JP3119778B2 - 管端面の防食キャップ - Google Patents

管端面の防食キャップ

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JP3119778B2
JP3119778B2 JP06013033A JP1303394A JP3119778B2 JP 3119778 B2 JP3119778 B2 JP 3119778B2 JP 06013033 A JP06013033 A JP 06013033A JP 1303394 A JP1303394 A JP 1303394A JP 3119778 B2 JP3119778 B2 JP 3119778B2
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管端面の防食キャップ
に関する。
【0002】
【従来の技術】管路を敷設する場合には、管が敷設場所
の状況に応じた適当長さとなるように調整する目的で、
この管の先端を切管しなければならない場合がある。こ
のような切管を行った場合は、切断の切り口である管の
端面は地肌が露出するため、防食の観点からこの地肌の
部分に密着してシールする防食キャップを使用すること
が提案されている。この防食キャップは、切管された管
の端部に装着されるときにこの管の端部の内周に挿入さ
れる筒状部と、この管の端面に密接されるフランジ部と
が一体に形成されたゴムなどの弾性体にて構成されてい
る。
【0003】この防食キャップは、筒状部の弾性力のみ
によって管の端部の内周に保持されることでも、この管
の端部に固定可能であるが、より確実な固定を行うため
には、ストッパリングが使用されることが多い。このス
トッパリングは、周方向一つ割りのリング状の帯材にて
構成され、管の端部内に装着された筒状部の中で拡径力
を作用することによって、この筒状部を管の内周面に押
圧させて固定させるものである。そして、このストッパ
リングは、人手により縮径された状態で、管の端部に装
着されたキャップ本体の筒状部の内部に挿入され、そこ
で縮径状態が解除されることで、この筒状部に装着され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のものでは、人手によりストッパリングの縮径状態を
維持させた状態で、これを管の端部に装着されたキャッ
プ本体の筒状部の内部に挿入し、そこで縮径状態を解除
することでこの筒状部に装着しなければならず、装着作
業が困難であるという問題点を有する。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、ストッパリングを容易に筒状部へ装着できるように
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、管の端部の内周に挿入される筒状部と、この
管の端面に密接されるフランジ部とが一体に形成された
キャップ本体を有し、前記筒状部の内周に装着されて、
拡径力により前記キャップ本体を管の端部に固定させる
周方向一つ割りの開き勝手のストッパリングを有し、こ
のストッパリングの周方向の割り部を構成する一方およ
び他方の周方向端部にそれぞれ形成された孔部を有し、
このストッパリングを縮径させて両孔部を互いに重ね合
わせたうえで、これら孔部に通されることで、この縮径
重ね合わせ状態を維持させるとともに、この縮径状態の
ストッパリングを管の端部に装着されたキャップ本体の
筒状部の内部に挿入したうえで、前記孔部から抜かれる
ことで、前記ストッパリングの縮径状態を解除してこの
ストッパリングを筒状部の内周に装着させるフックピン
を有するようにしたものである。
【0007】
【作用】このような構成によると、ストッパリングを縮
径させて両孔部を互いに重ね合わせたうえで、これら孔
部にフックピンを通して、この縮径重ね合わせ状態を維
持させ、次にこの縮径状態のストッパリングを、管の端
部に装着されたキャップ本体の筒状部の内部に挿入し、
そこでフックピンを抜いてストッパリングの縮径状態を
解除することで、このストッパリングが筒状部の内周に
装着されることから、フックピンによってストッパリン
グが縮径状態に維持され、このため人手によって縮径状
態を保ちながら筒状部の中へセットする場合に比べ、簡
単な施工が可能となる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の管端面の防食キ
ャップ10を、管11の端部に装着した状態を示す。防食キ
ャップ10は、図2に示されるキャップ本体12を有し、こ
のキャップ本体12は、筒状部13と、この筒状部13の一端
の外周に形成されたフランジ部14とが一体に形成された
ゴムなどの弾性体にて構成されている。
【0009】筒状部13は、フランジ部14から遠ざかるに
つれて外開きとなるようにテーパ状に形成され、それに
対応するテーパ状の内周面15と、同様にテーパ状の外周
面16とを有する。外周面16は、その外径が、フランジ部
14側において管11の内径よりもわずかに小さく、またフ
ランジ部14とは反対側の端部においてはこの管11の内径
よりも大きくなるように形成されている。内周面15に
は、フランジ部14から軸心方向に距離をおいた位置に、
横断面が矩形状の環状溝17が形成されている。また筒状
部13におけるフランジ部14とは反対側の端縁部の内周に
は、テーパ面18が形成されている。筒状部13には、軟質
ゴム板などからなる環状パッキン19が、フランジ部14に
接した状態で外ばめされている。
【0010】管11は、ダクタイル鋳鉄などによって形成
され、その内外面には防食塗装などが施されている。こ
の管11は、所定の長さとなるように敷設現場でその一端
が切管されている。20はこの切管によって形成された端
面で、地肌が露出することになる。
【0011】図1において、21はストッパリングで、環
状溝17にほぼ一杯にはめ込まれることによって、キャッ
プ本体12を管11の端部に固定可能である。このストッパ
リング21は、図4(a)に示されるように、周方向一つ
割りの環状の平帯状の金属ばね材などによって開き勝手
に形成されている。22は、その周方向の割り部を構成す
る一方および他方の周方向端部である。
【0012】ストッパリング21の周方向の両端部22に
は、それぞれ周方向の長孔23が貫通状態で形成されてい
る。24はフックピンで、90度に屈曲したフック部25と、
このフック部25を回転操作するための環状のハンドル部
26とが一体に形成されている。フック部25は、長孔23を
通過可能であるとともに、この長孔23を通過した後にハ
ンドル部26の操作により回転されることで、この長孔23
の周縁に係り合い可能である。
【0013】このような構成の防食キャップ10を管11の
端部に装着する際には、まず、図2に示されるように環
状パッキン19を筒状部13に外ばめしたキャップ本体12
を、管11の端部の内周に挿入する。このとき、筒状部13
の先端側の外径は管11の内径よりも大きいため、この筒
状部13は縮径方向に弾性変形を受け、図3に示すよう
に、その外周面16が管11の内周面に密接した状態で挿入
される。またフランジ部14を管11の端面20に押し付ける
ようにすることで、環状パッキン19が圧縮状態でこの端
面20に密接する。
【0014】次に、図4(a)に示される状態のストッ
パリング21を、人手によって同図(b)に示される状態
に縮径させる。このとき、図示のように周方向端部22ど
うしが重なり合うことで、このストッパリング21は十分
に縮径され、長孔23どうしが重なり合う。次に、この状
態でフックピン24のハンドル部26をつまんで、同図
(c)に示されるようにそのフック部25を長孔23に通
す。そして、図5に示されるようにフック部25を回転さ
せて長孔23の周縁に係り合わせる。
【0015】すると、人手によるストッパリング21の縮
径状態を解除しても、このストッパリング21が拡径しよ
うとする力によって両長孔23とフックピン24とが周方向
に係り合うため、ストッパリング21は縮径状態に維持さ
れる。
【0016】そこで、図7(a)に示されるように、こ
の縮径状態のストッパリング21をキャップ本体12の筒状
部13の内部に挿入し、その周方向の一部分を環状溝17に
はまり込ませる。そして、図7(a)および図6に示さ
れるように、フックピン24を回転させてそのフック部25
を長孔23の方向と揃え、このフックピン24をストッパリ
ング21の径方向の内向きに移動させて、フック部25を長
孔23から引き抜く。すると、ストッパリング21はその弾
性力によって拡径し、全周にわたって環状溝17にはまり
込む。この状態を図7(b)および図1に示す。
【0017】このように、フックピン24によってストッ
パリング21を縮径状態に保持したうえで、このストッパ
リング21をキャップ本体12の筒状部13の中に挿入して環
状溝17にはめ込むことができるため、このストッパリン
グ21を人手により強い力で縮径状態に保持しながら操作
する必要がない。このため、容易に作業できるうえに、
操作時にストッパリング21で手を挟んで怪我をするおそ
れもない。
【0018】またストッパリング21は、環状溝17にはめ
込まれることで、筒状部13の長さ方向における決まった
位置において正しい姿勢で装着されることになり、防食
キャップ10を確実に固定することが可能となる。またス
トッパリング21は環状溝17にはまり込むことで筒状部13
の内周側に突出しないため、管内の流れに対する抵抗と
なることが防止される。また筒状部13の先端の内周に形
成されたテーパ面18も、管内の流れを案内するように機
能する。
【0019】しかし、環状溝17を形成しなくてもストッ
パリング21を所定の位置に装着できる場合もあり、その
ときには、このストッパリング21を筒状部13の内周に直
接に装着すればよい。
【0020】上記の実施例では、ストッパリング21を図
4(c)および図5に示すような縮径重ね合わせ状態で
維持するため、フックピン24をこのフック部25が両方の
長孔23を通過した状態にしてストッパリング21に装着し
ている。ここで使用されているストッパリング21の両端
部22の長孔23は、図1および図6に示すように穴のみで
形成されている。
【0021】このストッパリング21を使用して防食キャ
ップ10を管11の端部に装着する際には、図4の(a)〜
(c)に示す手順でフックピン24をストッパリング21に
装着して、この状態のストッパリング21を、キャップ本
体12の筒状部13の内周部分に配置し、図7(a)に示す
ようにフックピン24を抜き外して筒状部13の内周に固定
する。
【0022】この場合、ストッパリング21の両端部22の
長孔23が穴のみで形成されているため、フックピン24を
ストッパリング21に装着して、ストッパリング21を縮径
重ね合わせ状態にする際に、作業状態や作業環境によっ
ては、フックピン24のフック部25が両端部22の長孔23に
挿入しにくく、フックピン24がストッパリング21に装着
しにくい場合が発生することがある。
【0023】このような場合には、図8および図9
(a)に示すように、上記実施例における長孔23の一方
は穴のみの形状のままとし、他方の長孔23におけるスト
ッパリング21の端部22から遠い側に端辺21aと連絡する
切れ込み部23aを形成する。
【0024】このストッパリング21を使用する場合は、
フックピン24をストッパリング21に装着する際には、図
9(a)に示すように、フックピン24のフック部25を穴
のみの長孔23側に通過させる。この状態で、図8に示す
ように、ストッパリング21を矢印Aおよび矢印Bの方向
に縮径しながら、図9(a)に示すように、ストッパリ
ング21の両端部22を矢印Cおよび矢印Dの方向に少しひ
ねって互いにずらせる。この状態から、フックピン24を
切れ込み部23aに引っ掛けながら矢印Eの方向にスライ
ドさせ、図9(b)に示すように、フックピン24のフッ
ク部25が両方の長孔23を通過した状態にして回転させ、
フックピン24をストッパリング21に装着する。
【0025】この状態のストッパリング21をキャップ本
体12の筒状部13の内周部分に配置する。この後、フック
ピン24をストッパリング21から取り外す際には、上記実
施例と同様に、図7(a)に示すように、フックピン24
を回転させてそのフック部25を長孔23の方向と揃え、こ
のフックピン24をストッパリング21の径方向の内向きに
移動させて、フック部25を長孔23から引き抜く。
【0026】以上により、ストッパリング21はその弾性
力によって拡径し、全周にわたって環状溝17にはまり込
む。このようにして、ストッパリング21をキャップ本体
12の筒状部13の内周に固定する。
【0027】以上の作業手順により、ストッパリング21
の筒状部13への装着作業が、作業状態や作業環境に左右
されることなく上記実施例よりさらに容易に実施するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、フッ
クピンによってストッパリングを縮径状態に保持したう
えで、このストッパリングをキャップ本体の筒状部の内
周に装着することができるため、このストッパリングを
人手により強い力で縮径状態に保持しながら操作する必
要がなく、容易に作業できるうえに、操作時にストッパ
リングで手を挟んで怪我をすることも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の管端面の防食キャップの装
着状態を示す断面図である。
【図2】同防食キャップの装着手順を説明する断面図で
ある。
【図3】同装着手順における図2の次の段階を示す断面
図である。
【図4】同ストッパリングを示す図である。
【図5】フックピンによる同ストッパリングの縮径保持
状態を示す要部の斜視図である。
【図6】同フックピンによる縮径状態を解除する方法を
示す図である。
【図7】同ストッパリングの装着手順を説明する図であ
る。
【図8】別のストッパリングの全体斜視図である。
【図9】同ストッパリングの両端部付近の拡大図であ
る。
【符号の説明】
11 管 12 キャップ本体 13 筒状部 14 フランジ部 20 端面 21 ストッパリング 23 長孔 24 フックピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 58/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の端部の内周に挿入される筒状部と、
    この管の端面に密接されるフランジ部とが一体に形成さ
    れたキャップ本体を有し、 前記筒状部の内周に装着されて、拡径力により前記キャ
    ップ本体を管の端部に固定させる周方向一つ割りの開き
    勝手のストッパリングを有し、 このストッパリングの周方向の割り部を構成する一方お
    よび他方の周方向端部にそれぞれ形成された孔部を有
    し、 このストッパリングを縮径させて両孔部を互いに重ね合
    わせたうえで、これら孔部に通されることで、この縮径
    重ね合わせ状態を維持させるとともに、この縮径状態の
    ストッパリングを管の端部に装着されたキャップ本体の
    筒状部の内部に挿入したうえで、前記孔部から抜かれる
    ことで、前記ストッパリングの縮径状態を解除してこの
    ストッパリングを筒状部の内周に装着させるフックピン
    を有することを特徴とする管端面の防食キャップ。
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