JP3160331B2 - パルス幅変調装置 - Google Patents

パルス幅変調装置

Info

Publication number
JP3160331B2
JP3160331B2 JP28509391A JP28509391A JP3160331B2 JP 3160331 B2 JP3160331 B2 JP 3160331B2 JP 28509391 A JP28509391 A JP 28509391A JP 28509391 A JP28509391 A JP 28509391A JP 3160331 B2 JP3160331 B2 JP 3160331B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
selector
data
pulse width
signal
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28509391A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05122081A (ja
Inventor
薫生 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP28509391A priority Critical patent/JP3160331B2/ja
Publication of JPH05122081A publication Critical patent/JPH05122081A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3160331B2 publication Critical patent/JP3160331B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス幅変調装置(P
WM:Pulse Width Modulator 装置)に関する。
【0002】従来、D/A変換装置として一般にPWM
装置が使用されており、このPWM装置において、nビ
ットの入力データをD/A変換する場合、出力できる波
形は2n 種類である。すなわち、出力できる波形として
は、“L”レベルのフラットな波形(“LL…LL”)
から波形(“HH…HHL”)の2n 種類、あるいは、
波形(“HLL…LL”)から“H”レベルのフラット
な波形(“HH…HH”)の2n 個であり、2n 種類の
D/A変換が可能である。ところが、“L”レベルのフ
ラットな波形(“LL…LL”)から“H”レベルのフ
ラットな波形(“HH…HH”)まで任意に出力する場
合に必要とされる波形は2n +1種類である。このた
め、従来のPWM装置では、必要とされる波形が1種類
不足することとなり、D/A変換の効率が低いという問
題がある。
【0003】そこで、“L”レベルのフラットな波形
(“LL…LL”)から“H”レベルのフラットな波形
(“HH…HH”)まで任意に出力することにより、D
/A変換の効率を向上させることが望まれている。
【0004】
【従来の技術】図5には、従来のパルス幅変調装置が示
されている。図5(A)において、パルス幅変調装置
は、パルス幅発生器10を含み、該パルス幅発生器10
は、入力クロック12により同期をとられながら、デジ
タルの入力データ14をパルス幅変調し、該パルス幅変
調されたPWM出力信号16を出力する。
【0005】図5(B)は、図5(A)のパルス幅変調
装置のタイミングチャートを示す。この図5(B)で
は、2ビットの入力データ14をパルス幅変調する場合
が示されており、時間t1 〜t4 で1つの入力データ1
4がパルス幅変調され、同様にして、時間t5 〜t8
1つの入力データ14がパルス幅変調される。ここで、
時間t1 〜t4 について考えると、入力データ14が
“00”の場合には、時間t1 〜t4 の全てで“L”レ
ベルであるPWM出力信号16が出力され、入力データ
14が“01“の場合には、時間t1 で“H”レベルで
あり時間t2 〜t4 で“L”レベルであるPWM出力信
号16が出力される。同様にして、入力データ14が
“10”の場合には、時間t1 〜t2 で“H”レベルで
あり時間t3 〜t4 で“L”レベルであるPWM出力信
号16が出力され、入力データ14が“11”の場合に
は、時間t1 〜t3 で“H”レベルであり時間t4
“L”レベルであるPWM出力信号16が出力される。
【0006】以上のように、図5のパルス幅変調装置に
よれば、2ビットの入力データ14(“00”、“0
1”、“10”、“11”)を4種類のPWM出力信号
16にパルス幅変調することができる。
【0007】次に、図6には、上記図5のパルス幅変調
装置が詳細に示されている。図6(A)において、分周
回路18は、直列に接続された第1分周器20及び第2
分周器22を含む。第1分周器20には、入力パルス2
4が供給され、該第1分周器20は、入力パルス24に
基づいて第1クロック26を第2分周器22に供給し、
該第2分周器22は、第1クロック26に基づいて第2
クロック28を出力する。そして、第1クロック26及
び第2クロック28により入力クロック12が構成さ
れ、該入力クロック12は、パルス幅発生器10に供給
される。また、パルス幅発生器10には、下位ビット1
4a及び上位ビット14bから成る2ビットの入力デー
タ14が供給され、該パルス幅発生器10は、入力クロ
ック12により同期をとられながら、入力データ14を
パルス幅変調し、PWM出力信号16を出力する。
【0008】以下、図6(B)のタイミングチャートを
参照しながら、図6(A)のパルス幅変調装置の作用を
説明する。入力クロック12は、第1クロック26及び
第2クロック28から構成され、第1クロック26は、
時間t1 、t3 、t5 、t7 で“H”レベルであり、時
間t2 、t4 、t6 、t8 、t10で“L”レベルであ
る。また、第2クロック28は、第1クロック26を分
周したものであり(図6(A)参照)、時間t1
2 、t5 〜t6 、t9 〜t10で“H”レベルであり、
時間t3 〜t4 、t7 〜t 8 で“L”レベルである。
【0009】図6(B)では、2ビットの入力データ1
4をパルス幅変調する場合が示されており、時間t1
4 で1つの入力データ14がパルス幅変調され、同様
にして、時間t5 〜t8 で1つの入力データ14がパル
ス幅変調される。ここで、時間t1 〜t4 でのパルス幅
変調と時間t5 〜t8 でのパルス幅変調とは同様である
ので、以下、時間t1 〜t4 でのパルス幅変調について
考える。
【0010】入力データ14が“00”の場合には、P
WM出力信号16は、時間t1 〜t 4 の全てで“L”レ
ベルである。入力データ14が“01”の場合には、P
WM出力信号16は、第1クロック26に基づき、時間
1 で“H”レベルである。
【0011】入力データ14が“10”の場合には、P
WM出力信号16は、第2クロック28に基づき、時間
1 〜t2 で“H”レベルである。入力データ14が
“11”の場合には、PWM出力信号16は、第1クロ
ック26及び第2クロック28に基づき、時間t1 〜t
3 で“H”レベルである。
【0012】以上のように、図6のパルス幅変調装置に
よれば、第1クロック26及び第2クロック28に基づ
いて、2ビットの入力データ14(“00”、“0
1”、“10”、“11”)を4種類のPWM出力信号
16(時間t1 〜t4 で“L”レベル、時間t1
“H”レベル、時間t1 〜t2 で“H”レベル、時間t
1 〜t 3 で“H”レベル)にパルス幅変調することがで
きる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のパルス幅変調装
置において、nビットの入力データをパルス幅変調する
場合、2n 種類のPWM出力信号を得ることができる。
ところが、“L”レベルのフラットなPWM出力信号
(“LL…LL”)から“H”レベルのフラットなPW
M出力信号(“HH…HH”)まで任意に出力したい場
合を考えると、必要とされるPWM出力信号は、2n
1種類である。
【0014】従って、従来のパルス幅変調装置では、
(2n +1)−2n =1すなわち1種類のPWM出力信
号が不足することになり、D/A変換の効率が低いとい
う問題があった。
【0015】上記の問題点を、図5、図6のパルス幅変
調装置を例にとり、詳述する。図5、図6のパルス幅変
調装置では、2ビットの入力データ14(“00”、
“01”、“10”、“11”)から4種類のPWM出
力信号16(“LLLL”、“HLLL”、“HHL
L”、“HHHL”)を得ることができる(図5
(B)、図6(B)参照)。ところが、“L”レベルの
フラットなPWM出力信号16(“LLLL”)から
“H”レベルのフラットなPWM出力信号16(“HH
HH”)まで任意に出力したい場合を考えると、5種類
のPWM出力信号16が必要である。すなわち、“LL
LL”、“HLLL”、“HHLL”、“HHHL”、
“HHHH”の5種類のPWM出力信号16が必要とな
る。
【0016】従って、図5、図6のパルス幅変調装置で
は、5−4=1すなわち1種類のPWM出力信号16が
不足することとなり、D/A変換の効率が低い。具体的
には、図5(B)、図6(B)においてそれぞれ符号3
0、32で示される“HHHH”のPWM出力信号16
が不足することになる。
【0017】本発明は、上記課題に鑑み為されたもので
あり、その目的は、“L”レベルのフラットなPWM出
力信号(“LL…LL”)から“H”レベルのフラット
なPWM出力信号(“HH…HH”)まで任意に出力す
ることにより、D/A変換の効率を向上させることがで
きるパルス幅変調装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するために手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明は、供給されたデジタルのデータの一
部である入力データと、前記データの他の一部であって
セレクタ部を制御するセレクタ部制御信号と、を格納す
るデータレジスタと、当該データレジスタから出力され
る前記入力データに基づいて、パルス幅変調された出力
信号を出力するパルス幅発生器と、当該パルス幅発生器
からの出力信号と前記セレクタ部制御信号とを受け取る
前記セレクタ部と、を備えるパルス幅変調装置であっ
て、前記セレクタ部制御信号は前記データの最上位ビッ
トとして当該データ内に含まれており、前記データレジ
スタが前記データを一回読み取ることにより当該データ
レジスタに対する前記入力データの格納及び前記セレク
タ部制御信号の格納が同時に行われると共に、当該セレ
クタ部制御信号は、前記パルス幅発生器に入力されるべ
き前記入力データと同じタイミングで一セットとして前
記データレジスタから出力されて前記セレクタ部に入力
され、前記セレクタ部は、前記セレクタ部制御信号に基
づいて、前記出力信号と、"H"レベル信号又は"L"レベ
ル信号のうちのいずれか一方と、のうちのいずれか一方
を選択的に出力するように構成される。また、第2の発
明は、供給されたデジタルのデータの一部である入力デ
ータと、前記データの他の一部であってセレクタ部を制
御するセレクタ部制御信号と、を格納するデータレジス
タと、当該データレジスタから出力される前記入力デー
タに基づいて、パルス幅変調された出力信号を出力する
パルス幅発生器と、当該パルス幅発生器からの出力信号
と前記セレクタ部制御信号とを受け取る前記セレクタ部
と、を備えるパルス幅変調装置であって、前記セレクタ
部制御信号を格納するセレクタ部制御レジスタは、前記
データレジスタの最上位ビットとして配置されており、
前記データレジスタが前記データを一回読み取ることに
より当該データレジスタに対する前記入力データの格納
及び前記セレクタ部制御信号の格納が同時に行われると
共に、当該セレクタ部制御信号は、前記パルス幅発生器
に入力されるべき前記入力データと同じタイミングで一
セットとして前記セレクタ部制御レジスタから出力され
て前記セレクタ部に入力され、前記セレクタ部は、前記
セレクタ部制御レジスタからのセレクタ部制御信号に基
づいて、前記出力信号と、"H"レベル信号又は"L"レベ
ル信号のうちのいずれか一方と、のうちのいずれか一方
を選択的に出力するように構成される。
【0019】
【作用】第1の発明によれば、データレジスタは、供給
されたデジタルのデータの一部である入力データと、当
該データの他の一部であってセレクタ部を制御するセレ
クタ部制御信号と、を格納する。また、パルス幅発生器
は、当該データレジスタから出力される入力データに基
づいて、パルス幅変調された出力信号を出力する。更
に、セレクタ部は、当該パルス幅発生器からの出力信号
とセレクタ部制御信号とを受け取る。このとき、セレク
タ部制御信号はデータの最上位ビットとして当該データ
内に含まれており、データレジスタがデータを一回読み
取ることにより当該データレジスタに対する入力データ
の格納及びセレクタ部制御信号の格納が同時に行われ
と共に、当該セレクタ部制御信号は、パルス幅発生器に
入力されるべき入力データと同じタイミングで一セット
としてデータレジスタから出力されてセレクタ部に入力
される。 そして、セレクタ部は、セレクタ部制御信号に
基づいて、出力信号と、"H"レベル信号又は"L"レベル
信号のうちのいずれか一方と、のうちのいずれか一方を
選択的に出力する。よって、パルス幅発生器にセレクタ
部を接続し、セレクタ部制御信号に基づいてパルス幅発
生器にて不足する"H"レベル信号又は"L"レベル信号を
出力できるようにしているので、"L"レベル信号("L
L…LL")から"H"レベル信号("HH…HH")まで
任意に出力することができる。また、セレクタ部制御信
号がデータの最上位ビットとして当該データ内に含まれ
おり、データレジスタがデータを一回読み取ることに
より当該データレジスタに対する入力データの格納及び
セレクタ部制御信号の格納が同時に行われると共に、当
該セレクタ部制御信号が、パルス幅発生器に入力される
べき入力データと同じタイミングで一セットとしてデー
タレジスタから出力されてセレクタ部に入力される
で、供給されるデータのオーバーフローを必然的且つ自
動的に検出できることとなり、複雑なプログラム制御を
行うことなくD/A変換器としての誤動作を防止でき
る。
【0020】一方、第2の発明によれば、データレジス
タは、供給されたデジタルのデータの一部である入力デ
ータと、当該データの他の一部であってセレクタ部を制
御するセレクタ部制御信号と、を格納する。また、パル
ス幅発生器は、当該データレジスタから出力される入力
データに基づいて、パルス幅変調された出力信号を出力
する。更に、セレクタ部は、当該パルス幅発生器からの
出力信号とセレクタ部制御信号とを受け取る。このと
き、セレクタ部制御信号を格納するセレクタ部制御レジ
スタはデータレジスタの最上位ビットとして配置されて
おり、データレジスタがデータを一回読み取ることによ
り当該データレジスタに対する入力データの格納及びセ
レクタ部制御信号の格納が同時に行われると共に、当該
セレクタ部制御信号は、パルス幅発生器に入力されるべ
き入力データと同じタイミングで一セットとしてセレク
タ部制御レジスタから出力されてセレクタ部に入力され
る。 そして、セレクタ部は、セレクタ部制御レジスタか
らのセレクタ部制御信号に基づいて、出力信号と、"H"
レベル信号又は"L"レベル信号のうちのいずれか一方
と、のうちのいずれか一方を選択的に出力する。
【0021】よって、パルス幅発生器にセレクタ部を接
続し、セレクタ部制御信号に基づいてパルス幅発生器に
て不足する"H"レベル信号又は"L"レベル信号を出力で
きるようにしているので、"L"レベル信号("LL…L
L")から"H"レベル信号("HH…HH")まで任意に
出力することができる。また、セレクタ部制御信号を格
納するセレクタ部制御レジスタが、データレジスタの最
上位ビットとして配置されており、データレジスタがデ
ータを一回読み取ることにより当該データレジスタに対
する入力データの格納及びセレクタ部制御信号の格納が
同時に行われると共に、当該セレクタ部制御信号がパル
ス幅発生器に入力されるべき入力データと同じタイミン
グで一セットとしてセレクタ部制御レジスタから出力さ
れてセレクタ部に入力されるので、供給されるデータの
オーバーフローを必然的且つ自動的に検出できることと
なり、複雑なプログラム制御を行うことなくD/A変換
器としての誤動作を防止できる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。図1には、本発明の実施例によるパルス幅
変調装置が示されている。
【0023】図1(A)において、パルス幅発生器50
は、入力クロック52により同期をとられながら、デジ
タルの入力データ54をパルス幅変調し、該パルス幅変
調された出力信号56を出力する。この出力信号56
は、セレクタ部58に供給され、また、セレクタ部58
には、“H”又は“L”レベルのフラットな信号、実施
例では“H”レベルの固定信号60が供給される。そし
て、セレクタ部58は、セレクタ部制御信号62に基づ
き、パルス幅発生器50からの出力信号56あるいは
“H”レベルの固定信号60のうちいずれか一方をPW
M出力信号64として出力する。なお、セレクタ部58
は、図1(A)では模式的にスイッチで示されている
が、電気的なスイッチング素子であってもよい。
【0024】以下、図1(B)のタイミングチャートを
参照しながら、図1(A)のパルス幅変調装置の作用を
説明する。図1(B)では、2ビットの入力データ54
をパルス幅変調する場合が示されており、時間t1 〜t
4で1つの入力データ54がパルス幅変調され、同様に
して、時間t5 〜t8 で1つの入力データ54がパルス
幅変調される。ここで、時間t1 〜t4 でのパルス幅変
調と時間t5 〜t8 でのパルス幅変調とは同様であるの
で、以下、時間t1 〜t4 でのパルス幅変調について考
える。
【0025】まず、セレクタ部制御信号62が“L”レ
ベルである場合には、セレクタ部58は、パルス幅発生
器50からの出力信号56をPWM出力信号64として
出力する。すなわち、入力データ54が“00”の場合
には、PWM出力信号64は、時間t1 〜t4 の全てで
“L”レベルであり、入力データ14が“01”、“1
0”、“11”の場合には、PWM出力信号64は、そ
れぞれ時間t1 で“H”レベル、時間t1 〜t2
“H”レベル、時間t1 〜t3 で“H”レベルである。
【0026】次に、PWM出力信号64を時間t1 〜t
4 の全てで“H”レベルにしたい場合に、パルス幅発生
器50からは、このような“H”レベルのフラットな信
号を発生させることができない。そこで、セレクタ部制
御信号62を“H”レベルにすると、セレクタ部58
は、“H”レベルの固定信号60をPWM出力信号64
として出力する。これにより、時間t1 〜t4 の全てで
“H”レベルであるPWM出力信号64が得られる。
【0027】以上のように、本発明の実施例によるパル
ス幅変調装置によれば、“L”レベルのフラットなPW
M出力信号(“LLLL”)から“H”レベルのフラッ
トなPWM出力信号(“HHHH”)まで任意に出力で
きる。
【0028】次に、図2には、上記図1のパルス幅変調
装置の詳細が示されている。図2において、セレクタ部
58は、2つのアンドゲート66、68、1つのオアゲ
ート70、及び、1つのインバータ(反転回路)72を
含む。アンドゲート66の一方の入力端には、パルス幅
発生器50からの出力信号56が供給され、アンドゲー
ト68の一方の入力端には、“H”の固定信号60が供
給される。アンドゲート66の他方の入力端には、セレ
クタ部制御信号62がインバータ72を介して供給さ
れ、アンドゲート68の他方の入力端には、セレクタ部
制御信号62がそのまま供給され、セレクタ部制御信号
62が“L”レベルであるか“H”レベルであるかに基
づいて、アンドゲート66、68のうちいずれか一方が
有効状態にされる。そして、アンドゲート66及び68
からの出力はオアゲート70に供給され、該オアゲート
70は、アンドゲート66あるいは68からの出力のう
ちいずれか一方をPWM出力信号64として出力する。
【0029】上記の構成において、セレクタ部制御信号
62が"L"レベルである場合には、アンドゲート66が
有効状態であり、アンドゲート68が無効状態である。
従って、パルス幅発生器50からの出力信号56は、ア
ンドゲート66を通り、オアゲート70からPWM出力
信号64として出力される。一方、セレクタ部制御信号
62が"H"レベルである場合には、アンドゲート66が
無効状態であり、アンドゲート68が有効状態である。
従って、"H"レベルの固定信号60がアンドゲート68
を通り、オアゲート70からPWM出力信号64として
出力される。
【0030】以上のように、図2のセレクタ部58によ
れば、セレクタ部制御信号62に基づき、発生器出力信
号56あるいは“H”レベルの固定信号60のうちいず
れか一方をPWM出力信号64として出力することがで
きる。
【0031】なお、上記実施例においては、パルス幅発
生器50が“L”レベルのフラットな出力信号56から
“HHHL”の出力信号56まで出力するので、固定信
号60は、不足する“H”レベルのフラットな信号であ
るが、パルス幅発生器50が“HLLL”の出力信号5
6から“H”レベルのフラットな出力信号56まで出力
する場合には、固定信号60は、不足する“L”レベル
のフラットな信号である。
【0032】また、前記実施例において、“H”レベル
のフラットな信号は、セレクタ部58の外部から“H”
レベルの固定信号60として得ているが、本発明におい
ては、セレクタ部制御信号62自体から、“H”又は
“L”レベルのフラットな信号を得ることもできる。こ
の例が図3に示されている。
【0033】図3(A)において、パルス幅発生器50
は、“L”レベルのフラットな出力信号56から“HH
HL”の出力信号56まで出力する。セレクタ部58
は、オアゲート74を含み、該オアゲート74の一方の
入力端には、前記出力信号56が供給され、該オアゲー
ト74の他方の入力端には、セレクタ部制御信号62が
供給される。そして、セレクタ部制御信号62が“L”
レベルである場合には、オアゲート74は、発生器出力
信号56をそのままPWM出力信号64として出力す
る。一方、セレクタ部制御信号62が“H”レベルであ
る場合には、オアゲート74は、“H”レベルの制御信
号62をそのままPWM出力信号として出力し、これに
より、“H”レベルのフラットな信号が得られる。
【0034】また、図3(B)において、パルス幅発生
器50は、“HLLL”の出力信号56から“H”レベ
ルのフラットな出力信号56まで出力する。セレクタ部
58は、アンドゲート76を含み、該アンドゲート76
の一方の入力端には、前記出力信号56が供給され、該
アンドゲート76の他方の入力端には、セレクタ部制御
信号62が供給される。そして、セレクタ部制御信号6
2が“H”レベルである場合には、アンドゲート76
は、発生器出力信号56をそのままPWM出力信号64
として出力する。一方、セレクタ部制御信号62が
“L”レベルである場合には、アンドゲート76は、
“L”レベルの制御信号62をそのままPWM出力信号
として出力し、これにより、“L”レベルのフラットな
信号が得られる。
【0035】以上のように、図3に示されるパルス幅変
調装置によれば、セレクタ部58の外部から“H”又は
“L”レベルの固定信号を受けることなく、セレクタ部
制御信号62自体から“H”又は“L”レベルのフラッ
トな信号を得ることができる。
【0036】次に、図4には、本発明の実施例によるパ
ルス幅変調装置を適用した具体的な回路構成が示されて
いる。図4において、符号78は、バスを示し、バス7
8は、制御信号80を制御レジスタ82に格納し、該
レジスタ82は、制御信号84をパルス幅発生器50
に供給して発生器50を制御する。また、バス78は、
n+1ビットから成るデータ86をデータレジスタ部8
8に供給し、データ86のうちnビットの入力データ
は、nビット用の入力データレジスタ90に格納され、
データ86のうち1ビットのセレクタ部制御信号は、1
ビット用のセレクタ部制御レジスタ92に格納される。
【0037】前記パルス幅発生器50は、制御信号84
により制御され、入力クロック52により同期をとられ
ながら、入力データレジスタ90からのnビットの入力
データ54をパルス幅変調し、該パルス幅変調された出
力信号56をセレクタ部58に出力する。セレクテタ部
58には、セレクタ部制御レジスタ92からセレクタ部
制御信号62が供給され、該セレクタ部58は、セレク
タ部制御信号62に基づき、パルス幅発生器50からの
出力信号56あるいは“H”又は“L”レベルのフラッ
トな信号をPWM出力信号64として出力する。
【0038】上記の構成において、セレクタ部制御レジ
スタ92は、入力データレジスタ90とともに、データ
レジスタ部88内に配置されているので、該データレジ
スタ部88がバス78からデータ86を1回読み取るこ
とにより、入力データレジスタ90に入力データが格納
され、且つ、セレクタ部制御レジスタ92にセレクタ部
制御信号が格納される。従って、データレジスタ部88
がバス78からデータ86を1回読み取ることにより、
該データレジスタ部88は、入力データ54をパルス幅
発生器50に供給できるとともに、セレクタ部制御信号
62をセレクタ部58に供給できる。それゆえ、パルス
幅変調装置において、セレクタ部制御信号62を入力デ
ータ54と同様にデータ86の一部として使用でき、簡
単な構成にて、“L”レベルのフラットなPWM出力信
号64から“H”レベルのフラットなPWM出力信号6
4まで任意に出力することができる。
【0039】なお、図4において、セレクタ部制御レジ
スタ92を、入力データレジスタ90の最上位ビットの
上に配置することもできる。
【0040】
【発明の効果】 以上説明したように、第1の発明によれ
ば、パルス幅発生器にセレクタ部を接続し、セレクタ部
制御信号に基づいてパルス幅発生器にて不足する"H"レ
ベル信号又は"L"レベル信号を出力できるようにしてい
るので、"L"レベル信号("LL…LL")から"H"レベ
ル信号("HH…HH")まで任意に出力することができ
る。また、セレクタ部制御信号がデータの最上位ビット
として当該データ内に含まれており、データレジスタが
データを一回読み取ることにより当該データレジスタに
対する入力データの格納及びセレクタ部制御信号の格納
が同時に行われると共に、当該セレクタ部制御信号が、
パルス幅発生器に入力されるべき入力データと同じタイ
ミングで一セットとしてデータレジスタから出力されて
セレクタ部に入力されるので、供給されるデータのオー
バーフローを必然的且つ自動的に検出できることとな
り、複雑なプログラム制御を行うことなくD/A変換器
としての誤動作を防止できる。また、第2の発明によれ
ば、パルス幅発生器にセレクタ部を接続し、セレクタ部
制御信号に基づいてパルス幅発生器にて不足する"H"レ
ベル信号又は"L"レベル信号を出力できるようにしてい
るので、"L"レベル信号("LL…LL")から"H"レベ
ル信号("HH…HH")まで任意に出力することができ
る。また、セレクタ部制御信号を格納するセレクタ部制
御レジスタが、データレジスタの最上位ビットとして配
置されており、データレジスタがデータを一回読み取る
ことにより当該データレジスタに対する入力データの格
納及びセレクタ部制御信号の格納が同時に行われると共
に、当該セレクタ部制御信号がパルス幅発生器に入力さ
れるべき入力データと同じタイミングで一セットとして
セレクタ部制御レジスタから出力されてセレクタ部に入
力されるので、供給されるデータのオーバーフローを必
然的且つ自動的に検出できることとなり、複雑なプログ
ラム制御を行うことなくD/A変換器としての誤動作を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるパルス幅変調装置を示
し、(A)は、そのブロック回路図であり、(B)は、
その作用を示すタイミングチャート図である。
【図2】本発明の実施例によるパルス幅変調装置の詳細
を示すブロック回路図である。
【図3】本発明の他の実施例によるパルス幅変調装置の
ブロック回路図であり、(A)は、セレクタ部がオアゲ
ートを含む場合を示し、(B)は、セレクタ部がアンド
ゲートを含む場合を示す。
【図4】本発明の実施例によるパルス幅変調装置を適用
した具体的な回路構成を示すブロック回路図である。
【図5】従来のパルス幅変調装置を示し、(A)は、そ
のブロック回路図であり、(B)は、その作用を示すタ
イミングチャート図である。
【図6】従来のパルス幅変調装置の詳細を示し、(A)
は、そのブロック回路図であり、(B)は、その作用を
示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】 50…パルス幅発生器 52…入力クロック 54…入力データ 56…発生器出力信号 68…セレクタ部 60…“H”の固定信号 62…セレクタ部制御信号 64…PWM出力信号 88…データレジスタ部 90…入力データレジスタ 92…セレクタ部制御レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 - 1/88

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されたデジタルのデータの一部であ
    る入力データと、前記データの他の一部であってセレク
    タ部を制御するセレクタ部制御信号と、を格納するデー
    タレジスタと、 当該データレジスタから出力される前記入力データに基
    づいて、パルス幅変調された出力信号を出力するパルス
    幅発生器と、 当該パルス幅発生器からの出力信号と前記セレクタ部制
    御信号とを受け取る前記セレクタ部と、 を備えるパルス幅変調装置であって、 前記セレクタ部制御信号は前記データの最上位ビットと
    して当該データ内に含まれており、前記データレジスタ
    が前記データを一回読み取ることにより当該データレジ
    スタに対する前記入力データの格納及び前記セレクタ部
    制御信号の格納が同時に行われると共に、当該セレクタ部制御信号は、前記パルス幅発生器に入力
    されるべき前記入力データと同じタイミングで一セット
    として前記データレジスタから出力されて前記セレクタ
    部に入力され、 前記セレクタ部は、前記入力されたセレクタ部制御信号
    に基づいて、前記出力信号と、"H"レベル信号又は"L"
    レベル信号のうちのいずれか一方と、のうちのいずれか
    一方を選択的に出力することを特徴とするパルス幅変調
    装置。
  2. 【請求項2】 供給されたデジタルのデータの一部であ
    る入力データと、前記データの他の一部であってセレク
    タ部を制御するセレクタ部制御信号と、を格納するデー
    タレジスタと、 当該データレジスタから出力される前記入力データに基
    づいて、パルス幅変調された出力信号を出力するパルス
    幅発生器と、 当該パルス幅発生器からの出力信号と前記セレクタ部制
    御信号とを受け取る前記セレクタ部と、 を備えるパルス幅変調装置であって、 前記セレクタ部制御信号を格納するセレクタ部制御レジ
    スタは、前記データレジスタの最上位ビットとして配置
    されており、前記データレジスタが前記データ を一回読
    み取ることにより当該データレジスタに対する前記入力
    データの格納及び前記セレクタ部制御信号の格納が同時
    に行われると共に、当該セレクタ部制御信号は、前記パルス幅発生器に入力
    されるべき前記入力データと同じタイミングで一セット
    として前記セレクタ部制御レジスタから出力されて前記
    セレクタ部に入力され、 前記セレクタ部は、前記セレクタ部制御レジスタからの
    セレクタ部制御信号に基づいて、前記出力信号と、"H"
    レベル信号又は"L"レベル信号のうちのいずれか一方
    と、のうちのいずれか一方を選択的に出力することを特
    徴とするパルス幅変調装置。
JP28509391A 1991-10-30 1991-10-30 パルス幅変調装置 Expired - Lifetime JP3160331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28509391A JP3160331B2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 パルス幅変調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28509391A JP3160331B2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 パルス幅変調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05122081A JPH05122081A (ja) 1993-05-18
JP3160331B2 true JP3160331B2 (ja) 2001-04-25

Family

ID=17687041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28509391A Expired - Lifetime JP3160331B2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 パルス幅変調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3160331B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05122081A (ja) 1993-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3217223B2 (ja) デ−タ変換装置
KR0161807B1 (ko) 타임코드 생성회로
JP3160331B2 (ja) パルス幅変調装置
JP2967577B2 (ja) 多チャンネルパルス幅変調回路
JP3637891B2 (ja) 変調信号発生装置
JPH0731633Y2 (ja) 2ライン・シリアル/パラレル変換器
JP3570476B2 (ja) 電力変換装置
JPH0423511A (ja) Pwm出力回路
JPS62179448A (ja) Mri用波形発生装置
JP3135990B2 (ja) パリティ付加回路
JPH0566049B2 (ja)
SU1483438A1 (ru) Многофазный импульсный стабилизатор напр жени
KR890001896B1 (ko) 디지탈 오디오기기의 단일트랙 변조회로
US20040150711A1 (en) Laser imaging device including a pulse width modulator system
JP3327413B2 (ja) パルス幅変調回路
JP2534487B2 (ja) パルス発生回路
JPS6266292A (ja) デジタルエフエクト装置
JPH0686376A (ja) デジタルトーン発生回路
JP2626520B2 (ja) ディジタル信号発生方式
JPH01261916A (ja) パルス幅変調回路
JPH0773212B2 (ja) A/dコンバ−タ
JPH0662467A (ja) 多重伝送制御システム
JPH08237084A (ja) タイミング信号発生回路
JPS6350757B2 (ja)
JPH09246869A (ja) 雑音発生器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 11