JPH06204826A - パルス幅変調回路 - Google Patents

パルス幅変調回路

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JPH06204826A
JPH06204826A JP4361516A JP36151692A JPH06204826A JP H06204826 A JPH06204826 A JP H06204826A JP 4361516 A JP4361516 A JP 4361516A JP 36151692 A JP36151692 A JP 36151692A JP H06204826 A JPH06204826 A JP H06204826A
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英喜 吉田
Daisuke Murakami
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、パルス幅変調回路において、使用環
境に依存しない安定した出力パルスを発生することがで
きるものを実現する。 【構成】遅延手段に入力される制御パルスと遅延手段を
構成する複数段の遅延素子の1つより入力される遅延パ
ルスとの位相関係のずれに基づいて遅延素子の1段当た
りの単位遅延時間の増減を制御する。これにより遅延素
子の1段当たりの単位遅延時間が長くなつている場合に
は短くなるように、また単位遅延時間が短くなつている
場合には長くなるように制御することができ、使用環境
よらず単位遅延時間を一定に安定させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1及び図2) 作用(図3) 実施例(図1〜図3) (1)第1の実施例(図1〜図3) (1−1)実施例の全体構成(図1) (1−2)遅延時間制御回路の構成(図2) (1−3)実施例の動作及び効果(図3) (2)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はパルス幅変調回路に関
し、例えば文字や図形をレーザパルスのパルス幅を可変
することにより印字するいわゆるレーザビームプリンタ
のレーザパルス発生回路に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】今日、文字や図形を高品質かつ高速に印
字することができる印字装置としてレーザビームプリン
タの重要性が高まつてきている。このレーザビームプリ
ンタは文字や図形に対応する出力情報をレーザ光によつ
て光導電体ドラムに書き込み、当該光導電体ドラムに書
き込まれた画像を電子写真方式によつて印刷するため、
レーザ光のパルス幅を印字したい情報に即して制御する
技術がレーザビームプリンタを実現する上で重要な技術
の一つになつている。
【0004】このようなレーザ光のパルス幅制御手段と
しては、従来より各種のパルス幅変調回路が提案されて
いるが、出力パルスをリセツトセツト−フリツプフロツ
プ(以下RS−FFという)を用いて発生するものが提
案されている(特願平4−210819号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのパルス幅
変調回路においては、任意のタイミングで立ち上がり、
また立ち下がる出力パルスを生成するため、RS−FF
回路に供給されるセツトパルスやリセツトパルスをプロ
グラマブル遅延回路によつて発生している。ところがプ
ログラマブル遅延回路を構成する遅延ゲートの遅延時間
は、集積回路の製造上のばらつきや使用環境(動作温
度、電源電圧等)によつて変動するおそれがある。
【0006】例えば遅延ゲート1段当たりの遅延時間が
長くなると、クロツクパルスの周期に一致するはずの遅
延ゲート群全体の遅延時間がクロツクパルスの周期に対
して長くなり、この結果、出力パルスのパルス幅が最大
値に対してわずかに短くなるようにパルス幅設定データ
を与えても実際に出力される出力パルスのパルス幅は理
想的なパルス幅に対して長くなつたり、またリセツトパ
ルスが出力されるときにはすでに次の周期のセツトパル
スが出力されてRS−FF回路が不定状態になるおそれ
があつた。
【0007】これに対して遅延ゲート1段当たりの遅延
時間が短くなると、出力パルスのパルス幅が理想的なパ
ルス幅に対して短くなり、本来は2つのクロツク周期に
またがつて形成されるべきパルス幅に空白期間が生じ、
安定した階調表現ができなくなる問題があつた。また一
旦製造された後は、各遅延ゲートの遅延時間を調整する
ことができないためパルス幅を調整することもできず、
一定のクロツク周期でしか使用することができなかつ
た。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、使用環境の変動によらず、正確な階調表現を実現す
ることができるパルス幅変調回路を提案しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、一定周期Tごと入力される制御パ
ルスCLKPを遅延手段3、4を介して任意の時間遅延
し、遅延された制御パルスS1、S2をラツチ手段5の
セツト入力端及びリセツト入力端にそれぞれ入力し、当
該セツト入力端及びリセツト入力端に入力された制御パ
ルスS1、S2に基づいてラツチ手段5より出力される
出力パルスPWMOUT のパルス幅を変調するパルス幅変
調回路において、遅延手段3、4を構成する複数段の遅
延素子G0、G1、G2……のうち所定段数目に位置す
る遅延素子より段数分遅延された遅延パルスS3を入力
し、当該遅延パルスS3と遅延手段3、4に入力される
制御パルスCLKPの位相関係のずれに基づいて遅延素
子G0、G1、G2……の1段当たりの単位遅延時間を
制御する制御手段11を設けるようにする。
【0010】また本発明においては、一定周期Tごと入
力される制御パルスCLKPを遅延手段3、4を介して
任意の時間遅延し、遅延された制御パルスS1、S2を
ラツチ手段5のセツト入力端及びリセツト入力端にそれ
ぞれ入力し、当該セツト入力端及びリセツト入力端に入
力された制御パルスS1、S2に基づいてラツチ手段5
より出力される出力パルスPWMOUT のパルス幅を変調
するパルス幅変調回路において、遅延手段3に入力され
る制御パルスCLKPを所定の分周比(1:2)に基づ
いて分周する分周手段11Aと、遅延手段3、4を構成
する複数段の遅延素子G0、G1、G2……のうち分周
比(1:2)に対応する遅延素子G(2の(n−1)乗
−1)より出力される遅延パルスS3に基づいて分周手
段11Aより出力される分周出力S11の位相をシフト
して出力する位相シフト手段11Bと、位相シフト手段
11Bより出力される遅延分周出力S12と分周出力S
11とを比較し、比較結果に基づいて分周出力S11に
対する遅延分周出力S12の位相のずれを求めるフイル
タ手段11C、11Dとを設け、フイルタ手段11C、
11Dは、求められた位相のずれに従つて、遅延手段
3、4を構成する複数段の遅延素子G0、G1、G2…
…のバイアス電圧を制御し、遅延素子G0、G1、G2
……の1段当たりの単位遅延時間を制御するようにす
る。
【0011】
【作用】遅延手段3、4に入力される制御パルスCLK
Pと遅延手段3、4を構成する複数段の遅延素子G0、
G1、G2……のうち所定段数目に位置する遅延素子よ
り入力される遅延パルスS3との位相関係のずれに基づ
いて遅延素子G0、G1、G2……の1段当たりの単位
遅延時間を制御する。これにより遅延素子G0、G1、
G2……の1段当たりの単位遅延時間が長くなつている
場合には短くなるように制御することができ、また単位
遅延時間が短くなつている場合には長くなるように制御
することができ、使用環境に依存しない安定した動作を
期待することができる。
【0012】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0013】(1)第1の実施例 (1−1)実施例の全体構成 図1において1は全体としてパルス幅変調回路を示し、
パルス周期Tの前半期間と後半期間に対応させて2段の
プログラマブル遅延回路を直列接続し、一方のプログラ
マブル遅延回路の動作中に他方のプログラマブル遅延回
路の遅延時間を設定するようになされている。
【0014】ここでパルス幅変調回路1は、出力パルス
のパルス周期Tに対応するデユーテイ比50〔%〕のクロ
ツク信号CLKをパルスシエイパ2介してパルス幅の細
いクロツクパルスに変換し、このクロツクパルスCLK
Pを直列接続されたプログラマブル遅延回路3及び4に
入力するようになされている。
【0015】このプログラマブル遅延回路3及び4は、
パルスシエイパ2より出力されるクロツクパルスCLK
Pを一定時間づつ遅延して出力する複数段の遅延ゲート
と遅延ゲートにそれぞれ対応する選択ゲートの直列接続
によつてそれぞれ構成されており、パルス幅設定データ
PWDによつて設定されたタイミングでセツトパルスS
1及びリセツトパルスS2をそれぞれRS−FF回路5
に出力するようになされている。
【0016】ここでプログラマブル遅延回路3及び4の
遅延時間は2組のデコーダ6及び7によつてそれぞれ制
御されるようになされており、各デコーダ6及び7には
パルス幅設定データPWDが互いに2分の1周期ずれた
タイミングでレジスタ9及び10より取り込まれるよう
になされている。
【0017】このパルス幅設定データPWDの取り込み
は次のタイミングに基づいてなされる。まずパルス幅変
調回路1は、クロツク信号CLKの立ち上がりのタイミ
ングで次のパルス周期のパルス幅設定データPWDを1
段目のレジスタ8に取り込んで保持する。続いて、後段
のプログラマブル遅延回路4より読込許可信号S4が出
力されると、2段目のレジスタ9は現在は休止状態にあ
る前半周期に対応するデコーダ6に出力するパルス幅設
定データPWDを1段目のレジスタ8より取り込んで書
き換える。
【0018】ここで読込許可信号S4は、プログラマブ
ル遅延回路4を構成する遅延ゲート段のほぼ中央位置よ
り出力されるように設定されているため、デコーダ6
は、クロツクパルスCLKPがプログラマブル遅延回路
4の最終段まで到達するまでの間にパルス幅設定データ
PWDをデコードを終了し、次のパルス周期Tに対応す
るクロツクパルスCLKPがプログラマブル遅延回路3
に入力される前に何段目の遅延ゲートの出力を選択する
かを設定する。
【0019】やがて次のパルス周期Tのクロツクパルス
CLKPがプログラマブル遅延回路3のほぼ中央位置に
位置する遅延ゲート段を通過して読込許可信号S5が出
力されると、3段目のレジスタ10は現在休止状態にあ
る後半期間に対応するデコーダ7に出力するパルス幅設
定データPWDを2段目のレジスタ9より取り込んで書
き換える。
【0020】そしてデコーダ7は、デコーダ6について
説明した場合と同様に、クロツクパルスCLKPがプロ
グラマブル遅延回路3の最終段まで到達するまでの間に
パルス幅設定データPWDをデコードを終了し、このク
ロツクパルスCLKPがプログラマブル遅延回路4に入
力される前に何段目の遅延ゲートの出力を選択するかを
設定する。
【0021】このように出力パルスの立ち上げ位置と下
げ位置の設定を出力パルスの前半期間と後半期間に分割
し、他方の動作中に一方の遅延時間を設定することによ
り出力パルスの開始時においてもデコードの遅れによる
ブランク期間をなくすことでき、クロツク周期Tの全期
間を有効に利用することができるようになされている。
【0022】またパルス幅変調回路1は、各遅延ゲート
に流れるアイドリング電流をフイードバツク制御するこ
とにより、プログラマブル遅延回路3の全体の遅延時間
をクロツクパルスCLKPの周期と一致させるように調
整することができる遅延時間制御回路11を有してい
る。
【0023】(1−2)遅延時間制御回路の構成 この実施例の場合、遅延時間制御回路11は、パルスシ
エイパ2より出力されたクロツクパルスCLKP(又は
その反転出力ICLKP)をまず2分周器11Aに入力
して2分周するようになされている(図2)。続いて遅
延時間制御回路11は、2分周器11Aの出力である分
周信号S11をD−FF回路11Bと乗算回路11Cに
供給し、この分周信号S11をプログラマブル遅延回路
3による遅延時間分だけ遅延してD−FF回路11Bよ
り出力するようになされている。
【0024】ここで乗算回路11Cは、分周信号S11
とD−FF回路11Bの出力であるタイミング信号S1
2を乗算し、2つの信号の出力レベルが異なる間、乗算
出力S13を「H」レベルに立ち上げる。遅延時間制御
回路11は、この乗算出力S13をローパスフイルタ1
1Dを通して電圧に変換し、バイアス電圧調整信号S1
4として遅延ゲートG0、G1、G2……G(2のn乗
−1)のエミツタフオロア出力段に帰還する。
【0025】具体的には、このバイアス電圧調整信号S
14によつてエミツタフオロア出力段Bの電流源を構成
するトランジスタのベース電圧を増減することによりエ
ミツタ電流IEFを増減し、エミツタフロア出力段Bの出
力端に出力が現れるまでの速度を可変するようになされ
ている。すなわちバイアス電圧調整信号S14によつて
与えられるバイアス電圧が低い場合には出力速度が遅く
なるため遅延時間をその分長くすることができ、バイア
ス電圧が高い場合には出力速度が速くなるため遅延時間
をその分短くすることができる。
【0026】(1−3)実施例の動作及び効果 以上の構成おいて、パルス幅設定データPWDに基づい
た任意のタイミングでセツトパルスS1及びS2をそれ
ぞれ出力するプログラマブル遅延回路3及び4の単位遅
延時間の調整動作について説明する。このパルス幅変調
回路1は、パルス周期ごとに与えられるパルス幅設定デ
ータPWDをそれぞれ所定のタイミングでデコーダ6及
び7に取り込んでデコードし、デコーダ6及び7が選択
した遅延ゲートの出力をセツトパルスS1及びS2とし
てRS−FF回路5に与え、任意のパルス幅の出力パル
スを出力している。
【0027】同時に、パルス幅変調回路1は、遅延時間
制御回路11を用いてプログラマブル遅延回路3及び4
を構成する各遅延ゲートの単位遅延時間をパルス周期T
より一意に定まる時間に一致するようにフイードバツク
制御している。ここで遅延時間制御回路11は、パルス
シエイパ2よりクロツクパルスCLKP(図3(A))
を入力すると、2分周器11Aを介してパルス周期Tに
対して2倍の周期(2T)を有する分周信号S11(図
3(C))に分周し、乗算器11Cに与える。
【0028】一方、遅延時間制御回路11は、D−FF
回路11BによつてクロツクパルスCLKPをプログラ
マブル遅延回路3の全遅延時間に相当する時間遅延され
た遅延出力S3(図3(B))によつて分周信号S11
を位相シフトし、タイミング信号S12(図3(D))
として乗算器11Cに与える。このときプログラマブル
遅延回路3を構成する各遅延ゲートG0〜G(2の(n
−1)乗−1)の単位遅延時間がパルス周期Tの2分の
1に一致すると、分周信号S11とタイミング信号S1
2の位相差は丁度90°となるため、その乗算出力S1
3(図3(E))のパルス幅はL0となる。
【0029】これに対して製造ばらつき等により各遅延
ゲートの単位遅延時間が本来の遅延時間に対して短い
と、遅延出力S3が出力されるタイミングも本来のタイ
ミングに比して短くなるため、分周信号S11とタイミ
ング信号S12の乗算出力S13のパルス幅L1はパル
ス幅L0より短くなる。これによりローパスフイルタ1
1Dを介してフイードバツクされるバイアス電圧調整信
号S14の電圧値は低くなつてエミツタ電流IEFを流す
能力が低下し、その分、遅延ゲート1段当たりの単位遅
延時間が長くなる。この結果、プログラマブル遅延回路
3及び4の全体としての遅延時間はパルス周期Tと一致
するように制御される。
【0030】またこれとは逆に製造ばらつき等により各
遅延ゲートの単位遅延時間が本来の遅延時間に対して長
いと、遅延出力S3が出力されるタイミング信号も本来
のタイミングに比して長くなるため、分周出力S11と
タイミング信号S12の乗算出力S13のパルス幅L2
はパルス幅L0より長くなる。この場合には、ローパス
フイルタ11Dを介してフイードバツクされるバイアス
電圧調整信号S14の電圧値は高くなつてエミツタ電流
IEFを流す能力が向上し、その分、遅延ゲート1段当た
りの単位遅延時間が短くなる。この結果、プログラマブ
ル遅延回路3及び4の全体としての遅延時間はパルス周
期Tと一致するように制御される。
【0031】以上の構成によれば、プログラマブル遅延
回路3に入力されるクロツクパルスCLKPを2分周し
た分周信号S11とこの分周信号S11をプログラマブ
ル遅延回路3の遅延時間に相当する時間分遅延したタイ
ミング信号S12とを乗算し、乗算結果によつて各遅延
ゲートのエミツタフオロア出力段のバイアス電圧を制御
することにより、各遅延ゲートの単位遅延時間が使用環
境や製造ばらつきによつて変動する場合にも各遅延ゲー
トの単位遅延時間をパルス周期によつて定まる本来の遅
延時間に設定することができる。この結果、正確な階調
表現を期待することができる。
【0032】またプログラマブル遅延回路3及び4を構
成する遅延ゲートの単位遅延時間はパルス周期と一致す
るようにフイードバツク制御することができるため、エ
ミツタフオロア出力段の電流源に流れるエミツタ電流I
EFを増減することによつて調整が可能な範囲においてパ
ルス幅変調回路1に入力されるクロツク信号CLKのパ
ルス周期Tを調整でき、製造後も出力パルスのパルス幅
を一定範囲で調整することができる。このようにパルス
幅の変更や製造ばらつきによる単位遅延時間の誤差を調
整できるため、製造時における歩留まりを従来に比して
一段と高めることができる。
【0033】(2)他の実施例 なお上述の実施例においては、クロツクパルスCLKP
とプログラマブル遅延回路3の遅延出力S3を用いて2
分周器11A及びD−FF回路11Bを動作させる場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、それぞれそ
の逆相出力である反転クロツクパルスICLKPと反転
遅延出力IS3を用いも良い。
【0034】また上述の実施例においては、クロツクパ
ルスCLKPを2分周すると共に、この分周信号S11
に対してほぼ90°位相が異なる遅延出力S3を遅延ゲ
ート群の中心位置に当たるプログラマブル遅延回路3の
出力端より取り出す場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、分周比を他の値に設定し、この分周比に対
応する遅延出力を遅延ゲート群の所定の位置から取り出
すようにしても良い。
【0035】さらに上述の実施例においては、分周信号
S11とタイミング信号S12の乗算出力S13をロー
パスフイルタ11Dを用いて電圧に変換する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、他のフイルタ手段
を用いても良い。
【0036】さらに上述の実施例においては、パルス周
期Tを前後半の2つの期間に分け、各期間について出力
パルスの立上げ又は立下げを制御する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、パルス周期を分割しなく
とも良く、また3つ以上の複数の期間に分割し、各周期
に対応して直列接続された複数段のプログラマブル遅延
回路のそれぞれによつて出力パルスの立上げ又は立下げ
を制御するようにしても良い。
【0037】さらに上述の実施例においては、前段のプ
ログラマブル遅延回路3によつてRS−FF回路5をセ
ツトし、また後段のプログラマブル遅延回路4によつて
RS−FF回路5をリセツトする場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、プログラマブル遅延回路3
によつてRS−FF回路5をリセツトし、またプログラ
マブル遅延回路4によつてRS−FF回路5をセツトし
ても良い。このようにすれば実施例の場合とは出力パル
スの陰陽を反転させることができる。
【0038】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、遅延手段
に入力される制御パルスと遅延手段を構成する複数段の
遅延素子の1つより入力される遅延パルスとの位相関係
のずれに基づいて遅延素子の1段当たりの単位遅延時間
の増減を制御する。これにより遅延素子の1段当たりの
単位遅延時間が長くなつている場合には短くなるように
制御することができ、また単位遅延時間が短くなつてい
る場合には長くなるように制御することができ、使用環
境に依存しない安定した動作を期待することができるパ
ルス幅変調回路を容易に作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパルス幅変調回路の一実施例を示
すブロツク図である。
【図2】遅延時間制御回路の一実施例を示すブロツク図
である。
【図3】その動作の説明に供する信号波形図である。
【符号の説明】
1……パルス幅変調回路、2……パルスシエイパ、3、
4……プログラマブル遅延回路、5……RS−FF回
路、6、7……デコーダ、8、9、10……レジスタ、
11……遅延時間制御回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定周期ごと入力される制御パルスを遅延
    手段を介して任意の時間遅延し、遅延された上記制御パ
    ルスをラツチ手段のセツト入力端及びリセツト入力端に
    それぞれ入力し、当該セツト入力端及びリセツト入力端
    に入力された制御パルスに基づいて上記ラツチ手段より
    出力される出力パルスのパルス幅を変調するパルス幅変
    調回路において、 上記遅延手段を構成する複数段の遅延素子のうち所定段
    数目に位置する遅延素子より段数分遅延された遅延パル
    スを入力し、当該遅延パルスと上記遅延手段に入力され
    る制御パルスの位相関係のずれに基づいて上記遅延素子
    の1段当たりの単位遅延時間を制御する制御手段を具え
    ることを特徴とするパルス幅変調回路。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記遅延パルスと上記遅
    延手段に入力される制御パルスの位相関係のずれに基づ
    いて上記遅延手段を構成する複数段の遅延素子の負荷を
    制御し、上記遅延素子の1段当たりの単位遅延時間を制
    御することを特徴とする請求項1に記載のパルス幅変調
    回路。
  3. 【請求項3】一定周期ごと入力される制御パルスを遅延
    手段を介して任意の時間遅延し、遅延された上記制御パ
    ルスをラツチ手段のセツト入力端及びリセツト入力端に
    それぞれ入力し、当該セツト入力端及びリセツト入力端
    に入力された制御パルスに基づいて上記ラツチ手段より
    出力される出力パルスのパルス幅を変調するパルス幅変
    調回路において、 上記遅延手段に入力される制御パルスを所定の分周比に
    基づいて分周する分周手段と、 上記遅延手段を構成する複数段の遅延素子のうち上記分
    周比に対応する遅延素子より出力される遅延パルスに基
    づいて上記分周手段より出力される分周出力の位相をシ
    フトして出力する位相シフト手段と、 上記位相シフト手段より出力される遅延分周出力と上記
    分周出力とを比較し、比較結果に基づいて上記分周出力
    に対する上記遅延分周出力の位相のずれを求めるフイル
    タ手段とを具え、 上記フイルタ手段は、求められた位相のずれに従つて、
    上記遅延手段を構成する複数段の遅延素子のバイアス電
    圧を制御し、上記遅延素子の1段当たりの単位遅延時間
    を制御することを特徴とするパルス幅変調回路。
  4. 【請求項4】上記フイルタ手段は、上記遅延手段の構成
    要素であるエミツタフオロア出力段の電流源に与えられ
    るバイアス電圧を制御し、上記エミツタフオロア出力段
    に流れるエミツタ電流を増減することにより、上記遅延
    素子の1段当たりの単位遅延時間を制御することを特徴
    とする請求項3に記載のパルス幅変調回路。
JP36151692A 1992-07-14 1992-12-29 パルス幅変調回路 Expired - Lifetime JP3327414B2 (ja)

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KR1019930013190A KR100247826B1 (ko) 1992-07-14 1993-07-14 펄스폭변조회로

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