JPH11138893A - パルス幅変調信号生成回路 - Google Patents

パルス幅変調信号生成回路

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JPH11138893A
JPH11138893A JP9314102A JP31410297A JPH11138893A JP H11138893 A JPH11138893 A JP H11138893A JP 9314102 A JP9314102 A JP 9314102A JP 31410297 A JP31410297 A JP 31410297A JP H11138893 A JPH11138893 A JP H11138893A
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signal
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英生 長野
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K7/00Modulating pulses with a continuously-variable modulating signal
    • H03K7/08Duration or width modulation ; Duty cycle modulation

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のレーザドライバでは三角波発生回路を
用いてランプ波を発生するとともに画素データに応じた
レベル信号を生成し、これらの比較結果に基づいてパル
ス幅制御信号を出力していたため、CMOSプロセスで
集積化を図ることができなかった。 【解決手段】 直列接続された複数のプリ遅延回路から
なるプリ位相変化回路9と、当該各プリ遅延回路の出力
が入力される複数のメイン位相変化回路10とを有する
とともに、当該メイン位相変化回路10を構成するメイ
ン遅延回路の直列接続個数よりも上記プリ遅延回路の個
数のほうが大きく構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザビームプ
リンタなどの電子写真方式の画像形成装置において、レ
ーザダイオードなどの発光素子を制御するために好適な
パルス幅変調信号生成回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来のレーザビームプリンタの
画像出力部の概略構成を示す構成図である。図におい
て、60は画像の構成要素である画素データがシリアル
に入力され各画素データに基づいてパルス幅制御信号を
出力する画素パルス生成回路であり、73は当該パルス
幅制御信号が入力され駆動信号を出力するレーザダイオ
ードドライバであり、61は当該駆動信号が入力され、
当該駆動信号に応じて発光するレーザダイオードであ
り、62は当該レーザダイオード61の発光光が照射さ
れ、当該発光光の走査に応じた電荷分布の静電潜像が形
成される感光体ドラムである。
【0003】また、63は上記シリアル画素データが入
力され、各画素データ毎に階調データ信号および画素内
描画位置制御信号を出力するパルス制御信号生成回路で
あり、64は上記レーザダイオード61による各画素の
描画時間に応じて設定された動作基準クロック信号を出
力する動作基準クロック発生回路であり、65は上記階
調データ信号に応じたレベル信号を出力するレベル信号
発生回路であり、66は上記動作基準クロック信号およ
び上記画素内描画位置制御信号が入力され、当該動作基
準クロック信号に同期した3種類の三角波から1種類の
三角波を選択して出力三角波として出力する三角波発生
回路であり、67は上記レベル信号と当該出力三角波と
を比較して、出力三角波がレベル信号よりも大きい期間
にパルス幅制御信号を出力するコンパレータである。
【0004】次に動作について説明する。図17は上記
従来の画素パルス生成回路60の各種信号の相互関係を
示すタイミングチャートである。図において、CLKは
上記動作基準クロック信号であり、CTRLは上記画素
内描画位置制御信号であり、1stランプは上記三角波
発生回路66内部で生成されて上記動作基準クロック信
号とともに立ち上がった後暫時レベルが低下する左寄三
角波であり、2ndランプは上記三角波発生回路66内
部で生成されて上記動作基準クロック信号の立ち上がり
とともに暫時レベルが上昇して当該動作基準クロック信
号の周期のほぼ半分において最高レベルとなった後暫時
レベルが低下する中央寄三角波であり、3rdランプは
上記三角波発生回路66内部で生成されて上記動作基準
クロック信号とともに暫時レベルが上昇し当該動作基準
クロック信号の次の立ち上がり時に最高レベルとなる右
寄三角波である。
【0005】同図の最初の動作基準クロックにおいて
は、三角波発生回路66では画素内描画位置制御信号に
より左寄三角波が選択され、これが出力三角波としてコ
ンパレータ67に供給される。また、レベル信号発生回
路65も上記階調データ信号に応じたレベル信号をコン
パレータ67に出力する。そして、当該コンパレータ6
7は上記左寄三角波と当該レベル信号とを比較し、動作
基準クロック信号の立ち上がりタイミングから上記レベ
ル比較結果に応じた期間においてハイレベルのパルス幅
制御信号を出力する。その結果、上記レーザダイオード
61からは当該パルス幅制御信号のハイレベル期間にお
いて発光光が出力され、感光体ドラム62は当該発光光
により走査され、感光体ドラム62の最初の画素の描画
領域内において当該走査方向上流側よりの部位の電荷分
布が変化する。
【0006】同図の2番目の動作基準クロックにおいて
は、まず、三角波発生回路66からは画素内描画位置制
御信号に応じて中央寄三角波が出力され、次に、動作基
準クロック信号の中央を中心としてその前後に当該中央
寄三角波とレベル信号との比較結果に応じた期間のパル
ス幅制御信号が出力され、その結果、感光体ドラム62
の2番目の画素の描画領域内において中央寄りの部位の
電荷分布が変化する。
【0007】同様に、3番目の動作基準クロックにおい
ては、右寄三角波とレベル信号との比較がなされ、感光
体ドラム62の三番目の画素の描画領域の走査方向下流
側よりの部位の電荷分布が変化し、4番目の動作基準ク
ロックにおいては、左寄三角波とレベル信号との比較が
なされ、感光体ドラム62の四番目の画素の描画領域の
走査方向上流側よりの部位の電荷分布が変化する。
【0008】従って、上記感光体ドラム62には当該パ
ルス幅制御信号に応じた電荷分布(静電潜像)が形成さ
れ、上記画像形成装置ではこれに基づいて高速に高階調
且つ高分解能にて出力画像を形成することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の画素パルス生成
回路は以上のように構成されているので、三角波発生回
路にてアナログ回路を使用する必要があり、CMOSプ
ロセスにて集積化を図ることができなかった。
【0010】そこで、図18に示すように、デジタル回
路のみで構成される位相変化回路をCMOSプロセスに
て形成し、それを用いてパルス幅制御信号を生成するこ
とが考えられる。図において、68は上記動作基準クロ
ックの整数倍の周波数を有する高周波クロック信号入力
端子であり、69はリセット信号や位相設定信号ととも
に当該高周波クロック信号が入力されるカウンタであ
り、70は上記高周波クロック信号および当該カウンタ
出力が入力される論理積回路であり、71は当該論理積
回路70の出力を上記動作基準クロックと同一の周期と
なるまで分周する分周回路であり、72は当該分周回路
71の出力を位相変化クロック信号として出力する出力
端子である。
【0011】次に動作について説明する。図19は位相
設定信号として「3」が設定された際の位相変化回路の
各種信号の相互関係を示すタイミングチャートである。
動作基準クロック信号と同期させてリセット信号が解除
されると当該カウンタは高周波クロック信号のクロック
数をカウントし始める。そして、当該カウント値が
「3」となるとカウンタはカウンタ出力をハイレベルに
変化させ、これにより論理積回路70からは高周波クロ
ック信号が出力されるようになる。その結果、分周回路
71は当該高周波クロック信号を動作基準クロック信号
と同一の周期となるまで分周して位相変化クロック信号
として出力する。
【0012】従って上記位相変化回路では、動作基準ク
ロック信号に対して高周波クロック信号3つ分だけ位相
がずれた位相変化クロック信号を出力することができ
る。
【0013】しかしながら、このような位相変化回路を
上記画像形成装置に適用しようとした場合、今日の画像
形成装置では高速に高階調(256階調以上)かつ高分
解能にて高階調画像を形成する要請が強くあり、このよ
うな要請に対応しようとした場合には上記高周波クロッ
ク信号として非常に高い周波数を使用しなければなら
ず、しかも、このクロック信号に応じて動作できるよう
に上記カウンタ、論理積回路、分周回路といったものに
は応答速度の速い回路素子を用いる必要がある。従っ
て、このような位相変化回路をCMOSプロセスで形成
しても今日の画像形成装置において好適に利用できるも
のとはならない。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、CMOSプロセスにて形成するこ
とができ、しかも、レーザビームプリンタなどの電子写
真方式の画像形成装置においてレーザダイオードなどの
発光素子を制御するために好適に用いることができるク
ロック信号発生回路およびそれを用いたクロック位相制
御回路を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパルス幅
変調信号生成回路は、クロック信号が入力され、当該ク
ロック信号と同一の周期を有し、且つ、互いに位相の異
なる複数のメイン遅延クロック信号を発生するクロック
信号発生回路と、当該複数のメイン遅延クロック信号か
ら2つの信号を選択して位相変化クロック信号として出
力する位相クロックセレクタと、当該2つの位相変化ク
ロックを論理演算して出力する論理演算回路とを有する
パルス幅変調信号生成回路において、上記クロック信号
発生回路は、直列接続された複数のプリ遅延回路を有す
るとともに上記クロック信号が入力されるプリ遅延回路
列と、当該プリ遅延回路の2つのプリ遅延クロック信号
同士を比較してこれらの位相差が一定となるように制御
するプリ遅延制御回路と、直列接続された複数のメイン
遅延回路を有するとともに上記プリ遅延クロック信号が
入力される複数のメイン遅延回路列とを有し、上記メイ
ン遅延回路におけるメイン遅延回路の直列接続数よりも
上記プリ遅延回路におけるプリ遅延回路の直列接続数の
方が大きいものである。
【0016】この発明に係るパルス幅変調信号生成回路
は、クロック信号が入力され、当該クロック信号と同一
の周期を有し、且つ、互いに位相の異なる複数のメイン
遅延クロック信号を発生するクロック信号発生回路と、
当該複数のメイン遅延クロック信号から2つの信号を選
択して位相変化クロック信号として出力する位相クロッ
クセレクタと、当該2つの位相変化クロックを論理演算
して出力する論理演算回路とを有するパルス幅変調信号
生成回路において、上記クロック信号発生回路は、直列
接続された複数のプリ遅延回路を有するとともに上記ク
ロック信号が入力されるプリ遅延回路列と、当該プリ遅
延回路の2つのプリ遅延クロック信号同士を比較してこ
れらの位相差が一定となるように制御するプリ遅延制御
回路と、直列接続された複数のメイン遅延回路を有する
とともに上記プリ遅延クロック信号が入力される複数の
メイン遅延回路列と、プリ遅延回路列とメイン遅延回路
列との間に配設される複数のミドル遅延回路列とを有
し、各プリ遅延クロック信号は複数のメイン遅延回路列
に入力され、且つ、ミドル遅延回路列は少なくとも当該
複数のメイン遅延回路列のうちの1つとプリ遅延回路列
との間に設けられているものである。
【0017】この発明に係るパルス幅変調信号生成回路
は、プリ遅延回路列は、プリ遅延クロック信号の数より
も1つ多いプリ遅延回路からなるとともに、プリ遅延制
御回路は、直列接続先頭のプリ遅延回路の出力と直列接
続最後のプリ遅延回路の出力とを比較し、それら2つの
プリ遅延クロック信号の位相差に応じた位相比較信号を
出力する位相比較回路と、当該位相比較信号に応じてチ
ャージ電流を授受するチャージポンプと、当該チャージ
電流の積分値を出力するローパスフィルタとを有し、当
該チャージ電流の積分値に応じて各プリ遅延回路の遅延
量を制御するものである。
【0018】この発明に係るパルス幅変調信号生成回路
は、2番目のプリ遅延回路の出力から最後のプリ遅延回
路の出力までのうちの少なくとも2つのプリ遅延クロッ
ク信号出力が入力され、設定に応じてそれらのうちの1
つのプリ遅延クロック信号をセレクト遅延クロック信号
として出力する分周率セレクタを有するとともに、当該
セレクト信号を最後のプリ遅延回路の出力の代わりにプ
リ遅延制御回路に入力するものである。
【0019】この発明に係るパルス幅変調信号生成回路
は、プリ遅延回路は、CMOSプロセスで形成されて互
いに直列に接続された複数の遅延素子と、複数の遅延素
子の出力のうち1つを選択して出力する単位遅延時間セ
レクタとを有するものである。
【0020】この発明に係るパルス幅変調信号生成回路
は、外部からサブクロック信号が入力される外部端子
と、直列接続された複数のサブ遅延回路を有するととも
に当該サブクロック信号が入力されるサブ遅延回路列
と、当該サブ遅延回路の2つのサブ遅延クロック信号同
士を比較してこれらの位相差が一定となるように制御す
るサブ遅延制御回路とを有し、当該サブ遅延制御回路の
制御出力信号をメイン遅延回路に供給するものである。
【0021】この発明に係るパルス幅変調信号生成回路
は、クロック信号および/またはプリ遅延クロック信号
が入力され、当該クロック信号よりも周期が長い内部ク
ロック信号を生成するサブクロック発生回路を有し、外
部端子に換えて当該クロック信号発生回路の出力をサブ
遅延素子列に入力するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるレ
ーザビームプリンタの画像出力部の概略構成を示す構成
図である。図において、60は画像の構成要素である画
素データがシリアルに入力され各画素データに基づいて
パルス幅制御信号を出力する画素パルス生成回路であ
り、73は当該パルス幅制御信号が入力され駆動信号を
出力するレーザダイオードドライバであり、7は当該駆
動信号が入力され、当該パルス幅制御信号のパルス幅に
応じて発光するレーザダイオードであり、8は当該レー
ザダイオード7の発光光が照射され、当該発光光の走査
に応じた電荷分布の静電潜像が形成される感光体ドラム
である。
【0023】また、1は上記シリアル画素データが入力
され、各画素データ毎に階調データ信号および画素内描
画位置制御信号を出力するパルス制御信号生成回路であ
り、2は上記レーザダイオード7による各画素の描画時
間に応じて設定された動作基準クロック信号を出力する
動作基準クロック発生回路であり、3は入出力データの
対応データを有し、上記階調データ信号および画素内描
画位置制御信号に基づいてクロック選択信号および論理
演算選択信号を出力する制御信号デコーダであり、4は
上記動作基準クロック信号が入力され、当該クロック信
号と同一の周期を有するとともに互いに位相が異なる複
数の位相クロック信号を出力するクロック信号発生回路
であり、5は当該複数の位相クロック信号および上記ク
ロック選択信号が入力され、クロック選択信号に基づい
て所定の2つの位相クロック信号を選択して位相変化ク
ロック信号として出力する位相クロックセレクタであ
り、6は上記論理演算選択信号および当該2つの位相ク
ロック信号が入力され、2つの位相クロック信号を論理
演算選択信号により選択された論理演算で演算し、その
結果をパルス幅制御信号としてレーザダイオード7に出
力する論理演算回路である。
【0024】そして、パルス制御信号生成回路1はそれ
単独でCMOSプロセスによりIC化され、制御信号デ
コーダ3、クロック信号発生回路4、位相クロックセレ
クタ5および論理演算回路6はその全体としてパルス幅
変調用集積回路(PWM IC)としてCMOSプロセ
スによりIC化されており、これらは画像処理用基板上
に実装されている場合が多く、また、レーザダイオード
が搭載されている印字基板に実装される場合もある。
【0025】図2はこの発明の実施の形態1によるパル
ス幅変調用集積回路の構成を示すブロック図である。図
において、9は上記動作基準クロック発生回路2からの
動作基準クロック信号が入力され、この入力と同一の周
期を有し、且つ、互いに位相の異なる16(N=16)
個のプリ遅延クロック信号を出力するプリ位相変化回路
であり、10は当該16個のプリ遅延クロック信号が入
力され、プリ遅延クロック信号それぞれに基づいて16
個のメイン遅延クロック信号を生成し、合計256個の
メイン遅延クロック信号を出力するメイン位相変化回路
であり、これらによりクロック信号発生回路4は構成さ
れている。また、11は2つの位相変化クロック信号が
入力される論理積演算回路であり、12は同様に2つの
位相変化クロック信号が入力される論理和演算回路であ
り、13は上記制御信号デコーダ3からの論理演算選択
信号に基づいて上記2つの論理演算回路11,12の出
力のうちの一方を選択して出力する論理出力セレクタで
あり、この論理出力セレクタ13の出力がパルス幅変調
信号となる。これ以外の構成は図1と同様なので説明を
省略する。
【0026】次に上記構成に基づいてレーザビームプリ
ンタの画像出力部の全体の動作を説明する。動作基準ク
ロック発生回路2から動作基準クロックが周期的に出力
されると、これに応じてクロック信号発生回路4から2
56個の位相クロック信号が出力される。
【0027】このような状態で、画素データがシリアル
にパルス制御信号生成回路1に入力されると、各画素デ
ータ毎にパルス制御信号生成回路1から8ビットの階調
データ信号および2ビットの画素内描画位置制御信号が
出力される。そして、制御信号デコーダ3がこの階調デ
ータ信号および画素内描画位置制御信号に基づいて対応
データを検索し、該当するデータに基づいてクロック選
択信号および論理演算選択信号を出力する。
【0028】従って、位相クロックセレクタ5には、2
56個の位相クロック信号およびクロック選択信号が入
力され、このクロック選択信号に応じて256個の位相
クロック信号から2つのクロック信号を選択し、それを
2つの位相変化クロック信号として出力する。更に、論
理演算回路6には上記論理演算選択信号および当該2つ
の位相変化クロック信号とが入力され、当該論理演算回
路6は上記論理演算選択信号に基づいて2つの論理演算
結果(論理和結果および論理積結果)のうちの一方を選
択してパルス幅制御信号として出力する。そして、レー
ザダイオードドライバ73にてレーザダイオード7を駆
動し当該パルス幅制御信号に基づいて感光体ドラム8を
発光光で照射し、感光体ドラム8上の所定の画素領域内
に上記画素データに応じた電荷分布を形成する。
【0029】そして、上記レーザビームプリンタでは、
このような画素データ毎の動作を1つの画像について繰
り返すことにより感光体ドラム8上にパルス幅制御信号
に応じた電荷分布(静電潜像)を形成することができ、
この静電潜像に基づいて高速に高階調(256階調)且
つ高分解能にて出力画像を形成することができる。
【0030】次にクロック信号発生回路4について詳細
に説明する。図3はこの発明の実施の形態1によるプリ
位相変化回路9の構成を示すブロック図である。14は
直列接続された33個のプリ遅延回路14a〜14zか
らなり、最初のプリ遅延回路14aに動作基準クロック
信号が入力されるプリ遅延回路列であり、15は最初の
プリ遅延回路14aの出力と最後(33番目)のプリ遅
延回路14zの出力とが入力され、これらの位相差がな
くなるように各プリ遅延回路14a〜14zにプリ遅延
制御信号を出力するプリ遅延制御回路であり、16はパ
ルス幅変調用集積回路に入力された動作基準クロックを
増幅するクロック入力バッファである。
【0031】図4はこの発明の実施の形態1によるプリ
遅延回路14aの構成を示す回路図である。図4(a)
において、17はバッファ(遅延素子)あり、図4
(b)において、17a,17bはそれぞれpMOSト
ランジスタとnMOSトランジスタとからなるCMOS
インバータであり、17c,17dはそれぞれ各CMO
Sインバータ17a,17bと高圧側電源との間に配設
されたpMOSトランジスタからなる高圧側電流制御ト
ランジスタであり、17e,17fはそれぞれ各CMO
Sインバータと低圧側電源との間に配設されたnMOS
トランジスタからなる低圧電流制御トランジスタであ
る。そして、上記2つのCMOSインバータは直列に接
続されている。
【0032】図5はプリ遅延制御回路15の詳細な構成
を示す回路図である。図5(a)において、18は最初
のプリ遅延回路14aから出力されるプリ遅延クロック
信号と最後のプリ遅延回路14zから出力されるプリ遅
延クロック信号とが入力され、これらの位相差に応じて
増加用パルスあるいは減少用パルスを出力する位相比較
回路であり、19は当該増加用パルスおよび減少用パル
スが入力され、これらに応じてチャージ電流を発生する
チャージポンプであり、20は当該チャージ電流の累積
値に応じた電圧を発生するローパスフィルタであり、2
1は当該ローパスフィルタ20で発生した電圧がゲート
端子に供給されるとともにソースが低圧側電源に接続さ
れたドライブトランジスタであり、22はpMOSトラ
ンジスタからなり、当該ドライブトランジスタ21のド
レイン端子にドレイン端子およびゲート端子が接続され
るとともにソース端子が高圧側電源に接続された高圧側
トランジスタであり、23はpMOSトランジスタから
なり、当該高圧側トランジスタ22のゲート端子がゲー
トに接続された反転トランジスタであり、24は反転ト
ランジスタ23のドレイン端子にドレイン端子およびゲ
ート端子が接続されるとともにソース端子が低圧側電源
に接続された低圧側トランジスタである。14a〜14
zの高圧側電流制御トランジスタ17c,17dおよび
低圧側電流制御トランジスタ17e,17fに供給され
る。なお、当該プリ遅延制御回路の構成は以上のPLL
回路に限定されるものではない。
【0033】図5(b)において、18aは最後のプリ
遅延回路のプリ遅延クロック信号が入力される参照側イ
ンバータであり、18bは最初のプリ遅延回路のプリ遅
延クロック信号が入力されるイニシャル側インバータで
あり、18c,18dはそれぞれ直前の出力信号と当該
各インバータを介して入力された現在の信号とを排他的
論理積をとるNAND素子であり、18eと18g,1
8hと18fはそれぞれ当該排他的論理積によりセット
され、所定の時間の後にリセットされるSRフリップフ
ロップであり、18i,18j,18kは上記排他的論
理積の出力から当該セット信号の出力までの間にハイパ
ルスを出力する論理素子であり、18l,18m,18
nはこれら排他的論理積、セット信号およびハイパルス
信号の全てがハイレベルであるときにチャージポンプを
動作させる出力制御素子である。
【0034】また、19aはアップの位相比較信号がゲ
ート端子に入力され、当該信号のレベルに応じたチャー
ジ電流を出力するチャージアップトランジスタであり、
19bはダウンの位相比較信号がゲート端子に入力さ
れ、当該信号のレベルに応じたチャージ電流を吸引する
チャージダウントランジスタであり、20bは上記チャ
ージ電流の累積値に応じた電圧を発生するチャージアッ
プコンデンサであり、20aは当該チャージアップコン
デンサ20bの電圧変動を抑制する緩衝抵抗である。
【0035】次にこのプリ位相変化回路9の動作につい
て詳細に説明する。動作基準クロック信号がクロック入
力バッファ16を介してプリ遅延回路列14に入力され
ると、各プリ遅延回路14a〜14zの2つ目のCMO
Sインバータ17bからプリ遅延クロック信号が出力さ
れる。そして、当該動作基準クロック信号の1周期分程
度時間が経過した時点で最後のプリ遅延回路14zから
プリ遅延クロック信号が出力される。すると、上記位相
比較回路18には2つのプリ遅延クロック信号が入力さ
れるようになり、位相比較が行われる。具体的には、最
後のプリ遅延クロック信号の位相が最初のプリ遅延クロ
ック信号の位相よりも速い場合には位相比較回路18か
らはダウンの位相比較信号が出力され、最後のプリ遅延
クロック信号の位相が最初のプリ遅延クロック信号の位
相よりも遅い場合には位相比較回路18からはアップの
位相比較信号が出力される。これに応じてチャージポン
プ19は、アップの位相比較信号が入力されればチャー
ジアップコンデンサ20bに対して当該信号出力期間の
間チャージ電流を供給し、逆に、ダウンの位相比較信号
が入力されれば当該信号出力期間の間チャージアップコ
ンデンサ20bからチャージ電流を吸引する。また、上
記2つのダイオードの発生電圧は同一プロセスで形成さ
れているので略当該チャージアップコンデンサ20bの
電圧となり、この電圧が各プリ遅延回路の高圧側電流制
御トランジスタ17c,17dおよび低圧側電流制御ト
ランジスタ17e,17fに供給される。
【0036】従って、チャージアップコンデンサ20b
が上記2つのプリ遅延クロック信号同士の位相のずれ方
に応じてそれらを一致するようにチャージされ、しか
も、それら位相のずれ量に応じてチャージされるので、
各プリ遅延回路の高圧側電流制御トランジスタ17c,
17dおよび低圧側電流制御トランジスタ17e,17
fへの印加電圧も当該位相のずれに応じて増減し、当該
トランジスタ17c〜17fがCMOSインバータに供
給することができる電流も制限され、各プリ遅延回路1
4a〜14zのCMOSインバータ17bの動作速度も
当該位相のずれに応じて増減する。その結果、最終的に
は2つのプリ遅延クロック信号同士の位相が一致する。
【0037】図6はメイン位相変化回路10の詳細な構
成を示すブロック図である。図において、25はそれぞ
れ8個のメイン遅延回路25a〜25zが直列に接続さ
れたメイン遅延回路列であり、26は64個の第1サブ
遅延回路(サブ遅延回路)26a〜26zが直列に接続
された第1サブ遅延回路列(サブ遅延回路列)であり、
27は最初の第1サブ遅延回路26aの出力と最後の第
1サブ遅延回路26zの出力とが入力され、これら2つ
の出力の位相差に応じたサブ遅延制御信号を当該第1サ
ブ遅延回路列26に出力する第1サブ遅延制御回路(サ
ブ遅延制御回路)であり、28はパルス幅制御用集積回
路に外部から入力されたサブクロック信号を第1サブ遅
延回路列26に供給するサブクロックバッファである。
また、当該メイン遅延回路列25,25…は、上記プリ
遅延クロック信号に対して1対1対応に設けられ、上記
サブ遅延制御信号および各プリ遅延クロック信号が入力
され、それぞれ8個のメイン遅延クロック信号を出力す
る。従って、メイン遅延クロック信号の合計は256個
となる。なお、各遅延回路26a〜26z,25a〜2
5zの構成や第1サブ遅延制御回路27の内部構成は、
プリ位相変化回路9と同様であり説明を省略する。
【0038】次にこのメイン位相変化回路10の動作に
ついて詳細に説明する。サブクロックバッファ28にサ
ブクロック信号が入力されると、このサブクロックバッ
ファ28から第1サブ遅延回路列26に対してサブクロ
ック信号が出力される。各第1サブ遅延回路26a〜2
6zは当該サブクロック信号を所定の時間ずつ遅延さ
せ、最後の第1サブ遅延回路26zからクロック信号が
出力されると第1サブ遅延制御回路27により最初の第
1サブ遅延回路26aの出力と最後の第1サブ遅延回路
26zの出力との位相比較が行われる。その結果、2つ
のサブ遅延クロック信号の位相が一致するように第1サ
ブ遅延制御回路27からサブ遅延制御信号が出力され
る。従って、各第1サブ遅延回路26a〜26zおよび
各メイン遅延回路25a〜25zによる遅延時間は上記
サブクロック信号の周期の1/64の時間に設定され
る。
【0039】この状態で各メイン遅延回路列25,2
5,…に対してプリ遅延クロック信号が入力されると、
各メイン遅延回路列25,25,…からは当該サブクロ
ック信号の周期の1/64の時間毎に位相がずれた8個
のメイン遅延クロック信号が出力される。
【0040】図7は以上のクロック信号発生回路4に対
して、1周期が20ns(周波数は50MHz)の動作
基準クロック信号と、1周期が75ns(周波数は1
3.3MHz)のサブクロック信号を入力した場合の各
部の出力信号のタイミング関係を示すタイミングチャー
ト(一部)である。図において、wave1〜wave
33はそれぞれ上記動作基準クロック信号に基づくプリ
遅延クロック信号波形であり、wave1_1〜wav
e1_8はそれぞれ最初のプリ遅延クロック信号が入力
されたメイン遅延回路列25のメイン遅延クロック信号
出力波形であり、wave2_1〜wave2_8はそ
れぞれ2番目のプリ遅延クロック信号が入力されたメイ
ン遅延回路列25のメイン遅延クロック信号出力波形で
ある。ちなみに当該動作条件の下ではプリ遅延クロック
信号同士の位相差は20/32nsとなり、メイン遅延
クロック信号同士の位相差は75/64nsとなり、隣
り合う2つのプリ遅延クロック信号の間には7個のメイ
ン遅延クロック信号が出力される。
【0041】そして、このように隣り合う2つのプリ遅
延クロック信号の間にそれぞれ7個ずつメイン遅延クロ
ック信号が出力されているので、このクロック信号発生
回路4は、0から255個の互いに位相のずれた256
個の位相クロック信号を出力することができる。
【0042】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、動作基準クロック信号が入力されるプリ遅延回路列
14と、当該プリ遅延回路列14の複数のプリ遅延クロ
ック信号が入力される複数のメイン遅延回路列25,2
5,…とを有するとともに、プリ遅延回路列14を構成
する各プリ遅延回路14a〜14zとメイン遅延回路列
25を構成するメイン遅延回路25a〜25zとの遅延
時間を異なる遅延時間に設定したので、位相の異なる複
数の位相クロック信号を生成することができる効果があ
る。
【0043】また、プリ遅延回路列14と複数のメイン
遅延回路列25,25,…とを適当に組み合わせて、プ
リ遅延クロック信号に基づいて複数のメイン遅延クロッ
ク信号を形成するように構成しているので、各遅延回路
14a〜14z,25a〜25zをCMOSインバータ
17a,17bを2つずつ組み合わせて形成しているに
も関わらず、そのCMOSプロセスで形成された各遅延
回路14a〜14z,25a〜25zの最小遅延時間よ
りも短い時間間隔ごとに位相の異なる位相変化クロック
信号を出力することができる。ちなみに、この実施の形
態1では上記パルス幅制御用集積回路は0.5ミクロン
設計ルールで形成しており、この際の上記遅延回路14
a〜14z,25a〜25zの最小遅延時間は約1ns
程度であり、他方、50MHzを動作基準クロック信号
とした場合に256階調を得るためには、約0.08n
sずつ位相をずらした位相変化クロック信号が必要とな
るが本実施の形態では当該要求を満たした位相変化クロ
ック信号を出力することができる。
【0044】その結果、レーザビームプリンタのレーザ
ダイオード7の発光を制御することができる効果があ
る。
【0045】この実施の形態1によれば、プリ遅延回路
列14をプリ遅延クロック信号の数よりも1つ多い数の
プリ遅延回路14a〜14zで構成するとともに、最初
のプリ遅延回路14aの出力と最後のプリ遅延回路14
zの出力とをプリ遅延制御回路15に入力するように構
成して当該プリ遅延制御回路15へクロック信号を出力
する回路の構成を同一にしたので、プリ遅延クロック信
号の出力数と同数のプリ遅延回路を有し、その直列接続
先頭へのクロックバッファの出力と直列接続最後のプリ
遅延回路の出力との比較結果に応じて制御を行う場合に
比べて、より類似した波形の2つのプリ遅延クロック信
号に基づいて比較を行うことができる。その結果、正確
に2つのクロック信号の位相を比較し、正確に遅延量を
制御することができ、256階調の画像を形成するため
に256個の位相変化クロック信号を生成する際にも、
各クロック信号の相互間隔を確保することができる効果
がある。
【0046】また、この実施の形態1では、遅延時間が
直接PLL制御されるプリ遅延回路列14において32
分割した上でメイン遅延回路列25で4分割することで
256個の独立した位相変化クロック信号を生成するよ
うにしているので、例えば当該プリ遅延回路列14で1
6分割した上でメイン遅延回路列25で16分割したよ
うな場合に比べて、各遅延素子のばらつきなどによって
生じるクロック信号のタイミング誤差を抑制することが
できる。従って、256階調の画像を形成するために2
56個の位相変化クロック信号を生成する際にも、各ク
ロック信号の相互間隔を確保することができる効果があ
る。
【0047】この実施の形態1によれば、パルス幅制御
用集積回路にサブクロック信号を入力するとともに、1
つの第1サブ遅延回路列26と1つの第1サブ遅延制御
回路27とを設け、この第1サブ遅延制御回路27のサ
ブ遅延制御信号を全てのメイン遅延回路列25,25,
…に供給するように構成したので、各メイン遅延回路列
25,25,…ごとに第1サブ遅延回路列26などを設
けた場合に比べて回路規模を格段に削減し、しかも、全
てのメイン遅延回路列25,25,…による遅延量を均
等に設定することができる効果がある。その結果、25
6階調の画像を形成するために256個の位相変化クロ
ック信号を生成する際にも、各クロック信号の相互間隔
を確保することができる効果がある。
【0048】また、第1サブ遅延回路列26におけるサ
ブ遅延回路数をプリ遅延回路列14とは異なる段数に設
定したり、サブクロック信号をクロック信号と異なる周
波数に設定することにより、メイン遅延回路列25の遅
延回路数とプリ遅延回路列14の遅延回路数とを同一の
マスクで形成するようにしても、全てのメイン遅延回路
25a〜25zによる遅延量をプリ遅延回路14a〜1
4zによる遅延量と異なる遅延量に設定することがで
き、複数のメイン遅延回路列25,25,…の出力によ
り当該プリ遅延クロック信号の1周期の間に複数のメイ
ン遅延クロック信号が来るように設定することができ、
回路規模を抑制しつつ容易に分解能を向上させることが
できる効果もある。
【0049】実施の形態2.図8はこの発明の実施の形
態2によるプリ位相変化回路の構成を示すブロック図で
ある。図において、29はパルス幅制御用集積回路に設
定された分周率データをデコードする分周率デコーダで
あり、30は当該分周率デコーダ29の出力とともに2
番目のプリ遅延回路14bの出力から最後のプリ遅延回
路14zの出力までの16個の互いに位相の異なるプリ
遅延クロック信号が入力され、当該分周率デコーダ29
の出力に応じて1のプリ遅延クロック信号を選択してセ
レクト遅延クロック信号として出力する分周率セレクタ
であり、31は当該分周率セレクタ30によるクロック
信号の伝搬遅延時間と同一の遅延時間を有するディレイ
回路である。これ以外の構成は実施の形態1と同様なの
で同一符号を付して説明を省略する。
【0050】次にこのプリ位相変化回路9の動作を説明
する。分周率セレクタ30が分周率デコーダ29の出力
に応じて所定のプリ遅延回路14b〜14zの出力を選
択してセレクト遅延クロック信号として出力する。そし
て、プリ遅延制御回路15は、当該セレクト遅延クロッ
ク信号とともに最初のプリ遅延回路14aの出力がディ
レイ回路31を介して入力され、これらの位相差に基づ
いてプリ遅延制御信号を出力する。上記分周率セレクタ
30が最後のプリ遅延回路14zの出力を選択する場合
の動作は実施の形態1と同様なので説明を省略する。
【0051】そして、上記分周率セレクタ30が最後の
プリ遅延回路14z以外の出力(例えばn番目とする)
を選択する場合には、1番目のプリ遅延回路14aから
n番目のプリ遅延回路14nまでの遅延時間が動作基準
クロック信号と同期し、(n+1)番目のプリ遅延回路
の出力は1番目のプリ遅延回路14aの出力と一致した
位相となる。また、メイン位相変化回路10でも(n+
1)番目以降のメイン遅延回路列25,25…の出力信
号は、1番目のプリ遅延クロック信号からn番目のプリ
遅延クロック信号までと一致した位相になる。
【0052】またこの際、1番目からn番目のプリ遅延
回路25a〜25zの遅延時間は同一なので、1動作基
準クロック信号のプリ遅延クロック信号による分割数が
減少するだけでなく、それらのプリ遅延クロック信号の
相互関係は維持される。
【0053】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1の効果とともに、プリ遅延制御回路1
5により動作基準クロック信号に同期動作されるプリ遅
延回路列14の有効プリ遅延回路数を分周率セレクタ3
0で調整するように構成したので、分周率セレクタ30
が出力するプリ遅延クロック信号を切り替えるだけで1
クロック周期当たりに生成されるメイン遅延クロック信
号の数を増減させることができ、しかも、この際プリ遅
延クロック信号同士の時間間隔(相互間隔)を均一に維
持することができるので、メイン遅延クロック信号の出
力順も維持される。従って、同一のクロック信号入力で
動作可能に形成しつつも、256階調以外の階調、例え
ば64階調や128階調にて画像を形成することがで
き、幅広い階調数の画像形成装置で使用することができ
る効果がある。
【0054】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3によるプリ位相変化回路の構成を示すブロック図で
ある。図9(a)において、32はパルス幅制御用集積
回路に設定された遅延設定データをデコードする遅延量
デコーダであり、この遅延量デコーダ32の出力が全て
のプリ遅延回路14a〜14zに入力されている。図9
(b)は各プリ遅延回路14aの構成を示すブロック図
であり、17はそれぞれバッファであり、34は当該各
バッファ17〜17の出力とともに上記遅延量デコーダ
32の出力が入力され、当該遅延量デコーダ32からの
入力に応じて複数のバッファ出力から1つを選択して出
力する単位遅延時間セレクタである。これ以外の構成は
実施の形態1と同様なので同一符号を付して説明を省略
する。
【0055】次にこのプリ位相変化回路9の動作につい
て説明する。各単位遅延時間セレクタ34が遅延量デコ
ーダ32の出力に応じて所定のバッファ17の出力を選
択する。このような状態でプリ遅延回路列14に動作基
準クロック信号が入力されると、各プリ遅延回路14a
〜14zからは所定のバッファ17からの出力がプリ遅
延クロック信号として出力される。
【0056】そして、上記単位遅延時間セレクタ34が
最初のバッファ17の出力を選択した場合には、実施の
形態1と同様の周期を有する動作基準クロック信号を入
力することにより同様の動作をさせることができる。ま
た、上記単位遅延時間セレクタ34が最初のバッファ1
7以外の出力(例えば、m番目とする)を選択した場合
には、各プリ遅延回路14a〜14zによる動作基準ク
ロック信号の遅延量はm倍となり、プリ遅延回路列14
としての遅延量もm倍となる。従って、動作基準クロッ
ク信号として実施の形態1のもののm倍の周期のクロッ
ク信号を入力することにより、プリ遅延クロック信号同
士の位相差をm倍にすることができる。
【0057】またこの際、1番目からn番目のプリ遅延
回路14a〜14nの遅延時間は同一となるので、それ
らのプリ遅延クロック信号同士の相互関係は維持され
る。
【0058】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態1の効果とともに、各プリ遅延回路14
a〜14zを、CMOSプロセスで形成された複数のバ
ッファ17で構成し、その出力を単位遅延時間セレクタ
34などで選択できるように構成したので、動作基準ク
ロック信号の周期が長い場合にも位相変化クロック信号
同士の相互関係を維持したまま動作させることができ
る。従って、低速から高速まで幅広い画像形成装置にお
いて使用しても、256階調を確保することができる。
【0059】実施の形態4.図10はこの発明の実施の
形態4によるメイン位相変化回路の構成を示すブロック
図である。図において、35はサブクロックバッファ2
8の代わりに第1サブ遅延回路列26にサブクロック信
号を供給するサブクロック発生回路である。これ以外の
構成は実施の形態1と同様なので同一符号を付して説明
を省略する
【0060】図11はこの発明の実施の形態4によるサ
ブクロック発生回路35の詳細な構成を示す回路図であ
る。図において、35a〜35hはそれぞれ2つのプリ
遅延クロック信号(図3のC1,C3,C5,C7,C
9,C11,C13,C15)であり、35iは当該8
つの反転論理積から1つを選択して出力するサブクロッ
ク用セレクタであり、35jは当該セレクタ出力の立ち
上がりエッジの数をカウントする3ビットカウンタであ
り、35kは上記セレクタ出力の立ち上がりエッジをト
リガとして出力を反転させるDフリップフロップであ
り、35lは当該Dフリップフロップ出力を3分周する
3分周回路である。
【0061】次にこのメイン位相変化回路10の動作を
説明する。図12はこの実施の形態4によるカウンタ出
力とセレクタの入力選択動作との関係を示す対応図であ
る。図において、S2,S1,S0はカウンタの3ビッ
ト出力であり、Soutは当該カウンタ出力に応じて選
択されるセレクタ出力である。従って、カウンタがセレ
クタ出力の立ち上がりエッジを検出するたびに、セレク
タは同図の出力を順番に出力する。
【0062】図13はこの実施の形態4によるカウンタ
の動作を示すタイミングチャートである。図において、
CLKはプリ遅延回路列に入力される動作基準クロック
信号であり、wave1〜wave16はそれぞれ当該
プリ遅延回路から出力される16個のプリ遅延クロック
信号であり、SOUTは当該8to1セレクタの出力信
号であり、CLKOUTはDフリップフロップの出力で
ある。同図に示すように、カウンタがそれ自身の出力に
応じて図13のように入力を選択すると、上記動作基準
クロック信号が50MHzであるので、80MHz(1
2.5ns)のクロック信号を出力することができる。
そして、Dフリップフロップからは40MHz(25n
s)のクロックが出力され、3分周カウンタからは1
3.3MHz(75ns)のクロック信号が出力され
る。
【0063】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態1の効果とともに、プリ遅延クロック信
号に基づいてサブクロック発生回路35がサブクロック
信号を生成し、しかも、そのサブクロック信号の周期を
動作基準クロック信号が50MHz,20nsの場合に
は75nsとすることができるので、実施の形態1と同
様に動作することができる。従って、サブクロック信号
をパルス幅制御用集積回路に入力するための外部入力端
子を設けることなく、実施の形態1と同様の効果を得る
ことができる。
【0064】実施の形態5.図14はこの発明の実施の
形態5によるメイン位相変化回路の構成を示すブロック
図である。図において、36はそれぞれプリ遅延回路列
から出力されたプリ遅延クロック信号が入力されるミド
ル遅延回路列であり、38は直列接続された複数の第2
サブ遅延回路からなり、サブクロック信号が入力される
第2サブ遅延回路列であり、39は当該第2サブ遅延回
路の遅延時間を制御する第2サブ遅延制御回路である。
なお、各第2サブ遅延回路38の構成は第1サブ遅延回
路26と同様であり、第2サブ遅延制御回路39の構成
は第1サブ遅延制御回路27と同様である。また、メイ
ン遅延回路列25,25,…は1つのプリ遅延クロック
信号に対して2つずつ設けられ、その一方には当該プリ
遅延クロック信号が直接入力され、他方には当該ミドル
遅延回路列36を介してプリ遅延クロック信号が入力さ
れる。更に、上記メイン遅延回路列25,25,…はそ
れぞれ4つのメイン遅延回路で構成されている。これ以
外は実施の形態1と同様の構成なので同一符号を付して
説明を省略する。
【0065】図15はミドル遅延回路列36の構成を示
す回路構成図である。図15(a)において、36aは
プリ遅延クロック信号を遅延させるミドルバッファであ
り、図15(b)において、37a,37bはそれぞれ
pMOSトランジスタとnMOSトランジスタとからな
るCMOSバッファであり、37c,37dはそれぞれ
CMOSバッファ37a,37bと高圧側電源との間に
配設されたpMOSトランジスタからなる高圧側電流制
御トランジスタであり、37e,37fはそれぞれCM
OSバッファ37a,37bと低圧側電源との間に配設
されたnMOSトランジスタからなる低圧側電流制御ト
ランジスタである。
【0066】以上のように、この発明の実施の形態5に
よれば、実施の形態1の効果とともに、1つのプリ遅延
クロック信号を2つのメイン遅延回路列に入力するとと
もに、一方のメイン遅延回路列にはミドル遅延回路列を
介して当該プリ遅延クロック信号を入力するように構成
したので、256階調を得ることができるにも拘らず、
メイン遅延回路列にて直列接続されるメイン遅延回路の
数を半減させることができる。従って、256階調の画
像を形成するために256個の位相変化クロック信号を
生成する際にも、各クロック信号の相互間隔を容易に確
保することができる効果がある。
【0067】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、クロ
ック信号が入力され、当該クロック信号と同一の周期を
有し、且つ、互いに位相の異なる複数のメイン遅延クロ
ック信号を発生するクロック信号発生回路と、当該複数
のメイン遅延クロック信号から2つの信号を選択して位
相変化クロック信号として出力する位相クロックセレク
タと、当該2つの位相変化クロックを論理演算して出力
する論理演算回路とを有するパルス幅変調信号生成回路
において、上記クロック信号発生回路を、直列接続され
た複数のプリ遅延回路を有するとともに上記クロック信
号が入力されるプリ遅延回路列と、当該プリ遅延回路の
2つのプリ遅延クロック信号同士を比較してこれらの位
相差が一定となるように制御するプリ遅延制御回路と、
直列接続された複数のメイン遅延回路を有するとともに
上記プリ遅延クロック信号が入力される複数のメイン遅
延回路列とで構成しているので、プリ遅延素子列を用い
てクロック信号を位相の異なる複数のプリ遅延クロック
信号を出力し、更に各プリ遅延クロック信号をそれぞれ
メイン遅延回路列で遅延させて複数のメイン遅延クロッ
ク信号を出力することができる効果がある。
【0068】従って、この発明では、各遅延回路をCM
OSプロセスで形成することができ、しかも、直列接続
された複数の遅延回路にて構成されるプリ遅延回路列に
て荒く遅延させた複数のプリ遅延クロック信号を生成
し、その後、当該複数のプリ遅延クロック信号をそれぞ
れメイン遅延回路列にて更に遅延させるように構成した
ので、各メイン遅延回路列ではプリ遅延クロック信号の
1周期の間に1つのメイン遅延クロック信号が来るよう
に遅延させつつも、複数のメイン遅延回路列の出力によ
り当該プリ遅延クロック信号の1周期の間に複数のメイ
ン遅延クロック信号が来るように設定することができ
る。それ故、この発明では、CMOSプロセスにより遅
延回路の最小遅延時間が制限されてしまっていても、そ
の最小遅延時間よりも短い遅延時間毎にメイン遅延クロ
ック信号を設定することができ、レーザビームプリンタ
などの電子写真方式の画像形成装置においてレーザダイ
オードなどの発光素子を制御するために好適に用いるこ
とができる効果がある。
【0069】更に、この発明では、プリ遅延回路列の全
体としての遅延時間を制御するとともに、メイン遅延回
路におけるメイン遅延回路の直列接続数よりも上記プリ
遅延回路におけるプリ遅延回路の直列接続数の方を大き
く構成しているので、遅延時間が直接制御されるプリ遅
延回路列において細かく分割した上で、メイン遅延回路
列はそれを補うように分割することができ、例えばこれ
らの遅延回路列の分割数を同一に設定した場合などに比
べても、遅延回路のばらつきなどによって生じるクロッ
ク信号のタイミング誤差を抑制することができる。従っ
て、高階調画像に必要な多数の位相変化クロック信号を
生成させたとしても、各クロック信号の相互間隔を確保
することができる効果がある。
【0070】この発明によれば、クロック信号が入力さ
れ、当該クロック信号と同一の周期を有し、且つ、互い
に位相の異なる複数のメイン遅延クロック信号を発生す
るクロック信号発生回路と、当該複数のメイン遅延クロ
ック信号から2つの信号を選択して位相変化クロック信
号として出力する位相クロックセレクタと、当該2つの
位相変化クロックを論理演算して出力する論理演算回路
とを有するパルス幅変調信号生成回路において、上記ク
ロック信号発生回路を、直列接続された複数のプリ遅延
回路を有するとともに上記クロック信号が入力されるプ
リ遅延回路列と、当該プリ遅延回路の2つのプリ遅延ク
ロック信号同士を比較してこれらの位相差が一定となる
ように制御するプリ遅延制御回路と、直列接続された複
数のメイン遅延回路を有するとともに上記プリ遅延クロ
ック信号が入力される複数のメイン遅延回路列と、プリ
遅延回路列とメイン遅延回路列との間に配設される複数
のミドル遅延回路列とで構成しているので、プリ遅延素
子列を用いてクロック信号を位相の異なる複数のプリ遅
延クロック信号を出力し、更に各プリ遅延クロック信号
をそれぞれメイン遅延回路列で遅延させて複数のメイン
遅延クロック信号を出力することができる効果がある。
【0071】従って、この発明では、各遅延回路をCM
OSプロセスで形成することができ、しかも、直列接続
された複数の遅延回路にて構成されるプリ遅延回路列に
て荒く遅延させた複数のプリ遅延クロック信号を生成
し、その後、当該複数のプリ遅延クロック信号をそれぞ
れメイン遅延回路列にて更に遅延させるように構成した
ので、各メイン遅延回路列ではプリ遅延クロック信号の
1周期の間に1つのメイン遅延クロック信号が来るよう
に遅延させつつも、複数のメイン遅延回路列の出力によ
り当該プリ遅延クロック信号の1周期の間に複数のメイ
ン遅延クロック信号が来るように設定することができ
る。それ故、この発明では、CMOSプロセスにより遅
延回路の最小遅延時間が制限されてしまっていても、そ
の最小遅延時間よりも短い遅延時間毎にメイン遅延クロ
ック信号を設定することができ、レーザビームプリンタ
などの電子写真方式の画像形成装置においてレーザダイ
オードなどの発光素子を制御するために好適に用いるこ
とができる効果がある。
【0072】更に、この発明では、プリ遅延回路列の全
体としての遅延時間を制御するとともに、各プリ遅延ク
ロック信号を複数のメイン遅延回路列に入力し、更に、
ミドル遅延回路列を少なくとも当該複数のメイン遅延回
路列のうちの1つとプリ遅延回路列との間に設けるよう
に構成したので、更にメイン遅延回路の遅延回路数を削
減することができ、遅延回路のばらつきなどによって生
じるクロック信号のタイミング誤差を更に抑制すること
ができる。従って、高階調画像に必要な多数の位相変化
クロック信号を生成させたとしても、各クロック信号の
相互間隔を確保することができる効果がある。
【0073】この発明によれば、プリ位相変化回路が、
プリ遅延クロック信号の出力数よりも1つ多いプリ遅延
回路と、直列接続先頭のプリ遅延回路の出力と直列接続
最後のプリ遅延回路の出力とを比較し、それら2つのプ
リ遅延クロック信号の位相差に応じた位相比較信号を出
力する位相比較回路と、当該位相比較信号に応じてチャ
ージ電流を授受するチャージポンプと、当該チャージ電
流の積分値を出力するローパスフィルタとを有し、当該
チャージ電流の積分値に応じて各プリ遅延回路の遅延量
を制御するので、直列接続先頭のプリ遅延回路の出力と
直列接続最後のプリ遅延回路の出力とを比較し、その比
較結果に応じて各プリ遅延回路の遅延量を制御すること
になる。従って、プリ遅延クロック信号の出力数と同数
のプリ遅延回路を有し、その直列接続先頭への外部入力
クロック信号の入力と直列接続最後のプリ遅延回路の出
力との比較結果に応じて制御を行う場合に比べて、各ク
ロック信号のドライバ構成や負荷状態が略同一の状態と
なるので、より類似した波形の2つのプリ遅延クロック
信号に基づいて比較を行うことができる。その結果、正
確に2つのクロック信号の位相を比較し、正確に遅延量
を制御することができ、画像形成装置においては画像描
画の際の描画精度を向上させることができる効果があ
る。
【0074】この発明によれば、プリ位相変化回路が、
2番目のプリ遅延回路の出力から最後のプリ遅延回路の
出力までのうちの少なくとも2つのプリ遅延クロック信
号出力が入力され、設定に応じてそれらのうちの1つの
プリ遅延クロック信号をセレクト遅延クロック信号とし
て出力する分周率セレクタを有し、当該セレクト遅延ク
ロック信号を一方のプリ遅延クロック信号に換えて位相
比較回路に入力するので、分周率セレクタが出力するプ
リ遅延クロック信号を切り替えるだけで1クロック周期
当たりに生成されるメイン遅延クロック信号の数を増減
させることができる。また、この際、プリ遅延クロック
信号同士の時間間隔は均一であり、しかも、当該時間間
隔におけるメイン遅延クロック信号の数も均一なので、
メイン遅延クロック信号の出力順は維持される。従っ
て、同一のクロック信号入力で動作可能に形成しつつ
も、異なる階調数を必要とする画像形成装置に使用する
ことができ、幅広い階調数の画像形成装置で使用するこ
とができる効果がある。
【0075】この発明によれば、プリ遅延回路が、CM
OSプロセスで形成されて互いに直列に接続された複数
の遅延素子と、複数の遅延素子の出力のうち1つを選択
して出力する単位遅延時間セレクタとを有するので、各
遅延回路の遅延時間をセレクタで選択することによりク
ロック信号の周期が長い場合にもプリ遅延回路列は当該
クロック信号に同期動作することができる。従って、低
速から高速まで幅広い画像形成装置において使用するこ
とができる効果がある。
【0076】この発明によれば、メイン位相変化回路
が、直列接続された複数のメイン遅延回路からなる複数
のメイン遅延回路列と、外部からサブクロック信号が入
力される外部端子と、直列接続された複数のサブ遅延回
路からなり、先頭のサブ遅延回路に当該サブクロック信
号が入力される第1サブ遅延回路列と、当該複数のサブ
遅延回路のうちの2つの出力が入力され、これらの位相
差に応じたサブ位相比較信号を出力するサブ位相比較回
路と、当該サブ位相比較信号に応じてチャージ電流を授
受するサブチャージポンプと、当該チャージ電流の積分
値を出力するサブローパスフィルタとを有し、当該チャ
ージ電流の積分値に応じて各サブ遅延回路および各メイ
ン遅延回路の遅延量を制御するので、各メイン遅延回路
列ごとに第1サブ遅延回路列などを設けた場合に比べて
回路規模を格段に削減しつつも、全てのメイン遅延回路
による遅延量を均等に設定することができる効果があ
る。
【0077】また、サブ遅延素子列におけるサブ遅延回
路数をプリ遅延回路列とは異なる段数に設定したり、サ
ブクロック信号をクロック信号と異なる周波数に設定す
ることにより、メイン遅延回路列の遅延回路数とプリ遅
延回路列の遅延回路数とが同一であっても、全てのメイ
ン遅延回路による遅延量をプリ遅延回路による遅延量と
異なる遅延量に設定することができ、複数のメイン遅延
回路列の出力により当該プリ遅延クロック信号の1周期
の間に複数のメイン遅延クロック信号が来るように設定
することができ、回路規模を抑制しつつ容易に分解能を
向上させることができる効果もある。
【0078】この発明によれば、メイン位相変化回路
が、クロック信号および/またはプリ遅延クロック信号
が入力され、当該クロック信号よりも周期が長い内部ク
ロック信号を生成するサブクロック発生回路を有し、外
部端子に換えて当該クロック信号発生回路の出力をサブ
遅延素子列に入力するので、クロック信号に基づいて内
部クロック信号を生成し、これをサブクロック信号とし
てサブ遅延素子列に入力するようにしたので、外部から
クロック信号を入力することなく、クロック信号よりも
周期が長いクロック信号にサブ遅延素子列を同期動作さ
せることができる。従って、新たな外部入力端子を設け
る必要がなく、前記発明と同様の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるレーザビーム
プリンタの画像出力部の概略構成を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるパルス幅変調
用集積回路の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるプリ位相変化
回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるプリ遅延回路
の構成を示す回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態1によるプリ遅延制御
回路の詳細な構成を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるメイン位相変
化回路の詳細な構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態1によるクロック信号
発生回路に対して、1周期が20ns(周期は50MH
z)の動作基準クロック信号と、1周期が75ns(周
期は13.3MHz)のサブクロック信号を入力した場
合の各部の出力信号のタイミング関係を示すタイミング
チャート(一部)である。
【図8】 この発明の実施の形態2によるプリ位相変化
回路の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態3によるプリ位相変化
回路の構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態4によるメイン位相
変化回路の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態4によるサブクロッ
ク発生回路の構成を示す回路図である。
【図12】 この発明の実施の形態4による3ビットカ
ウンタ出力とセレクタの入力選択動作との関係を示す図
である。
【図13】 この発明の実施の形態4によるサブクロッ
ク発生回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態5によるメイン位相
変化回路の構成を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態5によるミドル遅延
回路列の構成を示す回路構成図である。
【図16】 従来のレーザビームプリンタの画像出力部
の概略構成を示す構成図である。
【図17】 従来の画素パルス生成回路の各種信号の相
互関係を示すタイミングチャートである。
【図18】 デジタル回路のみで構成される位相変化回
路である。
【図19】 図18の位相変化回路の動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
4 クロック信号発生回路、5 位相クロックセレク
タ、6 論理演算回路、14 プリ遅延回路列、14a
〜14z プリ遅延回路、15 プリ遅延制御回路、1
7 バッファ(遅延素子)、18 位相比較回路、19
チャージポンプ、20 ローパスフィルタ、25 メ
イン遅延回路列、25a〜25z メイン遅延回路、2
6 第1サブ遅延回路列(サブ遅延回路列)、26a〜
26z 第1サブ遅延回路(サブ遅延回路)、27 第
1サブ遅延制御回路(サブ遅延制御回路)、30 分周
率セレクタ、34 単位遅延時間セレクタ、35 サブ
クロック発生回路、36 ミドル遅延回路列。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号が入力され、当該クロック
    信号と同一の周期を有し且つ互いに位相の異なる複数の
    メイン遅延クロック信号を発生するクロック信号発生回
    路と、当該複数のメイン遅延クロック信号から2つの信
    号を選択して位相変化クロック信号として出力する位相
    クロックセレクタと、当該2つの位相変化クロックを論
    理演算して出力する論理演算回路とを有するパルス幅変
    調信号生成回路において、 上記クロック信号発生回路は、直列接続された複数のプ
    リ遅延回路を有するとともに上記クロック信号が入力さ
    れるプリ遅延回路列と、当該プリ遅延回路の2つのプリ
    遅延クロック信号同士を比較してこれらの位相差が一定
    となるように制御するプリ遅延制御回路と、直列接続さ
    れた複数のメイン遅延回路を有するとともに上記プリ遅
    延クロック信号が入力される複数のメイン遅延回路列と
    を有し、上記メイン遅延回路におけるメイン遅延回路の
    直列接続数よりも上記プリ遅延回路におけるプリ遅延回
    路の直列接続数の方が大きいことを特徴とするパルス幅
    変調信号生成回路。
  2. 【請求項2】 クロック信号が入力され、当該クロック
    信号と同一の周期を有し且つ互いに位相の異なる複数の
    メイン遅延クロック信号を発生するクロック信号発生回
    路と、当該複数のメイン遅延クロック信号から2つの信
    号を選択して位相変化クロック信号として出力する位相
    クロックセレクタと、当該2つの位相変化クロックを論
    理演算して出力する論理演算回路とを有するパルス幅変
    調信号生成回路において、 上記クロック信号発生回路は、直列接続された複数のプ
    リ遅延回路を有するとともに上記クロック信号が入力さ
    れるプリ遅延回路列と、当該プリ遅延回路の2つのプリ
    遅延クロック信号同士を比較してこれらの位相差が一定
    となるように制御するプリ遅延制御回路と、直列接続さ
    れた複数のメイン遅延回路を有するとともに上記プリ遅
    延クロック信号が入力される複数のメイン遅延回路列
    と、プリ遅延回路列とメイン遅延回路列との間に配設さ
    れる複数のミドル遅延回路列とを有し、各プリ遅延クロ
    ック信号は複数のメイン遅延回路列に入力され、且つ、
    ミドル遅延回路列は少なくとも当該複数のメイン遅延回
    路列のうちの1つとプリ遅延回路列との間に設けられて
    いることを特徴とするパルス幅変調信号生成回路。
  3. 【請求項3】 プリ遅延回路列は、プリ遅延クロック信
    号の数よりも1つ多いプリ遅延回路からなるとともに、
    プリ遅延制御回路は、直列接続先頭のプリ遅延回路の出
    力と直列接続最後のプリ遅延回路の出力とを比較し、そ
    れら2つのプリ遅延クロック信号の位相差に応じた位相
    比較信号を出力する位相比較回路と、当該位相比較信号
    に応じてチャージ電流を授受するチャージポンプと、当
    該チャージ電流の積分値を出力するローパスフィルタと
    を有し、当該チャージ電流の積分値に応じて各プリ遅延
    回路の遅延量を制御することを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のパルス幅変調信号生成回路。
  4. 【請求項4】 2番目のプリ遅延回路の出力から最後の
    プリ遅延回路の出力までのうちの少なくとも2つのプリ
    遅延クロック信号出力が入力され、設定に応じてそれら
    のうちの1つのプリ遅延クロック信号をセレクト遅延ク
    ロック信号として出力する分周率セレクタを有するとと
    もに、当該セレクト信号を最後のプリ遅延回路の出力の
    代わりにプリ遅延制御回路に入力することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のパルス幅変調信号生成回
    路。
  5. 【請求項5】 プリ遅延回路は、CMOSプロセスで形
    成されて互いに直列に接続された複数の遅延素子と、複
    数の遅延素子の出力のうち1つを選択して出力する単位
    遅延時間セレクタとを有することを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のパルス幅変調信号生成回路。
  6. 【請求項6】 外部からサブクロック信号が入力される
    外部端子と、直列接続された複数のサブ遅延回路を有す
    るとともに当該サブクロック信号が入力されるサブ遅延
    回路列と、当該サブ遅延回路の2つのサブ遅延クロック
    信号同士を比較してこれらの位相差が一定となるように
    制御するサブ遅延制御回路とを有し、当該サブ遅延制御
    回路の制御出力信号をメイン遅延回路に供給することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のパルス幅変調
    信号生成回路。
  7. 【請求項7】 クロック信号および/またはプリ遅延ク
    ロック信号が入力され、当該クロック信号よりも周期が
    長い内部クロック信号を生成するサブクロック発生回路
    を有し、外部端子に換えて当該クロック信号発生回路の
    出力をサブ遅延素子列に入力することを特徴とする請求
    項6記載のパルス幅変調信号生成回路。
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