JP2605222Y2 - さや管ユニット - Google Patents
さや管ユニットInfo
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- JP2605222Y2 JP2605222Y2 JP1997009744U JP974497U JP2605222Y2 JP 2605222 Y2 JP2605222 Y2 JP 2605222Y2 JP 1997009744 U JP1997009744 U JP 1997009744U JP 974497 U JP974497 U JP 974497U JP 2605222 Y2 JP2605222 Y2 JP 2605222Y2
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- JP
- Japan
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- sheath
- sheath tube
- tape
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Description
【0001】
【考案の属する技術分野】この考案は、工場においてさ
や管と消音テープを巻いた配管とを組合わせて、全体が
ユニット化されているさや管ユニットに関する。
や管と消音テープを巻いた配管とを組合わせて、全体が
ユニット化されているさや管ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集合住宅の設備配管工事において
は、例えば給水,給湯の各配管を、予めコンクリートス
ラブ等に埋込められた或いは予めコンクリート面に取付
けられた屈曲自在のプラスチック製さや管内を貫通する
ことが行われている。そして蛇口における給水や給湯の
急な停止に伴なって配管がさや管内で振動することがあ
り、振動の際に配管がさや管に触れて騒音を発すること
から、従来から1つの例はさや管内に配管を挿入すると
同時に消音テープを配管に巻くことが行われている。他
の例として配管に予め消音テープを巻きつけておき、こ
れをさや管内に手で押し込むもの(実開平3−9159
6号)がある。
は、例えば給水,給湯の各配管を、予めコンクリートス
ラブ等に埋込められた或いは予めコンクリート面に取付
けられた屈曲自在のプラスチック製さや管内を貫通する
ことが行われている。そして蛇口における給水や給湯の
急な停止に伴なって配管がさや管内で振動することがあ
り、振動の際に配管がさや管に触れて騒音を発すること
から、従来から1つの例はさや管内に配管を挿入すると
同時に消音テープを配管に巻くことが行われている。他
の例として配管に予め消音テープを巻きつけておき、こ
れをさや管内に手で押し込むもの(実開平3−9159
6号)がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来例では、さや管を
スラブ等に埋込んでから、消音テープを巻いた配管を挿
入しているために、さや管と配管の工事が別々になり、
また予めスラブ等に埋め込まれたさや管は曲りがあるた
めに、さや管に消音テープが付いた配管を挿入すること
に相当な力を要し、現場で消音テープを巻く作業に手間
がかかり、設備配管工事の能率化の低下を招いていた。
スラブ等に埋込んでから、消音テープを巻いた配管を挿
入しているために、さや管と配管の工事が別々になり、
また予めスラブ等に埋め込まれたさや管は曲りがあるた
めに、さや管に消音テープが付いた配管を挿入すること
に相当な力を要し、現場で消音テープを巻く作業に手間
がかかり、設備配管工事の能率化の低下を招いていた。
【0004】この考案の目的は、設備配管工事の能率を
高めるためのさや管ユニットを提供することである。
高めるためのさや管ユニットを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案にかかるさや管
ユニットの特徴は、ユニット化された配管7,7aと消
音テープ8とさや管6,6a,6b,6cとよりなるも
のであって、上記配管と上記消音テープ及び上記さや管
は屈曲自在であり、上記配管の外周には上記消音テープ
が環状に巻付けてカバーしてあり、上記消音テープでカ
バーしてある上記配管は上記さや管に予め挿入してユニ
ット化してあり、上記配管のみは上記さや管の両端部か
らこの配管相互の接続とこの配管に保温・ずれ防止用キ
ャップを被せるのに必要な長さだけ突出しているところ
にある。このキャップの保温とは配管7,7aの保温で
あり、ずれ防止とはこの配管がさや管6,6a,6b,
6cの位置からずれることを防止することである。
ユニットの特徴は、ユニット化された配管7,7aと消
音テープ8とさや管6,6a,6b,6cとよりなるも
のであって、上記配管と上記消音テープ及び上記さや管
は屈曲自在であり、上記配管の外周には上記消音テープ
が環状に巻付けてカバーしてあり、上記消音テープでカ
バーしてある上記配管は上記さや管に予め挿入してユニ
ット化してあり、上記配管のみは上記さや管の両端部か
らこの配管相互の接続とこの配管に保温・ずれ防止用キ
ャップを被せるのに必要な長さだけ突出しているところ
にある。このキャップの保温とは配管7,7aの保温で
あり、ずれ防止とはこの配管がさや管6,6a,6b,
6cの位置からずれることを防止することである。
【0006】
【作用】先ず、さや管ユニット9を型枠に取付けた状態
で型枠工事を行い、コンクリート打設、コンクリート養
生後、さや管6はコンクリートに埋め込まれるが、配管
7の両端のみはさや管から露出しているので、この両端
部をそれぞれ他の配管と接続する。或いは、さや管ユニ
ット9をコンクリートに埋め込むことなく、コンクリー
トの打設・養生後コンクリート面に取付け、このユニッ
トの両端部をそれぞれ他の配管に接続する。
で型枠工事を行い、コンクリート打設、コンクリート養
生後、さや管6はコンクリートに埋め込まれるが、配管
7の両端のみはさや管から露出しているので、この両端
部をそれぞれ他の配管と接続する。或いは、さや管ユニ
ット9をコンクリートに埋め込むことなく、コンクリー
トの打設・養生後コンクリート面に取付け、このユニッ
トの両端部をそれぞれ他の配管に接続する。
【0007】
【考案の実施の形態】以下この考案の実施例を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0008】先ず、図5に示すさや管ユニット9の製造
装置から説明すると、図1及び図2において、作業台1
は平面形状が横長の長方形状に形成され、一端部(図左
端部)にストッパを構成する立上り部1aが起立され、
この作業台1上面中央には長さ方向に沿って帯状のスケ
ール2を設けてある。スケール2は、作業台1上に導び
き入れるさや管6,6a,6b,6cの長さを計るため
のものである。作業台1上には、スケール2に沿って等
間隔を置いて複数のさや管保持具3,…が直列状態で一
直線上に配列されて、スケールを挾んで両側にこのさや
管保持具からなる2つの列4,4aを形成している。
装置から説明すると、図1及び図2において、作業台1
は平面形状が横長の長方形状に形成され、一端部(図左
端部)にストッパを構成する立上り部1aが起立され、
この作業台1上面中央には長さ方向に沿って帯状のスケ
ール2を設けてある。スケール2は、作業台1上に導び
き入れるさや管6,6a,6b,6cの長さを計るため
のものである。作業台1上には、スケール2に沿って等
間隔を置いて複数のさや管保持具3,…が直列状態で一
直線上に配列されて、スケールを挾んで両側にこのさや
管保持具からなる2つの列4,4aを形成している。
【0009】各さや管保持具3は、その本体が図3に示
すように上部に間隙3aをあけた環状に形成され、下部
に作業台1への取付け部3bを備えているものである。
さや管保持具3はプラスチックにより形成されており、
環状部分が変形可能である。一方の列4の各さや管保持
具3の環状部分の内部形状は、さや管6又はさや管6a
をその内部で保持でき、同様に、他方の列4aのさや管
保持具3…がさや管6b又はさや管6cをその内部で保
持できる。さや管保持具3…は、さや管6,6a,6
b,6cを各保持具の間隙3aを通じて外方へ離脱又は
内方へ差込み可能である。
すように上部に間隙3aをあけた環状に形成され、下部
に作業台1への取付け部3bを備えているものである。
さや管保持具3はプラスチックにより形成されており、
環状部分が変形可能である。一方の列4の各さや管保持
具3の環状部分の内部形状は、さや管6又はさや管6a
をその内部で保持でき、同様に、他方の列4aのさや管
保持具3…がさや管6b又はさや管6cをその内部で保
持できる。さや管保持具3…は、さや管6,6a,6
b,6cを各保持具の間隙3aを通じて外方へ離脱又は
内方へ差込み可能である。
【0010】また、作業台1の他端部(図1右端部)に
は、立上り部1aと平行に、つまり幅方向にガイド5が
取り付けてある。ガイド5は、図1に示すようにその右
側に配置されている屈曲自在のさや管6,6a,6b,
6c、ポリブテン製の配管7,7a及び消音テープ8を
保持しかつ各列4,4aのさや管保持具3に案内するた
めのものである。
は、立上り部1aと平行に、つまり幅方向にガイド5が
取り付けてある。ガイド5は、図1に示すようにその右
側に配置されている屈曲自在のさや管6,6a,6b,
6c、ポリブテン製の配管7,7a及び消音テープ8を
保持しかつ各列4,4aのさや管保持具3に案内するた
めのものである。
【0011】さや管6,6a,6b,6c、配管7,7
a及び消音テープ8のそれぞれの配置関係は、消音テー
プ8を挾んで図1上側にさや管6,6a及び配管7が、
下側にさや管6b,6c及び配管7aが位置しているも
ので、この各さや管、配管及び消音テープは屈曲自在で
あるため、図1右方に示すように一端部側がロール状に
巻かれている。
a及び消音テープ8のそれぞれの配置関係は、消音テー
プ8を挾んで図1上側にさや管6,6a及び配管7が、
下側にさや管6b,6c及び配管7aが位置しているも
ので、この各さや管、配管及び消音テープは屈曲自在で
あるため、図1右方に示すように一端部側がロール状に
巻かれている。
【0012】図1上側のさや管6,6a及び配管7につ
いて説明する。さや管6とさや管6aとは管口径が一致
しており、さや管6が給水用であり、さや管6aが給湯
用である。配管7は、組立て時にさや管6内又はさや管
6a内に挿入される。
いて説明する。さや管6とさや管6aとは管口径が一致
しており、さや管6が給水用であり、さや管6aが給湯
用である。配管7は、組立て時にさや管6内又はさや管
6a内に挿入される。
【0013】図1下側のさや管6b,6c及び配管7a
において、上記さや管6,6a及び配管7の構成と同様
であり、さや管6bとさや管6cとは管口径が一致し、
さや管6bが給水用であり、さや管6cが給湯用であ
る。配管7aは、組立て時にさや管6b又はさや管6c
に挿入される。
において、上記さや管6,6a及び配管7の構成と同様
であり、さや管6bとさや管6cとは管口径が一致し、
さや管6bが給水用であり、さや管6cが給湯用であ
る。配管7aは、組立て時にさや管6b又はさや管6c
に挿入される。
【0014】上側のさや管6,6aの管口径は、下側の
さや管6b,6cのそれより大きく、また上側の配管7
の管口径は、下側の配管7aより大きい。
さや管6b,6cのそれより大きく、また上側の配管7
の管口径は、下側の配管7aより大きい。
【0015】次に、さや管ユニットの製造方法について
説明する。
説明する。
【0016】先ず、給水用のさや管6、配管7及び消音
テープ8を組合せユニット化された給水用のさや管ユニ
ット9の製法を説明する。
テープ8を組合せユニット化された給水用のさや管ユニ
ット9の製法を説明する。
【0017】予め、図1に示すように作業台1の右側に
それぞれ位置しているさや管6,6a,6b,6c、配
管7,7a及び消音テープ8の各先端部側をガイド5に
セットする。
それぞれ位置しているさや管6,6a,6b,6c、配
管7,7a及び消音テープ8の各先端部側をガイド5に
セットする。
【0018】まず、図1上側の給水用さや管6の先端部
を列4側のさや管保持具3に向けて引出し、その先端を
スケール2の一端(図1左端)に位置しているさや管保
持具の間隙3aを上側から押開いて内部にセットし、順
次右方向へ向けて各さや管保持具内に入れてスケール2
に沿ってセットする。そして予め定められている長さで
さや管6を切断する。その後、配管7の先端部をさや管
6の右端開口から挿入する。この挿入前に、消音テープ
8を既にセットされているさや管6に向けて引出して、
図4に示すように消音テープの先端部8aを環状に形成
して、この環状部分に配管7の先端部を差入れ、この消
音テープとこの配管の先端部とを結合する。
を列4側のさや管保持具3に向けて引出し、その先端を
スケール2の一端(図1左端)に位置しているさや管保
持具の間隙3aを上側から押開いて内部にセットし、順
次右方向へ向けて各さや管保持具内に入れてスケール2
に沿ってセットする。そして予め定められている長さで
さや管6を切断する。その後、配管7の先端部をさや管
6の右端開口から挿入する。この挿入前に、消音テープ
8を既にセットされているさや管6に向けて引出して、
図4に示すように消音テープの先端部8aを環状に形成
して、この環状部分に配管7の先端部を差入れ、この消
音テープとこの配管の先端部とを結合する。
【0019】この状態で、配管7をさや管6内へ挿入し
て行くと、消音テープ8はさや管の内周面をガイドとし
て、この配管の外周に環状になって自動的に巻付けられ
ていき、この配管の先端部がこのさや管を通り抜けてさ
らに立上り部1aに到達するまで挿入操作を続ける。到
達した段階で、配管7のさや管6端部から出ている所定
位置を切断する。この所定位置は、さや管6から突出し
ている配管7の両端部の突出長さが等しくなる位置であ
る。
て行くと、消音テープ8はさや管の内周面をガイドとし
て、この配管の外周に環状になって自動的に巻付けられ
ていき、この配管の先端部がこのさや管を通り抜けてさ
らに立上り部1aに到達するまで挿入操作を続ける。到
達した段階で、配管7のさや管6端部から出ている所定
位置を切断する。この所定位置は、さや管6から突出し
ている配管7の両端部の突出長さが等しくなる位置であ
る。
【0020】最後に、さや管保持具3からさや管6を取
外すと、図5、図6に示す消音テープ8が巻かれカバー
された配管7がこのさや管を貫通してユニット化された
構成のさや管ユニット9が完成する。なお、図7に示す
ように、配管7の端部の保温とこの配管がさや管6の位
置からずれることを防止するため、この配管の両端部に
キャップ10を被せることができる。
外すと、図5、図6に示す消音テープ8が巻かれカバー
された配管7がこのさや管を貫通してユニット化された
構成のさや管ユニット9が完成する。なお、図7に示す
ように、配管7の端部の保温とこの配管がさや管6の位
置からずれることを防止するため、この配管の両端部に
キャップ10を被せることができる。
【0021】次に、給湯用のさや管ユニット、すなわ
ち、給湯用のさや管6a、配管7及び消音テープ8から
なるものは、前記の例と同様の方法で製造する。
ち、給湯用のさや管6a、配管7及び消音テープ8から
なるものは、前記の例と同様の方法で製造する。
【0022】また、前記の給水、給湯のさや管6,6a
の管口径より小さな管口径の給水、給湯用のさや管6
b,6c、前記の配管7の管口径より小さな配管7aに
よる給水用、給湯用のさや管ユニットの製造方法を説明
する。
の管口径より小さな管口径の給水、給湯用のさや管6
b,6c、前記の配管7の管口径より小さな配管7aに
よる給水用、給湯用のさや管ユニットの製造方法を説明
する。
【0023】先ず、小さな管口径の給水用のさや管6
b、配管7a及び消音テープ8からなる給水用のさや管
ユニットの製造方法は、まず、図1下側の給水用さや管
6bの先端部を列4a側のさや管保持具3に向けて引出
し、その先端をスケール2の一端(図1左端)に位置し
ているさや管保持具の間隙3aを上側から押開いて内部
にセットし、順次右方向へ向けて各さや管保持具内に入
れてスケール2に沿ってセットする。なお、列4a側の
さや管保持具3の間隙3aは、列4側のさや管保持具の
間隙より狭い。そして予め定められている長さでさや管
6bを切断する。その後、配管7aの先端部をさや管6
bの右端開口から挿入する。この挿入前に、消音テープ
8を既にセットされているさや管6bに向けて引出し
て、消音テープの先端部8aを環状に形成して、この環
状部分に配管7aの先端部を差入れ、この消音テープと
この配管の先端部とを結合する。
b、配管7a及び消音テープ8からなる給水用のさや管
ユニットの製造方法は、まず、図1下側の給水用さや管
6bの先端部を列4a側のさや管保持具3に向けて引出
し、その先端をスケール2の一端(図1左端)に位置し
ているさや管保持具の間隙3aを上側から押開いて内部
にセットし、順次右方向へ向けて各さや管保持具内に入
れてスケール2に沿ってセットする。なお、列4a側の
さや管保持具3の間隙3aは、列4側のさや管保持具の
間隙より狭い。そして予め定められている長さでさや管
6bを切断する。その後、配管7aの先端部をさや管6
bの右端開口から挿入する。この挿入前に、消音テープ
8を既にセットされているさや管6bに向けて引出し
て、消音テープの先端部8aを環状に形成して、この環
状部分に配管7aの先端部を差入れ、この消音テープと
この配管の先端部とを結合する。
【0024】この状態で、配管7aをさや管6b内へ挿
入して行くと、消音テープ8はさや管の内周面をガイド
としてこの配管の外周に環状になって自動的に巻付けら
れていき、配管の先端部がこのさや管6bを通り抜けて
さらに立上り部1aに到達するまで挿入操作を続ける。
到達した段階で、配管7aのさや管6bの端部から出て
いる所定位置を切断する。この所定位置は、さや管6b
から突出している配管7aの両端部の突出長さが等しく
なる位置である。
入して行くと、消音テープ8はさや管の内周面をガイド
としてこの配管の外周に環状になって自動的に巻付けら
れていき、配管の先端部がこのさや管6bを通り抜けて
さらに立上り部1aに到達するまで挿入操作を続ける。
到達した段階で、配管7aのさや管6bの端部から出て
いる所定位置を切断する。この所定位置は、さや管6b
から突出している配管7aの両端部の突出長さが等しく
なる位置である。
【0025】最後に、列4aのさや管保持具3からさや
管6bを取外すと、消音テープ8が巻かれた配管7aが
このさや管を貫通している構造のさや管ユニット9が完
成する。
管6bを取外すと、消音テープ8が巻かれた配管7aが
このさや管を貫通している構造のさや管ユニット9が完
成する。
【0026】次に、小さな管口径の給湯用のさや管6
c、配管7a及び消音テープ8からなる給湯用のさや管
ユニットの製造方法は、上例の小さな管口径の給水用の
さや管6b、配管7a及び消音テープ8からなる給水用
のさや管ユニットの製造方法と同様の方法で、列4a側
のさや管保持具3を利用して製造する。
c、配管7a及び消音テープ8からなる給湯用のさや管
ユニットの製造方法は、上例の小さな管口径の給水用の
さや管6b、配管7a及び消音テープ8からなる給水用
のさや管ユニットの製造方法と同様の方法で、列4a側
のさや管保持具3を利用して製造する。
【0027】施工例について説明すると、先ずさや管ユ
ニット9を型枠に取付けた状態で型枠工事を行い、コン
クリート打設、コンクリート養生後、さや管6はコンク
リートに埋め込まれるが、配管7の両端のみはさや管か
ら露出しているので、この両端部をそれぞれ他の配管と
接続する。さらに、図7に示すように、配管7にキャッ
プ10を被せるので、この配管の端部の保温とこの配管
がさや管6の位置からずれることを防止できる。
ニット9を型枠に取付けた状態で型枠工事を行い、コン
クリート打設、コンクリート養生後、さや管6はコンク
リートに埋め込まれるが、配管7の両端のみはさや管か
ら露出しているので、この両端部をそれぞれ他の配管と
接続する。さらに、図7に示すように、配管7にキャッ
プ10を被せるので、この配管の端部の保温とこの配管
がさや管6の位置からずれることを防止できる。
【0028】型枠解体後、さや管ユニット9を躯体に取
付ける場合は、さや管6〜6c、配管7,7a及び消音
テープ8が一度に取付けられている。
付ける場合は、さや管6〜6c、配管7,7a及び消音
テープ8が一度に取付けられている。
【0029】また、さや管ユニット9をコンクリートに
埋め込むことなく、コンクリートの打設・養生後コンク
リート面に取付け、このユニットの両端部をそれぞれ他
の配管に接続することもできる。なお、ストッパは、上
例に限られず、ストッパ板を作業台上に起立させるもの
等であってもよい。さらに、ガイド5を使用しないで、
さや管6〜6cを直接さや管保持具3にセットし切断
し、前記したと同様に消音テープ8を配管7の外周に環
状に巻き付けながらこのさや管内に挿入するようにして
もよい。
埋め込むことなく、コンクリートの打設・養生後コンク
リート面に取付け、このユニットの両端部をそれぞれ他
の配管に接続することもできる。なお、ストッパは、上
例に限られず、ストッパ板を作業台上に起立させるもの
等であってもよい。さらに、ガイド5を使用しないで、
さや管6〜6cを直接さや管保持具3にセットし切断
し、前記したと同様に消音テープ8を配管7の外周に環
状に巻き付けながらこのさや管内に挿入するようにして
もよい。
【0030】
【考案の効果】この考案にかかるさや管ユニットによれ
ば、配管工事に際して、さや管と配管と消音テープとが
ユニット化されているので設備配管工事の能率を高める
ことができ、さらに、このさや管ユニットはロール状に
巻き取ることもできるので保管するのに嵩張らない。ま
た、消音テープは配管に対して環状に巻き付けてあるの
で、製造時にこの配管をさや管に挿入し易く、さや管ユ
ニットの曲げ伸しに対しても消音テープがずれることが
ない。また、配管のみは、上記さや管の両端部からこの
配管相互の接続とこの配管にキャップを被せるのに必要
な長さだけ突出しているので、このユニットの両端部を
それぞれの配管に接続することが容易であり、キャップ
を被せると配管の端部の保温とこの配管がさや管の位置
からずれることが防止できる。
ば、配管工事に際して、さや管と配管と消音テープとが
ユニット化されているので設備配管工事の能率を高める
ことができ、さらに、このさや管ユニットはロール状に
巻き取ることもできるので保管するのに嵩張らない。ま
た、消音テープは配管に対して環状に巻き付けてあるの
で、製造時にこの配管をさや管に挿入し易く、さや管ユ
ニットの曲げ伸しに対しても消音テープがずれることが
ない。また、配管のみは、上記さや管の両端部からこの
配管相互の接続とこの配管にキャップを被せるのに必要
な長さだけ突出しているので、このユニットの両端部を
それぞれの配管に接続することが容易であり、キャップ
を被せると配管の端部の保温とこの配管がさや管の位置
からずれることが防止できる。
【図1】この考案の平面図である。
【図2】作業台の正面図である。
【図3】さや管保持具の拡大斜視図である。
【図4】製造の一工程を示す拡大正面図である。
【図5】さや管ユニットの正面図である。
【図6】さや管ユニットの図5のa−a線拡大断面図で
ある。
ある。
【図7】さや管ユニットの端部にキャップをつけた状態
の断面図である。
の断面図である。
6 さや管(給水用さや管) 6a さや管(給湯用さや管) 6b さや管(給水用さや管) 6c さや管(給湯用さや管) 7 配管 7a 配管 8 消音テープ 9 さや管ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 ユニット化された配管と消音テープとさ
や管とよりなるものであって、上記配管と上記消音テー
プ及び上記さや管は屈曲自在であり、上記配管の外周に
は上記消音テープが環状に巻付けてカバーしてあり、上
記消音テープでカバーしてある上記配管は上記さや管に
予め挿入してユニット化してあり、上記配管のみは上記
さや管の両端部からこの配管相互の接続とこの配管に保
温・ずれ防止用キャップを被せるのに必要な長さだけ突
出していることを特徴とするさや管ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009744U JP2605222Y2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | さや管ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009744U JP2605222Y2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | さや管ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10195U JPH10195U (ja) | 1998-08-25 |
JP2605222Y2 true JP2605222Y2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=11728827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1997009744U Expired - Lifetime JP2605222Y2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | さや管ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2605222Y2 (ja) |
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-
1997
- 1997-10-20 JP JP1997009744U patent/JP2605222Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH10195U (ja) | 1998-08-25 |
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