JPH06204825A - パルス幅変調回路 - Google Patents

パルス幅変調回路

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JPH06204825A
JPH06204825A JP4360616A JP36061692A JPH06204825A JP H06204825 A JPH06204825 A JP H06204825A JP 4360616 A JP4360616 A JP 4360616A JP 36061692 A JP36061692 A JP 36061692A JP H06204825 A JPH06204825 A JP H06204825A
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英喜 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、パルス幅変調回路において、デイレ
イラインの長さに比して長い周期のパルス幅の出力パル
スを発生する。 【構成】出力パルスを発生する際に基準となる基準位置
を、クロツク周期ごとに複数の基準位置のなかから1つ
選択し、選択された基準位置に応じて遅延された制御パ
ルスにより出力パルスを発生させる。これによりクロツ
ク周期を長くすることなく、クロツク周期に対して長い
周期の出力パルスを出力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図9) 実施例(図1〜図9) (1)第1の実施例(図1〜図9) (1−1)パルスモード(図1及び図2) (1−2)実施例の全体構成(図1〜図8) (1−2−1)プログラマブル遅延回路及び制御パルス
選択回路の構成(図1) (1−2−2)レジスタ、データ発生回路及びデコーダ
の構成(図1、図3及び図4) (1−2−3)シフタの構成(図1、図3及び図4) (1−2−4)モード発生回路及びRS−FF回路の構
成(図1、図6〜図8) (1−3)実施例の動作及び効果(図9) (2)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はパルス幅変調回路に関
し、例えば文字や図形をレーザパルスのパルス幅を可変
することにより印字するいわゆるレーザビームプリンタ
のレーザパルス発生回路に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】今日、文字や図形を高品質かつ高速に印
字することができる印字装置としてレーザビームプリン
タの重要性が高まつてきている。このレーザビームプリ
ンタは文字や図形に対応する出力情報をレーザ光によつ
て光導電体ドラムに書き込み、当該光導電体ドラムに書
き込まれた画像を電子写真方式によつて印刷するため、
レーザ光のパルス幅を印字したい情報に即して制御する
技術がレーザビームプリンタを実現する上で重要な技術
の一つになつている。
【0004】このようなレーザ光のパルス幅制御手段と
しては、従来より各種のパルス幅変調回路が提案されて
いるが、出力パルスをセツトリセツト−フリツプフロツ
プ回路(以下RS−FF回路という)を用いて発生する
ものが提案されている(特願平4-210819号)。
【0005】このパルス幅変調回路は、RS−FF回路
に与えられるセツトパルス及びリセツトパルスが入力さ
れるタイミングをクロツク周期内で任意に可変制御する
もので、特定の基準点(例えばクロツク周期の始点)よ
り任意の幅の出力パルスを発生させるようになされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのように出
力パルスの基準点を全てクロツク周期の始点(すなわち
左寄せ)に設定すると、複数周期に亘るパルス幅の出力
パルスを発生させる場合に、印字したい原画像に対して
出力画像が劣化する等の問題があつた。例えば連続する
3つクロツク周期T1、T2、T3に亘つて1クロツク
周期に対してわずかに長い出力パルスを発生させようと
すると、原画像では一本の線であつた図形がこのパルス
幅変調回路を介して再現すると左端の図形部分に対応す
る1番目のクロツク周期T1において発生されるパルス
と本体部分に対応する2番目のクロツク周期T2におい
て発生されるパルスとの間に空白が発生し、画質が劣化
する場合があつた。
【0007】また基準点をクロツク周期の中点や終点
(すなわち右寄せ)に固定する場合にも同様の原因によ
る画質の劣化が発生するため、このような画質の劣化を
なくすためにはデイレイラインを長くしてクロツク周期
以上の遅延時間を発生させることが考えられるが、この
ようにすると消費電力や回路規模が大きくならざるを得
なかつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、消費電力や回路規模を大きくすることなくクロツク
周期に対して長い周期のパルス幅も容易に発生すること
ができるパルス幅変調回路を提案しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、クロツク周期Tで入力される制御
パルスCLKPを遅延手段3、4を介して任意の時間遅
延し、遅延された制御パルスS3、S4をラツチ手段5
のセツト入力端及びリセツト入力端にそれぞれ入力し、
当該セツト入力端及びリセツト入力端に入力された制御
パルスS3、S4に基づいてラツチ手段5より出力され
る出力パルスPWMのパルス幅を変調するパルス幅変調
回路において、出力パルスPWMを発生する際に基準と
なる基準位置を、クロツク周期Tごとに複数の基準位置
CP、LP、RPのなかから1つ選択し、選択された基
準位置(例えばLP)に応じて遅延された制御パルスC
LKPをラツチ手段5のセツト入力端及びリセツト入力
端に入力するようにする。
【0010】また本発明においては、クロツク周期Tで
入力される制御パルスCLKPを遅延手段3、4を介し
て任意の時間遅延し、遅延された制御パルスCLKPを
ラツチ手段5のセツト入力端及びリセツト入力端にそれ
ぞれ入力し、当該セツト入力端及びリセツト入力端に入
力された制御パルスS3、S4に基づいてラツチ手段5
より出力される出力パルスPWMのパルス幅を変調する
パルス幅変調回路において、出力パルスPWMを発生す
る際に基準となる基準位置を、クロツク周期Tごとに複
数の基準位置CP、LP、RPのなかから1つ選択し、
選択された基準位置(例えばLP)に応じて遅延された
制御パルスCLKPをラツチ手段5のセツト入力端及び
リセツト入力端に入力し、当該制御パルスS3、S4に
よつて、クロツク周期Tのうちセツト入力端に入力され
る制御パルスを優先する期間と、リセツト入力端に入力
される制御パルスを優先する期間を有するラツチ手段5
を制御して出力パルスPWMを発生するようにする。
【0011】
【作用】出力パルスPWMを発生する際に基準となる基
準位置を、クロツク周期Tごとに複数の基準位置CP、
LP、RPのなかから1つ選択し、選択された基準位置
(例えばLP)に応じて遅延された制御パルスS3、S
4により出力パルスPWMを発生させるようにしたこと
により、クロツク周期Tを長くすることなく、クロツク
周期Tに対して長い周期の出力パルスPWMを容易に得
ることができる。
【0012】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0013】(1)第1の実施例 (1−1)パルスモード 図1において、1は全体としてパルス幅変調回路を示
し、任意のパルス幅を有する出力パルスの発生基準位置
を、クロツク周期ごとに複数の発生基準位置のなかから
選択することができるようになされている。
【0014】この実施例の場合、パルス幅変調回路1に
は、発生基準位置を定めるパルスモードとしてセンター
パルスモード(CP)、レフトパルスモード(LP)、
ライトパルスモード(RP)の3種類が用意されてお
り、それぞれクロツク周期Tの中心位置を基準に出力パ
ルスPWMOUT を発生するモード(図2(B))、クロ
ツク周期Tの左端より出力パルスPWMOUT を発生する
モード(図2(C))、クロツク周期Tの右端より出力
パルスWMOUT を発生させるモードに対応している。
【0015】(1−2)実施例の全体構成 以下、順にパルス幅変調回路1の各部の構成を説明す
る。 (1−2−1)プログラマブル遅延回路及び制御パルス
選択回路の構成 ここではプログラマブル遅延回路に入力されるクロツク
パルスCLKPの生成より説明する。
【0016】パルス幅変調回路1は、出力パルスのパル
ス周期Tに対応するデユーテイ比50〔%〕のクロツク
信号CLKをパルスシエイパ2に入力し、パルスシエイ
パ2を介してパルス幅の細いクロツクパルスに変換する
ようになされている。続いて、パルス幅変調回路1は、
このクロツクパルスCLKPをパルス周期Tの前後半に
対応する2段のプログラマブル遅延回路3及び4に入力
する。
【0017】このプログラマブル遅延回路3及び4は、
パルスシエイパ2より出力されるクロツクパルスCLK
Pを一定時間づつ遅延して出力する複数段の遅延ゲート
とそれに対応する選択ゲートの直列接続によつて構成さ
れており、パルス幅設定データPWDに基づいて設定さ
れたタイミングによつて第1の遅延パルスS1及び第2
の遅延パルスS2を出力するようになされている。
【0018】一般にはこの第1及び第2の遅延パルスS
1及びS2をそのままRS−FF回路5のセツト入力端
S及びリセツト入力端Rに与えて出力パルスを発生する
のであるが、この実施例の場合には各モードに応じた位
置で出力パルスを立上げ又は立下げるため、第1及び第
2の遅延パルスS1及びS2をセツト/リセツト制御回
路6及び7によつて補正するようになされている。
【0019】このセツト/リセツト制御回路6及び7の
スイツチングゲートCP、LP、RPは、それぞれセン
ターパルスモード、レフトパルスモード、ライトパルス
モードに対応し、対応するモードが選択された場合のみ
入力されたパルスをゲートより出力し、他のモードの場
合には「L」レベルになるゲートである。例えばセンタ
ーパルスモードCPが選択された場合には、スイツチン
グゲートCPを介して出力される第1及び第2の遅延パ
ルスS1及びS2を通過させ、これをセツトパルスS3
及びリセツトパルスS4としてRS−FF回路5に与え
るようになされている。
【0020】またレフトパルスモードLPが選択された
場合には、クロツクパルスCLKPによつて立上げられ
ているため、第1又は第2の遅延パルスS1又はS2を
リセツトパルスS4としてリセツト入力端Rに与えるよ
うになされている。同様に、ライトパルスモードRPが
選択された場合には、出力パルはスクロツクパルスCL
KPによつて立下げられているため、第1又は第2の遅
延パルスS1又はS2をセツトパルスS3としてセツト
入力端Sに与えるようになされている。
【0021】(1−2−2)レジスタ、データ発生回路
及びデコーダの構成 このセツト/リセツト制御回路6及び7におけるモード
の切換えと、第1及び第2の遅延パルスS1及びS2を
出力するプログラマブル遅延回路3及び4の遅延時間の
設定は次の回路によつて制御される。
【0022】まずプログラマブル遅延回路3及び4の遅
延時間は、データ発生回路10及び11の出力データを
デコードする2組のデコーダ8及び9によつて制御され
る。このときデータ発生回路10及び11は、2分の1
周期ずれたタイミングで取り込まれたパルス幅設定デー
タPWDをモード選択データPMに基づいて並び換える
ようになされている(図4)。
【0023】データ発生回路10及び11は、センター
パルスモードCPの場合にはパルス幅設定データPWD
はそのままデコーダ8及び9に与え、レフトパルスモー
ドLPの場合にはパルス幅設定データPWDは前半周期
のデータを反転して与える(図4(D))。 これはデ
コーダ10及び11がセンターパルスモードCP用に下
位ビツトを周期Tの中心位置に設定し、最大振幅を左端
又は右端に設定しているためであり、与えられるパルス
幅が大きくなるにつれてデコーダが選択する遅延ゲート
の位置が左側より右側に移るようにするためである。同
様に、ライトパルスモードRPの場合には後半周期のデ
ータを反転して与え、パルス幅が大きくなるにつれてデ
コーダ11が選択する遅延ゲートの位置が右側より左側
に移るようになされている(図4(E))。
【0024】またデータ発生回路10及び11へのパル
ス幅設定データPWD及びモード選択データPMの転送
は次のタイミングによつてなされる。まずパルス幅変調
回路1は、クロツク信号CLKの立ち上がりのタイミン
グで次のパルス周期のパルス幅設定データPWDとその
モード選択データPM(図3(C))を1段目のレジス
タ12に取り込んで保持する(図3(D))。続いて、
前段のプログラマブル遅延回路3より2分の1周期分、
遅延された遅延パルスS6(図3(E))が出力される
と、2段目のレジスタ13は現在は休止状態にある前半
周期用のデコーダ8に出力するパルス幅設定データPW
Dとモード選択データPMを1段目のレジスタ12より
取り込んで書き換える(図3(F))。
【0025】この遅延パルスS6は、前半周期の終了後
に出力されるため、デコーダ8は、クロツクパルスCL
KPがプログラマブル遅延回路4の最終段まで到達する
までの間にパルス幅設定データPWDのデコードを終了
する。そして次のパルス周期Tに対応するクロツクパル
スCLKPがプログラマブル遅延回路3に入力される前
に何段目の遅延ゲートの出力を選択するかを設定するよ
うになされている。
【0026】やがて次のパルス周期Tのクロツクパルス
CLKPがパルスシエイパ2より出力されると、3段目
のレジスタ14は現在は休止状態にある後半周期用のデ
コーダ9に出力するパルス幅設定データPWDとモード
選択データPMを2段目のレジスタ13より取り込んで
書き換える(図3(H))。
【0027】そしてデコーダ9は、デコーダ8について
説明した場合と同様に、クロツクパルスCLKPがプロ
グラマブル遅延回路3の最終段まで到達するまでの間に
パルス幅設定データPWDのデコードを終了し、このク
ロツクパルスCLKPがプログラマブル遅延回路4に入
力される前に何段目の遅延ゲートの出力を選択するかを
設定する。このようにプログラマブル遅延回路3及び4
による出力パルスの立ち上げ位置と下げ位置の設定を出
力パルスの前半周期と後半周期に分割し、他方の動作中
に一方の遅延時間を設定することにより出力パルスの開
始時においてもデコードの遅れによるブランク期間が発
生しないようになされている。
【0028】(1−2−3)シフタの構成 ところで実際に1段目のレジスタ12に取り込まれるパ
ルス幅設定データPWDは、パルス幅変調回路1に実際
に入力される8ビツトの設定データPWD(0)〜PW
D(7)に対して1ビツト分大きな9ビツトのデイジタ
ルデータである。この1ビツトは論理「L」のデータで
あり、モード選択データPMによつてパルス幅設定デー
タPWDを1ビツト分シフトするのか否かを切換制御す
るようになされている。
【0029】この関係を図5を用いて説明する。この図
はセンターパルスモードCPが選択されている場合の例
であり、シフタ15に設けられた10個のスイツチが全
て左側に切り換えられているためパルス幅設定データP
WDはそのまま転送され、第9ビツト目に論理「L」の
データが書き込まれるようになされている。
【0030】これに対して、他のモード、すなわちレフ
トパルスモードLPやライトパルスモードRPが選択さ
れる場合スイツチが全て右側に切り換えられ、1ビツト
分、パルス幅設定データPWDが上位ビツト側にシフト
されるようになされている。
【0031】(1−2−4)モード発生回路及びRS−
FF回路の構成 またこの実施例の場合、RS−FF回路のセツト入力端
S及びリセツト入力端Rに与えられるセツト信号S3及
びS4が共に「H」レベルの場合にもRS−FF回路5
が不定状態とならないようにRS−FF回路5にはセツ
ト入力とリセツト入力のいずれかを優先する優先順位切
換モードが設けられている。
【0032】この優先順位の切換えは、図6に示す論理
ゲート16A、16B、16Cによつて構成されるモー
ド切換信号発生回路16より出力されるモード切換信号
S10によつて切り換え制御され、モード切換信号S1
0が「H」レベルのときリセツト優先モードに切れ換
え、また「L」レベルのときセツト優先モードに切り換
えるようになされている。
【0033】因に、モード切換信号S10が「H」レベ
ルに立ち上がるのはプログラマブル遅延回路3のより出
力されるタイミング信号S7(これは前半周期の2分の
1の時点(すなわちパルス周期の4分の1の時点)に出
力される)のときであり、また「L」レベルに立ち下が
るのはプログラマブル遅延回路4のより出力されるタイ
ミング信号S8(これは前半周期の2分の1の時点(す
なわちパルス周期の4分の3の時点)に出力される)の
ときである(図7(B)及び(D))。
【0034】但しレフトパルスモードLPのときには、
タイミング信号S8よつて「H」レベルに立ち上がり、
常にリセツト優先状態に制御されるようになされている
(図7(C))。このとき各パルスモードによつて発生
される出力波形と各モードにおいて関係がある優先モー
ドの期間を表すと図8のようになる。
【0035】すなわちセンターパルスモードCPの場合
には、パルス周期Tの始点より一定期間と中点より一定
期間が優先モードが有効な期間であり、レフトパルスモ
ードLPとライトパルスモードRPは共にパルス周期T
の始点より一定期間が優先モードが有効な期間である。
このとき各優先期間の長さBは、クロツクパルスCLK
Pのパルス幅以下である。
【0036】(1−3)実施例の動作及び効果 以上の構成おいて、クロツク信号CLKの周期Tはその
ままでクロツク信号CLKに対して低い周期の出力パル
スPWMを発生することができることを図9を用いて説
明する。ここで「00」はパルス幅設定データPWDが
全て「L」レベルであることを意味し、「FF」はパル
ス幅設定データPWDが全て「H」レベルであることを
意味する。
【0037】例えばパルス幅を設定する8ビツトのデー
タ又はモードの切換データPMとして順に「RP」、
「FF」、「LP」、「00」、「RP」……を与える
と、RS−FF回路8から出力される出力パルスPWM
は、1クロツク周期分の出力パルスの両側に設定データ
に応じたパルス幅の出力パルスが一体に付け加えられて
なる3つの周期にまたがるパルス、空白期間、2つの周
期にまたがるパルス、……が得られる(図9(B
1))。
【0038】この波形は見かけ上、プログラマブル遅延
回路3及び4のデイレイラインの長さがクロツク信号C
LKの周期Tのほぼ3倍分のデイレイラインがある場合
に得ることができる波形である(図9(B2))。しか
しこの実施例の場合には、その場合に必要なデイレイラ
インの長さに対して3分の1で良く、回路規模の上でも
消費電力の上でも格段に小さくできる。
【0039】また同様に、パルス幅を設定する8ビツト
のデータ又はモードの切換データPMとして順に「R
P」、「FF」、「FF」、「LP」、「00」、「R
P」、「LP」……を与えると、RS−FF回路8から
出力される出力パルスPWMは、2クロツク周期分の出
力パルスの両側に設定データに応じたパルス幅の出力パ
ルスが一体に付け加えられてなる4つの周期にまたがる
パルス、空白期間、2つの周期にまたがるパルス、……
が得られる(図9(C1))。
【0040】この波形は見かけ上、プログラマブル遅延
回路3及び4のデイレイラインの長さがクロツク信号C
LKの周期Tのほぼ4倍分に当たるデイレイラインを有
する場合に得ることができる波形である(図9(C
2))。
【0041】以上の構成によれば、パルス幅設定データ
PWDと共にモード切換データPMを与え、クロツク周
期ごとに出力パルスの発生基準位置を切り換えて任意の
幅の出力パルスを発生することにより、クロツク周期を
越えるような低分解能の出力パルスを従来に比して格段
的に小さな処理回路を用いて実現できる。またデイレイ
ラインの長さを分解能に比して短くできるため消費電力
を一段と低減することもできる。
【0042】また任意の場所で出力パルスの発生基準位
置を切換制御できるため、斜線等を印字する場合には特
に好適である。
【0043】(2)他の実施例 なお上述の実施例においては、出力パルスの発生基準位
置を設定するモードとしてセンターパルスモードCP、
ライトパルスモードRP、レフトパルスモードLPの3
種類を用意する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、4種類以上用意しても良い。
【0044】また上述の実施例においては、優先順位の
切換機能を有するRS−FF回路5のモードを図 に示
す構成のモード切換信号発生回路16によつて切り換え
る場合について述べたが、他の回路構成のものを用いて
切り換えても良い。
【0045】またモード切換信号発生回路16のモード
の切換にはパルス周期Tに対して4分の1周期(T/
4)又は4分の3周期(3T/4)のタイミングで切り
換える場合について述べたが、これに本発明はこれに限
らず、他の時点においてモードを切り換えても良い。こ
の場合、パルス周期Tの始点又は中点から優先期間が切
り換えられるまでの期間をτ1とすると、この期間τ1
はクロツクパルスCLKPのパルス幅τ2に対して大き
ければどの時点でも良い。
【0046】さらに上述の実施例においては、データ発
生回路10及び11は、図4に示すようにデータの並び
を入れ替える場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、どのモードのデータを基準にするかは適宜選択し
得る。
【0047】さらに上述の実施例においては、パルス周
期Tを前後半の2つの期間に分け、各期間について出力
パルスの立上げ又は立下げを制御する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、パルス周期Tを分割しな
くとも良く、また3つ以上の複数の期間に分割し、各周
期に対応して直列接続された複数段のプログラマブル遅
延回路のそれぞれによつて出力パルスの立上げ又は立下
げを制御するようにしても良い。
【0048】さらに上述の実施例においては、RS−F
F回路5に入力されるセツトパルスS1とリセツトパル
スS2の立ち上がりが重ならないようにパルスシエイパ
2を用いてクロツク信号CLKをパルス幅の狭いクロツ
クパルスCLKPに変換する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、パルスシエイパ2を用いなくても
同様の効果を得ることができる。これにより消費電力を
少なくすることができ、かつ素子数も一段と低減するこ
とができる。
【0049】さらに上述の実施例においては、オア回路
OR2より出力されるセツトパルスS3によつてRS−
FF回路5をセツトし、またオア回路OR3より出力さ
れるリセツトS4によつてRS−FF回路5をリセツト
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、セ
ツトパルスS3及びリセツトパルスS4をそれぞれ逆の
入力端に与えても良い。このようにすれば実施例の場合
とは出力パルスの陰陽を反転させることができる。
【0050】さらに上述の実施例においては、パルス幅
変調回路1より出力される出力パルスによつてレーザビ
ームプリンタのレーザダイオードを駆動する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、デイジタル複写機
等、広く一般の電子機器に適用し得る。
【0051】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、出力パル
スを発生する際に基準となる基準位置を、クロツク周期
ごとに複数の基準位置のなかから1つ選択し、選択され
た基準位置に応じて遅延された制御パルスにより出力パ
ルスを発生させることにより、クロツク周期を長くする
ことなく、クロツク周期に対して長い周期の出力パルス
を出力できるパルス幅変調回路を容易に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパルス幅変調回路の一実施例を示
すブロツク図である。
【図2】複数の基準位置に対応する出力パルスの説明に
供する略線図である。
【図3】パルス幅変調回路の動作の説明に供するタイミ
ングチヤートである。
【図4】データ発生回路の動作の説明に供する略線図で
ある。
【図5】シフタの説明に供する略線図である。
【図6】モード切換信号切換回路を示すブロツク図であ
る。
【図7】パルス発生位置を定めるパルスモードと優先期
間の関係の説明に供する信号波形図である。
【図8】各モードにおいて出力される出力パルスと優先
期間の関係の説明に供する信号波形図である。
【図9】クロツク周期を越えるパルス幅の出力の説明に
供する信号波形図である。
【符号の説明】
1……パルス幅変調回路、2……パルスシエイパ、3、
4……プログラマブル遅延回路、5……RS−FF回
路、6、7……セツト/リセツト制御回路、8、9……
デコーダ、10、11……データ発生回路、12、1
3、14……レジスタ、15……シフタ、16……モー
ド切換信号発生回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロツク周期で入力される制御パルスを遅
    延手段を介して任意の時間遅延し、遅延された上記制御
    パルスをラツチ手段のセツト入力端及びリセツト入力端
    にそれぞれ入力し、当該セツト入力端及びリセツト入力
    端に入力された制御パルスに基づいて上記ラツチ手段よ
    り出力される出力パルスのパルス幅を変調するパルス幅
    変調回路において、 上記出力パルスを発生する際に基準となる基準位置を、
    クロツク周期ごとに複数の基準位置のなかから1つ選択
    し、 選択された基準位置に応じて遅延された上記制御パルス
    を上記ラツチ手段のセツト入力端及びリセツト入力端に
    入力することを特徴とするパルス幅変調回路。
  2. 【請求項2】上記複数の基準位置は、それぞれ上記クロ
    ツク周期の中心、始点、又は終点に対応することを特徴
    とする請求項1に記載のパルス幅変調回路。
  3. 【請求項3】上記遅延手段は、 複数個の遅延素子が直列接続された複数段の遅延ゲート
    群でなり、 上記遅延ゲート群のそれぞれについて設定される上記制
    御パルスの遅延時間は、 同一のパルス幅設定データに基づき、各遅延ゲート群の
    それぞれに対応して発生されることを特徴とする請求項
    1に記載のパルス幅変調回路。
  4. 【請求項4】クロツク周期で入力される制御パルスを遅
    延手段を介して任意の時間遅延し、遅延された上記制御
    パルスをラツチ手段のセツト入力端及びリセツト入力端
    にそれぞれ入力し、当該セツト入力端及びリセツト入力
    端に入力された制御パルスに基づいて上記ラツチ手段よ
    り出力される出力パルスのパルス幅を変調するパルス幅
    変調回路において、 上記出力パルスを発生する際に基準となる基準位置を、
    クロツク周期ごとに複数の基準位置のなかから1つ選択
    し、 選択された基準位置に応じて遅延された上記制御パルス
    を上記ラツチ手段のセツト入力端及びリセツト入力端に
    入力し、 当該制御パルスによつて、 上記クロツク周期のうち上記セツト入力端に入力される
    制御パルスを優先する期間と、上記リセツト入力端に入
    力される制御パルスを優先する期間を有するラツチ手段
    を制御して上記出力パルスを発生することを特徴とする
    パルス幅変調回路。
  5. 【請求項5】上記ラツチ手段の優先期間の切り換えは、 上記遅延手段を構成する複数個の遅延素子のうち所定の
    位置より出力される制御パルスによつて切り換えられる
    ことを特徴とする請求項4に記載のパルス幅変調回路。
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