 さらに、前記各工程により形成された雌軸部材の受部の
    嵌合孔に前記雄軸部材を圧入して十字状に結合する圧入
    工程とよりなることを特徴とするユニバーサルジョイン
    トのスパイダの製造方法。
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