JPH0620118U - 自動車のドア - Google Patents

自動車のドア

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JPH0620118U
JPH0620118U JP6434792U JP6434792U JPH0620118U JP H0620118 U JPH0620118 U JP H0620118U JP 6434792 U JP6434792 U JP 6434792U JP 6434792 U JP6434792 U JP 6434792U JP H0620118 U JPH0620118 U JP H0620118U
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hinge
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明浩 田口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアのインナパネルと、これに固着された補
強用のヒンジサイドパネルとの間に形成された空隙を通
して、車内にほこりや音が侵入することを阻止した自動
車のドアを提供する。 【構成】 インナパネル3に形成されたチェックアーム
用の貫通孔15よりも上方と下方に位置するヒンジサイ
ドパネル部分6bをインナパネル3の面に当接させ、チ
ェックアーム用の貫通孔15から侵入するほこりや音の
通過を阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドアヒンジを介して車体に回動可能に枢支された自動車のドアに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、上述のドアを有する自動車の一例としてトラックを示す側面図であり 、図5は図4に示したドアだけを車内側から見たときの斜視図である。また図6 は図5に示したドアを車体に組付けたときの、図5のVI−VI線断面図である。
【0003】 これらの図から判るように、ドア1は車外側の外壁を構成するアウタパネル2 と、このパネル2に一体的に固定され、車内側の内壁を構成するインナパネル3 とを有している。インナパネル3の車内側の面には、通常、図示していないドア トリムが固定される。
【0004】 このように構成されたドア1は、その上下の2個所でドアヒンジ4を介して車 体5に矢印A方向に回動可能に枢支される。かかるドアヒンジ4が設けられたイ ンナパネル部分には大きな荷重が作用するので、これを補強する目的で、ヒンジ サイドパネル6が付設されている。
【0005】 このヒンジサイドパネル6は、図5及び図6に示すように、インナパネル3と アウタパネル2の間に位置し、ドアヒンジ4が設けられた側のインナパネル部分 の面にスポット溶接によって一体に固着されている。その際、ヒンジサイドパネ ル6の剛性が高められるように、このパネル6は、これに対向するインナパネル 部分との間に空隙Gを形成するように、該パネル6の上下方向に延びる両側縁部 6aがインナパネル3にスポット溶接によって固着されている。ヒンジサイドパ ネル6とインナパネル3とによって閉断面形状を構成し、その全体の剛性を高め ているのである。図5には、ヒンジサイドパネル6とインナパネル3との溶接個 所をX印で示し、またこれらとアウタパネル2の断面形状を符号Pで示した部分 に破線で示してある。
【0006】 上下のドアヒンジ4は、図6に示すように車体5のピラー、この例ではフロン トピラー7に固着されたベース部材8と、ヒンジサイドパネル6に固着されたリ テーナ9にボルト締めにより固定されたブラケット10と、このブラケット10 と前述のベース部材8とを枢着するヒンジピン11とを有し、ドア1はこのヒン ジピン11の軸線のまわりを回動する。
【0007】 ドア1を、図6に示すように閉じたとき、符号Iで示す側が車内側、Oで示す 側が車外側となるが、このとき、ピラー7に取付けられた弾性材より成るウェザ ストリップ12がドア1のインナパネル3に圧接し、車内Iのシール性を保持す る。
【0008】 一方、ピラー7には、枢ピン13を介してチェックアーム14が枢着され、該 アーム14はインナパネル3に形成された貫通孔15に挿通され、さらに前述の 空隙Gを通って、ヒンジサイドパネル6に取付部材16を介して固定された摺動 部材17に挿通されている。すなわち、チェックアーム14は、ヒンジサイドパ ネル6の孔18と、これに整合する摺動部材17の中心孔を貫通し、この中心孔 の内周面に接触している。
【0009】 チェックアーム14には、波状に湾曲させた突部(図示せず)が形成され、ド ア1を開閉すると、これに伴ってチェックアーム14が摺動部材17に対して摺 接し、ドア1が半開き状態となったとき、チェックアーム14の突部が摺動部材 17に当接し、ドア1に大きな抵抗を与える。このようにしてドア1をその半開 き状態に開放したときに、操作者に節度感を与え、ドア1が一度に全開位置へ回 動することを阻止する。このような作用をなすチェックアーム14と摺動部材1 7は、ドアチェック装置と称せられており、これについては、例えば実公昭63 −11269号公報などに詳しく説明されている。
【0010】 上述のように、ドア1のインナパネル3には、ヒンジサイドパネル6が固着さ れ、しかもこのパネル6とインナパネル3との間に、空隙Gが形成されるように 、ヒンジサイドパネル6の横断面形状が設定されているので、大きな荷重が加わ るドアヒンジ4の側のドア部分の剛性を高めることができる。
【0011】 ところが、上述の空隙Gを区画するインナパネル部分には、チェックアーム1 4が通る貫通孔15が形成されているので、ここから外部のほこりや音が侵入す るおそれがある。特に図6に示したように、ウェザストリップ12が貫通孔15 よりも車内側に位置していると、貫通孔15はウェザストリップ12に関して車 外側となるので、この貫通孔15から車外のほこりや音が入りやすくなる。この ようにして侵入したほこりや音は、インナパネル3とヒンジサイドパネル6とに よって区画された空隙Gを通り、車内に入り込んでくる。
【0012】 このような不具合を除去するには、ヒンジサイドパネル6の全体をインナパネ ル面に当接させ、両者の間に空隙Gが形成されないようにすればよいが、このよ うにすると、ヒンジサイドパネル6とインナパネル3の剛性が低下する不具合を 免れない。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述した新規な認識に基づきなされたものであり、その目的とする ところは、剛性の低下を伴うことなく、インナパネルの貫通孔を通して、車外の ほこりや音が車内に侵入することを阻止できる自動車のドアを提供することにあ る。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、車体にドアヒンジを介して回動可能に枢 支された自動車のドアであって、車外側の外壁を構成するアウタパネルと、該パ ネルに固定されていて、車内側の内壁を構成するインナパネルと、該インナパネ ルとアウタパネルの間に位置し、かつドアヒンジが設けられた側のインナパネル 部分の面に固着された補強用のヒンジサイドパネルとを有し、該ヒンジサイドパ ネルは、これに対向するインナパネル部分との間に空隙を形成するように、上下 方向に延びる両側縁部がインナパネルに固着され、該インナパネルには、車体の ピラーに枢着されたチェックアームが挿通する貫通孔が形成され、ヒンジサイド パネルには、前記チェックアームが貫通し、かつドアの開閉に伴って該チェック アームが摺接する摺動部材が固定されている自動車のドアにおいて、前記貫通孔 よりも上方と下方の領域におけるヒンジサイドパネル部分を、前記空隙が形成さ れないように該パネル部分に対向するインナパネル面に当接させ、貫通孔近傍の インナパネル部分と、これに対向するヒンジサイドパネル部分と、その上部と下 部のヒンジサイドパネル部分により形成された上壁及び下壁とによって、袋状の 空間を区画形成した自動車のドアを提案する。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に説明する。
【0016】 図1及び図2は、本考案一実施例のドア1を示す図5及び図6と同様な図であ り、ここに示したドア1と、車体5と、これらに付設された各種要素の基本構成 は、図4乃至図6を参照して先に説明したところと変りはない。よって、主とし て従来と相違するところだけを以下に説明し、図1及び図2における従来と変り のない部分には、図4乃至図6に付した符号と同じ符号を付してその説明を省略 する。
【0017】 従来と異なるところは、ヒンジサイドパネル6の形状にある。図3は、このヒ ンジサイドパネル6を取り出し、かつインナパネル3を鎖線で付加した図である が、この図にも示すように、インナパネル3に形成されたチェックアーム14用 の貫通孔15よりも、上方と下方の領域におけるヒンジサイドパネルの部分6b ,6bが、これに対向するインナパネル面に沿うように形成され、該インナパネ ル面に当接している。すなわち、両ヒンジサイドパネル部分6b,6bと、これ に対向するインナパネル面との間に、従来のような空隙が形成されていないので ある。
【0018】 この構成により、図3に示す如く、貫通孔15の近傍のインナパネル部分3a と、これに対向するヒンジサイドパネル部分6cと、その上部と下部のヒンジサ イドパネル部分により形成された上壁6d及び下壁6eとによって、袋状の空間 Sが区画形成される。上下のヒンジサイドパネル部分6b,6bよりも上方と下 方の領域には、従来と同様に空隙Gが区画形成されている。
【0019】 なお、図3においては、チェックアーム14、これが挿通する摺動部材17及 びこれが嵌合するヒンジサイドパネル6の孔18について、図示を省略してある 。
【0020】 車外のほこりや音は、インナパネル3の貫通孔15を通してその内部に侵入し てくるが、その内部の空間Sが袋状に閉じられているので、空間Sに入り込んだ ほこりや音は、この空間Sから車内へ入り込むことはない。すなわち、ヒンジサ イドパネル6の上壁6dと下壁6eが、ほこりや音が車内に侵入することを阻止 する隔壁として作用するのである。
【0021】 しかも、ヒンジサイドパネル6は、空間Sとその上下の空隙Gを区画するよう に曲折形成されているので、ドア1の剛性が低下することもない。むしろ、空間 Sの上下に位置するヒンジサイドパネル部分6b,6bの形状によって、該パネ ル6の剛性が従来よりも高められ、ドア1の補強効果を向上させることができる 。
【0022】 また上述のヒンジサイドパネル部分6b,6bは、インナパネル面に当接して いるので、ここに、図3にX印で示した如くスポット溶接を施すことができ、こ れによってドア1の強度を一層高めることができる。ドア1の開閉時には、チェ ックアーム14と摺動部材17に大きな力が作用し、従ってこの摺動部材17の 近傍のドア部分にも大きな外力が加わるが、上述のようにヒンジサイドパネル部 分6b,6bと、これに対向するインナパネル部分とを溶接することによって、 摺動部材17の近傍のドア部分の強度を高めることがでるので、パネル3,6の 板厚を従来よりも薄くしても、その疲労による亀裂の発生を阻止することができ る。
【0023】 本考案はトラック以外の自動車のドアや、サイドドア以外の各種のドアにも適 用できるものである。
【0024】
【考案の効果】
本考案によれば、インナパネルに形成されたチェックアーム用の貫通孔を通し てほこりや音が車内に侵入する不具合を阻止することができる。しかもドアの剛 性が低下することを阻止でき、むしろその剛性を従来よりも高めることが可能で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例のドアを車内側から見た斜視図
である。
【図2】図1に示したドアを車体に組付けた状態での図
1のII−II線断面図である。
【図3】図1及び図2に示したドアのヒンジサイドパネ
ルを示す斜視図であって、一部の構成を省略した図であ
る。
【図4】自動車の一例であるトラックの側面図である。
【図5】図4に示した従来のドアを車内側から見た斜視
図である。
【図6】図5に示したドアを車体に組付けた状態での、
図5のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 アウタパネル 3 インナパネル 4 ドアヒンジ 5 車体 6 ヒンジサイドパネル 6a 側縁部 6b ヒンジサイドパネル部分 6c ヒンジサイドパネル部分 6d 上壁 6e 下壁 7 ピラー 14 チェックアーム 15 貫通孔 17 摺動部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体にドアヒンジを介して回動可能に枢
    支された自動車のドアであって、車外側の外壁を構成す
    るアウタパネルと、該パネルに固定されていて、車内側
    の内壁を構成するインナパネルと、該インナパネルとア
    ウタパネルの間に位置し、かつドアヒンジが設けられた
    側のインナパネル部分の面に固着された補強用のヒンジ
    サイドパネルとを有し、該ヒンジサイドパネルは、これ
    に対向するインナパネル部分との間に空隙を形成するよ
    うに、上下方向に延びる両側縁部がインナパネルに固着
    され、該インナパネルには、車体のピラーに枢着された
    チェックアームが挿通する貫通孔が形成され、ヒンジサ
    イドパネルには、前記チェックアームが貫通し、かつド
    アの開閉に伴って該チェックアームが摺接する摺動部材
    が固定されている自動車のドアにおいて、 前記貫通孔よりも上方と下方の領域におけるヒンジサイ
    ドパネル部分を、前記空隙が形成されないように該パネ
    ル部分に対向するインナパネル面に当接させ、貫通孔近
    傍のインナパネル部分と、これに対向するヒンジサイド
    パネル部分と、その上部と下部のヒンジサイドパネル部
    分により形成された上壁及び下壁とによって、袋状の空
    間を区画形成したことを特徴とする自動車のドア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4742974B2 (ja) * 2006-04-28 2011-08-10 トヨタ自動車株式会社 車体側面構造

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