JP2613829B2 - エレベータの安全装置 - Google Patents

エレベータの安全装置

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JP2613829B2 JP29753491A JP29753491A JP2613829B2 JP 2613829 B2 JP2613829 B2 JP 2613829B2 JP 29753491 A JP29753491 A JP 29753491A JP 29753491 A JP29753491 A JP 29753491A JP 2613829 B2 JP2613829 B2 JP 2613829B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの駆動力が
消失する等の緊急時にエレベータかごを一定の減速度以
下で安全に減速させながら降下させることのできる安全
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エレベータの安全装置は種々
提案されている。例えば、ロープが破断した場合、これ
をガバナ機構が検出して張力を付与したり、ピンチ機構
によりガイドレールを挾み付けるようにして、エレベー
タかごの落下を防止するようにしたものなどがある。
【0003】また、近年、ロープレスエレベータ、特に
リニアモータを用いたロープレスリニアエレベータが考
えられ、種々の方式のものが提案されている。しかし、
それらは、いずれもロープレスリニアエレベータの基本
的、初期段階の駆動方式に関するものに限られ、駆動装
置の故障時における安全性の確保等、ロープレスリニア
エレベータの実現に向けて技術については何等提案され
ていないのが実情である。もちろん、このロープレスリ
ニアエレベータに前述の一般的なロープ駆動方式を利用
した安全装置を適用し得るが、ロープ駆動でないところ
に特徴を有するロープレスリニアエレベータに従来のロ
ープ駆動方式の機能を付加することは意味がなく、現実
的でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の特にロープレス
リニアエレベータは、以上のようにリニアモータ駆動方
式の提案に限られていたので、安全性の確保が十分でな
く、実現性の低いものであった。
【0005】本発明は以上の点に鑑み、ロープ駆動方式
のエレベータのみならずロープレスリニアエレベータの
安全装置として実現性の高いエレベータの安全装置を得
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエレベータ
の安全装置は、エレベータかごに回転自在に固定された
ブレーキドラムと、前記ブレーキドラムの回転を拘束す
るブレーキシューと、一端が前記ブレーキドラムに繋着
されて巻き付けらたロープと、先端にフックを有すると
ともに、前記ブレーキドラムから繰り出された前記ロー
プの他端と一体化され、かつ前記エレベータかごの側方
より昇降路壁へ向けて傾倒可能に設けられた剛性のある
バーと、異常時に前記バーを昇降路壁側へ押し付けるバ
ー押圧手段と、前記バー押圧手段にて押圧されたバーの
フックと係合可能に前記昇降路壁に所定間隔毎に設置さ
れた係止手段とを備えたものである。
【0007】
【作用】本発明においては、エレベータ駆動装置の故障
等により駆動力が消失すると、バー押圧手段がバーを昇
降路壁へ向けて傾倒させる。この状態でバー先端のフッ
クが昇降路壁の係止手段の位置にくると、フックと係止
手段が係合し、ブレーキドラムに巻き付けたロープに張
力が発生してブレーキドラムが回転し、ロープがブレー
キドラムから繰り出されてかごが下降しようとするが、
ブレーキシューがブレーキドラムの回転を拘束してかご
を急激に停止させることなく徐々に一定の減速度以下で
安全に減速させていく。
【0008】
【実施例】以下、図示実施例により本発明を説明する。
図1は本発明に係るエレベータの安全装置をロープレス
リニアエレベータに適用した一実施例を示す概略構成図
である。図において、1はロープレスリニアエレベータ
のかご、2は昇降路壁、3はかご1に回転自在に固定さ
れた一対のブレーキドラム、4はブレーキドラム3の外
周面と同様の弧状面を有し、各ブレーキドラム3の上下
にその外周面と対向させてそれぞれ配置したブレーキシ
ュー、5は各ブレーキシュー4をそれぞれ常時ブレーキ
ドラム3の外周面へ押圧するばね、6は一端がブレーキ
ドラム3に繋着されて巻き付けらたロープ、7は先端に
フック7aを有するとともに、ブレーキドラム3から繰
り出されたロープ6の他端と一体化され、かつかご1の
側方より昇降路壁2へ向けて傾倒可能に設けられた剛性
のある断面角形のバー、8は先端にフック7aを昇降路
壁2に向けさせた状態でバー7を保持するピンチ部8a
を有し、ロープレスリニアエレベータの駆動力が消失す
るなどの異常時にバー7を昇降路壁2側へ押し付けて傾
倒させるバー押圧手段、9はバー押圧手段8にて押し付
けられて傾倒したバー7のフック7aと係合可能に昇降
路壁2に所定間隔毎に設置された係止手段すなわちステ
ップである。なお、バー押圧手段8は、その駆動部が、
図示しない駆動力検出手段からの異常検出信号の入力が
あった時に駆動されてバー7を昇降路壁2側へ押し付
け、駆動力検出手段からの異常検出信号の入力がない通
常状態ではバー7をかご1側に引き付け保持するもので
ある。また、バー押圧手段8は、バー7の昇降路壁2側
への押し付け時に、バー7のフック7aとステップ9と
が係合した際、そのピンチ部8aに過大な力が加わる
と、バー7を離脱させ得るようになっている。
【0009】前述の構成を有する本実施例のエレベータ
の安全装置において、エレベータ駆動装置の故障等によ
り駆動力が消失すると、バー押圧手段8がバー7を昇降
路壁2へ向けて傾倒させる。この状態でバー7先端のフ
ック7aが昇降路壁2のステップ9の位置にくると、フ
ック7aとステップ9が係合し、ブレーキドラム3に巻
き付けたロープ6に張力が発生してブレーキドラム3が
回転し、ロープ6がブレーキドラム3から繰り出されて
かご1が下降しようとするが、ブレーキシュー4がブレ
ーキドラム3の回転を拘束しているので、かご1は急激
に停止せず、徐々に一定の減速度以下で安全に減速しな
がら降下する。
【0010】すなわち、本実施例のエレベータの安全装
置は、エレベータの駆動力消失時に、かご1の下降時の
直線運動エネルギと位置エネルギを一旦ブレーキドラム
3の回転エネルギに変換し、その回転エネルギをブレー
キシュー4の摩擦で吸収することによってかご1を安全
に減速させ、停止させるようにしたものであり、従来培
われてきたブレーキ材質の技術を活かしたものである。
【0011】図2は本発明に係るエレベータの安全装置
をロープレスリニアエレベータに適用した他の実施例を
示す概略構成図である。この実施例のものは、各ブレー
キドラム30がそれぞれ揺動レバー31を介してかご1
に揺動可能に取付けられるとともに、これら可動ブレー
キドラム30の上方にのみそれぞれブレーキシュー40
を配置して、各ブレーキシュー40をかご1に固定した
点が前述した実施例のものと異なっている。
【0012】この実施例において、バー7のフック7a
と昇降路壁2のステップ9が係合し、ブレーキドラム3
0に巻き付けたロープ6に張力が発生すると、ブレーキ
ドラム30が揺動レバー31のかご1への枢着部を中心
に上方向へ揺動してブレーキシュー40に押圧され、制
動力が発生してかご1を徐々に減速させながら降下させ
る。このようにすることで、かご1の重量に比例したブ
レーキドラム30のブレーキシュー40への押圧力を発
生させることができるので、かご内負荷による減速度の
違いも補正され、より安全にかごを減速させることがで
きる。
【0013】なお、前述した各実施例ではいずれも本発
明をロープレスリニアエレベータに用いたものを示した
が、これを通常のロープ駆動方式のエレベータにも適用
し得ることは言うまでもなく、このような場合でも前述
した実施例同様の作用効果を奏する。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、エ
レベータかごにブレーキドラムと、前記ブレーキドラム
の回転を拘束するブレーキシューを設けるとともに、前
記ブレーキドラムに一端が繋着されて巻き付けらたロー
プの他端に、先端にフックを有しかつかごの側方より昇
降路壁へ向けて傾倒可能なバーを一体化して設け、異常
時に前記バーを昇降路壁側に押し付けて、バーのフック
と昇降路壁側に定間隔毎に設置された係止手段とを係合
させ、ロープに張力を発生させてブレーキドラムを回転
させるようにし、ブレーキドラムの回転をブレーキシュ
ーにて拘束し、徐々に減速させるようにしたので、従来
培われてきたブレーキ材質の技術が活かされ、より安全
で、ロープ駆動方式のエレベータのみならずロープレス
リニアエレベータにも適用可能で、実現性の高い安全装
置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の概略構成図である。
【図2】本発明の他の実施例装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 かご 2 昇降路壁 3,30 ブレーキドラム 4,40 ブレーキシュー 6 ロープ 7 バー 7a フック 8 バー押圧手段 9 ステップ(係止手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータかごに回転自在に固定された
    ブレーキドラムと、 前記ブレーキドラムの回転を拘束するブレーキシュー
    と、 一端が前記ブレーキドラムに繋着されて巻き付けらたロ
    ープと、 先端にフックを有するとともに、前記ブレーキドラムか
    ら繰り出された前記ロープの他端と一体化され、かつ前
    記エレベータかごの側方より昇降路壁へ向けて傾倒可能
    に設けられた剛性のあるバーと、 異常時に前記バーを昇降路壁側へ押し付けるバー押圧手
    段と、 前記バー押圧手段にて押圧されたバーのフックと係合可
    能に前記昇降路壁に所定間隔毎に設置された係止手段と
    を備えることを特徴とするエレベータの安全装置。
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