JPH0279709A - スラブ内からの管の引き出し配管方法及びスラブ上への管引き出し具 - Google Patents

スラブ内からの管の引き出し配管方法及びスラブ上への管引き出し具

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JPH0279709A
JPH0279709A JP63229200A JP22920088A JPH0279709A JP H0279709 A JPH0279709 A JP H0279709A JP 63229200 A JP63229200 A JP 63229200A JP 22920088 A JP22920088 A JP 22920088A JP H0279709 A JPH0279709 A JP H0279709A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スラブ内から管を引き出しスラブ外の管につ
なぐ配管工事におけるスラブ内からの管の引き出し配管
方法及びこれに使用されるスラブ上への管引き出し具に
関する。
(従来の技術) 従来、スラブ内から管を引き出しスラブ外の管につなぐ
配管工事では、第8図に示すように、スラブ内に配筋さ
れた鉄筋(22)に固定した支柱(3o)を立て、この
支柱(30)に引き出す’e (20)の一端を固定し
、コンクリートを打設し、スラブ形成後、スラブ外の管
につなぐようにしていた。
また、第9図に示すように、スラブ内から引き出す管(
20)の一端を、これより径の大きな短管(40)に挿
入し、短管(40)と管(20)とのすき間にボロ布(
41)等をつめて、短管(4o)の一端をスラブ面と略
面一になるように傾斜させて固定し、コンクリートを打
設し、スラブ形成後、コンクリートをはつって短管(4
0)を外し、管(20)の一端を引き出してスラブ外の
管につなぐ方法も採られていた。
しかしながら、888図に示す従来工法の場合、コンク
リート打設時に支柱(30)や管(2o)の一端かスラ
ブ面より突出した状態となるので、打設したコンクリー
トをならすのに大変邪魔なため非常に手間がかかり、ま
た、打設したコンクリートによって支柱(30)や管(
20)を倒してしまうことが頻発し管(20)の一端が
スラブ内に埋め込まれてしまい、後でコンクリートをは
つらなければならないという問題があった。また、スラ
ブ形成後には、スラブ面より突出した支柱(コ0)を除
去しなければならない作業手間を要していた。
第9図に示すような従来工法の場合も、管(20)の一
端を引き出すのにコンクリートをはつる量が非常に多く
、作業か大変面倒であった。また、短管(40)の一端
がコンクリート内に埋設されてしまうことがあり、後で
はつる場所がわからなくなるといった問題があった。
これに対し、管(20)の一端をスラブ面より突出させ
ないように固定し、かつ管(40)の一端がコンクリー
ト内に埋設されないようにする方法とじて第1O図に示
すように、発泡樹脂でブロック(5o)を形成し、この
ブロック(5o)にスラブ内に配管する管(20)の一
端を深く突き差し、ブロック(50)の−面かスラブ面
と略面一になるように固定し、コンクリートを打設し、
スラブ形成後、スラブ外の管につなぐという方法か従来
採られていた。
しかしながら、前記のようなブロック(50)による工
法についても、スラブ形成後に発泡樹脂ブロック(50
)をスラブ内から取り除く作業が大変で、ブロック(5
0)は細かな小片となってかき出されるのて、その後始
末も大変であった。また、管(20)の一端をブロック
(50)に突き差す際に、管(20)が蛇行したり、傾
いたすしやずいので、これを防ぐように突き差す作業に
結構手間かかかっていた。
また、このような管(20)の蛇行や傾きにより突き差
した管(20)がブロック(50)外に突き出てしまう
のを防ぐため、大きなブロックを使用するとスラブの強
度にも影響し、ブロック(50)を除去してできたくぼ
みを後で埋め戻ししなかればならない等の問題があった
さらに、ブロック(50)による工法の場合には、ブロ
ック(50)に管(20)の一端を深く突き差すため、
管内に発泡樹脂がつまらないように管(2o)の端末に
キャップをかぶせる等の手間がかかったり、このような
発泡樹脂のブロック(50)は、現場の作業者により断
熱材等の半端を使って作製されるので、大きさもまちま
ちになってしまう問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、ス
ラブ内から管を引き出しスラブ外の管につなぐ配管工事
を簡単な作業で効率よく行なうことができるスラブ内か
らの管の引き出し配管方法及びこれに使用される管引き
出し具を提供しようとするものである。
(課題を解決するための子役) 本発明に係る配管方法は、請求項1記載のように[スラ
ブ内に配管される管の一端を管引き出し真白に包摂し1
次いで前記管引き出し具を上面がスラブ上面と略面一と
なるように型枠または支骨鉄筋に固定し1次いてコンク
リートを打設し、スラブ形成後、前記管引き出し具の上
面を開口させて管引き出し真向の管の一端をスラブヒへ
引き出す」ことを特徴としている。
また、本発明に係る管引き出し具は、請求項2記載のよ
うに「型枠上に配管された管の一端を収納する収納部と
、管の一端を収納部へ挿入するための挿入口と、コンク
リート打設後に収納した管の一端を引き出すために開口
させる閉塞部と、収納部を型枠または支骨鉄筋に固定す
る固定部と。
を憐えた」ことを特徴とする請求項3記載の管引き出し
具は、前記スラブ管引き出し具の「閉塞部が打ち抜き可
能なノックアウトで形成されている」ことを特徴とする
請求項4記載の管引き出し具は、前記管引き出し具の「
固定部がスラブ内の支骨鉄筋に架設して固定される支持
棒が挿通される筒体により形成されている」ことを特徴
とする請求項5記載の管引き出し具は「管引き出し具が
相互に着脱され、並列状態に連結される連結手段を備え
たJことを特徴としている。
(発明の作用) 前記配管方法にあっては、コンクリート打設時に管引き
出し具をスラブ面より突出、させることがなく、また、
スラブ形成後、管引き出し具の上面を開口させて管引き
出し真向の管の一端を引き出し、スラブ外の管につなぐ
ので、打設したコンクリートのならしを手速く行なえ、
コンクリートをはつる作業や、発泡樹脂ブロックのよう
にスラブ形成後にスラブ内から取り除く作業が要らず、
スラブ内からの管の引き出し配管を効率よく行なうこと
ができる。
また、請求項2〜5記載の管引き出し具にあっては、使
用する場合には、挿入口より管の一端をそのまま挿入し
収納部内に収めればよく、収納部を型枠または支骨鉄筋
に固定する固定部により、閉塞部の位置がコンクリート
の打設により形成されるスラブ面と略面一となるように
スラブ内に固定することができ、コンクリート打設時に
管引き出し具をスラブ面より突出させることがない、ま
炙、閉塞部によって管の一端を容易に引き出すことがで
きる。
また、この管引き出し具にあっては、収納部が管の引き
出しに必要な最小部分を収納し、余分なくぼみをスラブ
に形成させることがない。
さらに、請求項3記載の管引き出し具の場合は、ノック
アウトで形成された閉!!部に対し、へンマー等の打ち
抜きによって管の引き出し口を簡単に開口させることが
でき、請求項4記載の管引き出し具の場合はスラブ内の
支骨鉄筋に架設して固定される支持棒で固定されるので
、確実に固定ができるとともに、型枠に固定する場合に
比べ。
スラブ外に釘等の固定部材を露出させることがない、ま
た、請求項5記載の管引き出し具の場合は、複数の配管
を同時にスラブ内から引き出し配管する場合に、連結手
段によって並列状態に簡単に連結することができる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例にしたがって本発明の詳細な説
明する。説明の便宜上、管引き出し具について先に説明
し、次いで配管方法について説明する。
第1図及び第2図は本発明に係る管引き出し具(10)
の一実施例を示している。
管引き出し具(10)は、全体が合成樹脂により作製さ
れ、上部に閉塞部(11)を有する蓋体と、その閉塞部
(11)の下方に形成された管の一端が収納される収納
部(12)とが一体に嵌合され接着されている。
閉塞部(11)は、第3図に示すように開口周囲が薄肉
(Ila)で形成されたノックアウトが形成されており
、打ち抜きにより管(20)の引き出し口を形成するよ
うになっている。閉塞部(11)としては、前記ノック
アウトの他、全体が薄肉で形成された面であってもよい
。なお、閉塞部(ti)は打設されたコンクリートかか
ぶっても変形しない程度の強度を備えたものとなってい
る。
収納部(12)は、管(20)外周を包み込むように断
面か略U字形状の周壁によって形成され、挿入される管
(20)の挿入方向に細長く形成されている。
収納部(12)の長さは、スラブ外の管(20)との接
続作業に支障を生しない程度の引き出し分の長さで形成
されている。
収納部(12)の一端側壁には、方向をやや下方に向け
て挿入口(13)か形成されている。これはスラブ内に
配管(20)された管(20)の一端をスラブ面までも
ってくるのに管(20)をゆるく曲げて配管(20)す
るためであり、前記挿入口(13)の形成に対応させて
収納部(12)にも傾斜面(12a)が形成されている
。これにより、スラブ内に配管(20)された管(20
)の一端を収納部(+2)内に斜めに引き込んで収納で
きるようになっている。
収納部(12)の両端側壁には、水平方向に支持棒(2
3)の挿通される筒部(14)が、それぞれ設けられて
いる。この筒部(14)は管引き出し具(10)をスラ
ブ内に固定するための固定部であり、第5図に示すよう
に、スラブ内の支骨鉄筋(22)に架設して固定される
支持棒(23)が挿通されるようになっている。筒部(
14)に挿通された支持棒(23)は、管引き出し具(
10)の閉塞部(11)の位置がコンクリートの打設に
より形成されるスラブ面とほぼ同一となるように高さが
WR節され、スラブ内に配筋された支骨鉄筋(22)に
架設して固定されるようになっている。
本発明では管引き出し具(10)を固定する固定部は、
前記支持棒(23)の挿通される筒部(14)による場
合に限らず、管引き出し具(10)の閉塞部(11)の
位置がコンクリートの打設により形成されるスラブ面と
ほぼ同一となるように管引き出し具(10)が固定され
るものであればよい。
また、この実施例では、閉塞部(11)の側縁に凹凸て
上下方向よりスライド嵌合する連結部(15)が形成さ
れており、必要に応じて、複数個の管引き出し具(lO
)を並べて連結できるようになっている。このような連
結手段は、例えば、閉塞部(11)にねじ挿通孔を有す
る突片を設け、突片を重ねてねし止めするようにしても
よく、相互に対応する凹凸により嵌合して連結するよう
にしてもよく、管引き出し具(10)相互か着脱でき並
列状態に連結できるものであればよい。
なお、管引き出し具(10)は、前記実施例のように、
それぞれ別体で構成される、閉塞部(11)を有する蓋
体と収納部(12)とが一体に嵌合され接着されたもの
の他、閉塞部(11)を有する蓋体と収納部(12)と
をビス等で一体に取り付ける構造にしてもよく、また、
閉塞部(11)と収納部(12)とが一体成形量で構成
さたものでもよい。
次に、配管方法について前記管引き出し具(lO)を使
用した場合を例に説明する。
まず、第4図に示すように、スラブ内に配管された管(
20)の一端を管引き出し具(10)の挿入口(13)
より所定長差し込み、スラブ内に配管される管(20)
の一端を管引き出し具(10)で包摂する。
次に、第5図に示すように、収納部(12)の両端側壁
の筒部(I4)に支持棒(23)を挿通し、スラブ内に
配筋された近くの支骨鉄筋(22)に支持棒(23)を
架設して管引き出し具(10)の閉塞部(11)の位置
がコンクリートの打設により形成されるスラブ面とほぼ
同一となるように高さを調節し、支持棒(2コ)を支骨
鉄筋(22)に針金等で結束して管引き出し具(10)
をスラブ内に固定する。
次いで、第6図に示すように、コンクリートを打設しス
ラブ(C)を形成する。このとき、管引き出し具(10
)の上面にはコンクリートがかぶって、コンクリートの
薄い膜ができることがある。しかしながら、かかる部分
は、まわりのスラブ(C)を形成するコンクリートとは
色が異なるので、管引き出し具(10)の位置は一■了
然に見分けることができ、かかる部分を軽く叩くだけで
かぶったコンクリートをはがし、管引き出し具(lO)
の上面である閉塞部(11)を簡単に露出させることが
できる。
コンクリートが養生後、第7図に示すように、閉塞部(
11)のノックアウトを打ち抜き、管(20)の引き出
し口を開口させる。閉塞部(11)が均一な肉厚で形成
されているときは、ナイフで切り取ったり、ビットを付
けた手持ち手動工具で切りとるようにする。そして、収
納部(12)内の管(20)の一端をスラブ(C)−F
に引き出す、あるいは管(20)内のケーブルを引き出
す。
引き出した管(20)の一端には1例えばスラブ外の管
(21)につなぐ。
なお、本発明の配管方法及び管引き出し具は。
電線管、あるいはフレキシブルなガス管、給排水  −
湯管、及びこれらを保護する可どう管等の管に対して適
用することができる。
(発明の効果) 以上、説明したように、本発明に係る配管方法は、コン
クリート打設時に管引き出し具をスラブ面より突出させ
ることがなく、打設したコンクリートのならしを手速く
行なえ、コンクリートをはつる作業や1発泡樹脂ブロッ
クのようにスラブ形T&後にスラブ内から取り除く作業
が要らず、スラブ内から管を引き出し、スラブ外の管に
つなぐ配管工事を簡単な作業で効率よく行なうことがで
きる。
また、スラブを形成する際のコンクリートの打設時に、
管引き出し具の上面にコンクリートがかぶってしまって
も、管引き出し具の位置するスラブ面はコンクリート厚
が薄く色が異なっているのて、管引き出し具の位置は一
目了然に見分けることができ、かかる部分を軽く叩くだ
けで管引き出し具の上面にかぶったコンクリートをはが
し、管引き出し具の上面を露出させることができる。
また、本発明に係る管引き出し具は、管の一端をそのま
ま挿入口より挿入し収納部内に収めスラブ内に固定すれ
ばよいから、従来の発泡樹脂ブロックを使用する場合の
ようにコンクリート打設後にスラブ内から発泡樹脂ブロ
ックを取り除く作業が要らず、管の端末にキャップをか
ぶせる等の作業も必要でなくなり、きわめて簡単な作業
により効率よくスラブ内から管を引き出しスラブ外の管
につなぐことができる。
さらに1本発明に係る管引き出し具は、収納部が管の引
き出しに必要な部分を収納し、余分なくぼみをスラブに
形成させることがない。したがって、不必要にスラブに
くぼみを形成し、スラブの強度に影響を与えるといよう
な問題を生じることがない。
さらに、請求項3記載の管引き出し具の場合は、閉塞部
に対しへンマー等の打ち抜きによって、管の引き出し口
を簡単に開口させることができ、請求項4記載の管引き
出し具の場合は、スラブ内の支骨鉄筋に架設して固定さ
れる支持棒で固定されるのて、確実に固定ができるとと
もに、型枠に固定する場合に比ベスラブ外に釘等の固定
部材を露出させることがない。
また、請求項5記載の管引き出し具の場合は。
複数の配管を同時にスラブ内から引き出し配管する場合
に、連結手段によって並列状態に簡単に連結することが
でき便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る管引き出し具の一実施
例を示し、第1図はその斜視図、第2図は閉塞部を開口
させた使用状態の斜視図、第3図は閉塞部の部分拡大断
面図、第4図〜第7図は本発明に係る配管方法について
第1図に示す管引き出し具を使用してスラブ内から管を
引き出し配管する場合を工程順に示す各断面図、第8図
及び第9図は従来の配管工法を示す各断面図、第10図
は発泡樹脂ブロックを使用した従来の配管工法を示す斜
視図である。 符号の説明 10−・・管引き出し具。 11・・・閉塞部、 12・・・収納部、13−・・挿
入口、 14・・・筒部、 is−・・連結部、20−
・・管、  22−・・支骨鉄筋、 23−・・支持棒

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)スラブ内に配管される管の一端を管引き出し具内に
    包摂し、次いで前記管引き出し具を上面がスラブ上面と
    略面一となるように型枠または支骨鉄筋に固定し、次い
    でコンクリートを打設し、スラブ形成後、前記管引き出
    し具の上面を開口させて管引き出し具内の管の一端をス
    ラブ上へ引き出すことを特徴とするスラブ内からの管の
    引き出し配管方法。 2)型枠上に配管された管の一端を収納する収納部と、
    管の一端を収納部へ挿入するための挿入口と、コンクリ
    ート打設後に収納した管の一端を引き出すために開口さ
    せる閉塞部と、収納部を型枠または支骨鉄筋に固定する
    固定部と、を備えたことを特徴とするスラブ上への管引
    き出し具。 3)閉塞部は打ち抜き可能なノックアウトで形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の管引き出し具。 4)固定部はスラブ内の支骨鉄筋に架設して固定される
    支持棒が挿通される筒体により形成されていることを特
    徴とする請求項2又は3記載の管引き出し具。 5)管引き出し具が相互に着脱され、並列状態に連結さ
    れる連結手段を備えたことを特徴とする請求項2、3又
    は4記載の管引き出し具。
JP63229200A 1988-09-13 1988-09-13 スラブ内からの管の引き出し配管方法及びスラブ上への管引き出し具 Granted JPH0279709A (ja)

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