JP3009300B2 - 任意波形発生装置 - Google Patents

任意波形発生装置

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JP3009300B2
JP3009300B2 JP4162567A JP16256792A JP3009300B2 JP 3009300 B2 JP3009300 B2 JP 3009300B2 JP 4162567 A JP4162567 A JP 4162567A JP 16256792 A JP16256792 A JP 16256792A JP 3009300 B2 JP3009300 B2 JP 3009300B2
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寛 野田
諭 西尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、任意のアナログ信号
やデジタル信号を発生する任意波形発生装置に関し、特
にジッタ等を含んだ波形を出力する任意波形発生装置に
おいて、波形メモリに記憶させる波形に必要なメモリ容
量を縮小する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の任意波形発生装置について図12
及び図13を用いて説明する。図12は従来の任意波形
発生装置を示すブロック図である。図12において、1
はPLL等の発振回路により構成された基準クロック発
生器、3は基準クロック発生器1から出力されたクロッ
クを1/N分周するための分周カウンタ回路等より構成
された分周器、9は分周器3の基準分周値Nref をサン
プル・ホールド回路等で保持して分周器3に分周値Nを
与える分周値保持回路、5は任意の波形データを記憶す
る波形メモリ、4は分周されたクロックで波形メモリ5
のデータ及びアドレスを制御する波形メモリアドレス制
御回路、6は波形メモリ5から出力されたデジタルデー
タをアナログ信号に変換するD/Aコンバータである。
20は基準クロック発生器1より分周器3へ出力される
基準クロックを伝えるクロック信号線、21は分周器3
で1/Nに分周された分周されたクロックを波形メモリ
アドレス制御回路4に伝達する分周クロック信号線、2
2bは波形メモリ5から出力されるデータをD/Aコン
バータ6に伝達する波形データ出力信号線、29は基準
分周値保持回路9に基準分周値N ref を伝達する外部バ
ス信号線を示している。
【0003】次に動作について説明する。図13は図1
2に示したクロック信号線20、分周クロック信号線2
1、波形データ出力信号線22bを伝達する信号及び波
形メモリ5の出力をイネーブルにする信号のタイミング
図である。基準クロック発生器1で生成されたクロック
信号(図13(a))は、基準クロック信号線20を通
して分周器3へ入力される。分周器3の分周値Nは、基
準分周値Nref のデータがコンピュータ等から外部バス
信号線29を通して送られて、分周値保持回路9に保持
されて出力される値である。出力された値Nref は、分
周器3の分周比1/Nを決める。この場合、N=Nref
(定数)である。分周器3で1/Nに分周されたクロッ
ク信号は、分周クロック信号線21を通して波形メモリ
アドレス制御回路4へ入力される。図13(b)には、
基準クロック(図13(a))を1/6分周した場合の
タイミング図を示している。波形メモリ5には予め波形
データが格納されている。波形メモリアドレス制御回路
4は、波形メモリ5を分周クロック信号線21の出力の
分周クロックに従って制御して、波形メモリ5の各アド
レスに格納されている波形データ(図13(c))を出
力させる。波形メモリアドレス制御回4に入力される
イネーブル信号(図13(d))により波形メモリ5の
出力部をイネーブルにすることで、波形データを波形デ
ータ出力信号線22bを通してD/Aコンバータ6に伝
達する。D/Aコンバータ6で波形データをアナログ信
号に変換して出力波形が得られる。
【0004】ここで、従来の任意波形発生装置を用い
て、192KHzの信号に周波数が周期的に変動する様
な5Hzのジッタをのせた信号を出力する場合について
考察する。図9は、50ワードから成る1周期の波形デ
ータを示す図である。例えば、1周期が100ワードか
らなる192KHzの信号を用いる場合について考え
る。192KHzの信号であれば一周期が5.2μsに
なる。5Hzのジッタをのせた一連の波形を生成するに
は、最低1/5s必要になる。従って、192KHzの
信号を38400周期繰り返すことが必要になり、波形
メモリ5に格納するデータとして、38400×100
ワードのデータが必要になる。
【0005】さらに、多種類の波形形状をした波形にジ
ッタ等をのせて出力する場合のメモリ容量は、数百Mワ
ードも必要となる。従来の任意波形発生装置には、メモ
リ容量が64Kワード程度しかなく、実質上ジッタをの
せた波形データの波形メモリ5への格納は不可能とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の任意波形発生装
置は以上のように構成されているので、ジッタ等の時間
成分の雑音をのせた波形を出力しようとする場合、出力
しようとする波形を書き込むための波形メモリ5の容量
が膨大となる。またそのため、出力しようとする波形を
波形メモリ5に書き込むのに膨大な時間を必要とする。
従って従来は、波形メモリ5のメモリ容量等の制限から
ジッタをのせた多種類の波形データを発生することが不
可能であった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、時間成分の雑音であるジッタ成
分を含んだ波形を容易に発生することができるととも
に、波形メモリに書き込む波形データを縮小して、波形
メモリの容量及び波形メモリへの書き込み時間を削減す
ることができる任意波形発生装置を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る任意波
形発生装置は、基準クロックを分周器で分周した分周ク
ロックに基づいて出力される波形メモリのデータをD/
A変換器で変換することにより任意の波形を発生する任
意波形発生装置であって、前記分周器の分周値を前記波
形メモリのデータ出力に対して逐次制御する分周値制御
手段を備え、前記分周値制御手段が、基準分周値を指定
する基準信号を出力する基準信号出力手段と、前記分周
器の分周値を変更するための変更量を指定するジッタデ
ータを記憶するジッタメモリと、前記波形メモリのデー
タ出力に関連して、前記ジッタメモリのアドレスを制御
するジッタメモリアドレス制御回路と、前記基準信号出
力手段からの前記基準信号に前記ジッタメモリからの前
記ジッタデータを加算もしくは減算して、前記基準分周
値を変更した分周値を指定する信号を生成する加減算器
とを備えて構成されている。
【0009】第2の発明に係る任意波形発生装置の前記
分周値制御手段が、前記波形メモリ内に設けられ、前記
波形メモリのデータ入力に併せて、分周値を変化させる
か否かの情報を出力するジッタ制御メモリと、前記ジッ
タ制御メモリからの情報に基づいて、前記基準信号出力
手段の出力または前記加減算器の出力を選択的に前記分
周器に出力する選択手段とを備えて構成されている。
【0010】
【0011】
【作用】第1の発明における分周値制御手段は、分周器
の分周値を波形メモリのデータ出力に対して逐次制御す
るので、波形メモリより出力するデータの出力時間を変
化させることができ、D/Aコンバータで波形メモリよ
り出力されたデータをアナログ信号に変換することで、
波形メモリに記憶されている波形に時間成分の雑音をの
せた信号を出力することができる。
【0012】また、ジッタメモリは、ジッタアドレスに
より指定されてアドレスに記憶されている分周値を変更
するための変更量を指定するジッタデータを出力する。
この出力された変更量を加減算器を用いて基準信号出力
手段より出力される基準分周値と加減算することによ
り、分周器の分周値を設定することができる。そのた
め、ジッタメモリに記憶されているジッタデータを変更
することにより変更量を任意に設定することができ、分
周器の分周値を任意に設定することができる。
【0013】第の発明におけるジッタ制御メモリは、
波形メモリに記憶されている複数の波形データのアドレ
スの内のどのアドレスのデータにおいて分周値を変更す
るかという情報を記憶し、波形メモリのデータ出力に併
せて出力する。そして、ジッタ制御メモリからのこの情
報に基づいて、選択手段が基準信号出力手段からの出力
信号または加減算器が生成した信号を選択的に出力す
る。このジッタ制御メモリの出力する情報によって分周
値を変更する波形メモリの波形データを指定することが
でき、ある波形データのみの基準分周値に対して分周値
を変更して出力し、その他の波形データは分周値を変更
せずに出力することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による任意波形発生装
置の構成を示すブロック図である。図において、1はP
LL回路等の発振回路で構成されている基準クロック発
生器、3は基準クロック発生器1から出力されたクロッ
クを1/N分周する分周カウンタ回路等からなる分周
器、4は分周されたクロックに基づいてアドレス信号を
出力する波形メモリアドレス制御回路、5は波形メモリ
アドレス制御回路4により制御されて所定のアドレスに
予め格納されている波形データを出力する波形メモリ、
6は波形メモリ5の出力した波形データの内容及びデー
タが出力されている時間によってそのデジタルデータを
アナログ信号に変換するD/Aコンバータ、7は波形メ
モリ内に設けられ、波形メモリアドレス制御回路により
制御されてジッタメモリを制御するためそのメモリ内に
記憶されている情報を出力するジッタ制御メモリ、13
はジッタ制御メモリの出力に応じてアドレス信号を出力
するジッタメモリアドレス制御回路、8はジッタメモリ
制御回路13から出力されたアドレスに基づいて、その
アドレスに格納してある基準分周値Nref に対するある
時点での変更量を示すジッタデータを出力するジッタメ
モリ、2は外部から入力された基準分周値Nref を保持
するとともに、基準分周値Nref とジッタメモリ8の出
力との加減算を行い、ジッタ制御メモリの出力に基づい
て基準分周値Nref もしくは加減算の結果を選択的に出
力する分周値出力回路である。20は基準クロック発生
器1より分周器3へ出力される基準クロックを伝えるク
ロック信号線、21は分周器3で1/Nに分周された分
周クロックを波形メモリアドレス制御回路4に伝達する
分周クロック信号線、22bは波形メモリ5から出力さ
れるデータをD/Aコンバータ6に伝達する波形データ
出力信号線、23はD/Aコンバータの出力信号を伝達
する出力信号線、24はジッタ制御メモリの出力を伝達
するジッタメモリ制御信号線、26はジッタメモリのデ
ータを伝達するジッタデータ信号線、29は基準分周値
保持回路9に基準分周値 ref 及び波形メモリアドレス
制御回路4にイネーブル信号を伝達する外部バス信号線
を示している。
【0015】次に動作について説明する。図2は図1に
示した任意波形発生装置の各部の出力信号を示すタイミ
ング図である。図2(a)は基準クロック発生器1から
出力された基準クロックの波形、図2(b)は分周器3
の出力信号の波形、図2(c)は波形メモリ5より出力
された波形データ、図2(d)は外部バス信号線29よ
り波形メモリアドレス制御回路4へ伝達されたイネーブ
ル信号波形、図2(e)はD/Aコンバータ6に送られ
る波形データを示している。
【0016】図1に示した任意波形発生装置は、まず、
ジッタ制御メモリ7内の所定のアドレスの情報をジッタ
メモリ制御信号線24を通してジッタメモリアドレス制
御回路13に入力する。ジッタメモリアドレス制御回路
13はジッタ制御メモリ7の情報にしたがってジッタメ
モリ8に出力するアドレスを変更または維持する。ジッ
タメモリ8は、ジッタメモリアドレス制御回路13によ
り指定されたアドレスのデータをジッタデータ信号線2
6を通して分周値出力回路2に出力する。分周値出力回
路2は、外部バス信号線29を通して入力され保持して
いる基準分周値Nref か、基準分周値Nref とジッタメ
モリ8の出力との加減算の結果のうちのどちらかをジッ
タ制御メモリ7から出力される情報に基づいて選択的に
出力する。例えば、ここで分周値出力回路2より常に基
準分周値Nref を出力するものとすれば、従来の任意波
形発生装置と同様の動作をすることになる。また、ここ
で基準分周値Nref にジッタメモリ8の出力を加算した
値を分周値Nとして出力すれば、分周器3は基準分周値
ref よりジッタメモリのデータ分だけ長い周期を分周
クロック信号線21を通して出力する。これとは逆に、
基準分周値Nref よりジッタメモリ8の出力を減算した
値を分周値Nとして出力すれば、分周器3は基準分周値
ref よりジッタメモリのデータ分だけ短い周期を分周
クロック信号線21を通して出力する(図2(b))。
そして、波形メモリアドレス制御回路4は、分周器3よ
り出力された周期にしたがって、先のジッタ制御メモリ
内の所定のアドレスと同一アドレスの波形データを波形
メモリ5より波形データ出力信号線22bを通して出力
させる(図2(c))。波形メモリアドレス制御回路4
は、外部バス信号線29より入力されるイネーブル信号
により出力が許可された後、波形データを波形メモリ5
より出力させる(図2(d))。
【0017】そして、D/Aコンバータ6は、入力され
たデジタルデータをアナログ信号に変換する。ここで分
周値Nが基準分周値Nref より長ければ、次の波形デー
タが出てくるタイミングが遅く、波形データの間隔すな
わち図9に示したワードとワードとの間隔が広がり、ア
ナログ信号の周期は長くなる。逆に、分周値Nが基準分
周値Nref より短ければ、次の波形データが出てくるタ
イミングが早く、波形データの間隔すなわち図9に示し
たワードとワードとの間隔が縮まり、アナログ信号の周
期は短くなる(図2(e))。次に、ジッタ制御メモリ
7は、所定のアドレスの次のアドレスのデータをジッタ
メモリアドレス制御回路13に入力する。そして、所定
のアドレスの次のアドレスのデータを用いて上記の動作
が繰り返され、ジッタをのせた任意の波形を出力するこ
とができる。
【0018】次に、図1に示した任意波形発生装置の波
形生成部分について詳しく説明する。図3は波形メモリ
アドレス制御回路4、波形メモリ5、ジッタ制御メモリ
7等より構成された波形生成部を示すブロック図であ
る。12は波形メモリより出力されたデータを一時的に
記憶し、分周クロック信号線21より入力される分周ク
ロックにしたがって波形データを出力する波形メモリレ
ジスタ、22aは波形メモリ5から出力された波形デー
タを波形メモリレジスタ12に伝達する波形データ信号
線であり、その他図1と同一符号は図1と同一もしくは
相当する部分を示す。外部バス信号線29より波形メモ
リアドレス制御回路4に入力される信号には、イネーブ
ル信号のほかにスタート命令、スタート番地の設定、ス
トップ命令、リピート命令、リード・ライト命令等があ
る。また、図10に示すように波形メモリ5内にあるジ
ッタ制御メモリ7のアドレスのうち、基準分周値Nref
を変化させたい波形データの部分と同一アドレス部分に
ジッタ制御データ(例えば1ビットのデータの場合は
“1”)を書き込む。
【0019】この波形生成部分の動作について説明す
る。まず、外部バス信号線29より波形メモリアドレス
制御回路4に伝達されるライト命令により図10に示す
ように1周期分のm2ビットの波形データとジッタ制御
データとをメモリ内に書き込む。波形を読みだすときに
は外部バス信号線29より波形メモリアドレス制御回路
4にリード命令が伝達される。
【0020】そして、外部バス信号線29より波形メモ
リアドレス制御回路4に伝達されたスタートアドレス命
令とスタート信号により、スタートアドレス(アドレス
1)のm2ビットの波形データが波形メモリ5から出力
される。そして、波形メモリ5から出力されたm2ビッ
トの波形データは、波形データ信号線22aを通して波
形メモリレジスタ12に伝達され、波形メモリレジスタ
12はm2ビットのデータを保持する。この時、波形デ
ータは波形メモリレジスタ12から出力されず、また分
周クロック信号線21からの分周クロックもまだ入力さ
れていない。波形メモリレジスタ12にスタートアドレ
スの波形データが保持されると同時に、ジッタ制御メモ
リ7からジッタ制御データ“1”がジッタメモリ制御信
号線24を通して出力される。この出力されたジッタ制
御データに基づいて決定された分周値Nを用いて図1で
示した分周器3で分周された分周クロックが、分周クロ
ック信号線21より波形メモリレジスタ12及び波形メ
モリアドレス制御回路4に入力される。波形メモリレジ
スタ12は入力されたクロックに従ってゲートを開き保
持していたm2ビットの波形データを波形データ信号線
22bを通して図1に示したD/Aコンバータ6へと出
力する。同時に、波形メモリアドレス制御回路4に入力
した1/N分周されたクロックによって、波形メモリ5
及びジッタ制御メモリ7はスタートアドレスASTの次の
アドレスのm2ビットの波形データとジッタ制御データ
とを出力する。そして、波形メモリレジスタ12は波形
データ信号線22aを通して入力されたこのデータを保
持する。
【0021】上記の動作を外部バス信号線29を通して
予め伝達されたストップアドレスまで繰り返すことによ
り1周期分の出力波形を得ることができる。なお、外部
バス信号線29より波形メモリアドレス制御回路4にリ
ピート命令がある時は、ストップアドレスからスタート
アドレスへ戻り上記の動作を繰り返し、外部バス信号線
29よりストップ命令が伝達されるまでこの状態を保
つ。
【0022】次に、図1に示した任意波形発生装置のジ
ッタメモリ及びその制御について詳しく説明する。図4
は図1に示したジッタメモリアドレス制御回路13及び
ジッタメモリの接続関係等を示すブロック図である。図
において、25はジッタアドレス信号線であり、その他
の図1と同一符号は図1と同一または相当する部分を示
す。ジッタメモリアドレス制御回路13には、ジッタメ
モリ制御信号線24を通して図3に示したジッタ制御メ
モリ7から出力されたデータが入力されている。また、
ジッタメモリアドレス制御回路13には、外部バス信号
線29を通してコンピュータ等よりジッタメモリのスタ
ートアドレスの設定やストップ信号等が入力される。そ
して、信号線24,29から入力された命令等に基づい
て、ジッタメモリアドレス制御回路13はジッタメモリ
8に対してスタートアドレスの設定、ストップ命令、ア
ドレスのインクリメント、リード・ライト命令、ゲート
の開閉を行う命令を出力してジッタメモリ8を制御す
る。ジッタメモリ8は、m1本のジッタデータ信号線2
6を通して図1に示した分周値出力回路2にジッタデー
タを出力する。なお、外部バス信号線29よりジッタメ
モリアドレス制御回路13にリピート命令がある時は、
ストップアドレスからスタートアドレスへ戻り上記の動
作を繰り返し、外部バス信号線29よりストップ命令が
伝達されるまでこの状態を保つ。
【0023】ジッタメモリアドレス制御回路13及びジ
ッタメモリ8の動作について詳しく説明する。まず、外
部バス信号線29よりジッタメモリアドレス制御回路1
3に入力されたライト命令により、ジッタデータをジッ
タメモリ8内に書き込む。ジッタデータの読み出しは、
外部バス信号線29よりジッタメモリアドレス制御回路
13に伝達されるリード命令により行われる。
【0024】次に、外部バス信号線29より入力される
信号にしたがってスタートアドレスの設定とストップア
ドレスの設定が行われる。設定が終了したのち、ジッタ
メモリ制御信号線24からジッタメモリアドレス制御回
路13に伝達されるジッタ制御データによりジッタメモ
リのアドレスの制御が行われる。例えば、ジッタメモリ
アドレス制御回路13に入力されたジッタ制御データが
“1”の時、ジッタメモリ8のゲートが開いて、スター
トアドレスに記憶されているジッタデータがジッタデー
タ信号線26を通して出力される。ジッタメモリアドレ
ス制御回路13に入力されたジッタ制御データが“0”
の時、ジッタメモリ8のゲートが閉じて、ジッタデータ
信号線26を通して不定のデータが出力される。次に、
ジッタメモリアドレス制御回路13にジッタ制御データ
として“1”が入力された時、ジッタメモリアドレス制
御回路13でスタートアドレスの次のアドレスを出力す
るとともにジッタメモリ8のゲートが開いて、スタート
アドレスの次のアドレスに記憶されているジッタデータ
がジッタデータ信号線26を通して出力される。同様に
して、上記の動作がストップ命令のあるアドレスまで繰
り返される。
【0025】次に、図1に示した任意波形発生装置の分
周値出力回路について詳しく説明する。図5は、任意波
形発生装置の分周値出力回路の詳しい構成を示すブロッ
ク図である。図において、9は外部から入力された基準
分周値Nref を保持し、基準分周値Nref を示すデータ
N1を出力する基準分周値保持回路、11は基準分周値
ref を示すデータN1とジッタデータN2との加減算
を行う加減算器、10は基準分周値保持回路9の出力と
ジッタメモリ8の出力とを選択して出力する分周値選択
回路であり、その他の図1と同一符号は図1と同一もし
くは相当する部分を示す。基準分周値保持回路9には外
部バス信号線29を通して基準分周値Nref が入力され
て保持される。基準分周値保持回路9より基準分周値N
ref を示すm1ビットのデータが加減算器11に入力さ
れる。また、ジッタメモリ8より出力されたm1ビット
のジッタデータN2がジッタデータ信号線26を通して
加減算器11に入力される。分周値選択回路10には加
減算器11の出力データ(N1+N2)と基準分周値保
持回路9の出力データN1とジッタ制御メモリ7から出
力されたジッタ制御データが入力される。分周値選択回
路10は、ジッタ制御データに基づいて、加減算器11
の出力データ(N1+N2)と基準分周値保持回路9の
出力データN1のうちの一方を分周器3へ分周値出力信
号線28を通して出力する。例えば、ジッタ制御データ
が“1”の時、分周値選択回路10から分周器3に出力
データ(N1+N2)が出力され、分周器3の分周値N
は基準分周値Nref からジッタデータN2の分だけ大き
くまたは小さくなる。また、ジッタ制御データが“0”
の時、分周値選択回路10から分周器3に出力データ
(N1)が出力され、分周値Nは基準分周値Nref と同
一になる。
【0026】さらに、図5に示した加減算器11及び分
周値選択回路10について図6を用いて詳しく説明す
る。図6は加減算器及び分周値選択回路の構成及び接続
を示す図である。図において、30は分周値保持回路9
の出力データN1を分周値選択回路10に直接伝達する
基準分周値信号線、31は加減算器11の演算結果のデ
ータCを分周値選択回路10に伝達する加減算器出力信
号線であり、その他の図5と同一符号は図5と同一もし
くは相当する部分を示す。分周値選択回路10には基準
分周値信号線30より基準分周値Nref を示すデータN
1が直接伝達される。また、分周値選択回路10には加
減算器11の出力データCが加減算器出力信号線31を
通して伝達される。分周値選択回路10は選択する出力
データC及びN1の1ビットに対して一つずつ設けられ
ている。そして、ジッタメモリ制御信号線24より入力
されるジッタ制御データに基づいて出力データCもしく
は出力データN1のどちらかのビットを選択して分周値
出力信号線28を通して出力する。
【0027】分周値選択回路10の回路構成の一例を図
7に示す。図7において、14a,14bは2入力AN
D回路、15は2入力OR回路である。AND回路14
aの一方の端子には基準分周値信号線30を通して基準
分周値Nref を示すデータN1のうちの1ビットの信号
が入力される。AND回路14aの他方の端子にはジッ
タメモリ制御信号線24を通してジッタ制御データの反
転論理が入力される。AND回路14bの一方の端子に
は加減算器出力信号線30を通して加減算器11の出力
データCのうちの1ビットの信号が入力される。AND
回路14bの他方の端子にはジッタメモリ制御信号線2
4を通してジッタ制御データが入力される。そして、A
ND回路14a,14bの出力信号はOR回路15に入
力され、AND回路14a,14bの出力の論理和がO
R回路15から分周値出力信号線28に出力される。分
周値選択回路10に入力されるデータC、データN1及
びジッタ制御データと出力との関係は、図11に示すと
おりである。
【0028】次に、図1に示した任意波形発生装置を用
いて生成されたジッタを含むデジタル信号を図8に示
す。図8において、t0 〜t8 は信号が出力された時間
を示している。図8(a)はジッタを含まない出力信
号、図8(b)はジッタを含んだ出力信号、図8(c)
は各時間t0 〜t8 のジッタの大きさを示している。
(b)のジッタを含む信号を出力するためには、例え
ば波形データのストップアドレス若しくはその前のアド
レスのうちのどれかのジッタ制御データに“1”を入力
しておき、そのアドレスの周期をそれぞれの周期ごとに
変更量Δt1 ,Δt2 ,Δt3 …だけ順に変更するよう
にジッタデータを記憶しておく。リピート命令によりリ
ピートされるごとにジッタメモリ8のアドレスを変更し
てジッタデータを加減算器11に入力して加減算してや
ることにより、例えば分周値Nをそのアドレスについて
だけ変更してΔt1 だけ延長すれば、全体の周期TをT
+Δt1 とすることができる。この時他のアドレスで
は、ジッタ制御データが“0”であるため分周値選択回
路10により基準分周値Nref が選択されて分周値出力
回路2より出力され、分周値Nを基準分周値Nref とす
ることになる。従って、出力信号がハイレベルの部分の
波形データを出力する分周値Nは基準分周値Nrefとな
り、出力信号のハイレベルの出力される時間は各周期と
も変わらない。
【0029】例えば、192KHzの信号に5Hzのジ
ッタをのせた信号を出力する場合について考察する。図
9に示すような1周期Tで50ワードからなるデータに
5Hzのジッタをのせた波形データを生成するには、波
形メモリ5には50ワードの波形データのみを格納すれ
ばよい。そして、ジッタメモリ8には38400周期分
のジッタデータを記憶できればよいことになる。
【0030】なお、分周値Nを変更する箇所は複数であ
ってもよく、そのときは変更したい箇所のアドレスのジ
ッタ制御データを“1”としておけばよい。また、すべ
てのアドレスのジッタ制御データを“0”にしておけ
ば、出力信号はジッタを含まない図8(a)に示した波
形をえることもできる。
【0031】また、上記実施例では、分周値選択回路1
0を用いて基準分周値Nref を示すデータN1とジッタ
を含んだ分周値(N1+N2)をジッタ制御データで選
択する構成としたが、分周値選択回路10を通さずに常
に分周値(N1+N2)を出力するように構成すること
もできる。この場合は、FM変調のように全てのアドレ
スに対応した分周クロックを一様に変化させることがで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明の任
意波形発生装置によれば、分周器の分周値を波形メモリ
のデータ出力に対して逐次制御する分周値制御手段を備
えて構成されているので、波形メモリより出力するデー
タの出力時間を変化させることができ、波形メモリに記
憶されている波形に時間成分の雑音をのせた信号を出力
することができ、そのため波形メモリには1周期分の波
形データを記憶しておけばよく、波形メモリに書き込む
波形データの量を少なくしてメモリ容量を縮少すること
ができるという効果があり、また波形メモリへの波形デ
ータの書き込み時間を短縮することができるという効果
がある。
【0033】また、分周値制御手段が、分周器の分周値
を変更するための変更量を指定するジッタデータを記憶
するジッタメモリと、波形メモリのデータ出力に関連し
て、ジッタメモリのアドレスを制御するジッタアドレス
制御回路と、基準信号出力手段からの基準信号に前記ジ
ッタメモリからのジッタデータを加算もしくは減算し
て、前記基準分周値を変更した分周値を指定する信号を
生成する加減算器とを備えて構成されているので、ジッ
タメモリに記憶されているジッタデータを変更すること
により変更量を任意に設定することができ、必要な時刻
における分周器の分周値を任意に設定することができ、
出力される出力波形にのせるジッタの設定を容易に変え
ることができるという効果がある。
【0034】また、請求項に記載の発明の任意波形発
生装置によれば、分周値制御手段が、波形メモリ内に設
けられ、波形メモリのデータ出力に併せて、分周値を変
化させるか否かの情報を出力するジッタ制御メモリと、
ジッタ制御メモリからの情報に基づいて、基準信号出力
手段の出力または加減算器の出力を選択的に分周器に出
力する選択手段とを備え構成されているので、ジッタ制
御メモリに記憶する情報によって分周値を変更する波形
メモリの波形データを指定することができ、ある波形デ
ータのみ基準分周値に対して分周値を変更して出力し、
その他の波形データは分周値を変更せずに基準分周値を
用いて出力することができ、一周期のうちの任意の部分
にジッタをのせた出力波形を出力することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による任意波形発生装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した任意波形発生装置の各部の出力信
号を示す波形図である。
【図3】図1に示した任意波形発生装置の波形生成部の
構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した任意波形発生装置のジッタメモリ
及びジッタメモリアドレス制御部の接続等を示すブロッ
ク図である。
【図5】図1に示した任意波形発生装置の分周値出力回
路の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示した加減算器と分周値選択回路の接続
等を示すブロック図である。
【図7】図6に示した分周値選択回路の構成を示す回路
図である。
【図8】図1に示した任意波形発生装置の出力信号の一
を示す波形図である。
【図9】任意波形発生装置の波形メモリに格納する波形
データの一例を示す図である。
【図10】この発明の一実施例による任意波形発生装置
の波形データ及びジッタ制御データとアドレスの関係を
示す図である。
【図11】図6に示した分周値選択回路の入力信号と出
力信号の関係を示す図である。
【図12】従来の任意波形発生装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】図12に示した従来の任意波形発生装置の各
部の出力信号を示す波形図である。
【符号の説明】
1 基準クロック発生器 2 分周値出力回路 3 分周器 4 波形メモリアドレス制御回路 5 波形メモリ 6 D/Aコンバータ 7 ジッタ制御メモリ 8 ジッタメモリ 9 基準分周値保持回路 10 分周値選択回路 11 加減算器 12 波形メモリレジスタ 13 ジッタメモリアドレス制御回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−94705(JP,A) 特開 昭63−229909(JP,A) 特開 昭57−92925(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03B 28/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロックを分周器で分周した分周ク
    ロックに基づいて出力される波形メモリのデータをD/
    A変換器で変換することにより任意の波形を発生する任
    意波形発生装置において、 前記分周器の分周値を前記波形メモリのデータ出力に対
    して逐次制御する分周値制御手段を備え 前記分周値制御手段が、 基準分周値を指定する基準信号を出力する基準信号出力
    手段と、 前記分周器の分周値を変更するための変更量を指定する
    ジッタデータを記憶するジッタメモリと、 前記波形メモリのデータ出力に関連して、前記ジッタメ
    モリのアドレスを制御するジッタメモリアドレス制御回
    路と、 前記基準信号出力手段からの前記基準信号に前記ジッタ
    メモリからの前記ジッタデータを加算もしくは減算し
    て、前記基準分周値を変更した分周値を指定する信号を
    生成する加減算器と、 を備え た任意波形発生装置。
  2. 【請求項2】 前記分周値制御手段が、 前記波形メモリ内に設けられ、前記波形メモリのデータ
    入力に併せて、分周値を変化させるか否かの情報を出力
    するジッタ制御メモリと、 前記ジッタ制御メモリからの情報に基づいて、前記基準
    信号出力手段の出力または前記加減算器の出力を選択的
    に前記分周器に出力する選択手段と、 をさらに備えた請求項1記載の 任意波形発生装置。
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