JPH06199483A - エレベーター用制動装置 - Google Patents
エレベーター用制動装置Info
- Publication number
- JPH06199483A JPH06199483A JP5001351A JP135193A JPH06199483A JP H06199483 A JPH06199483 A JP H06199483A JP 5001351 A JP5001351 A JP 5001351A JP 135193 A JP135193 A JP 135193A JP H06199483 A JPH06199483 A JP H06199483A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- braking
- sheave
- elevator
- car
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、駆動シーブとロープ４との間の摩
擦力によらず、かごや釣合重りをより確実にかつ安全に
停止させることを目的とするものである。 【構成】 制動時にそらせ楔３と押圧体１５との間に押
し込まれる楔状の制動部材１８を設け、また制動時には
皿ばね１６により押圧体１５を介して制動部材１８をそ
らせ車３側へ押し付け、そらせ車３と制動部材１８との
間にロープ４を把持することによってかごを停止させる
ようにした。
擦力によらず、かごや釣合重りをより確実にかつ安全に
停止させることを目的とするものである。 【構成】 制動時にそらせ楔３と押圧体１５との間に押
し込まれる楔状の制動部材１８を設け、また制動時には
皿ばね１６により押圧体１５を介して制動部材１８をそ
らせ車３側へ押し付け、そらせ車３と制動部材１８との
間にロープ４を把持することによってかごを停止させる
ようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、綱車に巻き掛けられ
たロープの一側にかごが、他側に釣合重りがそれぞれ吊
り下げられているエレベーターの制動を行うためのエレ
ベーター用制動装置に関するものである。
たロープの一側にかごが、他側に釣合重りがそれぞれ吊
り下げられているエレベーターの制動を行うためのエレ
ベーター用制動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図６は例えば特開昭６２−２５５３７６
号公報に示された従来のエレベーターの昇降路縦断面
図、図７は図６の巻上機を示す側面図である。図におい
て、昇降路上部の機械室には、巻上機１が設置されてい
る。この巻上機１の綱車である駆動シーブ２と、機械室
１内に設けられた綱車であるそらせ車３とには、ロープ
４が巻き掛けられている。ロープ４の一側にはかご５
が、他側には釣合重り６が、それぞれ吊車７を介して吊
り下げられている。
号公報に示された従来のエレベーターの昇降路縦断面
図、図７は図６の巻上機を示す側面図である。図におい
て、昇降路上部の機械室には、巻上機１が設置されてい
る。この巻上機１の綱車である駆動シーブ２と、機械室
１内に設けられた綱車であるそらせ車３とには、ロープ
４が巻き掛けられている。ロープ４の一側にはかご５
が、他側には釣合重り６が、それぞれ吊車７を介して吊
り下げられている。
【０００３】巻上機１の軸端部には、駆動シーブ２の速
度を検出する第１速度検出器８が設けられている。ま
た、そらせ車３には、ロープ４の速度を検出するための
第２速度検出器９が接続されている。巻上機１には、駆
動シーブ２とともに回転するブレーキドラム１０が設け
られており、このブレーキドラム１０の径方向外側に
は、ブレーキドラム１０を両側から把持する一対のブレ
ーキライニング１１が設けられている。これら一対のブ
レーキライニング１１は、ばね１２により、ブレーキド
ラム１０を把持する側へ付勢されている。また、巻上機
１の上部には、ブレーキライニング１１の把持状態を開
放させるための電磁マグネット１３がマグネット受け梁
１４を介して取り付けられている。
度を検出する第１速度検出器８が設けられている。ま
た、そらせ車３には、ロープ４の速度を検出するための
第２速度検出器９が接続されている。巻上機１には、駆
動シーブ２とともに回転するブレーキドラム１０が設け
られており、このブレーキドラム１０の径方向外側に
は、ブレーキドラム１０を両側から把持する一対のブレ
ーキライニング１１が設けられている。これら一対のブ
レーキライニング１１は、ばね１２により、ブレーキド
ラム１０を把持する側へ付勢されている。また、巻上機
１の上部には、ブレーキライニング１１の把持状態を開
放させるための電磁マグネット１３がマグネット受け梁
１４を介して取り付けられている。
【０００４】このような従来のエレベーターは、駆動シ
ーブ２とロープ４との間の摩擦によって、巻上機１の駆
動力をロープ４に伝達することにより運転される。この
とき、ロープ４は、かご５側と釣合重り６側との重量差
に応じて、駆動シーブ２上で微小にスリップする。
ーブ２とロープ４との間の摩擦によって、巻上機１の駆
動力をロープ４に伝達することにより運転される。この
とき、ロープ４は、かご５側と釣合重り６側との重量差
に応じて、駆動シーブ２上で微小にスリップする。
【０００５】しかし、過大な荷重が加わったり異常な加
速度が作用した場合などには、予め想定した量よりも大
きくスリップするため、駆動シーブ２の速度を検出する
第１速度検出器８とロープ４の速度を検出する第２速度
検出器９とを設けて、スリップの状態を検出するように
している。そして、異常なスリップが検出された場合に
は、電磁マグネット１３への通電を断ち、ばね１２によ
りブレーキライニング１１をブレーキドラム１０に押し
付けて、エレベーターを停止させる。
速度が作用した場合などには、予め想定した量よりも大
きくスリップするため、駆動シーブ２の速度を検出する
第１速度検出器８とロープ４の速度を検出する第２速度
検出器９とを設けて、スリップの状態を検出するように
している。そして、異常なスリップが検出された場合に
は、電磁マグネット１３への通電を断ち、ばね１２によ
りブレーキライニング１１をブレーキドラム１０に押し
付けて、エレベーターを停止させる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のエレベーター用制動装置においては、制動装置
自身でかご５を停止させるのではなく、駆動シーブ２と
ロープ４との間の摩擦力を介して制動力が伝達されるよ
うになっているので、上記摩擦力が制動力と同等以上確
保されていなければ安全に停止できないという問題点が
あった。
た従来のエレベーター用制動装置においては、制動装置
自身でかご５を停止させるのではなく、駆動シーブ２と
ロープ４との間の摩擦力を介して制動力が伝達されるよ
うになっているので、上記摩擦力が制動力と同等以上確
保されていなければ安全に停止できないという問題点が
あった。
【０００７】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、駆動シーブと
ロープとの間の摩擦力によらず、かごや釣合重りをより
確実にかつ安全に停止させることができるエレベーター
用制動装置を得ることを目的とする。
ることを課題としてなされたものであり、駆動シーブと
ロープとの間の摩擦力によらず、かごや釣合重りをより
確実にかつ安全に停止させることができるエレベーター
用制動装置を得ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係るエ
レベーター用制動装置は、制動時に綱車とその周辺部材
との間に押し込まれ、綱車との間にロープを把持するこ
とによってかごを停止させる楔状の制動部材を設けたも
のである。
レベーター用制動装置は、制動時に綱車とその周辺部材
との間に押し込まれ、綱車との間にロープを把持するこ
とによってかごを停止させる楔状の制動部材を設けたも
のである。
【０００９】請求項２の発明に係るエレベーター用制動
装置は、制動時にばねにより制動部材を綱車側に押し付
けるようにしたものである。
装置は、制動時にばねにより制動部材を綱車側に押し付
けるようにしたものである。
【００１０】請求項３の発明に係るエレベーター用制動
装置は、切断検出手段によりロープの切断が検出された
ときに、綱車とその周辺部材との間に制動部材を押し込
むようにしたものである。
装置は、切断検出手段によりロープの切断が検出された
ときに、綱車とその周辺部材との間に制動部材を押し込
むようにしたものである。
【００１１】請求項４の発明に係るエレベーター用制動
装置は、スリップ検出手段によりロープの異常なスリッ
プが検出されたときに、綱車とその周辺部材との間に制
動部材を押し込むようにしたものである。
装置は、スリップ検出手段によりロープの異常なスリッ
プが検出されたときに、綱車とその周辺部材との間に制
動部材を押し込むようにしたものである。
【００１２】請求項５の発明に係るエレベーター用制動
装置は、制動部材を互いに異なる方向へ向けて２個一対
配置したものである。
装置は、制動部材を互いに異なる方向へ向けて２個一対
配置したものである。
【００１３】
【作用】この発明においては、楔状の制動部材を綱車と
その周辺部材との間に押し込むことにより、綱車と制動
部材との間にロープを把持するので、巻上機の駆動シー
ブとロープとの間の摩擦力に関係なく、かごを制動停止
させることができる。
その周辺部材との間に押し込むことにより、綱車と制動
部材との間にロープを把持するので、巻上機の駆動シー
ブとロープとの間の摩擦力に関係なく、かごを制動停止
させることができる。
【００１４】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例１．図１は請求項１及び請求項２の発明の一実施
例によるエレベーター用制動装置を示す正面図であり、
図６及び図７と同一又は相当部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
る。 実施例１．図１は請求項１及び請求項２の発明の一実施
例によるエレベーター用制動装置を示す正面図であり、
図６及び図７と同一又は相当部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【００１５】図において、取付梁３０上には、そらせ車
３側に斜面を有する押圧体１５が設けられている。この
押圧体１５は、そらせ車３に接離する方向（図の左右方
向）へ往復動可能になっている。また、押圧体１５は、
皿ばね１６によりそらせ車３側へ付勢されているが、通
常はストッパ１７によりそらせ車３側への移動が規制さ
れている。
３側に斜面を有する押圧体１５が設けられている。この
押圧体１５は、そらせ車３に接離する方向（図の左右方
向）へ往復動可能になっている。また、押圧体１５は、
皿ばね１６によりそらせ車３側へ付勢されているが、通
常はストッパ１７によりそらせ車３側への移動が規制さ
れている。
【００１６】そらせ車３と押圧体１５との間には、楔状
の制動部材１８が上下道可能に設けられている。この制
動部材１８には、ロープ４を把持するためのロープ溝１
８ａが形成されている。また、制動部材１８は、押さえ
ばね１９により下方へ付勢されているが、上端部のフラ
ンジ１８ｂが電磁マグネット２０のプランジャ２０ａに
係止されていることにより、通常は下方への移動が規制
されている。
の制動部材１８が上下道可能に設けられている。この制
動部材１８には、ロープ４を把持するためのロープ溝１
８ａが形成されている。また、制動部材１８は、押さえ
ばね１９により下方へ付勢されているが、上端部のフラ
ンジ１８ｂが電磁マグネット２０のプランジャ２０ａに
係止されていることにより、通常は下方への移動が規制
されている。
【００１７】制動部材１８の下方には、制動時に制動部
材１８の下端部が当接するとともに、押圧体１５の移動
をガイドする下部ストッパ２１が配置されている。押圧
体１５と制動部材１８との間には、複数個のボールで構
成したガイドコロ２２が介在している。
材１８の下端部が当接するとともに、押圧体１５の移動
をガイドする下部ストッパ２１が配置されている。押圧
体１５と制動部材１８との間には、複数個のボールで構
成したガイドコロ２２が介在している。
【００１８】次に、動作について説明する。エレベータ
ーの異常な運転動作が検出されると、電磁マグネット２
０のプランジャ２０ａが動作し、フランジ１８ｂの支え
が解除される。これにより、制動部材１８は、自重と押
さえばね１９の押圧力とにより下動する。そして、ある
程度下動すると、ロープ４とロープ溝１８ａとの接触に
よる摩擦力によって引き込まれ、下部ストッパ２１に当
接する。
ーの異常な運転動作が検出されると、電磁マグネット２
０のプランジャ２０ａが動作し、フランジ１８ｂの支え
が解除される。これにより、制動部材１８は、自重と押
さえばね１９の押圧力とにより下動する。そして、ある
程度下動すると、ロープ４とロープ溝１８ａとの接触に
よる摩擦力によって引き込まれ、下部ストッパ２１に当
接する。
【００１９】また、制動部材１８が下動すると、ストッ
パ１７が解除されて、皿ばね１６の押圧力により押圧体
１５がそらせ車３側へ移動し、制動部材１８がロープ４
に押し付けられる。従って、ロープ４に対する制動力
は、皿ばね１６により一定値が確保される。図２は図１
のII−II線に沿う矢視断面図であるが、ロープ溝１８ａ
は、見掛けの摩擦力が大きくなるように断面Ｖ字状に形
成されている。
パ１７が解除されて、皿ばね１６の押圧力により押圧体
１５がそらせ車３側へ移動し、制動部材１８がロープ４
に押し付けられる。従って、ロープ４に対する制動力
は、皿ばね１６により一定値が確保される。図２は図１
のII−II線に沿う矢視断面図であるが、ロープ溝１８ａ
は、見掛けの摩擦力が大きくなるように断面Ｖ字状に形
成されている。
【００２０】このように、楔状の制動部材１８をそらせ
車３と押圧体１５との間に押し込んで、制動部材１８に
よりロープ４を直接把持させることによって、駆動シー
ブ２が空転したり、駆動シーブ２の回転方向とは逆の方
向へロープ４がスリップしたりするような条件下でも、
エレベーターをより確実にかつ安全に減速・停止させる
ことができる。
車３と押圧体１５との間に押し込んで、制動部材１８に
よりロープ４を直接把持させることによって、駆動シー
ブ２が空転したり、駆動シーブ２の回転方向とは逆の方
向へロープ４がスリップしたりするような条件下でも、
エレベーターをより確実にかつ安全に減速・停止させる
ことができる。
【００２１】ところで、従来、エレベーターにおける機
械的な制動保持装置は、駆動装置に備えられ通常運転時
に用いられる電磁式ブレーキと、かごに備えられ非常時
に用いられる非常止め装置とが一般的である。これらの
うち、電磁式ブレーキとしては、ドラム型とディスク型
とが広く用いられているが、楔による倍力作用が小さい
ため、所要の制動力を得るためには大きな力を要し、装
置の大形化を伴ってしまう。また、非常止め装置につい
ても、ガイドレールを掴んで制動力を得るものであり、
ディスク型ブレーキとほぼ同様に、楔による倍力作用が
小さく、装置が大形化してしまう。
械的な制動保持装置は、駆動装置に備えられ通常運転時
に用いられる電磁式ブレーキと、かごに備えられ非常時
に用いられる非常止め装置とが一般的である。これらの
うち、電磁式ブレーキとしては、ドラム型とディスク型
とが広く用いられているが、楔による倍力作用が小さい
ため、所要の制動力を得るためには大きな力を要し、装
置の大形化を伴ってしまう。また、非常止め装置につい
ても、ガイドレールを掴んで制動力を得るものであり、
ディスク型ブレーキとほぼ同様に、楔による倍力作用が
小さく、装置が大形化してしまう。
【００２２】これに対して、上記実施例１の制動装置で
は、楔状の制動部材１８を押し込むきっかけさえ与えれ
ばよく、しかも楔の角度を任意に設定することにより、
所要の制動力を簡単に得ることができるため、装置がコ
ンパクトで安価なものとなる。
は、楔状の制動部材１８を押し込むきっかけさえ与えれ
ばよく、しかも楔の角度を任意に設定することにより、
所要の制動力を簡単に得ることができるため、装置がコ
ンパクトで安価なものとなる。
【００２３】実施例２．次に、図３は請求項３及び請求
項４の発明の一実施例によるエレベーター用制動装置を
示す正面図であり、この実施例２の装置は、異常な動作
・運転を機械的に検出すると同時に非常停止させるもの
である。図において、制動部材１８の上方には、回動可
能なローラ支持金２３が配置されている。このローラ支
持金２３の一端部には、制動部材１８のフランジ１８ｂ
を係止する係止部２３ａが設けられている。また、ロー
ラ支持金２３の他端部には、回転自在のローラ２４が取
り付けられている。さらに、ローラ支持金２３は、ロー
ラ２４がロープ４に接触するように、引きばね２５によ
り図の反時計方向へ付勢されている。なお、ローラ支持
金２３，ローラ２４及びばね２５により、切断検出手段
兼スリップ検出手段２６が構成されている。
項４の発明の一実施例によるエレベーター用制動装置を
示す正面図であり、この実施例２の装置は、異常な動作
・運転を機械的に検出すると同時に非常停止させるもの
である。図において、制動部材１８の上方には、回動可
能なローラ支持金２３が配置されている。このローラ支
持金２３の一端部には、制動部材１８のフランジ１８ｂ
を係止する係止部２３ａが設けられている。また、ロー
ラ支持金２３の他端部には、回転自在のローラ２４が取
り付けられている。さらに、ローラ支持金２３は、ロー
ラ２４がロープ４に接触するように、引きばね２５によ
り図の反時計方向へ付勢されている。なお、ローラ支持
金２３，ローラ２４及びばね２５により、切断検出手段
兼スリップ検出手段２６が構成されている。
【００２４】上記のように構成された制動装置では、ロ
ープ４の張力が異常に小さくなって弛んだり、ロープ４
が切断してなくなった場合には、ローラ支持金２３が引
きばね２５に引かれて回動し、係止部２３ａがフランジ
１８ｂから外れる。これにより、制動部材１８が実施例
１と同様に下動し、ロープ４が把持されてエレベーター
の運転が停止される。
ープ４の張力が異常に小さくなって弛んだり、ロープ４
が切断してなくなった場合には、ローラ支持金２３が引
きばね２５に引かれて回動し、係止部２３ａがフランジ
１８ｂから外れる。これにより、制動部材１８が実施例
１と同様に下動し、ロープ４が把持されてエレベーター
の運転が停止される。
【００２５】このような制動装置によれば、ロープ４の
弛みや切断を機械的に検出して、即座に運転を停止させ
ることができるので、安全性及び信頼性が一層向上す
る。なお、切断検出手段やスリップ検出手段は、上記実
施例２に限定されるものではない。
弛みや切断を機械的に検出して、即座に運転を停止させ
ることができるので、安全性及び信頼性が一層向上す
る。なお、切断検出手段やスリップ検出手段は、上記実
施例２に限定されるものではない。
【００２６】実施例３．次に、図４は請求項５の発明の
一実施例によるエレベーター用制動装置を示す正面図で
あり、図１と同様の制動装置２台を互いに逆向きにして
マグネット受け梁３０に取り付けたものである。上記実
施例１の装置では、ロープ４の移動方向が制動部材１８
を押し込む方向と同じ場合、即ちそらせ車３が図１の時
計方向へ回転している場合にしか制動することができな
い。しかし、この実施例３のように２台を一対として用
いることにより、かご５と釣合重り６との重量の大小に
関係なく、上昇及び下降時とも非常停止を行うことがで
きる。
一実施例によるエレベーター用制動装置を示す正面図で
あり、図１と同様の制動装置２台を互いに逆向きにして
マグネット受け梁３０に取り付けたものである。上記実
施例１の装置では、ロープ４の移動方向が制動部材１８
を押し込む方向と同じ場合、即ちそらせ車３が図１の時
計方向へ回転している場合にしか制動することができな
い。しかし、この実施例３のように２台を一対として用
いることにより、かご５と釣合重り６との重量の大小に
関係なく、上昇及び下降時とも非常停止を行うことがで
きる。
【００２７】実施例４．また、図５は請求項５の発明の
他の実施例によるエレベーター制動装置を示す正面図で
あり、綱車としての吊り車７が取り付けられたかご５の
上梁５ａに、支持板２７を介して図４と同様の制動装置
を取り付けたものである。このように、吊り車７の位置
でロープ４を把持するようにしても、上記実施例３と同
様の効果が得られる。
他の実施例によるエレベーター制動装置を示す正面図で
あり、綱車としての吊り車７が取り付けられたかご５の
上梁５ａに、支持板２７を介して図４と同様の制動装置
を取り付けたものである。このように、吊り車７の位置
でロープ４を把持するようにしても、上記実施例３と同
様の効果が得られる。
【００２８】なお、エレベーターのローピング方法等
は、上記各実施例に限定されるものではない。
は、上記各実施例に限定されるものではない。
【００２９】また、上記各実施例では非常停止用の制動
装置について説明したが、この発明は通常運転時の停止
後保持等にも使用することができるのは言うまでもな
い。例えば、図１のフランジ１８ｂを電磁マグネットの
プランジャに代えた構造とするだけで、通常運転時にも
使用することができる。即ち、エレベーターの停止時や
制動時には、電磁マグネットがＯＦＦで、押さえばね１
９により制動部材１８が押し込まれるようにし、また運
転時には、電磁マグネットをＯＮにすることにより、制
動部材１８を引き抜くようにすればよい。
装置について説明したが、この発明は通常運転時の停止
後保持等にも使用することができるのは言うまでもな
い。例えば、図１のフランジ１８ｂを電磁マグネットの
プランジャに代えた構造とするだけで、通常運転時にも
使用することができる。即ち、エレベーターの停止時や
制動時には、電磁マグネットがＯＦＦで、押さえばね１
９により制動部材１８が押し込まれるようにし、また運
転時には、電磁マグネットをＯＮにすることにより、制
動部材１８を引き抜くようにすればよい。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明の
エレベーター用制動装置は、制動時に綱車とその周辺部
材との間に押し込まれ、綱車との間にロープを把持する
ことによってかごを停止させる楔状の制動部材を設けた
ので、駆動シーブとロープとの間の摩擦力によらず、か
ごや釣合重りをより確実にかつ安全に停止させることが
できるという効果を奏する。また、楔状の制動部材の倍
力作用により大きな制動力が得られるため、装置全体を
コンパクト化し安価にすることができるという効果も奏
する。
エレベーター用制動装置は、制動時に綱車とその周辺部
材との間に押し込まれ、綱車との間にロープを把持する
ことによってかごを停止させる楔状の制動部材を設けた
ので、駆動シーブとロープとの間の摩擦力によらず、か
ごや釣合重りをより確実にかつ安全に停止させることが
できるという効果を奏する。また、楔状の制動部材の倍
力作用により大きな制動力が得られるため、装置全体を
コンパクト化し安価にすることができるという効果も奏
する。
【００３１】また、請求項２の発明のエレベーター用制
動装置は、制動時に制動部材をばねにより綱車側に押し
付けるようにしたので、上記請求項１の発明と同様の効
果に加えて、ばね力を調整することにより、所望の制動
力が容易に得られ、信頼性を向上させることができると
いう効果を奏する。
動装置は、制動時に制動部材をばねにより綱車側に押し
付けるようにしたので、上記請求項１の発明と同様の効
果に加えて、ばね力を調整することにより、所望の制動
力が容易に得られ、信頼性を向上させることができると
いう効果を奏する。
【００３２】さらに、請求項３の発明のエレベーター用
制動装置は、切断検出手段によりロープの切断が検出さ
れたときに、綱車とその周辺部材との間に制動部材を押
し込むようにしたので、上記請求項１の発明と同様の効
果に加えて、ロープの切断時に即座にかごを止めること
ができ、安全性及び信頼性を向上させることができると
いう効果を奏する。
制動装置は、切断検出手段によりロープの切断が検出さ
れたときに、綱車とその周辺部材との間に制動部材を押
し込むようにしたので、上記請求項１の発明と同様の効
果に加えて、ロープの切断時に即座にかごを止めること
ができ、安全性及び信頼性を向上させることができると
いう効果を奏する。
【００３３】さらにまた、請求項４の発明のエレベータ
ー用制動装置は、スリップ検出手段によりロープの異常
なスリップが検出されたときに、綱車とその周辺部材と
の間に制動部材を押し込むようにしたので、上記請求項
１の発明と同様の効果に加えて、運転中の異常に即座に
反応してかごを止めることができ、安全性及び信頼性を
向上させることができるという効果を奏する。
ー用制動装置は、スリップ検出手段によりロープの異常
なスリップが検出されたときに、綱車とその周辺部材と
の間に制動部材を押し込むようにしたので、上記請求項
１の発明と同様の効果に加えて、運転中の異常に即座に
反応してかごを止めることができ、安全性及び信頼性を
向上させることができるという効果を奏する。
【００３４】また、請求項５の発明のエレベーター用制
動装置は、制動部材を互いに異なる方向へ向けて２個一
対配置したので、上記請求項１の発明と同様の効果に加
えて、運転方向によらずかごを安全確実に停止させるこ
とができるという効果を奏する。
動装置は、制動部材を互いに異なる方向へ向けて２個一
対配置したので、上記請求項１の発明と同様の効果に加
えて、運転方向によらずかごを安全確実に停止させるこ
とができるという効果を奏する。
【図１】請求項１及び請求項２の発明の一実施例による
エレベーター用制動装置を示す正面図である。
エレベーター用制動装置を示す正面図である。
【図２】図１のII−II線に沿う矢視断面図である。
【図３】請求項３及び請求項４の発明の一実施例による
エレベーター用制動装置を示す正面図である。
エレベーター用制動装置を示す正面図である。
【図４】請求項５の発明の一実施例によるエレベーター
用制動装置を示す正面図である。
用制動装置を示す正面図である。
【図５】請求項５の発明の他の実施例によるエレベータ
ー用制動装置を示す正面図である。
ー用制動装置を示す正面図である。
【図６】従来のエレベーターの昇降路縦断面図である。
【図７】図６の巻上機を示す側面図である。
２ 駆動シーブ（綱車） ３ そらせ車（綱車） ４ ロープ ５ かご ６ 釣合重り ７ 吊り車（綱車） １６ 皿ばね（ばね） １８ 制動部材 ２６ 切断検出手段兼スリップ検出手段
Claims (5)
- 【請求項１】 綱車に巻き掛けられたロープの一側にか
ごが、他側に釣合重りがそれぞれ吊り下げられているエ
レベーターの制動を行うエレベーター用制動装置におい
て、制動時に上記綱車とその周辺部材との間に押し込ま
れ、上記綱車との間に上記ロープを把持することによっ
て上記かごを停止させる楔状の制動部材を備えているこ
とを特徴とするエレベーター用制動装置。 - 【請求項２】 綱車に巻き掛けられたロープの一側にか
ごが、他側に釣合重りがそれぞれ吊り下げられているエ
レベーターの制動を行うエレベーター用制動装置におい
て、制動時に上記綱車とその周辺部材との間に押し込ま
れ、上記綱車との間に上記ロープを把持することによっ
て上記かごを停止させる楔状の制動部材と、制動時に上
記制動部材を上記綱車側に押し付けるためのばねとを備
えていることを特徴とするエレベーター用制動装置。 - 【請求項３】 綱車に巻き掛けられたロープの一側にか
ごが、他側に釣合重りがそれぞれ吊り下げられているエ
レベーターの制動を行うエレベーター用制動装置におい
て、上記ロープの切断を検出する切断検出手段と、この
切断検出手段により上記ロープの切断が検出されたとき
に、上記綱車とその周辺部材との間に押し込まれ、上記
綱車との間に上記ロープを把持することによって上記か
ごを停止させる楔状の制動部材とを備えていることを特
徴とするエレベーター用制動装置。 - 【請求項４】 綱車に巻き掛けられたロープの一側にか
ごが、他側に釣合重りがそれぞれ吊り下げられているエ
レベーターの制動を行うエレベーター用制動装置におい
て、上記綱車のうちの駆動シーブと上記ロープとの間の
異常なスリップを検出するスリップ検出手段と、このス
リップ検出手段により上記異常なスリップが検出された
ときに、上記綱車とその周辺部材との間に押し込まれ、
上記綱車との間に上記ロープを把持することによって上
記かごを停止させる楔状の制動部材とを備えていること
を特徴とするエレベーター用制動装置。 - 【請求項５】 綱車に巻き掛けられたロープの一側にか
ごが、他側に釣合重りがそれぞれ吊り下げられているエ
レベーターの制動を行うエレベーター用制動装置におい
て、制動時に上記綱車とその周辺部材との間に押し込ま
れ、上記綱車との間に上記ロープを把持することによっ
て上記かごを停止させる楔状の制動部材を備え、かつ上
記制動部材は、互いに異なる方向へ向けて２個一対配置
されていることを特徴とするエレベーター用制動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5001351A JP2763244B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | エレベーター用制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5001351A JP2763244B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | エレベーター用制動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06199483A true JPH06199483A (ja) | 1994-07-19 |
| JP2763244B2 JP2763244B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=11499077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5001351A Expired - Fee Related JP2763244B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | エレベーター用制動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2763244B2 (ja) |
Cited By (30)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001187938A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 吊り下げ構造 |
| WO2002053485A1 (fr) * | 2000-12-28 | 2002-07-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif de frein d'urgence pour ascenseur |
| KR100388156B1 (ko) * | 2000-10-21 | 2003-06-25 | 편준기 | 엘리베이터용 로프 제동장치 |
| WO2006027841A1 (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ装置 |
| JP2006105339A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Fujitec Co Ltd | ロープブレーキ |
| JP2006103928A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Fujitec Co Ltd | エレベータ等の駆動装置 |
| US7080717B2 (en) | 2003-03-24 | 2006-07-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake apparatus of elevator |
| JP2006290514A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータ用ロープブレーキ装置 |
| WO2006114872A1 (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ用巻上装置 |
| EP1724225A1 (en) * | 2004-02-23 | 2006-11-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake device of elevator |
| EP1813565A1 (en) * | 2004-10-05 | 2007-08-01 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake of elevator |
| US7267201B2 (en) | 2001-06-29 | 2007-09-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake device of elevator |
| JPWO2005115905A1 (ja) * | 2004-05-27 | 2008-03-27 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| EP1930281A1 (de) * | 2006-12-07 | 2008-06-11 | Inventio Ag | Bremseinrichtung und Führungsschiene einer Aufzugsanlage mit keilförmiger Bremsfläche |
| EP1930280A1 (de) * | 2006-12-07 | 2008-06-11 | Inventio Ag | Bremseinrichtung und Führungsschiene einer Aufzugsanlage mit keilförmiger Bremsfläche |
| US7419033B2 (en) | 2004-06-14 | 2008-09-02 | Mitsubishiki Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake device for elevator |
| KR100884875B1 (ko) * | 2007-03-08 | 2009-02-23 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터 장치 |
| KR100891550B1 (ko) * | 2008-09-10 | 2009-04-03 | (주)금광스테이지시스템 | 무대장치용 배튼 추락 방지 시스템 |
| KR100904115B1 (ko) * | 2007-03-26 | 2009-06-24 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터용 권상 장치 |
| JP2010029709A (ja) * | 2009-11-10 | 2010-02-12 | Toshiba Corp | 寝台装置 |
| US7717236B2 (en) * | 2006-01-16 | 2010-05-18 | Kone Corporation | Elevator and elevator brake |
| JP2010265092A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベーター装置 |
| CN102168519A (zh) * | 2011-03-24 | 2011-08-31 | 宜昌四八二〇机电有限公司 | 超速自锁安全装置 |
| ES2371586A1 (es) * | 2009-02-27 | 2012-01-05 | Comaq Comercial De Maquinaria, S.L. | Dispositivo de tracción por cable. |
| KR101136645B1 (ko) * | 2012-01-16 | 2012-04-18 | 한밭대학교 산학협력단 | 엘리베이터 비상정지장치 |
| US9038781B2 (en) | 2006-04-04 | 2015-05-26 | Kone Corporation | Elevator and arrangement for emergency stopping an elevator car |
| CN105540440A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-05-04 | 系新电子技术（苏州）有限公司 | 一种钢丝绳吊装监测装置 |
| JP2017218241A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | 日本ホイスト株式会社 | 巻上機 |
| CN111217244A (zh) * | 2020-03-13 | 2020-06-02 | 连红飞 | 一种门式起重机定车装置 |
| JP2020117361A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | フジテック株式会社 | エレベータ調速機及びエレベータ |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101760019B1 (ko) * | 2015-05-06 | 2017-07-21 | (주)신우유비코스 | 하부 구동 타워형 주차장치 |
| DE102021108259A1 (de) | 2021-03-31 | 2022-10-06 | Schunk Gmbh & Co. Kg Spann- Und Greiftechnik | Festsetzeinrichtung einer Greif- oder Spannvorrichtung und Greif- oder Spannvorrichtung mit Festsetzeinrichtung |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4844320U (ja) * | 1971-09-27 | 1973-06-09 | ||
| JPH02310280A (ja) * | 1989-05-26 | 1990-12-26 | Mitsubishi Electric Corp | リニアモータ駆動エレベータ |
-
1993
- 1993-01-07 JP JP5001351A patent/JP2763244B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4844320U (ja) * | 1971-09-27 | 1973-06-09 | ||
| JPH02310280A (ja) * | 1989-05-26 | 1990-12-26 | Mitsubishi Electric Corp | リニアモータ駆動エレベータ |
Cited By (44)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001187938A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 吊り下げ構造 |
| KR100388156B1 (ko) * | 2000-10-21 | 2003-06-25 | 편준기 | 엘리베이터용 로프 제동장치 |
| WO2002053485A1 (fr) * | 2000-12-28 | 2002-07-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif de frein d'urgence pour ascenseur |
| US7267201B2 (en) | 2001-06-29 | 2007-09-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake device of elevator |
| US8573365B2 (en) | 2001-06-29 | 2013-11-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake apparatus for elevator system |
| US7080717B2 (en) | 2003-03-24 | 2006-07-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake apparatus of elevator |
| EP1724225A4 (en) * | 2004-02-23 | 2012-02-22 | Mitsubishi Electric Corp | EMERGENCY BRAKING DEVICE FOR ONE ELEVATOR |
| CN100447068C (zh) * | 2004-02-23 | 2008-12-31 | 三菱电机株式会社 | 电梯的紧急制动装置 |
| EP1724225A1 (en) * | 2004-02-23 | 2006-11-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake device of elevator |
| JPWO2005115905A1 (ja) * | 2004-05-27 | 2008-03-27 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| US7419033B2 (en) | 2004-06-14 | 2008-09-02 | Mitsubishiki Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake device for elevator |
| US7637357B2 (en) | 2004-09-09 | 2009-12-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Elevator apparatus with sheave rotational speed difference determination for detecting an abnormality |
| JPWO2006027841A1 (ja) * | 2004-09-09 | 2008-05-08 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| JP4722855B2 (ja) * | 2004-09-09 | 2011-07-13 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| WO2006027841A1 (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ装置 |
| EP1813565A1 (en) * | 2004-10-05 | 2007-08-01 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Emergency brake of elevator |
| EP1813565A4 (en) * | 2004-10-05 | 2012-03-28 | Mitsubishi Electric Corp | ELEVATOR EMERGENCY BRAKE |
| US8006806B2 (en) | 2004-10-05 | 2011-08-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Emergency brake of elevator |
| US7607518B2 (en) | 2004-10-05 | 2009-10-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Emergency brake of elevator |
| JP4591027B2 (ja) * | 2004-10-08 | 2010-12-01 | フジテック株式会社 | エレベータ等の駆動装置 |
| JP4543865B2 (ja) * | 2004-10-08 | 2010-09-15 | フジテック株式会社 | ロープブレーキ |
| JP2006105339A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Fujitec Co Ltd | ロープブレーキ |
| JP2006103928A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Fujitec Co Ltd | エレベータ等の駆動装置 |
| JP2006290514A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータ用ロープブレーキ装置 |
| WO2006114872A1 (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ用巻上装置 |
| US7717236B2 (en) * | 2006-01-16 | 2010-05-18 | Kone Corporation | Elevator and elevator brake |
| TWI382954B (zh) * | 2006-01-16 | 2013-01-21 | Kone Corp | 電梯及電梯煞車裝置 |
| AU2007204326B2 (en) * | 2006-01-16 | 2011-06-30 | Kone Corporation | Elevator and elevator brake |
| US9038781B2 (en) | 2006-04-04 | 2015-05-26 | Kone Corporation | Elevator and arrangement for emergency stopping an elevator car |
| EP1930280A1 (de) * | 2006-12-07 | 2008-06-11 | Inventio Ag | Bremseinrichtung und Führungsschiene einer Aufzugsanlage mit keilförmiger Bremsfläche |
| EP1930281A1 (de) * | 2006-12-07 | 2008-06-11 | Inventio Ag | Bremseinrichtung und Führungsschiene einer Aufzugsanlage mit keilförmiger Bremsfläche |
| US8020671B2 (en) | 2006-12-07 | 2011-09-20 | Inventio Ag | Elevator installation, a guide rail of an elevator installation, brake equipment of an elevator installation and a method for guiding, holding and braking an elevator installation |
| KR100884875B1 (ko) * | 2007-03-08 | 2009-02-23 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터 장치 |
| KR100904115B1 (ko) * | 2007-03-26 | 2009-06-24 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터용 권상 장치 |
| KR100891550B1 (ko) * | 2008-09-10 | 2009-04-03 | (주)금광스테이지시스템 | 무대장치용 배튼 추락 방지 시스템 |
| ES2371586A1 (es) * | 2009-02-27 | 2012-01-05 | Comaq Comercial De Maquinaria, S.L. | Dispositivo de tracción por cable. |
| JP2010265092A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベーター装置 |
| JP2010029709A (ja) * | 2009-11-10 | 2010-02-12 | Toshiba Corp | 寝台装置 |
| CN102168519A (zh) * | 2011-03-24 | 2011-08-31 | 宜昌四八二〇机电有限公司 | 超速自锁安全装置 |
| KR101136645B1 (ko) * | 2012-01-16 | 2012-04-18 | 한밭대학교 산학협력단 | 엘리베이터 비상정지장치 |
| CN105540440A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-05-04 | 系新电子技术（苏州）有限公司 | 一种钢丝绳吊装监测装置 |
| JP2017218241A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | 日本ホイスト株式会社 | 巻上機 |
| JP2020117361A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | フジテック株式会社 | エレベータ調速機及びエレベータ |
| CN111217244A (zh) * | 2020-03-13 | 2020-06-02 | 连红飞 | 一种门式起重机定车装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2763244B2 (ja) | 1998-06-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2763244B2 (ja) | エレベーター用制動装置 | |
| JP4987213B2 (ja) | エレベータの非常ブレーキ装置 | |
| JP6633208B2 (ja) | エレベーター装置 | |
| US9505587B2 (en) | Elevator with acceleration detection | |
| JP4722855B2 (ja) | エレベータ装置 | |
| US4977982A (en) | Elevator sheave brake safety | |
| US11230457B2 (en) | Elevator apparatus | |
| US8720262B2 (en) | Testing a speed limiting system of an elevator installation | |
| US20090032341A1 (en) | Emergency brake of elevator | |
| US20150251877A1 (en) | Elevator apparatus | |
| WO2019220505A1 (ja) | エレベーターの安全装置、及びエレベーターの安全システム | |
| US7428951B2 (en) | Brake device for elevator | |
| EP1860055A1 (en) | Brake auxiliary device of elevator | |
| EP2017213B1 (en) | Safety device for elevator | |
| JP4108728B2 (ja) | エレベータの非常ブレーキ装置およびエレベータの停止方法 | |
| JP2011057316A (ja) | エレベータ | |
| CN110636984B (zh) | 用于停止电梯轿厢的不受控移动的电梯中的设备 | |
| US5307904A (en) | Stopping of elevators in the up direction | |
| US7419033B2 (en) | Emergency brake device for elevator | |
| JPH0761832B2 (ja) | リニアモータ駆動エレベータ | |
| JP4292201B2 (ja) | エレベータの非常ブレーキ装置 | |
| JPH107350A (ja) | エレベータの安全装置 | |
| JP2007230736A (ja) | エレベータの非常時制動装置 | |
| JP2613829B2 (ja) | エレベータの安全装置 | |
| JP2024070403A (ja) | エレベータかご及びエレベータ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080327 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090327 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100327 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100327 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110327 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110327 Year of fee payment: 13 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |