JPH0619894Y2 - サヤ管内の配管支持構造 - Google Patents
サヤ管内の配管支持構造Info
- Publication number
- JPH0619894Y2 JPH0619894Y2 JP1988168587U JP16858788U JPH0619894Y2 JP H0619894 Y2 JPH0619894 Y2 JP H0619894Y2 JP 1988168587 U JP1988168587 U JP 1988168587U JP 16858788 U JP16858788 U JP 16858788U JP H0619894 Y2 JPH0619894 Y2 JP H0619894Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- support
- sheath pipe
- sheath
- piping
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、コンクリート床等にいわゆるサヤ管を配設
し、このサヤ管内にガス管、水道管等を挿通した配管支
持構造に関するものである。
し、このサヤ管内にガス管、水道管等を挿通した配管支
持構造に関するものである。
〈従来の技術〉 例えば集合住宅において、床がコンクリートで形成され
ている場合に、ガス管、水道管等を埋設して配管するに
当り、所要配管位置に中空のスリーブ、即ちサヤ管を配
設しておき、このサヤ管内に配管することがある。
ている場合に、ガス管、水道管等を埋設して配管するに
当り、所要配管位置に中空のスリーブ、即ちサヤ管を配
設しておき、このサヤ管内に配管することがある。
上記サヤ管式配管により、後日に既配管分をリフォーム
する場合に、床等を解体しないで既配管分を取り出し新
規配管分と交換できるようにしている。従って、多少共
曲折して配設することがあるサヤ管内には、可撓性のあ
る配管部材を使用している。
する場合に、床等を解体しないで既配管分を取り出し新
規配管分と交換できるようにしている。従って、多少共
曲折して配設することがあるサヤ管内には、可撓性のあ
る配管部材を使用している。
〈考案が解決しようとする課題〉 サヤ管内への配管は、単に配管部材をそのまま挿通して
いるだけである。従って、配管が例えば水道管の場合、
水栓の開閉によりウォータハンマ等の現象でサヤ管内の
配管部分が振動し、これがサヤ管を打撃して不快な騒音
を発することがあった。
いるだけである。従って、配管が例えば水道管の場合、
水栓の開閉によりウォータハンマ等の現象でサヤ管内の
配管部分が振動し、これがサヤ管を打撃して不快な騒音
を発することがあった。
本考案は、上記のようなサヤ管方式の問題点を解決する
為になされたもので、サヤ管内における配管部分の振動
を極めて効果的に制御することができる配管支持構造を
得ることを目的とするものである。
為になされたもので、サヤ管内における配管部分の振動
を極めて効果的に制御することができる配管支持構造を
得ることを目的とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成する為に、本考案は、サヤ管内において
配管部材の外周を適宜間隔で弾性支持するものであっ
て、一端に支持片をサヤ管の内径より大きく放射状に拡
開してなる円筒の支持部材と、支持部材を均等間隔で複
数個配置した長尺ヒモ部材とから構成され、配管部材を
各支持部材に夫々挿通すると共に該配管部材に対し均等
配置した状態を維持して該配管部材をサヤ管内に挿通す
ることで前記支持部材を前記サヤ管内に均等配置しかつ
サヤ管の内壁に支持片を弾接したことを特徴とするもの
である。
配管部材の外周を適宜間隔で弾性支持するものであっ
て、一端に支持片をサヤ管の内径より大きく放射状に拡
開してなる円筒の支持部材と、支持部材を均等間隔で複
数個配置した長尺ヒモ部材とから構成され、配管部材を
各支持部材に夫々挿通すると共に該配管部材に対し均等
配置した状態を維持して該配管部材をサヤ管内に挿通す
ることで前記支持部材を前記サヤ管内に均等配置しかつ
サヤ管の内壁に支持片を弾接したことを特徴とするもの
である。
〈作用〉 予め長尺ヒモ部材に支持部材を均等間隔で配置してお
き、この支持部材に配管部材を挿通することで、該配管
部材において支持部材を均等配置する。そして斯かる配
管部材を支持部材とともにサヤ管内に挿通する。
き、この支持部材に配管部材を挿通することで、該配管
部材において支持部材を均等配置する。そして斯かる配
管部材を支持部材とともにサヤ管内に挿通する。
これにより支持部材の支持片はサヤ管内で適宜な間隔で
配列されかつ管内壁に弾性的に当接する。従って、配管
部材はサヤ管内で略均等に支持されるので、振動等が生
じても一部のサヤ管壁に集中することはなく、従ってウ
ォータハンマ等による不快な騒音の発生を低減させるこ
とができる。
配列されかつ管内壁に弾性的に当接する。従って、配管
部材はサヤ管内で略均等に支持されるので、振動等が生
じても一部のサヤ管壁に集中することはなく、従ってウ
ォータハンマ等による不快な騒音の発生を低減させるこ
とができる。
また、既配管をリフォームにより交換する場合には、上
記配管部材と共に配設されている長尺ヒモ部材を引き、
支持部材をサヤ管より引き出して新規の配管部材に取り
付け再利用する。
記配管部材と共に配設されている長尺ヒモ部材を引き、
支持部材をサヤ管より引き出して新規の配管部材に取り
付け再利用する。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本考案の実施例で利用される配管支持具の所要
長における構成を示すもので、図において、1は所要長
の長尺ヒモ部材であり、耐久性の高いロープ材が用いら
れる。
長における構成を示すもので、図において、1は所要長
の長尺ヒモ部材であり、耐久性の高いロープ材が用いら
れる。
2は、配管部材P(第2図参照)の支持部材であり、内
径が上記配管部材Pの外形に密接する程度の短尺の円筒
形として、長尺ヒモ部材1に適宜間隔例えば図例の如く
配管部材Pに対して均等間隔で配置されるように複数個
を均等割りして係止している。この支持部材2は、円筒
の一端側を短冊状に切断し、常態においてはサヤ管S
(第3図参照)の内径よりも大きく放射状に拡開して支
持片2aを形成する。支持片2aは弾性変位可能であり、い
わゆるフリー状態(常態)では図の如くサヤ管Sの内径
より大きく拡開しているものの、外力負荷により弾性変
位し、外力を解除すると再び上記拡開状態に復元する。
また、この支持部材2は例えば金属或はプラスチック等
で形成する。支持部材2の固設手段は、例えば支持部材
2の外周に設けた結び孔やフック等に長尺ヒモ部材1を
固設することで可能である。
径が上記配管部材Pの外形に密接する程度の短尺の円筒
形として、長尺ヒモ部材1に適宜間隔例えば図例の如く
配管部材Pに対して均等間隔で配置されるように複数個
を均等割りして係止している。この支持部材2は、円筒
の一端側を短冊状に切断し、常態においてはサヤ管S
(第3図参照)の内径よりも大きく放射状に拡開して支
持片2aを形成する。支持片2aは弾性変位可能であり、い
わゆるフリー状態(常態)では図の如くサヤ管Sの内径
より大きく拡開しているものの、外力負荷により弾性変
位し、外力を解除すると再び上記拡開状態に復元する。
また、この支持部材2は例えば金属或はプラスチック等
で形成する。支持部材2の固設手段は、例えば支持部材
2の外周に設けた結び孔やフック等に長尺ヒモ部材1を
固設することで可能である。
第2図(ロ)に示す3はキャップであり、第2図(イ)
に示すように、配管部材Pを支持部材2に挿通し、長尺
ヒモ部材1の端部1aを配管部材Pの端部から内部に挿入
した際に、その端部を塞いでヒモ部材1の不用意な抜け
を防止するようにしている。
に示すように、配管部材Pを支持部材2に挿通し、長尺
ヒモ部材1の端部1aを配管部材Pの端部から内部に挿入
した際に、その端部を塞いでヒモ部材1の不用意な抜け
を防止するようにしている。
以上のような配管支持構造の施工作業を、第2図(イ)
と第3図を参照して説明する。
と第3図を参照して説明する。
予め、配管部材Pの長さに応じて均等間隔で複数の支持
部材2を長尺ヒモ部材1に配置固設しておく。そして上
記支持部材2に配管部材Pを挿通して長尺ヒモ部材1の
一方の端部1aをその配管部材Pの挿通先行の端部側で内
部に挿入し、第2図(イ)のようにキャップ3で配管部
材Pの上記端部を塞ぐ。
部材2を長尺ヒモ部材1に配置固設しておく。そして上
記支持部材2に配管部材Pを挿通して長尺ヒモ部材1の
一方の端部1aをその配管部材Pの挿通先行の端部側で内
部に挿入し、第2図(イ)のようにキャップ3で配管部
材Pの上記端部を塞ぐ。
次に、上記支持部材2を取り付けた配管部材Pを、既に
床Fに配設されているサヤ管Sに挿通先行端側から挿通
する。即ち、配管部材Pは、支持片2aの側を後方として
(第2図の左側を先にして)挿通する。この場合、支持
部材2はその支持片2aがサヤ管Sの内壁と接触した際に
位置ずれを起こそうとするが、長尺ヒモ部材1により均
等に連結されているので、間隔が変ることはない。
床Fに配設されているサヤ管Sに挿通先行端側から挿通
する。即ち、配管部材Pは、支持片2aの側を後方として
(第2図の左側を先にして)挿通する。この場合、支持
部材2はその支持片2aがサヤ管Sの内壁と接触した際に
位置ずれを起こそうとするが、長尺ヒモ部材1により均
等に連結されているので、間隔が変ることはない。
サヤ管Sに配管部材2を挿通する際には、支持部材2の
支持片2aがその弾性により変位してサヤ管Sの内壁に当
接したまま順次サヤ管S内に挿入される。これにより、
配管部材Pが支持部材2の支持脚作用でサヤ管Sに固定
支持される(第3図)丈でなく、サヤ管S内で配管部材
Pは均等に弾性支持されることになる。次いでキャップ
3を外すとともに長尺ヒモ部材1の端部1a,1aを、サヤ
管S内等に収納しておく。
支持片2aがその弾性により変位してサヤ管Sの内壁に当
接したまま順次サヤ管S内に挿入される。これにより、
配管部材Pが支持部材2の支持脚作用でサヤ管Sに固定
支持される(第3図)丈でなく、サヤ管S内で配管部材
Pは均等に弾性支持されることになる。次いでキャップ
3を外すとともに長尺ヒモ部材1の端部1a,1aを、サヤ
管S内等に収納しておく。
この固定支持により、配管部材Pが従来のように振動し
ても、均等配置された支持部材の各支持片2aにて吸収さ
れてサヤ管Sの一部分に集中して伝わることはなく、従
って配管部材Pとサヤ管Sとの間で騒音の集中発生を低
減できる。
ても、均等配置された支持部材の各支持片2aにて吸収さ
れてサヤ管Sの一部分に集中して伝わることはなく、従
って配管部材Pとサヤ管Sとの間で騒音の集中発生を低
減できる。
一方、上記配管部材Pを上述の如く固定支持することな
くリフォーム等による配管作業に使用する場合は、サヤ
管S等に収納された端部1aを介して長尺ヒモ部材1を引
き、支持部材2とともに配管部材をサヤ管S内から引き
出せばよい。そして新規な配管部材を用いて再び前述し
た手順に従い施工すればよい。
くリフォーム等による配管作業に使用する場合は、サヤ
管S等に収納された端部1aを介して長尺ヒモ部材1を引
き、支持部材2とともに配管部材をサヤ管S内から引き
出せばよい。そして新規な配管部材を用いて再び前述し
た手順に従い施工すればよい。
尚、キャップ3は配管部材Pの挿通先行端部内で長尺ヒ
モ部材1を係止するように説明したが、両端で利用して
もよく、また必ずしも要するものでもない。例えば、他
の適宜の部材で挿通先端側を係止して後端側は手で押え
たり、或は金属ワイヤのように挿通時に比較的撓みにく
い材質であれば上記係止を省略したりできる。
モ部材1を係止するように説明したが、両端で利用して
もよく、また必ずしも要するものでもない。例えば、他
の適宜の部材で挿通先端側を係止して後端側は手で押え
たり、或は金属ワイヤのように挿通時に比較的撓みにく
い材質であれば上記係止を省略したりできる。
〈考案の効果〉 以上詳細に述べたように、本考案の配管支持構造によれ
ば、配管部材の配管作業に便利な丈ではなく、配管部材
に生じた振動をサヤ管に集中させることなく均等に吸収
かつ分散できるので騒動防止には大きな効果を奏する。
ば、配管部材の配管作業に便利な丈ではなく、配管部材
に生じた振動をサヤ管に集中させることなく均等に吸収
かつ分散できるので騒動防止には大きな効果を奏する。
また、本考案の実施例にて用いた配管支持具は、配管リ
フォームに際して繰り返し再利用できるので、コスト低
減には高い評価が得られる。
フォームに際して繰り返し再利用できるので、コスト低
減には高い評価が得られる。
第1図は、本考案に用いられる配管支持具の構成を示す
一部省略外観図、 第2図(イ),(ロ)は、配管支持具に配管部材を挿通
した状態の説明図と、配管部材の端部を塞ぐキャップの
形状図、 第3図は、本考案の配管支持構造を説明する図である。 1……長尺ヒモ部材, 2……支持部材,2a……支持片, S……サヤ管,P……配管部材。
一部省略外観図、 第2図(イ),(ロ)は、配管支持具に配管部材を挿通
した状態の説明図と、配管部材の端部を塞ぐキャップの
形状図、 第3図は、本考案の配管支持構造を説明する図である。 1……長尺ヒモ部材, 2……支持部材,2a……支持片, S……サヤ管,P……配管部材。
Claims (1)
- 【請求項1】サヤ管内において配管部材の外周を適宜間
隔で弾性支持してなる配管支持構造であって、 一端に支持片を前記サヤ管の内径より大きく放射状に拡
開してなる円筒の支持部材と、 前記支持部材を均等間隔で複数個配置した長尺ヒモ部材
とからなり、 前記配管部材を前記各支持部材に夫々挿通すると共に該
配管部材に対し均等配置した状態を維持して該配管部材
を前記サヤ管内に挿通することで前記支持部材を前記サ
ヤ管内に均等配置しかつサヤ管の内壁に前記支持片を弾
接したことを特徴とするサヤ管内の配管支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988168587U JPH0619894Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | サヤ管内の配管支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988168587U JPH0619894Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | サヤ管内の配管支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0288080U JPH0288080U (ja) | 1990-07-12 |
JPH0619894Y2 true JPH0619894Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31457892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988168587U Expired - Lifetime JPH0619894Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | サヤ管内の配管支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619894Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6055250B2 (ja) * | 2012-09-21 | 2016-12-27 | タキロン株式会社 | 挿通管押え構造と挿通管押え部材 |
JP6009483B2 (ja) * | 2014-03-13 | 2016-10-19 | 中国電力株式会社 | 排ガス採取器具及びアンモニア採取方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608390B2 (ja) * | 1980-02-29 | 1985-03-02 | 積水化学工業株式会社 | 管布設方法 |
JPS57154580A (en) * | 1981-03-15 | 1982-09-24 | Ashimori Ind Co Ltd | Double pipeline and its laying method |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP1988168587U patent/JPH0619894Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0288080U (ja) | 1990-07-12 |
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