JPH08102660A - 信号変調回路 - Google Patents

信号変調回路

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JPH08102660A
JPH08102660A JP6263080A JP26308094A JPH08102660A JP H08102660 A JPH08102660 A JP H08102660A JP 6263080 A JP6263080 A JP 6263080A JP 26308094 A JP26308094 A JP 26308094A JP H08102660 A JPH08102660 A JP H08102660A
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JP
Japan
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signal
delay
circuit
original
delayed
Prior art date
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Withdrawn
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JP6263080A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Narita
喜則 成田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 簡易・安価の構成のもとに高精度かつ可変周
波数の信号を発生できる信号変調回路を提供する。 〔構成〕 原信号(S0)をほぼ同一時間ずつ遅延させる縦
列接続された複数の信号遅延回路(D1〜 DN)と、原信号
(S0)又は各信号遅延回路(D1〜 DN)から出力された遅延
信号(S1 〜SN) の一つを選択して出力する信号選択回路
(SS)と、この信号選択回路(SS)による信号の選択を制御
する信号選択制御回路(SSC) とを備えている。この信号
選択制御回路(SSC) は、原信号(S0)又は各信号遅延回路
から出力された遅延信号(S1 〜SN) の一つを遅延時間の
増加の順にかつ360 o 未満の位相差に相当する最大遅延
時間が生じる範囲内で順次又は1つ若しくは複数跳びに
選択する動作を信号選択回路(SS)に反復させるように構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号の周波数の微調な
どに利用される信号変調回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号処理の分野では、信号の
周波数を高精度に保つと共にこの周波数をかなりの範囲
にわたって変更することが必要になる場合がある。CR
発振回路の静電容量などを制御することによってかなり
の範囲にわたる周波数の変更は容易であるが、周波数精
度を高めることは困難である。水晶発振器を使用すれば
周波数の高精度化は可能になるが、周波数の可変範囲は
制限される。従って、従来は、必要な周波数の水晶発振
器を多数設置しておき、その中から必要な周波数のもの
を選択することにより、高精度の可変周波数の信号を得
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記水晶発振器を多数
設置する従来の可変周波数回路では、多数の水晶発振器
が必要になり、このため、回路が複雑・高価になるとい
う問題がある。従って、本発明の一つの目的は、簡易で
安価な構成のもとに高精度かつ可変周波数の信号を発生
できる信号変調回路を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の信号変調回路
は、原信号を同一時間ずつ遅延させる縦列接続された複
数の信号遅延回路と、原信号又は各信号遅延回路から出
力された遅延信号の一つを選択して出力する信号選択回
路と、この信号選択回路による信号の選択を制御する信
号選択制御回路とを備えている。この信号選択制御回路
は、原信号又は各信号遅延回路から出力された遅延信号
の一つを遅延時間の増加の順にかつ360 o未満の位相差
に相当する最大遅延時間が生ずる範囲内で順次又は1つ
跳び若しくは複数跳びに選択する動作を信号選択回路に
反復させるように構成されている。
【0005】
【作用】図4の波形図を参照しながら本発明の作用を説
明する。S0は水晶発振器などの周波数安定度の高い発
振器で発生された正弦波の信号から作成された周波数安
定度の高いディジタルの原信号であり、S1〜S7は原
信号S0をその周期の1/8に相当する一定時間τずつ
順次遅延させた信号である。この原信号S0と遅延信号
S1〜S7から成る8個の信号が信号選択回路に供給さ
れる。この信号選択回路は、信号選択制御回路の制御の
もとに、信号S0,S1,S2・・・・の順に信号を選
択して出力する。
【0006】すなわち、信号選択回路は、原信号S0が
立ち上がる前にこの原信号S0を選択して出力し、原信
号S0の立ち上がりからτ以上の時間が経過しかつ遅延
信号S1が立ち下がる前にこの遅延信号S1を選択して
出力し、さらに、遅延信号S1の立ち下がりからτ以上
の時間が経過しかつ遅延信号S2が立ち上がる前にこの
遅延信号S2を選択して出力するという具合に、原信号
の周期Tよりも短い周期で遅延された信号を順次選択し
て出力してゆく。信号選択回路は、最後の遅延信号を選
択したのちは、再度原信号を選択し、続いて順次信号S
1,S2,S3・・・・を順次選択してゆくという動作
を反復する。
【0007】この結果、信号選択回路から出力される信
号は、信号SG1で示すように、原信号の周期Tよりも
遅延時間τ(T/8)だけ長い周期(9T/8)の信号
に変換される。上記原信号と遅延信号の選択をS0,S
2,S4,S6,S0という具合に1跳びに反復する
と、信号SG2で示すように、原信号の周期Tよりも遅
延時間τの2倍(2T/8)だけ長い周期(10T/
8)の信号に変調される。説明の便宜上、遅延時間の原
信号の周期に対する比率が相当大きい場合を例示した。
実際には、この比率を十分小さな値に設定することによ
り、原信号をその周期に比べて僅かに長い周期の信号に
変換できる。また、1又は複数の入力ディジタル信号の
2状態やこれらの組合せや、入力アナログ信号のレベル
に応じて周波数を動的に変更することにより、MF(多
周波)信号発生回路やFM変調回路を構成することもで
きる。以下、本発明を実施例と共に更に詳しく説明す
る。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の信号変調回路の
構成を示すブロック図である。この信号変調回路は、水
晶発振器などを用いて発生させた周波数安定度の高い原
信号の入力端子INと、縦列接続された遅延回路D1,
D2,D3・・・・DNと、信号選択回路SSと、ハー
ドウェア構成の信号選択制御回路SSCとを備えてい
る。ハードウェア構成の信号選択制御回路SSCは、エ
ッジ検出回路EDと、フリップフロップF/Fと、遅延
回路DLと、プログラマブルカウンタPCと、デコーダ
DCと、入力部IPとを備えている。
【0009】図1の信号変調回路の遅延回路の段数は、
使用目的によっては、実際には数百段から数千段にも及
ぶ場合も多いが、ここでは説明の便宜上遅延回路の段数
を7段と仮定し、遅延回路D1,D2,D3・・・・の
遅延時間τを原信号の周期Tの1/8であるとする。再
び図4の波形図を使用してこの実施例の信号変調回路の
動作を説明する。
【0010】動作開始時の初期状態においては、信号選
択制御回路SSCのプログラマブルカウンタPCは、初
期値「0」であり、この初期値「0」を解読したデコー
ダDCは信号選択回路SSに原信号S0の選択指令を出
力する。また、この初期状態においては、フリップフロ
ップF/Fの出力はローであり、このロー信号をエッジ
指定信号として受けるエッジ検出回路EDは、信号選択
回路SSから出力される信号SG1中に出現する立ち上
がりエッジの検出状態に初期設定される。
【0011】図4の波形図に示すように、最初に選択中
の原信号S0がローからハイに立ち上がると、この立ち
上がりエッジを検出したエッジ検出回路EDはエッジ検
出パルスPを出力する。このエッジ検出パルスPは、遅
延回路DLとフリップフロップF/Fに供給される。こ
のエッジ検出パルスPを受けたフリップフロップF/F
の出力はローからハイに反転し、これをエッジ指定信号
として受けたエッジ検出回路EDは、立ち上がりエッジ
の検出状態から立ち下がりエッジの検出状態に移行す
る。エッジ検出回路EDから出力されたエッジ検出パル
スPは、遅延回路DLでτよりも多少大きな所定時間遅
延されたパルスP’としてプログラマブルカウンタPC
に供給され、そのカウント値が「0」から「1」にカウ
ントアップされる。
【0012】このカウントアップされたカウント値
「1」を解読したデコーダDCは、信号選択回路SSに
遅延信号S1の選択指令を出力する。この選択指令を受
けた信号選択回路SSは、選択中の原信号S0に代えて
これよりもτだけ遅延した遅延信号S1を新たに選択す
る。この結果、信号選択回路SSの出力は、原信号S0
の立ち上がり時点から遅延回路DLで設定されているτ
よりも大きな遅延時間だけ遅れて原信号S0から遅延信
号S1に切り換えられる。こののち、選択中の遅延信号
S1がハイからローに立ち下がると、この立ち下がりエ
ッジを検出したエッジ検出回路EDはエッジ検出パルス
Pを出力する。このエッジ検出パルスPを受けたフリッ
プフロップF/Fの出力はハイからローに反転し、これ
をエッジ指定として受けたエッジ検出回路EDは、立ち
下がりエッジの検出状態から立ち上がりエッジの検出状
態に移行する。エッジ検出回路EDから出力されたエッ
ジ検出パルスPは、遅延回路DLで所定時間遅延された
パルスP’としてプログラマブルカウンタPCに供給さ
れ、そのカウント値が「1」から「2」にカウントアッ
プされる。
【0013】このカウント値「2」を解読したデコーダ
DCは、信号選択回路SSに遅延信号S2の選択指令を
出力する。信号選択回路SSは、選択中の原信号S1に
代えてこれよりもτだけ遅延した遅延信号S2を新たに
選択する。この結果、信号選択回路SSの出力は、原信
号S1の立ち下がり時点から遅延回路DLで設定されて
いるτよりも大きな遅延時間だけ遅れて原信号S1から
遅延信号S2に切り換えられる。こののち、選択中の遅
延信号S2がローからハイに立ち上がると、この立ち上
がりエッジを検出したエッジ検出回路EDはエッジ検出
パルスPを出力する。このエッジ検出パルスPを受けた
フリップフロップF/Fの出力はローからハイに反転
し、これをエッジ指定信号として受けたエッジ検出回路
EDは、立ち上がりエッジの検出状態から立ち下がりエ
ッジの検出状態に移行する。エッジ検出回路EDから出
力されたエッジ検出パルスPは、遅延回路DLで所定時
間遅延されたパルスP’としてプログラマブルカウンタ
PCに供給され、そのカウント値が「2」から「3」に
カウントアップされる。
【0014】以下、同様にして、信号選択回路SSで選
択中の遅延信号S3,S4,S5、S6に立ち上がりエ
ッジや立ち下がりエッジが検出されるたびに、τずつ遅
れた遅延信号が新たに選択されてゆく。最後に選択され
る遅延信号S7は、原信号S0よりも、位相角でほぼ36
0 o (2π)近く遅延しており、これをさらにτだけ遅
延させると原信号S0よりも丁度2π遅延した信号にな
る。遅延信号S7の立ち下がりエッジが検出されると、
遅延信号S7に代えて原信号S0よりも丁度2πだけ遅
延された信号すなわち、原信号S0が再度選択され、カ
ウント値「8」に達したプログラマブルカウンタは初期
値「0」に復帰し、この信号変調回路は、動作開始直後
の初期状態に復帰する。以後、原信号S0の立ち上がり
エッジの検出に伴い上述したと同様の動作が反復され
る。
【0015】図2は、本発明の他の実施例の信号変調回
路の構成を示すブロック図である。この実施例の信号変
調回路は、図1に示した信号変調回路内のハードウェア
構成の信号選択制御部SSCをプロセッサによるソフト
ウエア制御の信号選択制御部SSRで実現すると共に、
2π位相遅延段数検出部Aを付加した構成となってい
る。
【0016】2π位相遅延段数検出部Aは、縦列接続さ
れた遅延回路D1,D2,D3・・・・DNのうち何段
目の遅延回路の出力が原信号S0よりもほぼ2πだけ位
相が遅延しているのかを検出し、その検出段数nを信号
選択制御部SSCに通知するためのものである。このよ
うな2π位相遅延段数検出部Aを付加することにより、
遅延回路D1〜DNの位相遅延量が周囲温度の変動など
に伴って変動したり、あるいは原信号の周期が変更され
て2πの位相差を生ずる遅延回路の段数が変更されて
も、信号制御部SSCは、何段目の遅延回路までの間を
切り換えれば所望の信号変調が可能かを知ることができ
る。
【0017】2π位相遅延段数検出部Aは、比較回路A
1と、アップ/ダウン・カウンタA2と、セレクタA3
とから構成されている。位相比較回路A1は、原信号S
0を2分周した信号とセレクタA3が選択中の遅延信号
Snを2分周した信号Sn2との位相差を比較し、比較
結果に応じて、信号Sn2を更に遅延した信号CKに同
期してカウント値を1だけカウントアップするか1だけ
カウントダウンかを指定するU/D信号と、カウントア
ップやカウントダウンを実行するか否かを指定するカウ
ントイネーブル信号CENを後段のアップ/ダウンカウ
ンタA2に出力する。
【0018】位相比較回路A1は、図4に示すように、
Dフリップフロップ1,2,3,4と、2入力アンドゲ
ート5と、2入力ノアゲート6と、遅延回路7,8とか
ら構成されている。Dフリップフロップ1は、セレクタ
A3が選択中の遅延信号Snを2分周することにより、
図5の波形図に示すような2分周遅延信号Sn2を発生
させる。同様に、Dフリップフロップ2は、原信号S0
を2分周することにより、図5に示すような2分周原信
号S02を発生させる。
【0019】2分周原信号S0は、フリップフロップ3
のクロック入力端子に供給されると共に、遅延回路7で
適宜な時間だけ遅延された遅延2分周原信号S02dと
なり、フリップフロップ4のクロック入力端子に供給さ
れる。2分周原信号S02の立上がり時点t1と、遅延
2分周原信号S02dの立上がり時点t2と、2分周遅
延信号Sn2の立上がり時点との前後関係に応じて、D
フリップフロップ3,4の出力信号a,bが変化し、こ
れらの出力信号を受ける2入力アンドゲート5と2入力
ノアゲート6の出力が変化する。
【0020】アップ/ダウンカウンタA2には、原信号
S0よりもほぼ360 o 遅延した遅延信号を選択するため
に必要と予測されるカウント値が初期値として予め設定
されている。この予測値が正しければ、2分周遅延信号
Sn2が時点t1とt2の間で立上がる。実際には、図
6(A)に示すように、カウント値の初期値が小さ過ぎ
たために選択中の2分周遅延信号Sn2の遅延量が小さ
過ぎ、時点t1に先行して2分周遅延信号Sn2がハイ
に立上がるものとする。
【0021】先行してハイに立上がった2分周遅延信号
Sn2を、時点t1とt2でラッチするDフリップフロ
ップ3と4の各出力信号aとbとは、共にハイ(H)状
態を保つ。この結果、アンドゲート5から出力されるU
/D信号はハイ状態に保たれ、後段のアップ/ダウンカ
ウンタA2(図2参照)にカウントアップが指令され
る。また、ノアゲート6から出力されるカウントイネー
ブル信号CENはハイに保たれ、後段のアップ/ダウン
カウンタA2にカウント動作の継続が指令される。
【0022】この結果、アップ/ダウンカウンタA2
は、遅延2分周原信号S02dを遅延回路8で更に遅延
させた信号CKの立上がり時点t3に同期してカウント
値を1だけ増加させる。アップ/ダウンカウンタA2の
カウント値が1だけ増加されると、図2のセレクタA3
は選択中の遅延信号Snが更にτだけに遅延された遅延
信号Sn+1を選択し、位相比較回路A1に供給する。
このように、図6(A)に示すタイミングの関係が成立
している期間は、アップ/ダウンカウンタA2のカウン
ト値が信号CKの立上がりに同期して1だけ増加され、
τずつ遅延した信号がセレクタA3で順次選択されてゆ
く。
【0023】図6(B)に示すように、新たに選択され
た2分周遅延信号Sn2が時点t1とt2の間で立上が
るようになったとすれば、ハイに立上がる直前の2分周
遅延信号Sn2を時点t1でラッチしたDフリップフロ
ップ3の出力aはロー(L)に変化し、ハイに立上がっ
直後の2分周遅延信号Sn2を時点t2でラッチしたD
フリップフロップ4の出力bはハイ状態を保つ。この結
果、アンドゲート5から出力されるU/D信号はローに
立上がり、後段のアップ/ダウンカウンタA2にカウン
トダウンが指令される。また、ノアゲート6から出力さ
れるカウントイネーブル信号CENはローに立下がり、
後段のアップ/ダウンカウンタA2にカウント動作の停
止が指令される。この結果、アップ/ダウンカウンタA
2のカウント値は不変に保たれ、選択中のほぼ360 o
延した遅延信号Snが選択され続ける。
【0024】図6(C)に示すように、選択中の遅延信
号Sn2が目標値よりも遅延し過ぎてしまい、時点t2
の直後に立上がる状態になったとすれば、ハイに立上が
る直前の2分周遅延信号Sn2を時点t1、t2の各時
点でラッチするDフリップフロップ3,4の出力aとb
は共にローとなる。この結果、アンドゲート5から出力
されるU/D信号はロー状態を保ち、後段のアップ/ダ
ウンカウンタA2にカウントダウンが指令される。ま
た、ノアゲート6から出力されるカウントイネーブル信
号CENはハイに立上がり、後段のアップ/ダウンカウ
ンタA2にカウント動作の開始が指令される。この結
果、アップ/ダウンカウンタA2のカウント値は1だけ
減少され、選択中の遅延信号Snよりもτだけ遅延量の
少ない遅延信号Sn−1が新たに選択される。
【0025】上記新たな遅延信号の選択によって図6
(D)の状態から、図6(D)の状態に移行したものと
すれば、カウントイネーブル信号CENはローになって
アップ/ダウンカウンタA2のカウント動作は停止さ
れ、原信号S0からほぼ360 o 遅延した選択中の遅延信
号が選択され続ける。
【0026】以上、説明の便宜上、2分周遅延信号Sn
2が2分周原信号S0と遅延2分周原信号S0dの間で
立上がるようにしたため、遅延信号Sn2の原信号S0
に対する位相の遅延量が360 o よりも僅かに大きな値に
なった。しかしながら、実際には、2 分周遅延信号Sn
2が更に適宜な同量ずつ遅延させた2分周原信号S0と
遅延2分周原信号S0dとの間で立上がる構成を採用す
ることにより、遅延信号Sn2の原信号S0に対する位
相の遅延量が360 o よりも僅かに小さな値に設定され
る。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の信
号変調回路は、ほぼ同一時間ずつ遅延させた遅延信号の
一つを遅延時間の増加の順にかつ360 o 未満の位相差に
相当する最大遅延時間が生ずる範囲内で順次又は1つ跳
び若しくは複数跳びに選択する構成であるから、簡易・
安価な構成のもとで、高精度かつ変更可能な周波数の信
号の発生などを実現できるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の信号変調回路の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例の信号変調回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】図2の2π位相遅延段数検出部A内の位相比較
回路A1の構成の一例を示す回路図である。
【図4】本発明の作用を説明するための波形図である。
【図5】図3の位相比較回路A1の動作を説明するため
の波形図である。
【図6】図3の位相比較回路A1の動作を更に詳細に説
明するための波形図である。
【符号の説明】
D1〜DN 信号遅延回路 SS 信号選択回路 SSC 信号選択制御回路 SO 遅延前の原信号 S1〜SN 順次τずつ遅延された遅延信号 A 2π位相遅延段数検出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタルの原信号をほぼ同一時間ずつ遅
    延させる縦列接続された複数の信号遅延回路と、 前記原信号又は前記各信号遅延回路から出力された遅延
    信号の一つを選択して出力する信号選択回路と、 前記原信号又は前記各信号遅延回路から出力された遅延
    信号の一つを遅延時間の増加の順にかつほぼ360 o の位
    相差に相当する最大遅延時間が生ずる範囲内で順次又は
    1つ若しくは複数跳びに選択する動作を前記信号選択回
    路に反復させる信号選択制御回路とを備えたことを特徴
    とする信号変調回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ディジタルの原信号は、水晶発振器を用いて発生さ
    せたディジタル信号であることを特徴とする信号変調回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記原信号とほぼ2πの位相差を有する前記遅延信号を
    出力する前記遅延回路の段数を検出し、前記信号選択制
    御回路に通知する2π位相遅延段数検出部を更に備えた
    ことを特徴とする信号変調回路。
JP6263080A 1994-10-03 1994-10-03 信号変調回路 Withdrawn JPH08102660A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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